JP4868816B2 - 育苗培土用固化剤及び育苗培土 - Google Patents
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Description
培土との混合性がよく、発芽や育苗の阻害がなく、培土の剥落が生じない育苗培土用固化剤が望まれていた。
化剤として有効であることを見いだし、本発明に到達した。
すなわち本発明は、カルボン酸アルカリ金属塩基を有する重合体(A)と、2価又は3価の金属のカルボン酸塩(B)とからなり、(B)が炭素数10〜30のカルボン酸塩である育苗培土用固化剤及びこれを含有する育苗培土
;並びに培土100重量部、カルボン酸アルカリ金属塩基を有する重合体(A)0.2〜
10重量部、及び重合体(A)のカルボン酸アルカリ金属塩基当量の0.2〜20倍当量
の2価又は3価の金属のカルボン酸塩(B)からなり、(B)が炭素数10〜30のカルボン酸塩である育苗培土である。
(1)発芽や育苗を阻害する心配がない。
(2)ポットや箱等から取り出す際に培土の剥落が生じない。
(3)育苗培土用固化剤を培土と混合する際にブロッキングが発生しにくい。その結果、固化剤が均一に混合され固化効果のばらつきが少なくなる。
カルボキシル基を有するビニル重合性モノマーとしては、不飽和モノカルボン酸、例えば(メタ)アクリル酸、クロトン酸、桂皮酸等;マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸等の不飽和ジカルボン酸のモノアルキル(炭素数1〜8)エステル、例えばマレイン酸モノブチルエステル、フマル酸モノブチルエステル、マレイン酸のエチルカルビトールモノエステル、フマル酸のエチルカルビトールモノエステル、シトラコン酸モノブチルエステル、イタコン酸グリコールモノエステル等のカルボキシル基含有ビニル系モノマー、及びこれらの2種以上の併用等が挙げられる。
これらの内で好ましくは不飽和モノカルボン酸であり、より好ましくは(メタ)アクリル酸である。
酸無水物基を有するビニル重合性モノマーとしては例えば、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等の炭素数4〜20のビニル重合性モノマーが挙げられる。
エステル基を有するビニル重合性モノマーとしては、例えば、モノエチレン性不飽和カルボン酸の低級アルキル(C1〜C3;Cは炭素数を表す。以下同様。)エステル[例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル等]、モノエチレン性不飽和アルコールのエステル[例えば、酢酸ビニル、酢酸(メタ)アリル等]等が挙げられる。
ニトリル基を有するビニル重合性モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリロニトリル等が挙げられる。これらの加水分解は重合時であっても重合後であってもよく、通常加水分解によって塩を形成しカルボキシル基を生成するがアルカリ金属水酸化物を加えて加熱すると加水分解が生じてカルボン酸アルカリ金属塩となる。中和度等は該モノマーの配合量、アルカリ金属水酸化物の配合量によって決まる。
他の重合性モノマーとしては、(i)親水性単官能モノマー及び(ii)疎水性単官能モノマーが挙げられる。
(i)親水性単官能モノマーとしては、スルホン酸基を有するビニル重合性モノマー{ビニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸;スチレンスルホン酸、(メタ)アクリロキシプロピルスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロキシプロピルスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等};硫酸エステルを有するビニル重合性モノマー{ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートの硫酸エステル化物等};ポリ(n=2〜30)オキシプロピレンモノメタクリレート硫酸エステル化物等};燐酸基を有するビニル重合性モノマー{(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルのモノホスフェート、フェニル−2−アクリロイロキシエチルホスフェート、2−アクリロイロキシエチルホスホン酸等}等;水酸基を有するビニル重合性モノマー{(メタ)アリルアルコール、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール(メタ)アクリレート等};アミド基を有するビニル重合性モノマー{(メタ)アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−ビニルピロリドン等};アミノ基を有するビニル系重合性モノマー{ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、モルホリノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、2−ビニルピリジン、N−ビニルイミダゾール等}等が挙げられる。
その他のモノマーの内好ましいものは親水性単官能モノマーであり、より好ましいものは、水酸基含有モノマー及びアミド基含有モノマーである。
アゾ開始剤としては、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリル、アゾビスシアノ吉草酸及びその塩、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ハイドロクロライド、2,2′−アゾビス(2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド等が挙げられる。
過酸化物開始剤としては無機過酸化物[過酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等]、有機過酸化物[過酸化ベンゾイル、ジ−t−ブチルパーオキサイド、クメンヒドロパーオキサイド、コハク酸パーオキサイド、ジ(2−エトキシエチル)パーオキシジカーボネート等]が挙げられる。
レドックス開始剤としては、アルカリ金属の亜硫酸塩もしくは重亜硫酸塩、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸アンモニウム、塩化第2鉄、硫酸第2鉄、又はアスコルビン酸などの還元剤とアルカリ金属の過硫酸塩、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、又は有機過酸化物等の酸化剤との組合せよりなるもの等が挙げられる。
開始剤の使用量は、重合性モノマーの合計重量に基づいて、好ましくは0.0005〜5重量%、より好ましくは0.001〜2重量%である。
重合は水溶液重合が好ましいが、必要であれば水と水溶性有機溶媒の共存下で行ってもよい。水溶性有機溶媒としては、例えば、アルコール系溶媒(メタノール、エタノール等)、ケトン系溶媒(アセトン、メチルエチルケトン等)、アミド系溶媒(N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等)、スルホキシド系溶媒(ジメチルスルホキシド等)、及びこれらの2種以上の混合物をあげることができ、水に対する溶媒の量は重量基準{水溶性有機溶媒の重量/(水+水溶性有機溶媒の重量)×100(重量%)}で好ましくは40重量%以下、より好ましくは30重量%以下である。
重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC法)で測定できる。
上記の方法で製造される重合体は水溶性となるが、下記の様に重合時に架橋剤を加えて重合するか、熱架橋することにより水不溶性で水膨潤性の重合体とすることもできるが、好ましくは水溶性重合体である。水溶性重合体であると、培土全体を均一に固化することができるため、培土の剥落が少ない。
一方、水不溶性で水膨潤性であると、灌水等での流出が少ないため、固化剤としての効果が長期間持続するという効果を有する。したがって、必要により水溶性重合体と水不溶性で水膨潤性の重合体とを併用してもよい。
重合性不飽和基を2個以上有する架橋剤(イ)の具体例としては、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ(n=2〜30)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリン(ジ又はトリ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリアリルアミン、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、テトラアリロキシエタン及びペンタエリスリトールトリアリルエーテル等が挙げられる。
架橋剤(ハ)としては、多価アルコール(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン等)、アルカノールアミン(例えば、ジエタノールアミン等)、及びポリアミン(例えば、ポリエチレンイミン等)等が挙げられる。
これらの架橋剤は2種類以上を併用しても良い。これらのうち好ましいものは、重合性不飽和基を2個以上有する共重合性の架橋剤であり、より好ましくはN,N’−メチレンビスアクリルアミド、エチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラアリロキシエタン、ペンタエリスルトールトリアリルエーテル、トリアリルアミンである。これらは2種以上併用してもよい。架橋剤の配合量はカルボキシル基を有する重合性モノマーに対して、好ましくは0〜20重量%である。架橋剤を配合する場合、0.001〜10重量%が好ましく、特に好ましくは0.01〜5重量%である。上記架橋剤の量が0.001重量%以上であると、水不溶性で水膨潤性を有する。20重量%以下であると架橋が経済的に行える。
熱架橋の際の加熱温度は、好ましくは120℃〜230℃、より好ましくは140℃〜220℃である。加熱温度が120℃〜230℃であると、加熱架橋が早く進行し、重合体が熱分解せず、品質が低下しないので好ましい。加熱時間に関しては、達成したい架橋度によって種々異なるが、目的の温度に達してから、好ましくは1〜600分、より好ましくは5〜300分である。加熱時間が1分以上であると熱架橋が充分に起こり、一方加熱時間が600分以下であると、熱分解が起こらないため品質が低下しない。
粉体を製造する場合、重合物を必要により裁断してブロック状又は粒子状にした後、乾燥する方法等が使用できる。乾燥粒子を製造する場合、乾燥温度は、好ましくは60〜230℃であり、より好ましくは100〜200℃であり、特に好ましくは105〜180℃である。乾燥温度が60℃以上の場合、乾燥に多くの時間を必要とせず経済的であり、一方、230℃以下である場合は、副反応や樹脂の分解等が起こりにくく、品質が低下しない。乾燥する装置は通常の装置でよく、例えば、ドラムドライヤー、平行流バンド乾燥機(トンネル乾燥機)、通気バンド乾燥機、噴出流(ノズルジェット)乾燥機、箱型熱風乾燥機、赤外線乾燥機等が挙げられる。特に熱源は限定されない。これらの乾燥機は複数個を組み合わせて使用することもできる。
粉体の質量平均粒子径は好ましくは1〜840μmであり、より好ましくは5〜200μmである。1〜1,000μmの粒子径のものが好ましくは90重量%以上である。平均粒子径は上記の様に粉砕及び篩いによりコントロールできる。また逆相懸濁重合の場合は重合条件によりコントロールすることもできる。質量平均粒子径は、架橋重合体の各粒度分布を横軸が粒子径、縦軸が質量基準の含有量の対数確率紙にプロットし、全体の質量の50%をしめるところの粒子径を求める方法により測定する。
(1)脂肪族モノ又はジカルボン酸
蟻酸、酢酸、プロピオン酸、チオプロピオン酸、ブタン酸、ヘキサン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸及びトリアコンタン酸等の炭素数1〜30の脂肪族モノカルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、プロパンジカルボン酸、チオジプロピオン酸及びトリアコンタンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸の炭素数2〜30の脂肪族2価カルボン酸;
プロパントリカルボン酸、メチルシクロヘキサントリカルボン酸、シクロヘキセントリカルボン酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸、シクロヘキサンテトラカルボン酸等の炭素数4〜30の脂肪族多価(3〜4価又はそれ以上)カルボン酸;
(3)芳香族モノ又はジカルボン酸
安息香酸、フェニル酢酸、ナフタレンカルボン酸等の炭素数7〜30の芳香族モノカルボン酸;フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、キシリレンジカルボン酸、テトラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ハイミック酸、テトラブロモフタル酸、テトラクロロフタル酸等の炭素数8〜30の芳香族2価カルボン酸;
(4)芳香族多価(3〜4価又はそれ以上)カルボン酸
ベンゼントリカルボン酸、ベンゼンテトラカルボン酸、ナフタレンテトラカルボン酸等の炭素数9〜30の芳香族多価(3〜4価又はそれ以上)カルボン酸;
具体的には、無機物質としては例えば無機質粉体(フライアッシュ、珪藻土、クレー、タルク、カオリン、ベントナイト、ドロマイト、炭酸カルシウム、アルミナ、硅砂等);無機質繊維(ロックウール、ガラス繊維等);無機質多孔体[フィルトン(多孔質セラミック、くんたん)、焼成バーミキュライト、軽石、火山灰、ゼオライト、シラスバルーン等];無機質発泡体(パーライト等)等が挙げられる。
また、これらの増量剤は単独、もしくは2種以上混合して用いることができる。
本発明の育苗培土用固化剤の製造法は、重合体(A)、カルボン酸塩(B)及び必要により増量剤を単に機械的に混合するだけでよい。混合装置は従来公知のものが使用でき、混合条件も特に限定はないが、作業性等の観点から室温が好ましい。上記の混合する装置は、混合物を均一に混合できるものであればいかなる装置でも良く、例えばモルタルミキサー、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、プラネタリーミキサー、タンブラー、万能混合機等が挙げられる。
本発明の固化剤を含有する育苗培土の製造方法は、予め重合体(A)及びカルボン酸塩(B)を混合した固化剤を培土に混合する方法、重合体(A)及びカルボン酸塩(B)をそれぞれ培土に入れた後に培土を混合する方法があるがどちらでもよい。培土が湿っていると重合体(A)の粉末がままこになって均一に混合することが困難になることが多いので、培土は乾燥したものを用いるのが好ましい。重合体(A)、カルボン酸塩(B)及び培土がすべて乾燥した粉末であるのが特に好ましい。育苗培土を乾燥する方法・条件は特に限定はない。
耐圧反応容器に水540部を仕込み、窒素置換後密閉し、98℃に昇温した。撹拌下で、アクリル酸77部と、アクリル酸228部とn−ラウリルメルカプタン3部と4,4’−アゾビス−4−シアノバレリクアシッド15部との混合物を、別々の容器からそれぞれ5.0時間かけて滴下した。滴下終了後、35%過酸化水素水溶液3部を投入し同温度で5時間保持し重合率99.9%以上であることを確認した後、水酸化ナトリウム48%水溶液288部で中和し、濃度42.3重量%のポリアクリル酸ナトリウム(ポリマーA)の水溶液を得た。ポリアクリル酸ナトリウムの重量平均分子量は22,000であった。
なお、本発明において、重量平均分子量は、次の条件により、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法により測定した。
装置:HLC−8120GPC(東ソー株式会社)
カラム:TSKgelα−3000(東ソー株式会社)とTSKgelα−6000(東ソー株式会社)とを直列に結合したカラム
カラム温度:40℃
展開溶媒:水/メタノール(容積比=70/30)+酢酸ナトリウム(0.5%)
流速:1.0(ml/min)
検出器:示差屈折率検出器
標準物質:TSK標準ポリエチレンオキシド(東ソー株式会社)
2リットルのビーカーに、アクリル酸200gとトリメチロールプロパントリアクリレート0.6g(0.3重量%/アクリル酸)とイオン交換水800gを入れ8℃に冷却した。
アクリル酸水溶液を1.5リットルの断熱重合槽に入れ、水溶液に窒素を通じて水溶液中の溶存酸素量を0.1ppm以下とし、0.1%の過酸化水素水4.0gと0.1%L−アスコルビン酸水溶液4.0g及び2,2'−アゾビス(2−アミジノプロパン)ハイドロクロライド(和光純薬工業社製、商品名:V−50)の10%水溶液1.0gを添加し、重合が開始するまで水溶液中への窒素パージを継続した。重合が開始し、アクリル酸水溶液の粘度が上昇し始めたので、窒素のパージを停止し、さらに6時間重合した。打点温度計でアクリル酸水溶液の温度を測定したところ、最高到達温度は、63℃であった。
尚、上記重合において、上記の架橋剤を除いて重合したポリマーの平均重合度をGPCを用いて測定したところ、ポリマーの重量平均分子量は約28,000であった。
中和した含水ゲルを、目開き850ミクロンのSUS製のスクリ−ンの上に、厚さ5cmで積層し、小型透気乾燥機(井上金属工業株式会社製)を用いて120℃の熱風を1時間含水ゲルに透気させて、含水ゲルを乾燥した。
乾燥物をクッキングミキサーを用いて粉砕し、フルイを用いて32〜500μm(400メッシュ〜30メッシュ)の粒径のものを採取し、ポリマーBを得た。
園芸用育苗培土「セルピート」(富士見工業株式会社製)960gに表1〜2記載の組成で予め混合した育苗培土用固化剤540gを混合機(モルタルミキサー)で5分間混合した。底部に突き出し用の穴をあけた上径16mm、下径12mm、高さ25mmの多数のポットで連結されてなる連結ポットトレーに、培土混合物をポットの上端まで加え(約2g/ポット)、玉葱の種を播種後、同じ培土混合物で覆土した。この連結ポットトレーを温室ベンチ上に設置し、1日1回作動する自動灌水装置(1回当りポット1個当り約1ml灌水)下に50日間置いた。最後に灌水してから24時間後にポット底部より押し出し棒で押し出して根鉢状態を調べた。各30ロット行った結果を表1〜2に示した。
混合性:混合機で混合した時のブロッキングの発生状況を肉眼で判定
○:ブロッキングなし
△:ブロッキング僅かに発生
×:ブロッキング多量に発生
発芽率:播いた種の数に対する発芽したものの比率
発育性:発芽したもののうち正常に育苗したものの比率
◎:90%以上
○:80%以上、90%未満
△:60%以上、80%未満
×:60%未満
押出し性:直径5mmの円柱状の棒をポット底部の穴より挿入して、培土混合物付きの玉
葱の苗を取り出した時に、ポットの型をした成形体のままで取り出すことがで
きるかどうかを確認する。
○:90%を超える割合のポットで、ポットの型をした成形体のままで取り
出せたもの
△:10〜20%の割合で型くずれが認められたもの
×:20%を超えた割合のポットで型が崩れてしまい、成形体の形で取り出せ
なかったもの
Claims (5)
- カルボン酸アルカリ金属塩基を有する重合体(A)と、2価又は3価の金属のカルボン酸塩(B)とからなり、(B)が炭素数10〜30のカルボン酸塩である育苗培土用固化剤。
- 重合体(A)が、水溶性重合体であることを特徴とする請求項1に記載の育苗培土用固化剤。
- カルボン酸塩(B)が、ステアリン酸塩であることを特徴とする請求項1又は2に記載の育苗培土用固化剤。
- 請求項1〜3の何れかに記載の育苗培土用固化剤を含有する育苗培土。
- 培土100重量部、カルボン酸アルカリ金属塩基を有する重合体(A)0.2〜10重量部、及び重合体(A)のカルボン酸アルカリ金属塩基当量の0.2〜20倍当量の2価又は3価の金属のカルボン酸塩(B)からなり、(B)が炭素数10〜30のカルボン酸塩である育苗培土。
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