JP4865457B2 - 画像読取装置、画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理方法 - Google Patents

画像読取装置、画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4865457B2
JP4865457B2 JP2006239377A JP2006239377A JP4865457B2 JP 4865457 B2 JP4865457 B2 JP 4865457B2 JP 2006239377 A JP2006239377 A JP 2006239377A JP 2006239377 A JP2006239377 A JP 2006239377A JP 4865457 B2 JP4865457 B2 JP 4865457B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
monochrome
value
color
coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006239377A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007073046A (ja
Inventor
直之 三阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba Corp
Publication of JP2007073046A publication Critical patent/JP2007073046A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4865457B2 publication Critical patent/JP4865457B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/48Picture signal generators
    • H04N1/486Picture signal generators with separate detectors, each detector being used for one specific colour component
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40068Modification of image resolution, i.e. determining the values of picture elements at new relative positions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

本発明は、画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、及び画像処理方法に係り、特に、高解像度のカラー画像を生成する画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、及び画像処理方法に関する。
従来から、スキャナ等の画像読取装置やコピー機等の画像形成装置におけるカラー画像読取り用のセンサとして、RED、GREEN、BLUEの3ラインで構成された3ラインCCDセンサが一般的に採用されてきた。
3ラインCCDセンサは、各々受光面上にRED、GREEN、BLUEの色フィルタを配置した3つの1次元上のラインセンサを並べた構成であるため、すべてのラインセンサで原稿の同一箇所を同時に読取ることができない。そのため、原稿走査方向の位置ずれはラインメモリ等で構成されたメモリ回路を用い各ラインセンサの読取った画像信号の位置合せを行ってきた。
また、近年、上記カラー画像読取りのための3ラインCCDセンサに加え、モノクロ画像読取りのため、受光面上に色フィルタを配置しないモノクロ読取り用のラインセンサを加えて、4ライン構成とした4ラインCCDセンサも製品化されてきている。
また、特許文献1には、4ラインCCDセンサを用いた画像読取装置において、モノクロ読取り用のラインセンサとカラー読取り用の3つのラインセンサとで画素の受光面積を変え、モノクロ原稿は高解像度で読み取り、カラー原稿は高感度で読取る技術が開示されている。この他、特許文献1には、モノクロ読取り用のラインセンサから得られる高解像度の輝度信号を用いることによって、カラー読取り用の3つのラインセンサから得られる画像を高解像度に変換する技術も開示されている。
特開2003−87556号公報
ところで、通常、画像読取装置ではラインセンサをモータ駆動によって機械的に走査することによって画像を読み取っている。このため、モータの速度の不均一性や振動等が画像に影響を及ぼすことが多い。特に、カラー用ラインCCDセンサの場合、RED、GREEN、BLUEの各ラインCCDセンサが物理的に離隔しているため、モータ速度の不均一性や振動等が生じた場合、色ずれが起こる可能性がある。この色ずれは、特許文献1等が開示する4ラインCCDセンサを用いた画像読取装置においても同様に生じる可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、4ライン構成によって高輝度かつ高解像の画像読取りを行うと共に、モータ駆動による色ずれ現象を低減することができる画像読取装置、画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像読取装置は、RED、GREEN、およびBLUEのカラー信号を出力する3つのカラーラインセンサと、前記カラー信号よりも解像度の高いモノクロ信号を出力するモノクロラインセンサと、前記カラー信号の画素の分解能を高分解能に変換する高分解能化処理部と、を備え、前記高分解能化処理部は、前記モノクロ信号の任意の1画素の信号とその周囲の第1の範囲の信号とを平滑した第1のモノクロ平滑値と、前記モノクロ信号の任意の1画素の信号と前記第1の範囲よりも狭い第2の範囲の信号とを平滑した第2のモノクロ平滑値と、前記カラー信号の画素の信号とその周囲の前記第1の範囲の信号とを平滑したカラー平滑値とを算出し、第2のモノクロ平滑値から前記第1のモノクロ平滑値を減じた値に所定の第1の係数を乗じた後、前記算出したカラー平滑値に加算して中間カラー値を算出し、前記モノクロ信号の任意の1画素の信号から前記第2のモノクロ平滑値を減じた値に第2の係数を乗じた後、前記中間カラー値に加算して、前記カラー信号の画素の分解能を高分解能に変換することを特徴とする。
本発明に係る画像読取装置、画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理方法によれば、4ライン構成によって高輝度かつ高解像の画像読取りを行うと共に、モータ駆動による色ずれ現象を低減することができる。
本発明に係る画像読取装置、画像処理装置、画像形成装置、および画像処理方法の実施形態について添付図面を参照して説明する。
(1)画像読取装置の構成
図1は、本発明の実施形態に係る画像読取装置(スキャナ)100の構成例を示す図である。
画像読取装置100は、光源1と光源1の配光特性の補正を行うリフレクタ2と第1ミラー3からなる第1キャリジ4と、第2ミラー5と第3ミラー6からなる第2キャリジ7と、集光レンズ8と、CCDラインセンサ9を実装するCCDセンサ部10(CCDセンサ基板10)と、CCDセンサ9の制御および各種処理を行う画像処理部11(制御基板11)と、白色の基準となる白基準板12と、原稿を置くための原稿ガラス13と、原稿が浮かないように固定する目的の原稿押さえカバー14と、これらの構成品を収納、配置するためのスキャナ筐体15を備えて構成される。
光源1から照射された光は原稿ガラス13を透過し、原稿に照射される。また、光源1から照射される光の配光は一様でなく、原稿上の照度に配光ムラが生じてしまうため、リフレクタ2からの反射光も原稿に照射することで、原稿上の配光を一様にすることができる。
原稿からの反射光は第1ミラー3、第2ミラー5、第3ミラー6で反射し、集光レンズ8を透過してCCDラインセンサ9の受光面に結像する。CCDラインセンサ9はCCDセンサ部10を構成するプリント基板上に実装され、画像処理部11から入力する制御信号により制御される。画像処理部11の詳細は図2を用いて後述する。
原稿押さえカバーは原稿ガラス13上に置かれた原稿の読取り面が原稿ガラス13に密着するように押さえつけるものである。
CCDラインセンサ9の構成の詳細は図3以降で説明するが、CCDラインセンサ9から出力されるアナログ信号は各光電変換部の変換効率ばらつきによる高周波歪と、集光レンズ8を用いた縮小光学系であることに起因する収差からなる低周波歪を含んでいるため、正規化補正を行うため基準データが必要となる。本実施形態では、白基準板12を読取った際の画像データを基準データとしている。
次に、画像処理部11の構成について、図2を用いて説明する。
画像処理部11は、各種処理を行う処理IC(CPU)11Aと、各種タイミングを生成する各種タイミング生成回路11Bと、CCDラインセンサ9からのアナログ信号を入力し、入力したアナログ信号をデジタル信号に変換するまでの処理を行う入力部11Cと、入力部11Cから出力されるデジタル信号に対し、前記高周波及び低周波歪を補正するシェーディング補正や複数のラインセンサ間のライン位置ズレを補正するためのライン間補正処理等の画像補正を行う画像処理回路部11Eと前記ライン間補正処理を行う際にライン単位で画像データを遅延させるためのラインメモリ回路11Dで構成する。
画像処理回路部11Eは、CCDラインセンサ9のうち、カラー用のCCDラインセンサの信号の分解能を、モノクロ用CCDラインセンサの信号を用いて高分解能に変換する高解像度化処理部11EA(後述)を具備している。
処理IC(CPU)11Aは、CCDセンサ部10に実装するCCDセンサ制御回路10Aの制御や、光源1の発光制御を行う光源制御回路16、前記、第1キャリジ4と第2キャリジ7を移動させるためのモータ18を制御する駆動系制御回路17も制御する。
CCDセンサ部10は、CCDラインセンサ9と、CCDラインセンサ9を駆動するためのCCDセンサ制御回路10Aと、CCDセンサ制御回路10Aの出力を受け、CCDラインセンサ9の駆動条件に合わせるCCDドライバ10Bで構成される。
図3は、CCDラインセンサ9の構成例を示した図である。
REDの色フィルタ(図示せず)を受光面上に配置したREDフォトダイオードアレイ9R1の光電変換で入射光量に応じた電荷量に変換し、各フォトダイオードに電荷を蓄積する。蓄積された電荷はシフトゲート9R2に印加する制御信号SH1によりシフトゲート9R2を通りアナログシフトレジスタ9R3に転送される。アナログシフトレジスタ9R3に転送された電荷は制御信号φ1、φ2により順次後段の出力AMP9R4の方に移動し、出力AMP9R4から外部に出力される。そのときの出力信号をOUT1とする。
同様にGREENの色フィルタ(図示せず)を受光面上に配置したGREENフォトダイオードアレイ9G1の光電変換で入射光量に応じた電荷量に変換し、各フォトダイオードに電荷を蓄積する。蓄積された電荷はシフトゲート9G2に印加する制御信号SH2によりシフトゲート9G2を通りアナログシフトレジスタ9G3に転送される。アナログシフトレジスタ9G3に転送された電荷は制御信号φ1、φ2により順次後段の出力AMP9G4の方に移動し、出力AMP9G4から外部に出力される。そのときの出力信号をOUT2とする。
同様にBLUEの色フィルタ(図示せず)を受光面上に配置したBLUEフォトダイオードアレイ9B1の光電変換で入射光量に応じた電荷量に変換し、各フォトダイオードに電荷を蓄積する。蓄積された電荷はシフトゲート9B2に印加する制御信号SH3によりシフトゲート9B2を通りアナログシフトレジスタ9B3に転送される。アナログシフトレジスタ9B3に転送された電荷は制御信号φ1、φ2により順次後段の出力AMP9B4の方に移動し、出力AMP9B4から外部に出力される。そのときの出力信号をOUT3とする。
同様に色フィルタを受光面上に配置しないBLACKフォトダイオードアレイ9K1の光電変換で入射光量に応じた電荷量に変換し、各フォトダイオードに電荷を蓄積する。蓄積された電荷はシフトゲート9K2に印加する制御信号SH4によりシフトゲート9K2を通りアナログシフトレジスタ9K3に転送される。アナログシフトレジスタ9K3に転送された電荷は制御信号φ1、φ2により順次後段の出力AMP9K4の方に移動し、出力AMP9K4から外部に出力される。そのときの出力信号をOUT4とする。
図4は、上記CCDセンサからの信号を画像処理部11へ入力する入力部11Cの構成を主に示す図である。入力部11Cでは、CCDセンサからのアナログ信号を入力し、アナログ信号からデジタル信号に変換した後、歪み補正(以下シェーディング補正という)やライン間補正等の処理を行っている。
図3のREDラインセンサ9R3からのアナログ出力信号OUT1は、CCDセンサの出力信号に含まれる直流信号成分をカップリングコンデンサ(図示せず)で除去した後、サンプルホールド回路(図示せず)によりサンプルホールドされる。サンプルホールドされたアナログ信号を外部信号により増幅率の設定可能なゲインアンプ回路(PGA−RED)11C1で、振幅調整を行い、後段のA/D変換機(ADC)11C5でデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信号は後段の画像処理回路部11Eに送られる。
同様に、GREENラインセンサ9G3からのアナログ出力信号OUT2は、CCDセンサの出力信号に含まれる直流信号成分をカップリングコンデンサ(図示せず)で除去した後、サンプルホールド回路(図示せず)によりサンプルホールドされる。サンプルホールドされたアナログ信号を外部信号により増幅率の設定可能なゲインアンプ回路(PGA−GREEN)11C2で、振幅調整を行い、後段のA/D変換機(ADC)11C6でデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信号は後段の画像処理回路部11Eに送られる。
同様に、BLUEラインセンサ9B3からのアナログ出力信号OUT3は、CCDセンサの出力信号に含まれる直流信号成分をカップリングコンデンサ(図示せず)で除去した後、サンプルホールド回路(図示せず)によりサンプルホールドされる。サンプルホールドされたアナログ信号を外部信号により増幅率の設定可能なゲインアンプ回路(PGA−BLUE)11C3で、振幅調整を行い、後段のA/D変換機(ADC)11C7でデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信号は後段の画像処理回路部11Eに送られる。
同様に、BLACKラインセンサ9K3からのアナログ出力信号OUT4は、CCDセンサの出力信号に含まれる直流信号成分をカップリングコンデンサ(図示せず)で除去した後、サンプルホールド回路(図示せず)によりサンプルホールドされる。サンプルホールドされたアナログ信号を外部信号により増幅率の設定可能なゲインアンプ回路(PGA−BLACK)11C4で、振幅調整を行い、後段のA/D変換機(ADC)11C8でデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信号は後段の画像処理回路部11Eに送られる。
図5は、画像処理回路部11Eの構成例を示す図である。
BLACK、RED、GREEN、BLUEの出力信号をそれぞれK信号、R信号、G信号、B信号とした時、それぞれの信号はシェーディング補正部11E1に入力される。シェーディング補正部11E1では各信号に対してシェーディング補正が行われる。次段のライン間補正部11E2では、K信号、R信号、G信号、B信号に対して位置あわせの為のライン間補正が行われる。ライン間補正が行われたK信号、R信号、G信号、B信号は高解像度化処理部11EAへ入力される。
高解像度化処理部11EAでは、K信号を用いてR信号、G信号、B信号を高解像度化する高解像度化処理を行うが、詳細は後述する。
高解像度化処理部11EAで高解像度化処理が行われた信号をそれぞれRc信号、Gc信号、Bc信号とすると、これらの信号は、フィルタ処理部11E3、像域識別部11E4、色変換部11E5でそれぞれ処理を行い、Cc信号(CYAN)、Mc信号(MAGENTA)、Yc信号(YELLOW)に変換される。
本発明は、RED、GREEN、BLUE、BLACKそれぞれの信号を出力する4ラインCCDセンサにおいて、画像処理回路部11E内でBLACKの出力信号を用いてRED、GREEN、BLUEの出力信号を補正し、高解像度のRED、GREEN、BLUEの出力信号を得ることを特徴とする画像処理である。
以下に高解像度処理について説明する。
(2)高解像度処理
高解像度処理の説明に先立ち、画像処理回路部11Eに入力されるRED、GREEN、BLUEのセンサの出力信号の解像度とBLACKのセンサの解像度について説明する。
各フォトダイオードアレイ、シフトゲート、アナログシフトレジスタ、出力AMPは図3に示すように配置されている。
REDフォトダイオードアレイ9R1、GREENフォトダイオードアレイ9G1、BLUEフォトダイオードアレイ9B1の各フォトダイオードのサイズ(以下、画素サイズと記す)はBLACKフォトダイオードアレイ9B1の画素サイズより大きく、それに伴い、REDフォトダイオードアレイ9R1、GREENフォトダイオードアレイ9G1、BLUEフォトダイオードアレイ9B1の画素数はBLACKフォトダイオードアレイ9K1よりも少なくなる。
具体的には、図6に示すようにBLACKフォトダイオードアレイの画素サイズをa×a、REDフォトダイオードアレイ9R1、GREENフォトダイオードアレイ9G1、BLUEフォトダイオードアレイ9B1の各画素サイズを(a×2)×(a×2)とすると、各フォトダイオードアレイの長手方向の長さはすべて同一のため、REDフォトダイオードアレイ9R1、GREENフォトダイオードアレイ9G1、BLUEフォトダイオードアレイ9B1の画素数はBLACKフォトダイオードアレイ9K1の画素数の半分となる。
BLACKフォトダイオードアレイ9K1でA4サイズの長手方向である297mm幅を解像度600dpiで読取る場合、600dpi/25.4mm×297mm=7015.7となり、最低でも7016以上の画素数が必要となる。CCDラインセンサ9の取り付け誤差や原稿の置かれる場所のズレを考慮すると7016+αの画素数が必要となるので、ここでは、BLACKフォトダイオードアレイ9K1の画素数を7500画素とする。この場合、REDフォトダイオードアレイ9R1、GREENフォトダイオードアレイ9G1、BLUEフォトダイオードアレイ9B1の画素数はBLACKフォトダイオードアレイ9K1の画素数は3750画素(7500画素の半分)となる。
このセンサを用いて画像読取りを行った場合、RED、GREEN、BLUEの出力信号の解像度は、BLACKの出力信号の解像度より低解像度(半分)となる。この時BLACK信号を用いて、RED、GREEN、BLUE信号の補正を行い(以下、高解像化処理という)、BLACKの信号の解像度と同等の解像度を持つRED、GREEN、BLUEの信号を得る解像度変換処理を行う。
続いて、高解像度化処理部11EAで行う高解像化処理の具体例を以下に説明する。
ここでは、RED、GREEN、BLUEの出力信号の解像度を300dpi、BLACKの出力信号の解像度を600dpiとし、処理bitを8bit(最大値255=白)とし、図7〜10の横方向を主走査方向、縦方向を副走査方向とする。また、高解像度化処理では、RED、GREEN、BLUE信号のそれぞれに対して処理を行う為、以降はRED、GREEN、BLUE信号を総称してカラー信号、BLACK信号をモノクロ信号と呼ぶ。本処理では、低解像度(300dpi)のカラー出力信号と高解像度(600dpi)のモノクロ信号を用いて、高解像度(600dpi)のカラー信号を出力することを特徴とする処理である。
図7は、高解像化処理を行う位置を表す。それぞれの画素を600dpiとして、高解像化処理を行う画素を画素Xとする。
図8は、図7に示す高解像化処理を行う位置と同位置のモノクロ信号を示す。図7のXに対応する位置をKX(モノクロ信号の任意の1画素)とし、KXを中心として主走査方向の左方向3画素をK01、K02、K03、右方向3画素をK05、K06、K07、副走査方向の上方向3画素をK11、K12、K13、下方向3画素をK15、K16、K17とする。
図9は、図7に示す高解像化処理を行う位置と同位置のカラー信号を示す。図7の補正位置を示す図は600dpiの解像度であり、カラー信号は300dpiである為、主走査、副走査方向ともそれぞれ2倍の大きさとなっている。図7の画素Xと同位置を含む画素を画素CAとし、CAを中心として主走査方向の左方向1画素をC01、右方向2画素をC03、C04、副走査方向の上方向1画素をC11、下方向2画素をC13、C14とする。
図10は、図9に示す300dpiの信号を600dpiに変換したものである。図7のXに対応する位置をCXとし、CXを中心として主走査方向の左方向3画素をC011、C012、CA2、右方向3画素をC031、C032、C041、副走査方向の上方向3画素をC111、C112、CA1、下方向3画素をC131、C132、C141とする。図10は図9に示す300dpiの信号を単純に600dpiに置換えたものであるので、画素の輝度値は
[数1]
CA = CX = CA1 = CA2
C01 = C011 = C012
C03 = C031 = C032
C04 = C041
C11 = C111 = C112
C13 = C131 = C132
C14 = C141
となる。
以下に高解像度化処理の具体例を説明する。
まず、補正画素位置に対して左方向の画素情報を用いて補正を行う。図8に示す画素KXを基準としてモノクロ信号の左方向4画素の平均KH1_4(第1のモノクロ平滑値)と、図10に示す画素CXを基準としてカラー信号の左方向4画素の平均CH1_4(カラー平滑値)を求める。
[数2]
KH1_4 = (KX + K03 + K02 + K01) / 4 ……(1)
CH1_4 = (CX + CA2 + C012 + C011) / 4 ……(2)
次に、図8に示す画素KXを基準としてモノクロ信号の左方向2画素の平均KH1_2(第2のモノクロ平滑値)を求める。
[数3]
KH1_2 = (KX + K03) / 2 ……(3)
次に、モノクロ左方向4画素平均KH1_4とモノクロ左方向2画素平均KH1_2の差分に係数(第1の係数)を乗じた後、カラー信号の左方向4画素平均CH1_4を足し合わせ、補正信号X1(中間カラー値)を求める。この足し合わせる場合の係数は任意に設定できる形態としてもよい。また、係数として、白の輝度(255)を基準(輝度基準値)として、輝度基準値からカラー左方向4画素平均CH1_4の値を減じた値を輝度基準値からモノクロ左方向4画素平均KH1_4を減じた値で除した値、即ち、(255 - CH1_4) / (255 - KH1_4)、を係数としてもよい。この場合、輝度基準値“255”を任意に設定できる形態としてもよい。
[数4]
X1 = CH1_4 + (255 - CH1_4) / (255 - KH1_4) × (KH1_2 - KH1_4) ……(4)
次に、モノクロの補正位置信号KXとモノクロ左方向2画素平均KH1_2の差分に係数(第2の係数)を乗じ、式(4)で求めたX1に加算して信号X2を求める。この足し合わせる場合の係数も任意に設定できる形態としてもよい。さらに、式(4)の係数(第1の係数)と同様に、白の輝度(255)を輝度基準値として、輝度基準値からX1の値を減じた値を輝度基準値からモノクロ左方向2画素平均KH1_2を減じた値で除した値を係数(第2の係数)としてもよい。この場合、輝度基準値を任意に設定できる形態としてもよい。
[数5]
X2 = X1 + (255 - X1) / (255 - KH1_2) × (KX - KH1_2) ……(5)
式(5)で求めたX2を左方向の補正信号とする。
次に、補正画素位置に対して右方向の画素情報を用いて補正を行う。図8に示す画素KXを基準としてモノクロ信号の右方向4画素の平均KH2_4と、図10に示す画素CXを基準としてカラー信号の右方向4画素の平均CH2_4を求める。
[数6]
KH2_4 = (KX + K05 + K06 + K07) / 4 ……(6)
CH2_4 = (CX + C031 + C032 + C041) / 4 ……(7)
次に、図8に示す画素KXを基準としてモノクロ信号の右方向2画素の平均KH2_2を求める。
[数7]
KH2_2 = (KX + K04) / 2 ……(8)
次に、モノクロ右方向4画素平均KH2_4とモノクロ右方向2画素平均KH2_2の差分に係数(第1の係数)を乗じた後、カラー信号の右方向4画素平均CH2_4を足し合わせ、補正信号X3(中間カラー値)を求める。この足し合わせる場合の係数は任意に設定できる形態としてもよい。また、係数として、白の輝度(255)を基準(輝度基準値)として、輝度基準値からカラー右方向4画素平均CH2_4の値を減じた値を輝度基準値からモノクロ右方向4画素平均KH2_4を減じた値で除した値を係数としてもよい。この場合、輝度基準値を任意に設定できる形態としてもよい。
[数8]
X3 = CH2_4 + (255 - CH2_4) / (255 - KH2_4) × (KH2_2 - KH2_4) ……(9)
次に、モノクロの補正位置信号KXとモノクロ右方向2画素平均KH2_2の差分に係数(第2の係数)を乗じ、式(9)で求めたX3に加算して信号X4を求める。この足し合わせる場合の係数も任意に設定できる形態としてもよい。さらに、式(9)の係数(第1の係数)と同様に、白の輝度(255)を輝度基準値として、輝度基準値からX3の値を減じた値を輝度基準値からモノクロ右方向2画素平均KH2_2を減じた値で除した値を係数(第2の係数)としてもよい。この場合、輝度基準値を任意に設定できる形態としてもよい。
[数9]
X4 = X3 + (255 - X3) / (255 - KH2_2) × (KX - KH2_2) ……(10)
式(10)で求めたX4を右方向の補正信号とする。
最後に式(5)、式(10)により求めたX2、X4を平均することにより、主走査方向の補正信号XAを算出する。
この補正信号XAが主走査方向に高解像度化されたカラー信号となる。
[数10]
XA = (X2 + X4) / 2 ……(11)
この処理を用いることにより、主走査方向に対して高解像度化処理を行った高解像度カラー信号を得ることが可能である。
上記の説明では、KXを中心として左方向の処理と右方向の処理を個別に行った後、得られた値を平均して補正信号XAを求めているが、KXを中心として左右の両方向の範囲に対して平滑値(第1、第2のモノクロ平滑値、およびカラー平滑値)を求め、これらの平滑値に対して式(4)、式(5)を適用して主走査方向の補正信号XAを求める形態としてもよい。
式(1)〜式(11)までに用いた方式を副走査方向にも同様に行うことにより、副走査方向の補正を行うことが可能である。副走査方向に本処理を用いる場合には、主走査方向に既に高解像度化処理を行った後のカラー信号とモノクロ信号を用いて算出する方法と、主走査方向に高解像度化処理を行う前の低解像度のカラー信号とモノクロ信号を用いて算出し、XAとの平均で求める方法がある。
以下は、主走査方向に高解像度化処理を行う前の低解像度のカラー信号とモノクロ信号を用いた場合の具体例を説明する。
まず、主走査方向の処理と同様に、補正画素位置に対して上方向の画素情報を用いて補正を行う。図8に示す画素KXを基準としてモノクロ信号の上方向4画素の平均KH3_4と、図10に示す画素CXを基準としてカラー信号の上方向4画素の平均CH3_4を求める。
[数11]
KH3_4 = (KX + K13 + K12 + K11) / 4 ……(12)
CH3_4 = (CX + CA1 + C112 + C111) / 4 ……(13)
次に、図8に示す画素KXを基準としてモノクロ信号の上方向2画素の平均KH3_2を求める。
[数12]
KH3_2 = (KX + K13) / 2 ……(14)
次に、モノクロ上方向4画素平均KH3_4とモノクロ上方向2画素平均KH3_2の差分に係数(第1の係数)を乗じた後、カラー信号の上方向4画素平均CH3_4を足し合わせ、補正信号X5(中間カラー値)を求める。この足し合わせる場合の係数は任意に設定できる形態としてもよい。また、係数として、白の輝度(255)を基準(輝度基準値)として、輝度基準値からカラー上方向4画素平均CH3_4の値を減じた値を輝度基準値からモノクロ上方向4画素平均KH3_4を減じた値で除した値を係数としてもよい。この場合、輝度基準値を任意に設定できる形態としてもよい。
[数13]
X5 = CH3_4 + (255-CH3_4) / (255-KH3_4) × (KH3_2-KH3_4) ……(15)
次に、モノクロの補正位置信号KXとモノクロ上方向2画素平均KH3_2の差分に係数(第2の係数)を乗じ、式(15)で求めたX5に加算して信号X6を求める。この足し合わせる場合の係数も任意に設定できる形態としてもよい。さらに、式(15)の係数(第1の係数)と同様に、白の輝度(255)を輝度基準値として、輝度基準値からX5の値を減じた値を輝度基準値からモノクロ上方向2画素平均KH3_2を減じた値で除した値を係数(第2の係数)としてもよい。この場合、輝度基準値を任意に設定できる形態としてもよい。
[数14]
X6 = X5 + (255 - X5) / (255 - KH3_2) × (KX - KH3_2) ……(16)
式(16)で求めたX6を上方向の補正信号とする。
次に、補正画素位置に対して下方向の画素情報を用いて補正を行う。図8に示す画素KXを基準としてモノクロ信号の下方向4画素の平均KH4_4と、図10に示す画素CXを基準としてカラー信号の下方向4画素の平均CH4_4を求める。
[数15]
KH4_4 = (KX + K15 + K16 + K17) / 4 ……(17)
CH4_4 = (CX + C131 + C132 + C141) / 4 ……(18)
次に、図8に示す画素KXを基準としてモノクロ信号の下方向2画素の平均KH4_2を求める。
[数16]
KH4_2 = (KX + K14) / 2 ……(19)
次に、モノクロ下方向4画素平均KH4_4とモノクロ下方向2画素平均KH4_2の差分に係数(第1の係数)を乗じた後、カラー信号の下方向4画素平均CH4_4を足し合わせ、補正信号X7(中間カラー値)を求める。この足し合わせる場合の係数は任意に設定できる形態としてもよい。また、係数として、白の輝度(255)を基準(輝度基準値)として、輝度基準値からカラー下方向4画素平均CH4_4の値を減じた値を輝度基準値からモノクロ下方向4画素平均KH4_4を減じた値で除した値を係数としてもよい。この場合、輝度基準値を任意に設定できる形態としてもよい。
[数17]
X7 = CH4_4 + (255-CH4_4) / (255-KH4_4) × (KH4_2-KH4_4) ……(20)
次に、モノクロの補正位置信号KXとモノクロ下方向2画素平均KH4_2の差分に係数(第2の係数)を乗じ、式(20)で求めたX7に加算して信号X8を求める。この足し合わせる場合の係数も任意に設定できる形態としてもよい。さらに、式(20)の係数(第1の係数)と同様に、白の輝度(255)を輝度基準値として、輝度基準値からX7の値を減じた値を輝度基準値からモノクロ下方向2画素平均KH4_2を減じた値で除した値を係数(第2の係数)としてもよい。この場合、輝度基準値を任意に設定できる形態としてもよい。
[数18]
X8 = X7 + (255 - X7) / (255 - KH4_2) × (KX - KH4_2) ……(21)
式(21)で求めたX8を下方向の補正信号とする。
最後に式(16)、式(21)により求めたX6、X8を平均することにより、副走査方向の補正信号XBを算出する。
[数19]
XB = (X6 + X8) / 2 ……(22)
この処理を用いることにより、副走査方向に高解像度化処理を行った高解像度カラー信号を得ることが可能である。
最後に主走査方向、副走査方向の補正信号の平均を求めることにより、図7に示すXの信号値を求める。
[数20]
X = (XA + XB) / 2 ……(23)
また、主走査方向に高解像度化処理を行ったカラー信号とモノクロ信号を用いて算出する方法を用いた場合には
[数21]
X = XB ……(24)
となり、Xの信号を求めることができる。
この方式を600dpiの全画素で行うことにより、600dpi相当のカラー信号を得ることができる。
また、この処理は、RED、GREEN、BLUEそれぞれの信号とモノクロ信号で行う為、RED、GREEN、BLUEそれぞれの信号に対して処理を行うことに、600dpi相当のRED、GREEN、BLUE信号を得ることができる。
以下に、上記の処理の効果を説明する。
一つ目の効果として、カラーの解像度を向上させることが可能となる。カラーの解像度向上について、図11の画像のプロファイルを用いて説明する。
図12は、低解像度のカラー(RED、GREEN、BLUE)信号のうちのある一つの信号、図13は、高解像度のモノクロ信号のプロファイルである。読取りを行った画像は、図11に示すような白と黒が交互に並んでいる画像とし、直線Mのプロファイルをとることとする。図12、図13は同位置を読取った画像データであり、プロファイルの横軸を画素、縦軸を輝度値とする。また、図5に示す画像処理流れ図のうち、ライン間補正部11E2までの処理は終了しているものとする。
図12と図13を比較するとモノクロ信号の方がより大きな振幅変動をとっているのが分かる。これはカラーとモノクロの読取り解像度の違いである。
図14は、本発明である高解像化処理を用いて処理を行った時のカラー信号のプロファイルである。図15は、図12に示すカラー信号に対して単純な補間処理を行った時のカラー信号のプロファイルである。図14、図15とも、プロファイルの横軸を画素、縦軸を輝度値とする。
それぞれを比較した場合、本発明である高解像化処理を用いた図14のプロファイルの方が、図13に示すモノクロ信号のプロファイルに近いものとなっており、また画像の白と黒のエッジの輝度差がはっきりとでているのが分かる。プロファイルでも示した通り、本発明である処理を用いることにより、低解像度のカラー信号と高解像度のモノクロ信号により、高解像度のカラー信号を得ることが可能となる。
図15は、単純な線形補間によって、図12の低解像度カラー信号を高解像化したものである。図14と図15とを比較すると、出力信号の輝度の高い部分や輝度の低い部分がはっきりと再現されているのは図14であることが分かる。
このような高解像化処理を行うことによって、低解像度のRED、GREEN、BLUEの出力信号をBLACKの出力信号の解像度に合わせることができ、高解像度のRED、GREEN、BLUEの補正信号を得ることができる。
二つ目の効果として、カラー信号の色ずれを低減させる効果がある。色ずれの低減について、図16の画像のプロファイルを用いて説明する。
図16は、白と黒の線が交互に並んでいる画像とし、直線Nのプロファイルをとることとする。
図17は、RED、GREEN、BLUE信号を出力する3ラインセンサで読取った画像のプロファイルである。
図18は、図3に示す4ラインセンサで読取りを行った後、上記に示す高解像化処理を行った画像のプロファイルである。
通常、図1に示すような画像読取装置ではモータ駆動により画像を読取る為、モータの速度ムラ、振動などが画像に影響を及ぼす場合が多い。カラーラインセンサでは、REDフォトダイオードアレイ、GREENフォトダイオードアレイ、BLUEフォトダイオードアレイの間に数ラインの間隔があり、速度ムラ、振動などが起こった場合には、色ずれが起こる可能性が高い。図17のR信号、G信号、B信号のプロファイルは、速度ムラ、振動などの影響により色ずれが起こっている
しかし本発明の処理を用いた場合、式(1)、式(2)、式(6)、式(7)などに示すように、周辺の輝度値の平均化を行っている。この平均化により、画素単位ではなく、エリアの単位の情報に置換え、その輝度値とモノクロ信号を用いて処理を行っているので、色ずれの影響を低減させることが可能となる。図18に示すように、図17と比較して、色ずれの少ないプロファイルとなっている。
本実施形態に係る画像読取装置100によれば、モノクロCCDラインセンサの信号を用いてカラーCCDラインセンサの信号を高解像度化することができる共に、モータ駆動による色ずれ現象を低減することができる。
図19は、本発明に係る画像処理装置200の一実施形態の構成例を示した図である。画像処理装置200は、図2に示した画像読取装置100の画像処理部11をその構成範囲とするものである。
画像処理装置200の構成および動作は前述した画像読取装置100の説明と重複するため省略する。
本実施形態に係る画像処理装置200によれば、画像読取装置100と同様に、モノクロCCDラインセンサの信号を用いてカラーCCDラインセンサの信号を高解像度化することができる共に、モータ駆動による色ずれ現象を低減することができる。
図20は、本発明に係る画像形成装置300の一実施形態の構成例を示した図である。画像形成装置300は、図2に示した画像読取装置100の構成に画像形成部50を付加した形態である。
画像形成部50は、画像処理部11から出力されるシアン(Cc信号)、マゼンタ(Mc信号)、およびイエロー(Yc信号)を入力し、印刷用紙にカラー画像を印刷するものである。
画像形成部50を除く構成および動作は前述した画像読取装置100の説明と重複するため省略する。
本実施形態に係る画像形成装置300によれば、画像読取装置100と同様に、モノクロCCDラインセンサの信号を用いてカラーCCDラインセンサの信号を高解像度化することができる共に、モータ駆動による色ずれ現象を低減することができる。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
本発明に係る画像読取装置の実施形態の構成例を示す図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の画像処理部の構成例を示す図。 CCDラインセンサの構造概念を示す図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の入力部の構成例を示す図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の画像処理回路部の構成例を示す図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態のカラーCCDラインセンサの画素サイズとモノクロCCDラインセンサの画素サイズとを比較する図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の高解像度化処理の内容を説明する第1の図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の高解像度化処理の内容を説明する第2の図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の高解像度化処理の内容を説明する第3の図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の高解像度化処理の内容を説明する第4の図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の高解像度化処理の効果を説明する第1の図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の高解像度化処理の効果を説明する第2の図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の高解像度化処理の効果を説明する第3の図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の高解像度化処理の効果を説明する第4の図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の高解像度化処理の効果を説明する第5の図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の高解像度化処理の効果を説明する第6の図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の高解像度化処理の効果を説明する第7の図。 本発明に係る画像読取装置の実施形態の高解像度化処理の効果を説明する第8の図。 本発明に係る画像処理装置の実施形態の構成例を示す図。 本発明に係る画像形成装置の実施形態の構成例を示す図。
符号の説明
9 CCDセンサ
9R3 REDラインセンサ(カラーラインセンサ)
9G3 GREENラインセンサ(カラーラインセンサ)
9B3 BLUEラインセンサ(カラーラインセンサ)
9K3 BLACKラインセンサ(モノクロラインセンサ)
11 画像処理部
11C 入力部
11E 画像処理回路部
11EA 高解像度化処理部(高分解能化処理部)
50 画像形成手段(画像形成部)
100 画像読取装置
200 画像処理装置
300 画像形成装置

Claims (24)

  1. RED、GREEN、およびBLUEのカラー信号を出力する3つのカラーラインセンサと、
    前記カラー信号よりも解像度の高いモノクロ信号を出力するモノクロラインセンサと、
    前記カラー信号の画素の分解能を高分解能に変換する高分解能化処理部と、
    を備え、
    前記高分解能化処理部は、
    前記モノクロ信号の任意の1画素の信号とその周囲の第1の範囲の信号とを平滑した第1のモノクロ平滑値と、
    前記モノクロ信号の任意の1画素の信号と前記第1の範囲よりも狭い第2の範囲の信号とを平滑した第2のモノクロ平滑値と、
    前記カラー信号の画素の信号とその周囲の前記第1の範囲の信号とを平滑したカラー平滑値とを算出し、
    第2のモノクロ平滑値から前記第1のモノクロ平滑値を減じた値に所定の第1の係数を乗じた後、前記算出したカラー平滑値に加算して中間カラー値を算出し、
    前記モノクロ信号の任意の1画素の信号から前記第2のモノクロ平滑値を減じた値に第2の係数を乗じた後、前記中間カラー値に加算して、前記カラー信号の画素の分解能を高分解能に変換する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記3つのカラーラインセンサおよび前記モノクロラインセンサは、機械的に走査されることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記第1の範囲および前記第2の範囲は変更可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記第1の係数および前記第2の係数は変更可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  5. 前記第1の係数は、
    輝度基準値から前記算出したカラー平滑値を減じた値を、前記輝度基準値から前記第1のモノクロ平滑値を減じた値で除した値であり、
    前記第2の係数は、
    前記輝度基準値から前記中間カラー値を減じた値を、前記輝度基準値から前記第2のモノクロ平滑値を減じた値で除した値である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  6. 前記輝度基準値は変更可能に構成されたことを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 3つのカラーラインセンサからRED、GREEN、およびBLUEのカラー信号を入力すると共に、モノクロラインセンサから前記カラー信号よりも解像度の高いモノクロ信号を入力する入力部と、
    前記カラー信号の画素の分解能を高分解能に変換する高分解能化処理部と、
    を備え、
    前記高分解能化処理部は、
    前記モノクロ信号の任意の1画素の信号とその周囲の第1の範囲の信号とを平滑した第1のモノクロ平滑値と、
    前記モノクロ信号の任意の1画素の信号と前記第1の範囲よりも狭い第2の範囲の信号とを平滑した第2のモノクロ平滑値と、
    前記カラー信号の画素の信号とその周囲の前記第1の範囲の信号とを平滑したカラー平滑値とを算出し、
    第2のモノクロ平滑値から前記第1のモノクロ平滑値を減じた値に所定の第1の係数を乗じた後、前記算出したカラー平滑値に加算して中間カラー値を算出し、
    前記モノクロ信号の任意の1画素の信号から前記第2のモノクロ平滑値を減じた値に第2の係数を乗じた後、前記中間カラー値に加算して、前記カラー信号の画素の分解能を高分解能に変換する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記3つのカラーラインセンサおよび前記モノクロラインセンサは、機械的に走査されることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記第1の範囲および前記第2の範囲は変更可能に構成されたことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 前記第1の係数および前記第2の係数は変更可能に構成されたことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  11. 前記第1の係数は、
    輝度基準値から前記算出したカラー平滑値を減じた値を、前記輝度基準値から前記第1のモノクロ平滑値を減じた値で除した値であり、
    前記第2の係数は、
    前記輝度基準値から前記中間カラー値を減じた値を、前記輝度基準値から前記第2のモノクロ平滑値を減じた値で除した値である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  12. 前記輝度基準値は変更可能に構成されたことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. RED、GREEN、およびBLUEのカラー信号を出力する3つのカラーラインセンサと、
    前記カラー信号よりも解像度の高いモノクロ信号を出力するモノクロラインセンサと、
    前記カラー信号の画素の分解能を高分解能に変換する高分解能化処理部と、
    高分解能に変換された前記カラー信号を用いて画像を形成する画像形成部と、
    を備え、
    前記高分解能化処理部は、
    前記モノクロ信号の任意の1画素の信号とその周囲の第1の範囲の信号とを平滑した第1のモノクロ平滑値と、
    前記モノクロ信号の任意の1画素の信号と前記第1の範囲よりも狭い第2の範囲の信号とを平滑した第2のモノクロ平滑値と、
    前記カラー信号の画素の信号とその周囲の前記第1の範囲の信号とを平滑したカラー平滑値とを算出し、
    第2のモノクロ平滑値から前記第1のモノクロ平滑値を減じた値に所定の第1の係数を乗じた後、前記算出したカラー平滑値に加算して中間カラー値を算出し、
    前記モノクロ信号の任意の1画素の信号から前記第2のモノクロ平滑値を減じた値に第2の係数を乗じた後、前記中間カラー値に加算して、前記カラー信号の画素の分解能を高分解能に変換する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記3つのカラーラインセンサおよび前記モノクロラインセンサは、機械的に走査されることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記第1の範囲および前記第2の範囲は変更可能に構成されたことを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  16. 前記第1の係数および前記第2の係数は変更可能に構成されたことを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  17. 前記第1の係数は、
    輝度基準値から前記算出したカラー平滑値を減じた値を、前記輝度基準値から前記第1のモノクロ平滑値を減じた値で除した値であり、
    前記第2の係数は、
    前記輝度基準値から前記中間カラー値を減じた値を、前記輝度基準値から前記第2のモノクロ平滑値を減じた値で除した値である、
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  18. 前記輝度基準値は変更可能に構成されたことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 3つのカラーラインセンサからRED、GREEN、およびBLUEのカラー信号を入力すると共に、モノクロラインセンサから前記カラー信号よりも解像度の高いモノクロ信号を入力する入力ステップと、
    前記カラー信号の画素の信号の分解能を高分解能に変換する高分解能化処理ステップと、を備え、
    前記高分解能化処理ステップは、
    前記モノクロ信号の任意の1画素の信号とその周囲の第1の範囲の信号とを平滑した第1のモノクロ平滑値と、
    前記モノクロ信号の任意の1画素の信号と前記第1の範囲よりも狭い第2の範囲の信号とを平滑した第2のモノクロ平滑値と、
    前記カラー信号の画素の信号とその周囲の前記第1の範囲の信号とを平滑したカラー平滑値とを算出し、
    第2のモノクロ平滑値から前記第1のモノクロ平滑値を減じた値に所定の第1の係数を乗じた後、前記算出したカラー平滑値に加算して中間カラー値を算出し、
    前記モノクロ信号の任意の1画素の信号から前記第2のモノクロ平滑値を減じた値に第2の係数を乗じた後、前記中間カラー値に加算して、前記カラー信号の画素の分解能を高分解能に変換する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  20. 前記3つのカラーラインセンサおよび前記モノクロラインセンサは、機械的に走査されることを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  21. 前記第1の範囲および前記第2の範囲は変更可能であることを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  22. 前記第1の係数および前記第2の係数は変更可能であることを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  23. 前記第1の係数は、
    輝度基準値から前記算出したカラー平滑値を減じた値を、前記輝度基準値から前記第1のモノクロ平滑値を減じた値で除した値であり、
    前記第2の係数は、
    前記輝度基準値から前記中間カラー値を減じた値を、前記輝度基準値から前記第2のモノクロ平滑値を減じた値で除した値である、
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  24. 前記輝度基準値は変更可能であることを特徴とする請求項23に記載の画像処理方法。
JP2006239377A 2005-09-08 2006-09-04 画像読取装置、画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理方法 Expired - Fee Related JP4865457B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/220,571 2005-09-08
US11/220,571 US7672019B2 (en) 2005-09-08 2005-09-08 Enhancing resolution of a color signal using a monochrome signal

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007073046A JP2007073046A (ja) 2007-03-22
JP4865457B2 true JP4865457B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=37829789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006239377A Expired - Fee Related JP4865457B2 (ja) 2005-09-08 2006-09-04 画像読取装置、画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7672019B2 (ja)
JP (1) JP4865457B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2456492B (en) * 2007-07-05 2012-09-26 Hewlett Packard Development Co Image processing method, image capture device, and computer readable medium
ES2661736T3 (es) * 2007-10-03 2018-04-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Dispositivo de examen visual y método de examen visual
US7852531B2 (en) * 2007-12-12 2010-12-14 Xerox Corporation Digital correction for alignment of a plurality of color channels of a color image forming device
JP4954241B2 (ja) * 2008-05-28 2012-06-13 株式会社東芝 画像読取装置、画像形成装置、及び画像処理方法
US20090316172A1 (en) * 2008-06-19 2009-12-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Image reading apparatus and image forming apparatus
US20090323095A1 (en) * 2008-06-30 2009-12-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and method
JP5635750B2 (ja) * 2009-09-09 2014-12-03 キヤノン株式会社 画像読取装置
JP5393445B2 (ja) * 2009-12-28 2014-01-22 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム
JP2012019356A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Canon Inc 画像読取装置
JP5578328B2 (ja) * 2011-05-31 2014-08-27 コニカミノルタ株式会社 画像読取装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62161256A (ja) * 1985-12-28 1987-07-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置
JP2849107B2 (ja) * 1989-02-15 1999-01-20 キヤノン株式会社 カラー画像読み取り装置
US5045932A (en) * 1989-06-29 1991-09-03 Eastman Kodak Company Method and apparatus for generating a high definition electronic signal from a line scan of a color original
US6831761B2 (en) * 2001-03-30 2004-12-14 Eastman Kodak Company Document scanner having a selectable range of resolutions with reduced processing
JP4557474B2 (ja) 2001-09-12 2010-10-06 東芝テック株式会社 カラー信号補正回路及び画像読取装置
US7324244B2 (en) * 2003-03-20 2008-01-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and image forming method

Also Published As

Publication number Publication date
US7672019B2 (en) 2010-03-02
US20070053022A1 (en) 2007-03-08
JP2007073046A (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4865457B2 (ja) 画像読取装置、画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理方法
US7256380B2 (en) Image reading apparatus
JP2008193683A (ja) 画像読取装置、画像濃度補正方法
US9270914B2 (en) Solid-state imaging apparatus and imaging system
US20110075004A1 (en) Method and apparatus for processing images using black character substitution
US20060279748A1 (en) Apparatus and method for compensating for resolution differences of color and monochrome sensors
JP2006260526A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US7929806B2 (en) Image reading apparatus and image reading method
JP5425343B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び撮像装置の制御プログラム
JP4557474B2 (ja) カラー信号補正回路及び画像読取装置
JP4954241B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置、及び画像処理方法
JP4052134B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置および画像処理方法
JP4414276B2 (ja) 画像読取装置
JP2005051387A (ja) 画像入力装置と画像処理方法
JP5590911B2 (ja) 画像読取装置及び方法
JP2007312047A (ja) 固体撮像装置
JPH08195877A (ja) イメージセンサと画像処理回路
WO2002085035A1 (fr) Dispositif d'imagerie a semiconducteur
JP2008005387A (ja) 撮像装置および画像読取装置
JP2007049298A (ja) ラインイメージセンサー
JP2006025286A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2006254227A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2008263572A (ja) 画像読取装置
JP2005167296A (ja) 固体撮像素子およびこれを備えた画像読取装置
JPH11122407A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090727

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees