図1〜図10は、本発明の印刷装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の印刷装置の一実施例を適用した印刷装置1のブロック構成図である。
図1において、印刷装置1は、少なくとも画像データに基づいて用紙に画像を印刷出力するプリンタ、複合装置(MFP)等であり、コントローラ2、ネットワークインターフェイス3、USB(Universal Serial Bus)インターフェイス4、オペレーションパネル5、SDカードスロット6、プリントエンジン7及び複数のサプライカートリッジ8a〜8n等を備えている。なお、印刷装置1が複合装置であるときには、スキャナ9やファクシミリ部等を備えており、上記各部は、バス10により接続されている。
コントローラ2は、印刷装置1の各部を制御して印刷装置1としての機能(プリンタ機能や複合機能)を実行するとともに、後述する本発明の印刷サービス制御処理を実行する。
ネットワークインターフェイス3は、インターネット等のネットワークに接続されており、ネットワークを介してホストコンピュータから送られてくる印刷ジョブデータを受信する。USBインターフェイス4は、USBコードを介してホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータから送られてくる印刷ジョブデータを受信する。
オペレーションパネル5は、印刷装置1のモードやフォント等の切換操作等の各種操作を行うための各種操作キーを備えるとともに、印刷装置1の状態情報等を表示するディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)を備えている。ディスプレイは、表示手段及び警告手段として機能する。
SDカードスロット6は、SDカード(Secure Digital:SD)等のメモリカードが着脱可能に挿入され、コントローラ2の制御下で、該SDカード等へのデータの書き込みやデータの読み出し等を行う。特に、SDカードスロット6は、後述する印刷サービス制御処理で領収書の読取画像の記録されているSDカード等のメモリカードから該領収書画像を収納確認情報として取り込む。
スキャナ9は、原稿等の読取対象物を光学的にスキャンして該読取対象物の画情報を読み取り、読み取った画情報をコントローラ2に渡す。上述のように、スキャナ9は、印刷装置1が複合装置である場合に、備えられているものであり、印刷装置1がプリンタであるときには、備えられていない。特に、スキャナ9は、後述する印刷サービス制御処理で、利用料金の支払いを示す領収書を読み取って収納確認情報として取り込む。
プリントエンジン7は、コントローラ2から受け取った描画データ(ビットマップデータ)及び制御信号により、所定の方式、例えば、電子写真方式により印刷処理を行う。すなわち、プリントエンジン7は、電子写真方式で印刷処理を行う場合、図示しないが、電子写真方式で記録紙に描画データに基づいて印刷処理を行うのに必要な部品、例えば、感光体、光書込部、現像部、帯電部及びクリーニング部等を備えており、描画データ及び制御信号により光書込部を動作させて感光体上に静電潜像を形成し、現像部によりトナーを感光体上に供給して現像してトナー画像を形成する。プリントエンジン7は、給紙部から記録紙を感光体と転写部との間に給紙して、感光体上のトナー画像を記録紙に転写させ、トナー画像の転写された記録紙を定着部に搬送して、定着部で加熱・加圧して記録紙上のトナー画像を定着させることで、印刷処理を行う。そして、プリントエンジン7には、上記感光体、光書込部、現像部、帯電部及びクリーニング部等の印刷処理を行うのに必要な消耗品(サプライ)、例えば、感光体カートリッジ、トナーカートリッジ等がサプライカートリッジ8a〜8nとして着脱可能に装着され、これらのサプライカートリッジ8a〜8nは、印刷装置1の利用に対して料金(利用料金)を課金して該利用料金を収納する印刷サービス提供者あるいは該印刷サービス提供者による提供管理下の印刷装置1または該サプライカートリッジ8a〜8nのメーカ等をサプライ提供元として提供される。
このサプライカートリッジ8a〜8nは、通常、プリントエンジン7への誤接続を防止するために、ICタグや不揮発性メモリ等の記憶領域を有するID(Identity)デバイスと印刷装置1の本体、特に、コントローラ2と通信する機能を備えており、このIDデバイスの記憶領域には、搭載対象の印刷装置1の機番等の機器IDが格納されているとともに、該サプライカートリッジ8a〜8nの動作の許可/不許可を示す動作可否情報を記憶する。サプライカートリッジ8a〜8nは、IDデバイスに動作を許可する動作可否情報(利用許可情報)が格納されているときのみ動作して、IDデバイスに動作を禁止する動作可否情報が格納されていると、その動作を停止する。そして、印刷装置1、特に、コントローラ2は、後述する印刷サービスでの印刷動作制限制御を、サプライカートリッジ8a〜8nと通信して、該IDデバイスへの動作可否情報の内容を管理制御し、該サプライカートリッジ8a〜8nの動作の許可/不許可を制御することで、実行することができる。
なお、カートリッジ8a〜8nの動作の制御は、上記方法によるものではなく、例えば、コントローラ2が、サプライカートリッジ8a〜8nのIDデバイスの格納している機器IDを確認して、該サプライカートリッジ8a〜8nを利用した印刷動作の可否を制御してもよい。このサプライカートリッジ8a〜8nの動作制限による印刷動作の制限においては、利用料金の収納/未収納との関係で、ある時点以降に供給されたサプライカートリッジ8a〜8nの使用を禁止して、印刷装置1の印刷動作を停止させるようにしてもよい。
上記コントローラ2は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit )21、バスコントローラ22、ROM(Read Only Memory)23、RAM(Random Access Memory)24、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)25、画像処理プロセッサ26及びRTC(リアルタイムクロック;Real Time Clock )27等を備え、各部は、バス28により接続されている。バスコントローラ22は、これら各部の間のデータ通信の調停を行う。
ROM23には、印刷装置1の基本プログラム、後述する印刷サービスの制御処理を行う印刷サービス制御プログラム、これらの各プログラムの実行に必要なシステムデータ及び印刷装置1の機番等の機器IDが格納されており、ROM23は、書換可能なフラッシュROMを用いることで、これらのプログラムやシステムデータを適宜バージョンアップしたり、ソフトウェアの追加を容易に行うことができる。
RAM24は、CPU21がデータ処理を行なう際に使用するワークメモリ等として使用する一時記憶用として利用される高速のメモリであり、また、画像処理用のバッファとしても利用される。
NVRAM25は、バッテリバックアップ等により、印刷装置1の電源が切られているときにも記憶内容を保持するメモリであり、印刷装置1の電源がオフの際にも保持する必要のあるデータ、個別に設定される各種のパラメータやセキュリティ用の暗号鍵、ユーザ情報等をCPU21の制御下で記憶する。特に、NVRAM25は、後述する印刷サービス制御処理で用いる図3に示すような請求書データベースDB1を格納している。この請求書データベースDB1は、図3に示すように、一行毎がレコードで、印刷装置1を特定する機器IDである機番、該印刷装置1に登録されていて該印刷装置1を利用するユーザ、該ユーザの印刷装置1の利用毎に発生する利用料金の請求書番号、該請求書の発行日、利用料金の金額、領収確認情報(領収日または未収納(NA:Not Available))及び機器状態(利用料金収納状況に応じて印刷装置1の動作を制御する制御段階を示す機器状態情報)からなり、図3は、毎月月末に利用料金が発生する場合の請求書データベースDB1を示している。請求書データベースDB1の各項目のうちユーザ項目は、個人であってもよいし、個人を特定せずにまとめて法人等の団体であってもよく、図3では、個人(Bob等)と法人(ABC Co.,Ltd.等)が登録されている。
また、請求書データベースDB1の各項目のうち機器状態項目には、「Paid」、「Warning」または「Limited」のフラグが設定され、「Paid」は、初期状態または利用料金が完全に支払われて未収納の請求書がない状態、「Warning」は、未収納の請求書があり一定の制限期間(例えば、請求書発行から1ヶ月等)が経過していない状態、「Limited」は、請求書が発生して未収納の機器状態(「Warning」状態)が制限期間経過した状態を示している。したがって、請求書発行日以前に印刷装置1の利用が発生して、請求書が発行されると、「Warning」状態となり、「Warning」状態のまま一定の制限期間が経過すると、印刷装置1の利用を制限する「Limited」状態となり、「Warning」状態または「Limited」状態のときに利用料金の収納があると、「Paid」状態に戻る。例えば、図3の請求書データベースDB1では、個人のユーザである「Bob」は、最近発行された請求書があるので、「Warning」状態であるが、ユーザ「Charlie」は、1ヶ月以上前に発行された請求書に対する支払いが確認できないため、「Limited」状態となっている。なお、請求書データベースDB1に用いる個人や法人等の団体のユーザは、印刷装置1の利用者(ユーザ)のみを予め登録して請求書が発生すると、他の請求書項目を記載していくようにしてもよいし、図示しない個人管理データベース等に印刷装置1を利用するユーザとして登録して、印刷装置1の利用に際して、該個人管理データベースを用いて利用者を特定して、請求書データベースDB1にユーザ以下の請求書項目を記載してもよい。また、個人管理データベースを用いて個人管理を行う場合、印刷装置1が、個人管理を行う機能、例えば、個人管理ソフトウェアを搭載している必要がある。また、請求書データベースDB1では、完全に支払済み(Paid)となると、該請求書の記録は削除してもよいし、一定期間保存しておいてもよい。さらに、図3の請求書データベースDB1は、複数の印刷装置1を1つの請求書データベース上で管理しているように示されているが、実際には、各印刷装置1が、自己の印刷サービスのみを管理するための請求書データベース、すなわち、自己の機番のみの請求書データベースとなっている。
なお、NVRAM25としては、ハードディスクを用いてもよく、ハードディスクを用いる場合、大容量であることを生かして、上記印刷装置1の電源がオフの際にも保持する必要のあるデータや請求書データベースDB1等の保存用としてだけでなく、画像記憶メモリ領域や大量の画像を処理する場合の画像処理バッファ等として利用することができる。
画像処理プロセッサ26は、RAM24等を利用して、画像データに、各種画像処理、例えば、画像データ圧縮展開処理、高画質化処理、メモリ上への作像処理及びOCR(Optical Character Reader:光学式文字読取装置)処理の補助処理等を実行する。また、画像処理プロセッサ26は、CPU21にとって計算量が多く処理負担の大きい処理を担って、印刷装置1全体のスループットを向上させるのに利用される。
RTC27は、発振回路や分周回路等を備え、現在時刻の計時や各種タイマー機能を実行し、CPU21は、このRTC27の計時する現在時刻やタイマー機能を利用して上記印刷サービス制御処理を実行する。
なお、コントローラ2としては、上記各部のうち、一部を内蔵したCPU(Soc、マイコン等)を用いてもよい。
そして、印刷装置1は、基本プログラムをROMに格納するとともに、CD(Compact Disc)、MO(光磁気ディスク)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、SDカード、メモリカード、フレキシブルディスク等の記録媒体、例えば、上記SDカードに記録されている該印刷サービス制御プログラムを、所定の読み取り部、例えば、SDカードスロット6等によって読み取ってROM23に格納して、CPU21によって実行することによって、図4に示すような機能モジュールを備え、印刷装置1としての基本処理を実行するとともに、本実施例の印刷サービス制御処理を実行する印刷装置1として構築される。
すなわち、印刷装置1は、基本プログラム及び印刷サービス制御プログラムと必要なデータが、プロセスやスレッド等の形で実装されて実行されることによって、図4に示すように、通信処理機能部31、ジョブ処理機能部32、描画処理機能部33、プリントエンジン制御機能部34、オペパネ制御機能部35、動作制限機能部36、領収確認機能部37及びカウント集計・請求書作成機能部38と請求書データベースDB1が構築され、これらの各機能部31〜37は、マルチタスクOS(Operating System)上で並列動作する。なお、通信処理機能部31、ジョブ処理機能部32、描画処理機能部33、プリントエンジン制御機能部34及びオペパネ制御機能部35は、基本プログラムで構築される通常のプリンタ等の印刷装置の備えている機能部であり、動作制限機能部36、領収確認機能部37及びカウント集計・請求書作成機能部38と請求書データベースDB1は、印刷サービス制御プログラムと必要なデータで構築される機能部(モジュール)である。
通信処理機能部31は、LANやインターネット等を介して外部との間でデータ(印刷データや後述する解除鍵データ等)の送受信処理を行い、ジョブ処理機能部32は、受信データを元に印刷装置1全体の動作を決定して、印刷枚数、印刷レイアウト、周辺機器の制御等を行う。
描画処理機能部33は、描画データに従って実際にRAM24上にビットマップ画像の形成を行い、プリントエンジン制御機能部34は、ビットマップ画像データをプリントエンジン7に送り込んで、用紙に画像形成させる。
オペパネ制御機能部35は、印刷装置1の図示しないオペレーションパネルとのデータの入出力を行い、現在の印刷装置1の状態をオペレーションパネル5のディスプレイに表示させ、また、オペレーションパネルの操作キーの入力操作内容を取得して、ジョブ処理機能部32に伝える。オペパネ制御機能部35とオペレーションパネル5のディスプレイ、オペレーションパネル5の警告灯(図示略)、警告情報を印刷出力するプリントエンジン7及び警告情報を音声出力する音声出力回路とスピーカ等は、後述する印刷サービス制御処理で印刷制限を行った際に警告情報を出力する警告手段として機能し、また、オペパネ制御機能部35とオペレーションパネル5のディスプレイは、印刷制限を解除するためのガイド情報を表示する表示手段として機能する。
動作制限機能部36は、ジョブ処理機能部32からの問い合わせに応じて、請求書データベースDB1にアクセスして、該ユーザの未収納請求書の確認を行って、印刷動作の制限に関する制限情報をジョブ処理機能部32に渡す。ジョブ処理機能部32は、動作制限機能部36からの制限情報に基づいて印刷動作の制限制御を行う。印刷動作の制限態様としては、該ユーザの印刷ジョブの処理の禁止(印刷禁止)、カラー印刷の禁止(白黒のみ印刷可)、印刷枚数を所定枚数に制限する印刷枚数制限等の複数の制限態様(制限段階)で実施する。また、印刷動作の制限実行方法としては、上述のように、サプライカートリッジ8a〜8nの動作制御によって行ってもよい。
領収確認機能部37は、印刷動作制限時に、利用料金の収納確認を行って、印刷動作制限を解除できないかをチェックし、印刷動作制限を解除できるときは、請求書データベースDB1にアクセスして、機器状態の更新を行う。この利用料金の収納確認は、利用料金の領収書のスキャナ9による領収書読取画像の収納確認情報としての取り込み入力、またはSDカードスロット6からのメモリカード上の領収書(請求書SS)の画像の収納確認情報としての取り込み入力で行う。上記動作制限機能部36と領収確認機能部37は、全体として制御手段として機能する。
カウント集計・請求書作成機能部38は、各ユーザの印刷装置1の利用状況をカウントして記録し、一定の時期(例えば、月末、週末等)がくると、請求書データベースDB1に該記録内容の請求書を作成する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の印刷装置1は、印刷装置1の利用に対する利用料金の収納を印刷装置1自身で確認して、印刷装置1の利用制限をユーザ毎に行う印刷サービス制御処理を行う。
すなわち、印刷装置1は、待機状態においてプリント要求があると、図5に示すように、請求書データベースDB1を検索して、未収納請求書があるかをチェックする請求書確認処理を行い(ステップS101)、未収納請求書がないときには、該プリント要求が請求書発行要求(請求書ジョブ)であるかチェックする(ステップS102)。この請求書発行ジョブは、例えば、ユーザが請求書を紛失したときの請求書再発行要求等によって発生する。
ステップS102で、プリント要求が請求書発行処理のときには、印刷装置1は、ステップS107に移行して、要求のあった請求書のデータを請求書データベースDB1から取得して、図6(a)に示すような請求書SSをプリントエンジン7から印刷出力する請求書発行ジョブ動作処理を行う(ステップS107)。この請求書SSは、例えば、図6(a)に示すように、料金発生月、利用料金額、内訳(機番、カラー、モノクロ等)及び発行日の項目が印刷されているとともに、領収書も一緒に印刷されたものとなっており、利用料金がコンビニエンスストア等で支払われると、図6(b)に示すように、領収書の領収印欄に領収印RSが押印される。
ステップS102で、プリント要求が請求書ジョブでないときには、印刷装置1は、請求書データベースDB1を参照して、動作制限設定となっているかをチェックする(ステップS103)。
この動作制限設定のチェックは、図3に請求書データベースDB1を示したように、ユーザ毎に、機器状態項目として、「Paid」、「Warning」、「Limited」のフラグが設定されており、ユーザ毎に行う。したがって、印刷装置1を利用する各ユーザは、印刷装置1の利用、特に、プリント要求において該ユーザを特定するユーザ識別情報、例えば、ユーザIDやパスワード等の入力を行う。印刷装置1は、このユーザ識別情報に基づいてユーザを識別して、該識別したユーザに対して、動作制限(「Limited」)の設定となっているかのチェックを行う。
ステップS103で、動作制限(「Limited」)の設定となっているときには、印刷装置1は、該プリント要求を実行することなく、待機状態に戻り、動作制限(「Limited」)の設定となっていないときには、ジョブスタートを確認して(ステップS104)、ジョブが解除されると、待機状態に戻る。
印刷装置1は、ステップS104で、ジョブスタートが確認されると、該プリント要求にかかる印刷データの印刷処理を実行してプリントエンジン7で用紙に画像を印刷出力し(ステップS105)、請求書発行タイミングであるかチェックする(ステップS106)。この請求書発行タイミングは、プリントジョブ毎、月毎や週毎等であるが、印刷装置1の印刷サービスの提供者の管理事情や該印刷装置1を利用するユーザの利用状況や支払事情等に合わせて任意に設定可能である。
ステップS106で、請求書発行タイミングでないときには、印刷装置1は、待機状態に戻る。このとき、印刷装置1は、該ユーザによるプリント要求の実行(印刷処理)に対する料金、すなわち、印刷装置1の利用料金を、利用データ(例えば、ユーザ名、印刷枚数、カラーか白黒かのカラー情報、印刷サイズ、印刷日時等)に基づいて演算して、請求書データベースDB1に登録するとともに、請求書未発行のフラグを該利用料金に設定する。
ステップS106で、請求書発行タイミングであると、印刷装置1は、該プリント要求に対する利用料金を該プリント要求にかかるプリント処理での利用データに基づいて演算して請求書データベースDB1に登録するとともに、該利用料金の請求書(例えば、図6(a)に示したような請求書)をプリントエンジン7から印刷出力し、該請求書の発行日を請求書データベースDB1に登録して待機状態に戻る(ステップS107)。また、この請求書発行処理では、請求書データベースDB1に請求書未発行のフラグの設定されている他の利用料金のデータがあると、該未発行の請求書の発行処理も実行し、該請求書の発行日を請求書データベースDB1に登録する。なお、この発行した請求書を、画像として請求書データベースDB1に保存してもよく、発行済み請求書を画像として保存すると、請求書の再発行時に該画像を印刷出力することで、前回発行時と同じ状態の請求書を発行することができる。
上記ステップS101で、未収納請求書があるときには、印刷装置1は、利用料金の収納確認を行う料金収納確認処理を行って(ステップS108)、料金収納済みかチェックする(ステップS109)。印刷装置1は、この料金収納確認処理としては、具体的には、スキャナ9で領収書(請求書SS)がスキャンされて該領収書(請求書SS)の画像を収納確認情報として確認することで、あるいは、SDカードスロット6を介してSDカード等のメモリカードの領収書(請求書SS)の画像を収納確認情報として受け取って確認することで行う。このSDカードスロット6を介して領収書(請求書SS)の画像を収納確認情報として受け取る場合には、例えば、コンビニエンスストア等に設置されているスキャナで領収書(請求書SS)を読み取らせてSDカード等のメモリカードに該領収書(請求書SS)の画像を保存してもらい、該メモリカードを印刷装置1のSDカードスロット6に挿入して該メモリの領収書(請求書SS)の画像を収納確認情報として印刷装置1に取り込ませることで行う。
なお、領収書(請求書SS)の画像取り込みは、上記印刷装置1の備えているスキャナ9またはSDカードスロット6によるメモリカードからの取り込みに限るものではなく、印刷装置1がプリンタ等のようにスキャナ9を備えていないときには、少なくとも適切な解像度で読み取るスキャナを印刷装置1に接続して、該スキャナで領収書(請求書SS)の画像を収納確認情報として読み取って取り込んでもよい。また、領収情報(収納確認情報)は、印影等に限るものではなく、例えば、EAN128形式のバーコードを用いることができ、このようなバーコードの場合、近年の複合装置等のスキャナ9で読み取ることができ、また、スキャナを接続する場合にも該バーコードのみを読み取るスキャナでよく、安価なものとすることができる。また、領収情報(収納確認情報)として、EAN128形式のバーコードを用いる場合、コンビニエンスストア等で料金の支払いを行ったときに、該バーコードの印刷を領収書(請求書SS)に印刷出力してもらい、該バーコードの印刷された領収書(請求書SS)をスキャナ9や外付けスキャナで読み込ませたり、SDカード等のメモリに格納してもらった画像を印刷装置1に取り込ませる。
すなわち、印刷装置1のプリントエンジン7から印刷出力された請求書SSを、料金収納先、例えば、コンビニエンスストア等に持ち込んで利用料金の支払いを行うと、図6(b)に示したように、料金の領収を示す収納証明(収納確認)として、例えば、領収印RSが押印される。そして、印刷装置1は、この領収証明画像(領収印RS)の付与されている領収書である請求書SSを、スキャナ9で読み取って、所定位置に領収証明画像(領収印RS)があることが確認されると、料金収納が確認されたと判断する。この領収証明画像(領収印RS)は、ある程度決めておく必要があるが、厳密な一致を求める必要はなく、OCR(Optical Character Reader:光学式文字読取装置)技術を用いて、確認処理を行うことで、近時の単独のスキャナや複合装置のスキャナ9を用いて領収認証画像(領収印RS)の適否を確認することができる。
ステップS109で、料金収納が確認されないときには、印刷装置1は、料金未収納である旨の警告メッセージのオペレーションパネル5のディスプレイへの表示、警告灯の点灯、プリントエンジン7からの印刷出力、音声出力等の少なくとも1つを、警告として行うことで、利用料金が未収納で有る旨を通知する料金未収納警告処理を行い(ステップS110)、該ユーザによる印刷装置1の所定動作モードでの動作の制限(カラー制限、印刷枚数制限等)や全ての動作の停止を行う印刷制限処理を行う(ステップS111)。印刷装置1は、印刷制限処理を行うと、ステップS102に移行して、印刷プリントジョブが請求書発行ジョブであるかのチェックから上記同様に処理する(ステップS102〜S107)。
ステップS109で、料金収納が確認されると、印刷装置1は、請求書データベースDB1の該ユーザの未収納となっていた請求書レコードの状態項目を支払済み(Paid)に更新して、料金未収納警告を解除する料金未収納警告解除処理を行い(ステップS112)、該ユーザによる印刷装置1の所定動作モードでの動作の制限や全ての動作の停止を行う印刷制限状態を解除する印刷制限解除処理を行う。印刷装置1は、印刷制限状態を解除すると、ステップS102に移行して、印刷プリントジョブが請求書発行ジョブであるかのチェックから上記同様に処理する(ステップS102〜S107)。
なお、印刷装置1は、収納確認情報の入力があると、オペレーションパネル5のディスプレイに制限解除のためのガイド情報を表示するガイド表示処理を行い、ガイド情報に従ってオペレーションパネル5で操作されると、上記印刷制限解除処理を行うようにしてもよい。
すなわち、印刷装置1は、図7に示すように、請求書データベースDB1の各ユーザの状態項目を、初期状態や印刷装置1の利用を行っても利用料金の支払いが行われているときには、支払済みで未収納の請求書がない支払済み状態「Paid」とし、印刷装置1の利用があり請求書発行日となって発行した請求書に対する料金が未収納である請求書があり一定の制限期間(例えば、請求書発行から1ヶ月等)が経過する前のときには警告状態「Warning」とする。そして、印刷装置1は、請求書が発生して未収納の警告状態「Warning」が一定の制限期間経過すると動作制限状態「Limited」とし、警告状態「Warning」または動作制限状態「Limited」で、料金の支払いがあって収納を確認すると、支払済み状態「Paid」に戻す。
このように、本実施例の印刷装置1は、印刷装置1の利用(印刷動作の利用)を利用形態に応じてカウントして、該印刷装置1の利用に対する利用料金の請求書を発行し、該発行した請求書に関する請求書情報と該請求書に対する利用料金の収納状況に関する収納情報を対応付けて請求書データベースDB1に登録して管理して、該請求書に対する利用料金の収納の確認を示す収納確認情報(領収証明画像)の入力を確認すると、請求書データベースDB1の該収納確認情報に対応する該収納情報に収納済みを登録するとともに、該発行済み請求書の請求書情報に対応する該収納情報が、所定の制限期間、料金未収納状態であると、印刷動作の利用に対して所定の制限を実施している。
したがって、簡単な構成で、利用料金の収納を印刷装置1自身で確認することができ、安価に印刷装置1の適切な利用と利用料金の確実な収納を行うことができる。
また、コントローラ2は、スキャナ9やSDカードスロット6から利用料金の支払いに対する領収書の読取画像が収納確認情報として入力されると、請求書データベースDB1の該収納確認情報に対応する該収納情報に収納済みを登録している。
したがって、スキャナ9やSDカードスロット6を利用して、印刷装置1で利用料金の収納を簡単かつ確実に確認することができ、安価に印刷装置1の適切な利用と利用料金の確実な収納を行うことができる。
さらに、印刷装置1は、収納確認情報の入力があると、印刷装置1の利用の制限、すなわち、印刷動作の利用の制限を解除するためのガイド情報をオペレーションパネル5のディスプレイに表示出力させている。
したがって、ユーザは印刷装置1の利用の制限が解除されることを知ることができ、利用性を向上させることができる。
また、コントローラ2は、印刷総理1の利用の制限を実施すると、該印刷装置1の利用の制限に関する警告情報をオペレーションパネル5のディスプレイに表示出力したり、オペレーションパネル5の警告灯を点灯させたり、警告情報をスピーカ等から音声出力する等して警告している。
したがって、ユーザは利用料金が未支払であることを確認することができ、ユーザによる利用料金の支払いを促して、確実に利用料金の収納を行うことができる。
また、印刷装置1は、コントローラ2との通信機能を有しコントローラ2から利用許可情報を受信することを動作条件として動作するサプライカートリッジ(消耗品ユニット)8a〜8nを着脱可能に搭載し、コントローラ2は、該サプライカートリッジ8a〜8nへの該利用許可情報の送信を制御することで印刷動作の制限を実行している。
したがって、適切かつ容易に印刷装置1の利用を種々の制限形態で制限することができ、適切なり要管理を行うことができる。
なお、印刷サービス制御処理における警告状態「Warning」及び動作制限状態「Limited」を解除させる利用料金収納確認は、上記印刷装置1のスキャナ9等を用いて印刷装置1単独で行っているが、印刷装置1単独で行う場合に限るものではなく、例えば、ネットワークを介して決済サーバから解除鍵や解除信号を収納確認情報として受け取ることで行ってもよい。
すなわち、図8に示すように、印刷サービスシステム50は、ユーザサイト60と決済サーバ70がネットワークとしてのインターネットINTで接続され、決済サーバ70には、コンビニエンスストア等の利用料金の収納機関80が接続されている。
ユーザサイト60は、インターネットINTと接続するルータ61、ルータ61に接続されたプリンタPr1、コンピュータ62、コンピュータ62に接続されているプリンタPr2とネットワークデバイス63等を備えている。すなわち、プリンタPr1は、ルータ61を介してインターネットINTと接続されているとともに、コンピュータ62智接続され、プリンタPr2は、コンピュータ62を介してのみインターネットINTと接続されている。
ルータ61は、ユーザサイト60のLAN(Local Area Network)内の接続とインターネットINTとを接続するが、ユーザサイト60のサイト内の接続形態は、上記構成に限るものではない。
ユーザサイト60のネットワークに直接接続されているプリンタPr1は、上記印刷装置1と同様の構成(図1、図2、図4参照)であり、図3に示したような請求書データベースDB1を格納しているが、スキャナ9は、備えていなくてもよい。なお、プリンタPr1は、そのネットワークインターフェイス3がルータ61を介してインターネットINTに接続されおり、その通信処理機能部31が、ルータ61及びインターネットINTを介して決済サーバ70に対して利用料金を収納したかどうかを、定期的に問い合わせるか、決済サーバ70からの利用料金の収納通知を受け取る機能を有している。そして、プリンタPr1は、決済サーバ70に利用料金の収納状況の問い合わせを行う場合、収納状況の問い合わせ先の情報(例えば、決済サーバ70のURI)をNVRAM25等に保持している。ネットワークデバイス63は、ネットワーク機能を有するその他のデバイスである。
コンピュータ62は、例えば、通常のハードウェア及びソフトウェア構成のコンピュータ等が用いられ、図9にそのソフトウェア構成を示すように、ウィンドウズ(Windows:登録商標)等のOS(Operating System)上に、アプリケーション(アプリケーションソフトウェア)71、GDI(Graphic Device Interface)72、プリンタドライバ73、スプーラ74及びポートモニタ75等を備えている。プリンタドライバ73は、描画部76及びUI(User Interface)部77等を備えている。
このコンピュータ62は、CD(Compact Disc)、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、フレキシブルディスク等の記録媒体に記録されている印刷サービス仲介機能を実行する印刷サービス仲介プログラムを読み込んで、プリンタドライバ73として導入することで、または、プリンタドライバ73に組み込んで導入することで、後述する印刷サービス仲介処理を実行するコンピュータ62として構築される。
アプリケーション71は、OS上に、文書作成ソフトウェア、図形作成ソフトウェア、表計算ソフトウェア、データベースソフトウェア等のソフトウェアであり、ユーザによって、これらのアプリケーション71で作成されたドキュメントデータの印刷命令が、アプリケーション71に対して行われると、アプリケーション71が、GDI72に印刷設定(DEVMODE)とGDIコール及び印刷対象データであるドキュメントデータを渡し、GDI72は、受け取ったドキュメントデータをプリンタドライバ73の描画部76に渡す。また、アプリケーション71は、UI部77にDEVMODEを送る。
UI部77は、DEVMODEを受け取ると、印刷設定用のユーザインターフェイスをディスプレイに表示し、ユーザYUがこのユーザインターフェイスに対して印刷設定を行うと、アプリケーション71が該ドキュメントデータをGDI72に渡す。このGDI72は、ウィンドウズ(登録商標)に搭載されているプログラムの一つであって、プリンタPr1、Pr2やディスプレイをコントロールし、機種や装置による差異を吸収して、各アプリケーション71の見た目や操作感(Look&Feel)をウィンドウズが提供するものに統一する。コンピュータ62のディスプレイ及びUI部77は、ガイド情報を表示する表示手段として機能する。
プリンタドライバ73の描画部76は、GDI72から受け取ったドキュメントデータから印刷設定や印刷レイアウトを反映した印刷データを作成し、また、設定変更や印刷レイアウトの変更に応じて印刷データを編集する。
そして、描画部76は、最終的に編集した印刷データ及び該印刷データのPJL(プリンタジョブ制御言語)をスプーラ74に渡す。
スプーラ74は、描画部76から受け取った印刷データの印刷ジョブを保持、管理する機能を奏し、ポートモニタ75は、プリンタPr1、Pr2の接続されているポートの監視を行って、印刷データ及びPJLを印刷先のプリンタPr1、Pr2に送信する。
そして、上記プリンタドライバ73のUI部77は、ユーザによる印刷の各種設定を可能とするとともに、印刷サービス仲介処理として、後述する決済サーバ70から送られてくる解除鍵を指定してプリンタPr2またはプリンタPr1に送信する。
決済サーバ70は、決済データベースDB2を備えており、決済データベースDB2は、図10に示すように、プリンタPr1、Pr2の備えている請求書データベースDB1と同様のデータベースである。すなわち、決済データベースDB2は、一行毎がレコードで、決済サービスを行う対象のプリンタPr1、Pr2の機番、該プリンタPr1、Pr2を利用するユーザ、該ユーザのプリンタPr1、Pr2の利用毎に発生する利用料金の請求書番号、該請求書の発行日、利用料金の金額、領収確認情報(領収日または未収納(NA))、機器状態(利用料金収納状況に応じて印刷装置1の動作を制御する制御段階を示す機器状態情報)からなる。
ところが、決済サーバ70では、プリンタPr1、Pr2での正確な請求書発行日及びプリンタPr1、Pr2の実際の利用料金は分からないため、月締め等プリンタPr1、Pr2側と決済サーバ70側とで請求タイミングを一致させておく。決済サーバ70は、コンビニエンスストア等の収納機関80から金融サービスを経由して利用料金の収納の連絡があると、決済データベースDB2の請求書発行日、金額及び領収確認の各項目を更新する。
そして、決済サーバ70は、利用料金の収納の連絡を受けて決済データベースDB2を更新すると、料金を収納したプリンタPr1、Pr2を利用するユーザに対する印刷制限を解除する解除鍵を生成して、該解除鍵を該ユーザ宛に、インターネットINTを介して電子メールで送信する。なお、プリンタPr1、Pr2が、インターネットINTを経由して決済サーバ70にアクセスが可能な場合には、請求書を発行したプリンタPr1、Pr2が、インターネットINTを介して決済サーバ70に定期的等に問い合わせを行って、解除鍵を決済サーバ70から取得してもよい。
解除鍵を入手したユーザは、該解除鍵をSDカード等のメモリカードに格納して、プリンタPr1、Pr2のSDカードスロット6に挿入して、プリンタPr1、Pr2に取り込ませることで、印刷制限状態を解除させたり、また、プリンタドライバ73のUI部77によるオペレーションパネル上の操作によって、プリンタドライバ73を介してプリンタPr1、Pr2に送信して取り込ませることで、印刷制限状態を解除させる。また、プリンタPr1、Pr2は、自らが決済サーバ70から解除鍵を取得した場合や直接決済サーバ70から解除鍵を受信した場合には、該解除鍵によって印刷制限状態を解除する。この場合にも、プリンタPr1、Pr2は、オペレーションパネル5のディスプレイに印刷制限状態を解除させるためのガイド情報を表示して、該ガイド情報に応じた操作があると印刷制限状態を解除させるようにしてもよい。
また、プリンタPr1、Pr2は、解除鍵を受信すると、請求書データベースDB1の該ユーザの料金未収納となっていた請求書レコードの機器状態項目を支払済み(Paid)に更新し、該レコードが印刷制限状態となっていると、該印刷制限状態を解除する。上記説明では、収納確認情報として解除鍵を用いているが、解除信号であってもよい。
なお、決済サーバ70は、上述のように解除鍵を送る場合、利用料金の収納の有無を確認することはできるが、プリンタPr1、Pr2が解除鍵を受信したか否かを確認することができない状態が発生するため、図7に示したように、この状態を「Confirm」状態とする。例えば、図10のXYZ Corpは、「2007/04/03」に利用料金の支払いを行ったことが確認されているが、解除鍵(解除信号)のプリンタPr1、Pr2による受信が確認されていないときには、この状態を「Confirm」状態とする。
そして、決済サーバ70は、プリンタPr1、Pr2による解除鍵の受信を確認すると、決済データベースDB2の状態項目を、「Confirm」状態から「Paid」に更新する。この解除鍵受信の確認は、インターネットINTを介して直接プリンタPr1、Pr2に解除鍵を送信して該プリンタPr1、Pr2による解除鍵の受信を確認してもよいし、直接解除鍵をプリンタPr1、Pr2に送信することができずに、電子メールで解除鍵を送信する場合には、該電子メールの到達開封確認によって解除鍵の受信確認としてもよい。
このように、印刷サービスシステム50は、ユーザによる使用が発生してプリンタPr1、Pr2が請求書(図6参照)を発行すると、プリンタPr1、Pr2を使用したユーザが、コンビニエンスストア等の収納機関80で利用料金の支払いを行う。コンビニエンスストア等の収納機関80は、プリンタPr1、Pr2の利用料金に支払があると、POS端末等からインターネットINTを経由して決済サーバ70に領収情報を送信する。例えば、コンビニエンスストア等のPOS端末は、バーコードを読み取る読取機能を備えており、EAN128形式のバーコードには、自由使用可能エリアがあって、この自由使用可能エリアを利用して、プリンタPr1、Pr2の機番等の請求書SSを特定する情報を送信することができる。
したがって、印刷装置であるプリンタPr1、Pr2がスキャナを備えていないときにも、適切かつ確実に利用料金の収納を確認しつつ、プリンタPr1、Pr2の利用の制限を制御して、印刷サービスを適切に提供することができる。
また、ユーザサイト60は、解除鍵(収納確認情報)の入力があると、プリンタPr1、Pr2の利用の制限を解除するためのガイド情報を、コンピュータ62のディスプレイに表示している。
したがって、ユーザが、プリンタドライバ73のUI部77での操作で、該解除鍵を対象のプリンタPr1、Pr2に送信して、該プリンタPr1、Pr2の印刷動作の制限を適切に解除することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。