JP4876231B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、特に、層間絶縁膜にCMPによるスクラッチが発生することを防止することや層間絶縁膜の膜厚均一性の悪化を防止することを可能とする発明に関するものである。
従来技術を、図18および図19のビット線のコンタクトプラグの形成工程を例として説明する。ビット線110上の層間絶縁膜113に、コンタクトホール132が形成される。その後バリアメタル層121およびタングステン層122がコンタクトホール132に埋め込まれる。これにより図18に示す断面構造が形成される。
そして図19に示すように、メタルCMPにより、層間絶縁膜113が露出するまでタングステン層122およびバリアメタル層121が研磨されることで、コンタクトプラグ133が形成される。
尚、上記の関連技術として特許文献1ないし4が開示されている。
特開2002−076003号公報 特開2000−243830号公報 特開平6−112175号公報 特開2007−523034号公報
メタルCMPでは、層間絶縁膜113が露出するまで研磨が行われる。よって層間絶縁膜113の表面にスクラッチ135が発生する。そしてスクラッチ135が、セルアレイや周辺回路のソース/ドレイン領域などに発生すると、後続の配線形成時にスクラッチ135中に配線材料が入り、配線間を短絡させる恐れがあるため問題である。
またメタルCMPでは層間絶縁膜113も研磨されるが、層間絶縁膜113の研磨量の均一性が悪い。するとコンタクトプラグ形成後の、層間絶縁膜113の膜厚均一性が悪化するため問題である。
本発明は前記背景技術に鑑みなされたものであり、層間絶縁膜にCMPによるスクラッチが発生することを防止することや層間絶縁膜の膜厚均一性の悪化を防止することが可能な半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するためになされた本発明に係る半導体装置の製造方法は、絶縁膜上にアモルファスカーボン層を形成する工程と、アモルファスカーボン層をパターニングし、アモルファスカーボン層をハードマスクとして絶縁膜をエッチングする工程と、アモルファスカーボン層を薄膜化する工程と、絶縁膜がエッチングされた領域を埋め込みアモルファスカーボン層上を覆って、ウェハの前面に導電層を形成する工程と、導電層をアモルファスカーボン層が露出するまでCMPにより研磨する工程と、露出したアモルファスカーボン層を除去する工程とを備え、アモルファスカーボン層を薄膜化する工程は、アッシングにより行われることを特徴とする。
これにより、ハードマスクとして用いたアモルファスカーボン層をCMPの犠牲層としても用いることができる。よって第1に、絶縁膜の表面にスクラッチが発生することを防止することができる。また第2に、犠牲層により、絶縁膜の膜厚均一性がCMPにより悪化することが防止される。よって絶縁膜の膜厚均一性を、成膜時に得られた良好な均一性に維持することができる。
またハードマスクとして使用した厚膜のアモルファスカーボン層を薄膜化し、そのままCMPストッパ層として利用することができる。よってハードマスクとCMPストッパ層とを別々に形成する必要がないため、工程の省略化を行うことができる。
なおアモルファスカーボン層は、アモルファスカーボン膜の単層構造でもよいし、アモルファスカーボン膜以外の膜を含んだ多層構造でもよいことは言うまでもない。またアモルファスカーボン層のパターニングは、コンタクトホールやダマシン配線など、各種パタンが使用可能である。また導電層は、タングステンや銅など、各種の導電性の材料が使用可能である。
本発明によれば、層間絶縁膜にCMPによるスクラッチが発生することを防止することや層間絶縁膜の膜厚均一性の悪化を防止することが可能な半導体装置の製造方法を提供することができる。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を、図1ないし図8を用いて説明する。第1実施形態では、例として、デュアルゲート電極を有するMirrorBit(登録商標)フラッシュメモリでのコンタクトホールの形成工程について説明する。
図1に示すように、シリコン基板1にイオン打ち込みが行われることで、埋め込み型のビット線10が形成される。またコンタクト形成領域外のシリコン基板1上には、ONO膜11が成膜される。ここでコンタクト形成領域は、ビット線10のうちコンタクトプラグ33が形成される領域である。またONO層は、電荷トラップ誘電体層であり、一般に、第1の絶縁層、電荷トラップ層、第2の絶縁層の3つの層が順に堆積されることで構成される。第1及び第2の絶縁層は二酸化シリコン等の酸化物誘電体で作られ、電荷トラップ層は窒化珪素等の窒化物誘電体で作られる。またビット線10上には、埋込SiO膜12が形成される。
ONO膜11および埋込SiO膜12上に、BPSG(boron phosphorus silicate glass)膜13、SiRO膜14、キャップSiO膜15が順にCVD法により成膜さ
れる。SiRO膜14はUVブロック層である。そしてキャップSiO膜15上にアモルファスカーボン膜16がCVD法により成膜される。アモルファスカーボン膜16は、O2アッシングにより除去できる膜である。アモルファスカーボン膜16の膜厚は4000オングストロームと厚くされる。
アモルファスカーボン膜16上に、ARC膜(反射防止膜)であるSiON膜(不図示)、およびレジスト層(不図示)が順に形成される。そして周知のフォトリソグラフィ技術により、コンタクト形状の開口部を有するレジストマスクが形成される。そして周知のドライエッチング技術により、レジストマスクの開口部がアモルファスカーボン膜16に転写される。これにより図2に示すように、アモルファスカーボン膜16にコンタクトホール形成のための開口部31が形成される。
図3に示すように、開口部31が形成されたアモルファスカーボン膜16をハードマスクとして、異方性エッチングによりコンタクトホール32が形成される。このとき、エッチングがビット線10で停止するように、エッチング条件を選択する。
コンタクトホール32を形成する際のハードマスクであるアモルファスカーボン膜16の膜厚は、4000オングストロームと厚くされている。これにより異方性エッチング中に開口部31の肩部のたれが進んでも、肩部のキャップSiO膜15が露出することが防止される。よってコンタクトホール32の開口部が拡がることが防止されるため、コンタクトホール32のホール径を高精度に制御することができる。以上より、ビット線10の幅が狭い場合においてもコンタクトホール32の加工マージンを大きくすることが可能となる。また、SiRO膜14はエッチングレートが低い膜である。これによってもコンタクトホール32の開口部が拡がることが防止され、高精度にコンタクトホールを形成することができる。
図4に示すように、ハードマスクであるアモルファスカーボン膜16が、O2アッシングにより薄膜化される。O2アッシングによるアモルファスカーボン膜16の膜厚制御は、例えば、アッシングによる除去レートとアモルファスカーボン膜16の残膜量とから処理時間を指定する方法により行うことができる。
第1実施形態に係る、ハードマスクの薄膜化方法の利点を説明する。例えばエッチングによりハードマスクを薄膜化する場合には、コンタクトホール32のボトム部にダメージが入りコンタクト抵抗が上昇するおそれや、コンタクトホール32の形状が変化してしまうおそれがある。しかし第1実施形態では、ハードマスクをアモルファスカーボン膜16で構成しているため、O2アッシングによりハードマスクを薄膜化することができる。そして上述のエッチングでの問題点は、O2アッシングでは発生しない。よってハードマスクを薄膜化する際に、コンタクトホール32のボトム部にダメージが発生することや、コンタクトホール32が変形することを防止できる。
またハードマスクであるアモルファスカーボン膜16の薄膜化を行うのは、後述するようにアモルファスカーボン膜16をCMPストッパ層としても用いるためである。後述するように、CMPストッパ層を薄膜化することにより、コンタクトプラグ最上面の、キャップSiO膜15の表面からの飛び出し量を抑えることができるため、平坦性を確保することができる。
そして薄膜化後のアモルファスカーボン膜16の膜厚は、100から500オングストロームの範囲内とされることが好ましい。500オングストロームの上限値は、スクラッチ防止の観点から定められる。すなわち500オングストロームの膜厚であれば、スクラッチを引き起こす砥粒の2次粒径サイズ以上の膜厚となるため、キャップSiO膜15にスクラッチが発生することを防止することができると考えられるためである。また100オングストロームの下限値は、成膜装置の能力の観点から定められる。すなわち100オングストロームの膜厚であれば、安定した膜を成膜するために十分な膜厚であると考えられるためである。
なおアモルファスカーボン膜16の実際の膜厚は、アモルファスカーボン膜16のスクラッチ耐性や成膜装置の能力等に応じて適宜設定すればよいことは言うまでもない。アモルファスカーボン膜16がスクラッチ耐性が高い硬い膜である場合には、コンタクトプラグの飛び出し量を抑えるために、アモルファスカーボン膜16の膜厚を極力薄くすることがよい。また成膜装置の能力が向上し、より薄膜のアモルファスカーボン膜を成膜することができる場合には、アモルファスカーボン膜16の膜厚を100オングストロームよりも薄くしても良いことは言うまでもない。
図5に示すように、バリアメタル層21およびタングステン層22がウェハ全面にCVD法により順に成膜される。よってコンタクトホール32内に、バリアメタル層21およびタングステン層22が埋め込まれる。
図6に示すように、タングステンCMPにより、アモルファスカーボン膜16をCMPストッパ膜として用い、アモルファスカーボン膜16が露出するまでタングステン層22およびバリアメタル層21を研磨する。これにより、アモルファスカーボン膜16上のバリアメタル層21およびタングステン層22が除去され、コンタクトホール32内部にバリアメタル層21およびタングステン層22が選択的に残されることで、ビット線コンタクトプラグ33が形成される。
アモルファスカーボン膜16のCMPストッパ層としての機能を説明する。図8にタングステン用スラリーを用いた場合の、アモルファスカーボン膜16、タングステン層22、キャップSiO膜15の研磨レートを示す。なおここで用いられるタングステン用スラリーは、タングステンの酸化剤(例えば硝酸鉄および過酸化水素)と、酸化物を削り取る砥粒(例えばアルミナ)とを含んだ、一般的なタングステン研磨用のスラリーである。また研磨荷重や研磨速度等のCMP条件も、一般的な条件である。よって本発明は特定のスラリーや研磨条件を要さず、一般的なタングステンプロセスに適用することができることは言うまでもない。
比較例として、キャップSiO膜15をCMPストッパとして用いる場合を説明する。キャップSiO膜15(シリコン酸化膜)の研磨レート(33(オングストローム/秒))と、タングステン層22の研磨レート(45(オングストローム/秒))とは近い値を有するため、キャップSiO膜15に対するタングステン層22の研磨選択比は低くなる。するとオーバー研磨をした場合には、キャップSiO膜15が研磨されるため、キャップSiO膜15の膜厚の均一性が悪化する。またキャップSiO膜15をCMPストッパとすることで、キャップSiO膜15の表面にスクラッチが発生する。
しかし第1実施形態では、アモルファスカーボン膜16をCMPストッパとして用いる。アモルファスカーボン膜16の研磨レート(1(オングストローム/秒))は、タングステン層22の研磨レート(45(オングストローム/秒))に比して非常に低いため、アモルファスカーボン膜16に対するタングステン層22の研磨選択比は非常に高くなる。するとオーバー研磨をした場合においても、アモルファスカーボン膜16がほとんど研磨されることはないため、キャップSiO膜15が露出することが防止される。よってキャップSiO膜15の表面のスクラッチ発生を防止することや、キャップSiO膜15の膜厚均一性の悪化を防止することができる。
図7に示すように、タングステンCMP後に残ったアモルファスカーボン膜16は、O2アッシングにより除去される。これにより、アモルファスカーボン膜16に発生したスクラッチ35(図6)は、アモルファスカーボン膜16と共に除去される。よってキャップSiO膜15の表面にスクラッチが発生することが防止される。またタングステンCMPによりキャップSiO膜15が研磨されることが防止されるため、キャップSiO膜15は、CVD法による成膜時に得られた良好な膜厚均一性を維持することができる。以上よりアモルファスカーボン膜16は、キャップSiO膜15を保護するための犠牲膜として機能する。またコンタクトプラグ33の最上面は、キャップSiO膜15の表面から高さHだけ飛び出す。
なお図7以降における、コンタクトプラグ33の形成後の工程の説明は省略する。
以上の説明から明らかなように、第1実施形態によれば、ハードマスクとして用いたアモルファスカーボン膜16をタングステンCMPのCMPストッパ膜として用いることができる。そして最終的にアモルファスカーボン膜16を除去することにより、アモルファスカーボン膜16をCMPの犠牲層として用いることができる。これにより第1に、キャップSiO膜15の表面にスクラッチが発生することを防止することができる。また第2に、キャップSiO膜15の膜厚均一性が悪化することを防止することができる。
また第1実施形態では、ハードマスクとして使用した膜厚の厚いアモルファスカーボン膜16を薄膜化し、CMPストッパ膜として利用することができる。よってハードマスクとCMPストッパ膜とを別々に形成する必要がないため、工程の省略化を行うことができる。
また第1実施形態ではハードマスクに、O2アッシングで薄膜化することが可能なアモルファスカーボン膜16を用いている。よってハードマスクの薄膜化を行う際に、コンタクトホールのボトムにダメージを与えることやコンタクト形状に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
また第1実施形態ではタングステンCMP時のCMPストッパ膜に、タングステン層22の研磨レートに比して非常に研磨レートが低いアモルファスカーボン膜16を用いている。これによってもキャップSiO膜15にスクラッチが発生することや、キャップSiO膜15の膜厚均一性が悪化することを防止することができる。
第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を、図9ないし図17を用いて説明する。第2実施形態は、第1実施形態に比して、薄膜化後のアモルファスカーボン膜の膜厚値および膜厚均一性をより高精度に制御することが可能な形態である。
図9に示すように、ビット線10上に、埋込SiO膜12が形成される。またコンタクト形成領域外のシリコン基板1上には、ONO膜11が成膜される。ONO膜11および埋込SiO膜12上に、BPSG膜13、SiRO膜14、キャップSiO膜15が順にCVD法により成膜される。そしてキャップSiO膜15上に、下層アモルファスカーボン膜16a、絶縁膜17、上層アモルファスカーボン膜16bが順にCVD法により成膜される。下層アモルファスカーボン膜16a、絶縁膜17、上層アモルファスカーボン膜16bにより、複合アモルファスカーボン層18が形成される。下層アモルファスカーボン膜16aは、後述するCMP工程でのストッパ膜として機能し、その膜厚は100から500オングストロームの範囲内とされる。絶縁膜17にはシリコン酸化膜が用いられ、その膜厚は100から500オングストロームの範囲内とされる。上層アモルファスカーボン膜16bは、後述するエッチング工程でのハードマスクとして機能する。そして複合アモルファスカーボン層18の膜厚は4000オングストロームと厚くされる。
上層アモルファスカーボン膜16b上に、ARC膜であるSiON膜(不図示)およびレジスト層(不図示)が順に形成される。そして周知のフォトリソグラフィ技術により、コンタクト形状の開口部を有するレジストマスクが形成される。そして周知のドライエッチング技術により、レジストマスクの開口部が複合アモルファスカーボン層18に転写される。これにより図10に示すように、複合アモルファスカーボン層18にコンタクトホール形成のための開口部31が形成される。
図11に示すように、開口部31が形成された複合アモルファスカーボン層18をハードマスクとして、異方性エッチングによりコンタクトホール32が形成される。ハードマスクである複合アモルファスカーボン層18の膜厚は、4000オングストロームと厚くされる。これにより前述の通り、コンタクトホール32の開口部が拡がることが防止されるため、コンタクトホール32のホール径を高精度に制御することができる。
図11の状態からO2アッシングが行われる。絶縁膜17はO2アッシングのストッパ膜となるため、図12に示すように、上層アモルファスカーボン膜16bのみがO2アッシングにより除去される。よってO2アッシングにより、ハードマスクである複合アモルファスカーボン層18が、3層分の厚さから2層分の厚さまで薄膜化される。
図13に示すように、絶縁膜17上にバリアメタル層21およびタングステン層22がCVD法により成膜される。よってコンタクトホール32内に、バリアメタル層21およびタングステン層22が埋め込まれる。
図14に示すように、下層アモルファスカーボン膜16aが露出するまで、タングステン層22、バリアメタル層21および絶縁膜17をタングステンCMPにより研磨する。すなわち下層アモルファスカーボン膜16aがCMPストッパ膜として用いられる。これにより、ビット線コンタクトプラグ33が形成される。
図15に示すように、タングステンCMP後に残った下層アモルファスカーボン膜16aは、O2アッシングにより除去される。よって下層アモルファスカーボン膜16aは、キャップSiO膜15を保護するための犠牲膜として機能する。なお図15以降における、コンタクトプラグ33の形成後の工程の説明は省略する。
以上の説明から明らかなように、第2実施形態によれば、絶縁膜17をO2アッシングのストッパ膜として用いることで、薄膜化後のハードマスクの膜厚は、下層アモルファスカーボン膜16aの膜厚と、絶縁膜17の膜厚との合計値となる。よって、O2アッシングによるハードマスクの膜厚制御を不要にすることができる。そして下層アモルファスカーボン膜16aの膜厚値および膜厚均一性と、絶縁膜17の膜厚値および膜厚均一性は、CVD法による成膜時に高精度に制御することができる。よって、薄膜化後のハードマスクの膜厚値および膜厚均一性を、より高精度に制御することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。第2実施形態では、複合アモルファスカーボン層18の薄膜化時に、O2アッシングにより上層アモルファスカーボン膜16bのみを除去するとしたが、この形態に限られない。図16に示すように、O2アッシングにより上層アモルファスカーボン膜16bを除去した後に、フッ酸等によるエッチングにより絶縁膜17を除去する形態としてもよい。この場合図17に示すように、下層アモルファスカーボン膜16a上にバリアメタル層21およびタングステン層22が形成される。これにより、エッチングにより絶縁膜17を除去すると同時に、コンタクトホール32のボトム部を洗浄することができる。またタングステンCMPにより絶縁膜17を除去する必要がなくなるため、タングステンCMPの研磨時間を短縮することが可能となる。
また本発明はアモルファスカーボン層を薄膜化することで、アモルファスカーボン層をハードマスクとCMPストッパ層との両方に用いる点にポイントがある。よって本発明は、エッチングによるパタン形成とCMPによる配線形成とを含んだ工程であれば、何れの工程にも適用可能であることは言うまでもなく、例えばダマシンプロセスによる多層配線工程にも適用できる。また導電層は、タングステンに限らず、銅やアルミなどの各種の導電性の材料が使用可能であることは言うまでもない。またスラリーは、Cu−CMP用スラリーやAl−CMP用スラリーなど各種のスラリーが使用可能であることは言うまでもない。
またハードマスクおよびCMPストッパ層に用いる材料は、アモルファスカーボン膜に限られない。エッチング等を用いずに容易に除去でき、また導電層に比して十分にCMPの研磨レートが低い材料であれば、何れの材料であっても良い。例えば、レジストハクリ溶剤で容易に除去可能な材料を用いることも可能である。
またアモルファスカーボン膜16および複合アモルファスカーボン層18の膜厚は4000オングストロームとしたが、この膜厚に限らない。これらの膜厚値は、コンタクトホール32の開口径、層間絶縁膜の膜種および膜厚等の各種条件により異なることは言うまでもない。
また第1および第2実施形態では、MirrorBit(登録商標)フラッシュメモリでのコンタクトホールの形成工程を例示したが、本発明はMirrorBitフラッシュメモリ以外にも適用できることは言うまでもない。
第1実施形態に係る断面図(その1) 第1実施形態に係る断面図(その2) 第1実施形態に係る断面図(その3) 第1実施形態に係る断面図(その4) 第1実施形態に係る断面図(その5) 第1実施形態に係る断面図(その6) 第1実施形態に係る断面図(その7) 各膜種におけるタングステンCMP研磨レートの図 第2実施形態に係る断面図(その1) 第2実施形態に係る断面図(その2) 第2実施形態に係る断面図(その3) 第2実施形態に係る断面図(その4) 第2実施形態に係る断面図(その5) 第2実施形態に係る断面図(その6) 第2実施形態に係る断面図(その7) 第2実施形態に係る断面図(その8) 第2実施形態に係る断面図(その9) 従来技術に係る断面図(その1) 従来技術に係る断面図(その2)
1 シリコン基板
10 ビット線
13 BPSG膜
15 キャップSiO
16 アモルファスカーボン膜
16a 下層アモルファスカーボン膜
16b 上層アモルファスカーボン膜
18 複合アモルファスカーボン層
22 タングステン層
32 コンタクトホール
33 コンタクトプラグ
35 スクラッチ

Claims (12)

  1. 絶縁膜上にアモルファスカーボン層を形成する工程と、
    前記アモルファスカーボン層をパターニングし、前記アモルファスカーボン層をハードマスクとして前記絶縁膜をエッチングする工程と、
    前記アモルファスカーボン層を薄膜化する工程と、
    前記絶縁膜がエッチングされた領域を埋め込み前記アモルファスカーボン層上を覆って、ウェハの前面に導電層を形成する工程と、
    前記導電層を前記アモルファスカーボン層が露出するまでCMPにより研磨する工程と、
    露出した前記アモルファスカーボン層を除去する工程とを備え
    前記アモルファスカーボン層を薄膜化する工程は、アッシングにより行われることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記アモルファスカーボン層は、
    前記絶縁膜上に形成される第1アモルファスカーボン膜と、
    前記第1アモルファスカーボン膜上に形成される層間膜と、
    前記層間膜上に形成される第2アモルファスカーボン膜とを備え、
    前記アモルファスカーボン層を薄膜化する工程は、前記第2アモルファスカーボン膜を除去することで行われることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2アモルファスカーボン膜は前記絶縁膜をエッチングする工程の終了後に除去され、
    前記第1アモルファスカーボン膜は前記アモルファスカーボン層を除去する工程により除去されることを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1アモルファスカーボン膜および前記第2アモルファスカーボン膜はアッシングにより除去されることを特徴とする請求項または請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記層間膜は、前記第2アモルファスカーボン膜の除去後にエッチングにより除去されることを特徴とする請求項ないし請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1アモルファスカーボン膜は前記第2アモルファスカーボン膜よりも薄く形成されることを特徴とする請求項ないし請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1アモルファスカーボン膜は500オングストローム以下で形成されることを特徴とする請求項ないし請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記アモルファスカーボン層を薄膜化する工程は、前記アモルファスカーボン層を500オングストローム以下にすることを特徴とする請求項1ないし請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記絶縁膜をエッチングする工程では複数のコンタクトホールが形成され、
    前記導電層はタングステンを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記絶縁膜をエッチングする工程では複数のダマシン配線が形成され、
    前記導電層は銅を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記アモルファスカーボン層の研磨レートは、前記導電層の研磨レートに比して低くされることを特徴とする請求項1ないし請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記絶縁膜は、UVブロック層とキャップ層と
    を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
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