JP4876342B2 - 抗菌剤 - Google Patents
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Description
本発明は、抗菌剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人体等における体臭は、汗腺や皮脂腺からの分泌物を皮膚常在菌が分解することにより発生する。一般に、皮膚常在菌としては、グラム陽性の球菌であるマイクロコツカス属(Micrococcus属)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus属)とグラム陽性の桿菌でコリネフォーム(Coryneform、多形態分岐型)菌であるコリネバクテリウム属(Corynebacterium属)、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium属)、ブレビバクテリウム属(Brevibacterium属)が知られている。体臭の中でも特に問題になる腋臭は、コリネフォーム菌が原因菌であることが知られている。このような皮膚常在菌による分解生成物の主な成分は、酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、イソ吉草酸、カプロン酸、カプリン酸等の炭素数10以下の脂肪酸である。
【0003】
従来、かかる体臭の消臭、脱臭方法として、殺菌剤や制汗剤による体臭の抑制あるいは香料による体臭のマスキング等が行なわれている。しかしながら、従来の殺菌剤については、人体への安全性の問題から必要最小の使用が望まれており、また、制汗剤についても人体等の重要な生理現象を抑制するものであるため局部的な使用に限られ、例えば、腋のように汗や皮脂の分泌が多く皮膚常在菌の増殖し易いところでは、体臭を十分に防ぐことは難しい。更に、香料による体臭のマスキングは、香料の香りと体臭が混ざり合って、かえって悪臭となることがある。 また、ニキビは主として思春期に発現する皮膚疾患で病名を尋常性ざ瘡といい臨床的には「毛嚢脂腺系を中心に毛孔に起こる慢性の炎症性変化」と定義されている。ニキビの原因は現在まだ明かではなく、種々の要因が複雑に絡み合っている皮膚疾患ではあるが、一般には皮脂分泌過剰、毛嚢角化、毛嚢内細菌が重要な役割を果たしていると考えられる。
【0004】
また、ニキビは、コリネフォーム菌であるプロピオニバクテリウム・アクネス(Propionibacterium acnes)が原因菌であることが知られている。本菌は、毛包管内で増殖しリパーゼを生産して、皮脂中の主成分であるトリグリセライドを加水分解することにより遊離脂肪酸を生じ局部的な炎症を起こす。これがニキビ発生の主要な原因とされている。
【0005】
従来、かかるニキビの予防・治療方法として、女性ホルモンによる皮脂分泌の抑制や、抗生物質等による殺菌、イオウ等による角質溶解が行なわれている。しかしながら、女性ホルモンは副作用の心配が有り、抗生物質は皮膚上の菌叢を破壊してしまう危険性が有り、イオウは皮膚刺激やイオウ臭の発生に問題がある。
【0006】
また、膿皮症は、黄色ブドウ球菌であるスタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus)と表皮ブドウ球菌であるスタフィロコッカス・エピダーミディス(Staphylococcus epidermidis)が原因とされている。黄色ブドウ球菌および表皮ブドウ球菌は常在菌として皮膚にいつも存在しており、小さな傷や皮膚の免疫力が低下したときに病変を作る。
【0007】
「とびひ」(伝染性膿か疹)は、夏季に乳幼児の顔、体幹、肢体に水疱が次々にでき、破れてびらんを生じる。原因はやはりこれら2種類のブドウ球菌であることが多く、病変が広い場合は抗生物質を必要とし、やはり皮膚上の人体に有用な菌叢をも破壊してしまう危険性が有る。
【0008】
「おでき」は、毛穴から細菌が侵入し皮下に膿がたまり、自発痛・圧痛が強く、悪化すると切開をして膿を排出することとになり、痛みをともなってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記現状から、人体等において特に汗や皮質の分泌の多いところでも皮膚常在菌の増殖を抑制し、体臭の発生を抑え、腋臭やニキビの原因となるコリネフォーム菌を抑制するとともに、膿皮症の原因となる黄色ブドウ球菌および表皮ブドウ球菌を優先的に制御することによって、体臭の抑制とニキビの予防・治療効果と膿皮症の予防・治療効果を有する安全な抗菌剤の開発が望まれていた。本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、香料化合物の中から、13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカン類が、皮膚常在菌のコリネフォーム菌、黄色ブドウ球菌および表皮ブドウ球菌に対して特異的に増殖を抑制することを見い出し本発明に至った。
【0010】
本発明の目的は、皮膚常在菌の増殖を抑制するための各種用途に使用できる抗菌剤、特に体臭の発生を抑え、またニキビの予防・治療、膿皮症の予防・治療にも効果のある安全な香粧品および皮膚外用剤用に好適な抗菌剤を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の上記目的は、下記一般式(1):
【0013】
【化3】
(式中、R1 はエチル基、又はビニル基を示す。波線はシス体、トランス体、或いはシス体とトランス体の混合物を示す。)で示される、コリネフォーム菌と黄色ブドウ球菌および表皮ブドウ球菌に対して特異的に増殖抑制能を有する13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカン類を有効成分とする抗菌剤の提供によって達成される。
【0014】
本発明では、上記13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカン類の中でも、特に下記一般式(2)で示される1−ビニル−13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカンが好ましい。
【0015】
【化4】
(式中、波線はシス体、トランス体、或いはシス体とトランス体の混合物を示す。)
また、本発明の上記目的は、下記一般式(1):
【0016】
【化5】
(式中、R1 はエチル基、又はビニル基を示す。波線はシス体、トランス体、或いはシス体とトランス体の混合物を示す。)で示される13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカン類を有効成分とする抗菌剤を香粧品および皮膚外用剤用に用いることによって達成される。ここでも、上記一般式(2)で示される1−ビニル−13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカンが特に好ましい。
【0017】
本発明の抗菌剤は、その他、合成樹脂成形品、抗菌繊維、抗菌紙および着色剤等に配合され抗菌性製品とすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の抗菌剤は、上記の一般式(1)で示される13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカン類を有効成分とし、中でも、上記の一般式(2)で示される1−ビニル−13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカンが特に好ましい結果を示す。
【0019】
本発明の抗菌剤は、特に香粧品および皮膚外用剤の用途に有用であり、例えば、体臭抑制用またはニキビ抑制用、膿皮症抑制用等の香粧品および皮膚外用剤に有効に適用される。
【0020】
そのために、本発明で用いられる13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカン類は、皮膚常在菌のコリネフォーム菌と黄色およびブドウ球菌に対して特異的に増殖抑制能を有する1−ビニル−13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカンであることが好ましく、コリネフォーム菌としては、腋臭の発生または促進に関与するコリネバクテリウム属の菌や、ニキビの発生に関わるプロピオニバクテリウム・アクネス等が挙げられる。
【0021】
また、黄色ブドウ球菌および表皮ブドウ球菌としては、膿皮症の発病に関わるスタフィロコッカス・オウレウス、スタフィロコッカス・エピダーミディス等が挙げられる。
【0022】
このように、本発明の上述の一般式(1)で示されるこれらの13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカン類は、皮膚常在のコリネフォーム菌と黄色ブドウ球菌および表皮ブドウ球菌に対して特異的に増殖抑制効果を示し、体臭の抑制、ニキビの予防・治療、膿皮症の予防・治療効果を有する。
【0023】
本発明で用いられる13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカン類は、PCT/JP00/05987に記載の方法に従い得ることができる。例えば、α−ハロケトンを有機マグネシウム化合物とグリニア反応させ、アルコキシマグネシウムハライドとした後、加水分解してクロロヒドリンとし、相間移動触媒の存在下に塩基を作用させてエポキシ化する方法や、α−ハロケトンを有機マグネシウム化合物とグリニア反応させ、アルコキシマグネシウムハライドとした後、非極性溶媒を添加して環化反応を行なう方法が挙げられる。
【0024】
本発明で用いられる13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカン類は、急性毒性試験、変異原性試験、ヒト皮膚貼付試験結果も良好で人体に悪影響を与えることがなく安全である。
【0025】
このため本発明の抗菌剤は、香粧品および医薬品もしくは医薬外品である皮膚外用剤に好ましく使用される。香粧品としては、香水、化粧水、クリーム、ローション、オイル、パック、ファンデーション、メイク落とし等の化粧品、シャンプー、リンス、ヘアートニック等のヘアケア製品、石鹸、ボディーシャンプー、洗顔料等の身体洗浄剤、腋や足などの制汗、デオドラント剤、入浴剤、シェービングクリーム、シェービングフォーム、シェービングジェル、アフターシェーブローション、抗菌スプレー、ウェットティッシュ、衛生用品等が挙げられ、医薬品もしくは医薬外品である皮膚外用剤としては、ニキビ予防剤、ニキビ治療剤、消炎剤、皮膚用軟膏、皮膚用ペースト剤、養毛剤、脱毛剤、浴用剤、皮膚用クリーム、ハップ剤、プラスター剤、パック剤、皮膚用粉末剤等が挙げられる。
【0026】
本発明の抗菌剤は、合成樹脂成形品に好適に適用される。合成樹脂成形品にはフィルムが包含される。
【0027】
合成樹脂成形品は、例えば、本発明の抗菌剤を混練した合成樹脂組成物を、射出成形、押出成形、ブロー成形、加熱圧延、延伸等により成形した物品であり、フィルムは接着剤によりまたは圧着等により積層構造をもたせたものでもよく、本発明の抗菌剤を積層構造中に封入したものであってもよい。
【0028】
これらに用いられる合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、セルロース樹脂等が挙げられる。合成樹脂成形品としては、具体的には、食器、食品容器、化粧品容器等の容器類、ごみ箱、家具、調度品、台所用品、浴用製品などの家庭用品、空調機用フィルタ、電話および携帯電話、電気器具のハウジングなど電気器具部品、カーラー、髪留めなどの化粧具、めがねフレーム、車両内装部品、シートカバー、車体カバー、遮光フィルム等のカー用品、文具、事務用品、書籍装丁用フィルム、ラミネート加工用フィルム、カード類等が挙げられる。
【0029】
本発明の抗菌剤は、繊維、繊維製品、紙状物にも好適に適用される。
【0030】
抗菌繊維は、例えば、本発明の抗菌剤を混練した樹脂組成物を紡糸等により繊維化した物品、または繊維に本発明の抗菌剤を多孔性粒子などの吸着剤に吸着したものやマイクロカプセル化した粒子を練り込むかもしくは表面吸着または付着させた繊維、もしくは本発明の抗菌剤を封入した中空糸等である。これらの抗菌繊維は、糸状物、織編物または不織布等の繊維構造物として使用される。繊維構造物は、より具体的には、服飾品やカーペット等に好適である。 抗菌紙は、例えば、本発明の抗菌剤を原料パルプに混合してもよく、パルプ整形時に表面噴霧してもよい。また、吸着剤、サイクロデキストリンを用いるか、マイクロカプセル化して粉末化したものを表面コーティングする方法、抗菌性樹脂として紙に含浸させる方法、抗菌フィルムでコーティングする方法などで製造することができる。抗菌紙としては具体的には、段ボール、包装紙などの包装用品、書籍、新聞、文具、事務用品、壁紙、表具、紙幣等が挙げられる。 本発明の抗菌剤はまた、染料、顔料あるいは塗料等の着色剤にも好適に適用される。着色剤が油性の場合は、抗菌剤をそのまま混合してもよい。また、着色剤が水性の場合は、界面活性剤などの可溶化剤を混合してもよく、超音波処理などにより微細粒子化することもできる。また、本発明の抗菌剤を吸着剤に吸着させるか、マイクロカプセル化して混合するなどして揮散を抑制することもできる。 本発明の抗菌剤は、このように香粧品、皮膚外用剤、合成樹脂成形品、フィルム、繊維、紙、染料、顔料および塗料等の着色剤に配合して使用することができる。その使用量は、香粧品、皮膚外用剤、合成樹脂成形品、フィルム、繊維、紙、染料、顔料および塗料等の着色剤の種類や使用目的等によって異なることがあるが、全重量に対し好ましくは0.01〜10重量%であり、より好ましくは0.01〜5重量%である。
【0031】
また、本発明の抗菌剤は、本発明の効果を損なわない範囲で、他の抗菌剤、殺菌剤、イオウおよび硫化カリウムなどの硫化物、塩化第二鉄、塩化亜鉛などの塩化物、界面活性剤、増粘剤、色素、アルコール、水等の補助成分と併用できる。特に、本発明では、イオウおよびその関連化合物(硫化カリウムなどの硫化物)を含有するニキビ予防・治療剤との併用は、快い清涼感のある芳香によって、イオウ臭がマスキングされることからダブル効果が得られて有効である。
【0032】
次に、試験例および実施例に基いて本発明を説明する。
【0033】
【実施例】
(試験例1)
次の(a)3種の試験調製液、(b)4種の菌株および(c)2種の培地を使用して、抗菌性試験を行なった。
(a)試験調製液:
下記に示す抗菌作用を有する香料化合物とポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.)の等量混合液を精製水にて10倍に希釈して用いた。
香料化合物:
・1−ビニル−13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカン(1−Vinyl−13−oxabicyclo[10.1.0]tridecane)
・13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカン(13−Oxabicyclo[10.1.0]tridecane)
・1−エチル−13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカン(1−Ethyl−13−oxabicyclo[10.1.0]tridecane)
(b)使用菌株:
・グラム陽性―桿菌(コリネフォーム菌)
コリネバクテリウム・エスピー(Corynebacterium sp.、C.spと略記する)
プロピオニバクテリウム・アクネス(Propionibacterium acnes、P.aと略記する)
・グラム陽性―球菌
スタフィロコッカス・エピダーミディス(Staphylococcusepidermidis、S.eと略記する)
スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus、S.aと略記する)
(c)使用培地:
・好気性細菌用 普通ブイヨン培地‘栄研’(登録商標)( 栄研化学(株)製)・嫌気性細菌用 GAMブイヨン「ニッスイ」(商品名)(日水製薬(株)製)
500ml容三角フラスコに、上記の各培地100mlを入れ、各菌体懸濁液を105CFU/mlになるように接種し、その中に試験調製液を各香料化合物濃度が0、10、50ppmになるように添加し、シリコン製通気栓をした後、37℃、48時間、好気性菌は80rpm往復振盪培養を、嫌気性菌は静置培養を行った後、培養液の濁度(660nmにおける吸光度)を測定した。本実験では偏性嫌気性菌であるプロピオニバクテリウム・アクネスのみ嫌気培養を行なった。 その結果、表1に示すように、1−ビニル−13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカン、13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカンおよび1−エチル−13−オキサビシクロ[10.1.0]トリデカンは、いずれもコリネフォーム菌とブドウ球菌に対して良好な増殖抑制効果を示した。
【0034】
【表1】
−:増殖無し、 +:増殖有り
(実施例1) デオドラントローション
腋臭を有する男性10人に入浴後、表2に示す組成物1〜3のデオドラントローションをそれぞれ腋に塗ってもらい、10時間後の腋臭の有無を3日間に渡り評価した。その結果、表3に示すように、組成物1〜3は、3点とも明らかに腋臭の抑制効果が認められた。
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
(実施例2) ニキビ用ローション
ニキビを有する20代の男性10人に入浴後、表4に示す組成物4〜6のニキビ用ローションを、組成物4を顔の右部に組成物5を顔の左部に、組成物6を額に、それぞれ1ケ月間毎日使用してもらった。その結果、表5に示すように、組成物4〜6は、3点とも明らかにニキビ治療効果が認められた。
【0037】
【表4】
【0038】
【表5】
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、人体の皮膚常在コリネフォーム菌の増殖を抑制し、体臭の発生を抑えるとともにニキビの予防効果を有し、更に、人体の皮膚常在球菌である黄色ブドウ球菌と表皮ブドウ球菌の増殖を抑制し、膿皮症の予防効果を有する安全な、特に香粧品および皮膚外用剤用に好適な抗菌剤が得られる。
【0040】
本発明の抗菌剤は、特に、体臭の抑制、ニキビの予防または膿皮症の予防を目的とした香粧品および皮膚外用剤に配合使用される。特に、イオウおよびその関連化合物を含有したニキビ予防・治療剤に配合することで、抗菌効果が発揮される。
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