JP4863068B2 - カートン - Google Patents

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Description

本発明は、胴部一側面に物品取り出しの開放部分を有する内装体と、該内装体を摺動可能に収納する外装体からなる包装体に係り、詳しくは一枚のブランク板から直方体状に形成され胴部一側面に取り出し口を有する中箱、もしくは一枚のブランク板の底板から四方の側板を起立形成してなるトレー状中舟と、前記中箱或いは中舟が摺動可能に収納される一側端縁を挿入口とし他方の側端縁を閉塞した筒状の外箱、もしくは前記中箱或いは中舟が摺動可能に収納される一側端縁を挿入口とし他方の側端縁を閉塞した対向する一組の筒状の外箱からなるカートンに関する。
従来、キャンディー等の粒状菓子用容器として、中箱の一側面板に通孔を設け、摺動操作によって筒状外箱から露出された前記中箱の通孔より収納物を振り出す振出し口付きカートン、また、天面板に大きな取出し口を設けた中箱或いは底面板から四方の側板を起立形成するトレー状中舟を、摺動操作によって筒状外箱或いは一側端を閉塞し一側端を挿入口とした筒状外箱から引き出し、収納物を取り出す取出し口付きカートンとして、引き出し型のカートンが広く利用されている。また、前記中箱或いは中舟に対し、対向する一組の筒状外箱により、両側方向に開閉機能を有する取出し口付きカートンも個装チョコレート用容器として使用されてきており、筒状外箱と中箱或いは中舟との摺動操作によって、中箱或いは中舟が外箱から脱落することを防止する方法としては、筒状外箱の開放側一側端に延設された外係止片と、中箱の挿入側側板の一部を打ち抜き形成された内係止片により、相互に折り曲げ部が掛止め状態となって係止されるものであった(例えば、特許文献1参照)。
実開昭57−037718号公報
しかしながら、前記特許文献に示された考案に係る容器では、外箱および中箱に設けられたそれぞれの係止片によって、外箱から中箱が容易に脱落することは防止されているものの、外箱と中箱との摺動操作は無段階であって、閉鎖状態から完全開放状態に至るどの段階でも停止することができる。すなわち、開放途中の状態でも停止してしまうので、収納物の飲食等使用が終了し、容器を移動させるときや、携帯して移送しようとする際に、開放したままで移動させたり、閉鎖した状態としても収納物自体の移動によって容器が開放途中の状態となり、誤って収納物の落下を来たし、特に個装を施していない菓子や食品では製品の汚損しいては喫食できない状態となるなどの不都合があった。
上記の不都合を解消すべく、本出願人は先に、矩形の底面板から立設された対向する側面板と同じく対向する端面板とがそれぞれ連結されたトレー状の中箱が、一側端を閉塞してなるスリーブ状の外箱に摺動可能に挿入されてなるカートンであって、前記中箱の挿入側端面板の端縁に係合突起を突設するとともに、該係合突起が係合する係合切込を前記外箱の閉塞端角部に穿設することを特徴とするカートンを提案した。これにより得られる効果は、摺動操作によりカートンが閉鎖された時に、係合による撥音が発生するものであり、使用者は係合に伴う触感とともに、撥音による音感でも閉鎖状態が確認できる。このため、使用後の閉鎖状態を保持した状態での移送或いは携帯が行いやすくなり、誤ってカートンが開放したまま移送或いは携帯することによる、収納物の落下や落下による汚損等を防ぐことができるというものであるが、中箱の挿入側端面板の端縁に突設された係合突起が係合する係合切込を、外箱の閉塞端角部に穿設したため、外箱の外観見栄えが悪くなるという問題を生じていた。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解決するためになしたものであって、チョコレート菓子等を収納する引き出し型カートンにおいて、外箱と中箱との摺動操作を損なうことなく、中箱に対して外箱が再閉鎖係合状態にあることを確認することが出来ることにより、開放状態のままで移送等を行うことによる収納物の落下等を抑止するカートンで、しかも外箱の外観見栄えを良くしたカートンを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、矩形の底面板から立設された対向する側面板と同じく対向する端面板とがそれぞれ連結されるトレー状の中箱と、該中箱のそれぞれの端面板側が開放した一側端から挿入され摺動可能で且つ他方の一側端を閉塞してなる対向する一組のスリーブ状の外箱からなるカートンであって、前記中箱が、矩形の底面板から立設され、両端にそれぞれ延設した折込片を有する対向する側面板と、同じく前記底面板から立設され、それぞれ下辺中央部に端面係止突起および上辺中央部に係合突起を突設した重合端面板を延設するとともに、前記底面板の端辺中央部の折線と略コ字状切線で中箱係止片を区画形成した対向する端面板とで構成されるトレー状の中箱で、前記外箱が、連設される側板、前板、側板、後板および貼着板とからなり、一方の端辺にそれぞれ耳片、端板、耳片、重合端板寄り中央部に前記係合突起に対応する係合用開口部を穿設した差込板を有する重合端板をそれぞれ延設するとともに、前記後板の他方の端辺に外箱係止片を延設して構成され、一側端を閉塞した対向する一組のスリーブ状の外箱であることを特徴とするカートンである。
請求項2の発明は、矩形の底面板から立設された対向する側面板と同じく対向する端面板とがそれぞれ連結されるトレー状の中箱と、該中箱のそれぞれの端面板側が開放した一側端から挿入され摺動可能で且つ他方の一側端を閉塞してなる対向する一組のスリーブ状の外箱からなるカートンであって、前記中箱が、矩形の底面板から立設され、両端にそれぞれ延設した折込片を有する対向する側面板と、同じく前記底面板から立設され、それぞれ下辺中央部に端面係止突起および上辺左右にそれぞれ独立する係合突起を突設した重合端面板を延設するとともに、前記底面板の端辺中央部の折線と略コ字状切線で中箱係止片を区画形成した対向する端面板とで構成されるトレー状の中箱で、前記外箱が、連設される側板、前板、側板、後板および貼着板とからなり、一方の端辺にそれぞれ耳片、端板、耳片、重合端板との間に前記係合突起に対応する係合用開口部を穿設した差込板を有する重合端板をそれぞれ延設するとともに、前記後板の他方の端辺に外箱係止片を延設して構成され、一側端を閉塞した対向する一組のスリーブ状の外箱であることを特徴とするカートンである。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のカートンにおいて、前記中箱が、底面板の両側端で、組立完了時において対向する外箱の両開放端のやや内方に当接する位置からそれぞれ両側面板方向に閉鎖制動突起を突設してなる中箱であることを特徴とするものである
本発明のカートンは、中箱の端面板或いは端面部の上端縁に少なくとも一個の係合突起を突設し、該中箱が挿入され摺動するスリーブ状の外箱の閉塞端で内面の上端に、前記係合突起が係合する係合用開口部を穿設したので、摺動操作によりカートンが閉鎖される時に、係合による撥音が発生するものであり、使用者は係合に伴う触感とともに、撥音による音感でも閉鎖状態が確認できる。このため、使用後の閉鎖状態を保持した状態での移送或いは携帯が行いやすくなり、誤ってカートンが開放したまま移送或いは携帯することによる、収納物の落下や落下による汚損等を防ぐことができるという効果を奏する。また、開放操作にあたっても、係合部分が外れる触感とともに、撥音が発生するので、注意が喚起され、必要以上に無理な開放操作を行うことがなく、カートンの毀損を防止できるという効果を奏する。
しかも、外箱に穿設した係合用開口部を、外箱内側に差し込まれる差込板に穿設したので、外箱の外観見栄えを損なうことがなく、又、係合用開口部を所定の幅寸法を有する抜き落とし状態の穿孔部分としたので、前記背景技術に記した、外箱の閉塞端角部に係合切込を穿設したものに比べ、中箱に突設した係合突起が安定的に係合するばかりでなく、係合による撥音が明瞭になるという効果を奏するものである。
さらに、中箱の底面板の両側端で、組立完了時の左右外箱の開放端からやや内寄りに当接する部分に、それぞれ閉鎖制動突起を突設することにより、再閉鎖のための摺動操作を行ったとき、閉鎖完了前および閉鎖完了時点で制動がかかり、使用者は再閉鎖状態を体感的に確認することができ、先に述べた係合突起と係合用開口部との撥音による再閉鎖状態の音感による確認との相乗的効果が得られる。
上記本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。図1(A)は本発明に係る実施例の、左外箱ブランクを示す展開平面図。(B)は同じく右外箱ブランクを示す展開平面図。(C)は同じく中箱ブランクを示す展開平面図。図2は同じく実施例の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図。図3は同じく実施例の組立完了状態を示す説明用斜視図。図4(A)は同じく実施例に使用される別形状の中箱ブランクを示す展開平面図。(B)同中箱の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図。図5(A)は本発明に係る他の実施例の、左外箱ブランクを示す展開平面図。(B)は同じく右外箱ブランクを示す展開平面図。(C)は同じく中箱ブランクを示す展開平面図。図6は同じく他の実施例の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図である。
図1(A)は本発明に係るカートンの実施例の、左外箱ブランクを示す展開平面図で、板紙等シート材を打抜き加工して形成されるブランクPは、折線L1、L2、L3、L4を介して側板1、前板2、側板3、後板4、貼着板5を順に連設し、側板1、3の左端には折線L5、L7を介してそれぞれ耳片6、8を連設し、前板2の左端には折線L6を介して端板7を連設し、後板4の左端には折線L8、L9を介して重合端板9、差込板10を連設している。
後板4の右端には折線L10を介して外箱係止片11が延設され、前板2の右端は外向き弧状線で弧状張出片13を形成している。さらに、差込板10には上下方向略中央で折線L9に接する略矩形の係合用開口部12が穿設されている。
図1(B)は同じく実施例の、右外箱ブランクを示す展開平面図で、ブランクQは、折線L1’、L2’、L3’、L4’を介して側板1’、前板2’、側板3’、後板4’、貼着板5’を順に連設し、側板1’、3’の右端には折線L5’、L7’を介してそれぞれ耳片6’、8’を連設し、前板2’の右端には折線L6’を介して端板7’を連設し、後板4’の右端には折線L8’、L9’を介して重合端板9’、差込板10’を連設している。
後板4’の左端には折線L10’を介して外箱係止片11’が延設され、前板2’の左端は外向き弧状線で弧状張出片13’を形成している。さらに、差込板10’には上下方向略中央で折線L9’に接する略矩形の係合用開口部12’が穿設されている。
上述のとおり、左外箱と右外箱とは各部分を対称的に配設して構成されている。
図1(C)は同じく実施例の、中箱ブランクを示す展開平面図で、ブランクRは、底面板14の上下端辺に、折線L11、L12を介してそれぞれ側面板15、16を連設し、該側面板15、16はそれぞれ両側端に折線L17、L18、L19、L20を介して折込片21、22、23、24を延設している。
前記底面板14の左右端辺には、折線L13、L15と折線L14、L16を介してそれぞれ端面板17、重合端面板19と端面板18、重合端面板20が連設されており、前記端面板17、18の上下幅中央部にはそれぞれ対称な変形H字状の切線で中箱係止片25、26と重合端面板19、20からそれぞれ突設状態となる係合突起27、28が穿設され、前記重合端面板19、20の両外側端上下幅中央部にはそれぞれ端面係止突起29、30が突設されている。
図2は同じく実施例の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図で、前述したそれぞれのブランクからの組立に関し、左外箱ブランクP及び右外箱ブランクQの組立は、先ず折線L1及びL3、L1’及びL3’を用いて折り曲げ、貼着板5と側板1、同じく貼着板5’と側板1’の貼着により接続を行い平板な筒状を形成する。次に折線L1、L2、L3、L4、同じく折線L1’、L2’、L3’、L4’を用いてそれぞれカートンを角筒状に起立させ、耳片6、8、重合端板9を折線L5、L7、L8、同じく耳片6’、8’、重合端板9’を折線L5’、L7’、L8’を用いてそれぞれ順に折り立て、続いて折線L9およびL9’を用いてそれぞれ差込板10および10’をカートン内に差し込んだ後、折線L6、L6’を用いてそれぞれ端板7、7’を折り曲げ、所定位置を貼着してそれぞれの端縁を閉鎖形成し、しかる後に、後板4、4’の延長上の外箱係止片11、11’をそれぞれ内方に折り込んだ状態を示している。図中、点線で示すように、前記重合端板9、9’からそれぞれ延設された差込板10、10’はカートン内側に差し込まれることにより、左右外箱のそれぞれ前板2、2’の内面に当接している。
次に中箱ブランクRの組立は、底面板14の四辺より折線L11、L12、L13、L14を用いてそれぞれ側面板15、16、端面板17、18を折り立て、側面板15、16のそれぞれ両端の折線L17、L18、L19、L20を用いて折込片21、22、23、24を内方に折り込み、折線L15、L16を用いて重合端板19、20を折り曲げつつ前記折込片21、22、23、24を抱持し、前記重合端板19、20それぞれの側端の端面係止突起29、30を、予め外向きに折り出された中箱係止片25、26による開口端部に係止させてトレー状中箱とする。前記操作により、重合端面板19、20の幅方向略中央部にはそれぞれ上向きの係合突起27、28が突設状態に形成されている。
図3は同じく実施例の組立完了状態を示す説明用斜視図で、前述した図2の説明のように組み立てられたトレー状中箱の両端を、筒状に組み立てられた左外箱と右外箱のそれぞれの開放端より挿入して、それぞれ閉鎖された一側端まで摺動し、組立を完了した状態を示している。このとき、前記中箱の重合端面板の幅方向略中央部にそれぞれ突設状態に形成された係合突起27、28は、左右外箱の内側にそれぞれ差し込まれた差込板10、10’に穿設された係合用開口部12、12’に嵌入係合している。上記説明並びに本図に表されるように、本発明のカートンでは無用な切込等が表面に現れないので、外観見栄えの優れたカートンとなる。
図示は省略したが、前述した実施例の使用には、左右外箱の外方向へのそれぞれの摺動により開放し、トレー状中箱の開放部から収納物の取出しが可能となる。このとき、中箱の両端面板17、18から外向きに折り出され左右外箱の両後板4、4’の内面に逆折り状態で当接している中箱係止片25、26は、左右外箱の両後板4、4’から延設され内向きに折り込まれた外箱係止片11、11’とそれぞれ互に係止され、中箱の摺動を規制して脱落を防止している。また、閉鎖にあたっては左右外箱の内方向へのそれぞれの摺動によって、トレー状中箱の開放部は左右外箱の前板2、2’により閉鎖される。このとき、左右外箱の前板2、2’の弧状張出片13、13’が重なり合うことで閉鎖状態が安定的に維持される。
さらに、閉鎖のために、左右外箱の摺動によって両側端板7、7’及び重合端板9、9’が中箱の左右端面板17、18に当接する前に、中箱の重合端面板19、20の略中央部に突設状態に形成された両係合突起27、28は、左右外箱にそれぞれ差し込まれた差込板10、10’に穿設された係合用開口部12、12’に係合するとともに、係合による撥音が発生するものであり、使用者は係合に伴う触感とともに、撥音による音感でも閉鎖状態が確認できる。また、開放操作にあたっても、係合部分が外れる触感とともに、撥音が発生するので、注意が喚起され、必要以上に無理な開放操作を行うことがなく、カートンの毀損を防止できる。
図4(A)は実施例に使用される別形状の中箱ブランクを示す展開平面図。(B)同中箱の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図で、すなわち前述のトレー状中箱に対し、筒状胴部を有し、両端部を閉鎖して直方体形状に形成され、胴部に大きな開口部を有するカートン状中箱であって、折線を介して側板51、前板52、側板53、後板54、貼着板55が連設され、側板51、53の両端には折線を介してそれぞれ耳片59、59’及び60、60’を連設し、前板52の両端には折線を介してそれぞれ重合蓋板58、58’を連設し、後板54の両端には折線を介してそれぞれ蓋板56、差込板57及び蓋板56’、差込板57’を連設している。
前記蓋板56、56’の上下幅中央部にはそれぞれ逆コ字状及びコ字状の切線で中箱係止片61、61’が穿設され、さらに、前記前板52と前記重合蓋板58、58’間の折線略中央部にはそれぞれ前板向きに膨出するコ字状及び逆コ字状の係合突起用切込62、62’が穿設されている。
組立にあたっては、貼着板55と側板51の貼着により接続を行い平板な筒状を形成し、次にカートンを角筒状に起立させ、耳片59、59’、60、60’を折り込み、蓋板56、56’を折り曲げつつ差込板57、57’をカートン内に差し込み、中箱係止片61、61’を外折りした後、重合蓋板58、58’を貼着するものである。
カートン状中箱は、例えば前板52の両端に連設される蓋板構成が差込型となり、後板54の両端に中箱係止片を延設する形式とするなど、上記実施例に限定されるものではない。
図5(A)は本発明に係る他の実施例の、左外箱ブランクを示す展開平面図。(B)同じく右外箱ブランクを示す展開平面図。(C)同じく中箱ブランクを示す展開平面図で、この実施例における基本的な構成すなわち各構成板の配置は、図1に示した本発明の実施例のそれぞれ展開平面図と概ね同様であるが、図5(C)の中箱ブランクの展開平面図に示すように、重合端面板119及び120からそれぞれ端面板117及び118方向にコ字状及び逆コ字状の切線で係合突起129、129’、130、130’を2箇所ずつ独立して穿設し、これに対応して図5(A)及び(B)の左外箱ブランク及び右外箱ブランクの展開平面図に示すように、重合端板109と差込板110との間の折線上及び同じく重合端板109’と差込板110’との間の折線上にそれぞれ係合用開口部112、112及び同じく係合用開口部112’、112’を2箇所ずつ独立して穿設したことにより、図6の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図に示すように、中箱それぞれの端面板上端から左右に独立して係合突起が突出することとなり、閉鎖摺動操作によって、前記左右外箱の内部に形成される係合用開口部112、112及び112’、112’にそれぞれ係合されるものである。
さらに、この実施例では、図5(C)の中箱ブランクの展開平面図に示すように、本発明のカートンの組立完了時に、左右外箱のそれぞれの開口端からやや内側にて当接する中箱の底面板114の所定位置からそれぞれ側面板方向に突出する逆へ字状及びへ字状の閉鎖制動突起131、131’、132、132’が切線で穿設されることにより、図6の起函・組立途中の状態において、底面板114と側面板115、116との間から両側に前記逆へ字状及びへ字状の閉鎖制動突起131、131’、132、132’がそれぞれ突出形成されており、閉鎖摺動操作によって、前記左右外箱の内側面下端両側に当接するものであり、底面板の両側端より突出しているので、閉鎖完了状態前及び閉鎖完了状態時点で制動がかかり、使用者は再閉鎖状態を体感的に確認することができ、先に述べた係合突起と係合用開口部との撥音による再閉鎖状態の音感による確認との相乗的効果が得られる。
また、図示等は省略したが、本発明は、前述の実施例の如く、左右外箱と中箱との組合せからなり、両側に摺動開閉する形式に限定されるものではなく、外箱と中箱との組合せにより、一側端を開放した外箱に収納された中箱が摺動開閉する形式によっても実施が可能で有る。
(A)本発明に係る実施例の、左外箱ブランクを示す展開平面図。(B)同じく右外箱ブランクを示す展開平面図。(C)同じく中箱ブランクを示す展開平面図。 同じく実施例の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図。 同じく実施例の組立完了状態を示す説明用斜視図。 (A)同じく実施例に使用される別形状の中箱ブランクを示す展開平面図。(B)同じく中箱の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図。 (A)本発明に係る他の実施例の、左外箱ブランクを示す展開平面図。(B)同じく右外箱ブランクを示す展開平面図。(C)同じく中箱ブランクを示す展開平面図。 同じく他の実施例の起函・組立途中の状態を示す説明用斜視図。
符号の説明
P 左外箱ブランク
Q 右外箱ブランク
R 中箱ブランク
1、1’ 側板
2、2’ 前板
3、3’ 側板
4、4’ 後板
5、5’ 貼着板
6、6’ 耳片
7、7’ 端板
8、8’ 耳片
9、9’ 重合端板
10、10’ 差込板
11、11’ 外箱係止片
12、12’ 係合用開口部
13、13’ 弧状張出片
14 底面板
15、16 側面板
17、18 端面板
19、20 重合端面板
21〜24 折込片
25、26 中箱係止片
27、28 係合突起
29、30 端面係止突起
L1〜L10 折線(左外箱)
L1’〜L10’ 折線(右外箱)
L11〜L20 折線(中箱)
R’ 別形状の中箱ブランク
51 側板
52 前板
53 側板
54 後板
55 貼着板
56、56’ 蓋板
57、57’ 差込板
58、58’ 重合蓋板
59、59’ 耳片
60、60’ 耳片
61、61’ 中箱係止片
62、62’ 係合突起用切込
S 他の実施形態の外箱ブランク
T 他の実施形態の中箱ブランク
101、101’ 側板
102、102’ 前板
103、103’ 側板
104、104’ 後板
105、105’ 貼着板
106、106’ 耳片
107、107’ 端板
108、108’ 耳片
109、109’ 重合端板
110、110’ 差込板
111、111’ 外箱係止片
112、112’ 係合用開口部
113、113’ 弧状張出片
114 底面板
115、116 側面板
117、118 端面板
119、120 重合端面板
121〜124 折込片
125、126 中箱係止片
127、128 端面係止突起
129、129’、130、130’ 係合突起
131、131’、132、132’ 閉鎖制動突起

Claims (3)

  1. 矩形の底面板から立設された対向する側面板と同じく対向する端面板とがそれぞれ連結されるトレー状の中箱と、該中箱のそれぞれの端面板側が開放した一側端から挿入され摺動可能で且つ他方の一側端を閉塞してなる対向する一組のスリーブ状の外箱からなるカートンであって、
    前記中箱が、矩形の底面板から立設され、両端にそれぞれ延設した折込片を有する対向する側面板と、同じく前記底面板から立設され、それぞれ下辺中央部に端面係止突起および上辺中央部に係合突起を突設した重合端面板を延設するとともに、前記底面板の端辺中央部の折線と略コ字状切線で中箱係止片を区画形成した対向する端面板とで構成されるトレー状の中箱で、
    前記外箱が、連設される側板、前板、側板、後板および貼着板とからなり、一方の端辺にそれぞれ耳片、端板、耳片、重合端板寄り中央部に前記係合突起に対応する係合用開口部を穿設した差込板を有する重合端板をそれぞれ延設するとともに、前記後板の他方の端辺に外箱係止片を延設して構成され、一側端を閉塞した対向する一組のスリーブ状の外箱であることを特徴とするカートン。
  2. 矩形の底面板から立設された対向する側面板と同じく対向する端面板とがそれぞれ連結されるトレー状の中箱と、該中箱のそれぞれの端面板側が開放した一側端から挿入され摺動可能で且つ他方の一側端を閉塞してなる対向する一組のスリーブ状の外箱からなるカートンであって、
    前記中箱が、矩形の底面板から立設され、両端にそれぞれ延設した折込片を有する対向する側面板と、同じく前記底面板から立設され、それぞれ下辺中央部に端面係止突起および上辺左右にそれぞれ独立する係合突起を突設した重合端面板を延設するとともに、前記底面板の端辺中央部の折線と略コ字状切線で中箱係止片を区画形成した対向する端面板とで構成されるトレー状の中箱で、
    前記外箱が、連設される側板、前板、側板、後板および貼着板とからなり、一方の端辺にそれぞれ耳片、端板、耳片、重合端板との間に前記係合突起に対応する係合用開口部を穿設した差込板を有する重合端板をそれぞれ延設するとともに、前記後板の他方の端辺に外箱係止片を延設して構成され、一側端を閉塞した対向する一組のスリーブ状の外箱であることを特徴とするカートン。
  3. 前記中箱が、底面板の両側端で、組立完了時において対向する外箱の両開放端のやや内方に当接する位置からそれぞれ両側面板方向に閉鎖制動突起を突設してなる中箱であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカートン。
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