JP4866616B2 - 熱電対の真空フィードスルー - Google Patents

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本発明は、 測温接点が真空空間内に設置された熱電対線を封止部から真空空間の外部に引き出す熱電対の真空フィードスルーに関し、特に粉末冶金により線材加工されて作られるW−Re系熱電対のように、微細な気孔を有する熱電対線を封止部から真空空間の外部に引き出すのに好適な熱電対の真空フィードスルーに関する。
高融点のため、粉末冶金により線材加工されて作られるW−Re系熱電対は、微細な通孔を有するため、それをそのまま真空空間から熱電対ポートを通して引き出すと、封止部をロー付けすることが困難である。仮にそうしたとしても気密性が悪く、Heリーク試験を行うと、Heリークが確認されることが多い。
そこで従来のW−Re系熱電対の真空フィードスルーでは、熱電対線と補償導線との接続を真空空間内で行い、補償導線を熱電対ポートから引き出している。W−Re系熱電対は、一般に5%Re−W合金と、26%Re−W合金とからなる熱電対線を接合したものであるが、前者の熱電対線に接続される補償導線にはアロイ405が、後者の熱電対線に接続される補償導線にはアロイ426が使用される。これらの補償導線は押出、延伸により線材加工が可能であるため、組織が緻密であり、Agロー付けによる封止が容易であり、気密性も高く、Heリーク試験においてもリークは確認されない。また、これらの補償導線は延性が高いため、曲げ加工性に優れ、強度も高いという利点がある。
図4は、従来の一般的なW−Re系熱電対の真空フィードスルーの例を示す縦断面図である。真空チャンバの熱電対ポート31にフランジ32が設けられ、このフランジ32にフィードスルー端子のフランジ33が気密に接合されている。フランジ32、33の接合は、Oリング等のガスケット35を挟んでボルトとナット34による締め付けによりなされている。
外側のフランジ33には金属スリーブ36の一端が気密に溶接され、この金属スリーブ36の他端はアルミナ等の無機絶縁体37が嵌め込まれて封止されている。この無機絶縁体37には細い2本の金属スリーブ38、38が貫通している。この金属スリーブ38、38にアロイ405、アロイ426からなる補償導線45a、45bがそれぞれ引き通され、これら補償導線45a、45bを引き通した金属スリーブ38、38の先端がロー付けまたは溶接等の手段で気密に封止されている。これら金属スリーブ38、38を通して真空チャンバ側に導入された補償導線45a、45bの先端はリング状になっており、この先端部分に5%Re−W合金と26%Re−W合金とからなる熱電対線39a、39bがネジ止めにより接続される。
前述したように、W−Re系熱電対のプラス極側の5%Re−W合金の熱電対線39aにはアロイ405からなる補償導線45aが接続され、マイナス極側の26%Re−W合金の熱電対線39bには、アロイ426からなる補償導線45bが接続される。このようなW−Re系熱電対と補償導線の組合せはASTMという米国規格で規定されている。アロイ405やアロイ426はNi系合金であり、溶解、延伸、線材加工が極めて容易で緻密な組織の線材が得られ、その溶接、ロー付け等は何れも容易であり、気密性も高い。
一方、W−Re系熱電対は高融点であるため、溶融のためには真空中での電子ビームによる溶解装置が必要であるが、そのような装置は極めて高価であり、処理に要する手数や時間もかかり、コスト高である。そのため、W−Re系熱電対の線材加工は粉末冶金により行われている。この場合、WはReより酸化しやすく、酸化すると昇華するため、真空中か不活性ガス雰囲気中で焼成する必要がある。焼成温度は高温であればある程焼結しやすく、緻密化する。もちろん、CIP等の静水圧力で押し固め、予め高密度の棒状成形体としておくことにより、焼成時の気孔を減らすことが出来る。この点で焼成前の材料の加圧成形技術も重要な技術である。
粉末冶金により線材加工された熱電対線は延性が低く、折れやすいため、熱電対線と補償導線との接続はネジ止めが一般的である。W−Re系熱電対は酸化しやすいので、真空中や不活性ガス中での超高温領域での測定に適している。
図1により前述したように、熱電対線と補償導線との接続は、真空空間側で行い、補償導線をセラミック端子を通して外部に引き出す真空フィードスルーの構造が採用される。補償導線を通す金属スリーブとしては、コバールやインバー等の低熱膨張係数合金が使用され、その端部をロー付けや溶接で気密封止し、真空バウンダリを形成する。より具体的には、アルミナ等の無機絶縁体の金属スリーブを通す孔は、Mo−Mn等の金属ペーストを塗布し、これを真空中、不活性ガス雰囲気中或いはHを含む還元雰囲気中で焼き付けることにより、予めメタライズする。このメタライズした孔に前記金属スリーブを嵌め込み、ロー付けする。この金属スリーブに補償導線を通して引き出し、金属スリーブの端部をロー付けや溶接で気密封止し、真空バウンダリを形成する。
5%Re−W合金の熱電対線39aとアロイ405の補償導線45aとの接続部と、26%Re−W合金の熱電対線39bとアロイ426の補償導線45bとの接続部における温度差が無視出来る程度に小さい場合は問題は無い。しかし、それら接続部の温度差が大きいとその1.3倍に比例する起電力が接続部の間に発生し、熱電対の温度指示値に大きな誤差を生じる。プラス極側の5%Re−W合金の熱電対線39aとアロイ405の補償導線45aとの接続部の温度がマイナス極側の26%Re−W合金の熱電対線39bとアロイ426の補償導線45bとの接続部の温度より高いと、熱電対が示す起電力はマイナス側にシフトし、その逆ではプラス側にシフトする。
例えば、プラス極側の5%Re−W合金の熱電対線39aとアロイ405の補償導線45aとの接続部の温度がマイナス極側の26%Re−W合金の熱電対線39bとアロイ426の補償導線45bとの接続部の温度より100℃高いと、それに伴って熱電対に−130℃分の起電力が生じ、熱電対の測温接点での実際の温度が1500℃の場合、熱電対の起電力が示す温度は1500−130=1370℃を示す。この逆に、前者のプラス極側の接続部の温度が後者のマイナス極側の接続部の温度より100℃低いと、熱電対の測温接点での実際の温度が1500℃の場合、熱電対の起電力が示す温度は1500+130=1630℃を示す。何れの場合も約±8.7%の誤差を生じる。
この熱電対線と補償導線との接続部の温度差に起因する温度測定誤差を避けるためには、補償導線を真空チャンバ内から気密に引き出すのではなく、熱電対線を真空チャンバ内から気密に引き出し、真空チャンバ外で熱電対線と補償導線との接続部を形成し、その接続部を同じ温度に保持することが必要である。
しかし、前述したようにW−Re系熱電対は融点が高いため、溶解した素材から線材加工することは殆どなく、粉末冶金により高温焼成で線材加工するのが一般的である。このような粉末冶金により線材加工された熱電対線の欠点は、内部に僅かに気孔が残ってしまって、Agロー付けによる封止では気密性が悪く、Heリーク試験においてHeの漏れが生じやすい。
またW−Re系熱電対に含まれるWは酸化しやすく、しかもその酸化物は昇華するため、Agロー付けは真空中か或いは不活性ガス雰囲気で行う必要がある。Agロー付けの気密性を高めるためには、Agロー付けのロー材を熱電対線の気孔部に浸透させて、Heリークが生じない程度の長さまでAgロー付けることが必要である。しかし、Agロー付けのロー材を熱電対線の気孔部に浸透させることや、Heリークが生じない程度の10〜20mm程度の長さまでAgロー付けすることも共に困難であり、Agロー付けでは完全な気密性を得ることは現実的には難しい。さらに、Agロー付け部は折れやすく、そのロー付け部がAgロー材を含む合金として異種の金属接続部を形成してしまうので、封止部で温度差が生じると、やはり熱電対が示す起電力に誤差を生じてしまう。
特開平7−273050号公報 特開2001−221692号公報 特開2001−343290号公報
本発明は、このような従来の熱電対の真空フィードスルーにおける課題に鑑み、内部に細かい気孔を含むW−Re系熱電対のような熱電対線であっても、真空空間からその外部に高い気密性を保持した状態で引き出すことが出来、これにより熱電対線と補償導線との接続部を真空空間の外部で同じ温度に保持した状態で温度測定を可能として、熱電対が指示する起電力に誤差が生じないようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明では、真空チャンバ等の内部に形成される真空空間の熱電対ポート1を封止したアルミナ等からなる無機絶縁体7を通して熱電対線9a、9bを真空空間からその外部に引き出すと共に、熱電対線9a、9bの引出部を含めてその基部を樹脂絶縁体10で覆い、熱電対線9a、9bを真空空間の外部で補償導線と接続可能とするものである。これにより、それらの接続部を同じ温度下に容易に保持出来るようにしたものである。前記樹脂絶縁体10はHeリーク試験においてHeのリークが起こらない程度の長さにわたって熱電対線9a、9bの基部を覆うことで、気密性も確保することが出来る。
すなわち、本発明による熱電対の真空フィードスルーは、熱電対ポート3を封止した無機絶縁体7のメタライズした孔に金属スリーブ8、8を貫通し、ロー付けし、このスリーブ8、8を通して熱電対線9a、9bのリード線側を真空空間からその外部に引き出し、前記無機絶縁体7から突出した金属スリーブ8、8の同無機絶縁体7から突出した基部及び同金属スリーブ(8)、(8)の先端部とこれから引き出した熱電対線9a、9bとを樹脂絶縁体10で覆って気密に封止し、熱電対線9a、9bのリード線側を真空空間の外部で補償導線15a、15bと接続するものである。
このような熱電対の真空フィードスルーでは、前記樹脂絶縁体10がHeリーク試験においてHeのリークが起こらない程度の長さにわたって熱電対線9a、9bの基部を覆うようにすることで、気密性が確保することが出来る。また、熱電対線9a、9bが真空空間の外に引き出されており、真空空間の外で補償導線と接続することが出来るので、それらの接続部の温度条件を同じにすることは容易である。そのため、補償導線との接続部における温度差に伴う熱電対の測定誤差を無くすことが容易となる。
前記の樹脂絶縁体10は無機絶縁体7を貫通した金属スリーブ8、8の同無機絶縁体7から突出した基部及び同金属スリーブ(8)、(8)の先端部とこれから引き出した熱電対線9a、9bとを覆うようモールド成型することで容易に設けることが出来る。また、樹脂絶縁体10が熱電対線9a、9bと補償導線15a、15bとを着脱自在に接続するコネクタ12a、12bのハウジングを兼ねるようにしてもよい。
本発明では、真空チャンバ等の熱電対ポートから引き出された熱電対線9a、9bの基部を樹脂絶縁体10で覆い、気密性を確保すると共に、真空チャンバ等の外側で熱電対線9a、9bと補償導線15a、15bとの接続を可能にした。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例をあげて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例である熱電対の真空フィードスルーを示す真空チャンバの部分縦断側面図である。
真空チャンバの熱電対ポート1にフランジ2が設けられ、このフランジ2にフィードスルー端子のフランジ3が気密に接合されている。これらフランジ2、3の接合は、Oリング等のガスケット5を挟んでボルトとナット4の締め付けによりなされている。
外側のフランジ3の中心軸上には金属スリーブ6の一端が気密に溶接され、この金属スリーブ6の他端はアルミナ等の無機絶縁体7が嵌め込まれて気密に封止されている。この無機絶縁体7には細い2本の金属スリーブ8、8が貫通している。無機絶縁体7の金属スリーブ8、8を通す孔は、Mo−Mn等の金属ペーストを塗布し、これを真空中、不活性ガス雰囲気中或いはHを含む還元雰囲気中で焼き付けることにより、予めメタライズしておく。このメタライズした孔に前記金属スリーブ8、8を嵌め込み、ロー付けする。こられの金属スリーブ8、8にプラス極側の5%Re−W合金の熱電対線9aとマイナス極側の26%Re−W合金の熱電対線9bとがそれぞれ引き通されている。
さらに、これら熱電対線9a、9bを引き通した金属スリーブ8、8の前記無機絶縁体7から突出した基部及び同金属スリーブ(8)、(8)の先端部を含め、熱電対線9a、9bの引出基部にモールド樹脂成形等の手段で樹脂絶縁体10が設けられ、熱電対線9a、9bを引き通した金属スリーブ8、8の先端部を含む熱電対線9a、9bの引出基部が覆われている。金属スリーブ8、8の先端から引き出された前記熱電対線9a、9bの基部を覆う樹脂絶縁体10の長さは、Heリーク試験においてHeのリークが起こらない十分な長さbとする。その長さは通常は5mm以上である。従って、無機絶縁体7から突出した金属スリーブ38、38の先端部の長さをaとしたとき、金属スリーブ8、8と熱電対線9a、9bとを覆う樹脂絶縁体10の全体の長さLは、L=a+bとなる。このa+bがシールの全長となり、30mm以上必要である。アルミナ等の無機絶縁材7を真空側にして、樹脂絶縁体10を大気側にしたのは、真空チャンバー内に有る高温物体より輻射熱によって真空側の絶縁体表面だけが加熱されるため、真空側の絶縁材は耐熱性の高いアルミナ等の無機絶縁材7でなけれならないからである。
こうして熱電対ポート1から真空チャンバの外側に引き出されたW−Re系熱電対については、冷却しやすい大気側において、そのプラス極側の5%Re−W合金の熱電対線9aにはアロイ405からなる補償導線15aが接続され、マイナス極側の26%Re−W合金の熱電対線9bには、アロイ426からなる補償導線15bがネジ止め等の集団で接続される。熱電対線9a、9bと補償導線15a、15bとの接続部は、同じ温度条件下に置かれる。
図2は本発明の他の実施例である熱電対の真空フィードスルーを示す真空チャンバの部分縦断側面図である。
この実施例による熱電対の真空フィードスルーでは、樹脂絶縁体10が雄と雌のコネクタ12a、12bを構成しており、これら雄コネクタ12aと雌コネクタ12bとにより前記熱電対線9a、9bと補償導線15a、15bとが接続される。
まず外側のフランジ3に溶接した金属スリーブ6には円筒形の金属からなるアダプタ11が嵌め込まれ、このアダプタ11の先端に雄コネクタ12aがネジ止めされている。この雄コネクタ12aの先端からは一対のコネクタピン14a、14bが突設され、雄コネクタ12aの樹脂ハウジングの内部で、前記一対のコネクタピン14a、14bの基端部にプラス極側の熱電対線9aとマイナス極側の熱電対線9bとがネジ止めされている。雄コネクタ12aは、その樹脂ハウジングがアダプタ11の熱電対線9a、9bが引き出された先端部分を気密に封止している。雄コネクタ12aの樹脂ハウジングの内部における熱電対線9a、9bの長さは短く、従って雄コネクタ12aの樹脂ハウジングが熱電対線9a、9bの引出部を覆うことで、同熱電対線9a、9bがW−Re系熱電対のように、細かい気孔を有するものであっても、Heリークは起こらない。すなわち、雄コネクタ12aの樹脂ハウジングが熱電対線9a、9bの引出部を気密封止する絶縁樹脂としての機能を有する。
雌コネクタ12b側には、樹脂ハウジングの内部に一対のピン受け金具16a、16bが納められており、樹脂ハウジングの内部でこれらピン受け金具16a、16bの基端部側にプラス極側の補償導線15aとマイナス極側の補償導線15bがそれぞれネジ止めされている。図2は、雄雌のコネクタ12aのコネクタピン14a、14bが雌コネクタ12bのピン受け金具16a、16bに嵌合したした状態であり、これにより、熱電対線9a、9bがそれぞれ補償導線15a、15bに接続される。
図3は、前記アダプタ11の例を示す分解斜視図である。このアダプタ11は円筒形部材の半割とした一対のハーフ部材16、16からなり、それらハーフ部材16、16を円筒形に組み立てると共に、各ハーフ部材16、16の基部を前記金属スリーブ6に嵌め込む。さらに、各ハーフ部材16、16の基部から側方に突出した締付部17、17をネジ止めし、金属スリーブ6に固定する。さらに、アダプタ11の先端部に雄コネクタ12aを樹脂絶縁体としてこれをモールド成型し、金属スリーブ8、8と熱電線9a、9bを覆い、抜け防止のためねじ止めする。例えば、雄コネクタ12aは、アダプタ11の先端で熱電対線9a、9aにコネクタピン14、14を接続した後、それらを覆うように雄コネクタ12aの樹脂ハウジングとしてモールド成形されることにより作られる。アダプタ11の先端部には、そこに雄コネクタ12aをネジ止めするためのネジ孔18、18が設けられている。
本発明の一実施例である熱電対の真空フィードスルーを示す真空チャンバの部分縦断側面図である。 本発明の他の実施例である熱電対の真空フィードスルーを示す真空チャンバの部分縦断側面図である。 前記図2に示した実施例に使用されたアダプタの例を示す分解斜視図である。 従来の一般的なW−Re系熱電対の真空フィードスルーの例を示す真空チャンバの部分縦断面図である。
符号の説明
3 熱電対ポート
7 無機絶縁体
9a 熱電対線
9b 熱電対線
10 樹脂絶縁体
12a コネクタ
12b コネクタ
15a 補償導線
15b 補償導線

Claims (3)

  1. 測温接点が真空空間内に設置された熱電対線(9a)、(9b)を封止部から真空空間の外部に引き出す熱電対の真空フィードスルーであって、熱電対ポート(3)を封止した無機絶縁体(7)のメタライズした孔に金属スリーブ(8)、(8)を貫通し、ロー付けし、この金属スリーブ(8)、(8)を通して熱電対線(9a)、(9b)のリード線側を真空空間からその外部に引き出し、前記無機絶縁体(7)から突出した金属スリーブ(8)、(8)の同無機絶縁体(7)から突出した基部及び同金属スリーブ(8)、(8)の先端部とこれから引き出した熱電対線(9a)、(9b)とを樹脂絶縁体(10)で覆って気密に封止し、熱電対線(9a)、(9b)のリード線側を真空空間の外部で補償導線(15a)、(15b)と接続することを特徴とする熱電対の真空フィードスルー。
  2. 樹脂絶縁体(10)は無機絶縁体(7)を貫通した金属スリーブ(8)、(8)の同無機絶縁体7から突出した基部及び同金属スリーブ(8)、(8)の先端部とこれから引き出した熱電対線(9a)、(9b)の基部とを覆うようモールド成型されたことを特徴とする請求項1に記載の熱電対の真空フィードスルー。
  3. 樹脂絶縁体(10)は熱電対線(9a)、(9b)と補償導線(15a)、(15b)とを着脱自在に接続するコネクタ(12a)、(12b)のハウジングを兼ねていることを特徴とする請求項1に記載の熱電対の真空フィードスルー。
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