JP4867820B2 - 光学情報読取装置 - Google Patents

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本発明は、光学情報読取装置に関するものである。
従来より、光学情報読取装置の分野において、装置内部への異物侵入を防ぐ防護プレートを設けた構成が提供されている。例えば、特許文献1で開示されるバーコードリーダでは、シリンドリカルレンズを一体形成した防塵カバーをケースの開口部(読取口)近傍に設け、装置内部への異物侵入を防止している。
実開平5−17760号公報
ところで、特許文献1のように読取口近傍に防護プレートを設ける構成の場合、防護プレートに関するメンテナンスは行いやすくなるものの、外部からの衝撃等を受けやすい配置であるため、防護プレートには相応の機械的強度が要求され、防護プレートに傷がつき難くするため、表面に硬度が要求されることとなる。したがって、防護プレートは必然的に厚く構成せざるを得ず、光学的な損失が生じやすい構成となってしまう。
一方、防護プレートを読取口から離れた奥側に設ける構成を考えた場合、外部からの衝撃等が加わりにくくなるため、防護プレートの機械的強度を抑えやすくなる。したがって、防護プレートを薄型化し、光学的な損失が生じにくい構成とすることもできるが、このような奥側の配置とすると、着脱や清掃等のメンテナンスが行いにくいという問題が生じてしまう。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、防護プレートの薄型化及びメンテナンス性向上を共に実現しうる光学情報読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、光学的情報からの反射光を受光する受光光学系を有する光学的情報読取装置であって、読取口を備えたケースと、前記読取口と前記受光光学系との間に配される固定部材と、前記固定部材の前記読取口側に固定されると共に、その固定状態で前記反射光を透過させる構成をなし、かつ撓み変形により前記固定部材への固定が解除されて当該固定部材からの取り外しが可能となる防護プレートと、が設けられていることを特徴とするものである。
本発明でいう「読取口側」とは「読取口に面する位置」を意味しており、防護プレートの固定位置が読取口に面する位置であれば「読取口側」の概念に包含される。
また、本発明でいう「撓み変形により固定部材への固定が解除される構成」とは、固定部材から防護プレートの固定を解除する際に何らかの撓み変形が必要となる構成を意味し、「撓み変形により防護プレートと固定部材との係合が解除されることで固定が解除される構成」や「撓み変形させながら防護プレートを固定部材に対して相対移動させることで固定が解除される構成」などを含むものである。
請求項2の発明は、光学的情報からの反射光を受光する受光光学系を有する光学的情報読取装置であって、読取口を備えたケースと、前記読取口と前記受光光学系との間に配される固定部材と、前記固定部材に固定されると共に、その固定状態で前記反射光を透過させる構成をなし、かつ当該固定部材からの取り外しが可能な防護プレートと、を備え、前記ケースにおける前記防護プレートの周囲部に、前記防護プレートを出し入れするための孔部が形成され、前記孔部を開閉する開閉部材が設けられており、前記防護プレートは、前記孔部を介して前記ケース内に着脱可能とされ、かつ固定時に、前記開閉部材によって端部が支持されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の光学情報読取装置において、前記ケースにおける前記防護プレートの周囲部に、前記防護プレートを出し入れするための孔部が形成され、前記孔部を開閉する開閉部材が設けられており、前記防護プレートは、前記孔部を介して前記ケース内に着脱可能とされ、かつ固定時に、前記開閉部材によって端部が支持されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載の光学情報読取装置において、前記開閉部材は、前記ケースよりも軟質の軟質部材からなることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の光学情報読取装置において、前記孔部は、前記ケースの一部を構成する一対の対向壁にそれぞれ形成され、2つの前記開閉部材によって各孔部がそれぞれ開閉される構成をなし、記防護プレートの固定時には、両開閉部材によって前記防護プレートの両端部がそれぞれ支持される構成をなしており、前記防護プレートを2つの前記孔部のうちの一方から挿入して取り付ける取付操作の際に、当該防護プレートの先端部を、他方に取り付けられる前記開閉部材に向けて案内する案内溝が設けられていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の光学情報読取装置において、前記開閉部材は、前記防護プレートの固定時に、当該防護プレートの端部を挟み込む挟持部を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の光学情報読取装置において、前記開閉部材は、前記孔部を開閉する開閉本体部と、前記ケースに形成された係合孔と係合して当該ケースと前記開閉本体部とを連結する可撓性の連結部と、を備えたことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1に記載の光学情報読取装置において、前記防護プレートが、孔又は切欠きからなる複数の被挿入部と、当該防護プレートにおいて、互いに対向する対向端部の近傍にそれぞれ形成された、孔又は切欠きからなる工具係合部と、を備えており、前記固定部材が、複数の前記被挿入部とそれぞれ嵌合する複数の凸部と、前記工具係合部に挿し込まれた工具を逃がす工具逃がし穴と、を備えており、前記被挿入部の内縁部には突起部が形成されており、前記突起部が、前記凸部と前記被挿入部との嵌合に応じて弾性変形すると共に、その弾性変形に応じた復帰力により前記凸部を押圧保持することを特徴とするものである。
請求項9の発明は、請求項8に記載の光学情報読取装置において、前記工具係合部が、前記防護プレートの長手方向両端部近傍にそれぞれ形成されていることを特徴とするものである。
請求項10の発明は、請求項9に記載の光学情報読取装置において、前記被挿入部が、前記防護プレートの長手方向に延びる長孔からなり、前記防護プレートの撓み変形に応じて前記凸部が前記長孔内を相対的に移動しうることを特徴とするものである。
請求項11の発明は、請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の光学情報読取装置において、前記固定部材が、前記防護プレートにおける一対の前記対向端部をそれぞれ保持する一対の保持溝を備えており、前記保持溝が、深さ方向底側につれて溝幅が次第に狭くなる構成をなしており、前記防護プレートが前記固定部材に固定される固定状態において、前記対向端部が前記保持溝の内壁に挟持されることを特徴とするものである。
請求項12の発明は、請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の光学情報読取装置において、前記固定部材が、前記防護プレートにおける一対の前記対向端部をそれぞれ保持する一対の保持溝を備えており、前記対向端部が、先端が前記保持溝に収容される第一端部と、弾性変形した状態で先端が前記保持溝に収容される第二端部と、に分岐してなり、前記防護プレートが、前記第二端部の弾性変形に応じた復帰力により、前記第一端部の先端と前記第二端部の先端とを前記保持溝の溝幅方向に拡開させる付勢力が生じる構成をなしており、さらに、前記固定部材が、前記防護プレートを弾性的に湾曲させた状態で、一対の前記保持溝により一対の前記対向端部を保持することを特徴とするものである。
請求項13の発明は、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の光学情報読取装置において、前記固定部材が、前記照明光を集光する集光レンズが一部に形成されてなるレンズ部材であり、前記防護プレートが、前記集光レンズと重ならない位置で前記レンズ部材に取り付けられていることを特徴とするものである。
請求項1の発明では、読取口と受光光学系との間に固定部材を配置し、固定部材の読取口側に防護プレートを固定するようにしているため、読取口に防護プレートを配置する場合と比較すると防護プレートに外部からの衝撃が加わりにくくなる。したがって、防護プレートの機械的強度を抑えやすく、ひいては光学的な損失を低減しやすくなる。また、防護プレートは、撓み変形により固定部材への固定が解除されてこの固定部材からの取り外しが可能となるように構成されているため、複雑な操作を行わずとも防護プレートを着脱でき、メンテナンス性にも優れる。
請求項2の発明では、読取口と受光光学系との間に固定部材を配置し、この固定部材に防護プレートを固定するようにしているため、読取口に防護プレートを配置する場合と比較すると防護プレートに外部からの衝撃が加わりにくくなる。また、防護プレートを出し入れするための孔部がケースに形成され、この孔部を介して防護プレートをケース内に着脱できるようになっている。従って、防護プレートを読取口から奥まった位置に配して衝撃から保護する構成をとりつつ、防護プレートについての一層の着脱容易化を実現できる。また、孔部を開閉する開閉部材が防護プレートの端部を支持する部材として兼用されているため、部品点数をそれほど増大させずに防護プレートを安定的に保持できる。
請求項3の発明では、防護プレートを出し入れするための孔部がケースに形成され、この孔部を介して防護プレートをケース内に着脱できるようになっている。従って、防護プレートを読取口から奥まった位置に配して衝撃から保護する構成をとりつつ、防護プレートについての一層の着脱容易化を実現できる。また、孔部を開閉する開閉部材が防護プレートの端部を支持する部材として兼用されているため、部品点数をそれほど増大させずに防護プレートを安定的に保持できる。
請求項4の発明では、開閉部材がケースよりも軟質の軟質部材からなるため、落下時等において開閉部材付近に衝撃が生じた場合にこれを効果的に吸収することができ、ひいては部品保護を効果的に図ることができる。
請求項5の発明では、ケースに設けられた一対の対向壁に孔部がそれぞれ形成され、2つの開閉部材によって各孔部がそれぞれ開閉される構成をなしている。従って、いずれの孔部からも着脱操作を行うことができ、着脱操作の一層の容易化が図られる。また、防護プレートの固定時には、両開閉部材によって防護プレートの両端部がそれぞれ支持されるため、防護プレートの保持が一層安定化する。更には、防護プレートを2つの孔部のうちの一方から挿入して取り付ける取付操作の際に、当該防護プレートの先端部を、他方に取り付けられる開閉部材に向けて案内する案内溝が設けられているため、孔部から挿入される防護プレートが適切な位置にスムーズに導かれるようになり、装着作業の正確性向上及び迅速化に寄与しうる。
請求項6の発明では、開閉部材において、防護プレートの固定時に、当該防護プレートの端部を挟み込む挟持部が設けられているため、防護プレートの厚さ方向の変位を拘束でき、防護プレートの位置ずれを効果的に防止できる。
請求項7の発明では、開閉部材において、孔部を開閉する開閉本体部と、ケースに形成された係合孔と係合して当該ケースと開閉本体部とを連結する可撓性の連結部とが設けられているため、孔部の開放時に開閉部材をケースに係合させておくことができ、開閉部材の紛失等を効果的に防止できる。
請求項8の発明によれば、凸部と被挿入部との嵌合に応じて突起部が弾性変形し、その弾性変形に応じた復帰力により凸部を押圧保持する構成となっているため、簡易な構成で安定的な固定状態を確保できる。また、取り外しの際には、防護プレートの対向端部に形成された工具係合部に工具を係合させ、対向端部を近接方向に操作しさえすれば、容易に防護プレートを撓ませることができる。
請求項9の発明では、防護プレートの長手方向両端部近傍に工具係合部がそれぞれ形成されているため、工具係合部に加えられた操作に応じて防護プレートがより撓みやすくなる。
請求項10の発明では、被挿入部が、防護プレートの長手方向に延びる長孔からなり、防護プレートの撓み変形に応じて凸部が長孔内を相対的に移動しうる構成となっている。従って、凸部によって撓み変形が阻害されにくくなるため、取り外しの際に防護プレートをより一層撓ませやすくなる。
請求項11の発明では、防護プレートが固定部材に固定される固定状態において、対向端部が保持溝の内壁に挟持されるため、防護プレートが厚さ方向にずれにくく、がたつき等を抑えて防護プレートを安定的に保持できる。
請求項12の発明では、防護プレートにおける一対の対向端部が、第一端部と第二端部とに分岐してなり、第二端部の弾性変形に応じた復帰力により、第一端部の先端と第二端部の先端とを保持溝の溝幅方向に拡開させる付勢力が生じる構成となっている。従って、防護プレートが厚さ方向にずれにくく、がたつき等を抑えて防護プレートを安定的に保持できる。さらに、固定部材は、防護プレートを弾性的に湾曲させた状態で、一対の保持溝により一対の対向端部を保持する構成となっているため、防護プレートの弾性復帰力もがたつき防止等に寄与することとなり、相乗的に固定状態の安定化を図ることができる。
請求項13の発明では、レンズ部材を固定部材として兼用しているため、特別な部品を設ける必要がなく、部品点数削減を図ることができる。また、防護プレートは、集光レンズと重ならない位置でレンズ部材に取り付けられており、レンズ部材を兼用しつつ精度が要求される反射光について、光学的損失を効果的に抑えることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の光学情報読取装置をバーコードリーダに適用した第1実施形態について図を参照して説明する。まず、本実施形態に係るバーコードリーダ1の構成概要を図1、図2に基づいて説明する。図1は本発明の光学情報読取装置の第1実施形態に係るバーコードリーダ1の要部を概略的に例示する断面図である。図2は、バーコードリーダ1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。
バーコードリーダ1は、ケース3の内部に回路部20が収容されてなるものであり、ケース3には後述する照明光や反射光を導通させるための読取口5が形成されている。ケース3は、例えば全体的に略長手状に構成されており、図1の例では長手方向一端側において開口する形態で読取口5が設けられている。また、ケース3は、読取口5が形成される先端部3a側が、プリント配線板25が収容される回路収容部3b側に対して折れ曲がる形態をなしている。
図2に示すように、回路部20は、主に、照明光源21、受光センサ28、結像レンズ27等の光学系と、メモリ35、制御回路40、トリガースイッチ50等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、から構成されており、前述したプリント配線板25に実装あるいはケース3に装着されている。
光学系は、投光光学系と、受光光学系とに分かれている。投光光学系を構成する照明光源21は、照明光Lfを発光可能な照明光源として機能するもので、例えば、図1に示すように、赤色のLED22とこのLED22の出射側に設けられるレンズ23とから構成されている。本実施形態では、ケース3の読取口5を介して読取対象物Rに向けて照明光Lfを照射可能に構成されている。なお、この読取対象物Rには、光学的情報の一例としてのバーコードBが貼付されている。
受光光学系は、受光センサ28、結像レンズ27、反射鏡7(図1)によって構成されている。受光センサ28は、読取対象物RやバーコードBに照射されて反射した反射光Lrを受光可能に構成されるものである。この受光センサ28は、結像レンズ27を介して入射する入射光を受光可能にプリント配線板25に実装されている。
結像レンズ27は、外部から読取口5を介して入射する入射光を集光して受光センサ28の受光面28aに像を結像可能な結像光学系として機能するものである。本実施形態では、照明光源21から照射された照明光Lfが、バーコードBにて反射した後、反射鏡7で反射されるようになっている。そして、この反射光Lrを結像レンズ27で集光し、受光センサ28の受光面28aにコード像を結像させている。
次に、マイコン系の構成概要を説明する。マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、トリガースイッチ50、ブザー44、通信インタフェース48等から構成されている。
光学系の受光センサ28から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力されると、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、メモリ35に入力されると、所定のコード像画像情報格納領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ28およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
制御回路40は、バーコードリーダ10全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるもので、メモリ35とともに情報処理装置を構成し得るもので情報処理機能を有する。この制御回路40は、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置(周辺装置)と接続可能に構成されており、本実施形態の場合、トリガースイッチ50、ブザー44、通信インタフェース48等を接続されている。これにより、例えば、トリガースイッチ50の監視や管理、ビープ音やアラーム音を発生可能なブザー44の鳴動のオンオフ、さらには読み取ったバーコードBによるコード内容を外部機器へ通信インタフェース48の通信制御等を可能にしている。
トリガースイッチ50は、外部操作(例えば押圧操作)可能に構成されるスイッチであり、外部操作に応じた信号を制御回路40に与える。本実施形態に係るバーコードリーダ10では、トリガースイッチ50の操作をトリガーとしてバーコードの読み取りが開始されるようになっている。
次に、防護プレート70とこの防護プレート70を固定する固定部材60について説明する。図3は、固定部材に取り付けられた防護プレートを例示する図であり、図4のA−A断面を示す断面図である。図4は、固定部材とその固定部材に取り付けられた防護プレートとを読取口側から見た図である。図5は、防護プレートを読取口側から見た図である。また、図6(A)は、防護プレートの一部を拡大して示す拡大図であり、(B)は、固定部材に防護プレートが固定された構成の一部を拡大して示す拡大図である。さらに、図7は、図3の一部を拡大して示す拡大図であり、図8は、防護プレートの着脱操作を説明する説明図である。図9は、防護プレートの取り付け操作を説明する図であり、図4のB−B断面の構成から、防護プレートを取り外した状態を示す断面図である。
本実施形態に係るバーコードリーダー1は、上述のように光学的情報(バーコードB)からの反射光を受光する受光光学系を有しており、ケース3の読取口5と受光光学系との間には図1に示す固定部材60が配されている。この固定部材60は、例えば樹脂材料などによって構成されており、全体的に透明性を有しており、ケース3における先端部3aと回路収容部3bとの境界付近に配置されている。
固定部材60は、ケース3の内壁に嵌合する形態でケース3に固定されるものであり、図3、図4に示すように、後述する防護プレート70と係合してこの防護プレート70を保持する機能を備えている。即ち、防護プレート70をケース3内部で所定位置に位置保持する役割を果たす。なお、固定部材60をケース3に取り付ける方法としては様々な方法を採用することができ、例えばねじ等の締結部材によって固定部材60をケース3に固定するようにしてもよく、固定部材60をケース3の一部(例えば爪状の部分など)によって保持するようにしてもよい。
固定部材60に固定される防護プレート70は、図5に示すように、例えば透明性を有する樹脂材料などによって板状かつ矩形状に構成されており、図1に示すように、固定部材60の読取口5側に固定されると共に、その固定状態で読取口5からの反射光を透過させる構成をなしている。
また、本実施形態では、図4に示すように、全体として略矩形状に構成される固定部材60が採用されており、内部に形成された枠状の収容部65に防護プレート70を収容させた状態で当該防護プレート70を保持するようになっている。収容部65は、防護プレート70の周囲全体を取り囲み、防護プレート70の長手方向への移動及び短手方向の移動を拘束している。収容部65の後方側には、反射光を通過させる導光孔66が形成されており、この導光孔66は、防護プレート70の固定状態において、当該防護プレート70に閉塞される構成となっている。
図4に示すように、防護プレート70には、長孔からなる4つの被挿入部73a,73b,73c,73dが形成されており、これら4つの被挿入部73a,73b,73c,73dが、固定部材60二形成された4つの凸部67a,67b,67c,67dとそれぞれ嵌合するようになっている。図5に示すように、4つの被挿入部73a,73b,73c,73dのうち、被挿入部73a,73cは、防護プレート70における第1の長辺近傍に形成されており、被挿入部73b,73dは、第1の長辺と対向する第2の長辺近傍に形成されている。また、被挿入部73a、73bは、防護プレート70における第1の短辺側に寄った位置にそれぞれ形成されており、被挿入部73c,73dは第2の短辺側に寄った位置にそれぞれ形成されている。このように形成されているため、4つの被挿入部73a,73b,73c,73dのそれぞれが、防護プレート70の角部に寄った状態に位置することとなり、図4に示す嵌合状態でバランス良く安定的に保持されることとなる。
また、図5、図6(a)に示すように、被挿入部73a,73b,73c,73dの内縁部にはそれぞれ突起部74a,74b,74c,74dが形成されている。突起部74a,74b,74c,74dはそれぞれ、被挿入部73a,73b,73c,73dの開口領域側に突出する構成をなしており、図6(b)のように凸部67a,67b,67c,67dと被挿入部73a,73b,73c,73dとの嵌合に応じて弾性変形すると共に、その弾性変形に応じた復帰力により凸部67a,67b,67c,67dを押圧保持する構成をなしている。より詳しくは、被挿入部73a,73b,73c,73dにおいて、自然状態での突起部74a,74b,74c,74dが形成される部分の幅W1(図6(a)参照)は、67a,67b,67c,67dの幅W2(図6(b)参照)よりも小さくなっており、凸部67a,67b,67c,67dが被挿入部73a,73b,73c,73dにそれぞれ挿入されることにより各突起部74a,74b,74c,74dが押し退けられて弾性変形し、凸部67a,67b,67c,67dを押圧するようになっている。
また、図3、図4に示すように、固定部材60には、防護プレート70における一対の対向端部(具体的には長手方向両端部75,76)をそれぞれ保持する一対の保持溝63,64が設けられている。この一対の保持溝63,64は、収容部65の奥まった位置において対向して形成されており、固定部材60の短手方向(レンズ23側を下方、それとは反対側を上方とした場合の上下方向)に沿って形成されている。図3、図4に示すように、固定部材60に防護プレート70を固定した固定状態では、防護プレート70の長手方向両端部75,76が、それぞれ保持溝63,64に嵌まり、被挿入部73a,73b,73c,73dと凸部67a,67b,67c,67dとの嵌合に加え、これらよっても固定状態が保持される。また、図7に示すように、保持溝63,64(図7では保持溝63側を図示)は、深さ方向底側につれて溝幅が次第に狭くなる構成をなしており、防護プレート70が固定部材60に固定される固定状態において、長手方向両端部75,76が保持溝の内壁に挟持される構成となっている。例えば図7のように、保持溝63側の場合、防護プレート70が固定部材60に固定される固定状態において、長手方向の端部75が保持溝63の内壁63a,63bに挟持される。本実施形態では、固定状態において防護プレート70がわずかに撓むようになっており、その弾性復帰力によって端部75が保持溝63の底側に向かおうとする力が生じるようになっている。
また、図4、図5に示すように、防護プレート70における互いに対向する対向端部(本実施形態では長手方向両端部75,76)のそれぞれの近傍において、孔からなる工具係合部71,72が形成されている。この工具係合部71,72は、ピンセットP(図8参照:後述)或いはピンセットPと同様の操作が可能な工具を係合させるものであり、固定部材60の防護プレート70を固定させた固定状態において、収容部65の両端部付近で外側に露出して配されるようになっている。
一方、図3、図4、図6、図7に示すように、固定部材60において、防護プレート70の固定状態における工具係合部75.76の奥側に位置するように、工具係合部75、76に挿し込まれた工具を逃がす工具逃がし穴61、62が形成されている。工具逃がし穴61,62は、防護プレート70の配置側に開口する形態で形成されると共に、固定状態の工具係合部75、76と連通するようになっており、それぞれ工具係合部75、76よりも大きいサイズとされている。
このような構成によって固定部材60に固定可能とされる防護プレート70は、撓み変形により固定部材60への固定が解除されて当該固定部材60からの取り外しが可能となっている。具体的には、図3、図4に示す固定状態において、工具を工具係合部76、76に挿入させ、両工具係合部75、76を内側に寄せるように変位させる。例えば、図8に示すようなピンセット状の工具Pによって工具係合部75、76を挟み込み、これら工具係合部75、76を図3、図4に示す矢印F1,F2の方向へ変位させると、防護プレート70の中央部分が前側(読取口5側:図1参照)に張り出すように撓む。これにより、両端部75、76を保持溝63、64から外すことができると共に、中央部分の変位により被挿入部73a,73b,73c,73dがそれぞれ凸部67a,67b,67c,67dに対して相対的に変位し嵌合が解除される。なお、被挿入部73a,73b,73c,73dがそれぞれ、防護プレート70の長手方向に延びる長孔からなるため、防護プレート70の撓み変形に応じて凸部67a,67b,67c,67dがそれぞれの長孔内を相対的に移動しうるようになっている。
嵌合が解除されると、図8のように読取口5を介して防護プレート70を取り出すことがきるようになる。なお、工具Pの先端を図8右下方矢印部分で示すように、若干の溝を設けるようにすれば、工具Pの操作時において工具Pと防護プレート70との係合が良好となり、着脱操作がより行いやすくなる。
また、取り付けの際には、取り外しと逆の操作を行えばよい。即ち、図8のように工具Pを工具係合部71、72に係合させた後、これら工具係合部71、72を矢印F1,F2の方向に変位させて防護プレート70を撓ませ、その状態で、図9のように防護プレート70を収容部65に押し込む。被挿入部73a,73b,73c,73dはそれぞれ、防護プレート70の長手方向に延びる長孔からなるため、工具係合部71、72を変位させて若干撓ませても、凸部67a,67b,67c,67dと容易に位置合わせすることができる。さらに、防護プレート70を収容部65の奥に押し込んで撓みを解除すれば、防護プレート70が弾性的に復帰して図3のように両端部75、76が保持溝63、64に収まることとなる。
また、図1に示すように、本実施形態の固定部材60は、照明光を集光するレンズ23(レンズ23は集光レンズの一例に相当する)が一部に形成されたレンズ部材として構成されている。防護プレート70は、レンズ23と重ならない位置で固定部材60に取り付けられている。即ち、固定状態において、防護プレート70の厚さ方向一方側にも他方側にもレンズ23が配されない位置関係となっている。なお、防護プレート70の厚さは、レンズ23の厚さよりも小とされ、固定部材60におけるレンズ23以外の部分の厚さよりも小とされている。
このように構成されるバーコードリーダ1は、図1に示すように、LED22から投光された照明光が、レンズ23を通って読取口5から出射され、バーコードB(図2)にて反射される。その反射光は防護プレート70を透過し、固定部材60に形成された導光孔66を通って反射鏡7で反射され、受光センサ28に受光されることとなる。
以上のように、本実施形態によれば、読取口5と受光光学系との間に固定部材60を配置し、固定部材60の読取口5側に防護プレート70を固定するようにしているため、読取口5に防護プレート70を配置する場合と比較すると防護プレート70に外部からの衝撃が加わりにくくなる。したがって、防護プレート70の機械的強度を抑えやすく、ひいては光学的な損失を低減しやすくなる。また、防護プレート70は、撓み変形により固定部材60への固定が解除されてこの固定部材60からの取り外しが可能となるように構成されているため、複雑な操作を行わずとも防護プレート70を着脱でき、メンテナンス性にも優れる。
また、凸部67a,67b,67c,67dと被挿入部73a,73b,73c,73dとの嵌合に応じて突起部74a,74b,74c,74dが弾性変形し、その弾性変形に応じた復帰力により凸部67a,67b,67c,67dを押圧保持する構成となっているため、簡易な構成で安定的な固定状態を確保できる。また、取り外しの際には、防護プレート70の対向端部75,76に形成された工具係合部71,72に工具を係合させ、対向端部75,76を近接方向に操作しさえすれば、容易に防護プレート70を撓ませることができる。
さらに、防護プレート70の長手方向両端部近傍に工具係合部71,72がそれぞれ形成されているため、工具係合部71,72に加えられた操作に応じて防護プレート70がより撓みやすくなる。
また、被挿入部73a,73b,73c,73dが、防護プレート70の長手方向に延びる長孔からなり、防護プレート70の撓み変形に応じて凸部67a,67b,67c,67dが長孔内を相対的に移動しうる構成となっている。従って、凸部によって撓み変形が阻害されにくくなるため、取り外しの際に防護プレート70をより一層撓ませやすくなる。
また、防護プレート70が固定部材60に固定される固定状態において、対向端部75,76が保持溝の内壁に挟持されるため、防護プレート70が厚さ方向にずれにくく、がたつき等を抑えて防護プレート70を安定的に保持できる。
また、レンズ部材を固定部材60として兼用しているため、特別な部品を設ける必要がなく、部品点数削減を図ることができる。また、防護プレート70は、集光レンズと重ならない位置でレンズ部材に取り付けられており、レンズ部材を兼用しつつ精度が要求される反射光について、光学的損失を効果的に抑えることができる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。
図10は、第2実施形態に係るバーコードリーダに用いる防護プレート170を読取口側から見た図であり、図11(a)は、その防護プレート170の一部を拡大して示す図である。図11(b)は、防護プレート170をレンズ23側から見た図である。なお、本実施形態では、防護プレート170及び固定部材160のみが第1実施形態と異なり、それ以外は第1実施形態と同一である。従って、防護プレート170及び固定部材160以外は、図1〜図9を適宜参照して説明することとする。
本実施形態に係るバーコードリーダも、光学的情報からの反射光を受光する受光光学系(第1実施形態と同様の受光光学系)を有しており、この受光光学系を読取口5を備えたケース3内に収容させた構成となっている。この読取口5と受光光学系との間には、固定部材60とは若干異なる固定部材160(図12参照)が配されており、固定部材60の読取口5側には、防護プレート70と若干異なる防護プレート170(図10、図12参照)が固定されるようになっている。以下では、防護プレート170及び固定部材160について重点的に説明することとする
防護プレート170は、実施形態1と同様に、固定部材160に固定された固定状態で反射光を透過させる構成をなし、かつ撓み変形により固定部材160への固定が解除されて当該固定部材160からの取り外しが可能となるものである。なお、防護プレート170における工具係合部71、72は第1実施形態と同一の配置、構成であるため、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。また、被挿入部173a,173b,173c,173dは、第1実施形態の被挿入部73a,73b,73c,73dと同様の配置となっており、第1実施形態と同様の凸部67a,67b,67c,67dと嵌合するものであるが、第1実施形態のような突起部74a,74b,74c,74dが設けられていない点が異なっている。
本実施形態の固定部材160は、図12、図13に示すように、防護プレート170における一対の対向端部(長手方向両端部175,176)をそれぞれ保持する一対の保持溝163,164を備えている。図10、図11に示すように、長手方向の一方の端部175は、先端が保持溝163(図12、図13参照)に収容される第一端部177aと、図13のように弾性変形した状態で先端が保持溝163に収容される第二端部177b,177cとに分岐してなる。防護プレート170の端部175は、図11(b)に示すように自然状態において保持溝163の幅よりも大きく開くようになっており、図13のように、第一端部177aと第二端部177b、177cを共に保持溝163に嵌めた状態では、図11(b)のような状態に戻ろうとする弾性復帰力が生じる。長手方向の他方の端部176も同様であり、図10に示すように、先端が保持溝164(図12参照)に収容される第一端部178aと、弾性変形した状態で先端が保持溝164に収容される第二端部178b,178cとに分岐してなり、第一端部178aと第二端部178b、178cを共に保持溝164に嵌めた状態では、自然状態(図11(b)と同様の状態)に戻ろうとする弾性復帰力が生じる。このような第二端部177b,177cの弾性変形に応じた復帰力により、第一端部177aの先端と第二端部177b,177cの先端とを保持溝163の溝幅方向に拡開させる付勢力が生じ、同様に、第二端部178b,178cの弾性変形に応じた復帰力により、第一端部178aの先端と第二端部178b,178cの先端とを保持溝164の溝幅方向に拡開させる付勢力が生じることとなる。
さらに、図12、図13に示すように、固定部材160は、防護プレート170を弾性的に湾曲させた状態で、一対の保持溝163,164により一対の対向端部(長手方向両端部175,176)を保持する構成とされている。即ち、固定部材160が防護プレート170を保持した状態において、防護プレート170が弾性変形した湾曲状態となり、湾曲を戻そうとする弾性復帰力が生じるようになっている。
図12、図13に示すように、本実施形態の固定部材160は、一部が第1実施形態の固定部材60と同様の構成とされており、その同様構成とされる工具逃がし穴61、62、導光孔66、レンズ23、凸部67a,67b,67c,67d(図12、図13では一部の凸部のみ図示)については同一の符号を付している。なお、本実施形態でも、防護プレート170に形成された複数の被挿入部173a,173b,173c,173dに、複数の凸部67a,67b,67c,67dがそれぞれ嵌合するようになっており、さらに工具係合部71、72に挿し込まれた工具を逃がす工具逃がし穴61,62が設けられている。また、本実施形態の固定部材160も、照明光を集光するレンズ23が一部に形成されたレンズ部材からなり、防護プレート170が、レンズ23と重ならない位置で固定部材160に取り付けられるようになっている。
本実施形態の構成では、防護プレート170における一対の対向端部(端部175,176)が、第一端部と第二端部とに分岐してなり、第二端部の弾性変形に応じた復帰力により、第一端部の先端と第二端部の先端とを保持溝の溝幅方向に拡開させる付勢力が生じる構成となっている。従って、防護プレート170が、固定部材160に対して厚さ方向にずれにくく、がたつき等を抑えて防護プレート170を安定的に保持できる。さらに、固定部材160は、防護プレート170を弾性的に湾曲させた状態で、一対の保持溝163,164により一対の対向端部(端部175,176)を保持する構成となっているため、防護プレート170が湾曲から復帰しようとする弾性復帰力もがたつき防止等に寄与することとなり、相乗的に固定状態の安定化を図ることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図15は本発明の第3実施形態に係るバーコードリーダ300の外観を概略的に例示する側面図である。図16は、開閉部材を取り外した状態を説明する説明図であり、図17は、バーコードリーダ300の内部構成を概略的に説明する説明図である。図18は、防護プレート付近の構成を示すものであり、図15のA−A位置付近を概略的に示す断面図である。また、図19は、固定部材による防護プレートの保持構成等を示すものであり、図18のB−B位置付近を部分的かつ概略的に示す断面図である。図20は、開閉部材による防護プレートの保持構成を示すものであり、図19のC−C位置付近を概略的に示す断面図である。図21は、開閉部材による防護プレートの挟持構成を部分的に示す断面図であり、図20のD−D位置付近を概略的に示す断面図である。なお、本実施形態のバーコードリーダ300の回路部は、第1実施形態と同様の回路部20(図2)が用いられるため、図2を適宜参照して説明することとする。
図15に示すように、バーコードリーダ300は、第1実施形態と同様に、ケース303の内部に回路部20(図2)が収容されてなるものである。ケース303は、照明光や反射光を導通させるための読取口305を有するものであり、全体的に略長手状に構成され、その長手方向一端側において開口する形態で読取口305が設けられている。なお、図15の例では、第1ケース部303aと第2ケース部303bとが結合してケース303が構成されている。また、図15、図17に示すように、ケース303は、読取口305が形成される先端部301側が、プリント配線板25が収容される回路収容部302側に対して折れ曲がる形態をなしている。
回路部20は、図2と同様であり、主に、照明光源21、受光センサ28、結像レンズ27等の光学系と、メモリ35、制御回路40、トリガースイッチ50等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系などから構成されており、これらがプリント配線板25(図17参照)に実装あるいはケース303に装着されている。なお、反射鏡7、LED22、レンズ23については第1実施形態と同様のものであるため、図17において図1等と同一の符号を付している。なお、これら回路部20の具体的な構成は図2を参照して先に説明した通りであるため、詳細な説明は省略する。
次に、防護プレート370とこの防護プレート370を固定する固定部材360について説明する。
図17に示すように、バーコードリーダ300は、第1実施形態と同様の受光センサ28、結像レンズ27(図2)、反射鏡7によって受光光学系が構成されている。この受光光学系と読取口305との間に、図18、図19に示す固定部材360が配されており、この固定部材360に防護プレート370が着脱可能に取り付けられている。
図18、図19に示すように、固定部材360は、防護プレート370の上端部371(第1の長辺部)を支持する第1固定部361と、下端部372(第1の長辺部の反対側の第2の長辺部)を支持する第2固定部362と、防護プレート370における読取口305側の板面373を支持する一対の板面支持部313,314とからなる。第1固定部361は、ケース303と一体的に構成されるか、又はケース303とは別部材としてケース303の固定される部分であり、防護プレート370の上端部371を保持する保持面361aと、防護プレート370の読取口305側への位置ずれを規制する突起部361bとが形成されており、突起部361bにおける防護プレート370側の部分には、保持面361aに続くテーパ面361cが形成されている。
第2固定部362は、その一部にレンズ23を含む部材からなり、この第2固定部362の上部には、防護プレート370の下端部372を保持する保持面362aと、防護プレート370の読取口305とは反対側への位置ずれを規制する突起部362bとが形成されている。突起部362bは、図18に示すように、防護プレート370の長手方向(以下、防護プレート370の長手方向を、幅方向とも称する)において、ケース303内の幅方向一端側(孔部307側)から他端側(孔部308側)に続いており、後述する案内溝380の一部を構成している。
板面支持部313、314は、ケース303内において幅方向両端側(より詳しくはレンズ23の両側方)にそれぞれ設けられており、防護プレート370における読取口305側の板面373を支持している。また、図19では、板面支持部314と突起部362bによって構成される案内溝380を示しており、板面支持部313と突起部362によっても同様の案内溝が形成されている(図示略)。この案内溝380は、防護プレート370の着脱操作の際の移動方向を定めるものであり、装着操作の際には、孔部307,308の一方から挿入された当該防護プレート370の先端部を、他方に取り付けられる開閉部材に向けて案内することで、当該防護プレート370を正規の取付位置に案内したり、或いは、装着された防護プレート370を、孔部307,308のいずれかを介して外側に案内するように機能する。
防護プレート370は、透明の樹脂材料などによって長手状かつ弾性変形可能に構成されている。この防護プレート370は、固定部材360の読取口305側(読取口305に臨む位置)に固定されると共に、その固定状態で反射光を透過させる構成をなしている。本実施形態の防護プレート370は、バーコードリーダ300の使用に際し固定部材360に固定され、他方、取り外し時には、撓み変形により固定部材360への固定が解除され、この固定部材360からの取り外しが可能となるように構成されている。
具体的には、防護プレート370の固定時には、当該防護プレート370が自然状態(板面373が平坦な状態)からある程度湾曲した状態で保持されるようになっており、その湾曲に応じた弾性復帰力によって防護プレート370がケース内のいずれかの部材と押圧し合い、ぐらつき等の防止が図られている。このような湾曲のための構成は種々考えうるが、例えば、後述する開閉部材310、311によって防護プレート370を挟み込むことで防護プレート370を若干湾曲させてもよく、突起部362bを若干湾曲したリブ状に構成することで、固定時に防護プレート370を湾曲させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、ケース303における防護プレート370の周囲部(詳しくはケース303の一部を構成する一対の対向壁303c,303d)に、防護プレート370を出し入れするための孔部307,308がそれぞれ形成されている。これら孔部307,308は、幅方向(即ち防護プレート370の長手方向)において、防護プレート370の両側方にそれぞれ設けられており、後述する開閉部材310,311を取り外した際には、これら孔部307,308を介して防護プレート370が視認可能となるように構成されている。
開閉部材310,311は、それぞれ孔部307,308を開閉するものであり、ケース303よりも軟質の軟質部材からなるものである。本実施形態では、開閉部材310,311が例えば弾性変形可能なゴム部材によって構成されており、図18、図20のような装着時にはほぼ自然状態となるように構成されている。一方、開閉部材310,311を、孔部307,308を出し入れできる程度に弾性変形することで、これら開閉部材310,311の着脱が可能となる。例えば、図18、図20の装着状態から開閉部材310,311を取り外す場合には、開閉部材310,311におけるケース内収容部310b,311bを、孔部307,308が通過できる程度に変形(例えば開閉部材310,311を引っ張ることで強制的に変形)させることで、各開閉部材310,311を容易に離脱させることができる。
また、図20、図21に示すように、防護プレート370は、固定時に、開閉部材310,311によって端部が支持される構成となっている。具体的には、開閉部材310,311において、防護プレート370の端部を挟み込む挟持部310a,311aがそれぞれ設けられており、これら挟持部310a,311aによって防護プレート370が板厚方向に挟み込まれることで防護プレート370の端部が位置決めされるようになっている。また、両挟持部310a,311aによって防護プレート370が板面方向(即ち、両挟持部310a,311aが互いに接近する方向)に挟み込まれている。挟持部310a,311aはそれぞれ、防護プレート370の端部と嵌合する穴部として構成されており、挟持部310a,311aの内壁が防護プレート370を厚さ方向に挟み込み、かつ各挟持部311a,311bの底部310c,311cが防護プレート370の端部に当接するようにして位置決めされている。このように挟持部310a,311aによって防護プレート370を挟み込めば、防護プレート370のぐらつき等の防止が図られることとなる。なお、このように、挟持部310a,311aのそれぞれによって防護プレート370を厚さ方向に挟み込む構成の場合、防護プレート370を湾曲させずに固定部材360に固定する構成としてもよく、この場合であってもぐらつきを抑えて安定的に防護プレートを保持しうることとなる。
また、本実施形態では、図18,図20に示すように、防護プレート370の固定時に、当該防護プレート370の各端部の少なくとも一部が各孔部307,308内に位置しており、開閉部材310,311を取り外した際に、防護プレート370の取り外し側の端部が、作業容易な位置(即ち、孔部内の位置)で外部に露出する構成となっている。
以上のように、本実施形態の構成によれば、防護プレート370を出し入れするための孔部307,308がケース303に形成され、この孔部307,308を介して防護プレート370をケース303内に着脱できるようになっている。従って、防護プレート370を読取口305から奥まった位置に配して衝撃から保護する構成をとりつつ、防護プレート370についての一層の着脱容易化を実現できる。また、孔部307,308を開閉する開閉部材310,311が防護プレート370の端部を支持する部材として兼用されているため、部品点数をそれほど増大させずに防護プレート370を安定的に保持できる。
また、開閉部材310,311がケース303よりも軟質の軟質部材からなるため、落下時等において開閉部材310,311付近に衝撃が生じた場合にこれを効果的に吸収することができ、ひいては部品保護を効果的に図ることができる。
また、ケース303に設けられた一対の対向壁303c,303dに孔部307,308がそれぞれ形成され、2つの開閉部材310,311によって各孔部307、308がそれぞれ開閉される構成をなしている。従って、いずれの孔部からも着脱操作を行うことができ、着脱操作の一層の容易化が図られる。また、防護プレート370の固定時には、両開閉部材310,311によって防護プレート370の両端部がそれぞれ支持されるため、防護プレート370の保持が一層安定化する。更には、防護プレート370を2つの孔部307,308のうちの一方から挿入して取り付ける取付操作の際に、当該防護プレート370の先端部を、他方に取り付けられる開閉部材310,311に向けて案内する案内溝380が設けられているため、孔部307,308から挿入される防護プレート370が適切な位置にスムーズに導かれるようになり、装着作業の正確性向上及び迅速化に寄与しうる。
また、開閉部材310,311において、防護プレート370の固定時に、当該防護プレート370の端部を挟み込む挟持部310a,311aが設けられているため、防護プレート370の厚さ方向の変位を拘束でき、防護プレート370の位置ずれを効果的に防止できる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。
図22は、第4実施形態のバーコードリーダについて開閉部材を取り外した状態を説明する説明図である。図23は、図22のバーコードリーダについて開閉部材を装着した状態を示す説明図である。図24は、図23のE−E位置付近を概略的に示す断面図である。なお、第4実施形態は、ケース403の一部分(係合孔406及び窪み408)がケース303(図15等)と異なる点、及び開閉部材410の構成が開閉部材310(図15等)と異なる点のみが第3実施形態と相違しており、それ以外の部分については第3実施形態と同一である。よって異なる部分について詳述し、同一の部分については同一の符号を付すと共に詳細な説明は省略し、適宜第3実施形態を引用して説明することとする。
本実施形態のバーコードリーダ400は、第3実施形態と同様に、光学的情報からの反射光を受光する受光光学系(第3実施形態と同一の受光光学系)を有しており、これがケース403に収容された構成をなしている。なお、ケース403には、図15〜図17に示す読取口305が設けられ、ケース403内には、第3実施形態と同一の固定部材360(図15〜図17参照)が読取口305と受光光学系との間に配されており、この固定部材360に対して、第3実施形態と同一の防護プレート370が着脱されるようになっている。防護プレート370は、第3実施形態と同様に、固定部材360の読取口305側に固定されると共に、その固定状態で反射光を透過させる構成をなし、かつ撓み変形により固定部材360への固定が解除されて当該固定部材360からの取り外しが可能となる構成をなしている。
一方、ケース403における防護プレート370の周囲部には、図22に示すように、防護プレート370を出し入れするための2つの孔部(孔部407及び孔部407とは反対側に設けられた反対側孔部(図示略))が形成され、図23に示すように、これら孔部を開閉する2つの開閉部材(孔部407を開閉する開閉部材410及び反対側孔部を開閉する開閉部材(図示略))が設けられている。防護プレート370は、孔部407或いは反対側孔部を介してケース403内に着脱可能とされており、固定時には、2つの開閉部材(開閉部材410及び反対側孔部を開閉する開閉部材)によって両端部が支持される構成となっている。なお、孔部407を開閉する開閉部材410及び反対側孔部を開閉する開閉部材も、第3実施形態のように、ケース403よりも軟質の軟質部材によって構成されている。
更に、孔部407を開閉する開閉部材410、及び反対側孔部を開閉する開閉部材は、孔部を開閉する開閉本体部とこの開閉本体部から延出する連結部とを備えている。例えば図23、図24に示す開閉部材410は、孔部407を開閉する開閉本体部411と、この開閉本体部411から延出する可撓性の連結部412とを備えており、連結部412は、撓み変形容易な構成をなし、ケース403に形成された係合孔406と係合して当該ケース403と開閉本体部411とを連結する構成をなしている。反対側孔部を開閉する開閉部材も、開閉部材410と同様の構成をなしている。
また、図24に示すように、ケース403において、開閉部材410にてカバーされるカバー領域Pと、カバーされない非カバー領域(カバー領域P以外の領域)とが構成されており、これらカバー領域と非カバー領域とに跨るように窪み408が形成されている。この窪み408の存在により、開閉部材410の裏側に至る進入路409が構成され、この進入路409を介して指先や取り外しのための用具を開閉部材410の裏側に進入させて開閉部材410と係合させやすくなっている(即ち、指先等を開閉部材410に引っ掛けやすくなっている)。従って、開閉部材410の取り外し操作をスムーズに行うことができる。
また、本実施形態でも、孔部(孔部407及び反対側孔部)は、ケース403の一部を構成する一対の対向壁(第3実施形態の対向壁303c,303d(図15、図18参照)と同様の対向壁)にそれぞれ形成され、2つの開閉部材(開閉部材410及び反対側孔部を開閉する開閉部材)によって各孔部(孔部407及び反対側孔部)がそれぞれ開閉される構成をなしている。そして、防護プレート370の固定時には、両開閉部材(開閉部材410及び反対側孔部を開閉する開閉部材)によって防護プレート370の両端部がそれぞれ支持される構成をなしており、防護プレート370を2つの孔部のうちの一方から挿入して取り付ける取付操作の際に、当該防護プレート370の先端部を、他方に取り付けられる開閉部材に向けて案内する案内溝(図19の案内溝380と同様の案内溝)が設けられている。
また、本実施形態の開閉部材(開閉部材410及び図示しない開閉部材)も、防護プレート370の固定時に、当該防護プレート370の端部を挟み込む挟持部を備えている。図24に示す一方の開閉部材410では、防護プレート370の端部と嵌合して当該端部を挟み込む挟持部410aが設けられている。挟持部410aは、第3実施形態の挟持部310a、311a(図20、図21参照)と同様の位置保持機能を有する。
本実施形態では、開閉部材において、孔部を開閉する開閉本体部と、ケース403に形成された係合孔と係合して当該ケース403と開閉本体部とを連結する可撓性の連結部とが設けられているため、第3実施形態の効果に加え、孔部の開放時に開閉部材をケース403に係合させておくことができ開閉部材の紛失等を効果的に防止できるという更なる効果が得られる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
第2実施形態の固定部材160は、防護プレート170を弾性的に湾曲させた状態で、一対の保持溝163,164により一対の対向端部(端部175,176)を保持する構成としていたが、図14に示す固定部材260のように防護プレート170を弾性的に湾曲させずに一対の保持溝(図14では、一方の保持溝263のみを図示)により防護プレート170を保持するようにしてもよい。また、図14の固定部材260の保持溝を、図7のように、深さ方向底側につれて溝幅が次第に狭くなる構成とし、防護プレート170が固定部材160に固定される固定状態において、対向端部(端部175、176)が保持溝の内壁に挟持される構成としてもよい。
上記第1実施形態では、図5のように、被挿入部73a,73b,73c,73dの内縁部にそれぞれ突起部74a,74b,74c,74dが形成された構成を例示したが、このような突起部を形成せずに、被挿入部と凸部とを嵌合させるようにしてもよい。逆に、第2実施形態では、被挿入部173a,173b,173c,173dの内縁部に第1実施形態のような突起部を設けない構成を例示したが、第2実施形態の構成において、被挿入部173a,173b,173c,173dの内縁部に第1実施形態のような突起部(即ち、突起部74a,74b,74c,74d)を設けるようにしてもよい。
上記実施形態では、光学情報読取装置としてバーコードリーダ1を例示したが、これに限定されず、光学的情報としての二次元コードを読み取る二次元コードリーダとして構成されていてもよい。
図1は、本発明の第1実施形態に係るバーコードリーダの要部を概略的に例示する断面図である。 図2は、第1実施形態に係るバーコードリーダの電気的構成を例示するブロック図である。 図3は、固定部材に取り付けられた防護プレートを例示する図であり、図4のA−A断面を示す断面図である。 図4は、固定部材とその固定部材に取り付けられた防護プレートとを読取口側から見た図である。 図5は、防護プレートを読取口側から見た図である。 図6(A)は、防護プレートの一部を拡大して示す拡大図であり、(B)は、固定部材に防護プレートが固定された構成の一部を拡大して示す拡大図である。 図7は、図3の一部を拡大して示す拡大図である。 図8は、防護プレートの着脱操作を説明する説明図である。 図9は、防護プレートの取り付け操作を説明する図であり、図4のB−B断面の構成から、防護プレートを取り外した状態を示す断面図である。 図10は、第2実施形態のバーコードリーダに用いる防護プレートを読取口側から見た図である。 図11(A)は、図10の防護プレートの一部を拡大して示す拡大図であり、図11(B)は、図11(A)の部分をレンズ側から見た図である。 図12は、図3を変形した構成を示すものであり、第2実施形態のバーコードリーダにおける固定部材とその固定部材に取り付けられた防護プレートとを示す断面図である。 図13は、図12の一部を拡大して示す拡大図である。 図14は、図13の変形例を示す図である。 図15は本発明の第3実施形態に係るバーコードリーダ300の外観を概略的に例示する側面図である。 図16は、図15のバーコードリーダ300において開閉部材を取り外した状態を説明する説明図である。 図17は、バーコードリーダ300の内部構成を概略的に説明する説明図である。 図18は、防護プレート付近の構成を示すものであり、図15のA−A位置付近を概略的に示す断面図である。 図19は、固定部材による防護プレートの保持構成等を示すものであり、図18のB−B位置付近を部分的かつ概略的に示す断面図である。 図20は、開閉部材による防護プレートの保持構成を示すものであり、図19のC−C位置付近を概略的に示す断面図である。 図21は、開閉部材による防護プレートの挟持構成を部分的に示す断面図であり、図20のD−D位置付近を概略的に示す断面図である。 図22は、第4実施形態のバーコードリーダ400について、開閉部材を取り外した状態を説明する説明図である。 図23は、図22のバーコードリーダに開閉部材を装着した状態を示す説明図である。 図24は、図23のE−E位置付近を概略的に示す断面図である。
符号の説明
1,300,400…バーコードリーダ(光学情報読取装置)
3,303,403…ケース
5,305…読取口
60,160,260,360…固定部材
61,62…工具逃がし穴
63,64,163,164…保持溝
63a,63b…保持溝の内壁
67a,67b,67c,67d…凸部
70,170,270,370…防護プレート
71,72…工具係合部
73a,73b,73c,73d…被挿入部
74a,74b,74c,74d…突起部
75,76,175,176…端部(対向端部)
177a,178a…第一端部
177b,178b…第二端部
303c,303d…対向壁
307,308,407…孔部
310,311,410…開閉部材
310a,311a…挟持部
380…案内溝
411…開閉本体部
412…連結部

Claims (13)

  1. 光学的情報からの反射光を受光する受光光学系を有する光学的情報読取装置であって、 読取口を備えたケースと、
    前記読取口と前記受光光学系との間に配される固定部材と、
    前記固定部材の前記読取口側に固定されると共に、その固定状態で前記反射光を透過させる構成をなし、かつ撓み変形により前記固定部材への固定が解除されて当該固定部材からの取り外しが可能となる防護プレートと、
    を備えたことを特徴とする光学情報読取装置。
  2. 光学的情報からの反射光を受光する受光光学系を有する光学的情報読取装置であって、 読取口を備えたケースと、
    前記読取口と前記受光光学系との間に配される固定部材と、
    前記固定部材に固定されると共に、その固定状態で前記反射光を透過させる構成をなし、かつ当該固定部材からの取り外しが可能な防護プレートと、
    を備え、
    前記ケースにおける前記防護プレートの周囲部に、前記防護プレートを出し入れするための孔部が形成され、
    前記孔部を開閉する開閉部材が設けられており、
    前記防護プレートは、前記孔部を介して前記ケース内に着脱可能とされ、かつ固定時に、前記開閉部材によって端部が支持されることを特徴とする光学情報読取装置。
  3. 前記ケースにおける前記防護プレートの周囲部に、前記防護プレートを出し入れするための孔部が形成され、
    前記孔部を開閉する開閉部材が設けられており、
    前記防護プレートは、前記孔部を介して前記ケース内に着脱可能とされ、かつ固定時に、前記開閉部材によって端部が支持されることを特徴とする請求項1に記載の光学情報読取装置。
  4. 前記開閉部材は、前記ケースよりも軟質の軟質部材からなることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光学情報読取装置。
  5. 前記孔部は、前記ケースの一部を構成する一対の対向壁にそれぞれ形成され、
    2つの前記開閉部材によって各孔部がそれぞれ開閉される構成をなし、
    前記防護プレートの固定時には、両開閉部材によって前記防護プレートの両端部がそれぞれ支持される構成をなしており、
    前記防護プレートを2つの前記孔部のうちの一方から挿入して取り付ける取付操作の際に、当該防護プレートの先端部を、他方に取り付けられる前記開閉部材に向けて案内する案内溝が設けられていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の光学情報読取装置。
  6. 前記開閉部材は、前記防護プレートの固定時に、当該防護プレートの端部を挟み込む挟持部を備えたことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の光学情報読取装置。
  7. 前記開閉部材は、前記孔部を開閉する開閉本体部と、前記ケースに形成された係合孔と係合して当該ケースと前記開閉本体部とを連結する可撓性の連結部と、を備えたことを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の光学情報読取装置。
  8. 前記防護プレートは、
    孔又は切欠きからなる複数の被挿入部と、
    当該防護プレートにおいて、互いに対向する対向端部の近傍にそれぞれ形成された、孔又は切欠きからなる工具係合部と、
    を備え、
    前記固定部材は、
    複数の前記被挿入部とそれぞれ嵌合する複数の凸部と、
    前記工具係合部に挿し込まれた工具を逃がす工具逃がし穴と、
    を備え、
    前記被挿入部の内縁部には突起部が形成されており、
    前記突起部は、前記凸部と前記被挿入部との嵌合に応じて弾性変形すると共に、その弾性変形に応じた復帰力により前記凸部を押圧保持することを特徴とする請求項1に記載の光学情報読取装置。
  9. 前記工具係合部は、前記防護プレートの長手方向両端部近傍にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項8に記載の光学情報読取装置。
  10. 前記被挿入部は、前記防護プレートの長手方向に延びる長孔からなり、
    前記防護プレートの撓み変形に応じて前記凸部が前記長孔内を相対的に移動しうることを特徴とする請求項9に記載の光学情報読取装置。
  11. 前記固定部材は、前記防護プレートにおける一対の前記対向端部をそれぞれ保持する一対の保持溝を備え、
    前記保持溝は、深さ方向底側につれて溝幅が次第に狭くなる構成をなしており、
    前記防護プレートが前記固定部材に固定される固定状態において、前記対向端部が前記保持溝の内壁に挟持されることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の光学情報読取装置。
  12. 前記固定部材は、前記防護プレートにおける一対の前記対向端部をそれぞれ保持する一対の保持溝を備え、
    前記対向端部は、先端が前記保持溝に収容される第一端部と、弾性変形した状態で先端が前記保持溝に収容される第二端部と、に分岐してなり、
    前記防護プレートは、前記第二端部の弾性変形に応じた復帰力により、前記第一端部の先端と前記第二端部の先端とを前記保持溝の溝幅方向に拡開させる付勢力が生じる構成をなしており、
    前記固定部材は、前記防護プレートを弾性的に湾曲させた状態で、一対の前記保持溝により一対の前記対向端部を保持することを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の光学情報読取装置。
  13. 前記固定部材は、前記照明光を集光する集光レンズが一部に形成されてなるレンズ部材であり、
    前記防護プレートは、前記集光レンズと重ならない位置で前記レンズ部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の光学情報読取装置。
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