JPH05327512A - Da変換用半導体集積回路 - Google Patents

Da変換用半導体集積回路

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JPH05327512A
JPH05327512A JP15282092A JP15282092A JPH05327512A JP H05327512 A JPH05327512 A JP H05327512A JP 15282092 A JP15282092 A JP 15282092A JP 15282092 A JP15282092 A JP 15282092A JP H05327512 A JPH05327512 A JP H05327512A
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JP
Japan
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circuit
power supply
voltage
signal
receives
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Withdrawn
Application number
JP15282092A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Totani
浩 戸谷
Kenji Maio
健二 麻殖生
Kazuo Watanabe
一雄 渡辺
Toshihiko Watanabe
俊彦 渡辺
Toshihiro Matsumura
俊浩 松村
Kazuaki Souma
万哲 相馬
Hirotaka Osawa
弘孝 大沢
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to JP15282092A priority Critical patent/JPH05327512A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度を維持しつつ、ディジタル部とアナロ
グ部との1チップ化を実現したDA変換用集積回路を提
供する。 【構成】 ディジタル信号を受けてパルス幅変調信号を
形成するDA変換部の出力信号を受けて出力信号を形成
するインバータ回路の動作電圧をフィルタ回路を設けて
電源雑音を除去したり、あるいは独立した端子を設けて
外部に定電圧回路を設けたりして安定化を図るととも
に、この安定化された電圧に基づいてアクティブフィル
タ回路に供給される基準電圧を形成するか、アクティブ
フィルタ回路を構成する演算増幅回路の差動増幅動作を
利用して反転入力に供給される電源雑音を非反転入力に
供給される電源雑音により相殺させる。 【効果】 ディジタル回路で発生した電源雑音をアクテ
ィブフィルタ回路で相殺させることができるから、高精
度を維持しつつDA変換回路の1チップ化が可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、DA(ディジタル−
アナログ)変換用半導体集積回路に関し、特にデルタシ
グマ変換回路を含むディジタル回路と、アクティブフィ
ルタ回路のようなアナログ回路とを1チップ化したもの
に利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルオーディオ機器、ディジタル
通信機器等のDA変換回路には、特開昭62−1695
28号公報や、特願平1−231596号に記載されて
いるように、オーバーサンプリング型の二重積分デルタ
シグマ変調方式が使用されている。実際のDA変換器
は、上記のデルタシグマ変調器と、アナログフィルタに
より構成されており、集積回路もディジタル回路とアナ
ログ回路とが別々のチップで存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなDA変換
器において、デルタシグマ変調器のようなディジタル回
路と、アナログフィルタのようなアナログ回路とを1チ
ップの半導体集積回路により構成しようとすると、集積
回路内のディジタル部で発生して電源に乗る雑音により
小信号時のS/N(信号対雑音比)が悪化するという問
題があり、高精度が要求されるDA変換器としては1チ
ップ化が妨げされるものである。
【0004】この発明の目的は、高精度を維持しつつ、
ディジタル部とアナログ部との1チップ化を実現したD
A変換用半導体集積回路を提供することにある。この発
明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明
細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、ディジタル信号を受けてパ
ルス幅変調信号を形成するDA変換部の出力信号を受け
て出力信号を形成するインバータ回路の動作電圧をフィ
ルタ回路を設けて電源雑音を除去したり、あるいは独立
した端子を設けて外部に定電圧回路を設けたりして安定
化を図るとともに、この安定化された電圧に基づいてア
クティブフィルタ回路に供給される基準電圧を形成する
か、アクティブフィルタ回路を構成する演算増幅回路の
差動増幅動作を利用して反転入力に供給される電源雑音
を非反転入力に供給される電源雑音により相殺させる。
【0006】
【作用】上記した手段によれば、ディジタル回路で発生
した電源雑音をアクティブフィルタ回路で相殺させるこ
とができるから、高精度を維持しつつDA変換回路の1
チップ化が可能になる。
【0007】
【実施例】図1には、この発明に係るDA変換用集積回
路の一実施例の回路図が示されている。同図の各回路
は、公知のCMOS回路の製造技術により、単結晶シリ
コンのような1個の半導体基板上において形成される。
【0008】同図において、ブラックボックスで示され
てるDACは、デルタシグマ変調回路であり、ディジタ
ル入力信号DINとクロック信号CLKを受けて、ディ
ジタル信号DINをパルス幅変調信号の形態で出力させ
る。このデルタシグマ変調回路DACの出力信号は、ク
ロック信号CLKによりゲートが制御されるナンド回路
NANDを通して、Pチャンネル型MOSFETQPと
Nチャンネル型MOSFETQNからなるCMOSイン
バータ回路INVを通して出力される。このインバータ
回路INVまでがディジタル部であり、パルス数密度変
調信号が出力される。
【0009】上記のようなディジタル部に対して、アナ
ログ部としてのアクティブフィルタ回路AFLが同一の
チップ上に形成される。アクティブフィルタ回路AFL
は、演算増幅回路OPと、その反転入力(−)に設けら
れる抵抗R1、キャパシタC1及び抵抗R5と帰還用の
抵抗R2とキャパシタC2により構成され、上記パルス
数密度変調信号を平滑して出力端子OUTからアナログ
信号を送出させる。
【0010】演算増幅回路OPを回路の接地電位と電源
電圧VCCを供給して一電源で動作させるときに、出力
端子OUTから出力されるアナログ信号は、電源電圧V
CCの中点電圧を中心として正負に変化する信号とされ
る。そこで、このようなアナログ信号に対応して、演算
増幅回路OPの非反転入力(+)には、抵抗R3とR4
からなる基準電圧回路VRGにより形成され、上記中点
電圧に対応したバイアス電圧が与えられる。
【0011】一般的にディジタルシグマ方式のDA変換
回路のfs /2帯域内での小信号時のS/Nは、次式
(1)により求められる。 S/N(dB)=20log(2N −1)+1.76+10log M −20log(2sin Kπ)I +20log 31/2 ・・・・(1) ここで、Kは(fs /2)÷(Mfs )であり、Nは量
子化器のビット数、Mはオーバーサンプリング倍率、f
s はサンプリング周波数、Iはノイズシェーパ次数であ
る。例えば、Nが1ビットで、Mが128倍、Iが2次
でのS/Nは、90dBを超える。ところが、本願で問
題として取り上げているディジタル回路での電源雑音に
よるS/Nの悪化は、20dBにも及び、高精度達成の
妨げになるものである。
【0012】この実施例では、高精度化のために、言い
換えるならば、ディジタル部での電源雑音の影響を実質
的に排除するために、上記インバータ回路INVの動作
電圧をフィルタ回路FLにより形成する。このフィルタ
回路FLは、抵抗R3とキャパシタC3かならるロウパ
スフィルタにより構成され、電源電圧VCCに乗るディ
ジタル部からの電源ノイズを除去して、インバータ回路
INVの動作電圧を安定化させる。また、抵抗R3,R
4からなる基準電圧回路VRGの動作電圧も上記フィル
タ回路FLにより形成された安定化電圧を用いる。
【0013】これにより、インバータ回路INVの出力
に含まれる電源雑音e1及び基準電圧回路VRGに供給
される電源雑音e2を大幅に低減できる。また、出力端
子OUTから出力されるアナログ信号に含まれる雑音成
分e0は、次式(2)のように大幅に減少されたものと
することができる。 e0=−(R2/R1)×e1+(1+R2/R1) ×〔R4/(R3+R4)〕e2 ・・・・・・・・・・・(2)
【0014】すなわち、反転入力から供給される雑音成
分e1と、非反転入力から供給される雑音成分e2を上
記のようなフィルタ回路FLの挿入により低減できると
ともに、抵抗比により減衰させて演算増幅回路OPで互
いに打ち消し合うようにすることができる。
【0015】図2には、この発明に係るDA変換用集積
回路の他の一実施例の回路図が示されている。この実施
例では、インバータ回路INVに専用の電源端子VCL
が設けられる。すなわち、インバータ回路INVの電源
端子VCLは、デルタシグマ変調回路DAC、ナンド回
路NAND等からなるディジタル部及び演算増幅回路O
Pの電源電圧VCCとは別の端子が設けられる。この端
子VCLには、CMOS回路にラッチアップが生じない
ように電源電圧VCCと同じかそれより低くされた安定
化電圧が供給される。この安定化電圧は、外部に設けら
れた上記のようなフィルタ回路により構成されるもの
他、定電圧素子を用いた定電圧回路により形成される。
【0016】この構成においては、インバータ回路IN
Vの出力信号及び基準電圧回路VRGに供給される電源
雑音成分e1とe2をいっそう低減できるので、アナロ
グ信号に含まれる雑音を大幅に低減させることができ
る。
【0017】図3には、この発明に係るDA変換用半導
体集積回路の他の一実施例の回路図が示されている。こ
の実施例では、電源電圧VCCに含まれる雑音成分をア
クティブフィルタ回路AFLを構成する演算増幅回路O
Pの差動増幅動作を利用して相殺させるようするもので
ある。
【0018】電源電圧VCCには、ディジタル部でのス
イッチング動作に対応して雑音が乗り、それがインバー
タ回路INVのハイレベルの出力信号にそのまま雑音e
1として含まれてしまう。上記電源電圧VCCの乗る雑
音は、雑音e2として分圧抵抗回路により構成される基
準電圧回路VRGにも供給される。そして、これらの雑
音e1とe2は、演算増幅回路OPの反転入力(−)と
非反転入力(+)に供給されることから、演算増幅回路
OPの入力部でレベルを等しく調整すれば、互いに打ち
消させることができる。しかし、基準電圧回路VRG
は、上記の中点電圧を形成する必要があるため抵抗比を
任意に設定できない。
【0019】そこで、前記式(2)において、反転入力
(−)に供給される右辺の第1項と非反転入力(+)に
供給される右辺の第2項とが交流的に等しくなるよう
に、抵抗分圧回路の一方の抵抗R4側を2つに分割し、
そこに交流接地用のキャパシタC4を設けるものであ
る。これにより、次式(3)のような条件を得る。
【0020】 (R2/R1)×e1= (1+R2/R1)×〔R4a/(R3+R4a)〕e2 ・・(3) 上記(3)式から、R4a=R2・R3・e1/[R1
〔1+(R2/R3)〕e2−R2/e1]のように求
めることができる。ここで、Rb=R4−Raの関係と
することにより、直流的には非反転入力(+)には図1
あるいは図2と同様に中点電圧を供給することができ
る。
【0021】この構成では、ディジタル部で発生した電
源雑音がアクティブフィルタ回路AFLを構成する差動
増幅回路としての演算増幅回路OPにより相殺できるか
ら、電源雑音を除去させるフィルタ回路FLを設けた
り、あるいは専用の電源端子VCLを追加することな
く、アナログ信号に含まれる雑音を大幅に低減させるこ
とができる。
【0022】図4には、この発明に係るDA変換用集積
回路の他の一実施例の回路図が示されている。この実施
例においても、基本的には電源電圧VCCに含まれる雑
音成分をアクティブフィルタ回路AFLを構成する演算
増幅回路OPの差動増幅動作を利用して相殺させるよう
するものである。この実施例では、演算増幅回路OP
は、正電圧VCCと負電圧VEEの二電源により動作さ
せられる。これにより、出力端子OUTのアナログ信号
が回路の接地電圧0Vを中心として正負に振れるように
次式(4)により抵抗R3とR4を設定する。 R2・e1/(R1+R2)=R4・e2(R3+R4) ・・・・(4)
【0023】この構成では、ディジタル部で発生した電
源雑音がアクティブフィルタ回路AFLを構成する差動
増幅回路としての演算増幅回路OPにより相殺できるか
ら、電源雑音を除去させるフィルタ回路FLを設けた
り、専用の電源端子VCLを追加したり、あるいは前記
のように基準電圧発生回路VRGにキャパシタを設けて
直流的な動作と交流的な動作を分けることなく、アナロ
グ信号に含まれる雑音を大幅に低減させることができ
る。
【0024】図5には、この発明に係るDA変換用集積
回路の更に他の一実施例の回路図が示されている。この
実施例においても、電源電圧VCCに含まれる雑音成分
をアクティブフィルタ回路AFLを構成する演算増幅回
路OPの差動増幅動作とアクティブフィルタの積分動作
を利用して相殺させるようするものである。このため、
デルタシグマ変調回路DACは、その出力が差動形式と
される。
【0025】このため、デルタシグマ変調回路DACの
出力信号は、一方において前記同様なナンド回路NAN
D1に供給され、インバータ回路N1により反転されて
他方のナンド回路NAND2に供給される。これらのナ
ンド回路NAND1とNAND2に対応してそれぞれC
MOSインバータ回路QP1,QN1とQP2,QN2
が設けられる。一方のインバータ回路QP1,QN1の
出力信号は、前記のようにアクティブフィルタ回路AF
Lを構成する演算増幅回路OPの反転入力(−)側に供
給され、他方のインバータ回路QP2,QN2の出力信
号は、上記演算増幅回路OPの非反転入力(+)に供給
される。
【0026】これにより、相補的に出力されるパルス数
密度信号に乗る雑音成分e11とe12は、互いに逆位
相の雑音成分が時分割的に出力されるが、それが平滑さ
れることによって形成されるアナログ信号においては前
記同様に相殺させることができる。この結果、高精度の
DA変換出力を得ることができる。
【0027】図6には、上記デルタシグマ変換回路DA
Cの一実施例のブロック図が示されている。入力信号を
Xとし、出力信号をYとし、量子化雑音をQとして1サ
ンプル遅延をZ-1とし、後述する可変利得回路を無視す
ると、伝達特性はZ関数を用いて、Y=X+(1−
-12 ・Qのように表すことができる。ここで、Z-1
=e-jwtなので、1−Z-1=2sin(f/ft) πとなる。い
ま、オリジナルのサンプリング周波数をfsとすると、通
過帯域はfs/2となり、M倍のオーバーサンプリングを
行うと、サンプリング周波数はM・fsで表される。これ
により、1−Z-1=2sin(f/Mf)πとなる。
【0028】この実施例では、可変利得回路が設けら
れ、その利得をGとすると、出力信号Yは、次式(5)
により求められる。 [(X−GYZ-1)/(1−Z-1)−GYZ-1]/(1−Z-1)+Q=Y ・・・・(5) これを整理すると、次式(6)が求められる。 Y[1−2(1−G)Z-1+(1−G)Z-2]=X+Q(1−Z-12 ・・・・(6)
【0029】f/Mf≒0により、Z-1=e-jWt≒1と
おくと、次式(8)のように表すことができる。 Y≒X/G+Q(1−Z-12 /G ・・・・・・・・・・(7) 式(7)のように、上記利得可変回路の挿入によって、
信号X、量子化雑音Qとも利得Gの1/Gに低減できる
ものなる。
【0030】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) ディジタル信号を受けてパルス幅変調信号を形
成するDA変換部の出力信号を受けて出力信号を形成す
るインバータ回路の動作電圧をフィルタ回路を設けて電
源雑音を除去するとともに、その動作電圧に基づいてア
クティブフィルタ回路に供給される基準電圧を形成する
ことにより、ディジタル部で発生された電源雑音に影響
されないで高精度化を維持しつつ1チップ化されたDA
変換回路を得ることができるという効果が得られる。
【0031】(2) ディジタル信号を受けてパルス幅
変調信号を形成するDA変換部の出力信号を受けて出力
信号を形成するインバータ回路の動作電圧を独立した端
子を設けて外部に定電圧回路を設けて安定化を図るとと
もに、この安定化された電圧に基づいてアクティブフィ
ルタ回路に供給される基準電圧を形成することにより、
ディジタル部で発生された電源雑音に影響されないで高
精度化を維持しつつ1チップ化されたDA変換回路を得
ることができるという効果が得られる。
【0032】(3) アクティブフィルタ回路を構成す
る演算増幅回路の差動増幅動作を利用して反転入力に供
給される電源ノイズを非反転入力に供給される電源ノイ
ズのレベル調整により相殺させることにより、外部端子
を増加させたり、雑音除去用のフィルタ回路を用いるこ
となく簡単な構成によってディジタル部で発生された電
源雑音に影響されないで高精度化を維持しつつ1チップ
化されたDA変換回路を得ることができるという効果が
得られる。
【0033】(4) デルタシグマ変換回路から差動形
式のパルス数変調信号を出力させ、それをアクティブフ
ィルタ回路に供給することにより、アクティブフィルタ
回路の演算増幅回路の差動増幅動作によって互いに逆位
相の雑音成分が時分割的に出力されるが、それが平滑さ
れることによって形成されるアナログ信号においては相
殺させることができるから、ディジタル部で発生された
電源雑音に影響されないで高精度化を維持しつつ1チッ
プ化されたDA変換回路を得ることができるという効果
が得られる。
【0034】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、パル
ス幅変調信号を形成するデルタシグマ変換回路の具体的
構成は、種々の実施形態を採ることができるものであ
る。また、アクティブフィルタ回路は、パルス数密度変
調信号を平滑してアナログ信号を形成するものであれば
何であってもよい。この発明は、パルス幅変調信号を用
いる1チップ化されたDA変換用半導体集積回路に広く
利用できる。
【0035】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、ディジタル信号を受けてパ
ルス幅変調信号を形成するDA変換部の出力信号を受け
て出力信号を形成するインバータ回路の動作電圧をフィ
ルタ回路を設けて電源雑音を除去したり、あるいは独立
した端子を設けて外部に定電圧回路を設けたりして安定
化を図るとともに、この安定化された電圧に基づいてア
クティブフィルタ回路に供給される基準電圧を形成する
か、アクティブフィルタ回路を構成する演算増幅回路の
差動増幅動作を利用して反転入力に供給される電源雑音
を非反転入力に供給される電源雑音により相殺させるこ
とにより、ディジタル部で発生された電源雑音に影響さ
れないで高精度化を維持しつつ1チップ化されたDA変
換回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るDA変換用集積回路の一実施例
を示す回路図である。
【図2】この発明に係るDA変換用集積回路の他の一実
施例を示す回路図である。
【図3】この発明に係るDA変換用集積回路の他の一実
施例を示す回路図である。
【図4】この発明に係るDA変換用集積回路の他の一実
施例を示す回路図である。
【図5】この発明に係るDA変換用集積回路の更に他の
一実施例を示す回路図である。
【図6】この発明に係るDA変換用集積回路に用いられ
るデルタシグマ変換回路の一実施例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
DAC…デルタシグマ変換回路、INV,N1…インバ
ータ回路、NAND,NAND1,NAND2…ナンド
回路、FL…フィルタ回路、AFL…アクティブフィル
タ回路、OP…演算増幅回路、VRG…基準電圧発生回
路、R1〜R6…抵抗、C1〜C4…キャパシタ、QP
…Pチャンネル型MOSFET、QN…Nチャンネル型
MOSFET。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、ディジタル信号を受けてパ
ルス幅変調信号を形成するDA変換部の出力信号を受け
て出力信号を形成するインバータ回路の動作電圧をフィ
ルタ回路を設けて電源雑音を除去したり、あるいは独立
した端子を設けて外部に定電圧回路を設けたりして安定
化を図るとともに、この安定化された電圧に基づいてア
クティブフィルタ回路に供給される基準電圧を形成する
か、アクティブフィルタ回路を構成する演算増幅回路の
差動増幅動作を利用して反転入力に供給される電源雑音
を非反転入力に供給される電源雑音により相殺させるこ
とにより、ディジタル部で発生された電源雑音に影響さ
れないで高精度化を維持しつつ1チップ化されたDA変
換回路を得ることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るDA変換用集積回路の一実施例
を示す回路図である。
【図2】この発明に係るDA変換用集積回路の他の一実
施例を示す回路図である。
【図3】この発明に係るDA変換用集積回路の他の一実
施例を示す回路図である。
【図4】この発明に係るDA変換用集積回路の他の一実
施例を示す回路図である。
【図5】この発明に係るDA変換用集積回路の更に他の
一実施例を示す回路図である。
【図6】この発明に係るDA変換用集積回路に用いられ
るデルタシグマ変換回路の一実施例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】 DAC…デルタシグマ変換回路、INV,N1…インバ
ータ回路、NAND,NAND1,NAND2…ナンド
回路、FL…フィルタ回路、AFL…アクティブフィル
タ回路、OP…演算増幅回路、VRG…基準電圧発生回
路、R1〜R6…抵抗、C1〜C4…キャパシタ、QP
…Pチャンネル型MOSFET、QN…Nチャンネル型
MOSFET。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 一雄 群馬県高崎市西横手町111番地 株式会社 日立製作所高崎工場内 (72)発明者 渡辺 俊彦 群馬県高崎市西横手町111番地 株式会社 日立製作所高崎工場内 (72)発明者 松村 俊浩 群馬県高崎市西横手町111番地 株式会社 日立製作所高崎工場内 (72)発明者 相馬 万哲 群馬県高崎市西横手町111番地 株式会社 日立製作所高崎工場内 (72)発明者 大沢 弘孝 群馬県高崎市西横手町111番地 株式会社 日立製作所高崎工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号を受けてパルス幅変調信
    号を形成するDA変換部と、このDA変換部の出力信号
    を受けて出力信号を形成するインバータ回路と、このイ
    ンバータ回路を通したパルス数密度変調信号を受けてア
    ナログ信号を形成するアクティブフィルタ回路と、回路
    の電源電圧端子と上記インバータ回路のみに動作電圧を
    供給するインバータ回路用電源端子とを備え、電源電圧
    に含まれるノイズ成分を除去するフィルタ回路を介して
    上記インバータ回路用電源端子に動作電圧を供給すると
    ともにこの動作電圧に基づいてアクティブフィルタ回路
    に供給される基準電圧を形成することを特徴とするDA
    変換用半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 ディジタル信号を受けてパルス幅変調信
    号を形成するDA変換部と、このDA変換部の出力信号
    を受けて出力信号を形成するインバータ回路と、このイ
    ンバータ回路を通したパルス数密度変調信号を受けてア
    ナログ信号を形成するアクティブフィルタ回路と、回路
    の電源電圧端子と上記インバータ回路のみに動作電圧を
    供給するインバータ回路用電源端子とを備え、インバー
    タ回路用電源端子には回路の電源電圧端子から供給され
    る電圧と同じかそれより低くされた定電圧を供給すると
    ともに、この定電圧に基づいてアクティブフィルタ回路
    に供給される基準電圧を形成することを特徴とするDA
    変換用半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 ディジタル信号を受けてパルス幅変調信
    号を形成するDA変換部と、このDA変換部の出力信号
    を受けて出力信号を形成するインバータ回路と、このイ
    ンバータ回路を通したパルス数密度変調信号を受けてア
    ナログ信号を形成するアクティブフィルタ回路と、アク
    ティブフィルタ回路を構成する演算増幅回路の非反転入
    力端子に供給される中点電圧に対応した基準電圧を形成
    する分圧抵抗回路に、電源ノイズに対して交流的に接地
    電位を与えるキャパシタを挿入して非反転入力端子に供
    給される電源ノイズ成分と、インバータ回路を通して反
    転入力端子に供給される電源ノイズ成分とを相殺させる
    ことを特徴とするDA変換用半導体集積回。
  4. 【請求項4】 ディジタル信号を受けてパルス幅変調信
    号を形成するDA変換部と、このDA変換部の出力信号
    を受けて出力信号を形成するインバータ回路と、このイ
    ンバータ回路を通したパルス数密度変調信号を受けてア
    ナログ信号を形成するアクティブフィルタ回路とを備
    え、アクティブフィルタ回路を構成する演算増幅回路を
    正負の二電源電圧により動作させるとともに、上記電源
    電圧を受ける抵抗分圧回路を設けて非反転入力端子に供
    給される電源ノイズ成分と、インバータ回路を通して反
    転入力端子に供給される電源ノイズ成分とを相殺させる
    ことを特徴とするDA変換用半導体集積回。
  5. 【請求項5】 ディジタル信号を受けて差動形式のパル
    ス幅変調信号を形成するDA変換部と、このDA変換部
    からの差動形式の出力信号をそれぞれ受けて出力信号を
    形成する一対のインバータ回路と、上記両インバータ回
    路を通したパルス数密度変調信号が反転端子及び非反転
    端子に供給される演算増幅回路を含むアクティブフィル
    タ回路とを備えてなることを特徴とするDA変換用半導
    体集積回路。
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