JP4876586B2 - 天井埋込型換気扇 - Google Patents

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Description

本発明は、主に天井に設置され、換気送風機器として使用される天井埋込型換気扇に関するものである。
従来、この種の天井埋込型換気扇は、ベルマウス状の吸込み口を有する吸込みケーシングとは別のオリフィスを本体の下面の開口に備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その天井埋込型換気扇について図9を参照しながら説明する。
図に示すように下面を開口した本体101と、この本体101内の天面102に羽根車103を固着した電動機104を設け、羽根車103の周囲を取り囲むスクロールケーシング105と、吸込み口106を有する吸込ケーシング107と、吸込ケーシング107と所定の間隙hを隔て吸込み口106より同等あるいは小さな吸込孔108を有するオリフィス109を吸込ケーシング107の下端110とオリフィス109の端部111とを間隙iを隔てて設け、このオリフィス109の下面にグリル112と、本体101の一側面に設けた吐出口113とを備えている。
上記構成において、羽根車103が回転すると、吸込空気はグリル112からオリフィス109の吸込孔108を通り、吸込ケーシング107の吸込み口106より羽根車103に入り羽根車103により昇圧され、スクロールケーシング105の内部を通り吐出口113より吐出される。このとき羽根車103で昇圧されるときに発生する回転騒音や、スクロールケーシング105を通るときに発生する渦による乱流騒音や、スクロールケーシング105内で発生した音が容積の中で増幅される共鳴騒音が吸込み口106から吸込側空間114へ放射されるが、オリフィス109が有るため一部の騒音は遮音および消音され吸込側空間114へは放射されない。
特許第3279834号公報
このような従来の天井埋込型換気扇では、電動機104と外部電源とを電気的に接続するための接続部や電気部品を収納する電装部がスクロールケーシング105周辺に配置されているが、施工やメンテナンスで電装部に対する作業が必要な場合、グリル112とオリフィス109を取り外す必要があり、施工やメンテナンスに作業性が悪いという課題があり、オリフィスの遮音、消音の機能を低減することなく作業性を向上することが要求されている。
また、オリフィス109が必要なため、部品点数が多くなり、製造コストが上がるという課題があり、低コストで遮音、消音の機能を付加することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、作業性がよく、低コストで製造でき、吸込み口から放射される騒音を遮音、低減することができる天井埋込型換気扇を提供することを目的としている。
本発明の天井埋込型換気扇は上記目的を達成するために、回転軸を中心に回動可能に羽根車を連結した電動機と、羽根車の周囲を囲み下面にベルマウス状の吸込み口を有するスクロールケーシングと、外郭の下面の本体開口に本体開口を覆うように取り付けられるグリルとを備え、グリルに吸込み口と同心円で吸込み口より同等以下の直径の開口を有するベルマウス状の開口部と開口部より外周側に吸込み口から放出される騒音の消音機能とを有し、前記消音機能を、前記グリルと前記スクロールケーシングと前記外郭で構成される空間と、前記開口部の開口端と前記スクロールケーシングとの間隙とし、前記グリルのベルマウス状の開口部の開口端を内包できる内径で、前記開口部と同心円で、所定の軸方向長さをもつリング状部材が、前記スクロールケーシングの吸込み口と所定の間隔で固定された天井埋込形換気扇としたものである。
この手段により、作業性がよく、低コストで製造でき、吸込み口から放射される騒音を遮音、低減することができる天井埋込形換気扇が得られる。また、施工状態によらず消音する共鳴周波数を一定にすることができる天井埋込形換気扇が得られる。
また他の手段は、消音機能をグリルの開口部より外周の板状部材としたことを特徴とする天井埋込形換気扇としたものである。
この手段により、作業性がよく、低コストで製造でき、吸込み口から放射される騒音を遮音、低減することができる天井埋込形換気扇が得られる。
また他の手段は、消音機能をグリルの開口部より外周に設置された吸音材としたことを特徴とする天井埋込形換気扇としたものである。
この手段により、作業性がよく、低コストで製造でき、吸込み口から放射される騒音を遮音、低減することができる天井埋込形換気扇が得られる。
また他の手段は、グリルのベルマウス状の開口部の開口端が、グリルの中で本体へ最も接近する部分を通る回転軸に垂直な平面より本体側に突出しないことを特徴とする天井埋込形換気扇としたものである。
この手段により、グリルを低コストで製造でき、吸込み口から放射される騒音を遮音、低減することができる天井埋込形換気扇が得られる。
また他の手段は、グリルと本体開口にそれぞれ対応する位置にグリルの取り付け手段を備え、取り付け手段によりグリルの取り付け方向が一意的に決まることを特徴とする天井埋込形換気扇としたものである。
この手段により、スクロールケーシングの吸込み口とグリルのベルマウス状の開口部の位置を間違えることなく取り付けることができ、作業性がよく、吸込み口から放射される騒音を遮音、低減することができる天井埋込形換気扇が得られる。
また他の手段は、グリルにグリルと所定の間隔で開口部を覆い隠すようにパネルを固定した天井埋込形換気扇としたものである。
この手段により、外観を向上することができ、パネルの遮音の効果により更に騒音を低減することができる天井埋込形換気扇が得られる。
本発明によれば、作業性がよく、低コストで製造でき、吸込み口から放射される騒音を遮音、低減することができる天井埋込型換気扇を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、回転軸を中心に回動可能に羽根車を連結した電動機と、羽根車の周囲を囲み下面にベルマウス状の吸込み口を有するスクロールケーシングと、外郭の下面の本体開口に本体開口を覆うように取り付けられるグリルとを備え、グリルに吸込み口と同心円で吸込み口より同等以下の直径の開口を有するベルマウス状の開口部と開口部より外周側に吸込み口から放出される騒音の消音機能とを有し、前記消音機能を、前記グリルと前記スクロールケーシングと前記外郭で構成される空間と、前記開口部の開口端と前記スクロールケーシングとの間隙とし、前記グリルのベルマウス状の開口部の開口端を内包できる内径で、前記開口部と同心円で、所定の軸方向長さをもつリング状部材が、前記スクロールケーシングの吸込み口と所定の間隔で固定された天井埋込形換気扇としたものであり、グリルと消音機能が一体になっているため、消音機能を追加することで部品点数が増えることがなく、またグリルを取り外しすることで同時に消音機能も取り外すことができるため、施工やメンテナンスの時にスクロールケーシング付近に取付けられた電装部等に対する作業が行えるため、作業性がよく、低コストで製造でき、吸込み口から放射される騒音を遮音、低減することができるという作用を有する。また、空間と間隙が共鳴器を成して、空間の容積と間隙の大きさにより特定される周波数の騒音を消音することができ、また単純な構造のため、吸込み口から放射される騒音を遮音する機能を低コストで製造できるという作用を有する。また、リング状部材がベルマウス状の開口部と連続的につながるとみなせるため、リング状部材とスクロールケーシングの間隔が膨張型共鳴器としての間隙となり、グリルと本体の間に天井材を挟む固定方法でも共鳴周波数を決める要因である膨張型共鳴器としての間隙を常に一定とすることができるため、施工状態によらず消音する共鳴周波数を一定にすることができるという作用を有する。
また、消音機能をグリルの開口部より外周の板状部材としたことを特徴とする天井埋込形換気扇としたものであり、板状部材が吸込み口から放射される騒音を遮音することができ、また単純な構造なので機能を低コストで製造できるという作用を有する。
また、消音機能をグリルの開口部より外周に設置された吸音材としたことを特徴とする天井埋込形換気扇としたものであり、吸音材により吸込み口から放射される騒音を吸音することができ、また吸音材の性能を選択することにより、低減する騒音の周波数を決めることができるため、より効果的に吸込み口から放射される騒音を低減することができるという作用を有する。
また、グリルのベルマウス状の開口部の開口端が、グリルの中で本体へ最も接近する部分を通る回転軸に垂直な平面より本体側に突出しないことを特徴とする天井埋込形換気扇としたものであり、ベルマウス状の開口部があってもグリルの厚みが増加しないため、低コストで製造できるという作用を有する。
また、グリルと本体開口にそれぞれ対応する位置にグリルの取り付け手段を備え、取り付け手段によりグリルの取り付け方向が一意的に決まることを特徴とする天井埋込形換気扇としたものであり、グリル取り付け時に方向を間違えることがなく、スクロールケーシングの吸込み口とグリルのベルマウス状の開口部の位置を確実に正規の位置に固定することができるため、作業性を向上することができるという作用を有する。
また、グリルにグリルと所定の間隔で開口部を覆い隠すようにパネルを固定した天井埋込形換気扇としたものであり、パネルによりグリルのベルマウス状の開口部を覆い隠しているため、パネルに外観デザインを施すことにより外観を向上することができ、またパネルの遮音の効果により更に騒音を低減することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
参考の形態1)
図1および図2に示すように、本発明の参考の形態1の天井埋込形換気扇1は、内寸が265mm角、高さ195mmの本体2の外郭3内に、回転軸4を中心に回動可能に直径180mmの多翼型の羽根車5を連結した電動機6と、羽根車5の周囲を囲み、下面にベルマウス状で内径が150mmの吸込み口7と吐出口8を有するスクロールケーシング9を備えている。スクロールケーシング9の吐出口8は外郭3の一側面に設けられた吐出開口10を介して、吐出アダプタ11と連通している。スクロールケーシング9と外郭3との間には、電動機6と外部電源とを電気的に接続するための接続コネクタや端子、電動機駆動用のコンデンサ、電動機6の出力を調整するスイッチなどの電気部品を収納する電装部12が配置されている。
外郭の下面13の外周にはフランジ部14があり、フランジ部14に備えた穴15を通して、ねじ等で天井材16に本体2が固定される。天井材16への固定は、このフランジ部14が天井材16の上側であっても下側であってもよい。また天井に配され屋外に連通するダクト17が、吐出アダプタ11を介して本体2に接合される。
外郭3の下面13には本体開口18があり、本体開口18の一つの対向する端部に取り付け手段19としての一対の差込口20を備え、グリル21に備えられた取り付け手段19としてのスプリング22を差込口20に挿入することにより、本体開口18を覆うようにグリル21が取り付けられる。
また、グリル21にはスクロールケーシング9の吸込み口7より同等以下の直径である145mmの開口を有するベルマウス状の開口部23と、開口部23より外周側に吸込み口7から放出される騒音の消音機能24とを有している。この例では、消音機能24はグリル21を成す板状部材25による遮音とする。
上記構成において、電動機6により羽根車5が回転すると、吸込空気はグリル21の開口部23から本体開口18を通り、スクロールケーシング9の吸込み口7より羽根車5に入り、羽根車5により昇圧され、スクロールケーシング9の内部のスクロール室26を通り、吐出アダプタ11よりダクト17に吐出され、屋外に排出される。このとき羽根車5で昇圧されるときに発生する回転騒音や、スクロールケーシング9を通るときに発生する渦による乱流騒音や、スクロール室26内で発生した音が容積の中で増幅される共鳴騒音が吸込み口7から吸込み側空間27へ放射される。
この時、グリル21の開口部23の直径はスクロールケーシング9の吸込み口7の直径より同等以下であるため、スクロールケーシング9の吸込み口7から放射された騒音の一部はグリル21の開口部23より外周側に放射されるが、消音機能24として遮音のための板状部材25があるため、一部の騒音は遮音され、グリル21より下方へ放射されず、騒音を低減することができる。
なお、グリル21の開口部23の直径はスクロールケーシング9の吸込み口7の直径より同等以下であるが、十分に広い面積をもち、また吸込空気を滑らかに導入するベルマウス形状をしているため、圧力損失の原因となって天井埋込型換気扇1の空力性能を低下させることはない。
また、グリル21と消音機能24が一体になっているため、消音機能24を追加することで部品点数が増えることがなく、低コストで製造できる。
また、グリル21を取り外しすることで同時に消音機能24も取り外すことができるため、施工やメンテナンスの時に容易に電装部12に対する作業が行えるため、作業性を向上することができる。
なお、天井埋込形換気扇1は、天井ではなく壁に横向きに取り付けても同様の効果を得る。
参考の形態2)
参考の形態1と同一部分は同一番号を付し詳細な説明は省略する。図1および図2に示すように、グリル21の開口部23より外周側に、消音機能24としてスクロールケーシング9の吸込み口7から放射された騒音の一部を遮音するための板状部材25が備えられている。この例では、グリル21と一体で成型される厚み2mmの樹脂が板状部材25となっている。
この構成により、吸込み口7から放射された騒音はグリル21の板状部材25により遮音されるため、騒音を低減することができる。
またグリル21と一体で成型できる単純な構造のため、吸込み口7から放射される騒音を遮音する機能を低コストで製造できる。
なお、遮音性能は遮音する物質の質量に比例するため、板状部材25は金属もしくは金属を付加あるいは貼付した樹脂であればなお良い。
参考の形態3)
参考の形態1、2と同一部分は同一番号を付し詳細な説明は省略する。図3に示すように、グリル21の開口部23より外周側に、消音機能24としてスクロールケーシング9の吸込み口7から放射された騒音の一部を吸音するための吸音材28が備えられている。この例では、一般に多翼ファンから放射される騒音の中で大きな割合を占める500Hzから1kHzの騒音を吸音する目的で、厚み5mmの軟質ウレタンフォームをグリル21の本体2側に貼付している。
この構成により、吸込み口7から放射された騒音はグリル21の吸音材28により吸音されるため、騒音を低減することができる。
また、吸音材28の性能を選択することにより、低減する騒音の周波数を決めることができるため、スクロールケーシング9の吸込み口7から放射する騒音の主要な周波数帯を効果的に低減することができ、消音効果を向上することができる。
また、この構成では、グリル21の吸音材28が貼付される部分に厚みを持たせ、遮音効果も付加することができる。
参考の形態4)
参考の形態1〜3と同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図4に示すように、グリル21とスクロールケーシング9と外郭3で構成される共鳴空間29と、開口部23の開口端30とスクロールケーシング9との間隙31とで、消音機能24としての膨張型共鳴器を形成している。ここでは、天井材16をグリル21と本体2の間に挟まない固定状態で、間隙が10mmとなるようにしている。
この構成により、スクロールケーシング9の吸込み口7から放射された騒音の一部は間隙31を通って共鳴空間29に入射するが、膨張型共鳴器の原理により間隙31の大きさと共鳴空間29の容積によって決まる周波数の騒音を消音する。
追加の部材が不要な単純な構造のため、吸込み口7から放射される騒音を消音する機能を低コストで製造できる。
参考の形態5)
参考の形態1〜4と同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図5に示すように、グリル21の開口端30が、グリル21の中で本体2へ最も接近する外周部を通る回転軸4に垂直な平面32より本体2側に突出しない構成となっている。
この構成により、ベルマウス状の開口部23があってもグリル21の厚みが増加しないため、グリル21を射出成型で製造するための金型の高さを高くする必要がなく、低コストで製造できる。
(実施の形態
参考の形態1〜5と同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図6に示すように、グリル21のベルマウス状の開口部23と同心円で、153mmの内径で、30mmの軸方向長さをもつリング状部材33が、スクロールケーシング9の吸込み口7と10mmの間隔をもって、リング状部材33から突出している3本のリブ34を介してスクロールケーシング9に固定されている。リング状部材33の軸方向長さは、一般的な天井材16の厚みと同等以上あればよく、この例では30mmとした。
開口端30は2mmの厚みを持ち、145mmの内径であり、リング状部材33はこの開口端30を内包できる。
この構成により、消音機能24が膨張型共鳴器の原理による消音の時、リング状部材33がベルマウス状の開口部23と連続的につながるとみなせるため、スクロールケーシング9とリング状部材33との間隙が共鳴周波数を決める要因である膨張型共鳴器としての間隙とみなせ、グリル21と本体2の間に天井材16を挟む固定方法のときでも、挟まない固定方法のときでも、また、天井材16の厚みが様々であっても、膨張型共鳴器としての間隙が常に一定となり、消音する共鳴周波数を一定にすることができる。
(実施の形態
参考の形態1〜5および実施の形態1と同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図7に示すように、本体開口18の一つの対向する端部に取り付け手段19としての一対の差込口20を備え、グリル21に備えられた取り付け手段19としてのスプリング22を差込口20に挿入することにより、本体開口18を覆うようにグリル21が取り付けられる。
一対の差込口20は、一方が本体開口18の一辺の中央付近に、他方は対向する一辺の中央より片側に偏った位置にあり、グリル21上の取り付け手段19としてのスプリング22は、それぞれに対応する位置に備えられており、グリル21の取り付け方向を一意的に決めることができるようになっている。
スクロールケーシング9は渦巻状のため、回転軸4は本体2の中心と一致しないので、グリル21の取り付け方向が正規の方向でないと、スクロールケーシング9の吸込み口7とグリル21の開口部23が同心円とならず、消音機能24が有効にならないが、この構成により、グリル21の取り付け時に方向を間違えることがなく、スクロールケーシング9の吸込み口7とグリル21のベルマウス状の開口部23の位置を一意的に確実に正規の位置に固定することができ、作業性を向上することができる。
(実施の形態
参考の形態1〜5および実施の形態1〜2と同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。図8に示すように、グリル21に、10mmの間隔を持って開口部23を覆い隠すようにパネル35が固定されている。パネル35は、外観を良くするためのデザインとして、緩やかな凸形状の四角形で、四隅はラウンド形状となっている。
パネル35によりグリル21のベルマウス状の開口部23を覆い隠しているため、外観を向上することができ、またパネル35の遮音の効果により更に騒音を低減することができる。
なお、グリル21とパネル35の間隔が小さいと空気が流入するための十分な流入面積が無くなり圧力損失の原因となって天井埋込型換気扇1の空力性能を低下させ、またグリル21とパネル35の間が大きいと、パネル35を含めたグリル21の厚みが大きく美観を損ねるので、圧力損失とならず美観を損ねない10mmの間隔とした。
本発明は、作業性がよく、低コストで製造でき、吸込み口から放射される騒音を遮音、低減することができる天井埋込形換気扇を提供するものである。
本発明の参考の形態1、2の天井埋込形換気扇を示す側断面図 本発明の参考の形態1、2の天井埋込形換気扇を示す斜視図 本発明の参考の形態3の天井埋込形換気扇を示す側断面図 本発明の参考の形態4の天井埋込形換気扇を示す側断面図 本発明の参考の形態5の天井埋込形換気扇のグリルを示す側断面図 本発明の実施の形態の天井埋込形換気扇を示す側断面図 本発明の実施の形態の天井埋込形換気扇を示す図、(a)本体正面図、(b)グリル斜視図 本発明の実施の形態の天井埋込形換気扇のグリルを示す斜視図 従来の天井埋込形換気扇を示す側断面図
符号の説明
1 天井埋込形換気扇
2 本体
3 外郭
4 回転軸
5 羽根車
6 電動機
7 吸込み口
8 吐出口
9 スクロールケーシング
10 吐出開口
11 吐出アダプタ
12 電装部
13 下面
14 フランジ部
15 穴
16 天井材
17 ダクト
18 本体開口
19 取り付け手段
20 差込口
21 グリル
22 スプリング
23 開口部
24 消音機能
25 板状部材
26 スクロール室
27 吸込み側空間
28 吸音材
29 共鳴空間
30 開口端
31 間隙
32 平面
33 リング状部材
34 リブ
35 パネル

Claims (6)

  1. 回転軸を中心に回動可能に羽根車を連結した電動機と、前記羽根車の周囲を囲み下面にベルマウス状の吸込み口を有するスクロールケーシングと、外郭の下面の本体開口に前記本体開口を覆うように取り付けられるグリルとを備え、前記グリルに前記吸込み口と同心円で前記吸込み口より同等以下の直径の開口を有するベルマウス状の開口部と前記開口部より外周側に前記吸込み口から放出される騒音の消音機能とを有し、前記消音機能を、前記グリルと前記スクロールケーシングと前記外郭で構成される空間と、前記開口部の開口端と前記スクロールケーシングとの間隙とし、前記グリルのベルマウス状の開口部の開口端を内包できる内径で、前記開口部と同心円で、所定の軸方向長さをもつリング状部材が、前記スクロールケーシングの吸込み口と所定の間隔で固定された天井埋込形換気扇。
  2. 消音機能をグリルの開口部より外周の板状部材としたことを特徴とする請求項1記載の天井埋込形換気扇。
  3. 消音機能をグリルの開口部より外周に設置された吸音材としたことを特徴とする請求項1または2記載の天井埋込形換気扇。
  4. グリルのベルマウス状の開口部の開口端が、前記グリルの中で本体へ最も接近する部分を通る回転軸に垂直な平面より本体側に突出しないことを特徴とする請求項1〜いずれかに記載の天井埋込形換気扇。
  5. グリルと本体開口にそれぞれ対応する位置に前記グリルの取り付け手段を備え、前記取り付け手段により前記グリルの取り付け方向が一意的に決まることを特徴とする請求項1〜いずれかに記載の天井埋込形換気扇。
  6. グリルに前記グリルと所定の間隔で開口部を覆い隠すようにパネルを固定した請求項1〜いずれかに記載の天井埋込形換気扇。
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