JP4864640B2 - トルクリミッタ - Google Patents

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Description

この発明は、円筒状の永久磁石と円環状板のヒステリシス部材とを組み合わせてなる磁気式のトルクリミッタに関する。
トルクリミッタは、一般にOA機器などのプリンタ、複写機の紙送り、搬送、排出部分の回転機構などにおける駆動側と従動側との間に配置され、過負荷ではない通常の負荷状態では駆動側の動力を従動側に伝達し、従動側に過負荷が発生したときには滑り動作を行って、過負荷が駆動側に伝達されるのを防ぐように働くものである。トルクリミッタの多くは、低価格という面から機械的な摩擦によって生じる接触式のものであるが、しかし、価格は高いものの、寿命が半永久的で、メンテナンスフリーであるなどの利点を有する非接触の磁気式のトルクリミッタも多くの機器に使用されるようになってきている。
磁気式のトルクリミッタについては今までに種々の出願が行われ、改良がなされている。かかるトルクリミッタでは、永久磁石として円筒状のマグネットが用いられているが、小型化やコストなどの面から円筒状のマグネットの厚みが制限されており、したがって、円筒状のマグネットはある程度の機械的衝撃又は外力を受けると、割れてしまうと言う問題がある。この問題点を解決する構造を有するトルクリミッタとして、中央軸部材に軸受を介して円環板状のヒステリシス部材が取り付けられ、肉厚が比較的厚い短円筒状の永久磁石が前記中央軸部材に固定されているものがある(例えば、特許文献1参照)。よく知られているように、この磁気式トルクリミッタにおいては、負荷側に結合されているヒステリシス部材と永久磁石との間に磁力が働くことによって、通常の負荷状態ではヒステリシス部材と永久磁石とは中央軸部材と一緒に回転するが、設定トルク値以上の過負トルクが印加されると、永久磁石とヒステリシス部材との間にはすべり現象が起こり、それらの間の負荷トルクはほぼ設定トルクに維持される。つまり、過負荷状態では負荷側に結合されているヒステリシス部材は回転しないが、モータなどの駆動装置に結合されている中央軸部材と永久磁石とは回転し、駆動装置に過負荷がかかるのを防ぐ。
特開平6−60488号公報
負荷トルクが比較的大きい、あるいは大きな中・高負荷トルクのトルクリミッタにおいては前記設定トルクが大きな値に設定され、前述したように過負荷状態になると設定トルクにほぼ等しい負荷トルクが永久磁石とヒステリシス部材との間にかかるので、大きな力が永久磁石と中央軸部材との間に印加される。したがって、中・高負荷トルクのトルクリミッタの場合には永久磁石と中央軸部材とが堅固に互いに固定されていなければならない。しかし、複数の磁極が着磁される永久磁石は鋼材などに比べて機械的強度が低くて脆い磁性材料からなるので、大きな力で永久磁石に中央軸部材を圧入するのは実際上難しく、回り止め部材など他の固定部材を用い、その部材で永久磁石を中央軸部材に堅固に固定している。したがって、前掲の特許文献1の発明では回り止め部材のような特定の部材が必要であり、部品点数が増えるので組み立てが複雑になるなどコストが高くなるという問題点がある。また、いずれにせよ回り止め部材などで永久磁石を中央軸部材に堅固に固定しなければならないので、回り止め部材などは永久磁石にかかる力を分散して単位面積当たりにかかる力を小さくする構造であり、したがって、トルクリミッタを小型化する面で問題がある。
本発明は、軸方向の幅が薄型で小型であるにもかかわらず安定で比較的大きな又は大きな負荷トルクを得ることができ、しかも組み立てが容易で部品点数の少ない安価な構造のトルクリミッタを提供することを主目的とする。
の発明は、円筒状の中央軸部材と、該中央軸部材に係着された円筒状のヒステリシス部材と、前記中央軸部材の外径よりも大きな径の中央穴を有して前記中央軸部材と同心円状に配置されている円筒状の永久磁石とを備えたトルクリミッタにおいて、前記ヒステリシス部材は、中央孔と前記中央軸部材に対して垂直方向に延びる表裏の円環状平面とを有し、前記中央軸部材に係着されて前記中央軸部材と一緒に回転し、前記永久磁石は、前記ヒステリシス部材の前記円環状平面の片面又は両面に対して所定の距離を隔てて配置され、前記永久磁石の前記中央穴に係着された外輪と前記中央軸部材の外周面に係着された内輪とを有するラジアル型の軸受を備え、前記永久磁石の側面と前記ヒステリシス部材の前記円環状平面との間の前記所定の距離を調整するスペーサ部材を、前記ヒステリシス部材と前記ラジアル型の軸受との間に備え、前記スペーサ部材は前記ラジアル型の軸受の前記外輪の内径以下の外径を有することを特徴とするトルクリミッタを提供する。
の発明は、円筒状の中央軸部材と、該中央軸部材に係着された円筒状のヒステリシス部材と、前記中央軸部材の外径よりも大きな径の中央穴を有して前記中央軸部材と同心円状に配置されている円筒状の永久磁石とを備えたトルクリミッタにおいて前記ヒステリシス部材は、中央孔と前記中央軸部材に対して垂直方向に延びる表裏の円環状平面とを有し、前記中央軸部材に係着されて前記中央軸部材と一緒に回転し、前記永久磁石は、前記ヒステリシス部材の前記円環状平面の片面又は両面に対して所定の距離を隔てて配置され、前記ヒステリシス部材の片面又は両面において前記中央軸部材を中心に互いに並行して回転する第1の円環状部材と第2の円環状部材とを有するスラスト型の軸受であって、前記ヒステリシス部材と前記永久磁石との間に配置されたスラスト型の軸受を備え、前記第1の円環状部材は、前記中央軸部材に係着され、前記第2の円環状部材は、前記永久磁石に吸着されており、前記中央軸部材には接触していないことを特徴とするトルクリミッタを提供する。
前記第の発明によれば、負荷トルクがかからない中央軸部材と永久磁石との間の機械的結合にラジアル軸受を用いているので、永久磁石に軸受の外輪を軽く圧入するだけでよく、永久磁石を破損するなど悪影響を与えることが無い。また、永久磁石とヒステリシス部材との間の所定の微小距離を調整するスペーサ部材を備えているので、ラジアル型の軸受の寸法管理を厳密に行うことなく、永久磁石の側面とヒステリシス部材との間を所定の微小距離に容易に管理することができる。
前記第の発明によれば、ボールのような転動体を介して互いに回転する第1の円環状部材と第2の円環状部材とからなるスラスト型の軸受を用いて、第1の円環状部材を中央軸部材にしっかりと圧入し、永久磁石の磁気吸着力で永久磁石を第2の円環状部材に吸着保持させればよいので、永久磁石に圧入による加圧力をかける必要が無く、永久磁石に加圧力を与えることなく永久磁石を中央軸部材に取り付けすることができる。また、永久磁石の磁気特性を変えることもない。
[実施形態1]
図1ないし図4により本発明に係る第1の実施形態である磁気式のトルクリミッタ100について説明する。図1は、トルクリミッタ100の組み立て前の各部品を示す斜視図であり、図2はトルクリミッタ100の断面を示す断面図である。図3はスペーサと軸受などの関係を説明するための一部断面を拡大した図である。図4はこのトルクリミッタの一部分の拡大図である。ここでは、トルクリミッタ100が負荷トルクの比較的大きな、又は大きな中・高負荷トルク用に適したトルクリミッタの例について説明する。
このトルクリミッタ100は、内輪部材として作用する中央軸部材1、中央軸部材1に内周部分が成型時に埋め込まれたヒステリシス部材2、その両側に微小間隙を隔てて配置された円筒状の永久磁石3と4、永久磁石3と4とを中央軸部材1に回転自在に取り付けるラジアル型の軸受5と6、中央軸部材1に装着されてヒステリシス部材2と永久磁石3と4との間の微小間隙を設定値に調整、保持するスペーサ部材7と8、円筒状の永久磁石3と4のそれぞれの外周面を覆う外周部材9と10、外周部材9と10とが互いに回転しないように回り止め作用を行う連結部材11、円筒状の永久磁石3と4の外側の側面に吸着されるようにして取り付けられている金属板12と13とから構成される。
図1ないし図4において、内輪部材として作用する中央軸部材1はインサート成型などによって造られ、その成型時にヒステリシス部材2の内周部分が一緒にモールドされ、その内周部分が中央軸部材1に埋め込まれ、強固に固定されている。中央軸部材1は、熱伝導性が良好な合成樹脂、例えば、熱伝導性フィラーとして黒鉛粒子、アルミナ粒子、炭化アルミニウム、炭化珪素、炭素繊維などの内から選ばれた熱伝導性フィラーを10数%ないし数十%含有するポリフェニレンサルファイド樹脂やフェノール成型用樹脂などからなる熱伝導性の良好な合成樹脂からなるのが好ましい。
中央軸部材1は、不図示の回転駆動モータの回転軸が結合されている駆動軸が挿通する中央穴1Aを有する円筒状のもので、必要な機械的強度を有する所定の肉厚を有し、前記駆動軸に不図示のピン部材によって中央軸部材1を取り付けるための取付け部1Bを備える。ヒステリシス部材2は、図2に示すように、中央軸部材1の外径Dよりも小さく、かつ中央軸部材1の内径dよりも大きな直径Wの中央孔2Aを有する円環板状のものであり、純鉄材料又はパーマロイ材料など大きな保持力を有する磁性材料からなる。ヒステリシス部材2は、中央軸部材1をインサート成型などで造るときに、中央孔2Aの周りの内周部分2Bが一緒にモールドされ、中央軸部材1に埋め込まれている。ヒステリシス部材2は、中央軸部材1の中心軸線Xに対して垂直な一対の互いに平行な円環状平面2Cと2D(図3)とを有する。したがって、中央軸部材1とヒステリシス部材2とは一体となっている一つの部品として扱うことができ、トルクリミッタの組み立て時に便利であるばかりでなく、互いに強固に固定しあっているので、大きな負荷トルクに十分に耐えることができる。なお、中央軸部材1は中央穴1Aをもたない円柱状軸棒であってもよく、外周面が円筒面であるものなら構わない。
円筒状の永久磁石3と4は、高生産性、低コスト、高磁力で成形が容易なネオジウムボンド磁石、あるいはフェライト系又はサマリウム系などの磁気材料から構成されており、その磁気材料が限定されるものでない。円筒状の永久磁石3と4は通常の磁石と同様に、その中心から放射外方向に延びる線でほぼ等しく分割された交互に逆極性となる等しい数の極性、例えば5対又は6対のN極とS極とを有するものである。円筒状の永久磁石3と4とは、ヒステリシス部材2を介して同一極性が対向するように位置合わせされ、後述するように互いがずれることがないように連結されている。そして、円筒状の永久磁石3と4とはラジアル型の軸受5と6とによってそれぞれ中央軸部材1に取り付けられる。また、円筒状の永久磁石3と4の円環状の内側側面3Aと4A(図3)とは、スペーサ部材7と8によって形成される微小間隙を介してヒステリシス部材2の円環状平面2Cと2Dとそれぞれ平行に対設されている。
一部分を拡大して示す図3及び図4によって説明すると、ラジアル型の軸受5は、中央軸部材1が圧入される内輪5Aと、永久磁石3の中央穴3Bに軽く圧入される外輪5Bと、内輪5Aと外輪5Bとの間で転動する複数のボール又はローラからなる転動体5Cとからなるごく一般的ものである。ラジアル型の軸受6はラジアル型の軸受5と同様な構造であり、中央軸部材1が圧入される内輪6Aと、永久磁石4の中央穴4Bに軽く圧入される外輪6Bと複数の転動体6Cとからなる。ここで、ラジアル型の軸受5、6の幅(図2の中心軸線Xが延びる方向)は互いにそれぞれ等しく、永久磁石3、4の内側側面3A、4Aはそれぞれラジアル型の軸受5、6の内側側面5a、6aとほぼ同一垂直面にあることが望ましいが、永久磁石3、4の内側側面3A、4Aがラジアル型の軸受5、6の内側側面5a、6aよりも幾分突出しているのは構わない。なお、中心軸線Xは中央軸部材1における円筒面の断面円形の中心点を通ってその長さ方向に延びる軸線である。
中央軸部材1に装着された円環板状のスペーサ部材7の両面がヒステリシス部材2の円環状平面2Cとラジアル型の軸受5の内輪5Aの内側側面5aとに当接し、また、円環板状のスペーサ部材8の両面がヒステリシス部材2の円環状平面2Dとラジアル型の軸受6の内輪6Aの内側側面6aとに当接している。円環板状のスペーサ部材7、8はラジアル型の軸受5、6それぞれの外輪5B、6Bの内径よりも小さな外径を有し、かつそれぞれの内輪5A、6Aの外径よりも小さな内径を有するので、スペーサ部材7、8はラジアル型の軸受5、6それぞれの外輪5B、6Bに接触することなく、それぞれ内輪5Aの内側側面5a、内輪6Aの内側側面6aに当接してヒステリシス部材2と永久磁石3との間隙、及びヒステリシス部材2と永久磁石4との間隙を設定微小間隔に保持することができる。磁気損失を低減するためには、ヒステリシス部材2の円環状平面2Cと永久磁石3の内側側面3Aとの間隙、及びヒステリシス部材2の円環状平面2Dと永久磁石4の内側側面4Aとの間隙をできるだけ小さく、かつ一定に保持するのが良い。そのために、この実施形態1ではスペーサ部材7、8として10〜100μmの範囲の厚みを有する薄い円環状金属板を複数個用いて、所定の間隙を形成し、保持している。例えば、ヒステリシス部材2の円環状平面2Cと永久磁石3の内側側面3Aとの間隙、及びヒステリシス部材2の円環状平面2Dと永久磁石4の内側側面4Aとの間隙がそれぞれ0.3mmのとき、スペーサ部材7、8として50μmの厚みの円環状金属板を6枚重ねることによって、容易に所定の間隙に調整することができ、かつその間隙を保持することができる。
円筒状の永久磁石3と4の外周面は、ハウジング部材をも兼ねることが可能な合成樹脂からなる外周部材9、10で被覆されている。その合成樹脂は熱伝導性が良好であるものが好ましい。外周部材9、10はインサートモールドなどの成型によって円筒状の永久磁石3と4の外周部を包み込むように形成される。外周部材9、10は互いに同一の構造を有する。図4に拡大して示すように、外周部材9、10は凹所からなる係着部SAを外周部の一方側の側面に有するが、外周部材9の係着部は陰になっているので示されていない。これら係着部SAは金属材料又はプラスチック材料からなる円環状の連結部材11の両側に形成された突起部からなる係止部11A、11Bを受け入れて互いに係止し合う。また、外周部材9、10の他方側、つまり外側となる側面は円筒状の永久磁石3と4の側面よりも突出するように形成されており、後述する金属板12、13を受け入れてそれらと係止し合う係止部UBを有する。係止部UBは、永久磁石3、4のそれぞれの外側の側面よりも突出するように形成されている短円筒状部分の内面に凹凸状に形成されている。連結部材11の係止部11A、11Bはそれぞれ5箇所に形成されているので、外周部材9、10の係着部SAも外周部材9、10それぞれの一方側の側面側に5箇所形成される。ただし、連結部材11の係止部11A、11B及び外周部材9、10の係着部SAの個数は任意であり、また、形状に制限されるものではなく、永久磁石3と4とを係止して永久磁石3と4とが回転方向に互いにずれるのを防止すればよい。
この実施形態1では円筒状の永久磁石3と4の外側の側面に円環状の金属板12、13を備える。この金属板12、13は、永久磁石3と4それぞれのヨーク効果を高めるバックヨークとして作用し、磁気漏れを抑制すると共に、トルクリミッタの一般的な側板としても働く。金属板12、13は中央軸部材1の外径よりも大きな直径の中央穴12A、13Aを有すると共に、図1に示すように金属板12、13の外周部には凹凸が形成されており、その凹凸からなる係止部12B、13Bが外周部材9、10の外側となる側に形成された係着部UBに係合する。金属板12、13は、円筒状の永久磁石3と4の外側の側面に磁力によって吸着されているが、それぞれの係止部12B、13Bが外周部材9、10の係着部UBに係合することによって、永久磁石3と4に対して回転方向にずれたり、外れたりすることがなく、永久磁石3と4及び外周部材9、10と一緒に回転する。なお、図1及び図4において、金属板13に固定されている結合部材14は不図示の負荷装置が結合される結合部材となるものである。
次にこのトルクリミッタの動作説明を簡単に行う。通常の負荷、つまり設定負荷トルク以下の回転駆動力が中央軸部材1に加わると、中央軸部材1に内周部分が埋設されている円環板状のヒステリシス部材2が一緒に回転する。円筒状の永久磁石3、4はそれらの大きな磁力によってヒステリシス部材2と吸引しあっているので、永久磁石3、4は中央軸部材1とヒステリシス部材2と一緒に回転する。外周部材9、10は永久磁石3、4の外周に固定されているから一緒に回転し、連結部材11により互いに連結されているので、回転方向に互いにずれることなく、一緒に回転する。当然に金属板12、13も一緒に回転するから、結合部材14に結合されている不図示の負荷も回転する。つまり、駆動側の回転力は負荷側にそのまま伝達される。
しかし、負荷側に設定トルク値よりも大きな外力がかかり、過負荷状態になると、図示しない負荷が結合されている永久磁石3、4側、つまり永久磁石3、4と連結部材11と金属板12、13は回転できなくなり、中央軸部材1とヒステリシス部材2だけが回転する。したがって、このときヒステリシス部材2と永久磁石3、4との間に磁力によって所定値のトルクが生じているから、中央軸部材1に結合されている不図示の駆動装置は前記所定値のトルクを負荷トルクとして回転動作を行うので、過負荷によって焼損することがない。なお、中央軸部材1と永久磁石3、4との間にはラジアル型の軸受5、6がそれぞれ介在するので、過負荷時にも中央軸部材1と永久磁石3、4との間に不都合な力はかからない。
以上述べた実施形態1では、永久磁石3、4の外周に外周部材9、10を設け、これらを連結部材11で連結すると共に、これらをハウジングとしていたが、図5に示すように、第1のトルクリミッタ100を一部分変更した変形例100’では、単一のハウジング部材20を設け、円筒状の永久磁石3、4の外周面をハウジング部材20の内周面に密接、つまり圧入している。他は前述の構造と同じであるので、説明を省略する。図6において、図2で用いた記号と同一の記号は同じ名称の部材を示す。ハウジング部材20の外観は円筒状であり、その内側の中央部、つまり組み立てたときにヒステリシス部材2が位置する内側部分には、ヒステリシス部材2の外周面に接触しないように内径が大きい大径部20Aが形成されている。また、ハウジング部材20の両端部には、金属板12、13の係止部に係合する係着部UB有する。なお、破線Zで示すように、図5の左方向又は右方向から見たときに永久磁石3、4の円筒状外周面が凹凸状に波打つ形状になっており、また、ハウジング部材20の内周面も凹凸状に波打つ形状になっていることによって、お互いの凹凸が嵌合しあって円筒状の永久磁石3、4を回り止め作用を行う構造になっていてもよい。この場合には、永久磁石3、4に僅かな力をかけるだけでよいので、組み立て時に永久磁石3、4に無理な大きな加圧力がかからないので、損傷することがない。
[実施形態2]
図6及び図7により本発明に係る第2の実施形態である磁気式の第2のトルクリミッタ200について説明する。図6及び図7において、図1〜図5で用いた記号と同一の記号は同じ名称の部材を示すものとする。第2のトルクリミッタ200が第1のトルクリミッタ100と異なる点は、第1のトルクリミッタ100が軸受5、6としてラジアル型のボール軸受を用いたのに対して、第2のトルクリミッタ200が軸受としてスラスト型の軸受50、60を用いている点が主に異なる。軸受に関連する部分以外は双方ともほぼ同じであるので、説明を省略する。
第1のトルクリミッタ100で用いたラジアル型の軸受5、6は、中央軸部材1の中心軸線Xと垂直の方向、つまりラジアル方向の力を受けるのが適しているのに対して、一般にスラスト型の軸受50、60は中央軸部材1の中心軸線Xと同一方向(平行方向)、つまりアキシャル方向の力を受けるのに適している。図7はスラスト型の軸受50、60及びその近傍のヒステリシス部材2の一部分、中央軸部材1の一部分を拡大して示しており、この図7によって説明する。第2のトルクリミッタ200も第1のトルクリミッタ100と同様に、磁気損失を低減するためには、ヒステリシス部材2の円環状平面2Cと永久磁石3の内側側面3Aとの間隙、及びヒステリシス部材2の円環状平面2Dと永久磁石4の内側側面4Aとの間隙をできるだけ小さく、かつ一定に保持するのが良い。
第2のトルクリミッタ200における円筒状の永久磁石3、4は同一構造のものであり、永久磁石3にあっては中央軸部材1の外周面に対向する内周面が径の大きな大径面3Cと径の小さな小径面3Dからなり、永久磁石4にあっては同様に中央軸部材1の外周面に対向する内周面が径の大きな大径面4Cと径の小さな小径面4Dからなる。大径面3Cと小径面3Dとの間の奥まった側面3E、及び大径面4Cと小径面4Dとの間の奥まった側面4Eは、中心軸線Xに対してほぼ垂直な円環状の平面である。大径面3Cと側面3Eとで形成される大径部分、及び大径面4Cと側面4Eとで形成される大径部分にそれぞれスラスト型の軸受50、60が配置される。スラスト型の軸受50、60は互いに同一の構造のものである。なお、永久磁石3の大径面3Cと小径面3Dとがその中央穴3Bを形成し、また、永久磁石4の大径面4Cと小径面4Dとがその中央穴4Bを形成する。
スラスト型の軸受50は,第1の円環状部材50Aと第2の円環状部材50Bとそれらの間を転動する複数のボール又はコロからなる転動体50Cとからなり、スラスト型の軸受60は第1の円環状部材60Aと第2の円環状部材60Bとそれらの間を転動する複数のボール又はコロからなる転動体60Cとからなる。これらスラスト型の軸受50、60は通常のスラスト軸受とは構造上で幾分異なる。スラスト型の軸受50の第1の円環状部材50Aは第2の円環状部材50Bよりも小さな内径の中央穴を有し、中央軸部材1が第1の円環状部材50Aの中央穴に圧入され、その中央穴の短円筒面50a1に密接する。しかし、第2の円環状部材50Bは中央軸部材1の外径よりも大きな内径の中央穴を有するので、その中央穴の短円筒面50b1は中央軸部材1に実質的に接触しない。同様に、スラスト型の軸受60の第1の円環状部材60Aは第2の円環状部材60Bよりも小さな内径の中央穴を有し、中央軸部材1が第1の円環状部材60Aの前記中央穴に圧入され、その中央穴の短円筒面60a1に密接する。しかし、第2の円環状部材60Bは中央軸部材1の外径よりも大きな内径の中央穴を有するので、その中央穴を形成する短円筒面60b1は中央軸部材1に実質的に接触しない。
したがって、スラスト型の軸受50は、第1の円環状部材50Aと中央軸部材1との圧入によって中央軸部材1に固定され、同様に、スラスト型の軸受60は、第1の円環状部材60Aと中央軸部材1との圧入によって中央軸部材1に固定される。他方、スラスト型の軸受50の第2の円環状部材50Bとスラスト型の軸受60の第2の円環状部材60Bは中央軸部材1に接触していないので、中央軸部材1に対して自由に回転できる構造になっている。スラスト型の軸受50の第1の円環状部材50Aの平坦な円環状外面50a2はヒステリシス部材2の円環状平面2Cに密接している。同様に、スラスト型の軸受60の第1の円環状部材60Aの平坦な円環状外面60a2はヒステリシス部材2の円環状平面2Dに密接している。また、スラスト型の軸受50の第2の円環状部材50Bの平坦な円環状外面50b2は永久磁石3の奥まった側面3Eに密接している。同様に、スラスト型の軸受60の第2の円環状部材60Bの平坦な円環状外面60b2は永久磁石4の奥まった側面4Eに密接している。
前述したように、一般にスラスト軸受は軸線方向の加圧力に強い構造であるので、図7に示すように、スラスト型の軸受50、60をヒステリシス部材2の円環状平面2C、2Dにそれぞれ反対方向から強く押し当てることができる。したがって、永久磁石3の内側側面3Aから奥まった側面3Eまでの奥行き、及び永久磁石4の内側側面4Aから奥まった側面4Eまでの奥行きと、スラスト型の軸受50、60の厚み寸法とを適切に設定することによって、実施形態1のようにスペーサ部材を備えなくとも、組み立て時にスラスト型の軸受50、60をヒステリシス部材2の円環状平面2C、2Dにそれぞれ反対方向から強い力で押し当てることができ、強く押し当てることによってヒステリシス部材2の円環状平面2Cと永久磁石3の内側側面3Aとの間隙、及びヒステリシス部材2の円環状平面2Dと永久磁石4の内側側面4Aとの間隙を所期の微小な距離にすることができる。
実施形態2の一部分を変更する例として、ヒステリシス部材2の円環状平面2Cと永久磁石3の内側側面3Aとの間隙、及びヒステリシス部材2の円環状平面2Dと永久磁石4の内側側面4Aとの間隙を調整する必要があるときには、図示しないが、中央軸部材1の外径よりも大きく、かつスラスト型の軸受50、60の第1の円環状部材50A、60Aの外径よりも小さな外径を有するスペーサ部材を用意し、スラスト型の軸受50の第1の円環状部材50Aの円環状外面50a2、スラスト型の軸受60の第1の円環状部材60Aの円環状外面60a2とヒステリシス部材2の円環状平面2C、2Dとの間に、それぞれ前述のような間隙を調整できるスペーサ部材を設ければよい。
第2のトルクリミッタ200の動作は、第1のトルクリミッタ100の動作とほとんど同じであり、通常の負荷状態では中央軸部材1とヒステリシス部材2とが一緒に回転し、永久磁石3、4とヒステリシス部材2との磁力の作用で、永久磁石3、4も中央軸部材1とヒステリシス部材2と一緒に回転する。しかし、負荷側に所定値よりも大きな外力がかかり、過負荷状態になると、図示しない負荷が結合されている永久磁石3、4側、つまり永久磁石3、4と連結部材11と金属板12、13は回転できなくなり、中央軸部材1とヒステリシス部材2だけが回転する。このとき、スラスト型の軸受50、60の第2の円環状部材50B、60Bは永久磁石3、4側に固定されているので回転せず、転動体50C、60Cが回動することにより、スラスト型の軸受50、60の第1の円環状部材50A、60Aは中央軸部材1とヒステリシス部材2と一緒に回転する。したがって、中央軸部材1に結合されている不図示の駆動装置には過負荷がかかることはない。
なお、この実施形態2においても、図5に示した第1のトルクリミッタの変形例100’と同様な単一のハウジングを用いても勿論よい。永久磁石は、必ずしもヒステリシス部材を挟んで同数備える必要はなく、片方に1個又は異なる個数で複数備えてもよい。ヒステリシス部材と永久磁石の外径は異なってもよく、同等又はヒステリシス部材の外径が大きい方が効果的である。また、中央軸部材1の放熱を更に向上させるために、中心軸線Xに沿って中央軸部材1内に小孔又は中央軸部材1の外周面に小溝を設け、空気が流通するようにしてもよい。中央軸部材1の温度上昇を抑制することによって、永久磁石への熱的悪影響を低減できる。
発明に係る実施形態1のトルクリミッタ100の組み立て前の各部材を示す斜視図である。 実施形態1のトルクリミッタ100の断面を示す図である。 図2の断面図の一部分を拡大して示す図である。 図1に示したトルクリミッタの構成部品の一部分を示す図である。 実施形態1に係るトルクリミッタの変形例であるトルクリミッタ100’の断面を示す図である。 本発明の実施形態2に係るトルクリミッタ200の断面を示す図である。 図6の断面図の一部分を拡大して示す図である。
符号の説明
1・・・中央軸部材
1A・・・中央軸部材1の中央穴
1B・・・中央軸部材1の取付け部
2・・・ヒステリシス部材
2A・・・ヒステリシス部材2の中央孔
2B・・・中央穴2Aの内周部分
2C、2D・・・ヒステリシス部材2の円環状平面
3・・・円筒状の永久磁石
3A・・・永久磁石3の円環状の内側側面
3B・・・永久磁石3の中央穴
3C・・・永久磁石3の大径面
3D・・・永久磁石3の小径面
3E・・・永久磁石3の奥まった側面
4・・・円筒状の永久磁石
4A・・・永久磁石4の円環状の内側側面
4B・・・永久磁石4の中央穴
4C・・・永久磁石4の大径面
4D・・・永久磁石4の小径面
4E・・・永久磁石4の奥まった側面
5、6・・・ラジアル型の軸受
5A、6A・・・内輪
5B、6B・・・外輪
5C、6C・・・転動体
5a、6a・・・内側側面
7、8・・・スペーサ部材
9、10・・・外周部材
SA・・・外周部材9、10の係着部
UB・・・外周部材9、10の係止部
11・・・連結部材
11A、11B・・・連結部材11の係止部
12、13・・・金属板
12A、13A・・・金属板12、13の中央穴
12B、13B・・・金属板12、13の係止部
14・・・結合部材
20・・・ハウジング部材
20A・・・ハウジング部材20の大径部
50・・・スラスト型の軸受
50A、50B・・・第1、第2の円環状部材
50C・・・転動体
50a1・・・第1の円環状部材50Aの中央穴の短円筒面
50a2・・・第1の円環状部材50Aの円環状外面
50b1・・・第2の円環状部材50Bの中央穴の短円筒面
50b2・・・第2の円環状部材50Bの円環状外面
60・・・スラスト型の軸受
60A、60B・・・第1、第2の円環状部材
60C・・・転動体
60a1・・・第1の円環状部材60Aの中央穴の短円筒面
60a2・・・第1の円環状部材60Aの円環状外面
60b1・・・第2の円環状部材60Bの中央穴の短円筒面
60b2・・・第2の円環状部材60Bの円環状外面

Claims (2)

  1. 円筒状の中央軸部材と、該中央軸部材に係着された円筒状のヒステリシス部材と、前記中央軸部材の外径よりも大きな径の中央穴を有して前記中央軸部材と同心円状に配置されている円筒状の永久磁石とを備えたトルクリミッタにおいて、
    前記ヒステリシス部材は、中央孔と前記中央軸部材に対して垂直方向に延びる表裏の円環状平面とを有し、前記中央軸部材に係着されて前記中央軸部材と一緒に回転し、
    前記永久磁石は、前記ヒステリシス部材の前記円環状平面の片面又は両面に対して所定の距離を隔てて配置され、
    前記永久磁石の前記中央穴に係着された外輪と前記中央軸部材の外周面に係着された内輪とを有するラジアル型の軸受を備え、
    前記永久磁石の側面と前記ヒステリシス部材の前記円環状平面との間の前記所定の距離を調整するスペーサ部材を、前記ヒステリシス部材と前記ラジアル型の軸受との間に備え、
    前記スペーサ部材は前記ラジアル型の軸受の前記外輪の内径以下の外径を有することを特徴とするトルクリミッタ。
  2. 円筒状の中央軸部材と、該中央軸部材に係着された円筒状のヒステリシス部材と、前記中央軸部材の外径よりも大きな径の中央穴を有して前記中央軸部材と同心円状に配置されている円筒状の永久磁石とを備えたトルクリミッタにおいて、
    前記ヒステリシス部材は、中央孔と前記中央軸部材に対して垂直方向に延びる表裏の円環状平面とを有し、前記中央軸部材に係着されて前記中央軸部材と一緒に回転し、
    前記永久磁石は、前記ヒステリシス部材の前記円環状平面の片面又は両面に対して所定の距離を隔てて配置され、
    前記ヒステリシス部材の片面又は両面において前記中央軸部材を中心に互いに並行して回転する第1の円環状部材と第2の円環状部材とを有するスラスト型の軸受であって、前記ヒステリシス部材と前記永久磁石との間に配置されたスラスト型の軸受を備え、
    前記第1の円環状部材は、前記中央軸部材に係着され、
    前記第2の円環状部材は、前記永久磁石に吸着されており、前記中央軸部材には接触していないことを特徴とするトルクリミッタ。
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