JP4863825B2 - 荷電粒子ビーム描画装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、荷電粒子ビーム描画装置及びかかる装置のプログラムに係り、例えば、電子ビームを可変成形させながら試料に電子ビームを照射する電子ビーム描画方法、その方法に使用する装置及びその装置を制御するプログラムに関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図15は、従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線描画装置(EB(Electron beam)描画装置)における第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式という。
ここで、電子ビーム描画装置では、定期的に行なうメンテナンスや装置の制御プログラムのアップデートやデバック等により装置状態を変更した際には、変更した内容についての動作確認を行なう必要がある。その際、動作確認試験に必要のない機能についてはダミーにして動作試験を行なうと試験時間を短縮することができる。
ここで、描画機能について、実際には電子ビームを照射しないダミー描画をおこなってダミー描画によって展開された図形データと、事前にシミュレーションによって正確に展開された基準図形データとを比較して図形データを展開する演算処理機能のチェックを行なうとする技術が文献に開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−242027号公報
上述したように、変更した内容についての動作確認を行なう際、動作確認試験に必要のない機能についてはダミーにして動作試験を行なうと試験時間を短縮することができる。そのため、変更した内容についての動作確認を行なう際、動作確認試験に必要のない機能についてはダミーにして動作試験を行なう場合がある。そして、動作試験後に客先に装置をリリースする際には、正常に描画装置としての各機能を発揮させる必要があるため、ダミーになっている機能をすべて元に戻さなければならない。そして、描画装置には多数の機能が装備されているのか一般的である。
しかしながら、従来、描画装置では各機能がダミーであるかどうかの確認は手動で行なわなければならなかった。そのため、確認ミスも多く、描画装置の機能をダミーにしたまま客先にリリースしてしまう場合があるといった問題があった。これは、通常、描画装置には多数の機能が装備されているが、各機能はソフトウェアで実行される場合が多く、その状態が明示されないため確認しづらい点が挙げられる。また、多数の機能が装備されている場合に、確認する項目が多岐にわたることになるため確認漏れが生じやすい。特に、ダミーに変更したユーザとは別人がダミーかどうかを確認する場合に変更した箇所が分かりづらい。さらに、複数の計算機でそれぞれ別の機能が実行されていることが多いため、複数の計算機で確認が必要となってしまう。また、変更したユーザ本人がダミーから戻し忘れる場合もある。或いは、単純に動作確認後に、初期の装置立ち上げを忘れてしまう場合もあり得る。
そして、機能がダミーになっているままで実際の描画を行なってしまう結果、機能がダミーになっていることが原因となって描画エラーやパターンエラーを発生させてしまうといった問題があった。よって、実際に必要な描画が開始されるまでに時間がかかってしまうといった問題があった。そのため、これらの無駄を無くすことが望まれている。
そこで、本発明は、かかる問題点を克服し、描画装置の機能がダミーモードか実モードかを自動的に確認する手法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
所定のコマンドを入力する入力部と、
かかる所定のコマンドに基づいて、荷電粒子ビームを用いた描画に使用する所定の機能の状態をチェックするチェック部と、
チェックされた所定の機能の状態を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする。
まず、所定のコマンドを入力することで、チェック部が、かかる所定のコマンドの入力に基づいて、荷電粒子ビームを用いた描画に使用する所定の機能の状態を自動的にチェックすることができる。そして、チェック後の状態が出力されることにより、ユーザは、機能の状態を確認することができる。
また、荷電粒子ビーム描画装置は、ダミー機能により動作確認可能に構成され、
上述したチェック部は、かかる所定の機能がダミー機能にセットされているか、或いは所定の機能にセットされているかのいずれの状態かをチェックすることを特徴とする。
かかる構成により、ユーザは、所定の機能がダミー機能にセットされているか、或いは実機能にセットされているかを確認することができる。
また、荷電粒子ビーム描画装置は、さらに、複数のユニット装置を備え、
かかる複数のユニット装置は、上述したチェック部にバスを介して接続され、
かかるチェック部は、上述した所定の機能として、複数のユニット装置の各ユニット装置が制御している機能の状態をチェックすることを特徴とする。
かかる構成により複数のユニット装置でそれぞれ確認しなくてもそれぞれのユニット装置が制御している機能の状態を確認することができる。
かかる動作をコンピュータに実行させるためのプログラムにより構成するには、
所定のコマンドを入力し、所定のコマンドを記憶装置に記憶する入力処理と、
かかる記憶装置から所定のコマンドを読み出し、かかる所定のコマンドに基づいて、荷電粒子ビームを用いた描画に使用する所定の機能の状態をチェックしてチェックされた所定の機能の状態を記憶装置に記憶するチェック処理と、
チェックされた所定の機能の状態をモニタに表示する表示処理と、
を備え
ダミー機能により動作確認可能に構成され、
チェック処理において、所定の機能がダミー機能にセットされているか、或いは所定の機能にセットされているかのいずれの状態かをチェックすればよい。
また、所定の機能は、所定のユニット装置により第2のプログラムにより実行され、
上述したチェック処理において、第2のプログラムがユニット装置で実行されているかどうかをチェックすることを特徴とする。
かかる所定の機能が所定のユニット装置によりそのユニット装置用のプログラム(第2のプログラム)により実行される場合に、チェック処理において、第2のプログラムがユニット装置で実行されているかどうかをチェックすることで、かかる所定の機能が実際に稼動しているかどうかを確認することができる。
本発明によれば、ユーザが描画装置における機能の状態を確認することができる。その結果、定期的に行なうメンテナンスや装置の制御プログラムのアップデートやデバック等の作業時或いは作業後にダミーにした機能が元に戻っているかを客先リリース前に確認することができる。よって、機能がダミーになっていることが原因となって発生する描画エラーやパターンエラーを無くす或いは抑制することができる。
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。
図1において、荷電粒子ビーム描画装置の一例である描画装置100は、描画部150を構成する電子鏡筒102、描画室103、XYステージ105、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、偏向器208を備え、制御系として、描画制御ユニット(WCU:Writing Control unit)110(ユニット装置の一例)、ショットデータ生成ユニット(SDG:Shot Data Generating unit)130(ユニット装置の一例)、偏向制御回路(DEF)140(ユニット装置の一例)、デジタルアナログコンバータ(DAC)142、DAC144、データ管理計算ユニット(ESP:Early Stage Pre−processing unit)154(ユニット装置の一例)、ログサーバユニット(Log Server unit)160(ユニット装置の一例)、高速メモリユニット(HSU:High−speed Shared Storage unit)170(ユニット装置の一例)、ハードディスク装置(DSU:Data Storage Unit)180(ユニット装置の一例)、並列演算ユニット(PPU:Parallel Processing unit)182(ユニット装置の一例)、PPU184(ユニット装置の一例)、PPU186(ユニット装置の一例)、操作端末(Operation terminal)190、キーボード(K/B)192、モニタ194、ステージ駆動回路210、オートローダ220、ドライバ232、温度センサ242、ドライバ234、圧力センサ244を備えている。
描画制御ユニット110は、CPU120、メモリ122を有している。そして、コンピュータとなるCPU120内では、入力部124、チェック部126、出力部128といった各機能を有している。CPU120で演算される入力データ或いは出力データ等はメモリ122に記憶される。ここで、入力部124、チェック部126、出力部128といった各機能は、その処理がコンピュータ(CPU120)により実行されるソフトウェアで構成しているが、これに限るものではなく、電気的な回路によるハードウェアにより構成しても構わない。或いは、電気的な回路によるハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、かかるハードウェアとファームウェアとの組合せでも構わない。
また、ショットデータ生成ユニット130は、コンピュータとなるCPU132を有している。データ管理計算ユニット154は、コンピュータとなるCPU152を有している。ログサーバユニット160は、コンピュータとなるCPU162を有している。また、PPU182、PPU184、PPU186も図示していないがコンピュータとなるCPUを有している。
また、描画制御ユニット110、ショットデータ生成ユニット130、データ管理計算ユニット154、ログサーバユニット160、高速メモリユニット170、ハードディスク装置180、PPU182、PPU184、PPU186は図示していないバスを介してお互いに接続されている。描画制御ユニット110は操作端末190、オートローダ220、ドライバ232、ドライバ234が図示していないバスを介して接続されている。ショットデータ生成ユニット130には、描画制御ユニット110の他に、偏向制御回路140、高速メモリユニット170が図示していないバスを介して接続されている。偏向制御回路140には、DAC142、DAC144、ステージ駆動回路210が図示していないバスを介して接続されている。そして、DAC142は、偏向器205に接続され、DAC144は、偏向器208に接続されている。操作端末190には、K/B192、モニタ194が図示していないバスを介して接続されている。ドライバ232は、温度センサ242に接続され、ドライバ234は、圧力センサ244に接続されている。また、ハードディスク装置180には、客先サーバ装置300が図示していないバスを介して接続されている。
そして、電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、偏向器208が配置されている。描画室103内には、XYステージ105が配置されている。図1では、本実施の形態1を説明する上で必要な構成部分以外については記載を省略している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれることは言うまでもない。
オートローダ220によりXYステージ105上に試料101が搬送される。そして、電子銃201から出た荷電粒子ビームの一例となる電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形例えば長方形の穴を持つ第1のアパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形例えば長方形に成形する。そして、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。かかる第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像の位置は、DAC142を介して偏向制御回路140で制御された偏向器205によって偏向制御され、ビーム形状と寸法を変化させることができる。そして、第2のアパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、DAC144を介して偏向制御回路140で制御された偏向器208によって偏向され、ステージ駆動回路210により制御された移動可能に配置されたXYステージ105上の試料101の所望する位置に照射される。
また、電子鏡筒102、描画室103内は、図示していない真空ポンプにより真空引きされ、大気圧よりも低い圧力に制御されている。そして、描画室103内の雰囲気温度は、温度センサ242によって測定され、圧力は、圧力センサ244によって測定される。
ここで、描画装置100の制御は、描画制御ユニット110が中心となって行なうが、多数ある各機能の制御は、他のユニット装置が分担して、それぞれが制御している。多数ある各機能の一例として、例えば、ステージ機能、診断機能、各種のデーモンプロセス機能、描画装置100の制御ソフトウェアによる各種の制御機能等が挙げられる。
図2は、実施の形態1における描画装置の諸機能の一例を示す図である。
図2において、データ管理計算ユニット154内では、特に、CPU152が、ESP機能として、描画装置100に入力されるデータ、例えば描画データの管理を行う。そして、ハードディスク装置180では、描画装置100に入力されるデータを格納する。ここでは、ESP機能によって管理されるデータを格納する。また、PPU182、PPU184、PPU186内では、特に、これらのユニットが有しているCPUが、描画装置100で動作するソフトウェアとなるRTC(Real Time Chipmerge)機能として、複数のチップを一つのチップにマージする。そして、PPU182、PPU184、PPU186が有するCPUが、データ変換ソフトウェアとなるコンバータ(Converter)機能として、描画データを描画装置100のショットデータ生成ユニット130に入力可能なフォーマットに変換する。そして、コンバータ機能により変換されたデータを高速メモリユニット170に格納する。そして、高速メモリユニット170からショットデータ生成ユニット130に変換されたデータが送信され、ショットデータ生成ユニット130内では、特に、CPU132が、SDG機能として、描画装置100のハードウェアに入力するデータ、ここではショットデータを生成する。また、CPU132が、タスクスケジューラ(Task scheduler)機能として、生成されたショットデータを描画するタイミングを制御する。そして、ショットデータは、偏向制御回路140に送られ、DAC142及びDAC144を介して偏向器に電圧を印加する。また、描画制御ユニット110内では、特に、CPU120が、Control、Write、draw、djob、fow、aldといった描画装置100上で動作する互いに関連しあう各プロセス機能(ソフトウェア)を実行する。また、操作端末190内では、描画装置100を操作するためのインターフェイスとなるGUI(Graphic User Interface)機能が実行される。その他に、例えば、EOS(診断)、ALD(マスクの搬送を行うソフトウェアおよびハードウェア。オートローダ220)、MAC(ステージ制御を行うソフトウェアおよびハードウェア)、RMS(Reticle Management System)、
TRU/CHL(TRU、チラー。温度を制御するため恒温水を供給するシステム)といった各機能が実行される。また、後述する「check.sh」機能は、CPU120によって実行される。
上述したように、定期的に行なうメンテナンスや装置の制御プログラムのアップデートやデバック等により装置状態を変更した際には、動作確認試験に必要のない機能についてはダミーにして変更した内容についての動作確認を行なう。そして、動作試験後に客先に装置をリリースする際には、正常に描画装置としての各機能を発揮させる必要があるため、ダミーになっている機能をすべて元に戻さなければならないが、従来、描画装置では各機能がダミーであるかどうかの確認は手動で行なわなければならなかった。そのため、確認ミスも多く、描画装置の機能をダミーにしたまま客先にリリースしてしまう場合がある。そこで、実施の形態1では、上述した諸機能の状態を自動的にチェックして、ダミーにしたまま客先にリリースしてしまうような事態を回避する。
図3は、実施の形態1における機能状態チェック方法の要部を示すフローチャート図である。
図3において、機能状態チェック方法は、コマンド入力工程(S102)、チェックプログラム実行工程(S104)、モニタ出力工程(S106)といった各工程を実施する。
S(ステップ)102において、入力工程として、入力部124は、ユーザがK/B192をたたいて入力した所定のコマンドを入力し、かかる所定のコマンドを記憶装置の一例となるメモリ122に記憶する。ここでは、所定のコマンドとして、「check.sh」(チェックドットシェル)と入力する。
S104において、チェックプログラム実行工程として、チェック部126は、メモリ122から先般入力されたコマンド「check.sh」を読み出し、コマンドに基づいて、チェックプログラム(チェックソフトウェア)となる「check.sh」機能を実行する。かかる「check.sh」機能により、電子ビーム200を用いた描画に使用する所定の機能の状態をチェックする。そしてチェックされた所定の機能の状態をメモリ122に記憶する。チェック部126は、かかる所定の機能がダミー機能にセットされているか、或いは本来の実機能となる所定の機能にセットされているかのいずれの状態かをチェックする。ここで、「sh」(シェルスクリプト)を使用してチェックプログラムを作成することにより、今後の機能チェックの追加を容易にすることができる。シェルスクリプトを使用することで、C言語などのプログラム言語と異なり、記述したプログラムを計算機が解釈可能なマシン語へ変換作業(コンパイル)を行う必要がない。そのため、新たな機能を追加する際には、新しいコマンドをファイルに記述するだけでよいので、機能の追加を容易にすることができる。
S106において、モニタ出力工程として、出力部128は、チェックされた所定の機能の状態を操作端末190に接続された出力部の一例となるモニタ194に出力(表示)する。
図4は、実施の形態1における状態チェック結果のモニタ表示例を示す図である。
図4では、各機能の状態を表示している。例えば、ダミー描画の際には、XYステージ105を駆動させる必要がないためステージ使用無しとして設定しておくことがある。よって、ステージ使用の有無の設定がどうなっているかをチェックする必要がある。図4では、設定されているON/OFFいずれかの設定値について、ステージ使用の有無の設定状態を「Stage mode(write_conf.fil)」で表示している。状態が「Real」であれば、ステージ使用有り(ON設定)、すなわち、通常描画状態を示し、状態が「Dummy」であれば、ステージ使用無し(OFF設定)、すなわち、ダミー描画状態を示している。
また、例えば、ダミー描画の際には、偏向制御回路140へデータを出力する必要がないので偏向制御回路140へのデータ出力無しとして設定しておくことがある。よって、偏向制御回路140へのデータ出力の有無の設定がどうなっているかをチェックする必要がある。図4では、設定されているON/OFFいずれかの設定値について、偏向制御回路140へのデータ出力の有無の設定状態を「DEF mode(write_conf.fil)」で表示している。状態が「Real」であれば、偏向制御回路140へのデータ出力有り(ON設定)、すなわち、通常描画状態を示し、状態が「Dummy」であれば、偏向制御回路140へのデータ出力無し(OFF設定)、すなわち、ダミー描画状態を示している。
また、例えば、描画制御ユニット110内の機能として、「Write」機能では、XYステージ105の使用の有無を設定している。図4では、XYステージ105の使用の有無の設定状態を「Write:Write def_real・・・」で表示している。状態が「real」であれば、ステージ使用有り(ON設定)、すなわち、通常描画状態を示し、状態が「dummy」であれば、ステージ使用無し(OFF設定)、すなわち、ダミー描画状態を示している。
また、例えば、ショットデータ生成ユニット130内の機能として、「DEF mode(SDG)」機能では、偏向制御回路140へのデータ出力の有無を設定している。図4では、偏向制御回路140へのデータ出力の有無の設定状態を「DEF mode(SDG)」で表示している。状態が「Real」であれば、偏向制御回路140へのデータ出力有り(ON設定)、すなわち、通常描画状態を示し、状態が「Dummy」であれば、偏向制御回路140へのデータ出力無し(OFF設定)、すなわち、ダミー描画状態を示している。
また、例えば、ショットデータ生成ユニット130内の機能として、ショットデータの回収モード(デバックモード)機能がある。かかる機能の使用の有無を設定している。図4では、ショットデータの回収モードの設定状態を「FILEOUT mode(SDG)」で表示している。状態が「ON」であれば、ショットデータの回収を行なう状態を示し、状態が「OFF」であれば、ショットデータの回収を行なわない状態、すなわち、通常描画状態を示している。
また、例えば、EOS(診断)機能として、描画装置100の各種のビーム調整機能がある。例えば、前調整、後調整がある。また、調整レベルとして、例えば、調整周期の異なる2つの設定がある。図4では、前調整の設定状態を「EOS tuning Pre−draw2」で表示している。状態が「Real」であれば、前調整有り(ON設定)、すなわち、通常描画状態を示し、状態が「Dummy」であれば、前調整無し(OFF設定)、すなわち、ダミー描画状態を示している。また、後調整の設定状態を「EOS tuning Post−draw」で表示している。状態が「Real」であれば、後調整有り(ON設定)、すなわち、通常描画状態を示し、状態が「Dummy」であれば、後調整無し(OFF設定)、すなわち、ダミー描画状態を示している。また、調整レベルの1つとして、週に1回チェックする「ビーム自動調整コマンド(weekly)」の設定状態を「EOS tuning Weekly」で表示している。状態が「Real」であれば、週に1回チェック有り(ON設定)、すなわち、通常描画状態を示し、状態が「Dummy」であれば、1週間に1回チェック無し(OFF設定)、すなわち、ダミー描画状態を示している。また、調整レベルの1つとして、1日に1回チェックする「ビーム自動調整コマンド(daily)」の設定状態を「EOS tuning Daily」で表示している。状態が「Real」であれば、1日に1回チェック有り(ON設定)、すなわち、通常描画状態を示し、状態が「Dummy」であれば、1日に1回チェック無し(OFF設定)、すなわち、ダミー描画状態を示している。
また、かかる調整の実行タイミングが表示される。図4では、週に1回チェックする「ビーム自動調整コマンド(weekly)」の次回実行タイミングを「ビーム自動調整コマンド(weekly)」の設定状態(ON/OFF)と共に、「Weekly:ON:Thu Jul 21・・・」と表示している。同様に、1日に1回チェックする「ビーム自動調整コマンド(daily)」の次回実行タイミングを「ビーム自動調整コマンド(daily)」の設定状態(ON/OFF)と共に、「Daily:ON:Fri Jul 15・・・」と表示している。
また、各種デーモンプロセス機能の1つとして、例えば、描画制御ユニット110内で実行されるデーモンプロセスソフトウェア「Diag5000」の稼動状態を「Diag5000 on WCU」で表示している。状態が「Running」であれば、「Diag5000」ソフトウェアが稼動している状態、すなわち、通常描画状態を示している。また、ログサーバユニット160内で実行されるデーモンプロセスソフトウェア「Diag5000」の稼動状態を「Diag5000 on LSU」で表示している。状態が「Running」であれば、「Diag5000」ソフトウェアが稼動している状態、すなわち、通常描画状態を示している。
図5は、実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「Diag5000」の概要を説明するための概念図である。
図5に示すように、デーモンプロセスソフトウェア「Diag5000」は、ログサーバユニット160内のCPU162と描画制御ユニット110内のCPU120との間でやり取りされる(制御される)プログラムとなる。描画制御ユニット110上で動作するDiag5000デーモンは、ログサーバユニット160上で動作するDiag5000の指示に従い診断プログラム(後述するデーモンプロセスソフトウェア「Gpibdrv」)を呼び出し、温度センサ242で温度データの測定を行い、圧力センサ244で圧力データの測定を行い、これら温度や圧力等の測定結果をログサーバユニット160上で動作するDiag5000プロセスに返す。そして、ログサーバユニット160上で動作するDiag5000は定期的に描画制御ユニット110上で動作するDiag5000へ測定命令を出し、測定結果を受け取り、データベースとなるハードディスク装置180へその値を格納する。
また、各種デーモンプロセス機能の1つとして、例えば、ログサーバユニット160内で実行されるデーモンプロセスソフトウェア「データベースサーバ」の稼動状態を「DBserver」で表示している。状態が「Running」であれば、「データベースサーバ」ソフトウェアが稼動している状態、すなわち、通常描画状態を示している。
図6は、実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「データベースサーバ」の概要を説明するための概念図である。
図6に示すように、デーモンプロセスソフトウェア「データベースサーバ」は、ログサーバユニット160内のCPU162と描画制御ユニット110内のCPU120との間でやり取りされる(制御される)プログラムとなる。そして、デーモンプロセスソフトウェア「データベースサーバ」は、上述したDiag5000デーモンにおけるデータベースとなるハードディスク装置180へのアクセスを担うデーモンとなる。
また、各種デーモンプロセス機能の1つとして、例えば、描画制御ユニット110内で実行されるデーモンプロセスソフトウェア「GPIB通信ドライバ」の稼動状態を「GPIB」で表示している。状態が「Running」であれば、「GPIB通信ドライバ」ソフトウェアが稼動している状態、すなわち、通常描画状態を示している。
図7は、実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「GPIB通信ドライバ」の概要を説明するための概念図である。
図7に示すように、デーモンプロセスソフトウェア「GPIB通信ドライバ」は、描画制御ユニット110内のCPU120とドライバ232或いはドライバ234との間でやり取りされる(制御される)プログラムとなる。そして、デーモンプロセスソフトウェア「GPIB通信ドライバ」は、温度センサ242や圧力センサ244といった外部センサとの通信を行い、センサからの値を読み込むためのデーモンとなる。
また、データ管理計算ユニット154内で実行されるデーモンプロセスソフトウェア「描画データ管理用サーバプロセス」の稼動状態を「Management」で表示している。状態が「Running」であれば、「描画データ管理用サーバプロセス」ソフトウェアが稼動している状態、すなわち、通常描画状態を示している。
図8は、実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「描画データ管理用サーバプロセス」の概要を説明するための概念図である。
図8に示すように、デーモンプロセスソフトウェア「描画データ管理用サーバプロセス」は、データ管理計算ユニット154内のCPU152と描画制御ユニット110内のCPU120との間でやり取りされる(制御される)プログラムとなる。そして、デーモンプロセスソフトウェア「描画データ管理用サーバプロセス」は、描画装置100に入力されるデータの登録、削除などデータにアクセスするために使用されるデーモンとなる。
図9は、実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「GUI_Server」の概要を説明するための概念図である。
図9に示すように、デーモンプロセスソフトウェア「GUI_Server」は、描画制御ユニット110内のCPU120と操作端末190の間でやり取りされる(制御される)プログラムとなる。そして、デーモンプロセスソフトウェア「GUI_Server」は、他の制御ソフトプロセスとデータをやり取りし、描画装置100を操作する画面の更新を行うデーモンとなる。かかるデーモンプロセスソフトウェア「GUI_Server」についても図4では図示されていないが、状態が「Running」であれば、「GUI_Server」ソフトウェアが稼動している状態、すなわち、通常描画状態を示すことになる。
図10は、実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「WEBアプリケーションサーバ」の概要を説明するための概念図である。
図10に示すように、デーモンプロセスソフトウェア「WEBアプリケーションサーバ」は、ログサーバユニット160内のCPU162とインターネット等を介して接続される所定の計算機310との間でやり取りされる(制御される)プログラムとなる。デーモンプロセスソフトウェア「WEBアプリケーションサーバ」は、サーバ側でサーブレットやJSP等のJava(登録商標)プログラムを実行させるWebアプリケーションサーバとしての機能となる。かかるデーモンプロセスソフトウェア「WEBアプリケーションサーバ」についても図4では図示されていないが、状態が「Running」であれば、「WEBアプリケーションサーバ」ソフトウェアが稼動している状態、すなわち、通常描画状態を示すことになる。
図11は、実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「データ転送用デーモンプロセス」の概要を説明するための概念図である。
図11に示すように、デーモンプロセスソフトウェア「データ転送用デーモンプロセス」は、描画制御ユニット110内のCPU120とコンピュータとなるPPU182やPPU184やPPU186との間でやり取りされる(制御される)プログラムとなる。デーモンプロセスソフトウェア「データ転送用デーモンプロセス」は、高速メモリユニット170への描画データ転送を担うプログラムとなる。かかるデーモンプロセスソフトウェア「データ転送用デーモンプロセス」についても図4では図示されていないが、状態が「Running」であれば、「データ転送用デーモンプロセス」ソフトウェアが稼動している状態、すなわち、通常描画状態を示すことになる。
また、図4では、その他に、デーモンプロセスソフトウェア「計算機間通信用デーモンプロセス」の稼動状態を「Trans」で表示している。状態が「Running」であれば、「計算機間通信用デーモンプロセス」ソフトウェアが稼動している状態、すなわち、通常描画状態を示している。
図12は、実施の形態1における装置制御ソフトウェアの概要を説明するための概念図である。
装置制御ソフトウェアの各種の実プロセス機能は、図2に示したように、描画制御ユニット110内で動作している。そして、装置制御ソフトウェアの機能として、描画制御ユニット110内のCPU120は、ユーザが操作する操作端末190から描画JOBの登録、JOB開始、JOB削除、描画中止といった指示信号が入力される。そして、描画制御ユニット110内のCPU120は、ユーザが操作する操作端末190へと現在の描画装置100のステータス信号を出力し、モニタ194に表示させる。また、CPU120は、データ管理計算ユニット154内のCPU152へとデータの転送や削除を指示する。また、CPU120は、ハードウェアとなる描画部150へとマスク等の試料101の搬送、描画の開始、調整の実行等を指示する。また、CPU120は、ログサーバユニット160内のCPU162から描画パラメータを取得し、CPU162へと描画結果を出力し、ハードディスク装置180へ登録させる。
以上のように、上述した複数のユニット装置は、チェック部126にバスを介して接続され、チェック部126は、複数のユニット装置の各ユニット装置が制御している機能の状態をチェックする。特に、かかる各ユニット装置が制御している機能プログラム(第2のプログラム)の稼動状態をチェックする。
ここで、チェック部126は、設定状態、すなわち、ON/OFFといった設定値については、格納されたハードディスク装置180や図示していない各ユニット内のハードディスク装置等からその設定値を読み出すことでチェックすることができる。また、各ユニット装置のCPUで実行されるプログラムの稼動状態については、図示していない各ユニットの内部メモリにプログラムの起動有無を確認しにいくことでチェックすることができる。
以上のように、各種機能の状態を「Real」或いは「Dummy」、「ON」或いは「OFF」、「Running」といった状態表示を行なうことで、多数ある各種機能の状態をユーザは目視で確認することができる。そして、ユーザは実描画が可能か否かを判断することができる。また、ダミーモードになっている機能については、手直しすることができる。また、デーモンプロセスや装置制御ソフトウェアは、上述したように複数の計算機(CPU)上で動作する場合も多い。かかる複数のユニットに跨って動作するプログラムの稼動状態は特に確認することが困難となるが、実施の形態1におけるチェックプログラムにより自動的にチェックしてその結果をユーザは得ることができる。その結果、定期的に行なうメンテナンスや装置の制御プログラムのアップデートやデバック等の作業時或いは作業後にダミーにした機能が元に戻っているかを客先リリース前に確認することができる。よって、機能がダミーになっていることが原因となって発生する描画エラーやパターンエラーを無くす或いは抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態2における描画装置100の構成は、図1と同様で構わないため説明を省略する。以下、チェックプログラムの動作において実施の形態1と異なる部分について説明する。説明しない部分については、実施の形態1と同様である。
図13は、実施の形態2における機能状態チェック方法の要部を示すフローチャート図である。
図13において、機能状態チェック方法は、コマンド入力工程(S102)、チェックプログラム実行工程(S104)、REALモード判定工程(S202)、モニタ出力工程(S206)といった各工程を実施する。
S(ステップ)102において、入力工程として、入力部124は、実施の形態1と同様、所定のコマンドを入力し、かかる所定のコマンドを記憶装置の一例となるメモリ122に記憶する。ここでは、所定のコマンドとして、「check.sh」(チェックドットシェル)と入力する。
S104において、チェックプログラム実行工程として、チェック部126は、実施の形態1と同様、メモリ122から先般入力されたコマンド「check.sh」を読み出し、コマンドに基づいて、チェックプログラム(チェックソフトウェア)となる「check.sh」機能を実行する。
S202において、実施の形態2では、ここで、REALモード判定工程として、チェック部126は、チェックした全ての機能が「Real」状態、すなわち、通常描画状態になっているかどうかを判定する。全ての機能が「Real」状態である場合には正常終了する。
S206において、モニタ出力工程として、出力部128は、チェックされた結果、チェックした全ての機能が「Real」状態になっていない場合に、かかる「Real」状態になっていない機能について操作端末190に接続された出力部の一例となるモニタ194にエラー出力(表示)する。
以上のように、エラー状態の機能がある場合だけ、モニタに出力することで、ユーザは、全ての機能の状態を目視する手間を省くことができる。そして、ユーザは実描画が可能か否かを判断することができる。また、ダミーモードになっている機能については、手直しすればよい。
実施の形態3.
実施の形態3における描画装置100の構成は、図1と同様で構わないため説明を省略する。以下、チェックプログラムの動作において実施の形態1と異なる部分について説明する。説明しない部分については、実施の形態1と同様である。
図14は、実施の形態2における機能状態チェック方法の要部を示すフローチャート図である。
図14において、機能状態チェック方法は、コマンド入力工程(S102)、チェックプログラム実行工程(S104)、REALモード判定工程(S202)、機能修復工程(S204)、モニタ出力工程(S205)といった各工程を実施する。
S(ステップ)102において、入力工程として、入力部124は、実施の形態1と同様、所定のコマンドを入力し、かかる所定のコマンドを記憶装置の一例となるメモリ122に記憶する。ここでは、所定のコマンドとして、「check.sh」(チェックドットシェル)と入力する。
S104において、チェックプログラム実行工程として、チェック部126は、実施の形態1と同様、メモリ122から先般入力されたコマンド「check.sh」を読み出し、コマンドに基づいて、チェックプログラム(チェックソフトウェア)となる「check.sh」機能を実行する。
S202において、実施の形態2では、ここで、REALモード判定工程として、チェック部126は、チェックした全ての機能が「Real」状態、すなわち、通常描画状態になっているかどうかを判定する。全ての機能が「Real」状態である場合には正常終了する。
S204において、機能修復工程として、CPU120は、チェックされた結果、チェックした全ての機能が「Real」状態になっていない場合に、かかる「Real」状態になっていない機能について「Real」状態に自動修復する。
S205において、モニタ出力工程として、出力部128は、チェックされた結果、チェックした全ての機能が「Real」状態になっていない場合に、かかる「Real」状態になっていない機能について自動修復した結果を操作端末190に接続された出力部の一例となるモニタ194に出力(表示)する。
以上のように、エラー状態の機能がある場合、さらに、自動修復機能を持たせ、自動修復し、その結果をモニタに出力することで、ユーザは、ダミーモードになっている機能についての手直しの手間も省くことができる。
以上の説明において、「〜部」或いは「〜工程」と記載したものの処理内容或いは動作内容は、コンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。或いは、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実施させても構わない。或いは、ファームウェアとの組み合わせでも構わない。また、プログラムにより構成される場合、プログラムは、図示していない磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録される。例えば、メモリ122に記録される。
また、図1において、コンピュータとなる各CPUは、さらに、図示していないバスを介して、記憶装置の一例となるRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM、磁気ディスク(HD)装置、入力手段の一例となるキーボード(K/B)、マウス、出力手段の一例となるモニタ、プリンタ、或いは、入力出力手段の一例となる外部インターフェイス(I/F)、FD、DVD、CD等に接続されていても構わない。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。各実施の形態では、チェック結果をモニタ194に表示しているがこれに限るものではなく、紙等の媒体への出力でも構わない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての荷電粒子ビーム描画装置、荷電粒子ビーム描画方法及びプログラムは、本発明の範囲に包含される。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における描画装置の諸機能の一例を示す図である。 実施の形態1における機能状態チェック方法の要部を示すフローチャート図である。 実施の形態1における状態チェック結果のモニタ表示例を示す図である。 実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「Diag5000」の概要を説明するための概念図である。 実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「PostgreSQL」の概要を説明するための概念図である。 実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「Gpibdrv」の概要を説明するための概念図である。 実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「Esp_Server」の概要を説明するための概念図である。 実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「GUI_Server」の概要を説明するための概念図である。 実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「GUI_Server」の概要を説明するための概念図である。 実施の形態1におけるデーモンプロセスソフトウェア「GSA」の概要を説明するための概念図である。 実施の形態1における装置制御ソフトウェアの概要を説明するための概念図である。 実施の形態2における機能状態チェック方法の要部を示すフローチャート図である。 実施の形態2における機能状態チェック方法の要部を示すフローチャート図である。 従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
符号の説明
100 描画装置
101,340 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 描画制御ユニット
120,132,152,162 CPU
122 メモリ
130 ショットデータ生成ユニット
140 偏向制御回路
142,144 DAC
150 描画部
154 データ管理計算ユニット
160 ログサーバユニット
170 高速メモリユニット
180 ハードディスク装置
182,184,186 PPU
190 操作端末
192 K/B
194 モニタ
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1のアパーチャ
204 投影レンズ
205,208 偏向器
206,420 第2のアパーチャ
207 対物レンズ
210 ステージ駆動回路
220 オートローダ
232,234 ドライバ
242 温度センサ
244 圧力センサ
300 客先サーバ装置
330 電子線
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (4)

  1. 所定のコマンドを入力する入力部と、
    前記所定のコマンドに基づいて、荷電粒子ビームを用いた描画に使用する所定の機能の状態をチェックするチェック部と、
    チェックされた前記所定の機能の状態を出力する出力部と、
    を備えた荷電粒子ビーム描画装置であって、
    荷電粒子ビーム描画装置は、ダミー機能により動作確認可能に構成され、
    前記チェック部は、前記所定の機能が前記ダミー機能にセットされているか、或いは前記所定の機能にセットされているかのいずれの状態かをチェックすることを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  2. 前記荷電粒子ビーム描画装置は、さらに、複数のユニット装置を備え、
    前記複数のユニット装置は、前記チェック部にバスを介して接続され、
    前記チェック部は、前記所定の機能として、前記複数のユニット装置の各ユニット装置が制御している機能の状態をチェックすることを特徴とする請求項記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  3. 所定のコマンドを入力し、前記所定のコマンドを記憶装置に記憶する入力処理と、
    前記記憶装置から前記所定のコマンドを読み出し、前記所定のコマンドに基づいて、荷電粒子ビームを用いた描画に使用する所定の機能の状態をチェックしてチェックされた前記所定の機能の状態を記憶装置に記憶するチェック処理と、
    チェックされた前記所定の機能の状態をモニタに表示する表示処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    ダミー機能により動作確認可能に構成され、
    前記チェック処理において、前記所定の機能が前記ダミー機能にセットされているか、或いは前記所定の機能にセットされているかのいずれの状態かをチェックすることを特徴とするプログラム。
  4. 前記所定の機能は、所定のユニット装置により第2のプログラムにより実行され、
    前記チェック処理において、前記第2のプログラムが前記所定のユニット装置で実行されているかどうかをチェックすることを特徴とする請求項記載のプログラム。
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