JP4876518B2 - 電子部品の製造方法 - Google Patents

電子部品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4876518B2
JP4876518B2 JP2005292834A JP2005292834A JP4876518B2 JP 4876518 B2 JP4876518 B2 JP 4876518B2 JP 2005292834 A JP2005292834 A JP 2005292834A JP 2005292834 A JP2005292834 A JP 2005292834A JP 4876518 B2 JP4876518 B2 JP 4876518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
substrate
electronic component
forming
main surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005292834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007103736A (ja
Inventor
克彦 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2005292834A priority Critical patent/JP4876518B2/ja
Publication of JP2007103736A publication Critical patent/JP2007103736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4876518B2 publication Critical patent/JP4876518B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/151Die mounting substrate
    • H01L2924/1517Multilayer substrate
    • H01L2924/15172Fan-out arrangement of the internal vias
    • H01L2924/15174Fan-out arrangement of the internal vias in different layers of the multilayer substrate
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/151Die mounting substrate
    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15312Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a pin array, e.g. PGA

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

本発明は、コンデンサ、コイル、抵抗等の電気素子が形成可能な基板を有する電子部品であって、特にデカップリングコンデンサが形成され、更にCPU等の半導体素子を実装が可能な基板からなる電子部品に関するものである。
近年、LSIなどの集積回路の動作周波数の高周波化に伴い、クロックの立ち上がり時間が非常に短くなっている。更に、低消費電力化による電源電圧の低減化が進められることもあり、LSIの動作に伴う電源負荷が急激に変動したときなどにLSIの動作電源電圧が不安定になりやすくなり、この電源電圧を安定させる必要がある。
このため、LSIの電圧電源ラインとグランドラインとの間にデカップリングコンデンサを配置し、動作電源電圧を安定化する方法が採られている。
この動作電源電圧を安定化させるためには、デカップリングコンデンサの等価直列インダクタンスの低下と大容量化が必要である。更に、デカップリングコンデンサの機能を最大限に発揮させるために、デカップリングコンデンサは、できる限りLSIの近くに配置し、LSIとデカップリングコンデンサとの間の配線の低インダクタンス化を図る必要がある。
かかる問題点を解決するために、実装基板と、その実装基板の搭載される半導体チップのと間にインターポーザーを配置し、そのインターポーザーに貫通ビア電極(スルーホール電極)を設け、その表面上にコンデンサを形成した半導体装置が開示されている(特許文献1)。そして、同文献に記載されたインターポーザーに用いられる絶縁体は、シリコン、ガラスを使用し、シリコンまたはガラス基板上に薄膜技術を用いてコンデンサを形成されている。
特開2001−326305号公報
しかしながら、上記半導体装置等の電子部品には、以下のような問題があった。
第1に貫通ビア形成に伴う問題点である。
貫通ビア電極(スルーホール)を設けたインターポーザー基板を有する電子部品においては、貫通ビア電極のパターンニング領域確保のため、ビア電極径(または面積)は極力小さく設計するが求められており、一般的には50〜100μm程度、場合によっては50μm未満のビア電極径が求められている。このような小径のビア電極を安定に形成するにはインターポーザー基板を形成するウエハの厚さを薄くする必要がある。例えば、50〜100μm程度のビア径が求められている場合は、ウエハの厚さを100〜200μm程度にする必要がある。また、50μm未満のビア径が求められている場合は、ウエハの厚さを100μm以下にしなければならない場合も生じる。
しかしながら、ウエハにシリコンやガラスを用いてその厚みを薄くすると、ウエハの強度が低下すると共に、ウエハ全体が反り易くなる。特に、ウエハの強度の低下は各加工プロセスにおけるハンドリングに影響し、またウエハ自体の破損等の問題が発生することもあった。
また、シリコンやガラスを用いた基板にビア電極を形成する場合には、基板内での配線は困難であり、貫通タイプとなる。そのため、CPU等のICに形成された接続用電極の電極ピッチが狭い場合、それと接続するインターポーザー基板のIC側ビア電極ピッチ幅も狭くなる。更に、IC側から貫通ビア電極を通じて搭載基板側に露出する電極ピッチ幅も同様に狭くなる。このため、狭ピッチ幅の電極同士を接続することになり、製造歩留まりが悪化する要因になりやすい。
第2の問題点としては、コスト的なものが挙げられる。
例えば、シリコン基板に貫通ビアを形成するには、次のような工程を経て形成される。
まず、フォトリソグラフ技術を使ってシリコン基板上にレジストパターンを形成し、ICP(誘導結合プラズマ)等のドライエッチャを使ってエッチングにより、貫通させない適当の深さまでビアを形成する。その後、シリコン基板の表面を熱酸化処理によりSiO2膜を形成し絶縁層を形成する。そして、Cu等を電気めっきするための下地膜を形成す
るために、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等を使用して基板表面およびビア内
面に下地導体層を形成し、ビアフィルめっき等により、Cu等を基板表面およびビア内に堆積させる。次にCMP(Chemical Mechanical Polishing)を使って基板表面まで研磨
を行って、ビア内にCu等の導電材料が充填される。更に、基板裏面側をビア電極が露出するまで研磨し、基板裏面を熱酸化処理により絶縁層を形成して貫通ビア電極を形成する。
以上のようにシリコン基板に貫通ビアを形成するには高価な真空成膜法や加工技術等のプロセスを多用した複雑な工程を必要とするために、製造コスト上高価なものになりやすかった。更に、シリコン基板上に薄膜コンデンサを形成するためには基板表面の表面粗さ(Ra)を数nm程度に鏡面化処理されている必要があるので、基板材料のコストとしても高価である。
そこで、本発明は、安価で加工が容易で、かつ製造歩留まりの良好な電子部品、特にデカップリングコンデンサを有するインターポーザー基板を提供することにある。
本発明に係る電子部品は、半導体素子に接続し得る、少なくともコンデンサを形成した基板であって、前記基板の少なくとも一方の主面上にコンデンサが設けられ、前記基板はセラミックス骨材とガラス材料とを有するガラスセラミックスで構成された絶縁体と、この絶縁体内部に形成され、基板の両主面上に露出した複数のビア電極とを備えたことを特徴とする。
ここで、基板上に形成する素子はコンデンサ以外にもコイルや抵抗体を形成しても良い。また、コンデンサを形成する基板主面上に半導体素子を接続することが好ましい。前記コンデンサをデカップリングコンデンサとして用いる場合に低インダクタンスを図ることができるからである。また、内部に形成されるビア電極は、3次元に配線した構造でも良く、各シート面方向に配線パターンをもたない形状で、基板の両主面を単純に電気的に接続するような、単純貫通電極構造であっても良い。
また、前記基板のビア電極は、基板の両主面上に露出しており、一方の主面上に露出したビア電極数と他方の主面上に露出したビア電極数とが異なることが好ましい。更には、半導体素子を接続し得る基板主面上に露出したビア電極数より、その他方の主面上に露出したビア電極数が少ないことが好ましい。すなわち、前記他方の主面上には外部素子が接
続されることになるが、その外部素子接続面側に形成するビア電極数を少なくすることが好ましい。更に、そのビア電極のピッチ幅を大きくすることが好ましい。
また、前記基板のビア電極は、半導体素子に接続する主面上に露出したビア電極の面積より、その他方の主面上、すなわち外部素子接続面に露出したビア電極の面積が大きいことが好ましい。なお、主面上に露出するビア電極の形状は、円形に限らず、多角形等特に限定するものではない。
また、前記基板は、多層基板からなり、半導体素子に接続する主面を有する層の厚みを、その他方の主面を有する層の厚みより薄くすることが好ましい。具体的には、半導体素子に接続する主面を有する層の厚みを20〜80μmとし、その他方の主面を有する層の厚み、すなわち、外部素子接続面を有する層の厚みを50〜160μmとすることが好ましい。
また、基板上に形成するコンデンサは、少なくとも下部電極膜と誘電体薄膜と上部電極膜とを有し、少なくとも誘電体薄膜は薄膜プロセスで形成されていることが好ましい。ここで、薄膜プロセスとは、スパッタ法やCVD法等の気相法およびMOD法やゾルゲル法法の溶液法等を示し、膜厚が500nm以下程度の薄膜を形成しうるプロセスをいう。
また、前記コンデンサは、前記基板の少なくとも一方の主面上に露出したビア電極の直上に形成されたことを特徴とすることが好ましい。
また、前記の電子部品の一方の主面上に半導体素子が接続され、この接続面とは反対側の主面にCPUパッケージが接続され、半導体装置を形成することが好ましい。すなわち、本発明に係る電子部品をインターポーザー基板として用いることが好ましい。その際、電子部品をCPUパッケージ上に搭載しても良く、CPUパッケージ内に埋設しても良い。
また、本発明に係る電子部品の製造方法は、セラミックス骨材とガラス材料を有するグリーンシートに所定のビアホールを形成する工程と、前記ビアホールに電極を充填する工程と、グリーンシート表面に所定の電極パターンを形成する工程と、所定のビア電極と電極パターンが形成されたグリーンシートを積層する工程と、積層して得られた積層体を焼成する工程と、焼成により得られた焼成体の少なくとも一方の主面をポリッシング加工して、その加工面上に下部電極と誘電体薄膜と上部電極とを順次積層したコンデンサを形成する工程と、半導体素子を接続しうる半導体素子接続電極を形成する工程とを有する電子部品の製造方法であって、前記コンデンサの誘電体薄膜は薄膜形成プロセスにより形成されたことを特徴とする。
また、前記電子部品の製造方法であって、前記セラミックス骨材とガラス材料を有するグリーンシートに所定のビアホールを形成する工程は、前記半導体素子接続電極を形成する側のグリーンシートの厚さを半導体素子接続電極を形成する側とは反対側のグリーンシートの厚さよりも薄いシートを用いてビアホールを形成することをが好ましい。半導体素子を接続しうる半導体素子接続電極を形成するグリーンシートを比較的に薄いシートを用いることにより、より、小さなスルーホールを形成することができる。よって、ビア電極のピッチを小さく、その面積(またはその径)を小さくできる。具体的には、焼成後厚みで20〜80μmとなるようなシートを用いることが好ましい。一方で、半導体素子接続電極を形成する側とは反対側、すなわち、外部素子接続面側のグリーンシートは比較的厚いシートを用いることが好ましい。厚いシートを用いることにより、積層数を少なくすることができる。また、比較的厚いシートを用いることにより、より大きなスルーホールを形成することができ、ビア電極の面積(または径)を大きくすることが可能になる。具体
的には焼成後厚みで50〜160μmとなるようなシートを用いることが好ましい。
また、前記電子部品の製造方法であって、少なくとも焼成により得られた焼成体の少なくとも一方の主面をポリッシング加工した後に、他方の主面上に厚膜法で外部素子接続電極を形成する工程を有することが好ましい。
また、前記電子部品の製造方法であって、前記コンデンサを形成する工程は、下部導電層、誘電体層、上部導電層を順次形成後に各層を一括してエッチングすることによりコンデンサを形成することが好ましい。
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
本発明に係る電子部品は、シリコン基板やガラス基板に比べて、熱的または化学的に安定なガラスセラミックスを用いて基板を形成するために、広い範囲の条件を選択して薄膜コンデンサが形成可能であり、更に、基板内部に自由な多層配線可能な構成で半導体素子の搭載が可能となる。また、基板にビア電極を形成する場合に、高価な真空成膜法や加工技術等のプロセスを多用する必要がないので、シリコン等のウエハを用いて基板を作成するものに比べて、安価に半導体装置等が製造できる。
また、一方の主面上に露出したビア電極数と他方の主面上に露出したビア電極数とが異なる、更には、半導体素子を接続し得る基板主面上に露出したビア電極数より、その他方の主面上、すなわち外部素子接続面に露出したビア電極数が少ないために、外部素子接続面に露出するビア電極ピッチを大きくすることができ、外部素子との接続がより確実なものとすることができ製造歩留まりが向上する。また、ピッチを大きくするために、厚膜法を用いて外部素子接続電極を形成することが可能となり、薄膜法を用いて形成する場合に比べ安価に形成することが可能となる。
また、半導体素子に接続する主面上に露出したビア電極の面積より、他方の主面上、すなわち外部素子接続面に露出したビア電極の面積が大きいために、電極ピッチを大きくすることと同様に、外部素子との接続をより確実なものとすることができる。また、外部素子接続面に露出したビア電極の面積を大きくすることにより、大電流を流すことができる。
半導体素子搭載面側の内部配線を利用することにより、基板表面に形成するコンデンサに関してパターンニングプロセスを簡略することができる。また、半導体素子接続面に露出したビア電極面積が小さいので、より多くのコンデンサを形成できる。
また、前記基板は、多層基板からなり、半導体素子に接続する主面を有する層の厚みを、その他方の主面を有する層の厚みより薄くすることにより、半導体素子搭載面に露出するのビア電極面積をより小さくすることができ、すなわち、層厚みを薄くすることにより、より小さな面積のスルーホールの形成が可能になる。
また、前記基板の少なくとも一方の主面上に露出したビア電極の直上にコンデンサを形成することにより、コンデンサを効率よく設計することができるために、充分な電極重なり面積を持つことになり、コンデンサ容量を大きくすることができる。また、コンデンサを薄膜プロセスで形成する際に、下部電極膜、誘電体膜、上部電極膜を一括してエッチングすることにより形成でき、プロセスの簡略化が可能である。更に、コンデンサの上部電極と下部電極を同一形状にすることにより、コンデンサ容量を効率的に取得することができる。
また、本発明に係る半導体装置は、前記電子部品をインターポーザーとして用いているので、安価で製造歩留まりの良好な装置を得ることができる。
また、本発明に係る電子部品の製造方法は、シリコン基板やガラス基板に比べて、熱的または化学的に安定なガラスセラミックスを用いた基板上に薄膜プロセスによりコンデンサを形成するために、広い範囲の条件を選択して薄膜コンデンサが形成可能であり、更に、基板内部に自由な多層配線可能な構成で半導体素子の搭載が可能となる。また、シリコン等のウエハに比べ安価に半導体装置が製造できる。
また、前記セラミックス骨材とガラス材料を有するグリーンシートに所定のビアホールを形成する工程で、半導体素子接続電極を形成する側のグリーンシートの厚さを半導体素子接続電極を形成する側とは反対側のグリーンシートの厚さよりも薄いシートを用いてビアホールを形成するので、当該グリーンシートに小さな面積のスルーホールを形成することができる。よって、より狭ピッチのビア電極の形成が可能になる。
また、少なくとも焼成により得られた焼成体の少なくとも一方の主面をラッピング(平坦化)加工した後に、他方の主面上に厚膜法で外部素子接続電極を形成するので、比較的安価に外部素子接続電極を形成することができる。
また、前記コンデンサを形成する際に、下部導電層、誘電体層、上部導電層を順次形成後に各層を一括してエッチングするので、容易に薄膜コンデンサを形成することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1には本発明に係る電子部品の一実施形態を示す断面図である。
本発明に係る電子部品は、基板10と基板上にコンデンサ20とが設けられている。そして、基板10はセラミックス骨材とガラス材料とのガラスセラミックスで構成された絶縁体11とビア電極12とを備えている。ビア電極12は、基板10の両主面上に露出しており、基板内部で配線される。基板上に設けられるコンデンサ20は下部電極膜21と上部電極膜22と誘電体薄膜23とから構成され、主面上に露出した複数のビア電極12の間に形成される。また、下部電極21および上部電極22は主面上に露出したビア電極12と電気的に接続され、ビア電極12が露出した面に形成される電極部分が、半導体素子に接続される半導体素子接続電極30として機能し、半導体素子接続電極30に半導体素子(図示せず)がバンプ接続することになる。更に、コンデンサの上部電極上には保護膜40が設けられる。
基板12の内部構造(配線構成)について、図2および図3を参照しつつ詳細に説明する。
図2に本発明に係る基板の外観斜視図を示す。複数のビア電極12が基板表面に露出し、この電極に半導体素子接続電極を介して半導体素子がバンプ接続され搭載される。図3には本発明に係る基板の分解斜視図を示す。これは、4層からなる基板を例示している。第1層101は半導体素子接続面Aに露出する複数のビア電極121を有している。そして、これらのビア電極121は第1層101、第2層102、第3層103の配線パターン131、132、133とビア電極122、123を介して第4層のビア電極124へ三次元的に配線される。内部の配線を同図に示すようにすることにより、第4層の外部素
子接続面Bでは、ビア電極124のピッチ幅を半導体接続面のビア電極ピッチに対して2倍にすることができる。また、ビア電極面積も大きな面積となる。
このような構成をとることにより、狭ピッチの電極を有する半導体素子を搭載できると共に、外部素子には大電流を流すことができる。また、外部素子接続面側のビアピッチが大きくなることにより、厚膜法を用いて外部端子接続電極を形成することが可能となり、薄膜法を用いて形成する場合に比べ安価に形成することが可能となる。更に、外部素子との接続はビア面積、ビアピッチを大きくできるので、接続ずれを抑えることができ、製品の歩留まりが向上する。
本発明に係る電子部品は、セラミック骨材とガラス材料の複合材料からなる低温焼成基板を用い、これらの各層にビアホールを形成すると共に、導体パターンを形成して基板の表裏面の導通が得られる基板を構成する。よって、Si等の基板を使用する電子部品に比べて、安価となる。
ここで、絶縁体11に用いられるガラスセラミックスの構成材料は特に制限はないが、セラミック骨材は、例えば、アルミナ、マグネシア、スピネル、シリカ、ムライト、フォルステライト、ステアタイト、コージェライト、ジルコニア等の少なくとも一種から適宜選択すればよい。特に、基板の強高度化のためアルミナが好ましい。
ガラス材料については、例えば、ホウケイ酸ガラス、鉛ホウケイ酸ガラス、ホウケイ酸バリウムガラス、ホウケイ酸ストロンチウムガラス、ホウケイ酸亜鉛ガラス等の一般的なガラスフリットを用いることができる。特に、溶融温度および強度等からホウケイ酸ストロンチウムガラスが好ましい。ガラスセラミックス中のガラス材料の含有率は、50体積%以上、好ましくは60〜80体積%である。ガラスの含有率が50%未満であると、ガラス−セラミックスのコンポジット構造になりにくく、強度、成形性、加工性等が低下する。一方で、ガラス量が多くなりすぎると強度が低下する。
次に、図4に本発明に係る電子部品の他の実施形態の断面図を示す。
基板上に設けられるコンデンサ20が、基板上に露出するビア電極12の直上に構成されていること以外は、図1に示す、本発明に係る電子部品と同様である。
すなわち、本発明に係る他の実施形態の電子部品は、基板10と基板上にコンデンサ20が設けられている。そして、基板10はセラミックス骨材とガラス材料とのガラスセラミックスで構成された絶縁体11とビア電極12とを備えている。ビア電極12は、基板10の両主面上に露出しており、基板内部で配線される。基板上に設けられるコンデンサ20は下部電極膜21と上部電極膜22と誘電体薄膜23とから構成され、その少なくとも一つは主面上に露出したビア電極12の直上に形成され、ビア電極12と下部電極膜21とが電気的に接続されている。また、コンデンサの上部電極膜上には保護膜40が設けられる。更に、上部電極22は主面上に露出したビア電極12上に、半導体素子に接続される半導体素子接続電極30を形成される。
ビア電極の直上にコンデンサが設けられる構成のために、コンデンサ容量を大きくすることができる。すなわち、後述するように、コンデンサを効率よく設計することができるために、充分な電極重なり面積を持つことになる。
なお、全てのビア電極の直上にコンデンサを形成する必要はなく、一部、ビア電極間にコンデンサを設けても良い。
また、基板の配線パターンも図1に示す実施形態と同様に、半導体素子が搭載される面に露出するビア電極のピッチよりも、外部素子接続面に露出するビア電極のピッチが大きく、そのビア電極面積も大きく構成される。そのために、狭ピッチの電極を有する半導体素子を搭載できると共に、外部素子接続電極には大電流を流すことができる。また、外部素子接続面側のビアピッチが大きくなることにより、厚膜法を用いて外部素子接続電極を形成することが可能となり、薄膜法を用いて形成する場合に比べ安価に形成することが可能となる。更に、外部素子接続面側でははビア面積、ビアピッチを大きくできるので、接続ずれを抑えることができ、製品の歩留まりが向上する。
なお、ここでは、基板上にコンデンサを形成した例を示すが、これらコンデンサに加えて、コイルや抵抗等の素子を形成しても良い。
次に図5〜図7を参照し、本発明に係る電子部品の製造方法について詳細に説明する。
図5は本発明に係る基板の積層工程を示す図である。同図に示すように、所望の厚さのグリーンシート511〜514を用意する。グリーンシートの形成方法は、セラミックス粉末およびガラス粉末をバインダ、溶剤等のビヒクルに混合し、これらを混練してペーストとし、このペーストを用いて、例えばドクターブレード法、押し出し法等により、25〜190μm程度の厚さのグリーンシートを所定枚数作製する。ここで、グリーンシートの厚さは、後述する形成するスルーホールの径により適宜選択することができる。骨材のセラミック粉末は1〜8μm程度、ガラスの粒径は、0.1〜5μm程度であることが好ましい。ビヒクルのバインダとしては、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、メタクリル樹脂、ブチルメタアクリレート等のアクリル系樹脂等を用いることができる。溶剤はエチルセルロース、テルピネオール、ブチルカルビトール等を用いることができる。また、その他各種分散材、活性剤、可塑剤等から、目的に応じて適宜選択すればよい。
次いで、前記各グリーンシートの所定の位置に所定数のスルーホールを形成し導体ペーストを充填し、また、導体ペーストを印刷して所望の回路パターンを形成する。導体ペーストは、導電材料、バインダー、溶剤、(ガラスフリット)等を混合して作製する。導電材料として、Au、Ag、Cu、Pt、Pd等の金属やこれらの合金を用いることができる。導電材料の含有率は、80〜95重量%程度であることが好ましい。
グリーンシート511(第1層)は、CPU等の半導体素子の搭載面を有し、CPUの電極の数に対応する数のスルーホールビア551を形成する。なお、図4に示す他の実施形態に係る基板では、CPU電極数に加えてコンデンサ用のビアホールを形成することになる。一方、グリーンシート514(第4層)は、外部素子と接続する外部端子接続面を有し、グリーンシート511に形成したスルーホール数より、少数のスルーホール554を形成することが好ましい。また、グリーンシート512、513にも所望数のスルーホール552、553を形成する。スルーホール形成には、レーザー加工機を使用する。ここで、少なくとも半導体素子の搭載面を有するグリーンシート511にスルーホールを形成する場合、半導体素子の搭載面の反対面からレーザー光を照射して形成する。これは、レーザー光によるビア形成では光が入る側のビア径が大きく、その反対側が小さくなるためビアの断面の形状は台形となるので、導体ペーストを充填してビア電極を形成すると、より小さな口径のビア電極を半導体素子の搭載面に形成できるためである。
また、レーザー光によるより小径のスルーホールを形成するためには、シートの厚みをより薄くする方が好ましい。よって、シートの厚みについては、CPU側の層となるシート511(およびシート512)は10〜60μm程度の小径のスルーホールが容易に開けられるよう20〜40μm程度の薄いシートを使用し、その反対面を構成する層となる
シート514(およびシート513)はより厚い80〜160μm程度のシートで大きな電流に耐えられるよう100〜150μm程度の大径のスルーホールを形成することが好ましい。
その後スクリーン印刷法等を用いて前記各シート上に必要とする導体パターン530を導体ペーストで形成する。この導体パターン形成と同時に、前記スルーホールにも導体ペーストを充填し、ビア電極521、522、523、524を形成する。
そして、各グリーンシートを積層し、40〜120℃、50〜1000kgf/cm2
程度で熱プレスを行い、グリーンシート511〜514を一体化した積層体を得る。これより、3次元の配線パターンが形成され、半導体素子搭載面のスルーホール数よりも外部素子接続面のスルーホール数を少なくすることができ、他の素子との接続ずれ、すなわち製造歩留まりを向上させることができる。
また、前記のように、ビア電極はその断面が台形となるが、グリーンシートの積層については、より小さな面積のビア電極面を半導体素子搭載面側となるようにし、導体ペーストが印刷された側の反対側がくるように順次積層する。そこに導体ペーストが充填されるため、上記構成にすることにより、より小さな口径のビア電極を基板表面に形成することができる。
なお、ここでは、シート積層法による基板の形成方法を説明したが、印刷法等により基板を形成しても良い。
次いで積層体は脱バインダ処理をして、その後焼成される。脱バインダ処理では、積層体のバインダを熱処理により取り除くために、少なくともバインダの分解温度程度で熱処理する。更に、1000℃以下好ましくは800〜1000℃程度、更に好ましくは850〜900℃程度で約5〜15分程度保持することにより焼成する。焼成雰囲気としては、酸化性雰囲気、中性雰囲気で焼成することができる。具体的は空気、酸素、窒素等の中で、またはこれらの混合ガス中で焼成される。中でも、簡易で、低コストであるという点で空気が好ましい。但し、導電材料としてCuを用いる時には、不活性ガス中で焼成することが好ましい。
なお、焼成工程については、基板の平面方向の収縮を行わせずに垂直方向のみを収縮させる焼成方法(無収縮焼成)を適用してもよい。
図6は焼成後の基板の加工工程を示す図である。
図6(a)は積層、焼成後の基板を示す図である。焼成後の基板100は、一般的に焼成工程により反りが生じるため、基板の両面に対してラッピング(平坦化)加工、すなわち基板研削を行って基板の平坦化処理を行う必要がある。図6(b)はラッピング処理後の基板の断面を示した図である。第1層および第4層に相当する部分が研削され、所定厚さの基板10を作成する。更に、基板表面に薄膜コンデンサ等の素子を形成するには、基板の平坦化処理後に基板の薄膜コンデンサ等を形成する面に対して鏡面化(ポリッシング)処理を行う。ポリッシング工程はCMP(ケミカル・メカニカル・ポリッシング)等を用いて行う。
また、図6(c)に示すようにラッピング後の基板10の外部素子接続側に電極(外部素子接続電極50)を形成する場合は、上記ラッピング処理を行った後にスクリーン印刷法等で導体ペーストを印刷し焼成することにより焼結電極により外部素子接続用電極50を形成することも可能である。その際の鏡面化処理は前記外部端子接続電極50を形成し
た後に行うことが好ましい。
続いて、前記基板10にコンデンサを形成する。図7は前記工程により得られた基板上に図1の実施の形態に係る薄膜コンデンサを形成する際の工程を示す図である。
まず鏡面化された基板10表面にコンデンサ用の下部電極膜用の導体層210を形成する(図7(a))。導体層210は、スパッタ法等の薄膜法(気相法)等で形成する。導体層210の導体材料は、導電性を有すれば特に制限はない。例えば、Au、Pt、Ag、Ir、Ru、Co、Ni、Fe、Cu、Al等の金属またはこれらの合金、Si、GaAs、GaP、InP、SiC等の半導体、ITO、ZnO、SnO2等の導電性金属酸
化物を用いることができる。但し、誘電体層形成する際に酸化雰囲気で熱処理されるため、少なくとも下部導体は耐酸化性の金、白金等の金属が好ましい。
その後、フォトリソグラフィ技術を使用して、必要とするパターニングを行い下部電極膜21を形成する(同図(b))。、その後、MOD(メタル・オーガニック・デコンポジッション)法等の溶液法やスパッタ法等の気相法を用いて誘電体層230を形成(同図(c))し、またこの誘電体層に対して必要なパターニングを行い誘電体薄膜23を形成する(同図(d))。誘電体薄膜の誘電体材料は、特に限定されず、例えばBaxSr1-XTiO3、Bi層状化合物またはBaTiO3、SrTiO3やこれらに他の金属を添加し
たり、置換した化合物等を用いることができる。
そして、更に前記誘電体薄膜23上に、スパッタ法等の薄膜法(気相法)により上部導体膜となる導体層220を形成(同図(e))し、フォトリソグラフィ技術を使用して必要なパターニングを行い上部電極膜22を形成(同図(f))し、最後にパッシベーション層(保護層)400を形成(同図(g))し、フォトリソグラフィ技術を使用して必要なパターニングを行い、保護用のパッシベーション膜(保護膜)40を形成する(同図(h))。このパッシベーション層400をエッチングして露出した電極部が基板上に搭載される半導体素子との半導体素子接続電極30となる。
以上の工程を経て、基板10上に複数のコンデンサ20が形成された電子部品を得ることができる(同図(h))。
図8は、図4に係る他の実施の形態に係る薄膜コンデンサを基板上に形成する際の工程を示す図である。
まず、図8に示すように、図5、図6に示した工程により作製した基板10上に、下部電極膜となる下部導電層210、誘電体薄膜となる誘電体層230、上部電極膜となる上部導電層220を順次形成する(図8(a))。次いで、各導電層210、220と誘電体層230を一括して、所定のパターンにエッチングする(同図(b))。そのとき、表面に露出するビア電極12の直上に下部電極膜21が形成され、電気的な接続が得られるようにパターンニングする。エッチングとしてはICP等の反応性ガスのプラズマによるエッチングが好ましく、これにより複数のコンデンサを一度に形成することができる。また、下部電極膜、誘電体膜、上部電極膜を、それぞれ各膜をパターンニングして形成する場合、パターンニングのずれを考慮して設計することになり、コンデンサ容量が若干低下することになるが、各層を一括して形成するので、ずれを考慮することなく効率よく設計でき、最大限の電極重なり面積をとることができるので、大きなコンデンサ容量を得ることができる。
なお、各層の形成法や材料等は、前記第1の実施の形態と同様である。
つづいて、パッシベーション層400を形成し(同図(c))、フォトリソグラフィ技
術を用いてパッシベーション膜40を形成し(同図(d))、更に、半導体素子と接続される半導体素子接続電極30を形成する(同図(e))。
この製造工程は、エッチングによるパターニングプロセスが第1の実施形態の製造工程に比べて、少なくすることができる。一般にパターニングプロセスはフォトリソグラフィ技術を用いてエッチングレジストパターン(フォトレジストパターン)を形成し、その後ICP等の反応性ガスのプラズマによるエッチングを行うため、製造時間、製造能力、および製造コスト等を要するプロセスであり、一回でも低減できることは製造上極めて有意義なことである。
更に一般に薄膜で構成されるコデンサの導体膜および誘電体膜は100nm程度で極めて薄い厚みで構成されるため、それぞれの膜毎でエッチングを止めることは極めて難しく、また量産時はウエハレベルの大きな基板で処理されるため、ウエハレベルで均一にエッチングの深さを制御するのは困難となる。しかし、当該他の実施の形態に係る製造方法では一括して形成できるのでその心配はない。
また上部電極と下部電極のズレが無いため効率的にコンデンサ容量が得られる。また、第2の実施の形態に係る製造プロセスの最後の工程で半導体素子搭載用の電極が形成されるため、コンデンサが占有する面積にとらわれず半導体素子搭載用電極の面積が設定できるので、十分な強度を持った電極を設計できる。
図9、図10には、本発明に係る電子部品をCPUとそのパッケージとのインターポーザーとして用いた半導体装置の断面図を示す。
図9には本発明に係る電子部品をインターポーザーとしてCPUパッケージ上に搭載した状態の断面図である。同図において、インターポーザーである本発明に係る電子部品1は、樹脂で形成されたCPUパッケージ7とCPU8との間にバンプ101、801を介して設けられ、CPUパッケージ7上に搭載される。ここで、CPUパッケージ7側の電極ピン701と電子部品(インターポーザー)1との接続は、CPUパッケージ7を製造する際にCPUパッケージ内の配線導体702と電子部品1に形成するバンプにより接続してもよく、またはCPUパッケージ7内の配線導体パターンを形成するための導体膜形成工程で行われる乾式または湿式メッキ等により電子部品の外部端子接続電極に直接接続させてもよい。
また、CPU8と電子部品(インターポーザー)1は、バンプ801を介して接続させている。このバンプ801は、CPUのダイの側に形成されたものでも、電子部品の外部端子接続電極上に形成されたものでもよい。
図10は本発明に係る電子部品をインターポーザーとしてCPUパッケージに埋設した状態の断面図である。インターポーザーがCPUパッケージ内に埋設されている以外は図9と同様である。すなわち、インターポーザーである本発明に係る電子部品1は、樹脂で形成されたCPUパッケージ7内にCPU8と接続する側の面を露出させた状態で埋設されている。ここで、CPUパッケージ7側の電極ピン701と電子部品1との接続は、CPUパッケージ7を製造する際にCPUパッケージ内の配線導体702と電子部品1に形成するバンプにより接続してもよく、またはCPUパッケージ7内の配線導体パターンを形成するための導体膜形成工程で行われる乾式または湿式メッキ等により電子部品の外部端子接続電極に直接接続させてもよい。
また、CPU8と電子部品1は、バンプ801を介して接続させている。このバンプ801は、CPUのダイの側に形成されたものでも、電子部品の外部端子接続電極上に形成
されたものでもよい。
インターポーザーをCPUパッケージ内に埋設することにより、素子の低背化やインターポーザーとパッケージとの強度的に安定した接続が得られる。
本発明に係る電子部品は、コンデンサ、コイル、抵抗等の電気素子が形成可能な多層配線基板であって、特にデカップリングコンデンサが形成され、半導体素子が実装可能なインターポーザーとして用いることができる。
本発明に係る電子部品の一実施形態を示す断面図である。 本発明に係る基板の外観斜視図を示す。 本発明に係る基板の分解斜視図を示す。 本発明に係る電子部品の他の実施形態の断面図を示す。 本発明に係る基板の積層工程を示す図である。 焼成後の基板の加工工程を示す図である。 図1の実施の形態に係る薄膜コンデンサを基板上に形成する際の工程を示す図である。 図4に係る他の実施の形態に係る薄膜コンデンサを基板上に形成する際の工程を示す図である。 本発明に係る電子部品(インターポーザー)をCPUパッケージ上に搭載した状態の断面図である。 本発明に係る電子部品(インターポーザー)をCPUパッケージ内に埋設した状態の断面図である。
符号の説明
1 電子部品(インターポーザー)
10 基板
11 絶縁体
12、121、122、123、124、521、522、523、524 ビア電極
100 積層体
101 第1層
102 第2層
103 第3層
104 第4層
131、132、133、530 電極パターン
20 コンデンサ
21 下部電極膜
22 誘電体膜
23 上部電極膜
210、220 導電層
230 誘電体層
30 半導体素子接続電極
40 パッシベーション膜
400 パッシベーション層
50 外部端子接続電極
511、512、513、514 グリーンシート
551、552、553、554 スルーホール

Claims (4)

  1. セラミックス骨材とガラス材料を有するグリーンシートに所定のビアホールを形成する工程と、
    前記ビアホールに電極を充填する工程と、
    前記グリーンシート表面に所定の電極パターンを形成する工程と、
    所定のビア電極と電極パターンが形成された複数の前記グリーンシートを積層する工程と、
    積層して得られた積層体を焼成する工程と、
    焼成により得られた焼成体の少なくとも一方の主面を平坦化加工した後に鏡面化加工して、その加工面上に下部電極と誘電体薄膜と上部電極とを順次積層したコンデンサを形成する工程と、
    半導体素子を接続しうる半導体素子接続電極を前記一方の主面上に露出した前記ビア電極上に形成する工程とを有する電子部品の製造方法であって、
    前記所定のビアホールを形成する工程では、前記複数の前記グリーンシートのうち前記一方の主面側に配置されるグリーンシートに台形の断面形状を有するビアホールを形成し、当該台形の断面形状を有するビアホールは、前記一方の主面側のビア径が、当該グリーンシートにおける前記一方の主面側と反対の他方の主面側のビア径よりも小さくなるように形成され、
    前記コンデンサの誘電体薄膜は薄膜形成プロセスにより形成されたことを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 前記電子部品の製造方法であって、前記セラミックス骨材とガラス材料を有するグリーンシートに所定のビアホールを形成する工程は、前記半導体素子接続電極を形成する側のグリーンシートの厚さを半導体素子接続電極を形成する側とは反対側のグリーンシートの厚さよりも薄いシートを用いてビアホールを形成することを特徴とする請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記電子部品の製造方法であって、少なくとも焼成により得られた焼成体の少なくとも一方の主面をラッピング加工した後に、当該焼成体の他方の主面に厚膜法で外部素子接続電極を形成する工程を有することを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の電子部品の製造方法。
  4. 前記電子部品の製造方法であって、前記コンデンサを形成する工程は、下部導電層、誘電体層、上部導電層を順次形成後に各層を一括してエッチングすることによりコンデンサを形成することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電子部品の製造方法。
JP2005292834A 2005-10-05 2005-10-05 電子部品の製造方法 Active JP4876518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005292834A JP4876518B2 (ja) 2005-10-05 2005-10-05 電子部品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005292834A JP4876518B2 (ja) 2005-10-05 2005-10-05 電子部品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007103736A JP2007103736A (ja) 2007-04-19
JP4876518B2 true JP4876518B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=38030367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005292834A Active JP4876518B2 (ja) 2005-10-05 2005-10-05 電子部品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4876518B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008294247A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Koa Corp 低温焼成セラミックス多層基板およびその製造方法
JP2011054864A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Murata Mfg Co Ltd コンデンサ実装構造
JP5499960B2 (ja) * 2010-07-06 2014-05-21 旭硝子株式会社 素子用基板、発光装置
KR101556507B1 (ko) 2012-08-10 2015-10-01 인더스트리얼 테크놀로지 리서치 인스티튜트 다층 네트워크 연결 통신시스템, 스마트 단말장치 및 그 통신 방법
US10811182B2 (en) 2016-10-28 2020-10-20 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Inductor and method of manufacturing the same
CN112670186A (zh) * 2020-12-22 2021-04-16 厦门通富微电子有限公司 一种芯片的封装结构及其制备方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04211191A (ja) * 1990-02-09 1992-08-03 Hitachi Ltd 実装構造体
JPH1168320A (ja) * 1997-08-23 1999-03-09 Sony Corp 多層配線板及びその製造方法
JP2001338836A (ja) * 2000-03-24 2001-12-07 Sumitomo Metal Ind Ltd コンデンサ付き接続部材、その接続構造と製造方法
JP2001298122A (ja) * 2000-04-17 2001-10-26 Kyocera Corp 半導体素子搭載用基板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007103736A (ja) 2007-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4876518B2 (ja) 電子部品の製造方法
KR100680107B1 (ko) 세라믹 상의 박막 축전기
JP5333435B2 (ja) 貫通電極付きキャパシタおよびその製造方法、並びに半導体装置
WO2018042846A1 (ja) 電子デバイス及び多層セラミック基板
JP2012502274A (ja) Memsプローブ用カード及びその製造方法
JP3897472B2 (ja) 受動部品内蔵多層配線基板およびその製造方法
JP2005079144A (ja) 多層配線基板およびプローブカード
JP3955389B2 (ja) コンデンサ内蔵基板およびその製造方法
JP2005203680A (ja) インターポーザキャパシタの製造方法
JP5082253B2 (ja) 受動素子内蔵配線基板およびその製造方法
JP4578254B2 (ja) 多層配線基板
JP2006216709A (ja) 積層型電子部品を内蔵した多層配線基板及び積層型電子部品
JP5110420B2 (ja) Ag粉末、導体ペースト及び多層セラミック基板とその製造方法
KR100882101B1 (ko) 무수축 세라믹 기판의 제조방법
JP4641826B2 (ja) コンデンサ内蔵セラミック配線基板およびその製造方法
JP5110419B2 (ja) Ag粉末、導体ペースト及び多層セラミック基板とその製造方法
JP2000150290A (ja) コンデンサ
JP4022105B2 (ja) 多層配線基板の製造方法
JPS6092697A (ja) 複合積層セラミツク部品
JP2009071016A (ja) 電子部品およびその製造方法
JP2005101377A (ja) 多層配線基板
JP3521699B2 (ja) 積層セラミック複合部品の製造方法
KR20000045202A (ko) 저온동시소성세라믹의 내장 커패시터 제조방법
JP2009147160A (ja) 多層セラミック基板の製造方法及び多層セラミック基板、これを用いた電子部品
WO2017195414A1 (ja) セラミック電子部品及びセラミック電子部品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4876518

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3