JP4864555B2 - 投写ズームレンズおよび投写型表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、投写型表示装置に搭載される投写ズームレンズおよびその投写型表示装置に関し、特にDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)等のライトバルブを搭載したプロジェクタ装置に用いられる投写ズームレンズに関するものである。
近年プロジェクタ市場はパソコンの普及とともに大きくのびてきている。
プロジェクタには、映像を信号に変えるために光変調を行うライトバルブが使用されているが、その一つとして透過型液晶が知られている。透過型液晶が使用される光学系においても、通常色合成のためにクロスダイクロイックプリズムが用いられており、その合成特性を向上させるために投写ズームレンズの縮小側がテレセントリックとされている。縮小側がテレセントリックな投写ズームレンズとしては、下記特許文献1のものが知られている。
また、より高精細で、コントラスト比の大きい投影画像を得たいという要求の高まりから、ライトバルブとしてDMD素子を搭載したプロジェクタが注目されている。反射型ライトバルブであるDMD素子を用いた場合、投写レンズの縮小側をテレセントリックにする必要がないため、縮小側のレンズ部分を小型化することができる。このように縮小側のレンズ部分を小型化したものとして、下記特許文献2および下記特許文献3のものが知られている。
特許第3476914号公報 特開平10−104520号公報 特開2004−77950号公報
しかしながら、上記特許文献2のものでは、最も拡大側のレンズが負レンズであるため、広角化した際のディストーション補正が難しく、そのため高価な非球面レンズを用いる必要がある。またF値が大きく暗いレンズとなっており、投影画像の明るさの点で問題がある。この特許文献2のものにおいてF値を小さくしようとした場合、ズームレンズの縮小側に配置される照明光学系のスペースを広くとる必要があるが、そのスペースの確保について考慮されていないため、この特許文献2のものにおいて、F値を小さくするには限界がある。
また、特許文献3のものでは、上記特許文献2の問題を解決する提案がなされているが、第2レンズ群と第3レンズ群のパワーバランスが悪く像面湾曲が大きくなっている。また、第3レンズ群の構成枚数の多さやパワー配分からくる第3レンズ群のレンズ径の大型化が問題となっている。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、構成枚数が少なく、レンズ全体の小型化について考慮され、さらに、諸収差が補正された高い投写性能を有する明るい投写ズームレンズおよび投写型表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の投写ズームレンズは、拡大側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群および正の屈折力を有する第3レンズ群を配列してなり、広角端から望遠端まで変倍する際に、前記第1レンズ群は縮小側へ移動し、前記第2レンズ群および前記第3レンズ群は拡大側へ移動するように構成され、前記第1レンズ群は拡大側より順に、正レンズ、負レンズおよび負レンズからなり、前記第3レンズ群の最も縮小側レンズ面における最大有効光束高が、縮小側共役面における最大有効光束高より小さいことを特徴とするものである。
また、本発明の第2の投写ズームレンズは、拡大側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群および正の屈折力を有する第3レンズ群を配列してなり、広角端から望遠端まで変倍する際に、前記第1レンズ群は縮小側へ移動し、前記第2レンズ群および前記第3レンズ群は拡大側へ移動するように構成され、前記第3レンズ群は、最も拡大側に配設された負レンズを含む4枚のレンズからなり、前記第3レンズ群の最も縮小側レンズ面における最大有効光束高が、縮小側共役面における最大有効光束高より小さいことを特徴とするものである。
また、本発明の第3の投写ズームレンズは、拡大側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群および正の屈折力を有する第3レンズ群を配列してなり、前記第1レンズ群は拡大側より順に、正レンズ、負レンズおよび負レンズからなり、前記第3レンズ群は、最も拡大側に配設された負レンズを含む4枚のレンズからなり、前記第3レンズ群の最も縮小側レンズ面における最大有効光束高が、縮小側共役面における最大有効光束高より小さいことを特徴とするものである。
また、下記条件式(1)および(2)を満足することが好ましい。
−3.5≦fG1/fw≦−1.0 (1)
1.0≦fG2/fw≦4.0 (2)
fw:広角端での全系焦点距離
G1:第1レンズ群の焦点距離
G2:第2レンズ群の焦点距離
また、前記第3レンズ群は拡大側より順に、負レンズ、負レンズ、正レンズおよび正レンズからなることが好ましい。
また、前記第2レンズ群は単独の正レンズからなり、下記条件式(3)および(4)を満足することが好ましい。
−3.5≦fG1/fw≦−1.35 (3)
1.0≦fG2/fw≦2.9 (4)
また、8枚以下のレンズからなることが好ましい。
さらに、本発明の投写型表示装置は、光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、上述したいずれかの投写レンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、該投写ズームレンズによりスクリーンに投影することを特徴とするものである。
本発明の第1の投写ズームレンズおよびその投写型表示装置によれば、負の第1レンズ群、正の第2レンズ群および正の第3レンズ群を配列し、変倍の際に第1レンズ群は縮小側へ、第2レンズ群および第3レンズ群は拡大側へ移動させ、第1レンズ群は拡大側より順に、正レンズ、負レンズおよび負レンズから構成し、第3レンズ群の最も縮小側レンズ面における最大有効光束高を、縮小側共役面における最大有効光束高より小さくしている。
このような構成とすることにより、ディストーションを良好に補正することができ、さらに、第2レンズ群と第3レンズ群のパワーバランスを向上させることができ、良好に像面湾曲の補正を行うことができる。
また、本発明の第2の投写ズームレンズおよびその投写型表示装置によれば、負の第1レンズ群、正の第2レンズ群および正の第3レンズ群を配列し、変倍の際に第1レンズ群は縮小側へ、第2レンズ群および第3レンズ群は拡大側へ移動させ、第3レンズ群は、最も拡大側に配設された負レンズを含む4枚のレンズから構成し、第3レンズ群の最も縮小側レンズ面における最大有効光束高を、縮小側共役面における最大有効光束高より小さくしている。
このような構成とすることにより、第2レンズ群と第3レンズ群のパワーバランスを向上させることができ、良好に像面湾曲の補正を行うことができ、さらに、十分なレンズバックの確保と第3レンズ群のレンズ径を小型化することができる。
また、本発明の第3の投写ズームレンズおよびその投写型表示装置によれば、負の第1レンズ群、正の第2レンズ群および正の第3レンズ群を配列し、第1レンズ群は拡大側より順に、正レンズ、負レンズおよび負レンズから構成し、第3レンズ群は、最も拡大側に配設された負レンズを含む4枚のレンズからなり、第3レンズ群の最も縮小側レンズ面における最大有効光束高を、縮小側共役面における最大有効光束高より小さくしている。
このような構成とすることにより、ディストーションを良好に補正することができ、さらに、十分なレンズバックの確保と第3レンズ群のレンズ径を小型化することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は本発明に係る実施例1の投写ズームレンズの基本構成を示すものであり、広角端におけるレンズ構成図および望遠端におけるレンズ構成図を示すものである。この実施例1に係る投写ズームレンズを本実施形態の代表例として、以下に説明する。
すなわちこの投写ズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、正の屈折力を有する第2レンズ群Gと、正の屈折力を有する第3レンズ群Gとを拡大側より順に配列されてなる。また、広角端から望遠端まで変倍する際に、第1レンズ群Gは縮小側へ移動し、第2レンズ群Gおよび第3レンズ群Gは拡大側へ移動するようになっている。また、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gとの間には、マスク(絞り)3が配設されている。
なお、第3レンズ群GとDMDや液晶表示素子等の表示面1との間には、赤外線をカットするフィルタやローパスフィルタを含むカバーガラス2が配設されている。また、図中Xは光軸を表している。
ここで、第1レンズ群Gは、正レンズよりなる第1レンズL、負レンズよりなる第2レンズLおよび負レンズよりなる第3レンズLからなり、第2レンズ群Gは、正レンズよりなる第4レンズLからなり、第3レンズ群Gは、負レンズよりなる第5レンズL、負レンズよりなる第6レンズL、正レンズよりなる第7レンズLおよび正レンズよりなる第8レンズLからなる。
上記の実施形態は、3つの構成要件、すなわち、
(1)第1レンズ群Gは拡大側より順に、正レンズL、負レンズLおよび負レンズLからなる、
(2)広角端から望遠端まで変倍する際に第1レンズ群Gは縮小側へ、第2レンズ群Gおよび第3レンズ群Gは拡大側へ移動する、および
(3)第3レンズ群Gは、最も拡大側に配設された負レンズLを含む4枚のレンズからなる、
との要件を全て備えているが、必ずしもこれらの構成要件を全て備える必要はなく、いずれか2つのものを備えていれば相応の作用効果を得ることができる。以下に、これらのうちいずれか2つの構成要件を備えた態様各々の構成および作用効果を述べる。
<第1の態様>
拡大側より順に、負の第1レンズ群G、正の第2レンズ群Gおよび正の第3レンズ群Gを配列し、第1レンズ群Gは拡大側より順に、正レンズL、負レンズLおよび負レンズLからなり(上記(1)の要件)、広角端から望遠端まで変倍する際に第1レンズ群Gは縮小側へ、第2レンズ群Gおよび第3レンズ群Gは拡大側へ移動させ(上記(2)の要件)、第3レンズ群Gの最も縮小側レンズ面における最大有効光束高を、縮小側共役面における最大有効光束高より小さくするとの要件を備えている。これにより、構成枚数が少なく(例えば8枚のレンズにより構成され、コスト削減が図られる)、レンズ全体の小型化について考慮され、さらに、諸収差が補正された高い投写性能を有する明るい投写ズームレンズが得られる。
また、この構成を備えることにより、ディストーションを良好に補正することができ、さらに、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gのパワーバランスが向上し、良好に像面湾曲の補正を行うことができる。
<第2の態様>
拡大側より順に、負の第1レンズ群G、正の第2レンズ群Gおよび正の第3レンズ群Gを配列し、広角端から望遠端まで変倍する際に第1レンズ群Gは縮小側へ、第2レンズ群Gおよび第3レンズ群Gは拡大側へ移動させ(上記(2)の要件)、第3レンズ群Gは、最も拡大側に配設された負レンズLを含む4枚のレンズからなり(上記(3)の要件)、第3レンズ群Gの最も縮小側レンズ面における最大有効光束高を、縮小側共役面における最大有効光束高より小さくするとの要件を備えている。これにより、照明光学系が配置されるレンズバックを確保し、第3レンズ群Gのレンズ径の小型化および構成枚数が少ない(例えば8枚のレンズにより構成され、コスト削減が図られる)ことが考慮され、さらに、諸収差が補正された高い投写性能を有する明るい投写ズームレンズが得られる。
この構成を備えることにより、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gのパワーバランスが向上し、良好に像面湾曲の補正を行うことができ、さらに、十分なレンズバックの確保と第3レンズ群Gのレンズ径を小型化することができる。
<第3の態様>
拡大側より順に、負の第1レンズ群G、正の第2レンズ群Gおよび正の第3レンズ群Gを配列し、第1レンズ群Gは拡大側より順に、正レンズL、負レンズLおよび負レンズLからなり(上記(1)の要件)、第3レンズ群Gは、最も拡大側に配設された負レンズLを含む4枚のレンズからなり(上記(3)の要件)、第3レンズ群Gの最も縮小側レンズ面における最大有効光束高を、縮小側共役面における最大有効光束高より小さくするとの要件を備えている。これにより、照明光学系が配置されるレンズバックを確保し、第3レンズ群Gのレンズ径の小型化および構成枚数が少ない(例えば8枚のレンズにより構成され、コスト削減が図られる)ことが考慮され、さらに、諸収差が補正された高い投写性能を有する明るい投写ズームレンズが得られる。
この構成を備えることにより、ディストーションを良好に補正することができ、さらに、十分なレンズバックの確保と第3レンズ群Gのレンズ径を小型化することができる。
<各態様共通の構成>
また、上述した各態様の投写ズームレンズは、第2レンズ群Gを正レンズ単体で構成することで、レンズ枚数を減らしコストを削減できるようになっている。
また、各態様においては以下に示す条件式(1)、(2)を満足している。
−3.5≦fG1/fw≦−1.0 (1)
1.0≦fG2/fw≦4.0 (2)
fw:広角端での全系焦点距離
G1:第1レンズ群の焦点距離
G2:第2レンズ群の焦点距離
ここで、上述した条件式(1)、(2)の技術的意義について説明する。
上記条件式(1)は、収差補正を良好とし、レンズ系の小型化を図るための条件を規定するものである。その範囲の上限を上回ると収差補正が困難となる。一方、その下限を下回ると、レンズバックが短くなり照明光学系が配置できなくなる、あるいはレンズ系が大型化する、といった問題が生じてしまう。
また、上記条件式(2)は、収差補正を良好とし、第2レンズ群Gの移動量を低減するための条件を規定するものである。その範囲の上限を上回ると第2レンズ群Gの移動量が増えレンズ系全体の大型化につながってしまう。一方、その下限を下回ると収差補正が困難となる。
また、下記条件式(3)は、条件式(1)の上限を狭めたもので、条件式(1)による効果が更に高まるようになっている。
また、下記条件式(4)は、条件式(2)の上限を狭めたもので、条件式(2)による効果が更に高まるようになっている。
−3.5≦fG1/fw≦−1.35 (3)
1.0≦fG2/fw≦2.9 (4)
次に、上述した投写ズームレンズを搭載した投写型表示装置の一例を、図7により説明する。図7に示すように、光源101より出射された光束は、不図示のカラーホイールによって、3原色光(R、G、B)の各光に時系列的に選択変換され、照明光学系102によって光束の光軸と垂直な断面における光量分布の均一化が図られてDMD103に照射される。このDMD103においては、入射光の色の切り替わりに応じて、その色光用への変調切替が行われ、DMD103により適宜変調された投影光は、投写ズームレンズ104に入射し、最終的にはスクリーン105に到達する。
なお、図7に示す投写型表示装置は、本発明の一実施形態を示すものであって、種々の態様の変更が可能である。例えば、単板のDMDを設ける替わりに、各色光に応じた3枚のDMDによりRGB各色の変調を同時に行うようにしても良い。この場合投写ズームレンズ104とDMD103との間に図示しない色分離/合成部が配置される。
なお、本発明の投写ズームレンズはDMDを用いた投写型表示装置の投写ズームレンズとしての使用態様に限られるものではなく、透過型の液晶表示パネルあるいは反射型の液晶表示パネル等の他の光変調手段を用いた装置の投写ズームレンズ等として用いることも可能である。
以下、各実施例についてデータを用いて具体的に説明する。
<実施例1>
この実施例1にかかる投写ズームレンズは、前述したように図1に示す如き構成とされている。すなわちこの投写ズームレンズは、第1レンズ群Gが、拡大側に凸面を向けた正のメニスカスレンズよりなる第1レンズL、凸面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第2レンズLおよび拡大側に凸面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第3レンズLからなり、第2レンズ群Gが、両凸レンズよりなる第4レンズLからなり、第3レンズ群Gが、拡大側に凹面を向けた負のメニスカスレンズよりなる第5レンズL、両凹レンズよりなる第6レンズL、拡大側に凹面を向けた正のメニスカスレンズよりなる第7レンズL、および両凸レンズよりなる第8レンズLからなる。
この実施例1における各レンズ面の曲率半径R(レンズ全系の広角端での焦点距離を1として規格化されている;以下の各表において同じ)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D(上記曲率半径Rと同様に規格化されている;以下の各表において同じ)、各レンズのd線における屈折率Ndおよびアッベ数νdを表1の上段に示す。なお、この表1および後述する表2、3において、各記号R、D、Nd、νdに対応させた数字は拡大側から順次増加するようになっている。
また、表1の下段に、焦点距離1(広角端)と焦点距離1.15(望遠端)における、第1レンズ群Gと第2レンズGの間隔(可変間隔6)、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gの間隔(可変間隔8)および第3レンズ群Gとカバーガラス2の間隔(可変間隔17)を示す。
Figure 0004864555
また、表4に実施例1における上記各条件式に対応する数値を示す。
図4は実施例1の投写ズームレンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。なお、図4および以下の図5、6において、各非点収差図にはサジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されており、各倍率色収差図にはd線に対するF線およびC線の収差が示されている。
この図4から明らかなように、実施例1の投写ズームレンズによれば、各収差は良好に補正されている。
また、表4に示すように実施例1の投写ズームレンズによれば、条件式(1)〜(4)が全て満足されている。
<実施例2>
実施例2に係る投写ズームレンズの概略構成を図2に示す。この実施例2にかかる投写ズームレンズは、実施例1のものと略同様の構成とされており、対応する図面の説明において同一の要素については同一の符号を付し、重複する説明については省略する。実施例1との主な相違点は、第3レンズ群Gの第7レンズLが両凸レンズからなる点である。
この実施例2における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Ndおよびアッベ数νdを表2の上段に示す。
また、表2の下段に、焦点距離1(広角端)と焦点距離1.15(望遠端)における、第1レンズ群Gと第2レンズGの間隔(可変間隔6)、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gの間隔(可変間隔8)および第3レンズ群Gとカバーガラス2の間隔(可変間隔17)を示す。
Figure 0004864555
また、表4に実施例2における上記各条件式に対応する数値を示す。
図5は実施例2の投写ズームレンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図5から明らかなように、実施例2の投写ズームレンズによれば、各収差は良好に補正されている。
また、表4に示すように実施例2の投写ズームレンズによれば、条件式(1)〜(4)が全て満足されている。
<実施例3>
実施例3に係る投写ズームレンズの概略構成を図3に示す。この実施例3にかかる投写ズームレンズは、実施例2のものと略同様の構成とされており、対応する図面の説明において同一の要素については同一の符号を付し、重複する説明については省略する。
この実施例3における各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における屈折率Ndおよびアッベ数νdを表3の上段に示す。
また、表3の下段に、焦点距離1(広角端)と焦点距離1.15(望遠端)における、第1レンズ群Gと第2レンズGの間隔(可変間隔6)、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gの間隔(可変間隔8)および第3レンズ群Gとカバーガラス2の間隔(可変間隔17)を示す。
Figure 0004864555
また、表4に実施例3における上記各条件式に対応する数値を示す。
図6は上記実施例3の投写ズームレンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図6から明らかなように、実施例3の投写ズームレンズによれば、各収差は良好に補正されている。
また、表4に示すように実施例3の投写ズームレンズによれば、条件式(1)〜(4)が全て満足されている。
Figure 0004864555
実施例1に係る投写ズームレンズのレンズ構成図 実施例2に係る投写ズームレンズのレンズ構成図 実施例3に係る投写ズームレンズのレンズ構成図 実施例1に係る投写ズームレンズの各収差図 実施例2に係る投写ズームレンズの各収差図 実施例3に係る投写ズームレンズの各収差図 本実施形態に係る投写ズームレンズを用いた投写型表示装置の概略構成図
符号の説明
〜G レンズ群
〜L レンズ
〜R19 レンズ面等の曲率半径
〜D18 レンズ面間隔(レンズ厚)
X 光軸
1 表示面
2 カバーガラス
3 マスク(絞り)
10、104 投写ズームレンズ
101 光源
102 照明光学系
103 DMD
105 スクリーン

Claims (8)

  1. 拡大側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群および正の屈折力を有する第3レンズ群を配列してなり、広角端から望遠端まで変倍する際に、前記第1レンズ群は縮小側へ移動し、前記第2レンズ群および前記第3レンズ群は拡大側へ移動するように構成され、前記第1レンズ群は拡大側より順に、正レンズ、負レンズおよび負レンズからなり、前記第3レンズ群の最も縮小側レンズ面における最大有効光束高が、縮小側共役面における最大有効光束高より小さいことを特徴とする投写ズームレンズ。
  2. 拡大側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群および正の屈折力を有する第3レンズ群を配列してなり、広角端から望遠端まで変倍する際に、前記第1レンズ群は縮小側へ移動し、前記第2レンズ群および前記第3レンズ群は拡大側へ移動するように構成され、前記第3レンズ群は、最も拡大側に配設された負レンズを含む4枚のレンズからなり、前記第3レンズ群の最も縮小側レンズ面における最大有効光束高が、縮小側共役面における最大有効光束高より小さいことを特徴とする投写ズームレンズ。
  3. 拡大側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群、正の屈折力を有する第2レンズ群および正の屈折力を有する第3レンズ群を配列してなり、前記第1レンズ群は拡大側より順に、正レンズ、負レンズおよび負レンズからなり、前記第3レンズ群は、最も拡大側に配設された負レンズを含む4枚のレンズからなり、前記第3レンズ群の最も縮小側レンズ面における最大有効光束高が、縮小側共役面における最大有効光束高より小さいことを特徴とする投写ズームレンズ。
  4. 下記条件式(1)および(2)を満足することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の投写ズームレンズ。
    −3.5≦fG1/fw≦−1.0 (1)
    1.0≦fG2/fw≦4.0 (2)
    fw:広角端での全系焦点距離
    G1:第1レンズ群の焦点距離
    G2:第2レンズ群の焦点距離
  5. 前記第3レンズ群は拡大側より順に、負レンズ、負レンズ、正レンズおよび正レンズからなることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項記載の投写ズームレンズ。
  6. 前記第2レンズ群は単独の正レンズからなり、下記条件式(3)および(4)を満足することを特徴とする請求項4または5記載の投写ズームレンズ。
    −3.5≦fG1/fw≦−1.35 (3)
    1.0≦fG2/fw≦2.9 (4)
    fw:広角端での全系焦点距離
    G1:第1レンズ群の焦点距離
    G2:第2レンズ群の焦点距離
  7. 8枚以下のレンズからなることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項記載の投写ズームレンズ。
  8. 光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、請求項1〜7のうちいずれか1項記載の投写ズームレンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、該投写ズームレンズによりスクリーンに投影することを特徴とする投写型表示装置。
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