JP4873521B2 - パール調印刷用紙 - Google Patents

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Description

本発明はパール調印刷用紙に関する。さらに詳しくは、高白色度で、印刷適性に優れ、且つ印刷発色性にも優れたパール調印刷用紙に関する。
パール顔料を含む塗料を塗工した印刷用紙は、その外観が独特のパール調の美しい意匠性を呈することから、ポスター、カレンダー、カタログ、ラベル、パッケージ等に幅広く用いられている。
パール顔料には、天然パールエッセンスや雲母の表面に二酸化チタンをコーティングした合成パール顔料等があり、10〜500μmの扁平な形状を持つ粒子である。この中でも二酸化チタン被覆マイカは、被覆する二酸化チタンの層の厚みを変えることにより、シルバー、ゴールド、レッド、ブルー、グリーンと干渉色が変わる顔料である。これらの顔料は、塗料に添加し紙やフィルム等に塗工したり、あるいはプラスチックに練り込んだり、または車のメタリック塗装に使われたり、化粧品の材料として用いられたりと幅広い分野で使用されている。
これらのパール顔料において塗工紙用として使用されるパール顔料は、表現力が多彩である二酸化チタン被覆マイカが多く使用され、その中でも10〜200μmの粒子径のものを使用するのが一般的である。パール顔料の特徴を最大限生かす方法としては、紙表層にパール顔料を塗工したり、あるいは配列させることによりパール光沢を得る手法が最も一般的である。
パール感についてはその発現要因が様々であるが、一般的に光沢度や目視のパール感という表現で表してきた。そのためにパール感を上げる方法としては、カレンダー処理によって塗工面の平滑性を上げたり、パール感の絶対量を増やすためにパール顔料を含む塗工層の塗布量を増やす等の方法が一般的であった。
また、パール顔料を含有する塗工層においては、パール顔料の粒子の形状や大きさの問題から、これを原紙に強固に固着して印刷等に支障を起こさないようにするには塗料中に多くの接着剤を添加する必要があった。しかし塗工液中の接着剤の比率が多くなるとパール顔料の比率が低下し、目的とするパール感を得るには多くの塗布量を必要とするといった問題があった。また、塗布量を多くすると紙の表面層における樹脂分が多くなりインクの吸収性が下がる為、印刷適正も悪くなる傾向が見られるといった問題があった。
このような理由で、より少ない塗工量でパール光沢感を得る為、以下に述べるような様々な提案がなされている。例えば特許文献1では、原紙上に顔料及び接着剤を主成分とする水性顔料を塗工した顔料塗工層を設け、次いで、この顔料塗工層上にパール顔料及び接着剤を主成分とする水性真珠顔料塗料を塗工し、さらにその上に水溶性高分子物質を主成分とする表面処理層を設けることを特徴とする真珠顔料塗工紙が提案されている。また特許文献2では、原紙上に中空有機填料層を設け、その上にパール顔料と接着剤の比率を規定したパール顔料層を設けることを特徴とするパール調塗工紙が提案されている。これらの発明に代表されるように、原紙上に顔料塗工層を設け、その上にパール顔料を含有する塗工層を設けることで効率よくパール感を出すことは公知となっている。
さらにパール感を高める方法として、できるだけ反射率が高くなるように粒子径の大きいパール顔料を使用したり、白色度の高い原紙もしくは白色顔料塗工紙の上にコントラストの強い金色などの着色されたパール顔料を使用することで、少ない塗工量で強いパール感を得る方法も取られている。
しかしながら、表面を高平滑にするためにカレンダー処理したものは、光沢度は増すが紙本来の質感が失われてしまうという問題があった。またこれまでのパール調塗工紙はパール感を出すということを最優先としてきたため、パール感を強く感じる塗工紙は、印刷をした際に印刷物にもパールの影響が見られ、その結果、印刷物の色再現性が通常のコート紙と比べると、大きく異なるものとなっていた。着色されたパール顔料を用いた場合も同様に、印刷物本来の色味とは全く異なるものとなっていた。さらに印刷適正についても様々な改良がなされてきたが、通常のオフセットインクにおける乾燥性は、一般的な印刷用コート紙と比較すると格段に劣るものであり、印刷作業性の面で常々改良を求められてきた。
特公平1−47597号公報 特許第3453942号公報
本発明は上述したような問題を解決すること、具体的にはパール調を有するが紙の質感を損なわず、色彩の再現性といった印刷品質に優れ、印刷適正が良好なパール調印刷用紙を提供することを目的とする。
すなわち本発明の請求項1に係る発明は、原紙(3)の少なくとも片面に白色顔料と接着剤からなる白色顔料塗工層(1)を設け、その上にパール顔料と水溶性高分子接着剤を主成分とするパール顔料塗工層(2)を塗工した印刷用紙において、パール顔料を塗工した面が、JIS Z8741に準じて測定される光沢度の値が5%〜15%であり、かつ一定光量の光を45度で入射し45度で受光する正反射光を測定する際に、あおり角を4度の角度を取ったときの数値があおり角0度のときに得られる数値の40〜90%の範囲であることを特徴とするパール調印刷用紙である。
本発明の請求項2に係る発明は、パール顔料を塗工した面がJIS P8148で規定されるISO白色度の値が85%以上であることを特徴とする請求項1に記載のパール調印刷用紙である。
本発明の請求項3に係る発明は、パール顔料塗工層に使用されるパール顔料がシルバー系パール顔料であることを特徴とする請求項1または2に記載のパール調印刷用紙である。
本発明の請求項4に係る発明は、水溶性高分子接着剤がポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のパール調印刷用紙である。
本発明の請求項5に係る発明は、パール顔料塗工層(2)中における水溶性高分子接着剤の添加率が、30〜70質量%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のパール調印刷用紙である。
本発明の請求項6に係る発明は、パール顔料塗工層(2)の塗布量が0.5〜3g/mであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のパール調印刷用紙である。
本発明の請求項7に係る発明は、白色顔料塗工層(1)に珪素を含む物質が添加されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のパール調印刷用紙である。
本発明によれば、パール調を有するが紙の質感を損なわず、色彩の再現性といった印刷品質に優れ、印刷適正が良好なパール調印刷用紙が得られる。本発明のパール調印刷用紙は、特に通常のオフセット印刷を行なう印刷用紙として好ましく使用できる。
本発明は、原紙の少なくとも片面に白色顔料と接着剤からなる白色顔料塗工層(1)を設け、その上にパール顔料と水溶性高分子接着剤を主成分とするパール顔料塗工層(2)を塗工した印刷用紙において、パール顔料を塗工した面が、JIS Z8741に準じて測定される光沢度の値が5%〜15%であり、かつ45度で入射した光を45度で受光する正反射光を測定する際に、あおり角を4度の角度を取ったときの数値があおり角0度のときに得られる数値の40〜90%の範囲である必要がある。
本発明のパール調塗工紙でいうパール感とは、パール顔料による要素と樹脂成分の要素と紙の表面性とが影響しあって見える外観として捕らえることができる。
このうちパール顔料によるパール感の要素は以下のような2つの要素から成り立っている。第一は、パール顔料を含んだ塗工膜に光が照射された際に、その入射光線がパール顔料の表面から正反射光として強く反射され、その結果きらきらとした感じを与える要素である。そして第二は、パール顔料が光を干渉することによって得られるパール顔料特有の干渉色による要素である。
樹脂成分からなる要素は、塗工膜に照射された光が塗工膜内部に入らず、塗工膜表面の樹脂部分で反射された光による光沢によるものである。
紙の表面性からなる要素にも2つの要素がある。第一はパール顔料を塗工する前の紙の凹凸であり、これはパール顔料の配向性を支配するものである。第二はパール顔料塗工後の表面性であり、これは塗工膜表面の凹凸を左右するものである。
これらの要因が重なってパール感を支配する為、パール顔料の絶対量、パール顔料の種類、パール顔料の大きさ、パール顔料を含む塗工層の透明度、樹脂そのものが持つ光沢度、パール顔料層の樹脂量、塗工膜の塗布量、塗工前の原紙や塗工後の紙の凹凸を表す平滑度など全ての要因がパール感に影響する。
これらの要素の中で、パール顔料の絶対量とパール顔料の色、そしてパール顔料を含む塗料を塗工する前の紙の凹凸、パール顔料を含む塗料を塗工した後の紙の凹凸が印刷物の再現性に特に影響する。
パール調の印刷用紙において色彩の再現性に影響を及ぼさないようにする為には、JIS Z8741に準じて測定される光沢度の範囲が5度〜15度の範囲である必要がある。光沢度が5度以下であれば、印刷物の再現性にはほとんど影響しないが、パール感が感じられず、パール顔料を塗工する効果が少なく好ましくない。また15度以上であると、パール感を発現する様々な要素に関わらず印刷物がパール顔料の影響を強く受けるようになり、印刷物の再現性が低下するので好ましくない。
パール感を評価する方法は従来調査されていなかったが、本発明者はあおり角をつけずに紙に一定光量の光を照射した正反射光と、あおり角をつけて同じ光量で紙に照射した光の正反射光の強度を比較することで可能となることを見出した。この方法をとることで、パール感に関する様々な要素を統合して評価することが可能となった。
樹脂成分を要素とするパール感は、主にあおり角が0±4度の範囲で正反射光が得られ、あおり角が−4度以下、あるいは4度以上ではほとんど得られない。この数値は紙の平滑性や塗工面の表面性にも左右され、平滑度の高い紙ほど角度の範囲が狭くなる傾向がある。
一方、紙にパール顔料を塗工することによって得られるパール顔料によるパール感は、あおり角が0〜12度の広い範囲で正反射光のピークが得られ、特に4〜8度の間が顕著である。このあおり角が4〜12度の範囲で得られる正反射光は、パール顔料を紙に塗工することによって得られる独特の光沢であり、この正反射光が印刷物に影響を与える。
あおり角が4〜8度の範囲であればパール顔料による独特のパール感を見ることができるが、特に4度における差が顕著である。すなわち、あおり角が+4度、あるいは−4度のいずれかにした場合、一定光量で入射した正反射光が、4度で測定した時と同様の光量で、あおり角が0度とした時の正反射光の90%以上で顕著に影響するようになる。90%以上だとパール顔料の絶対量が多いか、パール顔料が様々な方向に配向しているため、広い範囲の角度でパール感を感じるようになる。そのため印刷物にもその影響が強くでるため印刷再現性が低下し印刷物として好ましくない。一方40%以下では印刷物に影響を及ぼさなくなるが、パール顔料による光沢がなくなる為好ましくない。
本発明におけるパール顔料層はパール顔料と接着剤からなるが、接着剤は水溶性高分子である必要がある。接着剤として水溶性高分子を用いることで、樹脂の光沢の影響が強いあおり角0〜4度における正反射光を効率良く高くすることができる。さらには、水溶性高分子は合成樹脂エマルジョンと比較して粘度が高いため紙層間に浸透し難く紙表面に残り易い性質があり、樹脂そのものの光沢を上げることができる。また、あおり角が0〜4度における正反射光の比率を多くすることによって、パール感を上げるのと同時に印刷物の再現性に影響する4〜8度の正反射光の割合を減らし、効率良くパール感を得ることができる。一方、合成樹脂エマルジョンを中心とした接着剤を使用した場合には接着剤成分の紙層間への浸透が多く、あおり角が0〜4度における正反射光も下がる為、光沢度を上げるためには塗工量を多くするか、樹脂の配合比率を多くする必要があり、インキセット性が悪くなるため好ましくない。
本発明に使用される水溶性高分子は、透明性という面から完全ケン化型ポリビニルアルコール、部分ケン化型ポリビニルアルコール、シラノール変性ポリビニルアルコール等のポリビニルアルコールを使用することが好ましい。特に耐水性の面を考慮すれば完全ケン化型ポリビニルアルコールやシラノール変性のポリビニルアルコールが好ましい。ポリビニルアルコール以外には、水溶性アクリル、ビニルウレタン、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、酸化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、カゼインなども使用することができる。
水溶性高分子のみを接着剤として使用する場合には、耐水性の面から、結晶性の高い物を使用するか、架橋剤を水溶性高分子に対して1〜20重量部添加することが好ましい。架橋剤としては、ジルコニウム化合物、メラミン、シランカップリング剤など塗工紙に一般的に使用されている架橋剤を適宜添加することができるが、水酸基の反応性が低い為自己架橋するものがより好ましい。
溶剤系の高分子接着剤も皮膜性、透明性が高く同様の効果は得られるが、廃液処分や製造時の作業性の問題からできる限り使用しない方が好ましい。また、水溶性高分子と比較して樹脂自体のコスト高となり、経済的にも不利であるので好ましくない。
本発明におけるパール顔料層は、水溶性高分子を使用することにより、従来の合成樹脂エマルジョンを接着剤として使用するパール顔料層より、接着性、光沢度の面で優れる。そのためパール顔料に対する接着剤の比率を減らすことができ、かつ塗工量も減らすことができる。水溶性高分子を使用する場合、パール顔料100質量部に対し30〜70質量部の範囲が好ましい。30質量部以下では接着力の高い水溶性高分子でもパール顔料の接着性が十分でなく印刷時にパール顔料が取れてしまうので好ましくない。一方70質量部以上だと塗工層表面を水溶性高分子が覆ってしまう為、インキのセット乾燥性が悪く印刷適性が問題となるので好ましくない。さらに、一定光量を表面に照射した時にあおり角を4度つけて測定した正反射光が、あおり角0度をつけた時の正反射光の40%以下になるため、樹脂による光沢が強くなりパール顔料独特の光沢度が少なくなり外観の質が下がってしまうので好ましくない。
本発明におけるパール顔料層の塗工量は、0.5〜3g/mの範囲であることが好ましいが、1〜2g/mの範囲がより好ましい。0.5g/m未満では表面を覆うパール顔料の比率が低くなり、光沢度が5度以下となって十分なパール感を得ることができないので好ましくない。一方、3g/m以上だと光沢度が15度を越える場合が発生したり、さらにはパール顔料層の塗工層表面が樹脂で覆われてしまう為、インキのセット乾燥性が悪く印刷適性が問題となるので好ましくない。さらにパール顔料で表面が被覆されてしまう為、紙の白色度が低下する傾向があるので好ましくない。
本発明において好ましいパール感は、塗工層表面を覆うパール顔料の面積の比率に影響される。パール顔料が塗工層表面を覆う面積比率は20〜50%の範囲内が好ましい。このパール顔料の塗工層表面を覆う面積比率は、パール顔料層中のパール顔料の質量によっても左右され、0.3〜2.5g/mの範囲であることで塗布量が少なく、効率良く光沢度を上げることができる。パール顔料の質量が2.5g/m以上では、被覆率が50%を超えパール顔料自体が重なる部分が増えるのでパール感を効率良くあげることができず好ましくない。一方0.3g/m以下では被覆率が少なく、十分なパール感を得ることができないので好ましくない。
本発明におけるパール顔料はシルバー系のパール顔料であることが好ましい。通常パール調印刷用紙に使用されるパール顔料はシルバー系、ゴールド系のいずれかが主流であるが、ゴールド系は、それ自体の反射率が高く、少ない添加量でもシルバー系と同等もしくはそれ以上の光沢度が得られる。しかし、その分印刷物の色再現性に影響する度合いも高く、色再現性の面からは好ましくない。また、シルバー、ゴールド系以外の着色パール顔料はそれ自体に色がついているため、ゴールド系同様に色再現性が悪く好ましくない。
本発明におけるパール顔料の粒子径は、10〜200μmの範囲であることが好ましい。10μm以下のパール顔料は、原料とするマイカの粒子径が小さいので比表面積が多く、その分酸化チタンの被覆率も高くなる。そのため粒子径の大きいマイカを使用した場合よりもパール顔料のパール感が低くなる。一方200μm以上では、紙への接着性が悪く、印刷等の工程で脱落する可能性があり好ましくない。
本発明のパール顔料層にはインキの吸収性を上げることを目的としてパール顔料以外にも填料を添加することができる。本発明で添加することのできる顔料は、粒子径が500nm以下の細かいもので表面の光沢度を下げないものである。具体的にはコロイダルシリカや合成樹脂填料などが挙げられるが、添加量はパール顔料100重量部に対し10部以下が好ましい。10部以上の添加量では粒子径が細かい填料を使用してもパール顔料による光沢は少なくなるため質感が下がってしまう。
本発明におけるパール顔料層には、光沢度を上げる目的でパール顔料以外にアルミペーストを添加することができる。アルミペーストは粒子径が細かく均一な塗工面を作るには好ましいが、アルミペースト自体が灰色であり、白色度の面からパール顔料100質量部に対して30質量部以下とすることが好ましい。
パール顔料層には、パール顔料、填料、水溶性高分子、架橋剤以外にレベリング剤、変色防止剤、消泡剤等を必要に応じて適宜使用することができるが、透明性が下がる可能性がある為、その添加量はできる限り少ない方が好ましい。
パール顔料層の調合は、通常の水性塗料の製造で使用される攪拌機、ミキサーなどを適宜使用することができるが、高いせん断力のかかる分散機は、パール顔料の表面を破壊する恐れがあるため攪拌の条件は十分留意する必要がある。
パール顔料塗工層を形成するには、ロールコーター、エアナイフコーター、グラビアコーター、ブレードコーター、ロッドコーター等の公知の塗工装置を適宜用いて塗工することができる。
パール顔料を塗工後の白色度は、JIS P8141で規定されるISO白色度として85%以上であることが好ましい。白色度を高くすることで、色のコントラストを上げる効果があり、印刷物における色彩再現性を上げる効果があるので好ましい。白色度は、パール顔料層の塗布量、パール顔料層の配合比率、パール顔料層を塗工する前の紙の白色度に影響される。本発明のようにパール顔料層の塗布量が少ない場合には、パール顔料層を塗工する前の原紙の白色度による影響が特に大きい。
本発明における白色顔料層塗工後における紙の平滑度は、JIS P8119で規定されるベック平滑度試験機による平滑度試験方法において10〜30秒の範囲であることが好ましい。パール顔料の配向は紙の表面性に影響されるので、平滑度が30秒以上の紙にパール顔料を塗工するとパール顔料が一様に配向され、一定光量を表面に照射した時にあおり角を4度つけて測定した正反射光が、あおり角をつけない時の正反射光の40%以下となり、パール顔料による独特の光沢度が低下し質感が下がるので好ましくない。一方、平滑度が10秒以下の粗い紙にパール顔料を塗工するとパール顔料が一様に配向されず、あおり角4〜8度をつけた時の正反射光が大きくなる傾向があり、印刷物の再現性が低下するので好ましくない。
本発明における白色顔料層は、填料と接着剤を主剤とし必要に応じ助剤から構成される。塗工液に用いられる填料はカオリン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、有機顔料、タルク、クレー、焼成カオリン、シリカ、酸化チタン等の一般的に印刷用紙として使用される公知の顔料を必要に応じて単独もしくは2種類以上を混合して使用することができるが、白色度とコストの面から重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウムを主体とした塗料配合が好ましい。また、パール顔料層の接着剤としてシラノール変性のポリビニルアルコールを使う場合には、カオリン、シリカ、焼成カオリン等はシラノール変性のポリビニルアルコールとの接着性を向上させ、耐水性を向上させるので好ましい。
白色顔料層に用いる接着剤は、一般的に紙塗工液用として用いられる公知の接着剤、例えばスチレン−ブタジエン樹脂、スチレン−アクリル樹脂、メチルアクリレート樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂などの合成樹脂エマルジョンやデンプン、カゼイン、ポリビニルアルコール、酸化ビニル、カルボキシメチルセルロースなどの水溶性高分子材料を必要に応じて単独もしくは2種類以上を混合して使用できる。
本発明のパール顔料層に使用される接着剤は、填料100質量部に対して10〜30質量部が好ましい。10質量部未満ではパール顔料層に用いる接着剤が白色顔料層に多く吸収され、パール顔料と白色顔料層との接着力が弱く、印刷時にパール顔料が剥がれる問題を起こす可能性があるので好ましくない。一方30質重量部以上ではパール顔料の接着性は良好であるが、インクの乾燥性が悪くなる為、印刷作業性が悪いので好ましくない。
本発明の白色顔料層には、必要に応じ染料、pH調整剤、架橋剤、消泡剤、増粘剤、耐水化剤、レベリング剤などを適宜使用できる。特に蛍光染料については、白色度を高くする効果があり、5%以下の添加量であれば印刷適性向上に寄与するため好ましい。
本発明における塗工液の調整には各種ミキサー、ニーダー、ボールミル等の分散機、攪拌機を塗工液の組成によって適宜使用できる。
本発明における白色顔料層は、塗工原紙の両面もしくは片面に塗工することで得られる。塗工方法は、ブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコーター、バーコーター、ロッドコーターなど公知の各種塗工装置を適宜使用することができる。
本発明における白色顔料層の塗工量は、乾燥質量で3〜15g/mが好ましい。さらに好ましくは5〜10g/mである。3g/m以下では原紙に均一に塗料を塗工することが出来ず、パール顔料層を少ない塗布量で塗工し、効率良く光沢度を上げることができないので好ましくない。一方15g/m以上では、効率良く光沢度を向上させるには十分な塗布量であるが、それ以上増やしても効果は頭打ちとなるの不経済であり好ましくない。
本発明において原紙に配合されるパルプの種類は特に限定するものではない。例えば広葉樹晒クラフトパルプ、針葉樹晒クラフトパルプ、サーモメカニカルパルプ、砕木パルプ、古紙パルプ、合成パルプ等などを必要に応じ単独または2種類以上を混合して使用することができる。また、原紙に配合される填料としては、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、カオリン、クレー、タルク、シリカ、酸化チタン、ホワイトカーボン、合成樹脂填料等、製紙用として公知の填料を使用することができる。不透明度の面から填料の添加量は、パルプ質量あたり3質量%以上が好ましい。さらに必要に応じて、硫酸バンド、サイズ剤、紙力増強剤、染料、消泡剤などを使用しても良い。
原紙の抄紙方法については特に限定されるものでなく、丸網抄紙機、長網抄紙機、ツインワイヤー等の公知の抄紙機を用いることができる。さらに表面強度やサイズ性、塗工適性向上の目的で、サイズプレス、ゲートロール、シムサイザー等で酸化澱粉、表面サイズ剤、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド等の表面処理剤として製紙用に一般的に使用されるものを単独、または混合して使用することができる。
本発明におけるパール顔料塗工層を塗工して得られる塗工紙は、スーパーカレンダー、グロスカレンダー、ソフトカレンダー等の仕上げ装置を用いても構わない。但し、使用する場合は、カレンダー処理によって表面光沢度が高くなるので、軽い仕上げ処理が好ましい。あまり平滑化させると表面が平滑化され、一定光量の光を45度で入射し45度で受光する正反射光を測定する際に、あおり角を4度の角度を取ったときの数値があおり角0度のときに得られる数値の40%以下となり、パール調の質感を失ってしまう可能性があるので好ましくない。
[実施例1]
〈白色顔料塗工層の調整〉
重質炭酸カルシウム(商品名「FMT―90」、ファイマテック(株)製)、70質量部、軽質炭酸カルシウム(商品名「TP−221」、奥多摩工業(株)製)20質量部、合成シリカ(商品名「ミスカシルP―527」、水澤化学(株)製)、10質量部に対し、酸化デンプン(商品名「MS−4600」、日本食品加工(株)製)を5質量部、スチレン−ブタジエンラテックス(商品名「スマーテックスPA―3803」、日本A&L(株)製)を18質量部からなる白色顔料塗工液を作成した。
〈パール顔料塗工層の調整〉
パール顔料としてシルバーパールである酸化チタン被覆マイカ、粒子径10〜120μm(商品名「イリオジン100」、メルクジャパン(株)製)を100質量部に対し、完全ケン化型ポリビニルアルコール(商品名「PVA―2117」、クラレ(株)製)を40質量部添加し、架橋剤として炭酸ジルコニウムアンモン(商品名「ジルコゾールAC−7」、第一稀元素化学工業(株)製)、3質量部添加し、パール顔料塗工液を作成した。
〈塗工紙の作成〉
坪量108g/mの原紙の片面に白色顔料塗工層を乾燥質量10g/mとなるように塗工し、さらにその上にパール顔料塗工層を乾燥質量で2g/m塗工し、パール調印刷用紙を作成した。
[実施例2]
〈パール顔料塗工層の調整〉
パール顔料としてシルバーパールである酸化チタン被覆マイカ、粒子径10〜120μmの商品名「イリオジン100、メルクジャパン(株)製」)、100質量部に対し、酸化デンプン(商品名「MS―4600」、日本食品加工(株)製)、5質量部、完全ケン化型ポリビニルアルコール(商品名「RS−2117」、クラレ(株)製)を30質量部添加し、架橋剤として(商品名「オルガチックスTC−310」、松本製薬工業(株)製)3質量部添加し、パール顔料塗工液を作成した。
〈塗工紙の作成〉
坪量108g/mの原紙の片面に実施例1と同様の白色顔料塗工層を乾燥質量で10g/mとなるよう塗工し、さらにその上にパール顔料塗工層を乾燥質量で1g/mとなるように塗工し、パール調印刷用紙を作成した。
[実施例3]
〈パール顔料塗工層の調整〉
パール顔料としてシルバーパールである酸化チタン被覆マイカ(商品名「イリオジン100」メルクジャパン(株)製)を95質量部に対し、コロイダルシリカ(商品名「スノーテックスUP」、日産化学(株)製)5質量部、酸化デンプン(商品名「MS−4600」、日本食品加工(株)製)5質量部、シラノール変性ポリビニルアルコール(商品名「R−1130」、クラレ(株)製)を40質量部添加し、パール顔料塗工液を作成した。
〈塗工紙の作成〉
坪量108g/mの原紙の片面に実施例1と同様の白色顔料塗工層を乾燥質量で10g/mとなるよう塗工し、さらにその上にパール顔料塗工層を1.5g/mとなるように塗工し、パール調印刷用紙を作成した。
[実施例4]
〈パール顔料塗工層の調整〉
パール顔料としてシルバーパールである酸化チタン被覆マイカ(商品名「イリオジン100」、メルクジャパン(株)製)100質量部に対し、完全ケン化型ポリビニルアルコール(商品名「R―117H」、クラレ(株)製)を60質量部添加し、架橋剤として炭酸ジルコニウムアンモン(商品名「ジルコゾールAC−7」、第一稀元素化学(株)製)、を3質量部添加し、パール顔料塗工液を作成した。
〈塗工紙の作成〉
坪量108g/mの原紙の片面に実施例1と同様の白色顔料塗工層を乾燥質量で10g/mとなるよう塗工し、さらにその上にパール顔料塗工層を1.5g/mとなるように塗工し、パール調印刷用紙を作成した。
[実施例5]
〈白色顔料塗工層の調整〉
カオリン(商品名「UW−90」、エンゲルハード(株)製)を70質量部、軽質炭酸カルシウム(商品名「TP−123」、奥多摩工業(株)製)を30質量部に対し、酸化デンプン(商品名「MS―4600」、日本食品加工(株)製)を5質量部、スチレン−ブタジエンラテックス(商品名「スマーテックスPA−3803」、日本A&L(株)製)15質量部を添加し、白色顔料塗工液を作成した。
〈塗工紙の作成〉
坪量108g/mの原紙の片面に白色顔料塗工層を乾燥質量で10g/mとなるよう塗工した以外は、実施例3と同様の方法にてパール調印刷用紙を作成した。
[実施例6]
〈白色顔料塗工層の調整〉
重質炭酸カルシウム(商品名「FMT―90」ファイマテック(株)製)を60質量部、軽質炭酸カルシウム(商品名「Brilliant−15」、白石工業(株)製)を40質量部に対し、酸化デンプン(商品名「MS―4600」、日本食品加工(株)製)を5質量部、スチレン−ブタジエンラテックス(商品名「LX−459」、日本ゼオン(株)製)15質量部を添加し、50%濃度の塗工液を作成した。
<塗工紙の作成>
坪量108g/mの原紙の片面に白色顔料塗工層を乾燥質量で10g/mとなるよう塗工した以外は、実施例1と同様の方法にてパール調印刷用紙を作成した。
[比較例1]
パール顔料塗工層に使用するパール顔料としてゴールド系酸化チタン被覆マイカ(商品名「イリオジン210」、メルクジャパン(株)製)を使用した以外は実施例1と同様の方法でパール調印刷用紙を作成した。
[比較例2]
〈パール顔料塗工層の調整〉
パール顔料(商品名「イリオジン100」、メルクジャパン(株)製)100質量部に対し、ポリビニルアルコール5質量部、スチレン−ブタジエンラテックス(商品名「L7430」、旭化成(株)製)50質量部、架橋剤として炭酸ジルコニウムアンモン(商品名「ジルコゾールAC−7」、第一稀元素工業(株)製)3質量部添加し、パール顔料塗工液を作成した。
<塗工紙の作成>
坪量108g/mの原紙の片面に白色顔料塗工層を乾燥質量で10g/mとなるよう塗工した以外は、実施例1と同様の方法にてパール調印刷用紙を作成した。
[比較例3]
パール顔料塗工層の塗布量を5g/mにした以外は、実施例3と同様の方法でパール調印刷用紙を作成した。
[比較例4]
実施例1と同様にパール顔料塗工層を塗工した後、さらに表面処理層としてジアルデヒドスターチを0.3g/m塗工しパール顔料印刷用紙を作成した。
[比較例5]
坪量108g/mの原紙の片面に白色顔料塗工層を塗工せず、パール顔料層を2g/mとなるように塗工した以外は実施例1と同様にパール調印刷用紙を作成した。
実施例1〜6および比較例1〜5についてまとめたものを表1に示した。
〈表1〉
Figure 0004873521
実施例1〜6および比較例1〜5で作成した塗工紙においてISO白色度、白紙光沢度、あおり角0度に対するあおり角4度の正反射光の反射率、インキセット乾燥性、色再現性について測定を行い、その結果を表2に示した。
[ISO白色度]
JIS P8148に準じた方法にてパール顔料塗工層が塗工されている面の白色度を測定した。
[白紙光沢度]
JIS Z8741に準じた方法にてパール顔料塗工層が塗工されている面の60度光沢度を測定した。
[あおり角0度に対するあおり角4度の正反射光の反射率測定]
ゴニオフォトメーター GP−200(村上色彩(株)製)を用いて、パール顔料塗工層に光源が当たるように試料台に試料を設置した。まずおあり角0度の時に入射角45度とし、受光角を30度〜60度の間で最も反射率が高くなる角度で正確に光量が測定できるように光量を調節し、受光角30度〜60度の間の反射率を測定した。さらにあおり角を4度つけ、0度と同じ光量で同じ箇所を測定した。あおり角0度の時に最も反射率が高くなった受光角であおり角4度の反射率を測定し、あおり角4度の時の値を0度の時の値で割ったものを測定値とした。異なる10点の測定値の平均値を評価の数値とした。
[色再現性]
RI−I型印刷機(明製作所(株)製)を用い、ハイエコー シアン(東洋インキ(株)製)をインキ量0.5mlを用いてパール顔料塗工層が形成されている面に印刷を行い、その印刷面を目視にて以下のように評価を行い、○以上を合格とした。
◎:印刷物にパール顔料の影響が全くない。
○:印刷物にパール顔料の影響が見られるが、色再現性は良い。
△:印刷物にパール顔料の影響がみられ、やや色再現性が悪い。
×:印刷物にパール顔料の影響が見られ、色再現性は非常に悪い。
[セット乾燥性]
RI−I型印刷機(明製作所(株)製)を用い、ハイエコー ブラック(東洋インキ(株)製)をインキ量0.6mlを用いてパール顔料塗工層が形成されている面に印刷を行い、5分後、20分後、40分後、60分後のそれぞれの時間に、白紙の転写紙に乾燥していないインキを転写させ、その濃淡によって印刷時におけるインキの乾燥性を確認した。○以上を合格とした。
◎:乾燥性が非常に良く、印刷作業性に全く問題がない。
○:乾燥性が良く、印刷作業性には問題がない。
△:乾燥性が悪く、十分な乾燥時間を要す。
×:乾燥性が非常に悪く、次行程の作業に支障をきたす。
〈表2〉
Figure 0004873521
本発明により従来のパール顔料塗工紙では見られなかった色再現性を確保することが可能となった。このことによりパール顔料塗工紙の利用用途が増え、使用する側の選択肢が広がった。また、印刷作業性も非常に優れる為、従来ではあまり見られなかった両面パール顔料塗工紙の製造が可能となり、従来使用されなかった用途でも使用可能となった。
本発明におけるパール調印刷用紙の一例を示す模式断面図である。 本発明における他のパール調印刷用紙の一例を示す模式断面図である。 本発明における、あおり角0度に対するあおり角4度の正反射光の反射率測定の概念図である。
符号の説明
1: 白色顔料塗工層
2: パール顔料塗工層
3: 原紙
S: パール顔料印刷用紙
O: 測定点
I: 入射光
Rs: 反射光
θ: 入射角
φ: 反射角
ζ: あおり角






Claims (3)

  1. 原紙(3)の少なくとも片面に白色顔料と接着剤からなる白色顔料塗工層(1)を設け、その上にシルバー系パール顔料100質量部に対してポリビニルアルコール30〜70質量部含むパール顔料塗工層(2)を0.5〜3g/m の塗布量で塗工した印刷用紙であって、パール顔料を塗工した面JIS Z8741に準じて測定される光沢度の値が5%〜15%であり、かつ一定光量の光を45度で入射し45度で受光する正反射光を測定する際に、あおり角を4度の角度を取ったときの正反射光強度があおり角0度のときに得られる正反射光強度の40〜90%の範囲であることを特徴とするパール調印刷用紙。
  2. シルバー系パール顔料を塗工した面JIS P8148で規定されるISO白色度の値が85%以上であることを特徴とする請求項1記載のパール調印刷用紙。
  3. 白色顔料塗工層(1)に珪素を含む物質が添加されていることを特徴とする請求項1又は2記載のパール調印刷用紙。
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