JP4865168B2 - 塗装機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ワークに対して塗装を行う塗装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の塗装機として、次のようなものがある。
図5に示すように、その塗装機は、処理室120,移動機構室130,移動部材160を有している。
処理室120内にはワークWが収容される。移動機構室130は、処理室120の上方において仕切り板部150を介して処理室120と隣接して設けられている。
移動部材160は、移動機構室130内及び処理室120内にまたがって収容されている。移動部材160は、移動機構室130内に設けられた移動機構によって移動可能とされており、移動部材160のうちの処理室120内に位置する部分には塗料噴出部164が設けられている。
【0003】
図6に示すように、仕切り板部150には、スリット152が形成されている。スリット152は、移動部材160(その一対の脚部163)の移動経路に対応して形成されており、移動部材160はスリット152を貫通することによって、上述のように移動機構室130内及び処理室120内にまたがって位置して移動可能とされている。
そして、移動部材160が移動機構によって移動されつつ、塗料噴出部164から塗料が噴出されることによって、ワークWに対して塗装が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の塗装機では、仕切り板部150に形成されたスリット152(正確には、そのうちの移動部材160が位置していない部分)は常に開口しており、処理室120と移動機構室130とが連通状態とされている。
このため、塗料噴出部164から噴出されて処理室120内において霧状となっている塗料が、スリット152を通って移動機構室130内に侵入してしまう。そして、その塗料が移動機構を構成する各部材(例えば軸受け等)に対して付着して、その移動機構の機能が低下してしまう。
【0005】
そこで、本発明は、移動機構室内に塗料が侵入することが防止(低減を含む)された塗装機を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、ワークに対して塗装を行う塗装機であって、ワークが収容される処理室と、前記処理室に対して仕切り部を介して設けられた移動機構室と、前記移動機構室内及び前記処理室内にまたがって収容され、前記移動機構室内に設けられた移動機構によって移動可能に設けられた移動部材と、前記移動部材のうちの前記処理室内に位置する部分に設けられ、前記ワークに対して塗料を噴出する塗料噴出部と、前記仕切り部において前記移動部材の移動経路に対応して形成され、前記移動部材が貫通状態とされるスリットと、前記スリットに対応して配設され、前記移動部材とともに移動可能に設けられ、前記スリットを遮蔽する遮蔽ベルトとを有し、前記遮蔽ベルトは、ほぼ無端状に形成されており、いずれも前記移動機構室内に設けられたプーリの間を循環可能に掛け渡されており、前記移動部材の移動に伴って循環移動するものである、塗装機である。
【0007】
この発明の塗装機では、次の作用効果が得られる。
移動部材が、仕切り部に形成されたスリットを貫通して、移動機構室内及び処理室内にまたがって収容される。そして、移動部材が移動機構(移動機構室内に位置する)によって移動されつつ、塗料噴出部(処理室内に位置する)から塗料が噴出されることによって、処理室内のワークに対して塗装が行われる。
【0008】
その際、スリットに対応して配設され移動部材とともに移動可能に設けられた遮蔽ベルトが、スリットを遮蔽する。
このため、処理室内において霧状となった塗料がスリットを通って移動機構室内に侵入することが防止される。そして、移動機構室内の移動機構の機能が低下することが防止される。
【0009】
また、この発明の塗装機では、ほぼ無端状に形成された遮蔽ベルトが移動部材の移動に伴って循環移動するため、省スペースが図られつつ、遮蔽ベルトが配設され得る。
なお、「ほぼ無端状」には「無端状」が含まれる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、この塗装機はハウジング10を有している。
ハウジング10は、仕切り板部50(仕切り部)によって仕切られている。ハウジング10の内部うちの仕切り板部50よりも下の部分が処理室20であり、同じく仕切り板部50の上側が移動機構室30である。
【0011】
処理室20にはコンベア22が配設されており、ワークW(被塗装物)がコンベア22によって図1の紙面と直角の方向に移動される。
【0012】
移動機構室30内及び処理室20内にまたがって、移動部材60が配設されている。移動部材60は、移動機構(次述)によって移動(図1中において左右に往復移動)可能とされている。
【0013】
移動機構室30内には、次のように移動機構が設けられている。
移動機構室30内には、一対のスプロケット(駆動スプロケット31a,従動スプロケット31b)が回転可能に配設されている。そして、チェーン32が両スプロケット31a,31bにわたって掛け渡されている。
【0014】
図2に示すように、駆動スプロケット31aには回転軸33が固定され、回転軸33は軸受け34によって回転可能に支持されている。回転軸33にはスプロケット35が設けられている。ハウジング10の上部にはモータ40が設けられており、モータ40の回転軸(符号省略)に設けられたスプロケット41とスプロケット35とにわたってチェーン42が掛け渡されている。
図3に示すように、従動スプロケット31bは、軸受け(符号省略)を介して固定軸36に対して回転可能に取り付けられている。
【0015】
このため、図1に示すように、モータ40の回転軸の回転に伴って、駆動スプロケット31aが回転し、チェーン32が両スプロケット31a,31bの間を循環する。
【0016】
移動部材60は、その基端部にベース部材61を有し、ベース部材61には一対の脚部63が接続されている。ベース部材61は移動機構室30内に位置し、脚部63の大半の部分は処理室20内に位置している。
移動部材60(脚部63)の下端部には塗料噴出部64が設けられている。塗料噴出部64からは、微小な粒状の塗料が噴出される。
【0017】
図2及び図3に示すように、チェーン32の一箇所に連結部材66が固定され、連結部材66に対してベース部材61が固定されている。このようにして、ベース部材61(移動部材60)がチェーン32に対して接続されている。このため、図1〜図3に示すように、チェーン32の循環に伴って、ベース部材61が移動する。
【0018】
移動機構室30内には、上下に一対の水平なレール39が位置固定的に設けられている。両レール39は図1中において左右方向に延びている。ベース部材61には、各レール39に対応して被ガイド部67が形成されており、被ガイド部67はレール39に対して嵌合されている。こうして、ベース部材61の水平な移動がガイドされる。
以上のようにして、チェーン32の循環に伴って、移動部材60が水平に移動する。
【0019】
図1〜図4に示すように、仕切り板部50には、スリット52が形成されている。スリット52は、移動部材60(脚部63)の移動経路に対応して形成されている。すなわち、移動部材60(脚部63)は、スリット52を通して、移動機構室30内及び処理室20内にまたがって位置しており、上述の移動(往復移動)が可能とされている。
【0020】
移動機構室30内には、ほぼ無端状の遮蔽ベルト70が循環可能に配設されている。図4に示すように、遮蔽ベルト70の各端部は、移動部材60の各脚部63に対して固定されている。両脚部63の間には、両脚部63の各端部をつなぐように、遮蔽板71が設けられている。このため、遮蔽ベルト70は、遮蔽板71等とともに無端状とされている。
【0021】
図1〜図3に示すように、移動機構室30内には、一対の上側プーリ72a及び一対の下側プーリ72bが回転可能に設けられており、遮蔽ベルト70は、その4つのプーリ72a,72bの間を循環可能に掛け渡されている。遮蔽ベルト70のうちの一対の下側プーリ72bの間の部分は、スリット52に対応している。
【0022】
図2〜図4に示すように、スリット52には、一対のベルトガイド部54が取り付けられている。両ベルトガイド部54は、スリット52の長さ方向に沿って延びている。各ベルトガイド部54は、相互に向かって(すなわち、スリット52の内側方向に向かって)開口した溝状をしている。そして、遮蔽ベルト70(そのうちのスリット52に対応する部分)は、一対のベルトガイド部54(その開口)に嵌合されており、遮蔽ベルト70がスリット52に対応した状態に維持される。
【0023】
以上のため、遮蔽ベルト70は、移動部材60の移動に伴って循環移動するとともに、遮蔽ベルト70(そのうちの一対の下側プーリ72bの間の部分)は、常に、スリット52を遮蔽する。
【0024】
次に、この塗装機の作用及び効果について説明する。
図1に示すように、この塗装機では、モータ40の回転(正逆交互の回転)に伴って、駆動スプロケット31aが回転し、チェーン32が循環し、移動部材60が往復移動する。その状態で塗料噴出部64から微小な粒状の塗料が噴出されることによって、コンベア22によって移動されるワークWに対して塗装が行われる。
【0025】
上記のように移動部材60が往復移動するのに伴って、遮蔽ベルト70も往復循環移動する。そして、図2〜図4に示すように、遮蔽ベルト70は、スリット52を常に遮蔽する。
このため、処理室20内において霧状となっている塗料が移動機構室30内に侵入することが防止される。これによって、移動機構室30内の移動機構の機能が低下することが防止される。
【0026】
なお、上記のものはあくまで本発明の一実施形態にすぎず、当業者の知識に基づいて種々の変更を加えた態様で本発明を実施できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の塗装機を示す縦断面図である。
【図2】 本発明の一実施形態の塗装機の一部(駆動スプロケット及びその周辺)を示す縦断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態の塗装機の一部(従動スプロケット及びその周辺)を示す縦断面図である。
【図4】 本発明の一実施形態の塗装機の要部を示す斜視図である。
【図5】 従来の塗装機を示す縦断面図である。
【図6】 従来の塗装機の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
20 処理室
30 移動機構室
31a 駆動スプロケット(移動機構)
31b 従動スプロケット(移動機構)
32 チェーン(移動機構)
50 仕切り板部(仕切り部)
52 スリット
60 移動部材
64 塗料噴出部
70 遮蔽ベルト
Claims (1)
- ワークに対して塗装を行う塗装機であって、
ワークが収容される処理室と、
前記処理室に対して仕切り部を介して設けられた移動機構室と、
前記移動機構室内及び前記処理室内にまたがって収容され、前記移動機構室内に設けられた移動機構によって移動可能に設けられた移動部材と、
前記移動部材のうちの前記処理室内に位置する部分に設けられ、前記ワークに対して塗料を噴出する塗料噴出部と、
前記仕切り部において前記移動部材の移動経路に対応して形成され、前記移動部材が貫通状態とされるスリットと、
前記スリットに対応して配設され、前記移動部材とともに移動可能に設けられ、前記スリットを遮蔽する遮蔽ベルトとを有し、
前記遮蔽ベルトは、ほぼ無端状に形成されており、いずれも前記移動機構室内に設けられたプーリの間を循環可能に掛け渡されており、前記移動部材の移動に伴って循環移動するものである、
塗装機。
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