JP4869684B2 - 遊技機およびその主制御基板 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機における不正検知技術に関し、詳しくは、遊技の進行を制御する主制御基板に対する不正を検知するための技術に関する。
従来、主制御基板における正規の中央演算処理装置(セントラルプロセッシングユニッ、Central Processing Unit、以下、単に「CPU」という。)を、不正なCPUに取り換えてしまうことによる不正行為を防止するため、種々の不正防止技術が提案されてきた。このような不正防止技術の一つとして、識別コードが記憶されたCPUを正規のCPUとして主制御基板に搭載し、CPUに記憶された識別コードを検査するための検査装置に接続可能な検査端子を主制御基板に設けることによって、主制御基板のCPUが正規のものであるか否かを確認する不正検知技術が、下記特許文献1に開示されている。
特開平10−24145号公報
しかしながら、従来の不正検知技術では、正規のCPUを残した状態で正規のCPUと遊技機の各部との間の結線を切断し、不正なCPUを遊技機の各部に接続するような不正行為が行われた場合には、不正なCPUが遊技機に取り付けられているにも拘わらず、正常な識別コードが正規のCPUから検査装置に出力されてしまうため、不正なCPUによる不正行為を検知することができないという問題があった。
本発明は、上記した課題を踏まえ、正規のCPUを残した状態で不正なCPUを搭載する不正行為を検知することができる不正検知技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の形態である主制御基板は、遊技機に搭載される主制御基板であって、
前記遊技機における遊技の進行を制御するためのプログラムが予め記憶され該プログラムに基づいて演算処理を実行する遊技機用の中央演算処理装置を備え、
前記中央演算処理装置は、
前記遊技機の各部に対するデータの入出力を行うバスと、
前記中央演算処理装置が前記遊技機の各部と切り離された接続異常を、前記バスの状態に基づいて検知する接続異常検知手段と、
前記接続異常が検知されたことを示す接続異常情報を、前記中央演算処理装置の外部から読み出し可能に記憶する異常記憶手段と
を含み、
前記主制御基板は、更に、
前記バスに接続され、前記中央演算処理装置と前記遊技機の各部との間におけるデータの入出力を仲介するポートエキスパンダチップと、
前記異常記憶手段に接続され、前記接続異常を検査するために前記接続異常情報を読み出す不正検査装置と接続可能な検査端子と
を備え、
前記中央演算処理装置は、更に、前記遊技機における他の中央演算処理装置に対する制御コマンドを、前記バスを介して前記ポートエキスパンダチップに送信するコマンド送信手段を含み
前記ポートエキスパンダチップは、
前記制御コマンドを前記他の中央演算処理装置にシリアル転送するシリアル転送手段と、
前記制御コマンドがシリアル転送中であることを示す転送中情報を、前記中央演算処理装置によって読み出し可能に記憶する転送中情報記憶手段と
含み
前記接続異常検知手段は、前記転送中情報を前記ポートエキスパンダチップから読み出し、前記制御コマンドが前記バスから出力されてから所定期間を超えて該制御コマンドがシリアル転送中であることが前記転送中情報によって示された場合に、前記接続異常を検知する検知手段を含むことを特徴とする。
これによって、遊技機における他の制御基板に搭載された他の中央演算処理装置に対するコマンド信号のシリアル転送状態に基づいて接続異常を検知することができるため、接続異常を検知するために特別な信号のやり取りを行うことなく、通常の遊技制御信号をやり取りすることによって接続異常を検知することができる。その結果、接続異常を検知するための構成の簡素化を図ることができる。
本発明の第2の形態である主制御基板は、遊技機に搭載される主制御基板であって、
前記遊技機における遊技の進行を制御するためのプログラムが予め記憶され該プログラムに基づいて演算処理を実行する遊技機用の中央演算処理装置を備え、
前記中央演算処理装置は、
前記遊技機の各部に対するデータの入出力を行うバスと、
前記中央演算処理装置が前記遊技機の各部と切り離された接続異常を、前記バスの状態に基づいて検知する接続異常検知手段と、
前記接続異常が検知されたことを示す接続異常情報を、前記中央演算処理装置の外部から読み出し可能に記憶する異常記憶手段と
を含み、
前記主制御基板は、更に、
前記バスに接続され、前記中央演算処理装置と前記遊技機の各部との間におけるデータの入出力を仲介するポートエキスパンダチップと、
前記異常記憶手段に接続され、前記接続異常を検査するために前記接続異常情報を読み出す不正検査装置と接続可能な検査端子と
を備え、
前記バスは、プルアップされた状態で前記ポートエキスパンダチップからのデータ入力を待ち受ける複数のデータ線を有し、
前記ポートエキスパンダチップは、前記複数のデータ線の少なくとも一つをローレベルにして前記バスにデータ入力を行うチップであり、
前記接続異常検知手段は、前記複数のデータ線の全てがハイレベルである場合に、前記接続異常を検知する検知手段を含むことを特徴とする。
これによって、ポートエキスパンダチップから中央演算処理装置に入力されるデータの値に基づいて接続異常を検知することができるため、接続異常を検知するために特別な信号のやり取りを行うことなく、通常の遊技制御信号をやり取りすることによって接続異常を検知することができる。その結果、接続異常を検知するための構成の簡素化を図ることができる。
なお、本発明の態様は、遊技機用の中央演算処理装置や主制御基板に限るものではなく、遊技機用の中央演算処理装置に対する不正行為を検知するための不正検知方法や、遊技機用の中央演算処理装置を動作させるプログラム、遊技機用の中央演算処理装置や主制御基板を備える遊技機などの種々の態様に適用することができる。なお、本発明における遊技機は、パチンコ機やスロットマシンであっても良い。
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下本発明を適用した遊技機について説明する。なお、本明細書において、信号名の先頭に「#」が付されているものは、負論理であることを意味している。「ハイレベル」は2値信号の2つのレベルのうちの「1」レベルを意味し、「ローレベル」は「0」レベルを意味している。
A.パチンコ機10の構成:
本発明の実施例の1つであるパチンコ機10の構成について説明する。図1は、パチンコ機10の全体構成を示す正面図である。図1に示すように、パチンコ機10は、パチンコ店のいわゆる島に固定される外枠11、外枠11に嵌め込まれる内枠12、内枠12の中央上寄りに配置され遊技球による遊技が行われる遊技板13、遊技板13の前面に配置され中央部にガラス板を有するガラス枠14、遊技板13に遊技球を発射するための遊技者による操作を受け付けるハンドル15、パチンコ機10の裏面に配置され払出用の遊技球を貯留する球タンク17,遊技者に対して払い出された遊技球を貯留する下皿19,プリペイドカードによる遊技球の貸し出しを受け付けるカードユニット90などを備える。
遊技板13の中央部には、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、以下、LCDという)35が設けられ、このLCD35の下方には、遊技球の入賞を受け付ける入賞口61が設けられている。この入賞口61は、入賞した遊技球を検知する遊技球センサ65、所定の場合に遊技球の導入経路を拡縮する開閉部材66を備える。パチンコ機10は、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)を有する電飾55,56,57,58,59を備える。電飾55,56は遊技板13の左右の端にそれぞれ設けられ、電飾57はLCD35の上部に設けられ、電飾58,59は、ガラス枠14の上部の左右にそれぞれ設けられている。内枠12の正面中央には、音声を出力するスピーカ45が内蔵されている。
図2は、パチンコ機10における主制御基板20を主とした電気的な概略構成を示すブロック図である。パチンコ機10は、遊技の進行を制御する主制御基板20と、主制御基板20からのコマンドに基づいて遊技球の払出を制御する払出制御基板70と、遊技進行に応じてLCD35やスピーカ45,電飾55〜59を用いた演出を制御するサブ制御基板40と、LCD35における動画像表示を制御する装飾制御基板30とを備える。主制御基板20,払出制御基板70,サブ制御基板40,装飾制御基板30は、図1に示した内枠12の裏面(図示しない)に設けられている。
主制御基板20と払出制御基板70との間では、種々のコマンドがシリアル転送によって送信される。主制御基板20と払出制御基板70との間のコマンドは、2バイト単位で構成され、1バイト単位に分割してシリアル転送される。主制御基板20から払出制御基板70に対する主なコマンドとしては、遊技球の払い出しに関する制御コマンドCmsや、払出制御基板70に動作状態を示すコマンドがある。制御コマンドCmsとしては、例えば、遊技球の払い出し個数を指定するコマンドがある。コマンドを正常に受信した払出制御基板70は、主制御基板20に対して、正常にコマンドを受け取ったことを伝えるACK(アック、Acknowledge)として確認信号Ack1を送信する。払出制御基板70から主制御基板20に対する主なコマンドとしては、払出制御基板70の動作状態を伝える状態コマンドCstがある。コマンドを正常に受信した主制御基板20は、払出制御基板70に対して、正常にコマンドを受け取ったことを伝える確認信号Ack2を送信する。
主制御基板20からサブ制御基板40に対してや、サブ制御基板40から装飾制御基板30に対しては、それぞれ種々のコマンドがパラレル転送によって送信される。主制御基板20からサブ制御基板40に対する主なコマンドとしては、いわゆる「大当たり」や「はずれ」などの遊技に関する基本的な演出を指示する制御コマンドCmpがある。サブ制御基板40から装飾制御基板30に対する主なコマンドとしては、主制御基板20からのコマンドに基づくLCD35における動画像の表示態様を指示するコマンドがある。
主制御基板20から開閉部材66に対しては、遊技の進行に応じて開閉部材66を作動させるための作動信号OPoがパラレル転送によって送信される。遊技球センサ65から主制御基板20に対しては、遊技球の通過を示すセンサ信号Senがパラレル転送によって送信される。
主制御基板20,払出制御基板70,サブ制御基板40,装飾制御基板30の各基板は、種々の演算処理を行うセントラルプロセッシングユニット(Central Processing Unit、中央演算処理装置、以下、CPUという),CPUの演算処理を規定したプログラムを予め記憶するリードオンリメモリ(Read Only Memory、以下、ROMという),CPUが取り扱うデータを一時的に記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、以下、RAMという)などの各基板に応じた電子部品が実装された回路基板である。本実施例では、サブ制御基板40にはサブCPU410が搭載され、払出制御基板70には払出CPU710が搭載されている。
図2に示すように、主制御基板20は、パチンコ機10における遊技の進行を制御するための種々の演算処理を行う主CPU210と、主CPU210とパチンコ機10の各部との間におけるデータの入出力を仲介するI/Oエキスパンダ220と、主CPU210が不正なものであるか否かを検査するための検査装置900と接続可能な検査端子230とを備える。
主制御基板20の主CPU210は、四則演算,比較演算など種々の演算を行う演算部211と、遊技の進行を制御するためのプログラムが予め記憶されたROM213と、主CPU210で取り扱われているデータを記憶する主記憶部212と、主CPU210で取り扱われたデータを一時的に蓄えるRAM214と、I/Oエキスパンダ220を介した遊技機10の各部とのデータの入出力を行うデータバス218と、データバス218上のデータの入出力を制御するためにI/Oエキスパンダ220と制御信号のやり取りを行うコントロールバス216と、検査端子230との信号のやり取りを行う検査ポート219とを有する。本実施例では、主CPU210の各部は、主記憶部212を介して互いに接続されている。本実施例では、データバス218の各データ線は、主CPU210側に内蔵されたプルアップ抵抗2181によってプルアップされた状態でI/Oエキスパンダ220からのデータの入力を待ち受け、I/Oエキスパンダ220がデータ線の幾つかをローレベルにすることによって、データバス218に対するデータの入力が実行される。
主CPU210は、遊技の進行を制御する処理を実行すると共に、I/Oエキスパンダ220との接続が切り離された接続異常を検知するための異常検知処理を実行する。主CPU210は、異常検知処理において、接続異常が検知されたことを示す接続異常情報として接続異常フラグFerをRAM214に格納する。本実施例では、主CPU210の初期状態には、接続異常フラグFerは「0」であり、接続異常が検知された際には、接続異常フラグFerは「1」にセットされる。なお、異常検知処理についての詳細は後述する。
本実施例では、検査端子230に検査装置900が接続された際に、主CPU210は、RAM214に格納されている接続異常フラグFerの値を、検査ポート219から検査端子230を介して検査装置900に出力する。これによって、検査装置900は、主CPU210から接続異常フラグFerを読み出すことができる。なお、検査装置900が接続された際に、検査端子230が、主CPU210のRAM214に格納された接続異常フラグFerの値を読み出し、読み出した接続異常フラグFerの値を検査装置900に送信するようにしても良い。
主制御基板20のI/Oエキスパンダ220は、主制御基板20とパチンコ機10における各部との情報のやり取りを仲介する電子回路を1チップに収めたインタフェース装置であり、主CPU210から出力されるデータをパラレル転送により主制御基板20の各部に送受信するパラレル転送部222と、主CPU210から出力されるデータをシリアル転送により主制御基板20の各部に送受信するシリアル転送部224と、シリアル転送部224がシリアル転送中であるか否かの状態を示す転送中フラグFsmとを備える。これによって、主CPUは、コントロールバス216を通じてI/Oエキスパンダ220の動作を制御し、データバス218を通じた各種データの入出力を実現する。本実施例では、パラレル転送部222は、作動信号OPo,センサ信号Sen,制御コマンドCmp,確認信号Ack1,確認信号Ack2を取り扱い、シリアル転送部224は、制御コマンドCms,状態コマンドCstを取り扱う。
本実施例では、I/Oエキスパンダ220の転送中フラグFsmは、主CPU210によって読み出し可能に記憶された情報であり、初期状態では「0」であり、シリアル転送部224においてデータのシリアル転送が開始されると「1」にセットされ、シリアル転送が終了すると「0」にリセットされる。本実施例では、主CPU210は、コントロールバス216を介して転送中フラグFsmの値をI/Oエキスパンダ220から直接的に読み取り可能であるが、他の実施形態として、主CPU210からの要求信号に応じて、I/Oエキスパンダ220が転送中フラグFsmの値を主CPU210に返答しても良い。
本実施例では、I/Oエキスパンダ220のパラレル転送部222は、複数の出力ポートの一つとして出力ポート251と、複数の入力ポートの一つとして入力ポート252とを有し、入力ポート251と出力ポート252とは、電気的に直結されている。主CPU210からI/Oエキスパンダ220に送信された検査信号CKoは、出力ポート251に出力され、その際に、入力ポート252に入力された応答信号CKiは、I/Oエキスパンダ220から主CPU210に送信される。
本実施例では、I/Oエキスパンダ220のパラレル転送部222は、複数の出力ポートの一つとして出力ポート261と、複数の入力ポートの一つとして入力ポート262と、出力ポート261および入力ポート262に接続された監視回路260を有し、パラレル転送部222は、監視回路260を介して開閉部材66に接続されている。監視回路260は、出力ポート261から送信された作動信号OPoを開閉部材66に伝達すると共に、作動信号OPoに連動する連動信号OPiを入力ポート262に入力する。監視回路260は、監視回路260と開閉部材66との結線が断線している場合には連動信号OPiを「1」とし、作動信号OPが「0」の場合には連動信号OPiを「0」とし、作動信号OPが「1」の場合には連動信号OPiを「1」とする。
B.パチンコ機10の動作:
パチンコ機10の動作の一つとして、主制御基板20の主CPU210が実行する異常検知処理について説明する。
図3は、主制御基板20の主CPU210が実行する第1の異常検知処理を示すフローチャートである。第1の異常検知処理は、主CPU210のROM213に格納されているプログラムに基づく動作によって実現される処理であり、遊技の進行を制御するための遊技制御処理と並行して、所定のタイミングで繰り返し実行される。
主制御基板20の主CPU210は、図3の第1の異常検知処理を開始すると、遊技制御処理において払出制御基板70の払出CPU710に対する制御コマンドCmsの出力をI/Oエキスパンダ220に指示したか否かを判断する(ステップS110)。制御コマンドCmsの出力を指示している場合には、主CPU210は、I/Oエキスパンダ220の転送中フラグFsmが「1」であるか否か、すなわち、I/Oエキスパンダ220がシリアル転送中であるか否かを判断する(ステップS120)。転送中フラグFsmが「1」である場合には、主CPU210は、制御コマンドCmsの出力指示の開始から、予め設定された監視期間T1が経過したか否かを判断する(ステップS130)。制御コマンドCmsの出力指示の開始から監視期間T1が経過している場合には、主CPU210は、接続異常フラグFerを「1」にセットし(ステップS140)、第1の異常検知処理を終了する。
第1の異常検知処理によれば、払出制御基板70に搭載された払出CPU710に対する制御コマンドCmsのシリアル転送状態に基づいて接続異常を検知することができるため、接続異常を検知するために特別な信号のやり取りを行うことなく、通常の制御コマンドCmsをやり取りすることによって接続異常を検知することができる。その結果、接続異常を検知するための構成の簡素化を図ることができる。
図4は、主制御基板20の主CPU210が実行する第2の異常検知処理を示すフローチャートである。第2の異常検知処理は、主CPU210のROM213に格納されているプログラムに基づく動作によって実現される処理であり、遊技の進行を制御するための遊技制御処理と並行して、所定のタイミングで繰り返し実行される。
主制御基板20の主CPU210は、図4の第2の異常検知処理を開始すると、遊技制御処理において払出制御基板70の払出CPU710に対する制御コマンドCmsの出力をI/Oエキスパンダ220に指示したか否かを判断する(ステップS210)。制御コマンドCmsの出力を指示している場合には、主CPU210は、払出制御基板70からの確認信号Ack1を受信したか否かを判断する(ステップS220)。確認信号Ack1を受信していない場合には、主CPU210は、制御コマンドCmsの出力指示の開始から、予め設定された監視期間T2が経過したか否かを判断する(ステップS230)。制御コマンドCmsの出力指示の開始から監視期間T2が経過している場合には、主CPU210は、接続異常フラグFerを「1」にセットし(ステップS240)、第2の異常検知処理を終了する。
第2の異常検知処理によれば、払出制御基板70に搭載された払出CPU710に対する制御コマンドCmsの応答である確認信号Ack1に基づいて接続異常を検知することができるため、接続異常を検知するために特別な信号のやり取りを行うことなく、通常の制御コマンドCmsおよび確認信号Ack1をやり取りすることによって接続異常を検知することができる。その結果、接続異常を検知するための構成の簡素化を図ることができる。
図5は、主制御基板20の主CPU210が実行する第3の異常検知処理を示すフローチャートである。第3の異常検知処理は、主CPU210のROM213に格納されているプログラムに基づく動作によって実現される処理であり、遊技の進行を制御するための遊技制御処理と並行して、所定のタイミングで実行される。
主制御基板20の主CPU210は、図5の第3の異常検知処理を開始すると、検査信号CKoに「1」を出力し(ステップS310)、入力される応答信号CKiの値が、出力した検査信号CKoと同じ「1」であるか否かを判断する(ステップS320)。応答信号CKiの値が「1」である場合には(ステップS320)、主CPU210は、検査信号CKoに「0」を出力し(ステップS330)、入力される応答信号CKiの値が、出力した検査信号CKoと同じ「0」であるか否かを判断する(ステップS340)。検査信号CKoに「1」を出力した際に応答信号CKiの値が「1」でない場合(ステップS320)や、検査信号CKoに「0」を出力した際に応答信号CKiの値が「0」でない場合(ステップS340)には、主CPU210は、接続異常フラグFerを「1」にセットし(ステップS350)、第3の異常検知処理を終了する。
第3の異常検知処理によれば、主CPU210は、I/Oエキスパンダ220との接続状態を任意のタイミングで検査することができる。
図6は、主制御基板20の主CPU210が実行する第4の異常検知処理を示すフローチャートである。第4の異常検知処理は、主CPU210のROM213に格納されているプログラムに基づく動作によって実現される処理であり、所定のタイミングで実行される。
主制御基板20の主CPU210は、図6の第4の異常検知処理を開始すると、作動信号OPoが「0」の時に連動信号OPiが「0」であるか否か(ステップS410)、作動信号OPoが「1」の時に連動信号OPiが「1」であるか否か(ステップS420)を判断する。いずれの条件も満たしていない場合、すなわち、作動信号OPoが「0」の時に連動信号OPiが「1」である場合や、作動信号OPoが「1」の時に連動信号OPiが「0」である場合には、主CPU210は、接続異常フラグFerを「1」にセットし(ステップS430)、第4の異常検知処理を終了する。
第4の異常検知処理によれば、開閉部材66を作動させるための作動信号OPoに連動する連動信号OPiに基づいて接続異常を検知することができるため、接続異常を検知するために特別な信号のやり取りを行うことなく、通常の作動信号OPoおよび連動信号OPiをやり取りすることによって接続異常を検知することができる。その結果、接続異常を検知するための構成の簡素化を図ることができる。
図7は、主制御基板20の主CPU210が実行する第5の異常検知処理を示すフローチャートである。第5の異常検知処理は、主CPU210のROM213に格納されているプログラムに基づく動作によって実現される処理であり、遊技の進行を制御するための遊技制御処理と並行して、所定のタイミングで繰り返し実行される。
主制御基板20の主CPU210は、図7の第5の異常検知処理を開始すると、データバス218にデータとして入力された全てのビットがハイレベルすなわち「1」である場合に(ステップS510)、接続異常フラグFerを「1」にセットする(ステップS520)。本実施例では、主CPU210のデータバス218の各入力ポートは、主CPU210側に内蔵されたプルアップ抵抗2181によってプルアップされた状態でI/Oエキスパンダ220からのデータの入力を受け付け、I/Oエキスパンダ220は、少なくとも一つのビットをローレベルにすることによってデータ入力を行うため、主CPU210に全てのビットがハイレベルのデータがデータとして入力されることはない。
第4の異常検知処理によれば、I/Oエキスパンダ220から主CPU210に入力されるデータの値に基づいて接続異常を検知することができるため、接続異常を検知するために特別な信号のやり取りを行うことなく、通常の遊技制御信号をやり取りすることによって接続異常を検知することができる。その結果、接続異常を検知するための構成の簡素化を図ることができる。
以上説明した本発明の主制御基板20を備えるパチンコ機10によれば、主CPU210とI/Oエキスパンダ220との間が切り離された状態を、検査装置900によって検査することができるため、正規のCPUを残した状態で不正なCPUを搭載する不正行為を検知することができる。
C.その他の実施形態:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。例えば、本発明の適用は、CPUを備えた遊技機であれば良く、パチンコ機に限らず、アレンジボールやスロットマシンなどの遊技機にも適用することもできる。
また、本実施例では、図3〜図7に示した第1〜5の異常検知処理の全てを主CPU210が実行することとしたが、図3〜図7に示した第1〜5の異常検知処理の少なくとも一つを実行することとしても良い。また、本実施例では、図6の第4の異常検知処理における作動信号OPoは、開閉部材66に対する制御信号としたが、遊技板13に設けられたLEDなどの発光器を点灯させるための作動信号に適用しても良い。また、本実施例では、図3の第1の異常検知処理や、図4の第2の異常検知処理では、払出制御基板70に対する制御コマンドCmsを用いて接続異常を検知する処理としたが、サブ制御基板40に対する制御コマンドCmpを用いて接続異常を検知する処理としても良い。また、図7の第5の異常検知処理は、電源投入直後に主CPU210の初期設定を実行した後に所定のタイミングで繰り返し実行するようにして、遊技制御処理などの定常処理が実行されている場合だけでなく、電源異常などにより非常時処理を実行される場合においても実行することとしても良い。また、接続異常であるとして接続異常フラグFerをセットした後、再度、異常検知処理を実行した際に、接続異常でないと判断される場合には、接続異常ではないとして接続異常フラグFerをリセットすることとしても良い。
パチンコ機10の全体構成を示す正面図である。 パチンコ機10における主制御基板20を主とした電気的な概略構成を示すブロック図である。 主制御基板20の主CPU210が実行する第1の異常検知処理を示すフローチャートである。 主制御基板20の主CPU210が実行する第2の異常検知処理を示すフローチャートである。 主制御基板20の主CPU210が実行する第3の異常検知処理を示すフローチャートである。 主制御基板20の主CPU210が実行する第4の異常検知処理を示すフローチャートである。 主制御基板20の主CPU210が実行する第5の異常検知処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10…パチンコ機
11…外枠
12…内枠
13…遊技板
14…ガラス枠
15…ハンドル
17…球タンク
19…下皿
20…主制御基板
30…図柄制御基板
35…LCD
40…サブ制御基板
45…スピーカ
55,56,57,58,59…電飾
61…入賞口
65…遊技球センサ
66…開閉部材
70…払出制御基板
90…カードユニット
210…主CPU
211…演算部
212…主記憶部
213…ROM
214…RAM
216…コントロールバス
218…データバス
2181…プルアップ抵抗
219…検査ポート
220…I/Oエキスパンダ
222…パラレル転送部
224…シリアル転送部
230…検査端子
251…出力ポート
252…入力ポート
260…監視回路
261…出力ポート
262…入力ポート
410…サブCPU
710…払出CPU
900…検査装置
CKo…検査信号
CKi…応答信号
Cmp,Cms…制御コマンド
Cst…状態コマンド
OPo…作動信号
OPi…連動信号
Sen…センサ信号
Fer…接続異常フラグ
Fsm…転送中フラグ

Claims (3)

  1. 遊技機に搭載される主制御基板であって、
    前記遊技機における遊技の進行を制御するためのプログラムが予め記憶され該プログラムに基づいて演算処理を実行する遊技機用の中央演算処理装置を備え、
    前記中央演算処理装置は、
    前記遊技機の各部に対するデータの入出力を行うバスと、
    前記中央演算処理装置が前記遊技機の各部と切り離された接続異常を、前記バスの状態に基づいて検知する接続異常検知手段と、
    前記接続異常が検知されたことを示す接続異常情報を、前記中央演算処理装置の外部から読み出し可能に記憶する異常記憶手段と
    を含み、
    前記主制御基板は、更に、
    前記バスに接続され、前記中央演算処理装置と前記遊技機の各部との間におけるデータの入出力を仲介するポートエキスパンダチップと、
    前記異常記憶手段に接続され、前記接続異常を検査するために前記接続異常情報を読み出す不正検査装置と接続可能な検査端子と
    を備え、
    前記中央演算処理装置は、更に、前記遊技機における他の中央演算処理装置に対する制御コマンドを、前記バスを介して前記ポートエキスパンダチップに送信するコマンド送信手段を含み
    前記ポートエキスパンダチップは、
    前記制御コマンドを前記他の中央演算処理装置にシリアル転送するシリアル転送手段と、
    前記制御コマンドがシリアル転送中であることを示す転送中情報を、前記中央演算処理装置によって読み出し可能に記憶する転送中情報記憶手段と
    含み
    前記接続異常検知手段は、前記転送中情報を前記ポートエキスパンダチップから読み出し、前記制御コマンドが前記バスから出力されてから所定期間を超えて該制御コマンドがシリアル転送中であることが前記転送中情報によって示された場合に、前記接続異常を検知する検知手段を含む、主制御基板。
  2. 遊技機に搭載される主制御基板であって、
    前記遊技機における遊技の進行を制御するためのプログラムが予め記憶され該プログラムに基づいて演算処理を実行する遊技機用の中央演算処理装置を備え、
    前記中央演算処理装置は、
    前記遊技機の各部に対するデータの入出力を行うバスと、
    前記中央演算処理装置が前記遊技機の各部と切り離された接続異常を、前記バスの状態に基づいて検知する接続異常検知手段と、
    前記接続異常が検知されたことを示す接続異常情報を、前記中央演算処理装置の外部から読み出し可能に記憶する異常記憶手段と
    を含み、
    前記主制御基板は、更に、
    前記バスに接続され、前記中央演算処理装置と前記遊技機の各部との間におけるデータの入出力を仲介するポートエキスパンダチップと、
    前記異常記憶手段に接続され、前記接続異常を検査するために前記接続異常情報を読み出す不正検査装置と接続可能な検査端子と
    を備え、
    前記バスは、プルアップされた状態で前記ポートエキスパンダチップからのデータ入力を待ち受ける複数のデータ線を有し、
    前記ポートエキスパンダチップは、前記複数のデータ線の少なくとも一つをローレベルにして前記バスにデータ入力を行うチップであり、
    前記接続異常検知手段は、前記複数のデータ線の全てがハイレベルである場合に、前記接続異常を検知する検知手段を含む、主制御基板。
  3. 請求項1または請求項2に記載の主制御基板を備える遊技機。
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