JP4870886B2 - シミュレーション装置、シミュレーションシステム、シミュレーション方法、記録媒体、及びプログラム - Google Patents

シミュレーション装置、シミュレーションシステム、シミュレーション方法、記録媒体、及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、製鉄業や製薬業等での製造計画、配送業での配送計画、組立加工業での工程管理等のスケジューリングに用いられ、特に、常に環境が変化する中でのスケジューリングに用いて好適なシミュレーション装置、シミュレーションシステム、シミュレーション方法、それを実施するためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体、及び当該プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、製鉄工場では、図9に示すように、材料スラブSを加熱によって圧延する工程(以下、「プロセスA」と言う)と、圧延後のスラブであるプレートSaを剪断する工程(以下、「プロセスB」と言う)と、剪断によって得られた製品s1,s2,・・・,snを倉庫に保管する工程(以下、「プロセスC」と言う)と、倉庫に保管された製品s1,s2,・・・,snを出荷する工程(以下、「プロセスD」と言う)とがあり、各プロセス毎の制約を満たし、且つコストが最小になるように注文が組み合わされスケジューリングされる。これらのプロセスによって、注文に応じた製品のための作業が進められる。
【0003】
尚、本明細書では、説明の簡単のため、材料を「スラブ」、圧延されたスラブを「プレート」、剪断されたプレートを「製品」ともいうが、これらの呼び方に限定されるものではない。
【0004】
ところで、注文としては様々な種類のものがあり、それらを最適に組み合わせ効率的に製造して出荷することが望ましい。
このため、例えば、車や橋、缶、建造物等の使用用途が異なり、サイズ及び特性が異なった製品s1〜s8の注文を受け、これらの製品s1〜s8を製造して出荷する場合、工場内の生産管理者は、"同じ成分から製造できる製品"、"プロセスAでの加熱温度が同じである"、"出荷日が同じ"といった条件(制約条件)を考慮した今までの経験等から、最も効率的に作業できるであろう組み合わせ、及び当該組み合わせ内での処理順によって生産計画を立て、これに従ってプロセスA〜Dに対して作業の指示を出す。
【0005】
したがって、例えば、
組み合わせ:s1,s2,s5,s3
という組み合わせでの生産計画では、図10に示すように、先ず、プロセスA及びBにより、スラブSから製品s1,s2,s5,s3が順次製造される。そして、それらの製品s1,s2,s5,s3は、プロセスC及びDにより、保管され出荷されることになる。
【0006】
このとき、プロセスA〜Dのうちのあるプロセスで、機器の故障等の問題が発生した場合、生産管理者は、最初の生産計画での処理順の変更や入れ換え等(以下、「生産計画の変更」とも言う)を行なって、当該問題を対処する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように従来では、プロセスA〜Dのうちのあるプロセスで問題が生じた場合には、その問題にのみに着目して、生産管理者の経験等により対処していたので、このときの対処方法によっては、逆に次のプロセスでの問題発生の原因となってしまい、結果的には効率の悪い作業となってしまう場合があった。
【0008】
また、あるプロセスでの問題が発生したときに、生産計画の変更をすばやく且つ最適に行なって、プロセスA〜Dでの作業を続行できればよいが、これを生産管理者が行なうには限度がある。したがって、問題発生の対処方法として、実際には、次のプロセスを止めることがよく行なわれているのが現状であった。
このため、特に、製鉄業では、プロセスA(圧延)及びプロセスB(剪断)を加熱によって行なっているので(スラブが加熱された状態で圧延や剪断を行なう)、加熱によるエネルギーコストを考慮すると、できるだけプロセスA(圧延)からプロセスB(剪断)へと連動して作業を行なうのが理想であるが、問題発生の対処としてプロセスAやBが止められてしまうと、その状態でスラブが冷えてしまうため、復帰により作業開始の際には再加熱する必要が出てくる。したがって、この場合には結果的に莫大なコストアップとなっていた。
【0009】
さらに、あるプロセスで問題が発生したらその問題のみに着目して対処し、その問題により次のプロセスで問題が発生したらその問題のみに着目して対処する、という繰り返しによって、次々に対処のための設備が増えることにより(生産ラインの増設や、スラブを一時保管するための場所の確保等)、工場内の設備が複雑化していた。
【0010】
したがって、従来では、プロセスA〜Dの全体から見て最も効率的な作業を行なえる組み合わせを得る必要があると共に、工場内で突発的に発生する様々な問題に対して最適に且つすばやく対処できることが必要であったが、これを実現するようなシステムは存在しなかった。
また、設備制約及び組み合わせの制約条件は、物理的に不可能な絶対的条件以外に、実際には、できるだけ満たすことが望ましい全体的なバランスとトータルコストを考えれば何ヶ所かは違反してもよい制約というものもあったが、それらに対応できるシステムは存在しなかった。
【0011】
そこで、上記の問題を解決するために、遺伝的アルゴリズム(生物の進化過程をモデルとした解探索方法)により、プロセスA〜Dの作業を行なう上で最適な組み合わせを得るようにした、次のようなスケジューリング方法が考えられる。
【0012】
例えば、車や橋、ビル等、それぞれ使用用途が異なる製品s1〜s8の注文を受け、これらの製品s1〜s8をプロセスA〜Dによって製造して出荷する場合、先ず、製品s1〜s8からランダムに任意のスラブを選択して、
Figure 0004870886
の複数の組み合わせ1〜Nを発生させる。そして、これらの組み合わせ1〜Nで第1世代の固体群を形成する。
【0013】
第1世代の固体群の組み合わせ1〜Nはそれぞれ染色体(遺伝子)に対応し、染色体内の記号順は製品の処理順(プロセスBでの剪断順等)に対応する。例えば、組み合わせ1では、製品s1,s2,s5,s3をまとめてスラブSから製造し、そのときの処理順を、s1→s2→s5→s3としている。
【0014】
次に、第1世代の固体群の各組み合わせに対して評価し、この評価値が高い組み合わせを選択し、さらにこの選択した組み合わせに対して、突然変異(染色体内の記号の値を変化させる)等の操作を加え、第2世代の固体群を形成する。
【0015】
この過程において、評価値の低い組み合わせは淘汰される。すなわち、第1世代の固体群の各組み合わせに対して評価を行なう際に、最初に予め設定された制約条件(“同じ成分から製造できる製品”、“プロセスAでの加熱温度が同じである”、“出荷日が同じ”といった条件)を違反する組み合わせについては、淘汰されるべきものとして極端に小さな評価値を与えるようにする。
【0016】
次に、第2世代の固体群に対して、第1世代の固体群の場合と同様の評価を行って、第3世代の固体群を形成する。
【0017】
したがって、上述のようにして固体群を順次形成していくことで得られる第n世代の固体群は、プロセスA〜Dで存在する制約条件を満たす組み合わせから構成されていることになり、最適な製品の組み合わせ(最適解)を得ることができる。
【0018】
しかしながら、評価項目自体が相反するものであったり、状況に応じて評価の重みが違う等の要因により、全てのプロセスの制約条件を満たし、且つ評価値が最大となるような製品の組み合わせを得ることは非常に困難である。
したがって、上述のような遺伝的アルゴリズムを用いたスケジューリング方法であっても、歩留り(いかに無駄なく作るか)や単重(いかに1つを大きく作るか)という1つ1つの製品の評価を最大にすることのみを計算し、他の全体的な組み合わせに関係する評価項目を無視するか経験則に基づくしかない。
【0019】
また、上述のような遺伝的アルゴリズムを用いたスケジューリング方法では、評価対象の固体群の中の各組み合わせに対して、突然変異等の操作を加えたり、制約条件を違反した組み合わせを淘汰する構成であるため、最終的に得られる組み合わせは制約条件を満たしたものとなるが、この解がプロセスA〜Dの全体から見てよい結果であるとは必ずしも言えない。
さらに、上述のような評価を行なって第n世代までの固体群を形成するための処理を実行している間は、予め最初に設定された制約条件(固定の制約条件)を変えることができないため、環境が常に変化している工場内でのそのときの環境に追従した最適な解を得ることができない。
【0020】
すなわち、全ての制約条件を満たす解が、プロセスA〜Dの作業を行なう上での最適な解であるとは一慨に言えるものではなく、例えば、プロセスBにおいて“スラブS上での剪断順を製品s5の次に製品s3”という制約条件があった場合、この制約条件を絶対的な条件として見るのではなくある程度無視した方が、プロセスA〜Dを全体的に見てよい結果が得られる場合がある。換言すればこの場合、“製品s5の次に製品s3”という制約条件のみに着目すると違反しているが、この違反を生かすことにより、他のプロセスでの処理を効率的に行なうことができ、プロセスA〜Dの全体から見てよい結果が得られる場合がある。
【0021】
したがって、上記遺伝的アルゴリズムを用いたスケジューリング方法では、制約条件に違反している組み合わせは、それが全体から見て最適解である可能性があるにも関わらず淘汰されるため、プロセスA〜Dの全体に対しての最適解を得ることができない。
【0022】
また、実際に工場内では、追加注文や他の客先からの突然の注文等も頻繁に生じており、さらに、その日の気温の変化によってプロセスAやBでの加熱温度等も変わってくる。
【0023】
したがって、上述のような様々な環境の変化に応じて、制約条件の内容も変える必要があるが、上記遺伝的アルゴリズムを用いたスケジューリング方法では、最初に制約条件を設定し、その制約条件で最後まで処理が実行されるため、環境の変化により制約条件を変えたい場合には、新たな制約条件を設定し直して、再度最初から処理実行する必要がある。このため、その分解を得るまでの処理時間がかかってしまう。すなわち、処理途中で制約条件の内容を変えることができないため、そのときの環境に対して最適な解をすばやく得ることができない。
【0024】
そこで、本発明は、上記の欠点を除去するために成されたもので、処理途中で制約条件を変更可能とし、制約違反を許す構成とすることで、環境の変化に追従した最適解を容易に得ることができる、シミュレーション装置、シミュレーションシステム、シミュレーション方法、それを実施するためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体、及び当該プログラムを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的下において、本発明に係るシミュレーション装置は、データを格納する格納部とユーザからの指示を入力する入力部とが接続され、遺伝的アルゴリズムを用いて複数要素の組み合わせ及び/或いは順番のスケジューリング処理を行うためのシミュレーション装置であって、上記格納部には、要素の属性情報と、上記要素に関する制約条件情報と、上記制約条件情報に対する重み情報とが対応付けられて格納され、上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記複数要素の組み合わせ及び/或いは順番の候補解を生成する解生成手段と、上記解生成手段で生成された候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の要素の属性情報の各々について制約条件情報に違反するか否かを判断し、判断した結果と評価式とを用いて上記候補解の評価値を算出する評価値算出手段と、上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている重み情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記重み情報を変更する変更手段と、を備え、上記評価値算出手段は、上記変更手段で上記格納部の重み情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出することを特徴とする。
【0034】
本発明に係るシミュレーション方法は、データを格納する格納部とユーザからの指示を入力する入力部とが接続され、遺伝的アルゴリズムを用いて複数要素の組み合わせ及び/或いは順番のスケジューリング処理を行うためのシミュレーション装置におけるシミュレーション方法であって、上記格納部には、要素の属性情報と、上記要素に関する制約条件情報と、上記制約条件情報に対する重み情報とが対応付けられて格納され、上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記複数要素の組み合わせ及び/或いは順番の候補解を生成する解生成ステップと、上記解生成ステップで生成された候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の要素の属性情報の各々について制約条件情報に違反するか否かを判断し、判断した結果と評価式とを用いて上記候補解の評価値を算出する評価値算出ステップと、上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている重み情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記重み情報を変更する変更ステップと、を備え、上記評価値算出ステップでは、上記変更ステップで上記格納部の重み情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出することを特徴とする。
【0042】
本発明に係るコンピュータ読取可能な記録媒体は、データを格納する格納部とユーザからの指示を入力する入力部とが接続され、遺伝的アルゴリズムを用いて複数要素の組み合わせ及び/或いは順番のスケジューリング処理を行うためのコンピュータを、上記格納部には、要素の属性情報と、上記要素に関する制約条件情報と、上記制約条件情報に対する重み情報とが対応付けられて格納され、上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記複数要素の組み合わせ及び/或いは順番の候補解を生成する解生成手段と、上記解生成手段で生成された候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の要素の属性情報の各々について制約条件情報に違反するか否かを判断し、判断した結果と評価式とを用いて上記候補解の評価値を算出する評価値算出手段と、上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている重み情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記重み情報を変更する変更手段と、して機能させ、上記評価値算出手段は、上記変更手段で上記格納部の重み情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出するプログラムを記録したことを特徴とする。
【0043】
本発明に係るコンピュータ読取可能な記録媒体は、データを格納する格納部とユーザからの指示を入力する入力部とが接続され、遺伝的アルゴリズムを用いて複数要素の組み合わせ及び/或いは順番のスケジューリング処理を行うためのコンピュータに、上記格納部には、要素の属性情報と、上記要素に関する制約条件情報と、上記制約条件情報に対する重み情報とが対応付けられて格納され、上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記複数要素の組み合わせ及び/或いは順番の候補解を生成する解生成ステップと、上記解生成ステップで生成された候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の要素の属性情報の各々について制約条件情報に違反するか否かを判断し、判断した結果と評価式とを用いて上記候補解の評価値を算出する評価値算出ステップと、上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている重み情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記重み情報を変更する変更ステップと、を実行させ、上記評価値算出ステップでは、上記変更ステップで上記格納部の重み情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出するプログラムを記録したことを特徴とする。
【0044】
本発明に係るプログラムは、データを格納する格納部とユーザからの指示を入力する入力部とが接続され、遺伝的アルゴリズムを用いて複数要素の組み合わせ及び/或いは順番のスケジューリング処理を行うためのコンピュータを、上記格納部には、要素の属性情報と、上記要素に関する制約条件情報と、上記制約条件情報に対する重み情報とが対応付けられて格納され、上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記複数要素の組み合わせ及び/或いは順番の候補解を生成する解生成手段と、上記解生成手段で生成された候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の要素の属性情報の各々について制約条件情報に違反するか否かを判断し、判断した結果と評価式とを用いて上記候補解の評価値を算出する評価値算出手段と、上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている重み情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記重み情報を変更する変更手段と、して機能させ、上記評価値算出手段は、上記変更手段で上記格納部の重み情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出することを特徴とする。
【0045】
本発明に係るプログラムは、データを格納する格納部とユーザからの指示を入力する入力部とが接続され、遺伝的アルゴリズムを用いて複数要素の組み合わせ及び/或いは順番のスケジューリング処理を行うためのコンピュータに、上記格納部には、要素の属性情報と、上記要素に関する制約条件情報と、上記制約条件情報に対する重み情報とが対応付けられて格納され、上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記複数要素の組み合わせ及び/或いは順番の候補解を生成する解生成ステップと、上記解生成ステップで生成された候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の要素の属性情報の各々について制約条件情報に違反するか否かを判断し、判断した結果と評価式とを用いて上記候補解の評価値を算出する評価値算出ステップと、上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている重み情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記重み情報を変更する変更ステップと、を実行させ、上記評価値算出ステップでは、上記変更ステップで上記格納部の重み情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出することを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0047】
本発明は、例えば、図1に示すようなシミュレーション装置100に適用される。
このシミュレーション装置100は、上記図9に示したようなプロセスA(圧延)、プロセスB(剪断)、プロセスC(倉庫保管)、及びプロセスD(出荷)の流れによって注文を受けた製品の製造及び出荷するための作業を行なう、製鉄業の工場で用いられる。
【0048】
シミュレーション装置100は、上記図1に示すように、キーボードやマウス等を含む入力部110と、CRTやプリンタ等を含む出力部120と、各種データのデータベース130とが、装置全体の動作制御を司る生産計画処理部140に接続された構成としている。
【0049】
生産計画処理部140は、例えば、CPUから構成され、GA(遺伝的アルゴリズム)処理部141と、評価演算処理部142とを含んでいる。これらのGA処理部141及び評価演算処理部142は、上記CPUが、装置内或いは図示していない外部記憶装置等に予め設定された所定の処理プログラムを読み出して実行することで実現される。
【0050】
ここで、本実施の形態におけるシミュレーション装置100は、GA処理部141でのGA処理によって得られる第n世代の固体群に含まれる組み合わせのそれぞれに対して、評価演算処理部142により評価を行なう際、制約条件の違反を許し、制約条件を違反している組み合わせについてはマイナス評価を行なうようになされている。
また、ここでの制約条件は、固定された条件ではなく、シミュレーション装置100での処理(シミュレーション処理)の実行途中で、入力部110から任意に変更可能なようになされている。
【0051】
上述のような構成が、本実施の形態での最も特徴とする構成としている。以下、この構成について具体的に説明する。
【0052】
まず、ここでは、車や橋等の使用用途の異なる製品s1〜s8の注文を受け、これらの製品s1〜s8をプロセスA〜Dによって効率的に製造及び出荷するために、全体から見て最適な製品の組み合わせをシミュレーション装置100によって得るものとする。
【0053】
[入力部110]
入力部110からは、例えば、図2に示すような、製品s1〜s8のそれぞれの属性情報(初期値、以下、「製品属性情報」とも言う)が、本システムでの処理実行前に予め入力される。
【0054】
ここでの製品属性情報としては、
プロセスA(圧延):
・鋼種情報(スラブの鋼種)
・硬さ情報
・厚さ情報
・圧延温度情報(圧延時の加熱温度)
プロセスB(剪断):
・長さ情報
・幅情報
プロセスC(倉庫保管):
・倉庫No.情報(保管する倉庫No.、どの製品と同じ倉庫に保管するか、或いはどの製品と同じ倉庫に保管してはいけない等の情報も含む)
・位置No.情報(倉庫の中での保管する位置、どの製品の隣に保管するか、或いはどの製品の隣に保管してはいけないか等の情報も含む)
プロセスD(出荷):
・出荷先情報
・納期情報
・出荷量情報
といった情報を含んでいる。
【0055】
上述のような製品属性情報の入力方法としては、工場の生産管理者がキーボード等を用いて手入力する方法、或いは予め製品属性情報が格納された記憶媒体の当該製品属性情報を読み込ませる方法等がある。
【0056】
また、入力部110では、上記図2の製品属性情報の他、後述する制約条件の内容を変更するための入力操作や、処理実行等の各種指示のための操作も行なわれる。
【0057】
[データベース130]
データベース130には、例えば、図3に示すような、プロセスA〜Dに存在する制約条件情報が予め格納されており、各制約条件情報は、上記図2の各製品属性情報に対応したものとしている。
【0058】
特に、ここでの制約条件情報にはそれぞれ対応して"重み"情報wxが付加されており、この重み情報wxは、入力部110から任意に変更可能になされている(以下、この変更を「評価方法の変更」とも言う)。この重み情報wxは、他段階の値で設定可能であり、その値が大きくなるに従って、対応する制約条件が、希望条件→必要条件→絶対条件、というように守るべき制約の重要度合いが大きくなることを示す。
【0059】
また、制約条件情報の内容(例えば、硬さ情報の値等)についても、入力部110から任意に変更可能になされている(以下、この変更を「制約ルールの変更」とも言う)。
【0060】
さらに、評価方法及び制約ルールの変更は、シミュレーション処理実行の途中に行なうことが可能になされている。
【0061】
したがって、シミュレーション処理実行の途中であっても、工場内で生じる様々な環境の変化に応じて、そのときの環境に適した評価方法及び制約ルールを設定し、その設定で、シミュレーション処理を実行させることができる。
【0062】
上述のような制約条件情報のデータベース130への格納方法としては、工場の生産管理者から入力部110のキーボード等を用いて入力された情報を制約条件情報としてデータベース130へ格納する方法、或いは予め制約条件情報が格納された記憶媒体の当該制約条件情報をデータベース130へ読み込ませる方法等がある。
【0063】
[生産計画処理部140]
図4は、生産計画処理部140での処理を示したフローチャートである。以下、この図4を用いて、生産計画処理部140について説明する。
尚、上記図4のフローチャートに従った処理プログラムは、生産計画処理部140で実行される処理プログラムの一部であり、この処理プログラムの実行によって、以下に説明するようなGA処理部141及び評価演算処理142が実現される。
【0064】
ステップS201:
本ステップ処理の実行前に予め、入力部110から上記図2に示したような製品属性情報が入力される。また、データベース130には、上記図3に示したような制約条件情報が格納されている。
そこで、GA処理部141は、次のようなGA処理を実行する。
【0065】
先ず、図5に示すように、製品s1〜s8の組み合わせ及びその処理順(製品の並び)を示すスケジュール情報(染色体)ch(x)を複数発生させて(N個発生、x=1〜N)、これらをスケジュール群(解候補の集合)とする。
【0066】
ここでのスケジュール情報ch(x)内の記号列αi(i=1〜4)は、製品の組み合わせ及び処理順を示す。すなわち、スケジュール情報ch(x)内の記号列αiは、あるプレートSxから製造する製品の組み合わせを示し、さらに“α1→α2→α3→α4”の順で処理することを示す。
例えば、スケジュール情報ch(1)では、図6に示すように、あるプレートSaに対して製品s6,s2,s5,s1の剪断の割り当てを行い、製品s6(α1)→s2(α2)→s5(α3)→s1(α4)を順次製造することを示す。
【0067】
このときの各スケジュール情報ch(1)〜ch(N)における記号列の記号αi(製品α1〜α4の組み合わせを示す記号)及びその順序(処理順)は、乱数等を用いてランダムに決定してもよいし、現在の工場内の状況に基づいて入力部110から入力された情報(生産管理者等が決定した複数パターンの処理順情報等)から決定するようにしてもよい。
【0068】
そして、上記図5に示したケジュール群の中から、上記図2に示したような製品s1〜s8の製品属性情報、上記図3に示したような制約条件情報、及びその重み情報に基づいた、あるスケジュール情報ch(x)を選択する。
例えば、“組合”についての制約条件情報が、“製品s2と製品s4とを同じ組み合わせで処理する”であり、その重み情報w12の値が大きい場合、製品s2と製品s4を組み合わせて処理することが可能なスケジュール情報ch(x)を探し出してそれを選択する。
【0069】
上述のようなGA処理によって最終的に得られたスケジュール情報ch(x)は、評価演算処理部142に与えられる。
【0070】
ステップS202:
評価演算処理部142は、GA処理部141にて得られたスケジュール情報ch(x)に対する評価値e(x)(総合評価値)を求める。
【0071】
例えば、評価演算の対象がスケジュール情報ch(1)(=αi:s6,s2,s5,s1)であった場合、この場合の評価値e(1)は、
Figure 0004870886
なる演算によって求められる。
【0072】
上記演算式での“kj-i”は、製品αiが、j番目の制約条件情報を満たしているか否か(制約違反しているか否か)によって決定される係数を示す。
【0073】
例えば、製品s6が、プロセスAの“鋼種”の制約条件である"プレートSa"を満たしている場合、k1-6=1(プラス評価)に設定する。
一方、満たしていない場合(制約違反の場合)、k1-6=−1(マイナス評価)に設定する。これにより、重み情報w1の値が大きくなるに伴って、マイナス評価が大きくなる。
【0074】
したがって、制約条件が必須(絶対)であればあるほど、その分重み情報wjには大きな値が設定されているため、絶対度が大きな制約条件を違反した場合には、それに相当した大きなマイナス評価が与えられることになる。
【0075】
以上のことにより、スケジュール情報ch(x)に対する評価値e(x)は、スケジュール情報ch(x)を構成する組み合わせの製品総数を“n”(ここでは、n=4)、制約条件の総数を“N”(ここでは、N=13)として、
【0076】
【数1】
Figure 0004870886
【0077】
なる式(1)によって表される。
【0078】
上述のようにして得られた評価結果は、詳細は後述する出力部120にて表示出力等される。
【0079】
ステップS203:
評価演算処理部142での処理が終了すると、生産計画処理部140は、入力部110から評価方法の変更の指示があったか否かを判別する。
【0080】
ここでの“評価方法の変更”とは、上述したように“重み情報wxの値の変更”であり、例えば、プロセスAでの“硬さ”の制約条件の重みw1の値を変更することを言う。
これにより、例えば、生産管理者は、現在の工場内の状況において何を重視するかを判断し、その判断に従って、各制約条件の重みを変えることができる。また、今まで重視していた制約条件を無視したい場合にはその重みの値を“0”に設定すればよい(制約条件の削除)。或いは逆に、今まで無視してた制約条件(重みが“0”)を新たに追加したい場合には、その重みに任意の値(現在の工場内の状況に応じた値等)を設定すればよい(制約条件の追加)。
【0081】
ステップS203での判別の結果、評価方法の変更の指示があった場合、ステップS202に戻り、その変更指示に基づいた評価演算処理を実行する。
例えば、評価演算処理部142は、その変更指示に基づいて、例えば、データベース130に格納されている制約条件情報の重み情報wxを更新して新たな制約条件情報を生成する。このとき、更新前の制約条件情報は、そのままデータベース130に残すようにしてもよい。そして、評価演算処理部142は、その新たな制約条件情報に基づいて、上述したような評価演算処理を実行する。
【0082】
ステップS204:
一方、ステップS203での判別の結果、評価方法の変更の指示がなかった場合、生産計画処理部140は、入力部110から制約ルールの変更の指示があったか否かを判別する。
【0083】
ここでの“評価ルールの変更”とは、上述したように“制約条件情報の内容の変更”であり、例えば、プロセスAでの“硬さ”の制約条件の値を“70”から“90”に変更すること等を言う。
これにより、例えば、新たな製品の注文が入ってきたとき、生産管理者は、その製品に合った制約条件の値を新たに設定することができる。
【0084】
ステップS204の判別の結果、制約ルールの変更の指示があった場合には次のステップS205へと進み、そうでない場合には後述するステップS207へと進む。
【0085】
ステップS205,S206:
ステップS204での判別の結果、制約ルールの変更の指示があった場合、生産計画処理部140は、その変更指示による制約条件情報の内容で、評価項目の変更や評価の重みを変更して決定する。
その後、ステップS202に戻り、上記の変更内容に基づいた評価演算処理を実行する。
【0086】
ステップS207:
ステップS204での判別の結果、制約ルールの変更の指示がなかった場合、生産計画処理部140は、このまま処理を続行する状態であるか否かを判別する。
【0087】
具体的には例えば、ここでは、違反している制約条件の数がある数となった場合や、評価値がある値となった場合、或いは世代数がある世代となった場合に、処理終了とすることを設定でき、この設定は、入力部110や、詳細は後述する出力部120にて表示出力される画面上から行なえるようになされている。
したがって、生産計画処理部140は、上記の設定情報によって、このまま処理を続行する状態であるか否かを判別する。
この判別の結果、処理終了の指示があった場合には本処理終了し、そうでない場合にはステップS201に戻って以降の処理ステップを繰り返し実行する。
【0088】
[出力部120]
出力部120は、上述したような生産計画処理部140によって次々に得られる評価結果を出力する。ここでは、出力形態の一例として、CRTによる表示出力を用いる。
【0089】
出力部120では、例えば、図7に示すような評価結果画面300が表示出力される。
この評価結果画面300は、評価演算処理部142により得られたスケジュール情報ch(x)に対する評価結果が表示出力される評価結果表示部310(1),310(2),・・・,310(n)と、評価演算処理部142にて現在処理対象となっているスケジュール情報ch(x)でのプレートSx上での各製品の処理状況が表示出力される処理過程表示部320と、一時的な処理ストップや処理スタート等を指示するための各種操作ボタンが設けられた操作ボタン部330とを含んでいる。
【0090】
評価結果表示部310(1),310(2),・・・,310(n)には、評価演算処理部142にて評価結果が得られる毎に、すなわち上記図4のステップS202の評価演算処理実行毎に、その評価結果が第1回評価結果(第1世代の評価結果)、第2回評価結果(第2世代の評価結果)、・・・、第n回評価結果(第n世代の評価結果)として出力される。
【0091】
評価結果表示部310(1),310(2),・・・,310(n)はそれぞれ同様の構成としており、例えば、評価結果表示部310(1)は、評価値表示部311(1)と、「制約条件」項目312(1)と、「スケジュール情報」項目313(1)とを含んでいる。
【0092】
評価値表示部311(1)には、上述した式(1)によって得られた評価値(総合評価値)が表示される。ここでは、当該総合評価値と共に、各プロセスA〜D、組合、処理順毎の評価値をも表示するようにしている。このときの各評価値については、上記式(1)を用いて、各プロセスA〜D、組合、処理順のそれぞれに対して上述したような演算処理を行なえば求めることができる。
【0093】
「制約条件」項目312(1)は、このときの制約条件情報を参照及び変更するための項目である。「制約条件」項目312(1)を入力部110のマウス等を用いてクリックすれば、このときの上記図3に示したような制約条件情報が表示され、その表示上で、入力部110のキーボード等により必要に応じて制約条件の内容の変更(制約ルールの変更)や、重みの更新(評価方法の変更)を行なえるようになされている。
【0094】
「スケジュール情報」項目313(1)は、このときのスケジュール情報ch(x)の内容を参照するための項目である。「スケジュール情報」項目313(1)を入力部110のマウス等を用いてクリックすれば、このときのスケジュール情報ch(x)の内容(どのような製品の組合せで、どのような処理順であるか等)が表示される。
【0095】
上述のような評価結果表示部310(1),310(2),・・・,310(n)において、現在処理実行の対象となっているスケジュール情報ch(x)に対応する評価結果表示部310(x)については、例えば、特定の色で囲まれて表示される等、他の評価結果表示部と容易に識別できるようになされている(上記図6では斜線で示す)。
【0096】
処理過程表示部320には、現在処理対象となっているスケジュール情報ch(x)(GA処理により得られた結果)では、どのプレートSxに対して、どのような製品が、どのような処理順で処理されるか等がイメージ表示される。
例えば、スケジュール情報ch(1)が現在処理対象となっている場合、スケジュール情報ch(1)では、上記図6に示したように、製品s6,s2,s5,s1の組合せ及び処理順であるため、この組合せ及び処理順でのプレートSa上での処理状況がイメージ表示される。
【0097】
操作ボタン部330は、幅順指定ボタン331、温度指定ボタン332、ユーザ指定ボタン333、ストップボタン334、スタートボタン335、及びオートボタン336を含んでいる。
【0098】
幅順指定ボタン331、温度指定ボタン332、及びユーザ指定ボタン333は、処理過程表示部320に表示される各製品を、幅順や、温度、ユーザ毎に識別できるように表示を指定するためのボタンである。
【0099】
例えば、入力部110のマウス等により幅順指定ボタン331を押下すれば、処理過程表示部320には、各製品が幅順で表示される。
また、温度指定ボタン332を押下すれば、処理過程表示部320には、各製品が温度パターンで色分けされて表示される。
また、ユーザ指定ボタン333を押下すれば、処理過程表示部320には、各製品がそのユーザ(注文先)別に表示される。
【0100】
ストップボタン334は、上述した評価方法や制約ルールの変更を行なうために処理を一時的にストップさせるためのボタンであり、スタートボタン335は、その一時的にストップさせた処理を再開させるためのボタンである。
【0101】
オートボタン336は、違反している制約条件の数がある数となった場合や、評価値がある値となった場合、或いは世代数がある世代となった場合に自動的に処理終了することを指示するためのボタンである。
【0102】
例えば、オートボタン336を押下すれば、処理終了させる上記の条件(終了条件)を入力可能な画面が表示され、この画面上で所望する終了条件を設定すれば、処理実行中にその終了条件となったときに、本処理終了となる。
【0103】
尚、オートボタン336により、自動的な処理終了を実行する(ON)、或いは実行しない(OFF)を設定できるようにし、オートボタン336がONに設定されていた場合に、予め入力部110から設定されている終了条件となったときに自動的に処理終了するようにしてもよい。
【0104】
上述したように、本実施の形態では、それぞれの制約条件に重みを付け、それらの制約条件のうちのある制約条件を違反している組み合わせを淘汰する代わりに、違反している制約条件の重みに相当するマイナス評価を与える、すなわち違反自身も評価することで、違反のある組み合わせを淘汰せずに残すように構成したので、実際にはある制約条件の違反を許した方が全体的に見てよい結果が得られる場合に、そのよい結果が得られる可能性のある組み合わせ(違反のある組み合わせ)を残すことができ、したがって、プロセスA〜Dの全体から見てよい結果が得られる組み合わせを得ることができる。
【0105】
また、制約条件の重みの値や、制約条件の内容を、処理途中であっても変更可能なように構成したので、その日の温度変化、或いはあるプロセスでの機器の故障等、突発的に発生する様々な環境の変化に応じて、最適な制約条件及びその重みを処理途中で設定することができるため、問題が発生している部分のみではなく全体から見て最適な組み合わせをすばやく得ることができる。
【0106】
また、制約条件の重みを“0”に設定することで、制約条件の削除を可能とすると共に、重みが“0”である制約条件の当該重みに対して状況に応じた値を設定することで、制約条件の追加も可能なように構成したので、突然の追加注文等にも対応することができる。
【0107】
したがって、本実施の形態によれば、部分的にではなく全体的に見て最適な組み合わせを得ることができると共に、その組み合わせを得るための制約条件及び重みを、処理実行途中であっても環境の変化に追従して変更することができる。このため、ある問題の発生のためにあるプロセスを止める等という対処方法をとる必要がなくなり、プロセスA〜Dによる作業をスムーズに行なうことができ、これは利益向上の効果につながる。
【0108】
尚、本実施の形態での制約条件としては、上記図3に示したような条件に限らず、次のような制約条件も考えられる。
【0109】
(制約条件例1)
例えば、図8に示すようなプレートSbから各製品を得る場合、“幅1800mmの次に幅1500mm〜2100mmの製品を処理する”という制約条件1が考えられる。
この場合、GA処理により得られたスケジュール情報ch(x)が、幅1800mmの次に、幅1400mmの製品を製造する処理順であったとすると、制約条件1の違反となるが、このときのスケジュール情報ch(x)は淘汰されずに、制約条件1に付加されている重みに相当するマイナス評価が与えられる。
【0110】
(制約条件例2)
“製品s1の次に製品s2を処理するが、この間に他の製品(ダミー製品)入れる”という制約条件2や、さらに、“ダミー製品の個数を3つまでとする”という制約条件3も考えられる。このような制約条件2,3を入れることによって、他の組み合わせが最適となり、結果的に全体として最適な組み合わせ(高い評価)が得られる場合がある。
【0111】
(制約条件例3)
“温度1000°〜1200°の間では、プレートSaから製品s1を製造してはいけない”という制約条件4も考えられる。
【0112】
また、本実施の形態では、本発明を製鉄業でのスケジューリングに用いるとしたが、これに限られることはなく、例えば、製薬業での製造計画、配送業での配送計画、組立加工業での工程管理等にも適用可能であり、特に、環境が常に変化している中での各プロセスのスケジューリングに有効である。
【0113】
また、本発明の目的は、上述した実施の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することとなる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、本実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、遺伝的アルゴリズムによって得られた組み合わせに対する評価を求める際、違反している制約条件についても評価(マイナス評価)するように構成したので、例えば、実際にはある制約条件の違反を許した方が全体的に見てよい結果が得られる場合に、そのよい結果が得られる可能性のある組み合わせ(違反のある組み合わせ)を残すことができるため、全体的に見てよい結果が得られる組み合わせを得ることができる。
【0115】
また、制約条件の重みや、制約条件の内容を、処理途中であっても変更可能なように構成すれば、例えば、本発明をある商品を製造する工場内のシステムに適用した場合、工場内の温度変化や、あるプロセスでの機器の故障等、突発的に発生する様々な工場内の環境の変化に応じて、最適な制約条件及びその重みを処理途中で設定することができるため、問題が発生している部分のみではなく全体から見て最適な組み合わせをすばやく得ることができる。
【0116】
また、制約条件の重みが所定値であった場合には、当該制約条件を無視して評価を求めるように構成すれば、制約条件の削除や追加を自在に行なうことができるため、例えば.突然の追加注文等にも対応することができる。
【0117】
したがって、本発明によれば、部分的にではなく全体的に見て最適な組み合わせを得ることができると共に、その組み合わせを得るための制約条件及び重みを、処理実行途中であっても環境の変化に追従して変更することができる。このため、ある問題の発生のためにあるプロセスを止める等という従来行なわれていたような対処方法をとる必要がなくなり、全てのプロセスによる作業をスムーズに行なうことができ、これは利益向上の効果にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシミュレーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記シミュレーション装置に設定される各スラブの属性情報を説明するための図である。
【図3】上記シミュレーション装置に設定される制約条件情報を説明するための図である。
【図4】上記シミュレーション装置でのGA処理及び評価演算処理を含む全体処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】上記GA処理によって得られるスケジュール群の一例を説明するための図である。
【図6】上記スケジュール群に含まれるスケジュール情報を説明するための図である。
【図7】上記シミュレーション装置で表示出力される画面の一例を説明するための図である。
【図8】上記制約条件の他の例を説明するための図である。
【図9】製鉄工場内での各プロセスを説明するための図である。
【図10】従来のスケジューリングにより得られる組み合わせ結果を説明するための図である。
【符号の説明】
100 シミュレーション装置
110 入力部
120 出力部
130 データベース
140 生産計画処理部
141 GA処理部
142 評価演算処理部

Claims (21)

  1. データを格納する格納部とユーザからの指示を入力する入力部とが接続され、遺伝的アルゴリズムを用いて複数要素の組み合わせ及び/或いは順番のスケジューリング処理を行うためのシミュレーション装置であって、
    上記格納部には、要素の属性情報と、上記要素に関する制約条件情報と、上記制約条件情報に対する重み情報とが対応付けられて格納され、
    上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記複数要素の組み合わせ及び/或いは順番の候補解を生成する解生成手段と、
    上記解生成手段で生成された候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の要素の属性情報の各々について制約条件情報に違反するか否かを判断し、判断した結果と評価式とを用いて上記候補解の評価値を算出する評価値算出手段と、
    上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている重み情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記重み情報を変更する変更手段と、を備え、
    上記評価値算出手段は、上記変更手段で上記格納部の重み情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出することを特徴とするシミュレーション装置。
  2. 上記変更手段は、上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている制約条件情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記制約条件情報を変更し、
    上記評価値算出手段は、上記変更手段で上記格納部の制約条件情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出することを特徴とする請求項1記載のシミュレーション装置。
  3. 上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記評価値算出手段で算出された評価値が規定の値であるか否かを判断し、上記評価値が上記規定の値であると判断したとき、上記スケジューリング処理を終了する処理終了手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載のシミュレーション装置。
  4. 上記格納部の重み情報は、対応付けられている制約条件情報に対する重要度合いが高いほど大きな値を示し、
    上記評価値算出手段は、違反する要素の重み情報をマイナス値にし、違反しない要素の重み情報をプラス値にし、上記候補解の全ての要素の値を加算して上記候補解の評価値を算出することを特徴とする請求項3記載のシミュレーション装置。
  5. 上記重要度合いは、多段階に規定されていることを特徴とする請求項4記載のシミュレーション装置。
  6. 上記評価値算出手段は、所定値の重み情報が対応付けられている制約条件情報については評価値の算出の対象としないことを特徴とする請求項1記載のシミュレーション装置。
  7. 違反している制約条件情報の数が規定の数になったと判断した場合、上記スケジューリング処理を終了する終了手段を備えることを特徴とする請求項1記載のシミュレーション装置。
  8. 上記評価値算出手段で算出された評価値についての評価結果を出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項1記載のシミュレーション装置。
  9. 複数の機器が通信可能に接続されてなるシミュレーションシステムであって、
    上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜8の何れか1項記載のシミュレーション装置の機能を有することを特徴とするシミュレーションシステム。
  10. データを格納する格納部とユーザからの指示を入力する入力部とが接続され、遺伝的アルゴリズムを用いて複数要素の組み合わせ及び/或いは順番のスケジューリング処理を行うためのシミュレーション装置におけるシミュレーション方法であって、
    上記格納部には、要素の属性情報と、上記要素に関する制約条件情報と、上記制約条件情報に対する重み情報とが対応付けられて格納され、
    上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記複数要素の組み合わせ及び/或いは順番の候補解を生成する解生成ステップと、
    上記解生成ステップで生成された候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の要素の属性情報の各々について制約条件情報に違反するか否かを判断し、判断した結果と評価式とを用いて上記候補解の評価値を算出する評価値算出ステップと、
    上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている重み情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記重み情報を変更する変更ステップと、を備え、
    上記評価値算出ステップでは、上記変更ステップで上記格納部の重み情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出することを特徴とするシミュレーション方法。
  11. 上記変更ステップでは、上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている制約条件情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記制約条件情報を変更し、
    上記評価値算出ステップでは、上記変更ステップで上記格納部の制約条件情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出することを特徴とする請求項10記載のシミュレーション方法。
  12. 上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記評価値算出ステップで算出された評価値が規定の値であるか否かを判断し、上記評価値が上記規定の値であると判断したとき、上記スケジューリング処理を終了する処理終了ステップを更に備えることを特徴とする請求項10又は11記載のシミュレーション方法。
  13. 上記格納部の重み情報は、対応付けられている制約条件情報に対する重要度合いが高いほど大きな値を示し、
    上記評価値算出ステップでは、違反する要素の重み情報をマイナス値にし、違反しない要素の重み情報をプラス値にし、上記候補解の全ての要素の値を加算して上記候補解の評価値を算出することを特徴とする請求項12記載のシミュレーション方法。
  14. 上記重要度合いは、多段階に規定されていることを特徴とする請求項13記載のシミュレーション方法。
  15. 上記評価値算出ステップでは、所定値の重み情報が対応付けられている制約条件情報については評価値の算出の対象としないことを特徴とする請求項10記載のシミュレーション方法。
  16. 違反している制約条件件情報の数が規定の数になったと判断した場合、上記スケジューリング処理を終了する終了ステップを備えることを特徴とする請求項10記載のシミュレーション方法。
  17. 上記評価値算出ステップで算出された評価値についての評価結果を出力する出力ステップを含むことを特徴とする請求項10記載のシミュレーション方法。
  18. データを格納する格納部とユーザからの指示を入力する入力部とが接続され、遺伝的アルゴリズムを用いて複数要素の組み合わせ及び/或いは順番のスケジューリング処理を行うためのコンピュータを、
    上記格納部には、要素の属性情報と、上記要素に関する制約条件情報と、上記制約条件情報に対する重み情報とが対応付けられて格納され、
    上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記複数要素の組み合わせ及び/或いは順番の候補解を生成する解生成手段と、
    上記解生成手段で生成された候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の要素の属性情報の各々について制約条件情報に違反するか否かを判断し、判断した結果と評価式とを用いて上記候補解の評価値を算出する評価値算出手段と、
    上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている重み情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記重み情報を変更する変更手段と、して機能させ、
    上記評価値算出手段は、上記変更手段で上記格納部の重み情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出するプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  19. データを格納する格納部とユーザからの指示を入力する入力部とが接続され、遺伝的アルゴリズムを用いて複数要素の組み合わせ及び/或いは順番のスケジューリング処理を行うためのコンピュータに、
    上記格納部には、要素の属性情報と、上記要素に関する制約条件情報と、上記制約条件情報に対する重み情報とが対応付けられて格納され、
    上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記複数要素の組み合わせ及び/或いは順番の候補解を生成する解生成ステップと、
    上記解生成ステップで生成された候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の要素の属性情報の各々について制約条件情報に違反するか否かを判断し、判断した結果と評価式とを用いて上記候補解の評価値を算出する評価値算出ステップと、
    上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている重み情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記重み情報を変更する変更ステップと、を実行させ、
    上記評価値算出ステップでは、上記変更ステップで上記格納部の重み情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出するプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  20. データを格納する格納部とユーザからの指示を入力する入力部とが接続され、遺伝的アルゴリズムを用いて複数要素の組み合わせ及び/或いは順番のスケジューリング処理を行うためのコンピュータを、
    上記格納部には、要素の属性情報と、上記要素に関する制約条件情報と、上記制約条件情報に対する重み情報とが対応付けられて格納され、
    上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記複数要素の組み合わせ及び/或いは順番の候補解を生成する解生成手段と、
    上記解生成手段で生成された候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の要素の属性情報の各々について制約条件情報に違反するか否かを判断し、判断した結果と評価式とを用いて上記候補解の評価値を算出する評価値算出手段と、
    上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている重み情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記重み情報を変更する変更手段と、して機能させ、
    上記評価値算出手段は、上記変更手段で上記格納部の重み情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出するプログラム。
  21. データを格納する格納部とユーザからの指示を入力する入力部とが接続され、遺伝的アルゴリズムを用いて複数要素の組み合わせ及び/或いは順番のスケジューリング処理を行うためのコンピュータに、
    上記格納部には、要素の属性情報と、上記要素に関する制約条件情報と、上記制約条件情報に対する重み情報とが対応付けられて格納され、
    上記遺伝的アルゴリズムにおける世代ごとに、上記複数要素の組み合わせ及び/或いは順番の候補解を生成する解生成ステップと、
    上記解生成ステップで生成された候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の要素の属性情報の各々について制約条件情報に違反するか否かを判断し、判断した結果と評価式とを用いて上記候補解の評価値を算出する評価値算出ステップと、
    上記遺伝的アルゴリズムの一の世代における上記スケジューリング処理中に、上記入力部で上記格納部に格納されている重み情報を変更する指示が入力されると、上記指示に従って上記格納部に格納されている上記重み情報を変更する変更ステップと、を実行させ、
    上記評価値算出ステップでは、上記変更ステップで上記格納部の重み情報が変更された場合、上記一の世代において、上記候補解に含まれる要素に対応付けられた属性情報、制約条件情報、及び重み情報を上記格納部から読み出し、上記候補解の評価値を算出するプログラム。
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