JP4872334B2 - Hcトラップ触媒 - Google Patents

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本発明は、HCトラップ触媒に関する。
車両等から排出される排ガスには、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)といった有害成分が含まれており、近年、これら有害成分に対する排出量の規制が行われている。車両から排出される排ガスを浄化する方法としては、空燃比を理論空燃比として、三元触媒で酸化還元する方法が一般的である。
ところが、機関始動時、特に冷態始動時においては、燃料の気化が悪いために理論空燃比よりも多めに燃料を供給している。しかし、三元触媒はその触媒作用を発揮する所定温度以上には昇温されていない。即ち、機関始動時から暖機終了までの間には未燃のHCが多量に大気中に放出されることになる。HCは光化学スモッグ(オキシダント)生成の原因となるため、今後規制が厳しくなる傾向にあり、これにより、特に機関始動時において車両から多量に排出されるHCを浄化するHCトラップ触媒が種々提供されている。
図9は従来のHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示したものであり、炭化水素吸着機能を有する吸着層102と、暖機と共に吸着層102から脱離してきたHCを昇温して浄化する触媒層103とが担体1上に形成されており、その中央部に排ガス通路104が形成されている。従って、機関始動時から触媒層103が昇温(活性化)するまでに排出されるHCを吸着層102に一時的に吸着させ、次いで、吸着したHCが排ガスにより昇温した触媒層103に脱離した後、この触媒層103において脱離したHCを浄化することにより、特に、機関始動時に多量に発生するHCを効率的に浄化することができる。
このような、従来のHCトラップ触媒は、例えば、特許文献1,2に開示されている。
特開平11−104462号公報 特許第3489049号公報
しかしながら、従来のHCトラップ触媒においては、吸着層や触媒層の厚さを規定することによりHC浄化性能の向上を図ろうとしているが、従来の吸着層及び触媒層の形成方法では、触媒層が活性化する前にHCが脱離し、HCが浄化されないまま、排出されるおそれがあった。即ち、特許文献1では吸着層及び触媒層の厚さを平均して形成させており、特許文献2ではセル断面の重心からの距離に応じて吸着層及び触媒層を形成させているが、このような形成方法では、HCの脱離及び排出が一時的に大量に行われることになり、必ずしも浄化が効率的に行われるとは限らない。よって、従来のHCトラップ触媒によるHC浄化性能の向上を図るという技術においては、まだ改善の余地があると考えられる。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、部分的に吸着層を厚くし、HCの脱離タイミングを部分的に遅らせて、その間に触媒層を活性化させることにより、HC浄化効率を向上させることができるHCトラップ触媒を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係るHCトラップ触媒は、
セル断面が四角形または三角形からなる担体上に、
炭化水素吸着機能を有する吸着材が担持される吸着層と、
前記吸着層の上層に設けられ、排ガス中の有害成分の浄化機能を有する触媒が担持される触媒層とを形成したHCトラップ触媒であって、
前記セル断面内で、前記吸着層で囲まれる領域の断面に、前記セル断面の重心に向けて凸形状となる凸部が形成され、
該凸部は前記セル断面の角部に対向して設けられる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係るHCトラップ触媒は、
セル断面が四角形または三角形からなる担体上に、
炭化水素吸着機能を有する吸着材が担持される吸着層と、
前記吸着層の上層に設けられ、排ガス中の有害成分の浄化機能を有する触媒が担持される触媒層とを形成したHCトラップ触媒であって、
前記セル断面内で、前記吸着層で囲まれる領域の断面が六角形または四角形あるいは三角形に形成され、
該吸着層で囲まれる領域の断面の辺部は前記セル断面の角部に対向して設けられる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係るHCトラップ触媒は、
第1または2の発明に係るHCトラップ触媒において、
前記セル断面の少なくとも1つの角部から前記セル断面の重心に向かう前記吸着層の厚さが最大になるように形成される
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係るHCトラップ触媒は、
第1乃至3のいずれかの発明に係るHCトラップ触媒において、
前記触媒層を前記セル断面の辺部に内接させる
ことを特徴とする。
第1の発明に係るHCトラップ触媒によれば、セル断面が四角形または三角形からなる担体上に、炭化水素吸着機能を有する吸着材が担持される吸着層と、前記吸着層の上層に設けられ、排ガス中の有害成分の浄化機能を有する触媒が担持される触媒層とを形成したHCトラップ触媒であって、前記セル断面内で、前記吸着層で囲まれる領域の断面に、前記セル断面の重心に向けて凸形状となる凸部を形成し、該凸部を前記セル断面の角部に対向して設けることにより、部分的に前記吸着層の厚さを厚くし、炭化水素の脱離タイミングを部分的に遅らせて、その間に前記触媒層を活性化させることができるので、HC浄化効率を向上させることができる。
第2の発明に係るHCトラップ触媒によれば、セル断面が四角形または三角形からなる担体上に、炭化水素吸着機能を有する吸着材が担持される吸着層と、前記吸着層の上層に設けられ、排ガス中の有害成分の浄化機能を有する触媒が担持される触媒層とを形成したHCトラップ触媒であって、前記セル断面内で、前記吸着層で囲まれる領域の断面を六角形または四角形あるいは三角形に形成し、該吸着層で囲まれる領域の断面の辺部を前記セル断面の角部に対向して設けることにより、HCトラップ触媒による圧力損失を増大させることなく、部分的に前記吸着層を厚くし、炭化水素の脱離タイミングを部分的に遅らせて、その間に前記触媒層を活性化させることができるので、HC浄化効率を向上させることができる。
第3の発明に係るHCトラップ触媒によれば、第1または2の発明に係るHCトラップ触媒において、前記セル断面の少なくとも1つの角部から前記セル断面の重心に向かう前記吸着層の厚さを最大になるように形成することにより、前記触媒層が十分に昇温されるまでの時間中、炭化水素を前記吸着層内に溜めておくことができ、炭化水素の脱離タイミングを部分的に遅らせて、その間に前記触媒層を活性化させることができるので、HC浄化効率を向上させることができる。
第4の発明に係るHCトラップ触媒によれば、第1乃至3のいずれかの発明に係るHCトラップ触媒において、前記触媒層を前記セル断面の辺部に内接させることにより、部分的に前記吸着層の厚さを厚くし、炭化水素の脱離タイミングを部分的に遅らせて、その間に前記触媒層を活性化させることができるので、HC浄化効率を向上させることができる。
以下、本発明に係るHCトラップ触媒を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係るHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図、図2はHCの脱離時間と脱離量との関係を示した図、図3は吸着層の最大吸着層厚さとHC浄化効率との関係を示した図、図4は本発明の他の実施例に係るHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図、図5は本発明の他の実施例に係るHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図、図6は本発明の他の実施例に係るHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図、図7は本発明の他の実施例に係るHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図、図8は本発明の他の実施例に係るHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図、図9は従来のHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図である。なお、図1,4,5,6に示す点線は図9に示す吸着層の厚さbを表している。
図1に示すように、本発明に係るHCトラップ触媒は、セル断面が略正四角形からなる担体1上に、炭化水素吸着機能を有する吸着材を担持させて吸着層2を形成した後、更に、吸着層2の上層に、排ガス中の有害成分の浄化機能を有する触媒を担持させて触媒層3を形成したものである。
吸着層2は、断面形状が略正四角形のセルに対して、セル各辺の中央部に角部が内接する略正四角形の空洞を開口するように形成されている。触媒層3は、この吸着層2の表面に所定の厚さにより形成されている。そして、触媒層3を形成した残りの空洞が排ガス通路4となる。つまり、吸着層2及び触媒層3の表面と、排ガス通路4の各辺とは、セル断面の角部1a,1b,1c,1dに対向して設けられており、また、セル各辺の中央部には、触媒層3だけが接している。
従って、吸着層2、触媒層3及び排ガス通路4がこのような形状をなすことにより、排ガスが排ガス通路4を通過すると、触媒層3が昇温(活性化)するまでに排出される炭化水素(以下、HCと記す)を吸着層2に一時的に吸着させ、次いで、吸着したHCが排ガスにより昇温した触媒層3に脱離した後、この触媒層3においてHCを浄化して排出することができる。つまり、吸着層2を従来よりも厚く形成することによって、HCを吸着層2の奥まで浸透させることができ、触媒層3が十分に昇温するまでの間、HCを吸着層2に溜めておくことができる。
次に、本発明に係るHCトラップ触媒の吸着層2及び触媒層3の形成方法について説明する。本発明に係るHCトラップ触媒の吸着層2及び触媒層3の形状は、図9に示す従来のHCトラップ触媒と同一セル構造、即ち、同一セル断面積からなるものであり、更には、従来ものと吸着材の担持量を変えない、即ち、同一排ガス通路断面積からなるものであり、従来のHCトラップ触媒の圧力損失を変えることなく、吸着層の形状を変えることにより、HC浄化性能を向上させるものである。
先ず、図9に示す従来のHCトラップ触媒の吸着層102は、セルに対して、セル各辺の中央部から厚さがbになるような空洞を開口するように形成されている。また、角部1a,1b,1c,1dとセル断面の重心G1とを結ぶ直線上において、角部1a,1b,1c,1dから吸着層102の表面までの厚さ(a+b)が吸着層102の最大厚さとなるように形成されている。
そして、上述した従来のHCトラップ触媒の吸着層の形状に基づいて、本発明のHCトラップ触媒の吸着層を形成させるには、図1に示すように、セル各辺の中央部に内接する厚さbをゼロにし、その分の吸着材を厚さ(a+b)よりも厚くなるように吸着層2の表面に担持させる。即ち、角部1a,1b,1c,1dとセル断面の重心G1とを結ぶ直線が交差する吸着層2の表面近傍に担持させることにより、吸着層2の最大厚さが(a+c)となる。このとき、厚さcは厚さbよりも厚くなる。これにより、吸着層2は、断面形状が略正四角形のセルに対して、セル各辺の中央部に角部が内接する略正四角形の空洞を開口するように形成されることになり、角部1a,1b,1c,1dとセル断面の重心G1とを結ぶ直線上において、最大厚さ(a+c)が形成されることになる。
また、本発明のHCトラップ触媒の吸着層の形状においては、吸着材の担持量を変えずに吸着層の形状を変えて部分的に吸着層の厚さを厚くことにより、円形の排ガス通路104から正四角形の排ガス通路4に形成させることができるので、従来の排ガス通路104の開口断面積に比べて、排ガス通路4の開口断面積は変わらないものの、周長を長くする、即ち、触媒層3の表面積を大きくすることができる。つまり、圧力損失を低下させることなく、排ガスとの接触面積を増やすことができる。
次に、図2,3を用いて本発明のHCトラップ触媒を従来のものと比較して説明する。
図2はHCの脱離時間と脱離量との関係を示した図であり、特性Iの一点鎖線は吸着層を平均的な厚さに担持した形状での脱離の様子を示したものであり、特性IIの二点鎖線は特性Iと同じ吸着材量で最大吸着層厚さが増すように担持した形状での脱離の様子を示したものである。また、図3は吸着層の最大吸着層厚さとHC浄化効率との関係を示した図であり、各特性I,IIの最大吸着層厚さをh1,h2とし、これに対応するHC浄化効率をη1,η2とする。
図2に示すように、特性I,IIは所定期間TにおいてHCの脱離を行っている。特性Iは所定期間Tの略中間時刻t1においてHC脱離量のピークが発生しており、特性IIは所定期間Tの終盤の時刻t2においてHC脱離量のピークが発生している。この結果から吸着層を厚くすることにより、HCの脱離するピークのタイミングを遅らせることが可能であることが解る。HCの脱離するタイミングを遅らせた分の時間だけ触媒層の温度が上がり、より活性化させることができ、脱離したHCをより浄化させることができるので、HC浄化効率が向上される。
ここで、HCトラップ触媒の性能は、吸着特性と脱離・浄化特性とに分けることができ、吸着特性は排ガス接触面積に影響され、脱離・浄化特性は吸着層の厚さに影響される。これにより、HCトラップ触媒の性能向上には、排ガス接触面積、即ち、排ガス通路を大きくすると共に、吸着層を厚くすることが考えられる。しかし、同一セル構造において吸着層を厚くするには吸着材の担持量を増やすことで可能となるが、排ガス接触面積が減少して圧力損失を招いてしまう。従って、本発明の吸着層の形状では、吸着材の担持量の増加で厚さを変化させるのではなく、吸着層の形状を変えることにより吸着層の厚さを増減させるため、排ガス接触面積を減少させず、且つ圧力損失を増大させることなく、吸着層2を厚くしてHCの脱離タイミングを制御できるので、HC浄化性能を効率的に向上させることができる。
なお、上記の吸着層の形状においては、略正四角形の空洞を開口するように形成されているが、図4に示すように、セル断面の角部に対応して設けられる吸着層の表面が、セル断面の重心に向けて凸形状としてもよい。
図4に示すHCトラップ触媒は、担体1上に、吸着材からなる吸着層52を形成した後、該吸着層52の上層に、触媒からなる触媒層53を形成したものであり、担体1の角部1a,1b,1c,1dに対向する吸着層52の表面は、セル断面の重心G1に向かって凸形状をなし、角部(例えば1a)と重心G1とを結ぶ直線状において、吸着層52の最大厚さ(a+i)[i>b]となるように形成されている。従って、このような吸着層52の形状においても、部分的に吸着層52の最大厚さを厚くすることにより、HCの離脱するタイミングを部分的に遅らせることができるので、HC浄化効率を向上させることができる。
更に、上記の吸着層の形状においては、全ての角部1a,1b,1c,1dに均等に吸着材を担持させているが、図5,6に示すように、角部のいずれか1つ以上に対して集中して担持してもよい。
図5に示すHCトラップ触媒は、担体1上に、吸着材からなる吸着層12を形成した後、該吸着層12の上層に、触媒からなる触媒層13を形成したものであり、セル各辺に内接する長方形の排ガス通路14を備えている。そして、この吸着層12の形状は、角部1a,1cとセル断面の重心G1とを結ぶ直線上において、吸着層12の最大厚さ(a+d)[d>b]となるように形成されている。従って、このような吸着層12の形状においても、部分的に吸着層12の最大厚さを厚くすることにより、HCの脱離タイミングを部分的に遅らせることができるので、HC浄化効率を向上させることができる。
また、図6に示すHCトラップ触媒は、担体1上に、吸着材からなる吸着層22を形成した後、該吸着層22の上層に、触媒からなる触媒層23を形成したものであり、セル各辺に内接する六角形の排ガス通路24を備えている。そして、この吸着層22の形状は、角部1aとセル断面の重心G1とを結ぶ直線上において、吸着層22の最大厚さ(a+e)[e>b]となるように形成されている。従って、このような吸着層22の形状においても、部分的に吸着層22の最大厚さを厚くすることにより、HCの脱離タイミングを部分的に遅らせることができるので、HC浄化効率を向上させることができる。
更に、上記の吸着層の形状においては、セル断面が略正四角形の形状について説明したが、図7,8に示すように、セル断面が略正三角形の形状に適用することもできる。
図7に示すHCトラップ触媒は、セル断面が略正三角形からなる担体31上に、吸着材からなる吸着層32を形成した後、該吸着層32の上層に、触媒からなる触媒層33を形成したものであり、セル各辺の中央部に内接する略正三角形の排ガス通路34を備えている。そして、この吸着層32の形状は、角部31a,31b,31cとセル断面の重心G2とを結ぶ直線上において、吸着層32の最大厚さfとなるように形成されている。従って、このような吸着層32の形状においても、最大厚さを厚くしてHCの脱離タイミングを遅らせることができるので、HC浄化効率を向上させることができる。
また、図8に示すHCトラップ触媒は、担体31上に、吸着材からなる吸着層42を形成した後、該吸着層42の上層に、触媒からなる触媒層43を形成したものであり、セル各辺に内接する四角形の排ガス通路44を備えている。そして、この吸着層42の形状は、角部31aとセル断面の重心G2とを結ぶ直線上において、吸着層42の最大厚さgとなるように形成されている。従って、このような吸着層42の形状においても、部分的に吸着層42の最大厚さを厚くすることにより、HCの脱離タイミングを部分的に遅らせることができるので、HC浄化効率を向上させることができる。
なお、図1,4,5,6に記載した吸着層及び触媒層の形状においては、図9に記載した吸着層及び触媒層の形状に基づいて設定しているが、このような方法に限定されることはなく、セル断面の角部近傍に、より多く吸着材を担持するような吸着層の形状であれば構わない。
内燃機関の排気系に設けられ、排ガス中の有害成分を浄化する排気ガス浄化装置に適用可能である。
本発明の一実施例に係るHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図である。 HCの脱離時間と脱離量との関係を示した図である。 吸着層の最大吸着層厚さとHC浄化効率との関係を示した図である。 本発明の他の実施例に係るHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図である。 本発明の他の実施例に係るHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図である。 本発明の他の実施例に係るHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図である。 本発明の他の実施例に係るHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図である。 本発明の他の実施例に係るHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図である。 従来のHCトラップ触媒の吸着層及び触媒層の形状を示した図である。
符号の説明
1,31 担体
2,12,22,32,42,52 吸着層
3,13,23,33,43,53 触媒層
4,14,24,34,44,54 排ガス通路

Claims (4)

  1. セル断面が四角形または三角形からなる担体上に、
    炭化水素吸着機能を有する吸着材が担持される吸着層と、
    前記吸着層の上層に設けられ、排ガス中の有害成分の浄化機能を有する触媒が担持される触媒層とを形成したHCトラップ触媒であって、
    前記セル断面内で、前記吸着層で囲まれる領域の断面に、前記セル断面の重心に向けて凸形状となる凸部が形成され、
    該凸部は前記セル断面の角部に対向して設けられる
    ことを特徴とするHCトラップ触媒。
  2. セル断面が四角形または三角形からなる担体上に、
    炭化水素吸着機能を有する吸着材が担持される吸着層と、
    前記吸着層の上層に設けられ、排ガス中の有害成分の浄化機能を有する触媒が担持される触媒層とを形成したHCトラップ触媒であって、
    前記セル断面内で、前記吸着層で囲まれる領域の断面が六角形または四角形あるいは三角形に形成され、
    該吸着層で囲まれる領域の断面の辺部は前記セル断面の角部に対向して設けられる
    ことを特徴とするHCトラップ触媒。
  3. 請求項1または2に記載のHCトラップ触媒において、
    前記セル断面の少なくとも1つの角部から前記セル断面の重心に向かう前記吸着層の厚さが最大になるように形成される
    ことを特徴とするHCトラップ触媒。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のHCトラップ触媒において、
    前記触媒層を前記セル断面の辺部に内接させる
    ことを特徴とするHCトラップ触媒。
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