JP4873240B2 - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車ドアと車体開口部周縁との間をシールする自動車用ウエザストリップに関するものである。
以下、本発明について、図6に示すように、ドア開口部の車体上辺部に取付けられて、自動車のドア2と車体開口部周縁6との間をシールするルーフサイドウエザストリップ10を例に取り説明する。
従来、サッシドアにあっては車体開口部開閉部材である自動車のドア2と車体開口部周縁6との間のシールは、図7に示すように、車体開口部周縁6に取付けられるルーフサイドウエザストリップ110によりなされる。
なお、車体開口部周縁6を規定しているアウターパネル9と車内側のインナーパネル等とによって形成されているフランジ7には、内装材のオープニングトリム50が取付けられている。
車体のドア開口部には、上記ルーフサイドウエザストリップ110がソテーナー8と両面接着テープにより、ルーフサイドモール150を介して取付けられており、ドアガラス5と車体開口部周縁6との間をシールしている。ルーフサイドウエザストリップ110は、ソリッドゴム製で断面略L字形の取付基部120に上記のリテーナー8を係合させ、さらに、上記の両面接着テープによる接着によって取付けられ、そのスポンジゴム製の中空シール部130にドアガラス5の周縁を当接させることによって、ドアガラス5との間をシールしている。
なお、このルーフサイドウエザストリップ110には、上記車体開口部周縁6のフランジ7に取付けられたオープニングトリム50との間を覆うカバーリップ126が設けられている。
また、図8に示すように、ルーフサイドモールを介さず車体開口部周縁6にリテーナー8を取付け、直接的にルーフサイドウエザストリップ210を取付けて、ドアガラス5との間をシールしているものもある。この取付けは、車体開口部周縁6にリテーナー8を取付け、そのリテーナー8にルーフサイドウエザストリップ210の平板状の取付基部220の両端部を装着することにより行われる。
この種のルーフサイドウエザストリップ210は、押出成形により形成される押出成形部と、押出成形部の端末に型成形により形成される型成形部から形成される。なお、押出成形部のシール部230はシール性の向上と、剛性の向上のために、複数の中空部とその中空部を仕切る中空壁を有するように形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、型成形部では、シール部230に中空部を成形するためには、金型に中子を設けて、図8及び図9に示すように、成形後に型成形部の取付基部220の中子抜きスリット222からその中子を抜き出す必要がある。このため、中子を抜き出す方向を考慮すると、図8に示すように、中空部は中子を抜くために、1つしか設けることができなかった。この場合は、シール部230の内部に中空壁がなく、シール部230の剛性が低くシール性が低下する場合があった(例えば、特許文献2参照。)。なお、図9はコーナー部における型成形部の取付基部の裏側面を示すものであり、コーナー型成形部においても上記した中子の抜き取りが行われている。
このため、図10に示すように、ルーフサイドウエザストリップ310の型成形部において、シール部330に中空部331と横方向に開口した凹部332を成形し、中空壁部334を形成するものもある(例えば、特許文献3参照。)。この場合、中空部331を形成する中子を抜く中子抜きスリット322を取付基部320に設けるとともに、凹部332を形成する金型のコアを成形品から抜き取り易いように、取付基部320から横方向に抜いている。このため、金型が複雑になり、成形作業にも時間がかかり、生産性がよくなかった。
特許第3718910号公報 特開2006−205842号公報 特許第3057136号
このため、本発明は、シール性の良い、製造が容易な自動車用ウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車のドアと自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップにおいて、
ウエザストリップは、押出成形により形成された押出成形部と、押出成形部の端部に型成形により形成された型成形部から形成され、押出成形部と型成形部は、車体開口部周縁に取付けられる取付基部と、取付基部に一体に形成されドア側の部材に当接してシールするシール部を有し、
押出成形部のシール部は複数の中空部を有し、型成形部のシール部は、1個の中空部を有し、型成形部のシール部の中空部と押出成形部のシール部の1個の中空部とは連通して形成され、型成形部の取付基部に、中空部を形成する金型の中子を取出すスリットを設けるとともに、押出成形部と型成形部のシール部には、各取付基部と各取付基部に隣接する他部材との間を覆うカバーリップが形成され、
型成形部において、カバーリップは湾曲状に形成され、カバーリップと中空部の中空壁部とで型成形部の中空部に隣接して長手方向に伸び、裏側面に開口し、断面略逆U字状の凹部を形成し、凹部は押出成形部のシール部の他の中空部と連通し、型成形部の凹部の内部には、幅方向に複数の補強リブが形成され、補強リブは、カバーリップの内面と接続するとともに、型成形部の中空部の中空壁部との間に隙間を有する自動車用ウエザストリップである。
請求項1の本発明では、自動車のドアと自動車の車体開口部周縁との間をシールし、車体開口部周縁に取付けられているウエザストリップにおいて、ウエザストリップは、押出成形により形成された押出成形部と、押出成形部の端部に型成形により形成された型成形部から形成されている。このため、車体開口部周縁の形状に沿って、ウエザストリップの端末部分の形状を形成して、取り付けてシールすることができる。
押出成形部と型成形部は、それぞれ車体開口部周縁に取付けられる取付基部と、取付基部に一体に形成されドアガラスと当接してシールするシール部を有している。このため、車体開口部周縁に上記の取付基部を取付けると、ドア閉時にシール部がドアガラスの周縁と当接して、ドア(ドアガラス)と車体(ドア)開口部周縁との間をシールすることができる。
押出成形部のシール部は複数の中空部を有しているため、中空部の剛性が高く、ドアを閉じたときに、異常変形せず、
ドアガラスの周縁と確実に当接して、シール性を確保することができる。
型成形部のシール部は、1個の中空部を有し、型成形部のシール部の中空部と押出成形部のシール部の1個の中空部とは連通して形成される。このため、押出成形部と型成形部のシール部をスムースに連続させて、中空部をドアガラスに隙間無く当接させ、シール性を確保することができる。
型成形部の取付基部に、中空部を形成する金型の中子を取出すスリットを設けるとともに、型成形部の中空部に隣接して長手方向に伸び裏側面に開口する凹部を形成したため、型成形部に1個の中空部と中空壁部を形成してシール部の中空部の剛性を確保することができ、良好なシール性を得ることができる。また、凹部は押出成形部のシール部の他の中空部と連通し、型成形部の凹部の内部には、幅方向に複数の補強リブが形成されたため、中子を使用しないで凹部の部分の剛性を確保し、シール性を確保することができるとともに、補強リブを形成する上型又は下型の型開き方向を変えることなく成形でき、型成形部の成形を容易にすることができる。
押出成形部と型成形部のシール部には、各取付基部と該各取付基部に隣接する他部材との間を覆うカバーリップが形成されたため、ドア開口部周縁に取り付けられた取付基部とこの取付基部に隣接する他部材、例えば、内装材のオープニングトリムとの間の隙間を覆うことができ、見栄えが良い。
型成形部において、カバーリップは湾曲状に形成され、カバーリップと中空部の中空壁部とで断面略逆U字形の凹部を形成したため、中空部を小さくして、中空部のシール性を確保することができるとともに、カバーリップの柔軟性を確保することができる。
補強リブは、カバーリップの内面と接続するため、カバーリップの異常変形を防止して取付基部と取付基部に隣接して設けられた他部材との間の隙間を確実に覆うことができる。
型成形部の中空部の中空壁部との間に隙間を有するため、型成形時に補強リブを金型の上型又は下型で成形するが、成形後に金型の中子を取出す方向と同じ、取付基部に対して面直方向に移動させて、カバーリップを撓ませることができ、型成形後に、金型から型成形部を取出すことが容易である。
請求項2の本発明は、カバーリップは、押出成形部と型成形部の接続部分で一体的に平滑に接続されている自動車用ウエザストリップである。
請求項2の本発明では、押出成形部と型成形部の接続部分が一体的に平滑に接続されているため、接続部分に段差が無く、見栄えが良いとともに、カバーリップの基点となるシール部においても、段差が生じないので、シール性が損なわれるようなことがない。
請求項4の本発明は、ウエザストリップは、ドア開口部周縁の上部に取付けられるルーフサイドウエザストリップであり、押出成形部と型成形部のシール部には、ドア閉時にドアガラスの先端部分に当接する中空部リップが形成されている自動車用ウエザストリップである。
請求項4の本発明では、ウエザストリップは、ルーフサイドウエザストリップであり、ドア開口部周縁の上部とドアガラスの周縁との間を確実にシールする。
押出成形部と型成形部のシール部には、ドア閉時にドアガラスの先端部分に当接する中空部リップが形成されているため、ドアガラスの先端部分に中空シール部と中空部リップが当接し、2重にシールすることができる。
請求項5の本発明は、型成形部の先端部分は、車体開口部周縁にクリップ又は両面接着テープで固定される自動車用ウエザストリップである。
請求項5の本発明では、型成形部の先端部分は、車体開口部周縁にクリップ又は両面接着テープで固定されるため、車両に装着時に、ウエザストリップの型成形部の先端部分を車体開口部周縁に簡単に、確実に固定することができる。
請求項6の本発明は、型成形部は、押出成形部のフロント側とリヤ側の両方の端末に設けられた自動車用ウエザストリップである。
請求項6の本発明では、型成形部は、押出成形部のフロント側とリヤ側の両方の端末に設けられたため、両端部の形状に合わせて型成形して、ウエザストリップの両端でシール性を確保することができるとともに、両端の見栄えを良くすることができる。
請求項7の本発明は、型成形部は、押出成型部を接続するL字状のコーナー部に設けられた自動車用ウエザストリップである。
請求項7の本発明では、型成形部は、押出成型部を接続するL字状のコーナー部に設けられたため、L字状のコーナー部に対応して、ウエザストリップを取付けることができ、コーナー部を確実にシールすることができる。
請求項8の本発明は、型成形部はスポンジゴムにより形成され、押出成形部の取付基部はソリッドゴムで形成されシール部はスポンジゴムで形成された自動車用ウエザストリップである。
請求項8の本発明では、型成形部はスポンジゴムにより形成されたため、ドアを閉じた時にドアガラスに柔軟に当接して、車体の組付け時の寸法バラツキがあっても確実に追従してシールすることができる。
押出成形部の取付基部はソリッドゴムで形成されシール部はスポンジゴムで形成されたため、取付基部は、ドア開口部周縁に確実に保持されて、シール部は、ドア閉時にドアガラスの周縁部に柔軟に当接して、車体の組み付け時の寸法バラツキがあっても確実に追従してシールすることができる。
型成形部のシール部は、1個の中空部を有し、型成形部のシール部の中空部と押出成形部のシール部の1個の中空部とは連通して形成されため、中空部をドアガラスに隙間無く当接させ、シール性を確保することができる。
型成形部の取付基部に、中空部を形成する金型の中子を取出すスリットを設けるとともに、型成形部の中空部に隣接して長手方向に伸び、裏側面に開口する凹部を形成したため、型成形部に中空部と中空壁部を形成してそのシール部の剛性を確保することができ、良好なシール性を得ることができる。型成形部の凹部の内部には、幅方向に複数の補強リブが形成されたため、中子を使用しないで型成形部の成形を容易にすることができるとともに、凹部の部分の剛性を確保し、シール性を確保する。
型成形部において、カバーリップは湾曲状に形成され、カバーリップと中空部の中空壁部とで断面略逆U字形の凹部を形成したため、中空部を小さくして、中空部のシール性を確保することができるとともに、カバーリップの柔軟性を確保することができる。
補強リブは、カバーリップの内面と接続するため、カバーリップの異常変形を防止して取付基部と取付基部に隣接して設けられた他部材との間の隙間を確実に覆うことができる。
型成形部の中空部の中空壁部との間に隙間を有するため、カバーリップを撓ませることができ、型成形後に、金型から型成形部を取出すことが容易である。
本発明の実施の形態を、車体開口部開閉部材としてドア2と、ウエザストリップとしてルーフサイドウエザストリップ10を例にとり説明する。本発明は、ルーフサイドウエザストリップ10以外にも、スライディングルーフウエザストリップ、ラッゲージウエザストリップ、バックドアウエザストリップ等の自動車の車体開口部と、その開口部を閉じる開閉部材に使用されるシール部と、取付基部とを有するウエザストリップにも使用することができる。
本発明を、図1〜図6に基づき説明する。
図1は、本発明の第1に実施の形態であるルーフサイドウエザストリップ10の型成形部12の裏側面からみた斜視図であり、図2は同じく表側からみた斜視図である。図3は、ルーフサイドウエザストリップ10の型成形部12の断面図であり、図1のA−A線に沿った断面図である。
図4は、車体開口部周縁6に装着されるルーフサイドウエザストリップ10の全体の正面図である。図5は、ルーフサイドウエザストリップ10の押出成形部11の断面形状を示し、図4のB−B線に沿った断面図である。
図6は自動車のドア2を開いた状態において、ルーフサイドウエザストリップ10の車体開口部周縁6への取付状態を示す後方から見た斜視図である。
図6に示すように、自動車の車体1は、ドア2の取付部分に車体開口部を有し、その車体開口部は、車体開口部開閉部材であるドア2により開閉される。車体開口部の周囲は、図5に示すように、車体開口部周縁6を形成し、車体開口部周縁6の車外側の先端は、車体1を構成するアウターパネル9が屈曲して取付面を形成し、その取付面にリテーナー8が固定されている。そして、リテーナー8にルーフサイドウエザストリップ10の取付基部20が係合され、また、両面接着テープ25によってルーフサイドウエザストリップ10が取付けられる。
ルーフサイドウエザストリップ10の全体の形状は、図4に示すように、押出成形で形成された押出成形部11、15と型成形で形成された型成形部12、13、14から構成される。ルーフサイドウエザストリップ10の車体開口部周縁6のリヤ側の縦辺部に取付けられる部分は、押出成形部11と、押出成形部11の先端に形成された型成形部12から形成され、車体開口部周縁6の上辺部に取付けられる部分は、押出成形部15の先端に形成された型成形部14と押出成形部15の他方の先端で押出成形部11と接続しコーナー部に取付けられる型成形部13から形成される。
型成形部12と型成形部14は、ともに後述する補強リブ40を有しているが、本実施の形態として、押出成形部11と型成形部12を中心に説明する。
押出成形部11は、図5に示すように、取付基部20とシール部30から形成されている。押出成形部15も同様に、取付基部20とシール部30から形成されている。取付基部20は、車内側に取付基部溝部24が形成され、取付基部溝部24にリテーナー8の側端が挿入されるとともに、車外側に形成された取付基部底部21の裏面に両面接着テープ25が取付けられて車体開口部周縁6の車外側に接着される。リテーナー8は、車体開口部周縁6に固着されている。
シール部30の車内側の先端から車内方向に湾曲状のカバーリップ26が延設されている。アウターパネル9の先端のフランジ7には、上記取付基部20に隣接して、フランジ7の先端部分の装飾と先端の保護のために、内装品である断面略U字形のオープニングトリム50が取付けられている。このオープニングトリム50の車外側側面に上記カバーリップ26の先端が当接している。このため、オープニングトリム50とルーフサイドウエザストリップ10との間の隙間をカバーリップ26が塞いで、シールするとともに、美観を向上させている。
シール部30は、第1中空シール部31、第2中空シール部32及び第3中空シール部33の3つの中空部を有し、第1中空シール部31と第2中空シール部32の間には第1中空壁部34が形成され、第2中空シール部32と第3中空シール部33の間には、第2中空壁部36が形成されている。
第3中空シール部33の車外側側面の先端から車外方向に中空部リップ35が延設されている。
ドア2が閉じられて、ドアガラス5が上昇すると、ドアガラス5の先端は、まず中空部リップ35に当接して、その後、さらに上昇して第1中空シール部31に当接してシールする。このとき、シール部30には、第1中空壁部34と第2中空壁部36が内部に存在するため、剛性が高く、シール部30が異常変形することなくドアガラス5の先端と当接し、シール性を確保することができる。また、中空部リップ35がドアガラス5の先端側面に当接し、第1中空シール部31と合わせて2重シールをすることができ、シール性を向上させることができる。
なお、第1中空シール部31の近傍には、モール60が取付けられて、第1中空シール部31に当接し、車体開口部周縁6におけるアウターパネル9とルーフサイドウエザストリップ10との間を塞ぎ、美観の向上を図っている。
次に、型成形部12について説明する。型成形部12は前述のように押出成形部11に一体的に連続して型成形により形成され、表側面は図2に示すように、押出成形部11からスムースに連続した面を形成している。
型成形部12の裏側面と内部の構造を図1と図3に基づき説明する。型成形部12においても、押出成形部11と同様に取付基部20とシール部30から形成される。
型成形部12において、シール部30は、第1中空シール部31の1個のみから形成される。第1中空シール部31を形成するために、成形金型では中子が使用されるが、その中子を取出すために取付基部20に中子抜きスリット22が長手方向に形成される。第1中空シール部31の側壁として第1中空壁部34が形成される。型成形部12の第1中空シール部31と第1中空壁部34は、押出成形部11の第1中空シール部31と第1中空壁部34と連続して形成される。このため、中子には第1中空シール部31の中空部を塞ぐ栓が設けられている。第1中空壁部34により、第1中空シール部31の剛性を押出成形部11から連続して確保することができる。
第1中空シール部31に隣接して裏側面に開口した凹部27が形成される。凹部27は、第1中空壁部34とカバーリップ26により形成され、押出成形部11の第2中空シール部32と第3中空シール部33に対応する部分に形成される。このため、カバーリップ26の表側は、押出成形部11と型成形部12の接続部分で連続した平滑な面を形成することができる。
凹部27の内部には、複数の補強リブ40が幅方向に形成され、本実施の形態では第1リブ41から第4リブ44までの4枚のリブが形成されている。
凹部27が形成されているため、押出成形部11に形成されている第2中空シール部32と第3中空シール部33は型成形部12では、形成されていないが、補強リブ40がカバーリップ26の内面と連続して形成されているため、カバーリップ26を保持して、カバーリップ26の異常変形を防止して取付基部20とその近傍に設けられたオープニングトリム50との間の隙間を確実に覆うことができる。
補強リブ40の第1リブ41、第2リブ42、第3リブ43及び第4リブ44は、押出成形部11の接続部分から順に形成され、第1中空壁部34との間に、隙間である取付基部溝部24を有している。取付基部溝部24を有するため、カバーリップ26が撓みやすく、型成形時に補強リブ40を金型の上型又は下型で成形するが、成形後に金型の中子を取出す方向と同じ、取付基部20に対して面直方向に移動させて、この金型から型成形部12のカバーリップ26と補強リブ40を取出すことが容易である。なお、第1リブ41と押出成形部11の端面との間の凹部27は、型成形中に、押出成形部11の第2中空シール部32と第3中空シール部33の端面の中空部分を塞ぐために、凹部27を形成する金型の先端に栓を設けるため、少し広く形成されている。
なお、取付基部20は、押出成形部11と同様に、車体開口部周縁6に取付基部底部21に取付けられた両面接着テープ25で接着されて取付けられるとともに、車体開口部周縁6の車内側に取付けられたリテーナー8の側端が、取付基部溝部24に係合され、第1中空壁部34を保持して、取付基部20を保持することができる。
また、取付基部20を車体開口部周縁6に装着するときに、中子抜きスリット22を接着剤で接着することが得きる。この場合は、第1中空シール部31の形状が安定し、シール性を向上させることができる。
型成形部12においても、ドア2が閉じられて、ドアガラス5が上昇すると、ドアガラス5の先端は、まず中空部リップ35に当接して、その後、ドアガラス5の上昇につれて第1中空シール部31に当接してシールする。このとき、シール部30には、第1中空壁部34が内部に存在し、第1中空壁部34がリテーナー8保持されているため、剛性が高く、シール部30が異常変形することなく当接し、シール性を確保することができる。また、中空部リップ35がドアガラス5の先端側面に当接するため2重シールをすることができ、シール性を向上させることができる。
型成形部12の先端の裏側面には、クリップ28が取付けられている。クリップ28の替わりに両面接着テープを取付けてもよい。型成形部12の先端を車体開口部周縁6にクリップ28で装着する場合は、車体開口部周縁6に取付孔を設けることにより容易に取付けることができる。両面接着テープで固定する場合は、車両に装着時に、両面接着テープ25を車体開口部周縁6に押圧して、固定することができる。これにより、型成形部12の先端の薄肉状になった部分を車体開口部周縁6に密着させることができる。
型成形部12はスポンジゴムにより形成される。このため、ドア2を閉じて、ドアガラス5が上昇した時に、ドアガラス5に柔軟に当接して、車体1の組み付け時の寸法バラツキがあっても確実にシールすることができる。また、型成形部12は、スポンジのみで形成されるため、成形が容易である。
なお、押出成形部11の取付基部20はソリッドゴムで形成され、シール部30はスポンジゴムで形成される。このため、取付基部20は、車体開口部周縁6のリテーナー8に確実に保持されることができる。そして、シール部30は、ドア閉時に、ドア2のドアガラス5に柔軟に当接して、車体1の組み付け時の寸法バラツキがあっても確実にシールすることができる。
次に、ルーフサイドウエザストリップ10の製造方法を説明する。
このルーフサイドウエザストリップ10は、押出成形により成形され、取付基部20を構成するソリッドゴムとシール部30を構成するスポンジゴムを押出成形機で一体に押出すことができる。
ルーフサイドウエザストリップ10の押出成形においては、成形材料は、ソリッド材または微発泡剤の場合は、合成ゴム、熱可塑性エラストマーが使用され、例えば合成ゴムではEPDMゴム、熱可塑性エラストマーではポリオレフィン系エラストマー等が使用される。スポンジ材としてとしては、上記EPDMゴム、熱可塑性エラストマーを発泡させて使用する。
スポンジの部分はEPDMゴムやオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成することができる。このため、フランジ7を保持するに十分な強度とフランジ7の形状の変化に追従することが可能な十分な柔軟性を併せ持つことができる。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫、発泡が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、押出成形と同時にあるいは押出成形の後に加熱されて発泡して、冷却され固化される。その後、所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
そして、押出成形部分が所定寸法に切断されて押出成形部11、15となり、その端末に型成形部12、13、14が金型により成形される。型成形部12、13、14は、前述のとおり、スポンジ材のみで形成される。
本発明の実施の形態であるルーフサイドウエザストリップの裏面からみた斜視図である。 本発明の実施の形態であるルーフサイドウエザストリップの平面から見た斜視図である。 本発明の実施の形態であるのルーフサイドウエザストリップの型成形部の断面図であり、図1のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるルーフサイドウエザストリップの正面図である。 本発明の実施の形態であるのルーフサイドウエザストリップの押出成形部の断面図であり、図4のB−B線に沿った断面図である。 自動車のドアを開いた状態における後方から見た斜視図である。 従来のルーフサイドウエザストリップを自動車の開口縁に取付けた状態における断面図である。 従来の他のルーフサイドウエザストリップを自動車の開口縁に取付けた状態における断面図である。 従来の他のルーフサイドウエザストリップのコーナー部の底面図である。 従来の他のルーフサイドウエザストリップの断面図である。
符号の説明
6 車体開口部周縁
10 ルーフサイドウエザストリップ
11 押出成形部
12 型成形部
20 取付基部
22 中子抜きスリット
26 カバーリップ
30 シール部
31 第1中空シール部
34 第1中空壁部
35 中空部リップ
40 補強リブ

Claims (7)

  1. 自動車のドアと自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップにおいて、
    該ウエザストリップは、押出成形により形成された押出成形部と、該押出成形部の端部に型成形により形成された型成形部から形成され、上記押出成形部と型成形部は、上記車体開口部周縁に取付けられる取付基部と、該取付基部に一体に形成され上記ドア側の部材に当接してシールするシール部を有し、
    上記押出成形部のシール部は複数の中空部を有し、上記型成形部のシール部は、1個の中空部を有し、上記型成形部のシール部の中空部と上記押出成形部のシール部の1個の中空部とは連通して形成され、上記型成形部の取付基部に、該中空部を形成する金型の中子を取出すスリットを設けるとともに、上記押出成形部と型成形部のシール部には、各取付基部と該各取付基部に隣接する他部材との間を覆うカバーリップが形成され、
    上記型成形部において、上記カバーリップは湾曲状に形成され、該カバーリップと中空部の中空壁部とで上記型成形部の上記中空部に隣接して長手方向に伸び、裏側面に開口し、断面略逆U字状の凹部を形成し、該凹部は上記押出成形部のシール部の他の中空部と連通し、上記型成形部の凹部の内部には、幅方向に複数の補強リブが形成され、該補強リブは、上記カバーリップの内面と接続するとともに、上記型成形部の中空部の中空壁部との間に隙間を有することを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
  2. 上記カバーリップは、上記押出成形部と型成形部の接続部分で一体的に平滑に接続されている請求項1に記載の自動車用ウエザストリップ。
  3. 上記ウエザストリップは、ドア開口部周縁の上部に取付けられるルーフサイドウエザストリップであり、上記押出成形部と型成形部のシール部には、ドア閉時にドアガラスの先端部分に当接する中空部リップが形成されている請求項1又は請求項2に記載の自動車用ウエザストリップ。
  4. 上記型成形部の先端部分は、車体開口部周縁にクリップ又は両面接着テープで固定される請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の自動車用ウエザストリップ。
  5. 上記型成形部は、上記押出成形部のフロント側とリヤ側の両方の端末に設けられた請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の自動車用ウエザストリップ。
  6. 上記型成形部は、上記押出成型部を接続するL字状のコーナー部に設けられた請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の自動車用ウエザストリップ。
  7. 上記型成形部はスポンジゴムにより形成され、上記押出成形部の取付基部はソリッドゴムで形成され、シール部はスポンジゴムで形成された請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の自動車用ウエザストリップ。
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