JP4864145B2 - A/dコンバータ及びd/aコンバータ - Google Patents

A/dコンバータ及びd/aコンバータ Download PDF

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Description

本発明は、アナログ・デジタルコンバータ(A/D:Analog-to-Digital Converter)コ及びデジタル・アナログコンバータ(D/A:Digital-to-Analog Converter)に係り、特にΣΔ変調A/Dコンバータ及びΣΔ変調D/Aコンバータに関する。
ΣΔ変調A/Dコンバータは、オーバーサンプリングとノイズシェーピングの効果により、通過域のビット精度を高めることができる。
オーバーサンプリングとは、通過域に必要なサンプリングレートの数十倍〜数百倍という高いサンプリングレートでアナログ信号をサンプリングすることである。図1は、オーバーサンプリングによる量子化ノイズ(又は、雑音)の分散を説明する図である。図1中、縦軸はノイズレベルを任意単位で示し、横軸はサンプリング周波数を任意単位で示す。fsはオーバーサンプリング前のサンプリング周波数、fsはオーバーサンプリング後のサンプリング周波数を示す。図1において、(a)に示すノイズは、オーバーサンプリングにより、総量が一定である量子化ノイズを(b)に示す広い周波数帯域に分散させることで、通過域に含まれるノイズ量を減らす効果がある。
ノイズシェーピングとは、フラットに分布している量子化ノイズを整形して高域にシフトさせることである。ΣΔ変調器では、帰還回路を用いてノイズシェーピングを行うが、ノイズシェーピングの特性、或いは、ノイズシェーピング後のノイズ波形の急峻さは、回路構成により変えることができる。
図2は、ΣΔ変調A/Dコンバータに使用される1次のΣΔ変調器の一例を説明する図である。図2において、(a)はΣΔ変調器の構成を示し、(b)はΣΔ変調器によるノイズシェーピング後のノイズ波形を示す。図2(b)中、縦軸はノイズレベルを任意単位で示し、横軸はサンプリング周波数を任意単位で示す。ΣΔ変調器は、図2(a)に示す如く接続された加算器1,2、積分器3、比較器4及び1ビットのD/A変換器5を有する。アナログ入力データX(z)に対するΣΔ変調器のデジタル出力データY(z)は、Y(z)=z−1X(z)+(1−z−1)Q(z)で表され、ノイズシェーピングの値のノイズ波形は(1−z−1)Q(z)の項に相当する。ここで、Q(z)は量子化ノイズを示す。
図3は、ΣΔ変調A/Dコンバータに使用される2次のΣΔ変調器の一例を説明する図である。図3において、(a)はΣΔ変調器の構成を示し、(b)はΣΔ変調器によるノイズシェーピング後のノイズ波形を示す。図3(b)中、縦軸はノイズレベルを任意単位で示し、横軸はサンプリング周波数を任意単位で示す。ΣΔ変調器は、図3(a)に示す如く接続された加算器1,2,11,12、積分器3,13、比較器4、1ビットのD/A変換器5及乗算器15を有する。アナログ入力信号X(z)に対するΣΔ変調器のデジタル出力信号Y(z)は、Y(z)=z−2X(z)+(1−z−1Q(z)で表され、ノイズシェーピングの値のノイズ波形は(1−z−1Q(z)の項に相当する。ここで、Q(z)は量子化ノイズを示す。
ΣΔ変調A/Dコンバータは、例えば図2又は図3に示すΣΔ変調器と、デジタルローパスフィルタ(図示せず)と、間引き器(又は、デシメータ)を有する構成であっても良い。この場合、デジタルローパスフィルタは、ΣΔ変調器により高域にシフトされた量子化ノイズを除去する。間引き器は、量子化ノイズを除去されたデジタルローパスフィルタの出力データを所望のサンプリングレートへ間引く(又は、デシメーションを行う)ことで、ΣΔ変調器に入力されたアナログデータは高精度なデジタルデータに変換される。
ΣΔ変調器は、ΣΔ変調D/Aコンバータにも適用可能である。図4は、ΣΔ変調D/Aコンバータに使用される2次のΣΔ変調器の一例を説明する図である。図4において、(a)はΣΔ変調器に入力されるデジタルデータを示し、(b)はΣΔ変調器の構成を示す。ΣΔ変調器は、図4(b)に示す如く接続された加算器21,22,31,32、積分器2,33、比較器24、16ビットのA/D変換器25及乗算器35を有する。Q(z)は量子化ノイズを示す。
デジタルデータがΣΔ変調器に入力され、ΣΔ変調器からはアナログデータが出力される。ΣΔ変調D/Aコンバータは、例えば図4に示すΣΔ変調器と、補間器(又は、インターポレータ)と、D/A変換及びローパスフィルタ部を有する構成であっても良い。この場合、ΣΔ変調器に入力されるデジタルデータは、補間器による補間(又は、インターポレーション)により高レートにオーバーサンプリングされる。例えば16ビットのデジタルデータは、ΣΔ変調器のデジタル処理により1ビット又は数ビットのデータに変換されることで、アナログ素子の特性のバラツキに影響されにくいΣΔ変調D/Aコンバータを構成することができる。又、デジタルデータ中の高域のノイズは、D/A変換及びローパスフィルタ部により容易に除去可能である。
上記の如きΣΔ変調器を用いたΣΔ変調A/Dコンバータ及びΣΔ変調D/Aコンバータは、オーディオ機器、計測機器等の高精度のA/D変換及びD/A変換が求められる様々な分野で利用されている。
図5は、ΣΔ変調器を用いたΣΔ変調A/Dコンバータの一例を説明する図である。ΣΔ変調A/Dコンバータは、アナログ部41とデジタル部42を有する。アナログ部41は、図5に示す如く接続されたΣΔ変調器411、ディレイフリップフロップ(D−FF:Delay Flip-Flop)412、及びレベルコンバータ4131,4132を含むレベル変換部413を有する。レベルコンバータ4131はクロックに対して設けられ、レベルコンバータ4132はΣΔ変調データに対して設けられている。又、デジタル部42は、図5に示す如く接続されたローパスフィルタ421とデシメータ422を有する。例えば、アナログ部41には電源電圧Va=5.0Vが供給され、デジタル部42には電源電圧Vd1.8Vが供給される。GNDaはアナログ部用グランド(又は、接地)、GNDdはデジタル部用グランドを示す。レベル変換部413には、電源電圧Va及び電源電圧Vdの両方が供給される。
図6は、ΣΔ変調器を用いたΣΔ変調D/Aコンバータの一例を説明する図である。ΣΔ変調D/Aコンバータは、デジタル部51とアナログ部52を有する。デジタル部51は、図6に示す如く接続されたインタポレータ511、ΣΔ変調器512及びD−FF513を有する。又、アナログ部52は、図6に示す如く接続されたレベル変換部521、D−FF522及びD/A変換及びローパスフィルタ部523を有する。レベル変換部521は、図5のレベル変換部413と同様に、クロックに対して設けられたレベルコンバータと、ΣΔ変調データに対して設けられたレベルコンバータを有する。例えば、デジタル部51には電源電圧Vd=1.8Vが供給される。アナログ部52には電源電圧Va=5.0Vが供給される。GNDdはデジタル部用グランド、GNDaはアナログ部用グランドを示す。レベル変換部521には、電源電圧Va及び電源電圧Vdの両方が供給される。
図5及び図6に示す如くアナログ部とデジタル部が混在する回路では、ノイズの軽減や省電力の目的で、アナログ部用のグランドGNDaとデジタル部用のグランドGNDdを分けて設ける場合がある。この場合、インタフェースにはレベル変換部が設けられ、クロック同期のためにD−FF等の遅延回路が設けられる。しかし、レベル変換部やD−FFでは、入力されるデータ値が「0」→「1」又は「1」→「0」に変化するデータ変化点で瞬間的に比較的大きな電流が流れるので、電源やグランドの電源ノイズの要因となり得る。
図7は、データ変化点で発生する電源ノイズの一例を説明する図である。図7において、(a)はレベル変換部(413又は521)への入力データとアナログ部(41又は52)に対する電源ノイズを示し、(b)はD−FF(412又は513)へのクロック及び入力データとアナログ部(41又は52)に対する電源ノイズを示す。図7(a),(b)中、縦軸は信号レベルを任意単位で示し、横軸は時間を任意単位で示す。又、図7(c)は、ΣΔ変調器(411又は512)から出力されるΣΔ変調データとアナログ部(41又は52)に対する電源ノイズ量の相対値を示す。
アナログ部に対する電源ノイズは、ΣΔ変調データとは異なる周波数成分を有するが、この電源ノイズ成分は図8〜図10からもわかるように入力データ周波数やクロック周波数に依存する。図8は、入力データ周波数が1020Hzの場合のΣΔ変調データスペクトルの一例を示す図であり、縦軸は信号レベル、横軸は周波数を示す。図9は、入力データ周波数が1020Hzの場合の電源ノイズスペクトルの一例を示す図であり、縦軸はノイズレベルの相対値、横軸は周波数を示す。又、図10は、入力データ周波数が1020Hzの場合の電源ノイズの影響を受けた出力信号スペクトルの一例を示す図であり、縦軸は信号レベル、横軸は周波数を示す。図8等では、一例として32kモードの信号を64倍オーバーサンプリングしており、2.048MHzのオーバーサンプリングが行われている場合を示す。
ΣΔ変調A/Dコンバータでは、上記電源ノイズが入力アナログデータのサンプリング値に誤差を発生させる可能性があり、この場合、ΣΔ変調データに電源ノイズ成分が含まれる可能性がある。
一方、ΣΔ変調D/Aコンバータでは、上記電源ノイズが出力アナログデータに回り込む可能性がある。この場合、ΣΔ変調D/Aコンバータが例えばオーディオ機器で利用されていると、出力アナログデータに回り込んだ電源ノイズが聴覚上無視できないノイズとして現れる。
ところで、近年、ΣΔ変調器の比較器の出力を「0」又は「1」の2値ではなく、3値以上の多値とする方法が、特にΣΔ変調D/Aコンバータにおいて採用されている。比較器の出力を3値以上の多値とすると、例えば図2においてノイズ成分に相当する項(1−z−1)Q(z)のQ(z)を小さくすることができる。図11は、比較器の出力が2値の場合と11値の場合の量子化ノイズを説明する図であり、ノイズ量は任意単位で示す。図11において、(a)は比較器の出力が2値の場合の量子化ノイズQを示し、(b)は比較器の出力が11値の場合の量子化ノイズQを示す。図11(a),(b)の比較からもわかるように、比較器の出力が2値の場合に比べて比較器の出力が11値の場合の方が量子化ノイズQのノイズ量が小さいことがわかる。
しかし、比較器の出力が2値の場合には大きな影響を及ぼさないアナログ素子の特性のバラツキが、比較器の出力が3値以上の多値の場合には無視できない影響を及ぼすので、アナログ素子の特性のバラツキをDEM(Dynamic Element Matching)等の手法を用いて平均化することが望ましい。DEMの一例では、使用するアナログ素子を図12に示すように1つずつシフトする。図12は、DEMの一例を説明する図であり、(a)はΣΔ変調データを示し、(b)は電源ノイズを示す。図12では、説明の便宜上、ΣΔ変調データが10ビットDT01〜DT10で構成されており、ΣΔ変調データの値がMD1→MD2→MD3→MD4、即ち、4→5→5→4と変化するものとする。
ΣΔ変調データの値がMD1→MD2へ変化すると、論理反転数(又は、データ変化量)はハッチングで示すように3である。ΣΔ変調データの値がMD2→MD3へ変化すると、論理反転数はハッチングで示すように2である。又、ΣΔ変調データの値がMD3→MD4へ変化すると、論理反転数はハッチングで示すように1である。図12(b)は、論理反転数が3,2,1の場合の電源ノイズを示す。図12(b)中、縦軸はノイズレベルを任意単位で示し、横軸は時間を任意単位で示す。
比較器の出力を3値以上の多値にすると、2値の場合と比べると使用するレベル変換部やD−FF等の数が増えるため、DEM等を用いても、回路規模の増大に伴い電源ノイズは増加する傾向にある。比較器の出力を3値以上の多値にした場合の電源ノイズ成分は、比較器の出力が11値の場合を示す図13〜図15からもわかるように、2値の場合と同様に、入力データ周波数やクロック周波数に依存する。図13は、入力データ周波数が1020Hzの場合のΣΔ変調データスペクトルの一例を示す図であり、縦軸は信号レベル、横軸は周波数を示す。図14は、入力データ周波数が1020Hzの場合の電源ノイズスペクトルの一例を示す図であり、縦軸はノイズレベルの相対値、横軸は周波数を示す。又、図15は、入力データ周波数が1020Hzの場合の電源ノイズの影響を受けた出力信号スペクトルの一例を示す図であり、縦軸は信号レベル、横軸は周波数を示す。
特開平6−232857号公報 特開平3−101411号公報
従来のA/Dコンバータ及びD/Aコンバータでは、ノイズを低減することが難しいという問題があった。
そこで、本発明は、比較的簡単な構成でノイズを低減可能なA/Dコンバータ及びD/Aコンバータを提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、ΣΔ変調器と、入力データに応答して前記ΣΔ変調器が出力するΣΔ変調データの変化量とダミーデータの変化量の合計を一定に調整する調整回路と、前記ΣΔ変調データを供給されるレベル変換部を備え、前記レベル変換部は、前記ΣΔ変調データのレベルを変換して出力する第1のレベルコンバータと、前記調整回路からのダミーデータを供給されてダミーノイズを補間する第2のレベルコンバータを有し、前記第2のレベルコンバータにより前記ΣΔ変調データに対するノイズの周波数依存性をキャンセルするA/Dコンバータが提供される。
本発明の一観点によれば、ΣΔ変調器と、入力デジタルデータに応答して前記ΣΔ変調器が出力するΣΔ変調データの変化量とダミーデータの変化量の合計を一定に調整する調整回路と、前記ΣΔ変調データを供給されるレベル変換部を備え、前記レベル変換部は、前記ΣΔ変調データのレベルを変換して出力する第1のレベルコンバータと、前記調整回路からのダミーデータを供給されてダミーノイズを補間する第2のレベルコンバータを有し、前記第2のレベルコンバータにより前記ΣΔ変調データに対するノイズの周波数依存性をキャンセルするD/Aコンバータが提供される。
開示のA/Dコンバータ及びD/Aコンバータによれば、比較的簡単な構成でノイズを低減可能である。
オーバーサンプリングによる量子化ノイズの分散を説明する図である。 ΣΔ変調A/Dコンバータに使用される1次のΣΔ変調A/Dコンバータの一例を説明する図である。 ΣΔ変調A/Dコンバータに使用される2次のΣΔ変調A/Dコンバータの一例を説明する図である。 ΣΔ変調D/Aコンバータに使用される2次のΣΔ変調A/Dコンバータの一例を説明する図である。 ΣΔ変調器を用いたΣΔ変調A/Dコンバータの一例を説明する図である。 ΣΔ変調器を用いたΣΔ変調D/Aコンバータの一例を説明する図である。 データ変化点で発生する電源ノイズの一例を説明する図である。 ΣΔ変調データスペクトルの一例を示す図である。 電源ノイズスペクトルの一例を示す図である。 電源ノイズの影響を受けた出力信号スペクトルの一例を示す図である。 比較器の出力が2値の場合と11値の場合の量子化ノイズを説明する図である。 DEMの一例を説明する図である。 ΣΔ変調データスペクトルの一例を示す図である。 電源ノイズスペクトルの一例を示す図である。 電源ノイズの影響を受けた出力信号スペクトルの一例を示す図である。 本発明の第1実施例におけるA/Dコンバータを説明する図である。 本発明の第1実施例におけるD/Aコンバータを説明する図である。 データ変化点で発生する電源ノイズの一例を説明する図である。 本発明の第2実施例におけるA/Dコンバータを説明する図である。 本発明の第2実施例におけるD/Aコンバータを説明する図である。
開示のA/Dコンバータは、アナログデータが入力されるΣΔ変調器が出力するΣΔ変調データの変化量とダミーデータの変化量の合計を一定に調整する調整回路と、ΣΔ変調データを供給されるレベル変換部を備える。レベル変換部は、ΣΔ変調データのレベルを変換して出力する第1のレベルコンバータと、調整回路からのダミーデータを供給されてダミーノイズを補間する第2のレベルコンバータを有し、第2のレベルコンバータによりΣΔ変調データに対するノイズの周波数依存性をキャンセルする。
開示のD/Aコンバータは、デジタルデータが入力されるΣΔ変調器が出力するΣΔ変調データの変化量とダミーデータの変化量の合計を一定に調整する調整回路と、ΣΔ変調データを供給されるレベル変換部を備える。レベル変換部は、ΣΔ変調データのレベルを変換して出力する第1のレベルコンバータと、調整回路からのダミーデータを供給されてダミーノイズを補間する第2のレベルコンバータを有し、第2のレベルコンバータによりΣΔ変調データに対するノイズの周波数依存性をキャンセルする。
入力データ周波数やクロック周波数に依存するダミーノイズを補間するレベルコンバータ等のダミーデジタル素子を設けることで、ΣΔ変調データに対するノイズの周波数依存性をキャンセルする。
以下に、開示のA/Dコンバータ及びD/Aコンバータの各実施例を図面と共に説明する。
(第1実施例)
図16は、本発明の第1実施例におけるA/Dコンバータを示す図である。図16中、図5と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図16は、ΣΔ変調器を用いたΣΔ変調A/Dコンバータを示す。ΣΔ変調A/Dコンバータは、アナログ部141−1とデジタル部142−1を有する。アナログ部141−1は、図16に示す如く接続されたΣΔ変調器411、電源ノイズを一定にする調整回路61−1、ディレイフリップフロップ(D−FF:Delay Flip-Flop)62,63、及びレベル変換部を形成するレベルコンバータ64,65,66を有する。D−FF62は、図5に示すD−FF412に相当し、レベルコンバータ64,65は、図5に示すレベルコンバータ4131,4132に相当する。D−FF63は、D−FF62に対して設けられたダミーD−FFであり、レベルコンバータ66は、レベルコンバータ65に対して設けられたダミーレベルコンバータである。
一方、デジタル部142−1は、図16に示す如く接続されたローパスフィルタ421とデシメータ422を有する。例えば、アナログ部141−1には電源電圧Va=5.0Vが供給され、デジタル部142−1には電源電圧Vd1.8Vが供給される。GNDaはアナログ部用グランド(又は、接地)、GNDdはデジタル部用グランドを示す。
調整回路61−1は、図16に示す如く接続されたD−FF71,72、排他的論理和否定(XNOR:Exclusive-NOR)回路73、及び排他的論理和(XOR:Exclusive-OR)回路74を有する。XOR回路74は、後述するダミーデータ(又は、ダミー信号)を出力する。XNOR回路73は、ΣΔ変調器411からのΣΔ変調データの変化量を見るために、現在のΣΔ変調データと、1クロック前のΣΔ変調データとの排他的論理和否定(XNOR)を求めてXOR回路74の一方の入力に供給する。XNOR回路73の出力データは、2つの連続するクロックの期間データ値が「0」又は「1」のまま変化しないとデータ値「1」を出力し、データ値が「0」→「1」又は「1」→「0」に変化するとデータ値「0」を出力する。又、XOR回路74は、XNOR回路73の出力データと、1クロック前のXOR回路74の出力ダミーデータとの排他的論理和(XOR)を求めて今回のダミーデータをD−FF63に供給する。
ΣΔ変調データの変化がない時は、1クロック前のダミーデータの反転値が現在の出力データとなり、ΣΔ変調データの変化がある時は、1クロック前のダミーデータがそのまま出力データとなる。このため、調整回路61−1は、ΣΔ変調データの変化量とダミーデータの変化量を合わせると、変化量の和が「1」となるような制御を行うことができ、電源ノイズを一定に保つことができる。又、ΣΔ変調器が3値以上の多値のデータを出力する場合にも、上記の如き構成を複数設けることにより電源のノイズを一定に保つことができる。つまり、入力データ周波数やクロック周波数に依存するダミー電源ノイズを補間するD−FFやレベルコンバータ等のダミーデジタル素子を設けることで、ΣΔ変調データに対する電源ノイズの周波数依存性をキャンセルする。
図17は、本発明の第1実施例におけるD/Aコンバータを示す図である。図17中、図6と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図17は、ΣΔ変調器を用いたΣΔ変調D/Aコンバータを示す。ΣΔ変調D/Aコンバータは、デジタル部151−1とアナログ部152−1を有する。デジタル部151−1は、図17に示す如く接続されたインタポレータ511、ΣΔ変調器512、電源ノイズを一定にする調整回路81−1、及びD−FF82,83を有する。D−FF82は、図6に示すD−FF513に相当する。D−FF83は、D−FF82に対して設けられたダミーD−FFである。
一方、アナログ部152−1は、図17に示す如く接続されたレベル変換部を形成するレベルコンバータ91,92,93、D−FF94,95、及びD/A変換及びローパスフィルタ部523を有する。レベルコンバータ91,92は、図6に示すレベル変換部521内の2つのレベルコンバータに相当する。レベルコンバータ93は、レベルコンバータ92に対して設けられたダミーレベルコンバータである。D−FF94は、図6に示すD−FF522に相当する。D−FF95は、D−FF94に対して設けられたダミーD−FFである。例えば、デジタル部151−1には電源電圧Vd=1.8Vが供給される。アナログ部152−1には電源電圧Va=5.0Vが供給される。GNDdはデジタル部用グランド、GNDaはアナログ部用グランドを示す。
調整回路81−1は、図17に示す如く接続されたD−FF71,72、排他的論理和否定(XNOR:Exclusive-NOR)回路73、及び排他的論理和(XOR:Exclusive-OR)回路74を有する。XOR回路74は、後述するダミーデータ(又は、ダミー信号)を出力する。XNOR回路73は、ΣΔ変調器512からのΣΔ変調データの変化量を見るために、現在のΣΔ変調データと、1クロック前のΣΔ変調データとの排他的論理和否定(XNOR)を求めてXOR回路74の一方の入力に供給する。XNOR回路73の出力データは、2つの連続するクロックの期間データ値が「0」又は「1」のまま変化しないとデータ値「1」を出力し、データ値が「0」→「1」又は「1」→「0」に変化するとデータ値「0」を出力する。又、XOR回路74は、XNOR回路73の出力データと、1クロック前のXOR回路74の出力ダミーデータとの排他的論理和(XOR)を求めて今回のダミーデータをD−FF83に供給する。このように、調整回路81−1の構成は、図16に示す調整回路61−1の構成と同じで良い。
ΣΔ変調データの変化がない時は、1クロック前のダミーデータの反転値が現在の出力データとなり、ΣΔ変調データの変化がある時は、1クロック前のダミーデータがそのまま出力データとなる。このため、調整回路81−1は、ΣΔ変調データの変化量とダミーデータの変化量を合わせると、変化量の和が「1」となるような制御を行うことができ、電源ノイズを一定に保つことができる。又、ΣΔ変調器が3値以上の多値のデータを出力する場合にも、上記の如き構成を複数設けることにより電源のノイズを一定に保つことができる。つまり、入力データ周波数やクロック周波数に依存するダミー電源ノイズを補間するD−FFやレベルコンバータ等のダミーデジタル素子を設けることで、ΣΔ変調データに対する電源ノイズの周波数依存性をキャンセルする。
図16及び図17に示す如くアナログ部とデジタル部が混在する回路では、ノイズの軽減や省電力の目的で、アナログ部用のグランドGNDaとデジタル部用のグランドGNDdを分けて設ける場合がある。この場合、インタフェースにはレベル変換部(又は、レベルコンバータ)が設けられ、クロック同期のためにD−FF等の遅延回路が設けられる。レベル変換部やD−FFでは、入力されるデータ値が「0」→「1」又は「1」→「0」に変化するデータ変化点で瞬間的に比較的大きな電流が流れるので、電源やグランドの電源ノイズの要因となり得る。つまり、アナログ部に対する電源ノイズは、ΣΔ変調データとは異なる周波数成分を有するが、電源ノイズは入力データ周波数やクロック周波数に依存する。本実施例では、入力データ周波数やクロック周波数に依存するダミー電源ノイズを補間するD−FFやレベルコンバータ等のダミーデジタル素子を設けることで、ΣΔ変調データに対する電源ノイズの周波数依存性をキャンセルする。
図18は、データ変化点で発生する電源ノイズの一例を説明する図である。図18において、(a)はレベルコンバータ(65又は92)への入力データとアナログ部(141−1又は152−1)に対する電源ノイズ、レベルコンバータ(66又は93)への入力ダミーデータとアナログ部(141−1又は152−1)に対するダミー電源ノイズ、及び入力データに対する電源ノイズと入力ダミーデータに対するダミー電源ノイズを合わせた合計電源ノイズを示す。図18において、(b)はD−FF(62又は94)へのクロック及び入力データとアナログ部(141−1又は152−1)に対する電源ノイズ、D−FF(63又は95)へのクロック及び入力ダミーデータとアナログ部(141−1又は152−1)に対するダミー電源ノイズ、及び入力データに対する電源ノイズと入力ダミーデータに対するダミー電源ノイズを合わせた合計電源ノイズを示す。図18(a),(b)中、縦軸は信号レベルを任意単位で示し、横軸は時間を任意単位で示す。又、図18(c)は、ΣΔ変調器(411又は512)から出力されるΣΔ変調データ、アナログ部(141−1又は152−1)に対する電源ノイズ量の相対値、ダミーデータ、ダミー電源ノイズ量、及び電源ノイズ量とダミー電源ノイズ量を合わせた合計電源ノイズを示す。図18からも、入力データ周波数やクロック周波数に依存するダミー電源ノイズを補間することで、ΣΔ変調データに対する電源ノイズの周波数依存性をキャンセルできることが確認された。
(第2実施例)
図19は、本発明の第2実施例におけるA/Dコンバータを示す図である。図19中、図16と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
調整回路61−2は、図19に示す如く接続されたD−FF71,72、排他的論理和(XOR:Exclusive-OR)回路75、及び排他的論理和否定(XNOR:Exclusive-NOR)回路76を有する。XNOR回路76は、後述するダミーデータ(又は、ダミー信号)を出力する。XOR回路75は、ΣΔ変調器411からのΣΔ変調データの変化量を見るために、現在のΣΔ変調データと、1クロック前のΣΔ変調データとの排他的論理和(XOR)を求めてXNOR回路76の一方の入力に供給する。XOR回路75の出力データは、2つの連続するクロックの期間データ値が「0」又は「1」のまま変化しないとデータ値「0」を出力し、データ値が「0」→「1」又は「1」→「0」に変化するとデータ値「1」を出力する。又、XNOR回路76は、XOR回路75の出力データと、1クロック前のXNOR回路76の出力ダミーデータとの排他的論理和否定(XNOR)を求めて今回のダミーデータをD−FF63に供給する。
ΣΔ変調データの変化がない時は、1クロック前のダミーデータの反転値が現在の出力データとなり、ΣΔ変調データの変化がある時は、1クロック前のダミーデータがそのまま出力データとなる。このため、調整回路61−2は、ΣΔ変調データの変化量とダミーデータの変化量を合わせると、変化量の和が「1」となるような制御を行うことができ、電源ノイズを一定に保つことができる。又、ΣΔ変調器が3値以上の多値のデータを出力する場合にも、上記の如き構成を複数設けることにより電源のノイズを一定に保つことができる。つまり、入力データ周波数やクロック周波数に依存するダミー電源ノイズを補間するD−FFやレベルコンバータ等のダミーデジタル素子を設けることで、ΣΔ変調データに対する電源ノイズの周波数依存性をキャンセルする。
図20は、本発明の第2実施例におけるD/Aコンバータを示す図である。図20中、図17と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
調整回路81−2は、図20に示す如く接続されたD−FF75,76、排他的論理和(XOR:Exclusive-OR)回路75、及び排他的論理和否定(XNOR:Exclusive-NOR)回路76を有する。XNOR回路76は、後述するダミーデータ(又は、ダミー信号)を出力する。XOR回路75は、ΣΔ変調器512からのΣΔ変調データの変化量を見るために、現在のΣΔ変調データと、1クロック前のΣΔ変調データとの排他的論理和(XOR)を求めてXNOR回路76の一方の入力に供給する。XOR回路73の出力データは、2つの連続するクロックの期間データ値が「0」又は「1」のまま変化しないとデータ値「0」を出力し、データ値が「0」→「1」又は「1」→「0」に変化するとデータ値「1」を出力する。又、XNOR回路76は、XOR回路75の出力データと、1クロック前のXNOR回路76の出力ダミーデータとの排他的論理和(XNOR)を求めて今回のダミーデータをD−FF83に供給する。このように、調整回路81−2の構成は、図19に示す調整回路61−2の構成と同じで良い。
ΣΔ変調データの変化がない時は、1クロック前のダミーデータの反転値が現在の出力データとなり、ΣΔ変調データの変化がある時は、1クロック前のダミーデータがそのまま出力データとなる。このため、調整回路81−2は、ΣΔ変調データの変化量とダミーデータの変化量を合わせると、変化量の和が「1」となるような制御を行うことができ、電源ノイズを一定に保つことができる。又、ΣΔ変調器が3値以上の多値のデータを出力する場合にも、上記の如き構成を複数設けることにより電源のノイズを一定に保つことができる。つまり、入力データ周波数やクロック周波数に依存するダミー電源ノイズを補間するD−FFやレベルコンバータ等のダミーデジタル素子を設けることで、ΣΔ変調データに対する電源ノイズの周波数依存性をキャンセルする。
図19及び図20に示す如くアナログ部とデジタル部が混在する回路では、ノイズの軽減や省電力の目的で、アナログ部用のグランドGNDaとデジタル部用のグランドGNDdを分けて設ける場合がある。この場合、インタフェースにはレベル変換部(又は、レベルコンバータ)が設けられ、クロック同期のためにD−FF等の遅延回路が設けられる。レベル変換部やD−FFでは、入力されるデータ値が「0」→「1」又は「1」→「0」に変化するデータ変化点で瞬間的に比較的大きな電流が流れるので、電源やグランドの電源ノイズの要因となり得る。つまり、アナログ部に対する電源ノイズは、ΣΔ変調データとは異なる周波数成分を有するが、電源ノイズは入力データ周波数やクロック周波数に依存する。本実施例では、入力データ周波数やクロック周波数に依存するダミー電源ノイズを補間するD−FFやレベルコンバータ等のダミーデジタル素子を設けることで、ΣΔ変調データに対する電源ノイズの周波数依存性をキャンセルする。
(変形例)
ところで、電源ノイズ量は、素子の電源やグランドからの物理的な距離等によっても異なる。このため、上記各実施例において、アナログ部又はデジタル部内のD−FFやレベルコンバータ等のデジタル素子に近接してダミーD−FFやダミーレベルコンバータ等のダミーデジタル素子を配置したレイアウトを用いることが望ましい。又、ΣΔ変調データが3値以上の多値の場合には、デジタル素子と対応するダミーデジタル素子を交互に配置したレイアウトを用いることが望ましい。これらの場合、各デジタル素子と対応するダミーデジタル素子は、互いに同じ電源及びグランドを使用することが望ましく、又、電源及びグランドからの配線距離も等しく保つことが望ましい。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ΣΔ変調器と、
入力アナログデータに応答して前記ΣΔ変調器が出力するΣΔ変調データの変化量とダミーデータの変化量の合計を一定に調整する調整回路と、
前記ΣΔ変調データを供給されるレベル変換部を備え、
前記レベル変換部は、前記ΣΔ変調データのレベルを変換して出力する第1のレベルコンバータと、前記調整回路からのダミーデータを供給されてダミーノイズを補間する第2のレベルコンバータを有し、
前記第2のレベルコンバータにより前記ΣΔ変調データに対するノイズの周波数依存性をキャンセルする、A/Dコンバータ。
(付記2)
前記調整回路は、前記ΣΔ変調データの変化がない時は1クロック前のダミーデータの反転値を現在のダミーデータとして出力し、前記ΣΔ変調データの変化がある時は1クロック前のダミーデータをそのままダミーデータとして出力する、付記1記載のA/Dコンバータ。
(付記3)
前記ΣΔ変調器と前記第1のレベルコンバータの間に接続された第1の遅延回路と、
前記調整回路と前記第2のレベルコンバータの間に接続された第2の遅延回路を更に備え、
前記第1の遅延回路と前記第2の遅延回路は、同一のクロックを供給され、
前記第2の遅延回路により前記ΣΔ変調データに対するノイズの周波数依存性をキャンセルする、付記1又は2記載のA/Dコンバータ。
(付記4)
前記第1のレベルコンバータ及び前記第2のレベルコンバータは、同一の電源電圧を供給される、付記1乃至3のいずれか1項記載のA/Dコンバータ。
(付記5)
前記第1のレベルコンバータが出力するデータを供給され、前記ΣΔ変調器により高域にシフトされた量子化ノイズを除去するデジタルローパスフィルタを更に備えた、付記1乃至4のいずれか1項記載のA/Dコンバータ。
(付記6)
量子化ノイズを除去された前記デジタルローパスフィルタの出力データを所望のサンプリングレートへ間引く間引き器を更に備えた、付記5記載のA/Dコンバータ。
(付記7)
ΣΔ変調器と、
入力デジタルデータに応答して前記ΣΔ変調器が出力するΣΔ変調データの変化量とダミーデータの変化量の合計を一定に調整する調整回路と、
前記ΣΔ変調データを供給されるレベル変換部を備え、
前記レベル変換部は、前記ΣΔ変調データのレベルを変換して出力する第1のレベルコンバータと、前記調整回路からのダミーデータを供給されてダミーノイズを補間する第2のレベルコンバータを有し、
前記第2のレベルコンバータにより前記ΣΔ変調データに対するノイズの周波数依存性をキャンセルする、D/Aコンバータ。
(付記8)
前記調整回路は、前記ΣΔ変調データの変化がない時は1クロック前のダミーデータの反転値を現在のダミーデータとして出力し、前記ΣΔ変調データの変化がある時は1クロック前のダミーデータをそのままダミーデータとして出力する、付記7記載のD/Aコンバータ。
(付記9)
前記ΣΔ変調器と前記第1のレベルコンバータの間に接続された第1の遅延回路と、
前記調整回路と前記第2のレベルコンバータの間に接続された第2の遅延回路を更に備え、
前記第1の遅延回路と前記第2の遅延回路は、同一のクロックを供給され、
前記第2の遅延回路により前記ΣΔ変調データに対するノイズの周波数依存性をキャンセルする、付記7又は8記載のD/Aコンバータ。
(付記10)
前記第1のレベルコンバータ及び前記第2のレベルコンバータは、同一の電源電圧を供給される、付記7乃至9のいずれか1項記載のD/Aコンバータ。
(付記11)
前記入力アナログデータを補間してから前記ΣΔ変調器に供給する補間器を更に備え、前記ΣΔ変調器にオーバーサンプリングを行わせる、付記7乃至10のいずれか1項記載のD/Aコンバータ。
(付記12)
前記第1のレベルコンバータが出力するデータを供給されるD/A変換及びローパスフィルタ部を更に備えた、付記7乃至11のいずれか1項記載のD/Aコンバータ。
(付記13)
前記第1のレベルコンバータと前記D/A変換及びローパスフィルタ部の間に接続された遅延回路を更に備えた、付記7乃至12のいずれか1項記載のD/Aコンバータ。
以上、開示のA/Dコンバータ及びD/Aコンバータを実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
411,512 ΣΔ変調器
421 ローパスフィルタ
422 デシメータ
511 インタポレータ
523 D/A変換及びローパスフィルタ部
61−1,61−2,81−1,81−2 調整回路
64〜66,91〜93 レベルコンバータ
62,53,71,72,82,83,94,95 D−FF
73,76 XNOR回路
74,75 XOR回路
141−1,141−2,152−1,152−2 アナログ部
142−1,142−2,151−1,151−2 デジタル部

Claims (6)

  1. ΣΔ変調器と、
    ダミーデータを出力すると共に、入力アナログデータに応答して前記ΣΔ変調器が出力するΣΔ変調データの変化量と前記ダミーデータの変化量の合計を一定に調整する調整回路と、
    前記ΣΔ変調データを供給されるレベル変換部を備え、
    前記調整回路は、前記ΣΔ変調データの変化がない時は1クロック前のダミーデータの反転値を現在のダミーデータとして出力し、前記ΣΔ変調データの変化がある時は1クロック前のダミーデータをそのままダミーデータとして出力し、
    前記レベル変換部は、前記ΣΔ変調データのレベルを変換して出力する第1のレベルコンバータと、前記調整回路からのダミーデータを供給され第2のレベルコンバータを有し、
    前記第2のレベルコンバータにより前記ΣΔ変調データに対するノイズの周波数依存性をキャンセルする、A/Dコンバータ。
  2. 前記ΣΔ変調器と前記第1のレベルコンバータの間に接続された第1の遅延回路と、
    前記調整回路と前記第2のレベルコンバータの間に接続された第2の遅延回路を更に備え、
    前記第1の遅延回路と前記第2の遅延回路は、同一のクロックを供給され、
    前記第2のレベルコンバータ及び前記第2の遅延回路により前記ΣΔ変調データに対するノイズの周波数依存性をキャンセルする、請求項記載のA/Dコンバータ。
  3. 前記第1のレベルコンバータ及び前記第2のレベルコンバータは、同一の電源電圧を供給される、請求項1又は2記載のA/Dコンバータ。
  4. ΣΔ変調器と、
    ダミーデータを出力すると共に、入力デジタルデータに応答して前記ΣΔ変調器が出力するΣΔ変調データの変化量と前記ダミーデータの変化量の合計を一定に調整する調整回路と、
    前記ΣΔ変調データを供給されるレベル変換部を備え、
    前記調整回路は、前記ΣΔ変調データの変化がない時は1クロック前のダミーデータの反転値を現在のダミーデータとして出力し、前記ΣΔ変調データの変化がある時は1クロック前のダミーデータをそのままダミーデータとして出力し、
    前記レベル変換部は、前記ΣΔ変調データのレベルを変換して出力する第1のレベルコンバータと、前記調整回路からのダミーデータを供給され第2のレベルコンバータを有し、
    前記第2のレベルコンバータにより前記ΣΔ変調データに対するノイズの周波数依存性をキャンセルする、D/Aコンバータ。
  5. 前記ΣΔ変調器と前記第1のレベルコンバータの間に接続された第1の遅延回路と、
    前記調整回路と前記第2のレベルコンバータの間に接続された第2の遅延回路を更に備え、
    前記第1の遅延回路と前記第2の遅延回路は、同一のクロックを供給され、
    前記第2のレベルコンバータ及び前記第2の遅延回路により前記ΣΔ変調データに対するノイズの周波数依存性をキャンセルする、請求項記載のD/Aコンバータ。
  6. 前記第1のレベルコンバータ及び前記第2のレベルコンバータは、同一の電源電圧を供給される、請求項4又は5記載のD/Aコンバータ。
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