JP3471420B2 - ドアロック装置 - Google Patents

ドアロック装置

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JP3471420B2 JP10649094A JP10649094A JP3471420B2 JP 3471420 B2 JP3471420 B2 JP 3471420B2 JP 10649094 A JP10649094 A JP 10649094A JP 10649094 A JP10649094 A JP 10649094A JP 3471420 B2 JP3471420 B2 JP 3471420B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等のドアをロッ
クするドアロック装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】従来、ドアロック装置とし
て、自動車のドアと車両ボディのいずれか一方に固定し
たストライカを、他方に設けたロック機構により把持ま
たは解放する構造を有するものが知られている。このロ
ック機構は、ストライカを把持または解放するフック
と、常時はフックをロック位置に保持する方向に回動付
勢されたラチェットとを有している。ドアロック装置は
また、ロック機構のラチェットを上記回動付勢力に抗し
て回動させることにより、フックが把持したストライカ
を解放させるロック解除機構を備えている。
【0003】従来のドアロック装置は、上述のように、
ロック機構とロック解除機構とが別々に構成されている
ため、部品点数が多く、装置構造が複雑になり、生産コ
ストが高くなる等の問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、ドアロック装置についての上
記問題点に基づき成されたものであって、部品点数を減
少させ、装置構造を簡略化させ、生産コストを低減させ
ることができるドアロック装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、ド
アと車両ボディのいずれか一方に固定したストライカ
を、他方に設けたロック機構により把持または解放する
ドアロック装置において、軸を中心に回動可能な単一の
ロックレバーの一方の腕を、上記ストライカを把持また
は解放するフックアームとし、他方の腕をこのロックレ
バーにロック解除方向の操作力を与える解除アームと
し、上記ロックレバーに、上記フックアームがストライ
カを把持する方向の回動付勢力を与える付勢手段を設
け、上記ロックレバーと同軸に、上記解除アームにロッ
ク解除力を与えるケーブルレバーを枢着し、上記ケーブ
ルレバーと解除アームとのいずれか一方に、ドアのキー
装置によって、ケーブルレバーの回動力を該解除アーム
に対して伝達する伝達位置と、伝達しない非伝達位置と
に移動可能なキャンセルロッドを支持したことを特徴と
している。
【0006】キャンセルロッドは、ロックレバーの解除
アームに形成した案内長孔によって伝達位置と非伝達位
置とに移動させるとよい。
【0007】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する。
図1は、本発明を適用したドアロック装置を示す正面図
である。このドアロック装置9は、後部ドア(図示せ
ず)に固定されたストライカ13と、車両ボディ(図示
せず)に設けたロック機構10とを備えている。
【0008】このロック機構10は、ストライカ進入溝
12aを有するベース12を備えている。このベース1
2には、単一のロックレバー15が、軸14により回動
可能に支持されている。このロックレバー15の一方の
腕は、ストライカ13を、把持または解放するフックア
ーム16とされ、他方の腕は、このロックレバー15に
ロック解除方向の操作力を与える解除アーム17とされ
ている。
【0009】フックアーム16には、ストライカ進入溝
12aに進入するストライカ13と係合してこれを把持
する鉤部16aと、傾斜面16bとが形成されている。
この傾斜面16bは、後部ドアを閉めるときに移動する
ストライカ13と摺接して、フックアーム16をストラ
イカ進入溝12a上から移動させる。
【0010】解除アーム17には、図1の右方に向けて
湾曲させた円弧状の案内長孔17aと、この案内長孔1
7a内を移動する折曲部18aを当接させてその脱落を
規制する規制部17bとが形成されている。案内長孔1
7aの溝幅は、後述するスナップ部材19の挿通部19
dの外径よりやや大きく形成されている。
【0011】ベース12には、係合突起12b、12c
が切り起こしによって形成されている。この係合突起1
2cは、解除アーム17の背面17cと係合して、ロッ
クレバー15とケーブルレバー21の時計方向における
所定角度以上の回動を規制する。またベース12には、
ロックレバー15と同軸に枢着されたケーブルレバー2
1が設けられている。このケーブルレバー21は、ロッ
ク解除方向(図1の反時計方向)に回動してもロックレ
バー15と直接には当接しない形状とされている。ケー
ブルレバー21は、案内長孔17a内のキャンセルロッ
ド18の折曲部18aと係合してこれを押圧する係合押
圧部21aと、解除ケーブル22の牽引力を受けるアー
ム部21eを有している。このアーム部21eには、解
除ケーブル22の先端の係止部材22aを係止するケー
ブル係止孔21fが形成されている。解除ケーブル22
の他端部は、車内に設けられたドアオープナー(図示せ
ず)に連結されている。
【0012】ケーブルレバー21は、係合押圧部21a
に隣接する、折曲部18aを係合押圧部21aとの係合
位置に保持するための段部21b、及び、図1の時計方
向回動時にロックレバー15と係合する係合突起21d
を有している。軸14には、トーションばね20が巻き
掛けられている。このトーションばね20は、その一端
部20aを係合突起12bに係合させ、他端部20bを
係合突起21dに係合させている。これにより、ケーブ
ルレバー21は、トーションばね20の回動付勢力を係
合突起21dに受け、係合突起12cによって規制され
るまで、図1の時計方向にロックレバー15を伴って回
動する。
【0013】スナップ部材19は合成樹脂材料から構成
されており、図1と図2に示されるように、キャンセル
ロッド18の直線部18bを嵌め込む嵌込溝19bを有
する嵌込部19aと、折曲部18aを挿通させる挿通孔
19cと、この挿通孔19cの軸方向に二つ形成された
フランジ19eを有している。案内長孔17aにキャン
セルロッド18の折曲部18aをセットする場合は、ス
ナップ部材19の二つのフランジ19eに挟まれた小径
部19dを案内長孔17aに予め挿入しておき、挿通孔
19cに折曲部18aを挿通させ、さらにキャンセルロ
ッド18を折曲部18aを中心に回動させて、直線部1
8bを嵌込溝19bに嵌め込む。これにより、折曲部1
8aは、ロックレバー15に支持され、キーによって操
作されるキー装置(図示せず)により、伝達位置と非伝
達位置とに移動される。
【0014】上記伝達位置とは、車内に設けられたドア
オープナー(図示せず)の操作によってケーブルレバー
21がロック解除方向(図1の反時計方向)に回動され
たとき、係合押圧部21aを係合させてその回動力をロ
ックレバー15に伝達すべき、案内長孔17a内での折
曲部18aの移動位置(図1の実線位置)のことであ
る。また非伝達位置とは、ドアオープナーによってケー
ブルレバー21がロック解除方向に回動されたとき、係
合押圧部21aを係合させずに空振りさせて、その回動
力をオープンレバー21に伝えない、案内長孔17a内
での折曲部18aの移動位置(図1の二点鎖線で示す1
8a′)のことである。
【0015】上記構成を有する本ドアロック装置9は、
次のように作動させることができる。すなわち、フック
アーム16の鉤部16aにストライカ13を把持した図
1のロック状態において、図示しないドアオープナーが
後部ドアの開放方向に操作されると、これに連動して解
除ケーブル22がケーブルレバー21のアーム部21e
を同図上方に牽引する。これにより、ケーブルレバー2
1がトーションばね20に抗して同図反時計方向に回動
されるため、係合押圧部21aが、伝達位置に位置する
折曲部18aに係合し、この折曲部18aを介してロッ
クレバー15を同方向に回動させる。このため、フック
アーム16の鉤部16aがストライカ13を解放する方
向に移動し、よってストライカ13が鉤部16aから解
放されて、後部ドアが開放される。この後部ドアの開放
時、キャンセルロッド18は、図示しない遊びの存在に
より、ロックレバー15とケーブルレバー21と共に同
図左方に支障なく移動される。
【0016】また、ドアオープナーを操作しても後部ド
アを開放できないようにセットする場合は、キー装置を
操作して、キャンセルロッド18を図1の右方向に移動
させ、折曲部18aを係合押圧部21aと係合させない
非伝達位置に移動させる。これにより、ケーブルレバー
21によってロックレバー15を回動させることができ
ないキャンセル状態となる。
【0017】他方、開放されていた後部ドアを閉める
と、ストライカ進入溝12aから進入したストライカ1
3が、傾斜面16bに摺接してフックアーム16を押し
退け、該アーム16をトーションばね20に抗して図1
の反時計方向に回動させる。このとき、解除アーム17
は、案内長孔17aを介してキャンセルロッド18と連
結されているため、折曲部18aを伴わずに回動するこ
とができる。よって、ドアロック動作は、円滑に行われ
る。
【0018】この後、フックアーム16は、一旦ロック
解除位置に回動した後、ストライカ13が鉤部16aに
進入可能な位置になったとき、トーションばね20に準
じて時計方向に回動し、ストライカ13を把持して最初
のロック状態に戻る。このロック状態において、ストラ
イカ13による荷重の方向は軸14を引っ張る方向(同
図下方)であるため、ロックレバー15が振動等によっ
て不必要に回動することはない。よって、解除アーム1
7によるロック解除方向の操作力が作用するまで、スト
ライカ13は確実に保持される。
【0019】なお本実施例では、本ドアロック装置を後
部ドアに適用したが、これに限らず、前部ドア等、他の
ドアに適用しても良い。また本実施例では、キャンセル
ロッド18の折曲部18aを解除アーム17側に支持し
たが、これに限らず、折曲部18aをケーブルレバー2
1側に支持するように構成することもできる。
【0020】さらに、本実施例では、ストライカ13を
後部ドアに固定し、ロック機構10を車両ボディに設け
たが、この関係は反対でも良く、ストライカ13を車両
ボディに固定し、ロック機構10を後部ドアに設けるこ
ともできる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、部品点数
を減少させ、装置構造を簡略化させ、生産コストを低減
させ得るドアロック装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアロック装置を示す正面図であ
る。
【図2】同ドアロック装置の側面図である。
【符号の説明】
9 ドアロック装置 12 ベース 12a ストライカ進入溝 13 ストライカ 14 軸 15 ロックレバー 16 フックアーム 16a 鉤部 16b 傾斜面 17 解除アーム 17a 案内長孔 18 キャンセルロッド 18a 折曲部 19 スナップ部材 20 トーションばね(付勢手段) 21 ケーブルレバー 21a 係合押圧部 21b 段部 21d 係合突起 22 解除ケーブル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアと車両ボディのいずれか一方に固定
    したストライカを、他方に設けたロック機構により把持
    または解放するドアロック装置において、 軸を中心に回動可能な単一のロックレバーの一方の腕
    を、上記ストライカを把持または解放するフックアーム
    とし、他方の腕をこのロックレバーにロック解除方向の
    操作力を与える解除アームとし、 上記ロックレバーに、上記フックアームがストライカを
    把持する方向の回動付勢力を与える付勢手段を設け、 上記ロックレバーと同軸に、上記解除アームにロック解
    除力を与えるケーブルレバーを枢着し、 上記ケーブルレバーと解除アームとのいずれか一方に、
    ドアのキー装置によって、ケーブルレバーの回動力を該
    解除アームに対して伝達する伝達位置と、伝達しない非
    伝達位置とに移動可能なキャンセルロッドを支持した
    とを特徴とするドアロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドアロック装置におい
    て、上記ロックレバーの解除アームに、上記キャンセル
    ロッドを上記伝達位置と非伝達位置とに移動可能に案内
    する案内長孔が形成されているドアロック装置。
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