JP4876731B2 - サーマルプリンタ、サーマルプリンタの制御方法および印刷システム - Google Patents

サーマルプリンタ、サーマルプリンタの制御方法および印刷システム Download PDF

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Description

この発明は印刷制御を行うサーマルプリンタ、サーマルプリンタの制御方法および印刷システムに関する。
サーマルプリンタは、サーマルヘッドとプラテンローラとの間に感熱紙を挟持し、プラテンローラを回転させることにより、紙送りを行う。サーマルヘッドは、発熱体(ドット)が紙幅方向に亘りライン状(1ドットライン)に形成され、これら1ドットラインの中の選択されたドットに所定の通電を行って発熱し、感熱紙を発色させる。サーマルプリンタは、感熱紙を紙送りしながら、サーマルヘッドに通電を行うことにより、印刷を行う。プラテンローラを回転させるための回転力の伝達は、ステップモータ等の回転駆動源の回転駆動力が伝達機構(歯車列)を介してプラテンローラに伝達されることにより行われる。
サーマルプリンタでは印刷をする際、サーマルヘッドへの通電電圧、印刷デューティ(サーマルヘッドにおける1ドットラインの中で実際に印刷するドット数の割合)、温度、印刷パターン、印刷データの通信時間および内部のデータ処理に必要な時間等の各種パラメータから成る印刷速度決定要因がある。それらのいずれかまたは組合せにおいて変化が生じたとき、サーマルヘッドの通電時間や印刷速度を変化させている。これらの印刷速度決定要因が変動することに対応して、最適な印刷品質を得られるように、サーマルヘッドの通電時間や印刷速度を調整している(例えば特許文献1参照)。サーマルプリンタの場合、紙送りしながら印刷を行うため、印刷速度は紙送り速度に等しいことになる。印刷時における、印刷速度の変化の従来例を図8に示す。
特開平6−55750号公報
図8は、時間帯aにおいて印刷速度が大幅に変化(同図(A)では減速、同図(B)では加速)した後、時間帯bにおいて、印刷速度決定要因(印刷デューティ等)の変動に応じて、頻繁に印刷速度が微小変化している例である。このように頻繁に印刷速度が微小変化している状態では、伝達機構の機械的剛性、歯車列のバックラッシュ、例えばゴムから成るプラテンローラの変形、およびモータや歯車等の回転部のイナーシャ等が、印刷品質に影響する。すなわち、これらが、回転駆動源を回転させる信号(例としてステップモータの励磁信号)のタイミングと、実際にプラテンローラが回転するタイミング(プラテンローラが回転した位置)とのずれを生じさせる。通常、回転駆動源を回転させる信号のタイミングに基づき、サーマルヘッドを通電(発熱)する信号(ストローブ信号)のタイミングも決定される。したがって、実際にプラテンローラが回転するタイミングが、回転駆動源を回転させる信号に対してずれると、サーマルヘッドが通電し発熱するタイミング(印刷したドットが形成されるタイミング)に対してもずれが生じることになる。この結果、紙送り方向において、印刷したドット相互間の長さにバラつきが生じ、印刷のピッチムラとなって表れ、印刷品質低下の原因となっていた。
特に、印刷速度が大幅に変化した後は、実際にプラテンローラが回転するタイミングが安定していないため、印刷速度が頻繁に微小変化すると、ピッチムラが顕著に表れる傾向にある。
POS端末のサーマルプリンタでレシートを印刷する例で説明する。通常、レシートには、店舗名等のロゴ、並びに購買した商品名およびその値段等の購買情報が印刷される。この場合、レシートの先頭領域に対して、例えば、店舗名等のロゴ印刷が先に行われ、その後に購買情報等の文字印刷が行われる。グラフィックデータ等が印刷されるロゴ印刷と、文字印刷とでは、印刷デューティが大きく異なる。すなわち、ロゴ印刷では印刷デューティが高く、文字印刷では印刷デューティが低い。このため、ロゴ印刷(図8(A)の時間帯a)から文字印刷(図8(A)の時間帯b)に移行する際に、印刷デューティはもちろん、通電電圧やサーマルヘッドの温度等の印刷速度決定要因も大きく変動し、それに対応して、印刷速度も大きく変化することとなる。しかも、文字印刷の場合、印刷デューティが、1ドットライン毎に頻繁に微小変化する傾向にある。このため、ロゴの印刷終了後、時間帯bにおいて、文字等の購買情報を印刷すると、印刷速度決定要因も頻繁に微小変動し、印刷速度の頻繁な微小変化を引き起こす。この結果、時間帯bにおいて、印刷した文字等のドット間のピッチが乱れて、印刷品質が低下する。
本発明は、印刷速度が大幅に変化する場合に、その後の印刷速度の頻繁な微小変化により引き起こされる印刷結果のピッチムラの発生を防止することができるサーマルプリンタ、サーマルプリンタの制御方法および印刷システムを提供することを課題とする。
本発明のサーマルプリンタは、所定のパラメータから成る印刷速度決定要因に基づいて印刷速度を制御するサーマルプリンタにおいて、紙送り機構と、印刷速度決定要因に基づいて、紙送り機構に対し印刷速度を制御する紙送り制御部と、所定時間内における印刷速度の速度変化量を取得する変化量取得部と、速度変化量が、所定のしきい値を超えるか否かを判定する判定部と、を備え、紙送り制御部は、判定部により速度変化量がしきい値を超えると判断されたときに、当該変化後の所定期間、印刷速度決定要因に基づく印刷速度の変化一定とすることを特徴とする。
本発明のサーマルプリンタの制御方法は、紙送り機構を有し、所定のパラメータから成る印刷速度決定要因に基づいて印刷速度を制御するサーマルプリンタの制御方法において、所定時間内における印刷速度の速度変化量を取得するステップと、速度変化量が、所定のしきい値を超えるか否かを判定するステップと、速度変化量がしきい値を超えると判断したときに、当該変化後の所定期間、紙送り機構を制御して、印刷速度決定要因に基づく印刷速度の変化一定とするステップと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、印刷速度がしきい値を超えて大幅に変化した後、所定期間、印刷速度の変化一定とすることで、その期間中、印刷速度決定要因が頻繁に微小変動したとしても、安定した印刷速度で印刷を行う。このため、印刷速度が大幅に変化する場合に、その後の印刷速度の頻繁な微小変化(しきい値を超えない変化)により引き起こされる印刷結果のピッチムラの発生を防止することができる。その結果、高品質な印刷を行うサーマルプリンタとその制御方法の提供を可能とする。
上記のサーマルプリンタにおいて、紙送り制御部は、所定期間中、印刷速度を、一定の速度することが好ましい。
この構成によれば、複雑な制御を要することなく、急激な印刷速度変化による印刷品質の低下を防止することができる。
また上記のサーマルプリンタにおいて、印刷速度決定要因に基づいて、印刷速度を予測する速度予測部を、さらに備え、変化量取得部は、速度予測部により予測される予測速度に基づいて、速度変化量を取得することが好ましい。
この構成によれば、予測速度と所定のしきい値とを比較し、予測速度がしきい値を超えるときに、所定期間、印刷速度の変化を制限する。このため、印刷速度の大幅な変化を予測し、その後に生じ得る印刷速度の頻繁な微小変化を前もって制限することができる。
これらの場合、紙送り制御部は、所定期間中、印刷速度を、所定期間終了時の予測速度に向けた一定の加速度することが好ましい。
所定期間終了時において、印刷速度が、速度変化を制限した速度から、印刷速度決定要因の変動に対応した速度(速度変化の制限を解除した速度)に移行するが、本構成によれば、両速度が一致する。このため、所定期間終了時に印刷速度が急激に変化することがなく、急激な印刷速度変化による印刷品質の低下を防止することができる。
これらの場合、紙送り制御部は、速度変化量が加速によりしきい値を超えると判断されたときに、所定期間中、印刷速度の加速のみを許容し、一方、前記速度変化量が減速により前記しきい値を超えると判断されたときに、前記所定期間中、前記印刷速度の減速のみを許容することが好ましい。
この構成によれば、印刷速度が加速した後に、印刷品質に影響の大きい減速は制限するが、印刷品質に影響の少ない加速は許容する。同様に、印刷速度が減速した後に、印刷品質に影響の大きい加速は制限するが、印刷品質に影響の少ない減速は許容する。このため、印刷速度決定要因の変動に、より柔軟に対応することができる。
本発明の印刷システムは、所定のパラメータから成る印刷速度決定要因に基づいて印刷
速度を制御しつつ、ホストコンピュータから送信したコマンドを受信して当該コマンドに
関する印刷データを印刷するサーマルプリンタを有する印刷システムにおいて、サーマル
プリンタは、紙送り機構と、印刷速度決定要因に基づいて、紙送り機構に対し印刷速度を
制御する紙送り制御部と、コマンドを受信するコマンド受信部と、受信したコマンドが、
印刷速度の速度変化量が所定のしきい値を超えるような印刷速度で印刷が為される第1印
刷パターンと、当該第1印刷パターンに引き続き、頻繁に微小変化する印刷速度で印刷が
為される第2印刷パターンとから成る特定の印刷パターンに関するものであるか否かを判
断する印刷パターン判断部と、を有し、紙送り制御部は、印刷パターン判断部によりコマ
ンドが特定の印刷パターンに関するものであると判断されたときに、第2印刷パターンの
印刷中、印刷速度決定要因に基づく印刷速度の変化一定とすることを特徴とする。
この構成によれば、受信したコマンドに関連する印刷データが、特定の印刷パターン、すなわち、所定のしきい値を超えるような印刷速度で印刷を実行させるものであるときに、第2印刷パターンの印刷中、印刷速度の変化一定とする。このため、大幅に印刷速度が変化する第1印刷パターンの印刷に引き続いて行われる、第2印刷パターンの印刷中における印刷速度の頻繁な微小変化を、前もって制限することができる。

以下、この発明を構成する各要素について説明をする。
印刷速度(印刷時の紙送り速度)の変化量のしきい値は、サーマルプリンタ1(図4参照)の設計や使用目的に応じて適宜設定されるものであるが、サーマルプリンタ1は、例えば、速度変化量が30%を超えたとき、安定モードを実行する。このときの速度変化量である30%をしきい値とする。しきい値は、条件により変更可能とする。
速度変化量は、印刷速度決定要因の変動に基づくことが多い。印刷速度決定要因として、サーマルヘッド35への通電電圧、印刷デューティ(印刷パターン)、サーマルヘッド35(図5参照)の温度、印刷データの通信および内部処理に必要な時間等のパラメータを挙げることができる。これらの印刷速度決定要因のうち、印刷速度に大きな変化を引き起こす要因として、例えば印刷デューティがあり、この例について説明する。サーマルプリンタ1は、印刷デューティが高い場合にはサーマルヘッド35が蓄熱しやすいため、これを放熱すべく、印刷速度を低下させ、適切な印刷品質を得ている。すなわち、サーマルプリンタ1は、印刷デューティを、印刷するドット数を制御装置11(図5参照)で計数することにより取得し、この印刷デューティから、適切な印刷品質を得るための印刷速度を演算し、その演算結果に基づいて印刷速度を制御している。そして、このように印刷速度を演算することで、その変化量および変化の方向(加速か減速か)を予め取得することができる(詳細は後述する)。
また、この演算結果を予めデータテーブルとして保存しておくこともできる。具体的には、サーマルプリンタ1は、サーマルヘッド35の蓄熱による印刷品質の低下を防ぐべく、印刷デューティが高い場合には、印刷速度を低下させると共にサーマルヘッド35への通電時間を短くする制御を行っている。サーマルプリンタ1は、この印刷デューティと印刷速度やサーマルヘッド35への通電時間との組み合わせを、所定の関係からなるデータテーブルを予め用意してROM17(図5参照)に記憶しておき、制御装置11により該当する組み合わせを選択して、印刷を実行するようになっている。これらのデータテーブルは、ホストコンピュータ29(図5参照)により、サーマルプリンタ1にコマンドと共に送信して、記憶させておくことも可能である。この際、記憶はROM17の代わりに不揮発性のフラッシュROMを用いる。なお、このデータテーブルのほか、しきい値や安定モード期間の長さを、ホストコンピュータ29によりサーマルプリンタ1にコマンドと共に送信するようにし、メモリに保存するようにしてもよい。
このようにデータテーブルから取得した印刷速度の予測値を、所定のしきい値と比較して、印刷速度の変化値がしきい値を超えるか否かの判断をすることで、印刷速度の大きな変化を予測できる。このため、印刷速度の大幅な変化後に生じ得る印刷速度の頻繁な微小変化を、事前に制限することができる。
もちろん、印刷速度の変化を常にモニタして印刷速度の変化値を測定することもできる。この場合、印刷速度が連続して変化(加速および減速のいずれか一方のみ)しているときのみの変化量を測定対象とすることもできるし、所定時間内における最大速度と最低速度との差をもってその変化量とすることもできる。
図1(A)の例は、既述の図8の例において本発明を適用した場合を示している。図1(A)の例では、時間帯bにおいて所定の期間(安定モード期間)、印刷速度の変化を制御(抑制)し、これを安定化したものである。
安定モード期間の長さは特に制限されるものではないが、例えば、印刷デューティが低下する(本来(抑制されていない)の印刷速度が安定モード期間に入る前の印刷速度に戻る)まで、安定モードを持続することが好ましい。この場合には、安定モードを実行する所定期間を、種々の印刷データに応じて適切に設定することができる。もちろん、印刷速度が大きく変化した後、印刷速度の頻繁な微小変化が終了するのに十分な時間を予め求めておき、その時間に基づいて、安定モード期間を設定してもよい。
安定モードでは、印刷速度を安定化し、もって印刷結果のピッチムラを抑制することが目的であるため、当該目的を達成できる範囲での微小な速度変化は許容される。例えば、印刷速度を予測できる場合は、所定期間終了時の予測速度に向けた一定の加速度で加速または減速するようにしてもよい(図1(B)では加速)。これによれば、安定モード終了時において、印刷速度が、速度変化を制限した速度から、印刷速度決定要因の変動に対応した速度(速度変化の制限を解除した速度)に移行するが、両速度が一致する。このため、安定モード終了時に印刷速度が急激に変化することがなく、急激な印刷速度変化による印刷品質の低下を防止することができる。
また、速度変化量が、印刷速度の減速によるもの(変化量が負)であったとき、その変化終了後の低速状態からさらに印刷速度を減速した場合には、伝達機構32(図5参照)にかかる負荷が小さいので、印刷結果のピッチムラはほとんど生じないことが経験上確認できている。そこで、安定モードにおいても、印刷速度をさらに減速すべき印刷速度決定要因の変動が生じた場合には、速度変化を制限することなく印刷速度を減速させてもよい(図1(C)参照)。換言すれば、大きな印刷速度変化の方向が減速であったときは、印刷速度の加速のみを制限し、印刷速度の減速を許容することが好ましい。これによれば、印刷速度決定要因の変動に、より柔軟に対応することができる。かかる印刷速度決定要因の変動として、サーマルヘッドの温度上昇、印刷デューティの増大、通電電圧の低下等が挙げられる。
また、図1(A)〜(C)の例では、速度変化量が所定のしきい値を超える場合に、安定モードにおいて、しきい値を超えた時点の印刷速度を基準として、印刷速度を一定速度に制限し(図1(A))、あるいは、一定加速度に制限し(図1(B))、あるいは加速のみ制限しているが(図1(C))、図1(D)に示すように、速度変化量がしきい値を超えた後、引き続き減速した印刷速度を基準として、印刷速度を一定速度に制限してもよい。もちろんこの場合も、引き続き減速した印刷速度を基準として、一定加速度に制限し、あるいは加速のみ制限してもよい。
以上、しきい値との比較対照となる印刷速度の大きな変化が減速方向の場合について説明してきたが、印刷速度の大きな変化が加速方向の場合にも同様な制御を行うことができる。
図2(A)の例は、図1(A)の例に対応しており、安定モードにおいて印刷速度が一定に維持されている。図2(B)の例は、図1(B)の例に対応しており、安定モードにおいて、印刷速度が所定期間終了時の予測速度に向けた一定の加速度で加速するようにしている。図2(C)の例では、図1(C)の例に対応しており、安定モードにおいて印刷速度の減速のみを制限している。この場合も、伝達機構32にかかる負荷が小さいので、印刷結果のピッチムラはほとんど生じないことが経験上確認できている。図2(D)の例では、図1(D)の例に対応しており、速度変化量が加速によりしきい値を超えた後、引き続き加速した印刷速度を基準として、印刷速度を一定速度に制限している。
また、しきい値が比較的小さく設定されている場合には、しきい値を超える(小幅な)速度変化後における微小な速度変化は、それが加速であっても減速であっても、伝達機構32に与える負担が比較的小さい。このため、しきい値が比較的小さく設定されている場合には、速度変化量が加速によりしきい値を超えるときに、安定モードにおいて、図2(C)のように印刷速度の減速のみを制限するのではなく、加速のみを制限(減速は許容)するようにしてもよい(図3(A)参照)。この場合も、印刷結果のピッチムラはほとんど生じないことが経験上確認できている。さらに、図2(D)のように速度変化量が加速によりしきい値を超えた後、引き続き加速した印刷速度を基準として、印刷速度を一定速度に制限する代わりに、速度変化量が加速によりしきい値を超えた後、減速した印刷速度を基準として、印刷速度を一定速度に制限してもよい(図3(B)参照)。
以下、本発明のサーマルプリンタ1をさらに詳細に説明する。本実施形態のサーマルプリンタ1は、ホストコンピュータ29に接続されており、これと共に印刷システム10を構成している。
図4は、実施形態のサーマルプリンタ1の機能を説明するブロック図である。図5は、図4に示す機能を実現するためのハード構成の概略構成図である。図6は、サーマルプリンタ1の動作を説明するためのフローチャートである。図7は、サーマルプリンタ1の斜視図である。
この実施形態のサーマルプリンタ1は、図4に示すように、印刷速度変化量取得部3、しきい値保存部5、速度変化量としきい値とを比較する比較部7(判定部)および印刷速度制御部9(紙送り制御部)とを備えている。
印刷速度変化量取得部3は、ホストコンピュータ29から送られてくるコマンドや印刷データを解析して、印刷速度を予測(演算)すると共に、予測される予測速度に基づいて、速度変化量を取得する。他方、しきい値保存部5は、速度変化量のしきい値を保存している。比較部7は、取得された速度変化量と、保存されたしきい値とを比較する。これにより、速度変化量が所定のしきい値を超えるか否かが判定される。速度変化量がしきい値を超えたと判断された場合、印刷速度制御部9により安定モードが実行され、印刷速度の変化が制限されることとなる。
図5において、制御装置11は、汎用的なCPUから成りバスライン12を介して他の構成要素を制御しており、ROM17に保存されたプログラム等を読み出して各種のデータを処理する。例えば、後述する印刷速度演算回路13において取得された速度変化量と、ROM17に保存されたしきい値とを比較して、速度変化量が所定のしきい値を超えるか否かを判定する。
印刷速度演算回路13は、制御装置11から送られる印刷データ(印刷デューティ)を処理して印刷速度を演算する。さらに、後述するように、演算した印刷速度から単位時間あたりの速度変化量を取得し、これを積算して速度変化量を求める。なお、上述したように、印刷速度演算回路13は、予めROM17等に記憶させたデータテーブルから印刷速度を求めてもよい。この場合、演算時間を短縮できる。
演算された印刷速度に応じてモータドライブ21が印刷部30のステップモータ31を回転制御する。ステップモータ31の回転動力は、歯車列から成る伝達機構32を介してプラテンローラ33に伝達される。これにより、プラテンローラ33が回転し、プラテンローラ33とサーマルヘッド35との間に挟まれた感熱紙37が、印刷速度決定要因の変動に対応した印刷速度で送られる。特許請求の範囲における「紙送り機構」は、これらのステップモータ31、伝達機構32およびプラテンローラ33で構成されている。
ストローブ信号演算回路15は、制御装置11から送られる印刷速度決定要因を処理してサーマルヘッド35への通電時間であるストローブ信号を生成する。サーマルヘッドドライブ23がストローブ信号をサーマルヘッド35に印加する。これにより、ストローブ信号に応じてサーマルヘッド35の通電時間が制御される。サーマルヘッド35の発生する熱により感熱紙37が発色し、印刷が為される。
ROM17には、制御装置11の制御プログラムや上記のデータテーブル等、サーマルプリンタ1の制御に必要なプログラムおよびテーブル等が保存されている。さらにROM17には、上記のしきい値や安定モード期間の長さが保存されている。これらは、それぞれ複数保存され、印刷速度決定要因により制御装置11が適切な値を選択するようにしてもよい。
RAM19には、ホストコンピュータ29から送られるコマンドや印刷データが一時的に保存されたり、また演算の結果が一時的に保存されたりする。
温度計24は、印刷速度決定要因の一つであるサーマルヘッド35の温度を検出するものであり、サーミスタ等が用いられる。ディスプレイ25にはサーマルプリンタ1の駆動状態などユーザにとって必要な情報が表示される。
ホストコンピュータ29において作成された印刷データやコマンドは、インターネットまたはイントラネット等のネットワーク27を介して、インタフェース26によりサーマルプリンタ1に送信され取り込まれる。
なお、本実施形態のサーマルプリンタ1は、安定モードを実行可能な設定と、安定モードを実行させない設定とを選択できるようにしている。この設定は、コマンドによってRAM19の特定のアドレスに対しフラグをセットすることにより行ってもよく、また、ROM17に代えて設けたフラッシュROMの特定のアドレスに対しフラグをセットすることにより行ってもよい。これらは、いわゆるメモリスイッチである。さらに、不図示のディップスイッチにより行ってもよく、特定の値の印刷速度や印刷パターンに基づいて行ってもよい。
かかるサーマルプリンタ1の動作について説明する。
実施形態のサーマルプリンタ1は、制御装置11がホストコンピュータ29から送られてくる印刷データを解析して、予め速度変化量が大きいと予想される領域を抽出しておく。そして、制御装置11は、その領域の印刷が開始されたら、図6に示す動作を起動して、速度変化量がしきい値を超えるものであるか否かを検証する。まず、ステップ1で、印刷速度演算回路13(印刷速度変化量取得部3)により、単位時間あたりの速度変化量ΔPnを特定する。続いて、印刷速度が連続して変化しているときのみの変化量を測定対象とすべく、ステップ3では、印刷速度演算回路13により、この速度変化量ΔPnの変化の方向が、一つ前の速度変化量ΔPn−1と異なっているか否かを調べる。両者の方向が異なっていたときには、図1のタイミングチャートの時間帯aのような一律な印刷速度変化ではないので、速度変化量の積算Σn=P1+P2+・・・+Pnをキャンセルする(ステップ5)。連続する速度変化量ΔPnとΔPn−1との変化の方向が等しいときまたは一方の速度変化量がゼロのときはステップ7に進み、印刷速度演算回路13は、印刷速度の速度変化量を積算していく。
制御装置11(比較部7)は、この積算量Σn(所定時間内における速度変化量)がしきい値を超えたと判断したとき(ステップ9)、安定モードを実行して、モータドライブ21を介したステップモータ31の駆動制御(印刷速度制御部9による制御)を行う。例えば、図1の(A)〜(D)または図2の(A)〜(D)に示した各パターンによって、印刷速度が制御される。
なお、この実施形態においては、変化前の印刷速度と変化後の印刷速度との比((変化前印刷速度−変化後印刷速度)/変化前印刷速度)が30%を超えたとき、安定モードが実行されるものとしている。また、安定モードの期間は、約330m秒としている。もちろん、しきい値や安定モード期間の値を、種々の印刷パターン等に応じてそれぞれ複数用意(記憶)しておき、取得した印刷データ等に応じて、適切なしきい値や安定モード期間の値が選択されるようにしてもよい。
安定モードが終了すると(ステップ13)、通常の印刷速度制御による印刷、すなわち、印刷速度決定要因の変動に応じた印刷速度での印刷が実行される(ステップ15)。
ところで、本実施形態の印刷システム10において、サーマルプリンタ1が受信したコマンドに基づいて、安定モードを実行するようにしてもよい。すなわち、サーマルプリンタ1の制御装置11(印刷パターン判断部)が、インタフェース26で受信したコマンドが、印刷速度の速度変化量が所定のしきい値を超えるような印刷速度で印刷が為される第1印刷パターンと、当該第1印刷パターンに引き続き、頻繁に微小変化する印刷速度で印刷が為される第2印刷パターンとから成る特定の印刷パターンに関するものであるか否かを判断する。そして、制御装置11が特定の印刷パターンに関するものであると判断したときに、印刷速度制御部9は、第2印刷パターンの印刷中、印刷速度の変化を制限する。これによれば、大幅に印刷速度が変化する第1印刷パターンの印刷に引き続いて行われる、第2印刷パターンの印刷中における印刷速度の頻繁な微小変化を、前もって制限することができる。
ここで、第1印刷パターンは、印刷デューティが高く、例えば店舗ロゴやバーコード等のグラフィックないしシンボルであり、第2印刷パターンは、印刷デューティが低く、例えば購買情報等の文字列である。この場合も、サーマルプリンタ1に、種々の印刷データに対応した印刷速度や通電時間に関するデータテーブルを用意しておき、制御装置11が、インタフェース26で受信されたコマンドに応じて、そのデータテーブルから適切な印刷速度や通電時間に設定するように構成してもよい。
このように構成された本実施形態のサーマルプリンタ1によれば、例えば業務用のレシートを印刷するとき、印刷デューティが高いロゴ印刷領域から印刷デューティが低い文字情報領域へ移行する際、印刷速度が大きく変化(減速)することとなるが、当該印刷速度の変化後においては、印刷速度を安定させる(安定モードの実行)。これにより、安定モード期間中、印刷速度決定要因が頻繁に微小変動したとしても、安定した印刷速度で印刷を行う。換言すれば、印刷速度決定要因の大幅な変化に対しては、紙送り機構をこれに応答させるが、その後の印刷速度決定要因の微小な変化に対しては、これを無視する。このため、印刷速度が大幅に変化する場合に、その後の印刷速度の頻繁な微小変化により引き起こされる印刷結果のピッチムラの発生を防止することができる。
実施形態に係るサーマルプリンタの印刷速度の制御例を示すタイムチャート。 印刷速度の他の制御例を示すタイムチャート。 印刷速度のさらに他の制御例を示すタイムチャート。 サーマルプリンタの機能を示すブロック図。 サーマルプリンタを含む印刷システムのハード構成図。 サーマルプリンタの動作を示すフローチャート。 サーマルプリンタの外観斜視図。 従来のサーマルプリンタの印刷速度の制御例を示すタイムチャート。
符号の説明
1…サーマルプリンタ、3…印刷速度変化量取得部、5…しきい値保存部、7…比較部、9…印刷速度制御部、10…印刷システム、11…制御装置、13…印刷速度演算回路、26…インタフェース、29…ホストコンピュータ、31…ステップモータ、32…伝達機構、33…プラテンローラ、35…サーマルヘッド、37…感熱紙。

Claims (7)

  1. 所定のパラメータから成る印刷速度決定要因に基づいて印刷速度を制御するサーマルプ
    リンタにおいて、
    紙送り機構と、
    前記印刷速度決定要因に基づいて、前記紙送り機構に対し前記印刷速度を制御する紙送
    り制御部と、
    所定時間内における前記印刷速度の速度変化量を取得する変化量取得部と、
    前記速度変化量が、所定のしきい値を超えるか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記紙送り制御部は、前記判定部により前記速度変化量が前記しきい値を超えると判断
    されたときに、当該変化後の所定期間、前記印刷速度決定要因に基づく前記印刷速度の変化一定とすることを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 前記紙送り制御部は、前記所定期間中、前記印刷速度を、一定の速度することを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  3. 前記印刷速度決定要因に基づいて、前記印刷速度を予測する速度予測部を、さらに備え、
    前記変化量取得部は、前記速度予測部により予測される予測速度に基づいて、前記速度変化量を取得することを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  4. 前記紙送り制御部は、前記所定期間中、前記印刷速度を、前記所定期間終了時の前記予測速度に向けた一定の加速度することを特徴とする請求項3に記載のサーマルプリンタ。
  5. 前記紙送り制御部は、前記速度変化量が加速により前記しきい値を超えると判断されたときに、前記所定期間中、前記印刷速度の加速のみを許容し、一方、前記速度変化量が減速により前記しきい値を超えると判断されたときに、前記所定期間中、前記印刷速度の減速のみを許容することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のサーマルプリンタ。
  6. 紙送り機構を有し、所定のパラメータから成る印刷速度決定要因に基づいて印刷速度を制御するサーマルプリンタの制御方法において、
    所定時間内における前記印刷速度の速度変化量を取得するステップと、
    前記速度変化量が、所定のしきい値を超えるか否かを判定するステップと、
    前記速度変化量が前記しきい値を超えると判断したときに、当該変化後の所定期間、前記紙送り機構を制御して、前記印刷速度決定要因に基づく前記印刷速度の変化一定とするステップと、
    を備えたことを特徴とするサーマルプリンタの制御方法。
  7. 所定のパラメータから成る印刷速度決定要因に基づいて印刷速度を制御しつつ、ホストコンピュータから送信したコマンドを受信して当該コマンドに関する印刷データを印刷するサーマルプリンタを有する印刷システムにおいて、
    前記サーマルプリンタは、
    紙送り機構と、
    前記印刷速度決定要因に基づいて、前記紙送り機構に対し前記印刷速度を制御する紙送り制御部と、
    前記コマンドを受信するコマンド受信部と、
    受信した前記コマンドが、前記印刷速度の速度変化量が所定のしきい値を超えるような印刷速度で印刷が為される第1印刷パターンと、当該第1印刷パターンに引き続き、頻繁に微小変化する印刷速度で印刷が為される第2印刷パターンとから成る特定の印刷パターンに関するものであるか否かを判断する印刷パターン判断部と、を有し、
    前記紙送り制御部は、前記印刷パターン判断部により前記コマンドが前記特定の印刷パターンに関するものであると判断されたときに、前記第2印刷パターンの印刷中、前記印刷速度決定要因に基づく前記印刷速度の変化一定とすることを特徴とする印刷システム。
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