JP4864396B2 - 半導体素子の製造方法、及び、半導体素子の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子が配置されたウェーハをランプで加熱する半導体素子の製造方法、及び、半導体素子の製造装置に関する。
半導体素子が配置されたウェーハをランプで加熱する半導体素子の製造装置では、半導体素子が配置されていないウェーハの裏面側にランプが設置され、ウェーハから放射光を測定する為の放射温度計がウェーハの表面側に設置されている(例えば、特許文献1参照。)。放射温度計でウェーハから放射された放射光の放射光強度が測定され、放射光強度からウェーハの温度が求められる。このウェーハの温度を基に、ランプに供給する電力を調整している。
しかしながら、放射温度計を用いても、ウェーハの放射率が面内で不均一であったり、ウェーハを含めて加熱温度を均一にすべき領域内で放射率が不均一であったりする場合があった。これらの場合は、ウェーハ面内で温度が不均一になり、結果として半導体素子特性が面内で不均一となり、半導体素子の歩留まり低下の一因となる場合があった。
特開2001−274109号公報
本発明は、ウェーハ面内で均一な温度で加熱可能な半導体素子の製造方法、及び、半導体素子の製造装置を提供する。
本願発明の一態様によれば、ウェーハに近接して配置され前記ウェーハと同時に複数のランプで加熱される基板周辺構造物の周辺反射率を加熱前に測定し、前記ウェーハのウェーハ反射率を前記加熱前に測定し、前記ウェーハ反射率から前記ウェーハのウェーハ放射率を算出し、前記ウェーハから放射される放射光のウェーハ放射光強度を前記加熱中に測定し、前記ウェーハ放射率と前記ウェーハ放射光強度からウェーハのウェーハ温度を算出し、前記ウェーハ温度が設定温度になるような、前記ウェーハ上のウェーハ上光強度の値を算出し、前記周辺反射率と前記ウェーハ反射率の差から、基板周辺構造物に入射する周辺入射光と、ウェーハに入射するウェーハ入射光の光強度が等しくなるように、前記基板周辺構造物上の周辺光強度の値を算出し、ウェーハ上光強度が前記ウェーハ上光強度の値になり、周辺光強度が前記周辺光強度の値になるように、前記ランプの加熱のランプ光強度の値を算出し、ランプ光強度がランプ光強度の値になるようなランプパワーの値を算出し、複数の前記ランプが前記ランプパワーの値のランプパワーを入力し発光することによって前記ウェーハに処理を行うことを特徴とする半導体素子の製造方法が提供される。
本願発明の一態様によれば、ウェーハの表側に配置された複数の表面ランプと前記ウェーハの裏側に配置された複数の裏面ランプにより、同時に加熱される前記ウェーハの裏面の中央部の中央反射率と前記裏面の外周部の外周反射率を前記加熱前に測定し、前記中央反射率から前記ウェーハの中央放射率を算出し、前記中央部から放射される放射光の中央放射光強度を前記加熱中に測定し、前記中央放射率と前記中央放射光強度から前記中央部の中央温度を算出し、前記中央温度が設定温度になるような、前記中央部上の中央光強度の値を算出し、前記外周反射率と前記中央反射率の差から、前記外周部に入射する外周入射光と、前記中央部に入射する中央入射光の光強度が等しくなるように、前記外周部上の外周光強度の値を算出し、中央光強度が前記中央光強度の値になり、外周光強度が前記外周光強度の値になるように、複数の前記裏面ランプ毎の加熱の複数の裏面ランプ光強度の値を算出し、複数の前記裏面ランプ光強度の値の差が小さくなるように、複数の前記表面ランプ毎の加熱の複数の表面ランプ光強度の値を算出し、裏面ランプ光強度が前記裏面ランプ光強度の値になるような裏面ランプパワーの値を算出し、表面ランプ光強度が前記表面ランプ光強度の値になるような表面ランプパワーの値を算出し、複数の前記裏面ランプが、前記裏面ランプパワーの値の裏面ランプパワーを入力し発光し、複数の前記表面ランプが、前記表面ランプパワーの値の表面ランプパワーを入力し発光することによって前記ウェーハに処理を行うことを特徴とする半導体素子の製造方法が提供される。
本願発明の一態様によれば、ランプパワーを入力して発光し、ウェーハを含む加熱温度均一領域を加熱する複数の前記ランプと、前記加熱前に測定された加熱温度均一領域の複数箇所の反射率を入力する入力部と、前記反射率から前記加熱温度均一領域の放射率を算出する放射率算出部と、前記加熱温度均一領域から放射される放射光の放射光強度を前記加熱中に測定する光強度測定部と、前記放射率と前記放射光強度から前記加熱温度均一領域の加熱温度を算出する温度算出部と、前記加熱温度が設定温度になるような、前記加熱温度均一領域上の領域上光強度の値を算出する光強度算出部と、複数箇所の前記反射率の差から、前記加熱温度均一領域に入射する入射光の光強度が均一になるように、前記領域上光強度の値を補正する補正部と、領域上光強度が前記領域上光強度の値になるように、複数の前記ランプの加熱のランプ光強度の値を算出するランプ光強度算出部と、ランプ光強度が前記ランプ光強度の値になるようなランプパワーの値を算出するパワー算出部と、前記ランプパワーの値のランプパワーを前記ランプに供給する電力供給部を有することを特徴とする半導体素子の製造装置が提供される。
本発明の一態様に係る半導体素子の製造方法、及び、半導体素子の製造装置によれば、ウェーハ面内で均一な温度で加熱可能な半導体素子の製造方法、及び、半導体素子の製造装置を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下では本発明の実施形態を図面に基づいて説明するが、図解のためだけであり、本発明はそれらの図面に限定されるものではない。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。
図1に示すように、実施例1に係る半導体素子の製造システム1は、反射率(放射率)測定装置2と半導体素子の製造装置3を有している。半導体素子の製造装置3は、制御部4、光強度測定部5、電力供給部6、ハロゲンランプ群U1〜U10、D1〜D10、ウェーハ回転部8と回転制御部9を有している。制御部4は、入力部11、記憶部12、放射率(反射率)算出部13、温度算出部14、基板上光強度算出部15、光強度補正部16、ランプ光強度算出部17、パワー算出部18と出力部19を有している。
実施例1に係る半導体素子の製造方法は、図1の半導体素子の製造システム1を用いて実施される。図2に示すように、実施例1に係る半導体素子の製造方法では、まず、ステップS1で、反射率(放射率)測定装置2が、ウェーハ裏面を含む加熱温度均一領域の多点の反射率を測定する。この反射率の測定は、ウェーハの加熱処理前に実施する。この反射率の測定は、2ステップで行われる。まず、最初のステップS1−1で、反射率(放射率)測定装置2が、図3(a)と(b)に示すように、基板周辺構造物23の裏面の複数の測定点P11〜P14の反射率を測定する。測定点P11〜P14の反射率の測定は、経時変化が無ければ、ウェーハの加熱処理の前に測定しておけば良い。例えば、基板周辺構造物23を加熱処理室に組み込む前に測定を行えばよい。反射率(放射率)測定装置2は、積分球21と積分球21のコントローラ22を有している。反射率(放射率)測定装置2は、積分球21を用いて複数の測定点P11〜P14の反射率を測定する。
基板周辺構造物23は、ウェーハの熱処理時の温度をウェーハ面内で均一にするために、熱処理時にウェーハと同じ温度に昇温されるものである。ウェーハとこのウェーハと同じ温度に昇温される基板周辺構造物23を合わせて、加熱温度均一領域と呼んでいる。図3(a)と(b)に示すように、ウェーハ24の外周部の温度が熱処理時に低下するのを防止する目的で、リング状のシリコンカーバイド(SiC)板の基板周辺構造物23を、ウェーハ23のエッジから数mm離した位置に配置している、若しくは、ウェーハ23の裏面の外周部と接する位置にシリコンカーバイドリングの基板周辺構造物23を配置している。なお、接する場合については、図6と図7の説明においてさらに説明する。
2ステップ目のS1−2で、反射率(放射率)測定装置2が、図4の(a)と(b)に示すように、ウェーハ24の裏面の複数の測定点P1〜P9の反射率を測定する。測定点P1〜P9の反射率の測定は、ランプ加熱の前に、ウェーハ24毎に毎回測定する。この測定は、ウェーハを加熱処理室への搬送前に行えばよい。反射率(放射率)測定装置2は、ステップS1−1と同じ装置を用いることができる。
ウェーハ24の裏面の反射率は、次に説明する理由からウェーハ面内で不均一な場合がある。第1の理由として半導体基板25の裏面へ成膜する成膜工程が挙げられる。ウェーハ24は、図4(b)に示すように、半導体基板25の裏面に裏面膜26が設けられている。半導体素子の製造方法における成膜工程の成膜の方法として、化学気相成長(CVD)法、プラズマCVD法、スパッタ法等が適用されている。前者のCVD法では、半導体基板25の裏面の全面に、均一な膜厚の裏面膜26が成膜される。後の2者、プラズマCVD法とスパッタ法は、半導体基板25の裏面の外周には裏面膜26が成膜されるが、裏面の外周より内側には裏面膜26が成膜されない。これらのことにより、半導体基板25の裏面に成膜された裏面膜26の膜厚がウェーハ24面内で不均一となり、結果としてウェーハ24の裏面の反射率がウェーハ面内で不均一になる場合がある。
第2の理由として、半導体素子の製造方法における加工工程が挙げられる。加工工程としては、異方性ドライエッチング法、等方性ドライエッチング法、バッチ式ウエットエッチング法、枚葉式ウエットエッチング法が挙げられる。第1者の異方性ドライエッチング法は、裏面膜26のエッチングは行われず、第3者のバッチ式ウエットエッチング法は、裏面膜26を均一にエッチングする点で、ウェーハ24の裏面における反射率の面内不均一を発生しない。それに対し、第2者の等方性ドライエッチング法、及び、第4者の枚葉式ウエットエッチング法は、プラズマまたは薬液が半導体基板25の裏面の外周部に回り込んで、外周部の裏面膜26がエッチングされる。このことにより、ウェーハ24の裏面の反射率が面内で不均一となる。更に、第1の理由と第2の理由が組み合わさってウェーハ24の裏面の反射率の面内不均一が大きくなる場合がある。
図2のステップS2で、図1の入力部11が、熱処理の際のウェーハ24の設定温度、又は、設定温度プロファイルを入力する。
ステップS3で、記憶部12が、設定温度、設定温度プロファイルを記憶する。
ステップS4で、入力部11が、測定された加熱温度均一領域の(基板周辺構造物23とウェーハ24の裏面の)多点の反射率を入力する。このことにより、図5(a)と(b)に示すように、加熱温度均一領域27の測定点P1〜P9、P11〜P14の反射率を平準化等、滑らかに接続して、加熱温度均一領域27の反射率の面内分布である反射率プロファイル30を生成する。
なお、図6に示すように、基板周辺構造物23は、ウェーハ24を支持するウェーハ支持体であってもよい。ウェーハ支持体23もウェーハ24の熱処理時の温度をウェーハ面内で均一にするために、熱処理時にウェーハ24と同じ温度に昇温される。ウェーハ支持体23は、ウェーハ支持ピン28を有し、このウェーハ支持ピン28がウェーハ24に接している。ウェーハ支持体23の温度がウェーハ24の温度より低いと、ウェーハ支持ピン28を介して熱がウェーハ24からウェーハ支持体23に流れ、ウェーハ24の面内の温度の均一性が達成できないからである。ウェーハ24と同じ温度に昇温されるウェーハ支持体の基板周辺構造物23と、ウェーハ24が、加熱温度均一領域27になる。反射率(放射率)測定装置2は、積分球21を用いてウェーハ支持体23の裏面上の複数の測定点P11〜P18、P21〜P28の反射率を測定する。入力部11が、図7(a)に示すような測定された加熱温度均一領域27の複数の測定点P1〜P9、P11〜P18、P21〜P28の反射率を入力する。このことにより、図7(b)に示すように、加熱温度均一領域27の測定点P1〜P5、P11、P13、P21、P23を含めた測定点全てのP1〜P9、P11〜P18、P21〜P28の反射率を平準化等、滑らかに接続して、加熱温度均一領域27の反射率の面内分布である反射率プロファイル30を生成する。
次に、図2のステップS5で、図1の記憶部が、基板周辺構造物23の測定点P11〜P18、P21〜P28の反射率を記憶する。
ステップS6で、放射率(反射率)算出部13が、反射率プロファイル30を用いて、次のステップS7で測定する放射光強度の複数又は1点の放射光強度測定点毎の放射率を算出する。放射率の算出は、ウェーハ24毎に1回行われる。なお、ステップS1で、反射率(放射率)測定装置2により放射率が測定できる場合は、ステップS6では、ステップS4で生成される放射率プロファイル30を用いて、反射率が算出され、反射率プロファイルが生成される。また、半導体基板25がシリコン(Si)基板である場合は、400℃以上のような熱処理温度においては、反射率と放射率の和が1である関係式が成り立っているので、反射率と放射率の一方が測定できれば、他方の反射率か放射率は関係式から容易に算出することはできる。
ステップS7で、図8に示すように、ウェーハ24と基板周辺構造物23を、半導体素子の製造装置3の熱処理室29に搬入する。ウェーハ24と基板周辺構造物23の表面側の熱処理室29の上方には、表面ランプU1〜U10が配置されている。表面ランプU1〜U10は、図9に示すように、同心円状の領域、上中央ゾーン31、上内周ゾーン32、上外周ゾーン33に分けられて配置され、表面ランプU1〜U10にゾーン31〜33毎の異なった値の電力を給電することができる。もちろん、場合によっては、表面ランプU1〜U10毎に異なった値の電力を給電してもよい。また、図8に示すように、ウェーハ24と基板周辺構造物23の裏面側の熱処理室29の下方には、裏面ランプD1〜D10が配置されている。裏面ランプD1〜D10は、図10に示すように、同心円状の領域、下中央ゾーン34、下内周ゾーン35、下外周ゾーン36に分けられて配置され、裏面ランプD1〜D10にゾーン34〜36毎の異なった値の電力を給電することができる。もちろん、場合によっては、裏面ランプD1〜D10毎に異なった値の電力を給電してもよい。また、繰り返しになるが、図8に示すように、制御部4には多点の反射率d1と設定温度d2が入力されている。上中央ゾーン31、上内周ゾーン32、上外周ゾーン33と下中央ゾーン34、下内周ゾーン35、下外周ゾーン36による領域分けは、同心円状に限られるわけではなく、図5(b)や図7(b)の反射率プロファイル30での高い領域と低い領域のように反射率の大きさで分ければよい。
表面ランプU1〜U10と裏面ランプD1〜D10が発光し、ランプ光がウェーハ24と基板周辺構造物23に照射される。ウェーハ24と基板周辺構造物23は加熱され、ウェーハ24と基板周辺構造物23から放射光が放射される。図8に示すように、光強度測定部5cは、下中央ゾーン34に配置されている。光強度測定部5mは、下内周ゾーン35に配置されている。光強度測定部5eは、下外周ゾーン36に配置されている。光強度測定部5c、5m、5eが、ウェーハ24と基板周辺構造物23の裏面の多点の放射光強度測定点での放射光強度d3c、d3m、d3eを測定する。
なお、図11に示すように、光強度測定部5は、1つの光強度測定部5cであっても良い。1つの放射光強度測定点での放射光強度d3cからは、1つの放射光強度測定点での温度を算出することができる。
また、図12と図13に示すように、表面ランプU1〜U10と裏面ランプD1〜D10が、図9と図10のように点光源ではなく、線光源であってもよい。表面ランプU1〜U10の線光源は縦方向に配置され、裏面ランプD1〜D10の線光源は、縦方向とは直角の横方法に配置される。表面ランプU1〜U10と裏面ランプD1〜D10が線光源の場合、半導体素子の製造装置3は、さらに、回転部8と回転制御部9を有する。回転部8と回転制御部9により、ウェーハ24と基板周辺構造物23を、ウェーハ24の中心を通りウェーハ24の裏面に垂直な直線を回転軸として回転させることができる。このことにより、ウェーハ24の半径方向に、表面ランプU1〜U10と裏面ランプD1〜D10によるウェーハ24と基板周辺構造物23に照射される光強度を増減することが可能になる。
図2のステップS8で、図1の入力部11が、ウェーハ24と基板周辺構造物23の裏面の多点の放射光強度d3c、d3m、d3eを光強度測定部5c、5m、5eから入力する。
ステップS9で、回転部8と回転制御部9が、ウェーハ24と基板周辺構造物23を回転させてもよい。回転は、表面ランプU1〜U10と裏面ランプD1〜D10が線光源である場合だけでなく、ウェーハ24の温度分布を向上させるために、点光源である場合でも実施してもよい。
ステップS10で、温度算出部14が、算出した放射率あるいは放射率プロファイルと、測定した放射光強度d3c、d3m、d3eを用いて、一点又は多点の放射光強度測定点毎の裏面温度を算出する。あるいは、温度算出部14が、算出した放射率プロファイルと、測定した放射光強度d3c、d3m、d3eを用いて、図14(b)に示すような、裏面ランプD1〜D10の照射点毎の裏面温度、さらには、裏面温度のプロファイルを算出する。
ステップS11で、基板上光強度算出部15が、一点又は多点の放射光強度測定点毎の温度が均一な設定温度になるように、一点又は多点の放射光強度測定点での基板上光強度の値を算出する。
ステップS12で、光強度補正部16が、加熱温度均一領域27内で、反射率変動して反射率が上下動していても、加熱温度均一領域27に入射する入射光が均一になるように、多点の放射光強度測定点あるいはランプの基板上照射点での基板上光強度の値を補正する。
ステップS13で、ランプ光強度算出部17が、補正された基板上光強度の値になるように、ランプの発光のランプ光強度の値を算出する。
ステップS14で、パワー算出部18が、図14(b)に示すような、裏面ランプD1〜D10毎に、ランプ光強度の値になるようなランプパワーの値(図8等のd4)、あるいは、ランプパワーの値のプロファイルを算出する。
ステップS15で、出力部19が、ランプパワーの値d4を電力供給部6へ出力する。
ステップS16で、電力供給部6が、ランプパワーの値d4に相当するランプパワーを裏面ランプD1〜D10毎に供給する。
ステップS17で、裏面ランプD1〜D10が、ランプパワーを入力し、図14(a)に示すような、放射光40を放射させる。ウェーハ24において、裏面膜26は、中央部では均一であるが、外周部では、外側ほど薄くなっている。このことにより、図14(b)に示すように、ウェーハ24の裏面の外周部の放射率が中央部より低く、ウェーハ24の裏面の外周部の反射率が中央部より高く、外周部の温度は中央部より低くなりやすい。これに応じてウェーハ24の外周部に相当する位置に照射するハロゲンランプD1、D2、D9、D10へのランプパワーの供給量を増加させ、光強度も増加させている。このように、ウェーハ24の反射率と放射率の光学特性の不均一に応じて、ランプ加熱の条件を最適に変更でき、ウェーハ24の面内の温度不均一を防止し均一温度を達成でき、半導体素子の素子特性の面内不均一に伴う歩留まり低下を防止することができる。
以上のように、実施例1では、ウェーハ24を熱処理室29に搬入する前に、ウェーハ24の裏面の反射率を、多点で測定している。このことにより、ウェーハ面内で均一な温度での加熱が可能になっている。なお、実施例1では、積分球21を用いる例を示しているが、他の方法を用いて反射率を測定してもよい。積分球21に搬送されたウェーハ24は、反射率を測定後に別の位置に移動されて、新たな位置での反射率が測定される。反射率の測定が、ウェーハ24の直径上の複数点で実施される例を記述しているが、格子状または同心円状に複数点測定される場合も同様である。熱処理室29にウェーハ24が搬入された後は、搬送する前に測定された面内複数点の反射率の情報を用いて、ランプパワーの値が算出されている。すなわち、熱処理中の、ウェーハ24の裏面からの放射光強度を、熱処理室に搬送する前に測定された面内複数点の反射率の情報と併せて、ウェーハ24の裏面の温度の情報を生成している。そして、ランプ例えば、ハロゲンランプへ供給する電力分布すなわちランプパワーのプロファイルとして、ランプにフィードバックしている。なお、ランプとしては、ハロゲンランプを用いることができる他、キセノン(Xe)ランプによるフラッシュランプも用いることができる。また、ランプではないかもしれないが、ランプを熱源と考えれば、ランプの替わりの熱源として、レーザと赤外線ヒータを用いることができる。
図15(a)に示すように、実施例2では、ウェーハ24の加熱処理の際に、ウェーハ24の周囲に、基板周辺構造物23が配置されている場合について説明する。実施例2で用いる半導体素子の製造システムと半導体素子の製造方法は、実施例1の半導体素子の製造システムと半導体素子の製造方法と同じである。基板周辺構造物23としては、ウェーハ24の外周部の温度低下を抑制する目的で、ウェーハ24の周囲にシリコンカーバイド板のリングを用いている。そして、ウェーハ24の熱処理処理中に行われるハロゲンランプU1〜U10、D1〜D10への電力供給の制御に、ウェーハ24の裏面内の1点の放射率と反射率のみを参考するのではなく、図15(b)に示すように、基板周辺構造物23の放射率と反射率についても併せて参照して温度制御を行っている。ウェーハ24と基板周辺構造物23の放射率と反射率の差異に応じて、基板周辺構造物23に照射光を照射する位置にあるハロゲンランプへのランプパワーを調整する。基板周辺構造物23よりウェーハ24の放射率の方が高い場合を示している。このことにより、基板周辺構造物23よりウェーハ24の反射率の方が低くなり、基板周辺構造物23の温度はウェーハ24の温度より低くなりやすい。これに応じて基板周辺構造物23に照射する裏面ランプD1、D2、D9、D10へのランプパワーの供給量を増加させ、図15(a)に示すように、基板周辺構造物23に照射する照射光40の光強度も増加させた照射光40を照射している。このように、ウェーハ24と基板周辺構造物23からなる加熱温度均一領域27の反射率と放射率の光学特性の不均一に応じて、ランプ加熱の条件を最適に変更でき、加熱温度均一領域27の均一温度を達成でき、ウェーハ24の面内の温度不均一を防止し均一温度を達成でき、半導体素子の素子特性の面内不均一に伴う歩留まり低下を防止することができる。なお、表面ランプU1〜U10は、任意の光強度の照射光40を照射することができる。例えば、図15(a)に示すように、表面ランプU1〜U10の照射光40の光強度を等しくしても良い。
図16(b)に示すように、実施例3でも、ウェーハ24の加熱処理の際に、ウェーハ24の周囲に、基板周辺構造物23が配置されている場合について説明する。実施例3で用いる半導体素子の製造システムと半導体素子の製造方法は、実施例1の半導体素子の製造システムと半導体素子の製造方法と同じである。基板周辺構造物23としては、ウェーハ24の外周部の温度低下を抑制する目的で、ウェーハ24の周囲にシリコンカーバイド板のリングを用いている。実施例3では、表面ハロゲンランプU1〜U10と裏面ハロゲンランプD1〜D10に線光源を用いている。また、ウェーハ24の熱処理処理中に、裏面ハロゲンランプD1〜D10への電力供給の制御だけでなく、表面ハロゲンランプU1〜U10への電力供給の制御も行われる。
そして、ウェーハ24の熱処理処理中に行われるハロゲンランプU1〜U10、D1〜D10への電力供給の制御に、ウェーハ24の裏面内の1点の放射率と反射率のみを参考するのではなく、図16(c)に示すように、基板周辺構造物23の放射率と反射率についても併せて参照して温度制御を行っている。ウェーハ24と基板周辺構造物23の放射率と反射率の差異に応じて、基板周辺構造物23に照射光を照射する位置にあるハロゲンランプU1〜U10、D1〜D10へのランプパワーを調整する。なお、ウェーハ24と基板周辺構造物23は回転させるので、この回転を考慮してランプパワーを調整するハロゲンランプU1〜U10、D1〜D10は選択されるべきである。実施例2と同様に、基板周辺構造物23よりウェーハ24の放射率の方が高い場合を示している。このことにより、基板周辺構造物23よりウェーハ24の反射率の方が低くなり、基板周辺構造物23の温度はウェーハ24の温度より低くなりやすい。これに応じて、図16(a)に示すように、基板周辺構造物23に照射するハロゲンランプU1、U2、U9、U10、D1、D2、D9、D10へのランプパワーの供給量を増加させ、図16(b)に示すように、基板周辺構造物23に照射する照射光40の光強度も増加させた照射光40を照射している。このように、ウェーハ24と基板周辺構造物23からなる加熱温度均一領域27の反射率と放射率の光学特性の不均一に応じて、ランプ加熱の条件を最適に変更でき、加熱温度均一領域27の均一温度を達成でき、ウェーハ24の面内の温度不均一を防止し均一温度を達成でき、半導体素子の素子特性の面内不均一に伴う歩留まり低下を防止することができる。
図17(b)に示すように、実施例4でも、図14(a)の実施例1と同様に、ウェーハ24は、半導体基板25と半導体基板25の裏面上に配置される裏面膜26を有している場合について説明する。実施例4で用いる半導体素子の製造システムと半導体素子の製造方法は、実施例1の半導体素子の製造システムと半導体素子の製造方法と同じである。裏面膜26は、中央部では均一であるが、外周部では、外側ほど薄くなっている。このことにより、図17(c)に示すように、ウェーハ24の裏面の外周部の放射率が中央部より低く、ウェーハ24の裏面の外周部の反射率が中央部より高く、外周部の温度は中央部より低くなりやすい。これに応じてウェーハ24の外周部に相当する位置に照射する裏面ハロゲンランプD1、D2、D9、D10へのランプパワーの供給量を増加させるように、調整前の裏面ランプD1〜D10のランプパワープロファイル41から、下段調整実施後の裏面ランプD1〜D10のランプパワープロファイル43に変更される。そして、裏面ハロゲンランプD1、D2、D9、D10の照射光40の光強度が増加される。このように、ウェーハ24の反射率と放射率の光学特性の不均一に応じて、裏面ランプD1〜D10のランプ加熱の条件を最適に変更でき、ウェーハ24の面内の温度不均一を防止し均一温度を達成でき、半導体素子の素子特性の面内不均一に伴う歩留まり低下を防止することができる。
さらに、図17(c)に示すように、ウェーハ24の裏面の裏面温度の面内で均一に維持したまま、ウェーハ24の外周部の裏面に相当する位置に照射する裏面ハロゲンランプD1、D2、D9、D10への増加したランプパワーの供給量を増加分を超えない範囲で減少させ、ウェーハ24の外周部の表面に相当する位置に照射する表面ハロゲンランプU1、U2、U9、U10へのランプパワーの供給量を裏面ハロゲンランプD1、D2、D9、D10での増加分を超えない範囲で増加させる。具体的には、図17(c)に示すように、下段調整実施後の裏面ランプD1〜D10のランプパワープロファイル43から、両段調整実施後の裏面ランプD1〜D10のランプパワープロファイル42に変更される。また、図17(a)に示すように、実施前および下段調整実施後の表面ランプU1〜U10のランプパワープロファイル44から、両段調整実施後の表面ランプU1〜U10のランプパワープロファイル45に変更される。このことによれば、ランプパワーの最大値を低下させることができ、ランプの寿命が短くなりにくい。
実施例1乃至4は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、実施例1乃至4によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。本発明は、その技術的思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。すなわち、本発明の特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、変更・改良や一部転用などが可能であり、これらすべて本発明の請求範囲内に包含されるものである。
本発明の一実施形態に係る半導体素子の製造システムの構成図である。 本発明の一実施形態に係る半導体素子の製造方法のフローチャートである。 基板周辺構造物の反射率の測定点を示す下面図(a)と断面図(b)(その1)である。 ウェーハの反射率の測定点を示す下面図(a)と断面図(b)である。 加熱温度均一領域(a)における反射率プロファイル(b)(その1)である。 基板周辺構造物の反射率の測定点を示す下面図(a)と断面図(b)(その2)である。 加熱温度均一領域(a)における反射率プロファイル(b)(その2)である。 本発明の一実施形態に係る半導体素子の製造装置の配置図(その1)である。 本発明の一実施形態に係る半導体素子の製造装置の上段のハロゲンランプの配置図である。 本発明の一実施形態に係る半導体素子の製造装置の下段のハロゲンランプの配置図である。 本発明の一実施形態に係る半導体素子の製造装置の配置図(その2)である。 本発明の一実施形態に係る半導体素子の製造装置の配置図(その3)である。 本発明の一実施形態に係る半導体素子の製造装置の上段と下段のハロゲンランプの配置図である。 本発明の一実施形態に係る半導体素子の製造装置の下段のハロゲンランプの放射光の強度分布図(a)と裏面温度プロファイル、放射率プロファイル、反射率プロファイルとランプパワープロファイル(b)である。 本発明の一実施形態に係る半導体素子の製造装置の上段と下段のハロゲンランプの放射光の強度分布図(a)と、裏面温度プロファイル、放射率プロファイル、反射率プロファイルと下段のハロゲンランプのランプパワープロファイル(b)である。 本発明の一実施形態に係る半導体素子の製造装置の上段のハロゲンランプのランプパワープロファイル(a)、上段と下段のハロゲンランプの放射光の強度分布図(b)と、裏面温度プロファイル、放射率プロファイルと反射率プロファイル(c)である。 本発明の一実施形態に係る半導体素子の製造装置の上段のハロゲンランプのランプパワープロファイル(a)、上段と下段のハロゲンランプの放射光の強度分布図(b)と、裏面温度プロファイル、放射率プロファイル、反射率プロファイルと下段のハロゲンランプのランプパワープロファイル(c)である。
符号の説明
1 半導体素子の製造システム
2 反射率(放射率)測定装置
3 半導体素子の製造装置
4 制御部
5 光強度測定部
6 電力供給部
U1〜U10、D1〜D10 ハロゲンランプ群
8 ウェーハ回転部
9 回転制御部
11 入力部
12 記憶部
13 放射率(反射率)算出部
14 温度算出部
15 基板上光強度算出部
16 光強度補正部
17 ランプ光強度算出部
18 パワー算出部
19 出力部
21 積分球
22 コントローラ
23 基板周辺構造物
24 ウェーハ
25 基板
26 裏面膜
27 加熱温度均一領域
28 ウェーハ支持ピン
30 反射率プロファイル
31 上段中央ゾーン
32 上段内周ゾーン
33 上段外周ゾーン
34 下段中央ゾーン
35 下段内周ゾーン
36 下段外周ゾーン
40 照射光
41 実施前の下段のランプパワープロファイル
42 両段調整実施後の下段のランプパワープロファイル
43 下段調整実施後の下段のランプパワープロファイル
44 実施前および下段調整実施後の上段のランプパワープロファイル
45 両段調整実施後の上段のランプパワープロファイル

Claims (5)

  1. ウェーハに近接して配置され前記ウェーハと同時に複数のランプで加熱される基板周辺構造物の周辺反射率を加熱前に測定し、
    前記ウェーハのウェーハ反射率を前記加熱前に測定し、
    前記ウェーハ反射率から前記ウェーハのウェーハ放射率を算出し、
    前記ウェーハから放射される放射光のウェーハ放射光強度を前記加熱中に測定し、
    前記ウェーハ放射率と前記ウェーハ放射光強度からウェーハのウェーハ温度を算出し、
    前記ウェーハ温度が設定温度になるような、前記ウェーハ上のウェーハ上光強度の値を算出し、
    前記周辺反射率と前記ウェーハ反射率の差から、基板周辺構造物に入射する周辺入射光と、ウェーハに入射するウェーハ入射光の光強度が等しくなるように、前記基板周辺構造物上の周辺光強度の値を算出し、
    ウェーハ上光強度が前記ウェーハ上光強度の値になり、周辺光強度が前記周辺光強度の値になるように、前記ランプの加熱のランプ光強度の値を算出し、
    ランプ光強度がランプ光強度の値になるようなランプパワーの値を算出し、
    複数の前記ランプが、前記ランプパワーの値のランプパワーを入力し発光することによって前記ウェーハに処理を行うことを特徴とする半導体素子の製造方法。
  2. 前記周辺反射率から前記基板周辺構造物の周辺放射率を算出し、
    前記基板周辺構造物から放射される放射光の周辺放射光強度を前記加熱中に測定し、
    前記周辺放射率と前記周辺放射光強度から基板周辺構造物の周辺温度を算出し、
    前記周辺温度が前記設定温度になるように、前記周辺光強度の値を補正することを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  3. ウェーハの表側に配置された複数の表面ランプと前記ウェーハの裏側に配置された複数の裏面ランプにより、同時に加熱される前記ウェーハの裏面の中央部の中央反射率と前記裏面の外周部の外周反射率を前記加熱前に測定し、
    前記中央反射率から前記ウェーハの中央放射率を算出し、
    前記中央部から放射される放射光の中央放射光強度を前記加熱中に測定し、
    前記中央放射率と前記中央放射光強度から前記中央部の中央温度を算出し、
    前記中央温度が設定温度になるような、前記中央部上の中央光強度の値を算出し、
    前記外周反射率と前記中央反射率の差から、前記外周部に入射する外周入射光と、前記中央部に入射する中央入射光の光強度が等しくなるように、前記外周部上の外周光強度の値を算出し、
    中央光強度が前記中央光強度の値になり、外周光強度が前記外周光強度の値になるように、複数の前記裏面ランプ毎の加熱の複数の裏面ランプ光強度の値を算出し、
    複数の前記裏面ランプ光強度の値の差が小さくなるように、複数の前記表面ランプ毎の加熱の複数の表面ランプ光強度の値を算出し、
    裏面ランプ光強度が前記裏面ランプ光強度の値になるような裏面ランプパワーの値を算出し、
    表面ランプ光強度が前記表面ランプ光強度の値になるような表面ランプパワーの値を算出し、
    複数の前記裏面ランプが、前記裏面ランプパワーの値の裏面ランプパワーを入力し発光し、
    複数の前記表面ランプが、前記表面ランプパワーの値の表面ランプパワーを入力し発光することによって前記ウェーハに処理を行うことを特徴とする半導体素子の製造方法。
  4. 前記外周反射率から前記外周部の外周放射率を算出し、
    前記外周部から放射される放射光の外周放射光強度を前記加熱中に測定し、
    前記外周放射率と前記外周放射光強度から前記外周部の外周温度を算出し、
    前記外周温度が前記設定温度になるように、前記外周光強度の値を補正することを特徴とする請求項3に記載の半導体素子の製造方法。
  5. ランプパワーを入力して発光し、ウェーハを含む加熱温度均一領域を加熱し、前記加熱温度均一領域の表面側に配置された表面ランプ及び前記加熱温度均一領域の裏面側に配置された裏面ランプを有する複数のランプと、
    前記加熱前に測定された加熱温度均一領域の複数箇所の反射率を入力する入力部と、
    前記反射率から前記加熱温度均一領域の放射率を算出する放射率算出部と、
    前記加熱温度均一領域から放射される放射光の放射光強度を前記加熱中に測定する光強度測定部と、
    前記放射率と前記放射光強度から前記加熱温度均一領域の加熱温度を算出する温度算出部と、
    前記加熱温度が設定温度になるような、前記加熱温度均一領域上の領域上光強度の値を算出する光強度算出部と、
    複数箇所の前記反射率の差から、前記加熱温度均一領域に入射する入射光の光強度が均一になるように、前記領域上光強度の値を補正する補正部と、
    領域上光強度が前記領域上光強度の値になるように、複数の前記ランプの加熱のランプ光強度の値を算出するランプ光強度算出部と、
    ランプ光強度が前記ランプ光強度の値になるようなランプパワーの値を算出するパワー算出部と、
    前記ランプパワーの値のランプパワーを前記ランプに供給する電力供給部を有することを特徴とする半導体素子の製造装置。
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