JP4747978B2 - 画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置と、この画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジに関する。
一般に、レーザプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置には、現像剤像を担持する感光ドラムと、現像剤像を引き寄せる転写バイアスが印加される転写ローラとが互いに当接した状態で設けられており、これらの間を用紙が通過する際に現像剤像が転写ローラ側に移動することで用紙に現像剤像が転写されて画像が形成されるようになっている。ところで、このような画像形成装置では、感光ドラムと転写ローラとの間における転写位置よりも用紙の搬送方向上流側において、感光ドラムと用紙が離れていると、それらの間に電界が発生した場合に現像剤が飛散して用紙が汚れるといった問題(いわゆる、プレ転写)があった。
このような問題に対しては、従来、転写位置よりも上流側に設けた案内板によって用紙を感光ドラム側へ寄せることで、プレ転写を抑制する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2003−5535号公報(図1)
しかしながら、前記した技術において案内板がフィルムなどの撓みやすい部材で形成されている場合には、用紙の後端(上流側の端部)が案内板を通り抜けるときに、案内板が振動して音(いわゆる、はじき音)が発生する可能性があった。
ここで、仮に案内板の片面全体(用紙と非接触な面全体)にスポンジなどの緩衝部材を貼り付けた場合には、案内板の振動が緩衝部材により吸収されるので、前記したようなはじき音を抑制できるが、このように案内板の片面全体に緩衝部材を貼り付けると、緩衝部材が抵抗となって案内板が撓みにくくなる可能性があった。そして、このように案内板が撓みにくくなると、厚紙などのコシの強い用紙が感光ドラムにつかえて前に進まない問題(いわゆる、ジャム;紙詰まり)が生じる可能性があった。
そこで、本発明は、案内板の撓みやすさを確保しつつ振動を抑制することで、案内板のはじき音を抑制するとともに、ジャムの発生を抑えることができる画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体に対向配置され、前記像担持体上の前記現像剤像を記録シートに転写する転写手段と、前記像担持体と前記転写手段の間の転写位置へ記録シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される記録シートを一方の面で支持して前記像担持体へ向けて案内する可撓性の案内板とを備え、前記案内板の変形可能部位の少なくとも一部を残すように、前記案内板の他方の面に、前記案内板よりも軟らかい緩衝部材が設けられたことを特徴とする。なお、像担持体が感光ドラムである場合には、この感光ドラムは、画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジに設けてもよい。さらに、この場合には、プロセスカートリッジに、案内板や緩衝部材を設けてもよい。
本発明によれば、案内板に緩衝部材が設けられるので、用紙の後端が案内板を通り抜けるときに案内板が振動しても、その振動が緩衝部材によって吸収されることとなる。また、案内板の変形可能部位の少なくとも一部を残すように緩衝部材が案内板に設けられるので、緩衝部材を設けていない部分によって案内板の撓みやすさが確保される。すなわち、緩衝部材を設けた部分と、緩衝部材を設けていない部分の大きさを調整することによって、案内板を適切な撓みやすさに設定することができる。
なお、案内板に設ける緩衝部材の厚みをシート搬送方向において変化させたり、軟らかさの異なる緩衝部材を2種類以上設けることによっても、前記した課題を解決することができる。
本発明によれば、案内板の振動を緩衝部材で吸収することができるので、案内板のはじき音を抑制することができる。また、案内板の変形可能部位の一部を残すように緩衝部材を案内板に設けることで、案内板の撓みやすさが確保されるので、ジャムの発生を抑えることができる。
[第1の実施形態]
<レーザプリンタの全体構成>
最初に、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの全体構成について簡単に説明する。参照する図面において、図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
<フィーダ部の構成>
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7を備えている。また、フィーダ部4は、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10,11を備えている。さらに、フィーダ部4は、紙粉取りローラ10,11に対して下流側に設けられるレジストローラ12を備えている。なお、以下の説明においては、用紙3の搬送方向下流側または上流側を、単に、下流側または上流側という場合があるとともに、搬送されている用紙3の下流側の端縁を先端、上流側の端縁を後端という場合がある。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって給紙ローラ8側に寄せられ、この給紙ローラ8および給紙パット9で送り出されて各種ローラ10〜12を通った後一枚ずつ画像形成部5(詳しくは、転写位置C;図2参照)に搬送されるようになっている。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナ部16、プロセスカートリッジ17、定着部18などを備えている。
<スキャナ部の構成>
スキャナ部16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20,21、反射鏡22,23,24などを備えている。レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22,23、レンズ21、反射鏡24の順に通過あるいは反射して、プロセスカートリッジ17の感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
<プロセスカートリッジの構成>
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着される構造となっている。そして、このプロセスカートリッジ17の外枠を構成する中空の筐体51内には、現像カートリッジ28、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および転写ローラ30が主に設けられている。
現像カートリッジ28は、筐体51に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーホッパ34を備えている。そして、トナーホッパ34内のトナーは、供給ローラ33の矢印方向(反時計方向)への回転により、現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の矢印方向(反時計方向)への回転に伴なって、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
感光ドラム27は、筐体51に、矢印方向(時計方向)へ回転可能に支持されている。この感光ドラム27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分がポリカーボネートからなる正帯電性の感光層により形成されている。
スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム27の上方に、感光ドラム27に接触しないように、所定間隔を隔てて対向配置されている。このスコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
転写ローラ30は、感光ドラム27の下方において、この感光ドラム27に対向して接触するように配置され、筐体51に、矢印方向(反時計方向)へ回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料が被覆されて構成されている。この転写ローラ30には、転写時に、定電流制御によって転写バイアスが印加される。なお、この転写ローラ30と感光ドラム27との接触位置(ニップ位置)で、転写位置C(図2参照)が形成される。
そして、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ部16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。ここで、「静電潜像」とは、一様に正帯電されている感光ドラム27の表面のうち、レーザビームによって露光されて電位が下がっている露光部分をいう。次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触する時に、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給される。そして、トナーは、感光ドラム27の表面上で選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。
その後、感光ドラム27と転写ローラ30とは、図2に示す転写位置Cにおいて、用紙3を両者間で挟持して搬送するように回転駆動され、感光ドラム27と転写ローラ30との間を用紙3が搬送されることにより、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
<定着部の構成>
定着部18は、プロセスカートリッジ17の下流側に配設され、加熱ローラ41、加熱ローラ41と対向配置され加熱ローラ41を押圧する押圧ローラ42、および、これら加熱ローラ41および押圧ローラ42の下流側に設けられる1対の搬送ローラ43を備えている。そして、このように構成される定着部18では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送するようにしている。なお、排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙されるか、あるいは、排紙ローラ45の逆回転およびフラッパ49の切替によって装置内に戻されて、複数の反転搬送ローラ50で画像形成部5の上流側に反転状態で再供給されて両面印刷がなされるようになっている。
<転写位置周りの構造>
次に、本発明の特徴部分となる転写位置周りの構造について詳細に説明する。参照する図面において、図2は、図1に示すレーザプリンタの転写位置周りの構造を簡易化して示す側断面図である。なお、図1の転写位置周りの構造は、説明の便宜上、適宜省略して示している。
図2に示すように、感光ドラム27と転写ローラ30との当接部(転写位置C)より上流側には、用紙3を感光ドラム27へ向けて案内する案内板61と、スポンジ62とが設けられている。
案内板61は、その上面61aで用紙3を支持して感光ドラム27側に案内するものであり、可撓性を有する絶縁性材料、たとえば、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂からなり、プレス加工などにより略矩形状のフィルム部材として形成されている。そして、この案内板61は、上流側から下流側に向かって上方(転写ローラ30の中心点から感光ドラム27の中心点へ向かう方向)へ傾斜するように、その基端部(上流側の端部)61bが、第1台座51aに固定されている。
また、この案内板61は、前記したように第1台座51aによって、ニップ搬送方向NDに対して傾斜状態で固定されることで、その先端部61cが、常に感光ドラム27に向いた状態で揺動自在となっている。ここで、「ニップ搬送方向」とは、像担持体と転写手段で記録シートを搬送する方向であり、本実施形態のように、像担持体と転写手段がともにローラ状であるときは、側面視におけるこれらの共通接線方向(または、両者の軸を結んだ方向に直交する方向)をいう。さらに、この案内板61は、第1台座51aの下流側の縁から迫り出す部分が撓み変形可能な変形可能部位TPとなっており、それ以外の部位は、第1台座51aに固定されることによって撓み変形不能となっている。
ここで、第1台座51aの上面は、案内板61を固定する部位の上流側の部位が案内板61の板厚以上の高さ分一段上がった段差形状となっており、これにより、紙詰まり(ジャム)が防止されるようになっている。また、第1台座51aの下部には、転写位置C側へ延びる第2台座51bが形成されている。
そして、これらの第1台座51aおよび第2台座51bは、筐体51の一部として形成されている。なお、第1台座51aや第2台座51bは、互いに別体に構成されていてもよく、また、筐体51とは別体に構成されていてもよい。ここで、第1台座51aおよび第2台座51bは、プロセスカートリッジ17がレーザプリンタ1に装着されて不動状態となることによって、レーザプリンタ1内において不動状態となっている。
スポンジ62は、案内板61よりも軟らかい多孔質の部材であり、その断面形状が矩形となるように形成されている。そして、このスポンジ62は、案内板61の変形可能部位TPの一部tp1を残すように、案内板61の先端部61cの下面61dに固定されている。
以上によれば、第1の実施形態において以下のような効果を得ることができる。
案内板61にスポンジ62を設けることによって、用紙3の後端が案内板61を通り抜けるときに案内板61が振動しても、その振動がスポンジ62によって吸収されるので、案内板61のはじき音を抑制することができる。
案内板61の変形可能部位TPの一部tp1を残すようにスポンジ62を案内板61に設けたので、その一部tp1によって案内板61の撓みやすさを確保して、ジャムの発生を抑えることができる。
はじき音の発生源となる案内板61の先端部61cにスポンジ62を設けたので、はじき音を効果的に吸収することができる。また、緩衝部材にスポンジ62を採用することにより、スポンジ62内の空隙によって音を吸収することができるので、吸音効果をさらに高めることができる。
なお、本発明は前記した第1の実施形態に限定されることなく、案内板の変形可能部位の少なくとも一部を残すように緩衝部材を設ける構造であれば、どのような構造であってもよい。例えば、以下に例示するような構造であってもよい。
[変形例1A]
図3に示すように、変形例1Aに係る転写位置C周りの構造は、第1の実施形態に係るスポンジ62が第2台座51b’に固定された構造となっている。具体的には、スポンジ62は、案内板61の変形可能部位TPの上流側と下流側の部位を残した状態で案内板61に固定されるとともに、第2台座51b’にも固定されるようになっている。なお、第2台座51b’は、その上面が案内板61と略平行に形成されている。
以上、変形例1Aによれば、以下のような効果を得ることができる。
案内板61の振動を吸収するスポンジ62が第2台座51b’に固定されているので、案内板61の振動を迅速に減衰させることができる。また、案内板61の変形可能部位TPの一部を残してスポンジ62が案内板61に固定されているので、案内板61を良好に撓ませることができる。
[変形例1B,1C]
図4(a),(b)に示すように、変形例1B,1Cに係る転写位置C周りの構造は、変形例1Aと同様に、スポンジ62が台座(詳しくは、第1の実施形態よりも低く形成された第1台座51a’,この第1台座51a’よりもさらに低く形成された第1台座51a”)に固定されている。ただし、案内板61がスポンジ62の上面に固定される点で、変形例1Aとは異なっている。具体的に、図4(a)に示す変形例1Bでは、案内板61の基端部61b側の所定範囲がスポンジ62のみに固定されることで、案内板61全体が変形可能部位TPとなっている。すなわち、この変形例1Bでは、変形可能部位TPとなる案内板61全体のうちの先端部61c側の所定範囲を残すように、スポンジ62が案内板61に設けられている。
また、図4(b)に示す変形例1Cでは、案内板61の基端部61b側の所定範囲がスポンジ62に固定され、スポンジ62に固定される部位の下流側の部位(略中央部)が、スポンジ62と同じ厚みで形成される第3台座51cに固定されることで、案内板61のうちの第3台座51cの下流側の縁から下流側へ迫り出す部位が、変形可能部位TPとなっている。すなわち、この変形例1Cでは、案内板61の変形可能部位TPを全て残すように、スポンジ62が案内板61に設けられている。
以上、変形例1B,1Cによれば、以下のような効果を得ることができる。
案内板61が最も撓み変形する先端部61c付近の撓み変形がスポンジ62で阻害されることがないので、案内板61を良好に撓ませることができる。また、案内板61にスポンジ62が固定されることで、案内板61の振動がスポンジ62で吸収され、はじき音の抑制を図ることができる。
[変形例1D]
図5(a),(b)に示すように、変形例1Dに係る転写位置C周りの構造は、案内板61の変形可能部位TPの幅方向(案内板61の面と平行な方向であり、かつ、搬送方向と直交する方向)の中央部に、その搬送方向の長さが変形可能部位TPと同じであり、かつ、その幅が変形可能部位TPよりも小さいスポンジ63を設けた構造となっている。すなわち、この変形例1Dでは、案内板61の変形可能部位TPのうちの幅方向における両端部分を残すように、スポンジ63が案内板61に設けられている。
以上、変形例1Dによれば、以下のような効果を得ることができる。
スポンジ63の幅方向の大きさを調整することで、案内板61の変形可能部位TPにスポンジ63が設けられていない部分を残すことができるので、案内板61を良好に撓ませることができるとともに、案内板61の振動を良好に吸収することができる。
また、案内板61の幅方向中央部のみに幅狭のスポンジ63を設けることで、案内板61の幅方向における各位置での撓み変形量に差を設けることができるので、用紙3を案内板61から外すタイミングを中央とその両側で変えることができる。そのため、用紙3が案内板61から外れるときのはじき音を小さくすることができる。さらに、案内板61の幅方向中央部を基準にして両側が左右対称となっているので、案内板61から用紙3に加わる力が幅方向でバランスがとれるため、用紙3が幅方向にぶれることなく搬送される。
なお、変形例1Dでは、案内板61の幅方向中央部のみに幅狭のスポンジ63を設けることで、案内板61の幅方向両端部を撓みやすくしたが、本発明はこれに限定されず、例えば案内板61の幅方向両端部に2つのスポンジを設けることで、案内板61の幅方向中央部を撓みやすくしてもよい。
[変形例1E,1F,1G,1H]
図6(a)〜(d)に示すように、変形例1E〜1Hでは、スポンジ64(65)の幅方向中央部64a(65a)の搬送方向における長さを、幅方向両端部64b(65b)よりも長く(または、短く)した形態となっている。ここで、「スポンジの幅方向」とは、前記した案内板61の幅方向と同じ方向、すなわち案内板61の面と平行な方向であり、かつ、搬送方向と直交する方向をいう。
具体的に、図6(a)に示す変形例1Eでは、スポンジ64の搬送方向における長さが、その中央から幅方向外側に向かって徐々に短くなることによって、スポンジ64の上流側部分が山型形状となっている。なお、この変形例1Eでは、案内板61の変形可能部位TPのうちの上流側の幅方向両側に2つの三角状の領域を残して、スポンジ64が案内板61に固定されている。
また、図6(b)に示す変形例1Fでは、スポンジ65の搬送方向における長さが、その中央から幅方向外側に向かって徐々に長くなることによって、スポンジ64の上流側部分が谷型形状となっている。なお、この変形例1Fでは、案内板61の変形可能部位TPのうちの上流側の中央に1つの三角状の領域を残して、スポンジ65が案内板61に固定されている。
また、図6(c),(d)に示す変形例1G,1Hは、図6(a),(b)に示す変形例1E,1Fを搬送方向において逆様にした形態である。そして、これらの変形例1G,1Hでは、スポンジ64,65が第1台座51aに固定されることによって、変形可能部位TPにおけるスポンジ64,65が固定されていない部分が変形例1E,1Fよりも大きくなっている。
以上、変形例1E〜1Hによれば、以下のような効果を得ることができる。
スポンジ64,65の上流側または下流側の部分の形状を山型や谷型に形成することによって、案内板61の変形可能部位TPにスポンジ64,65が設けられていない部分を残すことができるので、案内板61を良好に撓ませることができるとともに、案内板61の振動を良好に吸収することができる。
また、スポンジ64,65の上流側または下流側の部分の形状を山型や谷型とすることで、案内板61の幅方向における各位置での撓み変形量に差を設けることができるので、用紙3を案内板61から外すタイミングを中央とその両側で変えることができる。そのため、用紙3が案内板61から外れるときのはじき音を小さくすることができる。さらに、幅方向中央部64a,65aの両側が左右対称となっているので、案内板61から用紙3に加わる力が幅方向でバランスがとれるため、用紙3が幅方向にぶれることなく搬送される。
[変形例1I,1J,1K]
図7(a)〜(c)に示すように、変形例1I〜1Kに係る転写位置C周りの構造は、第1の実施形態に係る構造(図2参照)におけるスポンジ62を段差状に形成した形態となっている。具体的に、各変形例1I〜1Kでは、スポンジ66が、板状に形成されるベース部66aと、このベース部66aの一端縁から面直方向(面に直交する方向)に突出する段差部66bとによって断面視L字状に形成されている。そして、図7(a)に示す変形例1Iでは、段差部66bをベース部66aの先端よりも下流側に配置した状態で、スポンジ66が案内板61の先端部61cに設けられている。
また、図7(b)に示す変形例1Jでは、ベース部66aの先端を下流側へ向けた状態にして、段差部66bを案内板61に固定している。また、スポンジ66と第1台座51aとの間には、所定の隙間が設けられている。さらに、図7(c)に示す変形例1Kでは、図7(a)の変形例1Iとはスポンジ66の向きを搬送方向において逆にして、そのスポンジ66を、第1台座51aと第2台座51bに密着させている。
以上、変形例1I〜1Kによれば、第1の実施形態と同様の効果を得る他、以下のような効果を得ることができる。
各変形例1I〜1Kによれば、スポンジ66を段差状に形成することで、案内板61の搬送方向における各位置での撓み変形量に差を設けることができるので、案内板61の撓み変形を適切に調整することができる。
特に、変形例1Iでは、案内板61の先端部61cでのスポンジ66の厚みが大きくなっているので、案内板61の先端部61cで発生するはじき音をスポンジ66で効果的に吸収することができる。
また、変形例1Jでは、案内板61の変形可能部位TPに固定されるスポンジ66の部分の面積を極力小さくすることができるとともに、スポンジ66の容積を大きくすることができるので、案内板61を十分撓ませることができるとともに、振動も良好に吸収することができる。
さらに、変形例1Kでは、スポンジ66が第1台座51aおよび第2台座51bに密着するので、振動の減衰を早めることができる。また、ベース部66aの先端側部分が片持ち梁状となっているので、案内板61を良好に撓ませることができる。
[変形例1L,1M]
図8(a),(b)に示すように、変形例1L,1Mでは、第1の実施形態に係る構造(図2参照)におけるスポンジ62の厚みを、幅方向において変化させた形態となっている。具体的に、図8(a)に示す変形例1Lでは、スポンジ67の厚みが、その中央から幅方向外側に向かって徐々に小さくなることで、その下面が山型形状となっている。
また、図8(b)に示す変形例1Mでは、スポンジ68の厚みが、その中央から幅方向外側に向かって徐々に大きくなることで、その下面が谷型形状となっている。
以上、変形例1L,1Mによれば、第1の実施形態と同様の効果を得る他、以下のような効果を得ることができる。
スポンジ67,68の形状を下向きの山型や谷型とすることで、案内板61の幅方向における各位置での撓み変形量に差を設けることができるので、用紙3を案内板61から外すタイミングを中央とその両側で変えることができる。そのため、用紙3が案内板61から外れるときのはじき音を小さくすることができる。さらに、幅方向中央部67a,68aの両側が左右対称となっているので、案内板61から用紙3に加わる力が幅方向でバランスがとれるため、用紙3が幅方向にぶれることなく搬送される。
[変形例1N]
図9に示すように、変形例1Nに係る転写位置C周りの構造は、第1の実施形態に係る構造(図2参照)におけるスポンジ62の下方に、同様のスポンジ62を配設した形態となっている。具体的に、図9に示す変形例1Nでは、案内板61にスポンジ62が固定されるとともに、第2台座51bにスポンジ62が固定されている。また、第2台座51b上のスポンジ62の上部は、用紙3が案内板61上を通過している際に、案内板61のスポンジ62と当接するようになっている。
以上、変形例1Nによれば、第1の実施形態と同様の効果を得る他、以下のような効果を得ることができる。
用紙3が案内板61上を通過する際に、案内板61のスポンジ62が第2台座51b上のスポンジ62と当接するので、案内板61の振動を迅速に減衰させることができる。なお、変形例1Nにおいて、第2台座51b上にスポンジ62を設ける代わりに、第2台座51bの上面を上げることによって、用紙3が案内板61上を通過する際に、案内板61のスポンジ62と第2台座51bとを当接させるようにしても変形例1Nと同様の効果を得ることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1の実施形態のように変形可能部位の一部を残してスポンジを設ける形態とは異なり、スポンジの搬送方向の厚みを変えることによって本発明の課題を解決した形態である。また、本実施形態では、前記した第1の実施形態に係る転写位置C周りの構造の一部を変更したものであるため、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。参照する図面において、図10は、第2の実施形態に係る転写位置周りの構造を示す側断面図である。
図10に示すように、第2の実施形態に係る転写位置C周りの構造は、第1の実施形態に係るスポンジ62の代わりに、変形可能部位TPの全面に固定される断面視三角形状のスポンジ69が設けられた構造となっている。そして、このスポンジ69は、案内板61よりも軟らかい材料で形成されるとともに、上流側から下流側に向かうにつれて厚みが徐々に増大するように形成されている。
以上によれば、第2の実施形態において以下のような効果を得ることができる。
案内板61にスポンジ69を設けることによって、用紙3の後端が案内板61を通り抜けるときに案内板61が振動しても、その振動がスポンジ69によって吸収されるので、案内板61のはじき音を抑制することができる。
スポンジ69が上流側から下流側に向かうにつれて厚みが増大するように形成されることによって、案内板61の変形可能部位TPのうち基端部61b側が撓みやすくなるので、この部分で撓みやすさを確保して、ジャムの発生を抑えることができる。
また、案内板61の先端部61cにおいてスポンジ69の厚みが最も大きくなるので、案内板61の先端部61cで発生するはじき音をスポンジ69で効果的に吸収することができる。
なお、本発明は前記した第2の実施形態に限定されることなく、スポンジの厚みが搬送方向で変化する構造であれば、どのような構造であってもよい。例えば、以下に例示するような構造であってもよい。
[変形例2A]
図11に示すように、変形例2Aに係る転写位置C周りの構造は、第2の実施形態に係るスポンジ69を、搬送方向において逆向きにした形態である。具体的に、変形例2Aでは、スポンジ69の厚みが、上流側から下流側に向かうにつれて徐々に減少するようになっている。
以上、変形例2Aによれば、第2の実施形態と同様にはじき音の抑制やジャムの発生を抑えることができる他、以下のような効果を得ることができる。
案内板61の先端部61cにおいてスポンジ69の厚みが最も小さくなることで、案内板61の先端部61cが撓みやすくなるので、用紙3を良好に感光ドラム27に寄せることができる。
なお、第2の実施形態のような搬送方向において厚みを変える形態と、前記した第1の実施形態や各変形例1A〜1Nの形態を適宜組み合わせてもよい。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1の実施形態のように変形可能部位の一部を残してスポンジを設ける形態とは異なり、2種類以上のスポンジを設けることによって本発明の課題を解決した形態である。また、本実施形態では、前記した第1の実施形態に係る転写位置C周りの構造の一部を変更したものであるため、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。参照する図面において、図12は、第3の実施形態に係る転写位置周りの構造を示す側断面図である。
図12に示すように、第3の実施形態に係る転写位置C周りの構造は、第1の実施形態に係るスポンジ62の代わりに、変形可能部位TPの全面に固定される2種類のスポンジ70,71が搬送方向に沿って並べられた構造となっている。そして、2つのスポンジ70,71は、それぞれ案内板61よりも軟らかい材料で形成されるとともに、互いに軟らかさが異なる材料で形成されている。なお、本実施形態では、スポンジ70の方が、スポンジ71よりも軟らかくなっていることとする。
以上によれば、第3の実施形態において以下のような効果を得ることができる。
案内板61にスポンジ70,71を設けることによって、用紙3の後端が案内板61を通り抜けるときに案内板61が振動しても、その振動がスポンジ70,71によって吸収されるので、案内板61のはじき音を抑制することができる。
スポンジ70がスポンジ71よりも軟らかく形成されていることによって、このスポンジ70が固定されている案内板61の先端部61c側が撓みやすくなるので、この部分で撓みやすさを確保して、ジャムの発生を抑えることができる。
また、このように案内板61の先端部61cが撓みやすくなるので、用紙3を良好に感光ドラム27に寄せることができる。
なお、この形態は、軟らかさと振動吸収性が両立しない場合、例えばスポンジ70が、振動吸収性が悪く、かつ、軟らかい部材であり、スポンジ71が、振動吸収性が良く、かつ、硬い部材である場合に、特に効果的である。すなわち、スポンジ70とスポンジ71の両方のメリットを発揮させ、デメリットを補い合わせれば、これらの相乗効果により、本発明の課題を良好に解決することができる。
なお、本発明は前記した第3の実施形態に限定されることなく、スポンジを2種類以上設ける構造であれば、どのような構造であってもよい。例えば、以下に例示するような構造であってもよい。
[変形例3A]
図13に示すように、変形例3Aに係る転写位置C周りの構造は、第3の実施形態に係るスポンジ70,71の搬送方向における長さを短くし、これらのスポンジ70,71と第1台座51aとの間に所定の隙間を設けた構造となっている。すなわち、この変形例3Aでは、案内板61の変形可能部位TPの一部を残すように、2種類のスポンジ70,71を案内板61に設けている。
以上、変形例3Aによれば、第3の実施形態と同様にはじき音やジャムの発生を抑えることができる他、以下のような効果を得ることができる。
案内板61の変形可能部位TPのうちスポンジ70,71を設けていない部分が撓みやすくなるため、案内板61全体をより撓みやすくすることができる。
[変形例3B]
図14に示すように、変形例3Bに係る転写位置C周りの構造は、図13の変形例3Aにおけるスポンジ70,71を並べる方向を、案内板61に直交する方向とした構造となっている。具体的に、この変形例3Bでは、案内板61の下面にスポンジ70が固定され、このスポンジ70の下面にスポンジ71が固定されている。そして、これらのスポンジ70,71は、第1の実施形態と同様に案内板61の変形可能部位TPの一部を残すように、案内板61に設けられている。
以上、変形例3Bによれば、第1の実施形態と同様にはじき音やジャムの発生を抑えることができる他、以下のような効果を得ることができる。
異なる硬さのスポンジ70,71を重ね合わせることで共振しにくくなるので、効率良く振動を吸収することができる。
[変形例3C]
図15に示すように、変形例3Cでは、第3の実施形態に係るスポンジ70,71を案内板61の幅方向に沿って並べた構造となっている。具体的に、この変形例3Cでは、案内板61の幅方向中央部にスポンジ70を設けるとともに、このスポンジ70の幅方向両側にスポンジ71を設けている。そして、これらのスポンジ70,71は、変形可能部位TPの全体を埋め尽くすように設けられている。
以上、変形例3Cによれば、第3の実施形態と同様にはじき音やジャムの発生を抑えることができる。なお、ジャムの発生の抑制は、スポンジ71よりも軟らかいスポンジ70が固定されている案内板61の幅方向中央部によって、撓みやすさが確保されることで実現される。
また、軟らかさの異なる2種類のスポンジ70,71を案内板61の幅方向に沿って並べることで、案内板61の幅方向における各位置での撓み変形量に差を設けることができるので、用紙3を案内板61から外すタイミングを中央とその両側で変えることができる。そのため、用紙3が案内板61から外れるときのはじき音を小さくすることができる。さらに、案内板61の幅方向中央部を基準にして両側が左右対称となっているので、案内板61から用紙3に加わる力が幅方向でバランスがとれるため、用紙3が幅方向にぶれることなく搬送される。
なお、前記した第3の実施形態や各変形例3A〜3Cでは、スポンジの種類を2種類としたが、本発明はこれに限定されず、3種類以上であってもよい。
また、前記した第3の実施形態や各変形例3A〜3Cにおいて、スポンジ70,71の位置をそれぞれ入れ替えるようにしてもよい。
さらに、第3の実施形態のような2種類以上のスポンジを案内板に設ける形態と、前記した第1の実施形態や第2の実施形態や各変形例1A〜1N,2Aの形態を適宜組み合わせてもよい。
<その他の実施形態>
前記各実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記各実施形態では、像担持体の一例として、感光ドラム27を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばトナーを担持する中間転写ベルトや感光体ベルトなどを採用してもよい。
前記各実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙3を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
なお、緩衝部材の一例としては、前記したスポンジの他、ゴムやフェルトなどを採用してもよい。
前記実施形態では、搬送手段の一例として、給紙ローラ8、紙粉取りローラ10,11およびレジストローラ12を採用したが、本発明はこれに限定されず、どのような機構であってもよい。例えば、手差しトレイから挿入される用紙を転写位置へ搬送するための機構を、搬送手段としてもよい。
前記実施形態では、転写手段の一例として転写ローラ30を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば非接触型のものを採用してもよい。
前記実施形態では、感光ドラム27を上側、転写ローラ30を下側としたが、本発明はこれに限定されず、これらの配置は適宜変更可能である。例えば、感光ドラム27を下側、転写ローラ30を上側とした構造や、感光ドラム27を左側、転写ローラ30を右側とした構造などを採用してもよい。
前記実施形態では、ニップ搬送方向NDを水平としたが、本発明はこれに限定されず、例えば水平面に対して斜めに設定してもよい。
前記実施形態では、案内板61をプロセスカートリッジ17側に設けたが、本発明はこれに限定されず、レーザプリンタ1側(プリンタ本体)に設けてもよい。
前記実施形態では、スポンジ62をプロセスカートリッジ17側に設けたが、本発明はこれに限定されず、レーザプリンタ1側(プリンタ本体)に設けてもよい。
前記実施形態では、第1台座51aをプロセスカートリッジ17側に設けたが、本発明はこれに限定されず、レーザプリンタ1側(プリンタ本体)に設けてもよい。
前記実施形態では、第2台座51bをプロセスカートリッジ17側に設けたが、本発明はこれに限定されず、レーザプリンタ1側(プリンタ本体)に設けてもよい。
前記実施形態では、転写ローラ30をプロセスカートリッジ17側に設けたが、本発明はこれに限定されず、レーザプリンタ1側(プリンタ本体)に設けてもよい。
前記実施形態では、トナーを正極に帯電させる方式のプリンタに本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、トナーを負極に帯電させる方式のプリンタに本発明を適用してもよい。
図5、図6、図8または図15に示す形態では、スポンジ63等を案内板61の幅方向中央部(幅方向中心線GL;図16参照)に対して左右対称となるように構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。実際には、案内板上の用紙の幅方向中心線PL(図16参照)に対して左右対称となるようにスポンジを構成すればよい。すなわち、図5等の形態では、案内板61の幅方向中心線GLと用紙3の幅方向中心線PLが一致するように、用紙3を搬送する形態を基準としているので、スポンジ63等が案内板61の幅方向中心線GLに対して左右対称となっている。しかし、図16に示すように、案内板61の端縁と用紙3の端縁を一致させて、用紙3を搬送させる場合(各幅方向中心線GL,PLが一致しない場合)には、用紙3の幅方向中心線PLに対して左右対称となるようにスポンジ63等を配設すればよい。
なお、図2に示すような案内板61の変形可能部位TPの一部tp1の搬送方向における長さは、どのような数値であってもよいが、例えば、0.5mm程度であってもよいし、1mm〜数mm程度であってもよいし、1cm〜数cm程度であってもよい。
また、図2に示すようなスポンジ62の厚みL1は、どのような数値であってもよいが、例えば、0.5mm程度であってもよいし、1mm〜数mm程度であってもよいし、1cm〜数cm程度であってもよい。
さらに、図6(a),(c)に示すようなスポンジ64の山型形状部分の高さ(搬送方向長さ)L2は、どのような数値であってもよいが、例えば、0.5mm程度であってもよいし、1mm〜数mm程度であってもよいし、1cm〜数cm程度であってもよい。
また、図6(b),(d)に示すようなスポンジ65の谷型形状部分の深さ(搬送方向長さ)L3は、どのような数値であってもよいが、例えば、0.5mm程度であってもよいし、1mm〜数mm程度であってもよいし、1cm〜数cm程度であってもよい。
さらに、図8(a)に示すようなスポンジ67の山型形状部分の高さ(最大厚み)L4は、どのような数値であってもよいが、例えば、0.5mm程度であってもよいし、1mm〜数mm程度であってもよいし、1cm〜数cm程度であってもよい。
また、図8(b)に示すようなスポンジ68の谷型形状部分の深さ(最大厚みから最小厚みを引いた値)L5は、どのような数値であってもよいが、例えば、0.5mm程度であってもよいし、1mm〜数mm程度であってもよいし、1cm〜数cm程度であってもよい。
さらに、図10に示すようなスポンジ69の最大厚みL6は、どのような数値であってもよいが、例えば、0.5mm程度であってもよいし、1mm〜数mm程度であってもよいし、1cm〜数cm程度であってもよい。
なお、案内板は、以下に示すような構造としてもよい。
(1)案内板を用紙の幅方向において複数に分割し、それらを所定の隙間を介して配設するようにしてもよい。これによれば、用紙と案内板との摩擦抵抗が減るため、用紙をスムーズに搬送することができる。
(2)案内板の先端部に搬送方向に沿った切れ目(スリット)や切り欠きを1つまたは複数設けてもよい。これによれば、案内板に皺を寄せずに、精度良く取り付けることができる。なお、このように切れ目等を設ける場合には、切れ目の根元に孔を開けたり、切り欠きの形状を略矩形や略U字状等にすることで、案内板が切れ目等を基準に裂けるのを抑えるのが望ましい。
(3)案内板をプレス加工で形成する場合は、プレス加工において先に裁断刃と接触する側の面を表面、その反対側の面を裏面とした場合に、その表面、つまり、プレス加工のだれ面が、用紙と接触する上面となるように配置するのがよい。これによれば、用紙が案内板周縁のばりに引っ掛かることがないので、用紙をスムーズに搬送することができる。
本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。 図1に示すレーザプリンタの転写位置周りの構造を簡易化して示す側断面図である。 変形例1Aに係る転写位置周りの構造を示す側断面図である。 変形例1Bに係る転写位置周りの構造を示す側断面図(a)と、変形例1Cに係る転写位置周りの構造を示す側断面図(b)である。 変形例1Dに係る転写位置周りの構造を示す側断面図(a)と、案内板およびスポンジを下側から見た状態を示す下面図(b)である。 変形例1Eに係る案内板およびスポンジを下側から見た状態を示す下面図(a)と、変形例1Fに係る案内板およびスポンジを下側から見た状態を示す下面図(b)と、変形例1Gに係る案内板およびスポンジを下側から見た状態を示す下面図(c)と、変形例1Hに係る案内板およびスポンジを下側から見た状態を示す下面図(d)である。 変形例1Iに係る転写位置周りの構造を示す側断面図(a)と、変形例1Jに係る転写位置周りの構造を示す側断面図(b)と、変形例1Kに係る転写位置周りの構造を示す側断面図(c)である。 変形例1Lに係る案内板およびスポンジを搬送方向下流側から見た状態を示す正面図(a)と、変形例1Mに係る案内板およびスポンジを搬送方向下流側から見た状態を示す正面図(b)である。 変形例1Nに係る転写位置周りの構造を示す側断面図である。 第2の実施形態に係る転写位置周りの構造を示す側断面図である。 変形例2Aに係る転写位置周りの構造を示す側断面図である。 第3の実施形態に係る転写位置周りの構造を示す側断面図である。 変形例3Aに係る転写位置周りの構造を示す側断面図である。 変形例3Bに係る転写位置周りの構造を示す側断面図である。 変形例3Cに係る案内板およびスポンジを下側から見た状態を示す下面図である。 変形例1Dの他の例を示す下面図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ(画像形成装置)
3 用紙(記録シート)
5 画像形成部
8 給紙ローラ(搬送手段)
10,11 紙粉取りローラ(搬送手段)
12 レジストローラ(搬送手段)
17 プロセスカートリッジ
27 感光ドラム(像担持体)
30 転写ローラ(転写手段)
51 筐体
51a 第1台座
51b 第2台座
61 案内板
61a 上面
61b 基端部
61c 先端部
61d 下面
62 スポンジ(緩衝部材)
C 転写位置
TP 変形可能部位
tp1 一部

Claims (15)

  1. 現像剤像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対向配置され、前記像担持体上の前記現像剤像を記録シートに転写する転写手段と、
    前記像担持体と前記転写手段の間の転写位置へ記録シートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される記録シートを一方の面で支持して前記像担持体へ向けて案内する可撓性の案内板とを備え、
    前記案内板の変形可能部位の少なくとも一部を残すように、前記案内板の他方の面に、前記案内板よりも軟らかい緩衝部材が設けられたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 現像剤像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対向配置され、前記像担持体上の前記現像剤像を記録シートに転写する転写手段と、
    前記像担持体と前記転写手段の間の転写位置へ記録シートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される記録シートを一方の面で支持して前記像担持体へ向けて案内する可撓性の案内板とを備え、
    前記案内板の変形可能部位の他方の面に、前記案内板よりも軟らかく、かつ、シート搬送方向の上流側から下流側に向かうにつれて厚みが増大する緩衝部材が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 現像剤像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対向配置され、前記像担持体上の前記現像剤像を記録シートに転写する転写手段と、
    前記像担持体と前記転写手段の間の転写位置へ記録シートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される記録シートを一方の面で支持して前記像担持体へ向けて案内する可撓性の案内板とを備え、
    前記案内板の変形可能部位の他方の面に、前記案内板よりも軟らかく、かつ、シート搬送方向の上流側から下流側に向かうにつれて厚みが減少する緩衝部材が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 現像剤像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対向配置され、前記像担持体上の前記現像剤像を記録シートに転写する転写手段と、
    前記像担持体と前記転写手段の間の転写位置へ記録シートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される記録シートを一方の面で支持して前記像担持体へ向けて案内する可撓性の案内板とを備え、
    前記案内板の変形可能部位の他方の面に、前記案内板よりも軟らかく、かつ軟らかさの異なる緩衝部材を2種類以上設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置内において不動状態で配設される台座に、前記緩衝部材が固定されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記緩衝部材は、前記案内板の前記像担持体側の端部に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記緩衝部材の幅方向中央部のシート搬送方向における長さを、幅方向両端部よりも長く、または、短くしたことを特徴とする請求項1〜請求項6のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記緩衝部材の幅方向中央部の厚みを、幅方向両端部よりも増加または減少させたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記緩衝部材は、段差状に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記案内板の幅方向中央部に、所定の軟らかさで形成される第1緩衝部材を設けるとともに、前記案内板の幅方向両端部に、前記第1緩衝部材よりも硬いまたは軟らかい第2緩衝部材を設けたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  11. 2種類以上の前記緩衝部材をシート搬送方向に沿って並べたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  12. 画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジであって、
    現像剤像を担持して、所定の転写位置で記録シートに対して前記現像剤像を転写させる感光ドラムと、
    前記転写位置へ向けて搬送される前記記録シートを一方の面で支持して前記感光ドラムへ向けて案内する可撓性の案内板とを備え、
    前記案内板の変形可能部位の少なくとも一部を残すように、前記案内板の他方の面に、前記案内板よりも軟らかい緩衝部材が設けられたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  13. 画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジであって、
    現像剤像を担持して、所定の転写位置で記録シートに対して前記現像剤像を転写させる感光ドラムと、
    前記転写位置へ向けて搬送される前記記録シートを一方の面で支持して前記感光ドラムへ向けて案内する可撓性の案内板とを備え、
    前記案内板の変形可能部位の他方の面に、前記案内板よりも軟らかく、かつ、シート搬送方向の上流側から下流側に向かうにつれて厚みが増大する緩衝部材が設けられていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  14. 画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジであって、
    現像剤像を担持して、所定の転写位置で記録シートに対して前記現像剤像を転写させる感光ドラムと、
    前記転写位置へ向けて搬送される前記記録シートを一方の面で支持して前記感光ドラムへ向けて案内する可撓性の案内板とを備え、
    前記案内板の変形可能部位の他方の面に、前記案内板よりも軟らかく、かつ、シート搬送方向の上流側から下流側に向かうにつれて厚みが減少する緩衝部材が設けられていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  15. 画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジであって、
    現像剤像を担持して、所定の転写位置で記録シートに対して前記現像剤像を転写させる感光ドラムと、
    前記転写位置へ向けて搬送される前記記録シートを一方の面で支持して前記感光ドラムへ向けて案内する可撓性の案内板とを備え、
    前記案内板の変形可能部位の他方の面に、前記案内板よりも軟らかく、かつ軟らかさの異なる緩衝部材を2種類以上設けたことを特徴とするプロセスカートリッジ。



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