JP4865158B2 - 窓開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンドルの操作によりワイヤーを繰り出したり、巻き取ったりして窓を開閉する窓開閉装置に係り、とりわけ窓の閉鎖が終了した際、ハンドルを反転させた後、折り返して化粧板部に収容する窓開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
家屋等の窓を換気や排煙のため開放する窓開閉装置は、家屋等の建造物の室内壁に箱体により埋め込まれている。箱体の開口部は化粧板部で被覆され、化粧板部は窓の閉鎖終了時にハンドルを折り返して収容する収容部を設けている。
【0003】
窓の開放時は、図11の(イ)に矢印Pで示すように、ハンドル50を化粧板部51から引き出し、矢印Oで示す反時計回り方向の回転によりクラッチ部および入力軸を介してワイヤーをドラムから繰り出して窓枠を室外側に押し出している。
また、窓の閉鎖時は、ハンドル50の時計回り方向の回転により、ワイヤーを閉窓方向に移動し、ドラムに巻き取って窓枠を室内側に引っ込めている。
【0004】
窓の閉鎖終了時は、ハンドル50を図11の(ロ)に矢印Qで示す方向に回転して窓を閉め切る。この後に、ハンドル50を同図の(ハ)に示すように、矢印O方向に反転させる。そして、ハンドル50が同図の(ニ)に示すように、最下端付近まで回動した時点で、外観上の見栄えのためハンドル50を上方に折り返して化粧板部51に収容する。
【0005】
この場合、クラッチ部は、クラッチ板の伝達片部とクラッチ軸の突片部との係脱により、ハンドル50の回動力を入力軸に伝達するようになっている。
窓の閉鎖時には、伝達片部と突片部との間に形成される遊び角度を考慮し、ハンドル50を最下端付近まで回転させると、窓の閉鎖が終了するように設定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、長期使用に伴い、ワイヤーに巻き取り位置のずれが生じ、ハンドル50の最下端位置が窓の閉鎖終了位置に対応しなくなる。このため、窓の閉鎖終了時に、ハンドル50を図11の(ロ)に実線で示すように、最下端位置の近傍まで閉窓方向に回動しないと、窓の閉鎖が終了しないようになる。
【0007】
この場合、ハンドル50を矢印O方向に最大で一回転(360度)反転しないと、ハンドル50を最下端位置から上方に折り返すことができず、ハンドル50を化粧板部51に収容することができなくなる。
【0008】
ハンドル50を化粧板部51に収容するために、ハンドル50を最下端位置まで反転すると、クラッチ板の伝達片部がクラッチ軸の突片部に係合してクラッチ軸を回転させる。
この結果、ドラムがワイヤーを繰り出す方向に回転し、ハンドル50の収容時にワイヤーの繰り出し量だけ窓が不用意に開いてしまう不都合がある。
【0009】
本発明は、これらの事情を背景になされたもので、その目的は、窓の閉鎖終了時に、ハンドルを化粧板部に収容する際、ハンドルを最大一回転(360度)まで支障なく空転させることができ、ハンドルを化粧板部に収容するために反転させる際、ドラムがワイヤーを繰り出す方向に回転せず、窓が不用意に開いてしまうことがない窓開閉装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(請求項1について)
化粧板部に取り付けられ、手動操作によりクラッチ部およびドラムに巻回したワイヤーを介して窓を開閉するハンドルと、窓の閉鎖終了時に前記ハンドルを窓の開放方向に反転させた後に、前記ハンドルを前記化粧板部に接近させる方向に折り返して前記化粧板部に収容する収容部とを備え、前記クラッチ部は、伝達片部を有して回動可能に設けられたクラッチ板と、前記ハンドルの回動により前記伝達片部に対して係脱するように設けられた係合突部を有するクラッチガイドと、窓の閉鎖時に前記ハンドルの操作に伴って前記クラッチガイドが回動し、その係合突部が前記伝達片部に係合したまま前記クラッチ板を回動し、前記伝達片部の回動力を受ける突片部を有するクラッチ軸と、前記クラッチ板と前記クラッチ軸との間に設けられ、前記係合突部が前記伝達片部に係合し、この伝達片部の回動力を受けて前記クラッチ軸の前記突片部が回動する窓の閉鎖終了時に、一端部が前記伝達片部を受け、自らの付勢力に抗して拡径方向に変位して前記突片部を制動するコイルスプリングとを具備し、窓の閉鎖終了後に前記ハンドルを窓の開放方向に反転させる際に、前記係合突部と前記伝達片部との間に第1の遊び角度を形成するとともに、前記伝達片部と前記コイルスプリングの一端部との間に第2の遊び角度を形成し、前記第1の遊び角度と前記第2の遊び角度との総和が360度以上となるようにしたことを特徴とする。
【0011】
(請求項2について)
前記ハンドルは、前記クラッチ部を介して入力軸に連結され、前記入力軸は、前記ドラムに取り付けられた差動手段に連結され、前記差動手段は、操作子により前記ドラムに対する回転ロックが解除されると、前記ドラムから前記ワイヤーを繰り出して窓を全開するようになっており、前記ハンドルは、その回転方向に応じて前記差動手段を介して前記ドラムからワイヤーを繰り出したり、前記ドラムにワイヤーを巻き取らせて窓の開閉度合を調節するようになっていることを特徴とする。
【0012】
(請求項3について)
前記差動手段は、前記ドラムの支軸に設けられたサンギアと遊星歯車を有する遊星歯車機構を構成し、前記入力軸は前記遊星歯車機構を介して前記ドラムに連結されていることを特徴とする。
【0013】
(請求項4について)
前記差動手段は、第1および第2の傘歯車ならびに中間傘歯車を有する差動歯車機構を構成し、前記入力軸は前記差動歯車機構を介して前記ドラムに連結されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の作用および効果】
(請求項1について)
クラッチ部は、互いに別体のクラッチ板、クラッチガイド、コイルスプリングおよびクラッチ軸からなる。
窓の閉鎖終了時にハンドルを窓の開放方向に反転させた後、ハンドルを化粧板部に接近方向に折り返して化粧板部に収容する。
【0015】
ハンドルを反転させる時、クラッチガイドの係合突部が伝達片部に対する係合から外れ、クラッチガイドは、クラッチ板およびクラッチ軸の双方に対して回動変位可能となる。
このため、係合突部と伝達片部との間に形成された第1の遊び角度と、伝達片部とコイルスプリングの一端部との間に形成された第2の遊び角度との総和を360度以上に設定することができる。
【0016】
このため、窓の閉鎖終了時、ハンドルを窓の開放方向に最大一回転(360度)反転させても、空転状態となり係合突部に係合した伝達片部がクラッチ軸の突片部に係合することがない。
これにより、窓の閉鎖終了時、ハンドルを化粧板部に収容する際、ハンドルを一回転(360度)以内で支障なく開窓方向に反転させることができる。
このため、ハンドルを外観の見栄えから化粧板部に収容すべく反転させる際、ドラムがワイヤーを繰り出す方向に回転せず、窓が不用意に開いてしまうことがない。
【0017】
(請求項2について)
排煙等を行う場合は、操作子によりドラムに対する回転ロックを解除する。これによりドラムが差動手段を介して回転してワイヤーを繰り出し、窓が一挙に全開する。
【0018】
また、換気等を行う場合は、ハンドルの回転は、いずれの方向でもクラッチ部を介して入力軸に伝達される。この入力軸の回転は差動手段を介してドラムに伝わってドラムを所望の位置に保持する。
この際、ワイヤーがドラムから適宜に繰り出されたり、ドラムに巻き取られたして窓を所望の開放度合に調節することができる。
【0019】
このように、排煙時等に窓を一挙に全開したり、換気時等に窓を所望の開放度合に調節することができる。これの達成には、操作子の押圧やハンドルの簡単な操作で済み、操作性に優れるとともに、使い勝手がよい。
【0020】
(請求項3および請求項4について)
ハンドルの操作をドラムに伝達する差動手段に、既存の遊星歯車機構や差動歯車機構を適用できる。このため、差動手段の入手が比較的容易になり、実用化にし易い便宜が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に各図を参照して本発明の各実施例を説明する。
図1は、本発明の第1実施例によるハンドル常設タイプの窓開閉装置を示す。この窓開閉装置の箱体Mは建物の室内壁(図示せず)に埋め込まれ、箱体Mには窓開閉の内部機構1Aを収容している。この箱体Mの開口部は、化粧板部1Bにより覆われている。ハンドル2は、化粧板部1Bの外部に設けられ、ハンドル2の駆動軸2aは化粧板部1Bを貫通し、クラッチ部1のクラッチガイド24の六角穴24aに回転伝達可能に連結されている。
【0022】
また、ハンドル2は、枢支部Sにより化粧板部1Bに対して接離方向に回動可能になっており、ハンドル2を化粧板部1Bに接近方向に回動すると、ハンドル2の把持部2Aが化粧板部1Bの孔部(収容部)Nに嵌合して化粧板部1Bに収容されるようになっている。
【0023】
クラッチガイド24は、図2に示すように外周部に係合突部24bを形成し、スリップリング25および環状のクラッチ板26を介してクラッチケーシング27内に配設されている。クラッチ板26は、これの内周縁部に係合突部24bに対応する伝達片部26aを形成している。
【0024】
クラッチケーシング27内には、コイルスプリング28、クラッチ軸29およびスリップリング30がクラッチガイド24およびクラッチ板26と同心的に配設されている。クラッチ軸29の円盤部29Aは、クラッチ板26の伝達片部26aに対応する円弧状の突片部29aを有し、中心部には、後述する入力軸3の六角穴3aに連結される軸部29bを形成している。
蓋板31は、軸部29bを挿通する中央孔31aを有し、クラッチケーシング27のフランジ部27aに螺子32により固定されている。
【0025】
クラッチ部1は、ハンドル2の回転を軸部29bから入力軸3に伝達する。また、後述するように、ワイヤー14を一挙に繰り出して室内の排煙を行うドラム4の回転は、入力軸3からはクラッチ部1およびハンドル2に伝達されない。
【0026】
入力軸3の先端部は、ハウジング(図示せず)内に設けられたワイヤー巻き取り用のドラム4の中心部を挿通し、図1に示すように差動手段としての遊星歯車機構6をなすサンギア5を嵌着している。遊星歯車機構6に設けられたリング状の爪車7は、ドラム4と一体的に回転するようにドラム4の図示後方の外側面に固定されている。この爪車7の外周縁にはラチェット歯7aが形成され、内周縁はサンギア5と同心的に位置する内歯7bが設けられている。この爪車7の外周囲には、爪車7をロックするラチェット8が、爪車7のラチェット歯7aに対して係脱可能に配置されている。
【0027】
9はハウジング内に回転可能に支持された爪車で、これは前述の爪車7と接近且つ同軸状態に位置している。この爪車9の前面部には、中心部を挟んで二枚の遊星歯車10、11がカバー12を介して回転可能に支持されている。これら両遊星歯車10、11は、外周側で爪車7の内歯7bに噛み合うとともに、中心側では入力軸3のサンギア5に噛合している。この爪車9の外周囲には、爪車9をロックするラチェット13が、爪車9のラチェット歯9aに対して係脱可能に配置されている。
【0028】
なお、ハウジング内には、操作子34がラチェット8、13を選択的に回動操作するように設けられている。この操作子34は、後述するように室内の換気や排煙等の目的に応じてラチェット8を爪車7に対して選択的に係脱するとともに、ラチェット13を爪車9に対して選択的に係脱する。
【0029】
室内の換気等を行う際は、操作子34によりラチェット13をラチェット歯9aに係合して爪車9をロックする。さらに、ラチェット8をラチェット歯7aから外し、爪車7へのロックを解除する。この状態で、ハンドル2を図1に矢印Aで示すように、反時計方向に回転させる。
すると、駆動軸2aが、図2に示すようにクラッチガイド24を同方向に回転させ、係合突部24bの一端部24cが伝達片部26aの一端部26bに係合しながらクラッチ板26を回転させる。
【0030】
これに伴い、伝達片部26aの他端部26cがコイルスプリング28の一端部28aを介して突片部29aの一端部29cに係合し、係合しながらクラッチ軸29を矢印Aの方向に回転させる。
これにより、クラッチ軸29の軸部29bを介して入力軸3が同方向に一体的に回転し、遊星歯車10、11が図3に示すように矢印B方向に回転する。
【0031】
この結果、爪車7が図1および図3に矢印Cで示すように、ドラム4とともに時計方向に回転する。このドラム4の回転に伴い、ワイヤー14が図1に矢印Dで示すように繰り出され、図4に示すようにハンドル2の回転に応じて窓枠35が所望の開放度合に保持される。
【0032】
この場合、ハンドル2のいずれの方向の回転もクラッチ部1を介して入力軸3に伝達可能な状態になっている。このため、ハンドル2を図1の矢印Aとは反対方向である時計方向に回転すると、駆動軸2aがクラッチガイド24を同方向に回転させ、係合突部24bの他端部24dが伝達片部26aの他端部26cに係合しながらクラッチ板26を回転させる。
【0033】
これに伴い、伝達片部26aの一端部26bがコイルスプリング28の他端部28bを介して突片部29aの他端部29dに係合し、係合しながらクラッチ軸29を図2の矢印Aとは反対方向に回転させる。
これにより、クラッチ軸29の軸部29bを介して入力軸3が同方向に一体的に回転し、遊星歯車10、11が図3の矢印Bとは反対方向に回転する。
これにより、爪車7がドラム4とともに図1および図3の矢印Cとは反対である反時計方向に回転する。これに伴い、ワイヤー14がドラム4に巻き取られて窓枠35が閉窓方向に回動し、窓の開放度合を所望に調節することができる。
【0034】
また、排煙等のため窓を一挙に全開する場合は、化粧板部1Bに設けた押しボタン33により操作子34を操作する。これにより、ラチェット8がラチェット歯7aから外れるとともに、ラチェット13がラチェット歯9aから脱し、各爪車7、9を自由回転可能にする(図5の(イ)、(ロ))。
【0035】
このため、窓枠35のステイ部材35a等からワイヤー14に加わる張力によりドラム4が図5の矢印C方向に継続的に回転し、ワイヤー14を図1の矢印D方向に連続的に繰り出して窓を一杯に開放する。
この場合には、遊星歯車機構6のサンギア5は静止したままで回転せず、爪車7の矢印C方向(図5)の回転により爪車9も同方向に回転し、遊星歯車10、11が自転しながらサンギア5の回りを公転する。
【0036】
さらに、窓枠35を全開状態から閉窓方向に引き上げる場合は、操作子34によりラチェット8をラチェット歯7aに引っ掛けるとともに、ラチェット13をラチェット歯9aに係合し、各爪車7、9の矢印C方向(図5)の回転をロックする。これにより爪車7、9、サンギア5および遊星歯車10、11は一体的になる。
【0037】
そして、ハンドル2を図1の矢印Aと反対方向に回転させると、窓枠35を閉窓方向に回動して窓の開放度合を調節した時と同様に、クラッチ部1のクラッチガイド24、クラッチ板26、コイルスプリング28およびクラッチ軸29が作動する。
これにより、軸部29bの矢印A(図2)と反対方向の回転がサンギア5に伝わり、遊星歯車10、11を介してドラム4が爪車7、9とともに図5の矢印Cとは反対方向に回転する。この結果、ワイヤー14がドラム4に巻き取られて図1の矢印Dと反対方向に引き上げられるため、窓枠35が上方に回動し切って窓の閉鎖が終了する。
【0038】
窓の閉鎖終了時、クラッチ部1のクラッチガイド24、クラッチ板26、コイルスプリング28およびクラッチ軸29の相対的な位置関係は、図6の(イ)で示すとおりである。
すなわち、クラッチガイド24の係合突部24bの他端部24dがクラッチ板26の伝達片部26aを介してコイルスプリング28の他端部28bを押圧している。
【0039】
窓の閉鎖終了間際では、クラッチ軸29の回転が停止したままコイルスプリング28がクラッチ軸29に対して回動変位する。このため、コイルスプリング28が拡径方向に変形してクラッチケーシング27の内周面部に摺接し、その摩擦力によりコイルスプリング28よりクラッチ軸29側に位置する部材の、開窓方向への回転を摩擦制動する。これにより、窓が自重などにより自動的に開窓する不具合が阻止される
【0040】
窓の閉鎖終了後は、図7に示すように、ハンドル2を開窓方向(矢印A方向)に反転し、最下端位置でハンドル2を折り返して化粧板部1Bに収容し、外観上の見栄えを良くする。
ハンドル2の反転に伴い、クラッチガイド24の係合突部24bが伝達片部26aから離れ、コイルスプリング28が自身のばね力により元の大きさに拡径復帰する。そして、係合突部24bが開窓方向に第1の遊び角度(θ1)だけ回転して再び、逆方向から伝達片部26aに係合する(図6の(ロ))。
【0041】
この際、クラッチガイド24は、クラッチ板26およびクラッチ軸29に対して相対的に回動変位可能になっているため、第1の遊び角度(θ1)に、例えば190度の円周角を確保することができる。
【0042】
さらに、クラッチガイド24の係合突部24bが図6の(ロ)の位置から第2の遊び角度(θ2)だけ回動して伝達片部26aを介してコイルスプリング28の一端部28aに係合する(図6の(ハ))。この際、クラッチガイド24は、クラッチ板26およびクラッチ軸29に対して自由に回動変位できることから、第2の遊び角度(θ2)に、例えば190度の円周角を確保することができる。
【0043】
このため、ハンドル2の反転時に、伝達片部26aがコイルスプリング28の一端部28aを介して突片部29aを開窓方向に回動(図6の(ニ))するに先立って、ハンドル2の反転に第1の遊び角度(θ1)と第2の遊び角度(θ2)の総和である380度の空転余裕が得られる。
【0044】
窓開閉装置では、ワイヤー14の繰り出しや巻き取りの反復に伴い、ワイヤー14に位置ずれが生じ、窓の閉鎖終了時の位置とハンドル2の最下端位置とが対応しなくなる場合がある。この際、窓の閉鎖終了時、ハンドル2が図7の(イ)に示すように、最下端位置近傍(a)、手前位置(b)および追越し位置(c)まで回動する場合が考えられる。
【0045】
この場合、ハンドル2の反転に、一回転を越す380度以上の空転余裕を確保したので、ハンドル2を図7の(イ)の最下端位置近傍(a)から矢印A方向に最下端位置まで360度近く反転しても、クラッチガイド24は図6の(イ)から同図の(ハ)の過程を経てハンドル2は空転状態となる。
この状態で、ハンドル2を図7の(イ)に矢印Eで示すように、化粧板部1Bの接近方向に折り返す。すると、把持部2Aが孔部Nに支障なく嵌合する。これにより、ハンドル2が同図の(ロ)に示すように、化粧板部1Bと略面一となって化粧板部1Bに収容される(ハンドルフラットタイプ)。
【0046】
このように、窓の閉鎖終了時に、ハンドル2を化粧板部1Bに収容する際、ワイヤー14に位置ずれが生じていても、ハンドル2を一回転(360度)以内で支障なく反転させることができる。
このため、ハンドル2を化粧板部1Bに収容すべくハンドル2を反転させる際、ドラム4がワイヤー14を繰り出す方向に回転せず、窓が不用意に開いてしまうことがない。
【0047】
なお、ハンドル2は、ハンドルフラットタイプばかりでなく、図8の(イ)および(ロ)に示すように、ハンドル2が化粧板部1Bから僅かに外部に突き出るハンドル露出タイプであってもよい。
また、第1の遊び角度(θ1)および第2の遊び角度(θ2)は、係合突部24b、伝達片部26aおよび突片部29aの各弧長寸法を適宜に設定することにより、190度に限らず195度、200度、205度など所望の角度に決めることができる。
【0048】
図9は本発明の第2実施例を示す。この実施例が第1実施例と異なるところは、第2実施例では爪車7のラチェット8を省略したことである。
この場合、ワイヤー14の張力Tは、遊星歯車機構6の入力軸3を介して常にクラッチ部1が受けるようになっている。窓開閉の作動は、第1実施例と略同様であるが、とりわけ換気時の窓の開閉、あるいは窓の開放度合を調節する際、ハンドル2を所定の方向に回転するだけの簡単かつ迅速な操作で済み、操作性が一層向上する。
【0049】
図10は本発明の第3実施例を示す。この実施例が第1実施例と異なるところは、差動手段に遊星歯車機構6の代わりに差動歯車機構15を用いたことである。
この図10に示す第3実施例では、第1実施例と異なるところのみ説明する。
ドラム4は糸巻ボビン状をなし、中心の円筒空間部を差動歯車機構15の収納部16としている。
【0050】
この差動歯車機構15において、入力軸3の先端部はドラム4の中心部に嵌め込まれた第1の傘歯車17を嵌着し、その歯部形成面を収納部16内に向けている。第2の傘歯車18は、収納部16内で第1の傘歯車17と同軸上で対向するように配置されている。中間傘歯車19は、収納部16で第1の傘歯車17および第2の傘歯車18の中間に位置し、これら双方に噛合するように設けられている。中間傘歯車19の支軸20は収納部16の内壁部に回転可能に取り付けられている。
また、第2の傘歯車18の支軸21は、ハウジング内に設けられた爪車22に回転伝達可能に連結されている。この爪車22のラチェット歯22aには、ラチェット23が係脱可能に配置されている。そして、ラチェット歯22aにラチェット23が係合すると、爪車22の矢印R方向の回転が阻止される。
【0051】
差動歯車機構15では、第1および第2の傘歯車17、18および中間傘歯車19が一体的になっているため、ハンドル2を矢印H方向に回転すると、爪車22の矢印Rとは反対方向の回転を伴いながらドラム4が矢印Lとは反対方向に回転する。これによりドラム4がワイヤー14を巻き取り、窓枠35を上方に回動して窓を閉鎖する。
【0052】
また、ハンドル2を矢印Hとは反対方向に回転すると、第1の傘歯車17が中間傘歯車19(矢印L方向)および第2の傘歯車18の回転を伴いながら矢印Hとは反対方向に回転する。これによりドラム4が矢印L方向に回転してワイヤー14を繰り出して窓を開放する。
【0053】
さらに、窓を一挙に全開する場合には、操作子34によりラチェット23を爪車22のラチェット歯22aから外す。すると、ワイヤー14の張力により爪車22が矢印R方向に回転可能になる。このため、ドラム4が矢印L方向に回転し、ワイヤー14を矢印D方向に繰り出し、窓枠35を下方に回動して窓を一杯に開き切る。
なお、この実施例では第1の傘歯車17と第2の傘歯車18との間には、中間傘歯車19と対向するように、もう一つの中間傘歯車を設けてもよい。
【0054】
[実施例による効果]
(1)本発明の窓開閉装置によれば、クラッチガイド24は、クラッチ板26およびクラッチ軸29の双方に対して回動変位可能となる。
このため、係合突部24bと伝達片部26aとの間に形成された第1の遊び角度(θ1)と、伝達片部26aとコイルスプリング28の一端部28aとの間に形成された第2の遊び角度(θ2)との総和を360度以上に設定することができる。
【0055】
このため、窓の閉鎖終了時にハンドル2を開窓方向に最大一回転(360度)反転させても、係合突部24bに係合した伝達片部26aがクラッチ軸29の突片部29aに係合することがない。
これにより、窓の閉鎖終了時に、ハンドル2を化粧板部1Bに収容する際、ハンドル2が真下に位置(最下端位置)しなくても、ハンドル2を開窓方向へ最大一回転(360度)の角度で空転させることができる。
このため、ハンドル2を外観の見栄えから化粧板部1Bに収容すべく反転させる際、ドラム4がワイヤー14を繰り出す方向に回転せず、窓が不用意に開いてしまうことがない。
【0056】
(2)排煙時等には、ドラム4に対するロックを解除する。これにより遊星歯車機構6あるいは差動歯車機構15といった差動手段を介してドラム4が回転してワイヤー14を繰り出して窓が一挙に全開する。
【0057】
(3)また、換気時等には、ハンドル2の回転はいずれの方向でもクラッチ部1を介して入力軸3に伝達される。この入力軸3の回転は差動手段を介してドラム4に伝わりドラム4を所望の回転度合に保持する。これにより、ワイヤー14が適宜に繰り出されたり、引き込まれたりして窓を所望の開放度合に調節することができる。
【0058】
(4)このため、排煙時等には、窓を一挙に全開できるとともに、換気時等には、ハンドル2の回転方向に応じて窓を所望の角度に開閉調節でき、操作性および使い勝手に優れる。
【0059】
[変形例]
なお、クラッチ部1は、窓開閉装置の下方に配置したギアトレインを介して入力軸3に連結するようにしてもよい。このようにすれば、窓開閉装置の厚み方向に寸法が増大することを極力抑制できる。
【0060】
また、ラチェット8、13、23を回動操作して爪車7、9、22に対して選択的に係脱させる操作子34は、ハンドル2の回転操作に連動してラチェット8、13、23を爪車7、9、22に対して係脱する機械方式でもよいし、あるいはハンドル2の回転操作とは別個独立に手動によりラチェット8、13、23を爪車7、9、22に対して係脱する方式でもよい。
【0061】
また、本発明に係る窓開閉装置は、住宅や家屋などの建築物ばかりでなく、百貨店などの店舗を始め、温室、牛豚舎、穀物倉庫、旅客列車、船舶などの窓をワイヤーの遠隔操作により開閉するものが一般に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る窓開閉装置の主要部を示す分解斜視図である。
【図2】クラッチ部の拡大分解斜視図である。
【図3】換気時の遊星歯車機構の作動を示す概略断面図である。
【図4】窓を開閉する態様を示す概略図である。
【図5】(イ)、(ロ)は、排煙時に窓を全開する際の遊星歯車機構の作動を示す概略的断面図である。
【図6】(イ)〜(ニ)は、窓の閉鎖終了後、ハンドルを収容する際のクラッチ部の作動を示す説明図である。
【図7】(イ)、(ロ)は、ハンドルを反転して化粧板部に収容する際の作動を示す説明図である(ハンドルフラットタイプ)。
【図8】(イ)、(ロ)は、ハンドルを反転して化粧板部に収容する際の作動を示す説明図である(ハンドル露出タイプ)。
【図9】本発明の第2実施例に係る窓開閉装置の主要部を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の第3実施例に係る窓開閉装置の主要部を示す分解斜視図である。
【図11】従来に係るハンドルを反転して化粧板部に収容する際の作動を示す説明図である。
【符号の説明】
1 クラッチ部
2 ハンドル
3 入力軸
4 ドラム
5 サンギア
6 遊星歯車機構(差動手段)
7、9 爪車
10、11 遊星歯車
14 ワイヤー
15 差動歯車機構(差動手段)
17 第1の傘歯車
18 第2の傘歯車
19 中間傘歯車
24 クラッチガイド
26 クラッチ板
28 コイルスプリング
29 クラッチ軸
34 操作子
24b 係合突部
26a 伝達片部
29a 突片部
N 孔部(収容部)

Claims (4)

  1. 化粧板部に取り付けられ、手動操作によりクラッチ部およびドラムに巻回したワイヤーを介して窓を開閉するハンドルと、
    窓の閉鎖終了時に前記ハンドルを窓の開放方向に反転させた後に、前記ハンドルを前記化粧板部に接近させる方向に折り返して前記化粧板部に収容する収容部とを備え、
    前記クラッチ部は、
    伝達片部を有して回動可能に設けられたクラッチ板と、
    前記ハンドルの回動により前記伝達片部に対して係脱するように設けられた係合突部を有するクラッチガイドと、
    窓の閉鎖時に前記ハンドルの操作に伴って前記クラッチガイドが回動し、その係合突部が前記伝達片部に係合したまま前記クラッチ板を回動し、前記伝達片部の回動力を受ける突片部を有するクラッチ軸と、
    前記クラッチ板と前記クラッチ軸との間に設けられ、前記係合突部が前記伝達片部に係合し、この伝達片部の回動力を受けて前記クラッチ軸の前記突片部が回動する窓の閉鎖終了時に、一端部が前記伝達片部を受け、自らの付勢力に抗して拡径方向に変位して前記突片部を制動するコイルスプリングとを具備し、
    窓の閉鎖終了後に前記ハンドルを窓の開放方向に反転させる際に、前記係合突部と前記伝達片部との間に第1の遊び角度を形成するとともに、前記伝達片部と前記コイルスプリングの一端部との間に第2の遊び角度を形成し、前記第1の遊び角度と前記第2の遊び角度との総和が360度以上となるようにしたことを特徴とする窓開閉装置。
  2. 前記ハンドルは、前記クラッチ部を介して入力軸に連結され、
    前記入力軸は、前記ドラムに取り付けられた差動手段に連結され、
    前記差動手段は、操作子により前記ドラムに対する回転ロックが解除されると、前記ドラムから前記ワイヤーを繰り出して窓を全開するようになっており、
    前記ハンドルは、その回転方向に応じて前記差動手段を介して前記ドラムからワイヤーを繰り出したり、前記ドラムにワイヤーを巻き取らせて窓の開閉度合を調節するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の窓開閉装置。
  3. 前記差動手段は、前記ドラムの支軸に設けられたサンギアと遊星歯車を有する遊星歯車機構を構成し、前記入力軸は前記遊星歯車機構を介して前記ドラムに連結されていることを特徴とする請求項2に記載の窓開閉装置。
  4. 前記差動手段は、第1および第2の傘歯車ならびに中間傘歯車を有する差動歯車機構を構成し、前記入力軸は前記差動歯車機構を介して前記ドラムに連結されていることを特徴とする請求項2に記載の窓開閉装置。
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