JP4862657B2 - 復号方法および復号装置、並びにプログラム - Google Patents

復号方法および復号装置、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4862657B2
JP4862657B2 JP2007000536A JP2007000536A JP4862657B2 JP 4862657 B2 JP4862657 B2 JP 4862657B2 JP 2007000536 A JP2007000536 A JP 2007000536A JP 2007000536 A JP2007000536 A JP 2007000536A JP 4862657 B2 JP4862657 B2 JP 4862657B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diagonalization
reliability
column
columns
index
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007000536A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008167377A (ja
Inventor
真紀子 山本
俊之 宮内
峰志 横川
諭志 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2007000536A priority Critical patent/JP4862657B2/ja
Priority to US11/959,551 priority patent/US8103945B2/en
Publication of JP2008167377A publication Critical patent/JP2008167377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4862657B2 publication Critical patent/JP4862657B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

本発明は、たとえば代数的手法を用いた誤り訂正符号技術を実現するための回路およびプログラム記憶媒体に関して適用される復号方法および復号装置、並びにプログラムに関するものである。
代数幾何符号、たとえばリードソロモン(Reed−Solomon)符号やその部分体部分符号としてのBCH符号には、その代数的性質を利用した、性能・計算コスト共に良い復号法が知られている。
たとえば、符号長n、情報長k、定義体GF(q)(q=p,p:素数)、最小距離d=n−kのReed−Solomon符号をRS(n,k)とすると、硬判定受信語をハミング(Hamming)距離が最小の符号語に復号する最小距離復号(通常復号)はt<d/2を満たすt個の誤りシンボルの訂正を保証するものとして良く知られている。
また、グルスワミ−スーダン(Guruswami−Sudan)によるリスト復号(以下G−Sリスト復号)は、t<√nkを満たすt個の誤りシンボルの訂正を保証している(非特許文献1参照)。
Guruswami−Sudanのリスト復号の拡張版として軟判定受信語を用いたコータ−バルディ(Koetter−Vardy)によるリスト復号(以下K−Vリスト復号)は、Guruswami−Sudan同様に(1)受信情報から各シンボルの信頼性を算出、(2)信頼性から2変数多項式補間条件の抽出、(3)2変数多項式の補間、(4)補間多項式の因数分解を行い復号語リスト作成、の4つの手順により構成され、硬判定復号時に比べてより高い性能を持つことが知られている(非特許文献2参照)。
また、リエンコード(Re−encode)により、その計算コストも現実的な範囲まで削減できることが知られている(非特許文献3参照)。
一方、線形符号としては、信頼性伝播(belief propagation:BP)を用いた繰り返し復号により限界性能に近い高性能を得られる低密度パリティ検査符号(Low density parity−check code,LDPC符号)が昨今注目されている(非特許文献4参照)。
LDPC符号に用いられる信頼性伝播(BP)は、一般に低密度なパリティ検査行列を持つ線形符号にしか有効でないことが理論的に知られており、また、Reed−Solomon符号やBCH符号のパリティ検査行列を低密度化することはNP−hardであることが知られている(非特許文献5参照)。
よって、Reed−Solomon符号やBCH符号に信頼性伝播(BP)を適用することは困難であるとされてきた。
しかし、2004年、受信語の信頼性に応じて対角化を行ったパリティ検査行列を用いてReed−Solomon符号やBCH符号、その他低密度でないパリティ検査行列を持つ線形符号への信頼性伝播(BP)の適用が効果的であることがナラヤナン(Narayanan)等によって紹介された(非特許文献6参照)。
この手法は、適応的信頼性伝播(ABP:Adaptive Belief Propagation)復号と呼ばれる。以下、このABP復号法について説明する。
たとえば、符号長n=6、情報長k=3、符号化率r=1/2の符号で、以下の3×6行列Hをパリティ検査行列として持つような線形符号Cを考える。
Figure 0004862657
符号空間Cは、次のように表される。
Figure 0004862657
ある符号語があるチャネル、たとえばBPSK変調+AWGNチャネル(Additive White Gaussian Noiseチャネル)を通った後、次のような受信語rとして受信機が受け取ったとする。
Figure 0004862657
このとき、受信値の各絶対値の大きさは受信語の信頼性の高さを表す。つまり、信頼性の低い順に番号をつけると以下のようになる。
Figure 0004862657
次に、信頼性の低いシンボルに対応する列より順にパリティ検査行列Hの対角化を行う。この例においては、信頼性の低いシンボルに対応する列は順に第3列、第5列、第1列、第4または第6列、第2列となるので、その優先順位に従ってHの対角化を行う。
Figure 0004862657
Figure 0004862657
Figure 0004862657
対角化を試みた列がそれ以前に対角化した列と線形従属であった場合は、その列はそのまま残し、次の順位の列で対角化を試みる。
このようにして行列Hのランク分対角化が行われた結果得られる新たなパリティ検査行列Hnewを用いて、信頼性伝播(BP)による信頼性の更新を行う。
図1はパリティ検査行列Hnewに対応するタナーグラフである。
信頼性伝播(BP)はタナーグラフのエッジに沿ってメッセージを行き来させることによって実現される。
行列の各列に対応するノードを可変(variable:バリアブル)ノード1、各行に対応するノードを検査(check:チェック)ノード2と呼ぶ。
i番目のバリアブルノードからj番目のチェックノードへのメッセージをQi,j、j番目のチェックノードからi番目のバリアブルノードへのメッセージをRi,j、さらにi番目のバリアブルノードに連接するチェックノードのインデックス集合をJ(i)、j番目のチェックノードに連接するバリアブルノードのインデックス集合をI(j)とした場合、それぞれの更新式は以下のようになる。
Figure 0004862657
ここで、θはバーティカルステップダンピングファクタ(vertical step damping factor)と呼ばれる係数を示し、0<θ≦1なる条件を満足する。Qi,jの初期値はrjが設定され、外部情報(extrinsic information)Λ 更新は次式により行われる。
Figure 0004862657
さらに、各符号ビットのLLRΛ の更新は、次式により行われる。
Figure 0004862657
ここで、α1は適応的信頼性伝播ダンピングファクタ(adaptive belief propagation damping factor)と呼ばれる係数を示し、0<α1≦1なる条件を満足する。
この信頼性伝播(BP)によるLLRの更新は事前に用意された繰り返し停止条件を満たすまで、たとえば最大繰り返し数Itに達成するまで繰り返される。
また、LLRを更新する列は、全ての列を対象とせずとも一部の列、たとえば対角化の対象となった列についてのみ行ってもよい。
信頼性伝播(BP)によって更新されたLLRの信頼性を用いて、つまり、LLRの絶対値の大きさを信頼性として、信頼性の低いシンボルに対応する列順に対角化を行うことにより、新たな信頼性伝播(BP)による繰り返し復号を行うことができる。
これを内側繰り返し復号と呼ぶ。このLLRの更新は事前に用意された内側繰り返し復号停止条件SC1を満たすまで繰り返される。
さらに、パリティ検査行列の列の対角化優先順位の初期値として、受信値の信頼性順以外の順位を複数用意する。複数の順位を用いて、シリアルもしくはパラレルに繰り返し内側繰り返し復号を行う。
これを外側繰り返し復号と呼ぶ。このLLR更新は事前に用意された外側繰り返し復号停止条件SC2を満たすまで繰り返される。
以上のABP(adaptive belief propagation)手順により繰り返し更新されたLLRを入として、復号器により復号を行う。
今、対象となる線形符号がReed−Solomon符号であった場合、繰り返し復号停止条件SC1、SC2として、たとえば以下のものが考えられる。
(A) H・d == 0または繰り返し数t≧N、
(B) 限界距離復号成功または繰り返し数t≧N、
(C) Koetter−Vardy軟判定リスト復号成功または繰り返し数t≧N。
ここで、d=(d,d,・・・,d)はΛの硬判定結果、d={Λ >0なら1,Λ ≦0なら0}であり、Nは事前に決めた最大繰り返し回数である。
また、復号方法として、たとえば以下のものが考えられる。
(a) 硬判定復号
(b) 限界距離復号
(c) Koetter−Vardy軟判定リスト復号
図2は、ABP復号法を用いた繰り返し復号のフローチャートである。
受信語の信頼性順の探索を行い(ST1)、順序変換を行う(ST2)。
変換した順序に応じてパリティ検査行列の対角化を行い(ST3)、このパリティ検査行列を用いて信頼性伝播(BP)を行う(ST4)。
次に、LLRを計算し(ST5)、計算したLLRの信頼性順を探索し(ST6)、復号を行い、復号語をリストへ追加する(ST7)。
そして、繰り返し復号停止条件N1,N2を満足するまで以上の処理を繰り返す(ST8、ST9)。
そして、復号語を1つ選択する(ST10)。
V.Guruswami,M.Sudan,Improve decoding of Reed−Solomon and Algebraic−Geometry codes,IEEE Transactions on Information Theory,vol.45,pp.1757−1767,1999 R.Koetter,A.Vardy,Algebraic soft−decision decoding of Reed−Solomon codes,IEEE Transactions on Information Theory,2001 R.Koetter,J.Ma,A.Vardy,A,Ahmed,Effcient Interpolation and Factorization in Algebraic Soft−Decision Decoding of Reed−Solomon codes,Proceedings of ISIT2003 D.MacKay,Good Error−Correcting Codes Based on Very Sparse Matrices,IEEE Transactions on Information Theory,1999 Berlekamp,R.McEliece,H.van Tilborg,On the inherent intractability of certain coding problems,IEEE Transactions on Information Theory,vol.24,pp.384−386,May,1978)。 Jing Jiang,K.R.Narayan,Soft Decision Decoding of RS Codes Using Adaptive Parity Check Matrices,Proceeding of IEEE International Symposium on Information Theory 2004
ところで、上述の技術では、受信LLRの大きさ順に列インデックスをソートする作業、および信頼性伝播(BP)によって更新されたLLRを用いて再び列インデックスをソートしなおす作業を行うソート装置が必要となる。
しかし、このソート装置をどうやって実現するかについては特に提案されていない。
また、ソートを行った後に、後段の対角化装置が望むタイミングで列インデックスを出力する必要や、更新されたLLRをソートする際に、一部の列のみLLRが更新され、更新されたインデックスのみ入力される場合は、更新前のソートされたインデックス順の中にLLRが更新されたインデックスを反映していく必要があるなど、様々な制約条件がある。
さらに、インデックスをソートする場合、LLRが同じインデックスについてはその入力順は特に気にする必要がないといったABP復号特有の特徴がある。
さらにまた、ソートの方法には、選択整列法、挿入整列法、シェルソートなど様々な方法がある。
以上から、上記制約条件やABP復号特有の特徴に適したソート装置とその方法を決めることは簡単ではない。
また、実際には、RS(204,188)といったHよりも符号長の大きいRS符号を対象としたシステムが多く、これについて、既存の技術を用いて現実的な動作周波数で実現することは不可能である。
図3は、ABP復号装置の繰り返し毎のフローの一列を示す図である。
受信語が到来したらそれを信頼度の大きさに従いソートし、信頼度の小さい128列についてパリティ検査行列Hの対角化を行い、対角化後のパリティ検査行列をH1とする。
このH1を利用して信頼性伝播(BP)を行う。この場合、対角化対象となった128列のみ信頼度を更新する。繰り返し二回目以降も同様に、更新信頼度をソートし直し、信頼度の小さい128列についてパリティ検査行列Hを対角化し、信頼性伝播(BP)を行うことを繰り返す。
以上のようなABP復号装置を実現したい場合、以下のように所要動作周波数を想定できる。
たとえば、RS(240,188)を想定し、内側繰り返し復号を装置で実現することを想定した場合、内側繰り返し数を10回、LLRの更新を対角化対象となった列128列にのみ限定し、信頼性伝播(BP)の繰り返し数を1回にする条件において、ABP復号するための必要なクロックサイクル数は、次のようになる。
Figure 0004862657
ここで、T1は繰り返し一回目に必要とするクロックサイクル数、T2は繰り返し二回目以降に必要とするクロックサイクル数を示している。
T1は、次式で示すようなクロックサイクル数が必要となる。
Figure 0004862657
ここで、Tsort1は、ソートに必要とするクロックサイクル数を示し、逆写像ソートを利用した場合、最低でも入力ビット数1632クロックサイクルが必要となる。また、Tdiagは、対角化に必要とするクロックサイクル数を示し、一回の行読出しで要探索と掃き出しを一度に行い、かつ並列に複数列、たとえばここでは4列の基本変形を行う対角化装置を利用した場合、今回R列パラレルに基本変形すると、最低でも128×128/4=4096クロックサイクル数必要とする。また、Tbpは、信頼性伝播(BP)に必要とするクロックサイクル数を示し、対角化対象となった128列のみLLR更新を行うので、最低128クロックサイクル数必要となる。
以上より、T1は次のようになる
Figure 0004862657
また、内側繰り返し二回目以降のT2は次のようになる。
Figure 0004862657
ここで、Tsort2は、内側繰り返し二回目以降のソートに必要とするクロックサイクル数を示し、LLRが更新される列インデックスが128列とすると、Tsort2=128と考えうる。
しかし、繰り返し二回目以降は、前繰り返しの信頼性伝播(BP)により、毎クロックサイクル1列ずつ更新された信頼度をソート装置に入力すれば、信頼性伝播(BP)とソートはほぼ同時に行うことが可能なためTsort2=0とすることができる。つまり、T2は次のようになる。
Figure 0004862657
以上より、Tは次式で与えられる。
Figure 0004862657
ここで、64[Mbps]のデータをABP復号する場合を考えると、動作周波数は次式で与えられる。
Figure 0004862657
このように、1.72[GHz]の動作周波数が必要となり、既存の技術では現実的ではない。
本発明は、動作周波数を実現可能な周波数に抑えることが可能で、より少ない計算量で高速に、かつ小さい回路規模で信頼性の高い復号を行うことが可能な復号方法および復号装置、並びにプログラムを提供することにある。
本発明の第1の観点は、受信語の信頼度の大きさに従いソートし、その順番に行列のランク分対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(Belief propagation:BP)を行って信頼度を更新し、その更新された値に対して、再び上記動作を繰り返す復号方法であって、受信値の信頼度(LLR)の小さいシンボルに対応する列順に対角化されたパリティ検査行列を用いて信頼性伝播を行い、更新された信頼度に基づきこの動作を繰り返す内側繰り返し復号処理ステップを有し、前記内側繰り返し復号処理ステップにおいて、内側繰り返し二回目以降において、更新された列のうち信頼度の大きい列を対角化対象から外し、残りの信頼性の小さい一部の列に限定してパリティ検査行列の対角化を行う。
本発明の第2の観点は、受信語の信頼度の大きさに従いソートし、その順番に行列のランク分対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(Belief propagation:BP)を行って信頼度を更新し、その更新された値に対して、再び上記動作を繰り返す復号装置であって、受信値の信頼度(LLR)の小さいシンボルに対応する列順に対角化されたパリティ検査行列を用いて信頼性伝播を行い、更新された信頼度に基づきこの動作を繰り返す内側繰り返し復号処理の際に、内側繰り返し二回目以降において、更新された列のうち信頼度の大きい列を対角化対象から外し、残りの信頼性の小さい一部の列に限定してパリティ検査行列の対角化を行う処理部を有する。
好適には、前記処理部は、内側繰り返し二回目以降において、今回の繰り返しで対角化対象から外れた列に対応する対象列が非零の要行は過去の要行リストから外し、前回の対角化後の行列を用いて、今回の繰り返しで新たに対角化対象となった列インデックスについてのみ対角化を行う。
好適には、前記処理部は、内側繰り返し二回目以降において、対角化の対象となる列インデックスと対角化の対象とはならない列インデックスの入れ替えを限られた列同士に限定して行う。
好適には、前記処理部は、内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスの信頼度が更新されて、新たにソートする際、その更新された信頼度の大きい列と、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度が小さい列を比較し、その内信頼度の小さい列を対角化対象に加え、信頼度の大きい列を対角化対象から外す。
好適には、前記処理部は、内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスのうち更新された信頼度が大きい列を強制的に対角化対象から外し、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度の小さい列を強制的に新しい対角化対象列とする。
本発明の第3の観点は、受信語の信頼度の大きさに従いソートし、その順番に行列のランク分対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(Belief propagation:BP)を行って信頼度を更新し、その更新された値に対して、再び上記動作を繰り返す復号処理において、受信値の信頼度(LLR)の小さいシンボルに対応する列順に対角化されたパリティ検査行列を用いて信頼性伝播を行い、更新された信頼度に基づきこの動作を繰り返す内側繰り返し復号処理ステップで、内側繰り返し二回目以降において、更新された列のうち信頼度の大きい列を対角化対象から外し、残りの信頼性の小さい一部の列に限定してパリティ検査行列の対角化を行う処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明によれば、内側繰り返し二回目以降の対角化対象となる列と対角化対象とならない列の集合の分割方法を、前繰り返しの両集合の一部の入れ替えに限定し、そのときに入れ替えられ新しく対角化対象となった列についてのみ前対角化で更新されたパリティ検査行列を対象として対角化を行う。
本発明によれば、動作周波数を実現可能な周波数に抑えることが可能で、より少ない計算量で高速に、かつ小さい回路規模で信頼性の高い復号を行うことができる利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
本発明の実施形態に係る復号装置は、代数的手法を用いた誤り訂正符号技術を実現するための回路、たとえば適応的信頼性伝播(Adaptive Belief Propagation:ABP)復号器に応用できる。
ABP復号は、リードソロモン(Read−Solomon:RS)符号やBCH符号、その他低密度でないパリティ検査行列を持つ線形符号に対する復号法であり、ある伝送路から符号語を受信すると、その受信語をより信頼できる値に更新する。
以下、ABP復号における復号装置の通信システム上の位置づけについて説明した後、本実施形態に係る復号装置の具体的な構成および機能について説明する。
図4は、デジタル信号受信機、たとえばデジタルテレビなどの誤り訂正システムにABP復号器を用いた通信システムの構成例を示す図である。
本通信システム10は、図4に示すように、RS符号化器11、インタリーバ12、畳み込み符号器13、畳み込み符号の軟出力復号器14、デインタリーバ15、RS符号の既知情報付きABP繰り返し復号器16、およびチャネル17を有する。
本通信システム10では、RS符号化、畳み込み符号化された送信語に対して、畳み込み符号の軟出力復号をした後にABP復号を行っている。
ここで言う畳み込み符号の軟出力復号とは、たとえばBCJRアルゴリズムやSOVAによる復号のことである。
ABP復号器16においては、ABPによる信頼性の更新後、硬判定後限界距離復号、リスト復号、もしくは、軟値をそのまま入力として軟判定リスト復号を行う。
図5は、MAP復号が後段についたABP復号器の構成例を示す図である。
この復号器20は、図5に示すように、ABP復号部21、限界距離(BD)復号部22、受信信頼度(LLR)保持部23、およびMAP復号部24を有している。
復号器20においては、ABP復号部21による信頼性(LLR)の更新後、硬判定してBD復号部22において、限界距離復号を行い、この結果をリストに集め、最終的にMAP復号部24において最大事後確率復号(Maximum a posteriori Probability:MAP)復号を行う。
図6は、ABP復号器の復号装置の構成例を示す図である。
のABP復号器30は、図4のABP復号器16や図5のABP復号部21に適用可能であり、ソート入力選択部31、ソート部32、パリティ検査行列の対角化部33、信頼度(LLR)保持部34、および信頼性伝播(BP)部35を有している。
なお、ソート部32および対角化部33により、本実施形態に係る処理部が構成される。
ABP復号器30においては、入力として、受信LLRS32が入力される。
列インデックスS31は、入力された受信LLRの符号語の始まりからカウンタで0、1、2、3、、とカウントアップされた値を生成し利用する。
ソート入力選択部31で、初回は、列インデックスS31と受信LLRS32を選択し、繰り返し二回目以降は信頼性伝播(BP)後、更新LLRS40とその列インデックスS39を選択する。
図5に示すように、受信語が入力されたら、まず、ソート部32において、その信頼度(LLR)の大きさに応じて列インデックスのソートを行う。
次に、信頼度の低いシンボルに対応する列より順に、対角化部33でパリティ検査行列の対角化を行う。
最後に、対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(BP)を行うことにより、値が更新される。
更新された値に対して、再びソート、対角化、信頼性伝播(BP)を行う。繰り返し数が予め決められており、その繰り返し数だけこれを繰り返す。
この復号器30の処理部を構成するソート部32において、本発明の実施形態に係るデータソート装置を適用することが可能である。
<第1実施形態>
図7は、本発明の第1の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図である。
本第1の実施形態に係るデータソート装置32Aは、図7に示すように、アドレスがデータの大きさに対応し、インデックスメモリ321、バッファとしてのバケツメモリ322に加えて、第1書込み読出しアドレス選択部323、第2書込み読出しアドレス選択部324、書込みデータ選択部325、および出力インデックス選択部326を有している。
インデックスメモリ321は、アドレス入力ADに第2書込み読出しアドレス選択部324による第2書込み読出しアドレスS46を受け、入力IDATAにバケツメモリ322によるバケツ先頭インデックスS45を受けて、あるインデックスをアドレスとして指定すると、データが同じ大きさである別のインデックスを保持し、出力ODATAから読出しインデックスS17を出力インデックス選択部328および書込みデータ選択部325に出力する。
バケツメモリ322は、アドレス入力ADに第1書込み読出しアドレス選択部323による第1書込み読出しアドレスS44を受け、入力IDATAに書き込みデータ選択部325による書込みインデックスS49を受けて各アドレスにそのデータの代表となるインデックスを持ち、出力ODATAからバケツ先頭インデックスS45をインデックスメモリ321および出力インデックス選択部326に出力する。
第1書込み読出しアドレス選択部323は、図示しない制御系の制御の下、入力データS41と読出しデータS42のいずれかを選択し、第1書込み読出しアドレスS44としてバケツメモリ322のアドレス入力ADに出力する。
第2書込み読出しアドレス選択部324は、図示しない制御系の制御の下、入力インデックスS43と出力インデックス選択部326から出力される出力インデックスS48のいずれかを選択し、第2書込み読出しアドレスS46としてインデックスメモリ321のアドレス入力ADに出力する。
書込みデータ選択部325は、図示しない制御系の制御の下、入力インデックスS43とインデックスメモリ321による読出しインデックスS47のいずれかを選択し、書込みインデックスS49としてバケツメモリ322の入力IDATAに出力する。
書込みデータ選択部325は、入力時に入力インデックスS43を、出力時にインデックスメモリ321の読出しインデックスS47を選択するように制御される。
出力インデックス選択部326は、図示しない制御系の制御の下、バケツメモリ322から出力されるバケツ先頭インデックスS45とインデックスメモリ321から出力される読出しインデックスS47のいずれかを選択し、出力インデックS48として次段の対角部33および第2書込み読出しアドレス選択部324に出力する。
以下、第1の実施形態に係るデータソート装置32Aの動作例を図7〜図17に関連付けて説明する。
ここでは、ソート部32において、符号長n=6、情報長k=3、符号化率r=1/2の符号で、3×6-行列Hをパリティ検査行列として持つような線形符号Cを復号する場合を考える。この場合、ソート部32では、入力をソートした後、対角化対象列3列のインデックスを出力する。
図7において、入力データS11にはLLRが、入力インデックスS43には列インデックスが入力される。読出しデータS42はソート装置内部で生成するパラメータである。
入力データS41と入力インデックスS43が入力完了すると、データの大きさ順に並びなおされた列インデックスが出力列インデックスとして読み出される。入力データS41は、LLRの絶対値どうしを比較するので、入力後絶対値に直されるものとする。
データS41、インデックスS43が入力された時は、これらをインデックスメモリ321、バケツメモリ322に書き込む作業を行う。
まず、バケツメモリ322の初期値として存在しないインデックスを保持しておく。この場合は、列インデックスが0〜5まで存在するとして、存在しないインデックスは6としておく。入力が開始されると、入力データS41を読出しアドレスS44としてバケツメモリ322から読み出したインデックスS45を、入力インデックスS43をアドレスS46としてインデックスメモリ321に書き込む。
また、入力データS41をアドレスS44として入力インデックスS43をバケツメモリ322に書込む。入力として、データS41={2,0,1,2,1,2}、インデックスS43={0,1,2,3,4,5}が入力されるとすると、入力完了後、データソート装置32Aは、図8に示すようになる。
出力時は、図9〜図13に示すように、列インデックスを読出す。バケツメモリ322の書き換えも行われる。対角化対象となる3列を読出した時点で、出力は終了する。
まず、図9に示すように、データ0のインデックスの読出しを開始する。バケツメモリ322から1を読出し、これを出力する。出力データが存在しないインデックス6ではないので、データ0のインデックスの読出しを続ける。
次に、図10に示すように、まず、出力インデックスS48である1をアドレスとして、インデックスメモリ321から6を読み出す。さらに、読出した6をバケツメモリ3222のアドレス0に書き込む。これにより、既に出力されたインデックスについては、インデックス順の系列から外れることになる。また、出力インデックスS48に存在しないインデックス6が読み出されたので、次からデータ1のインデックスを読み出す。
次に、図11に示すように、読出しデータ1を指定する。出力インデックスS48に4が読み出される。
次に、図12に示すように、出力インデックスS48に2が読み出される。また、バケツメモリ322のアドレス1に読出したインデックスS47として2が書き込まれる。
既に3列読み出されたのでこの時点で出力は完了するが、最後に図13に示すように、バケツメモリ322のアドレス1に読出しインデックスS47として6を書き込んでおく。これによりメモリ内部のインデックス順の情報の更新も完了する。
以上の操作により、対角化部33に出力されたインデックスS48={1,4,2}のデータ情報は既にメモリ内のインデックス系列のリストから外れたことになる。
次に、出力されたインデックスS48={1,4,2}のLLRが信頼性伝播(BP)で更新されて再びこのソート装置に入力された場合を考える。
二回目の繰り返し入力の時点で、メモリに格納されている列インデックスは、図13と同様に図14に示すようになる。二回目の繰り返しの入力は、データS41={1,0,2}、インデックスS43={1,4,2}と入力された場合を考える。
図15に示すように、入力インデックスS43として1が、更新された入力データS41でありそれが入力されると、通常の書き込み動作と同様に、バケツメモリ322に1を書込み、バケツメモリ322から読出したインデックスS45である6をインデックスメモリ321に入力インデックスS43をアドレスとして書き込む。
そして、図16、さらには図17に示すように、列インデックス4、2についても同様に行う。入力はこれで完了である。これを、通常の読出し動作と同様に列インデックスを読み出すと、データ0のインデックス={4}、データ1のインデックス1={1}、データ0のインデックス={2,5,3,0}というように正しくソートされて読み出される。
繰り返しを重ねても、常にインデックスを出力するたびに上記の通りバケツメモリ112を更新すれば、LLRが更新された一部のインデックスのみ入力される場合に適応できる。
以上でデータのソートは実現される。
次に、さらに実用に即したABP復号を実現するための動作周波数を実現可能な構成について考察する。
図18は、実用に即した動作周波数で動作可能なABP復号器の動作フローを示す図である。
本例においては、内側繰り返し二回目以降の対角化対象となる列と対角化対象とならない列の集合の分割方法を、前繰り返しの両集合の一部の入れ替えに限定し、その時に入れ替えられ新しく対角化対象となった列についてのみ前対角化で更新されたパリティ検査行列を対象として対角化を行う。
この場合は、図18では、繰り返し一回目の復号が行われた後、二回目のソート時、信頼度が更新された128列のうち、信頼度の最も大きい4列のみ、対角化対象から外し、残り1504列のうち信頼度の小さい4列を新しく対角化対象128列の集合に加える。
この新しい対角化対象4列について、前繰り返しで対角化された後のパリティ検査行列に対して対角化を行う。
このとき、今回新しく対角化対象から外れた列に対応する要行は、既要行リストからは外す。そして、そのパリティ検査行列を用いて信頼性伝播(BP)を行う。以降の繰り返しではこれを繰り返す。
以上をもとに、具体的に動作周波数を想定してみる。
RS(204,188)を想定し、内側繰り返し復号を装置で実現することを想定した場合、内側繰り返し数を10回、LLRの更新を対角化対象となった列128列にのみ限定し信頼性伝播(BP)を1回にする条件において、ABP復号するための必要なクロックサイクル数は、次のようになる。
Figure 0004862657
ここで、T1は繰り返し一回目に必要とするクロックサイクル数、T2は繰り返し二回目以降に必要とするクロックサイクル数を示している。
T1は、次式で示すようなクロックサイクル数が必要となる。
Figure 0004862657
また、T2は次のようになる
Figure 0004862657
ここで、Tsort2は、内側繰り返し二回目以降のソートに必要とするクロックサイクル数を示し、Tdiag2は、対角化に必要とするクロックサイクル数を示し、Tbpは、信頼性伝播(BP)に必要とするクロックサイクル数を示している。
まず、Tsort2について考える。
繰り返し二回目以降は、LLRが更新される列インデックスが128列である。まず、これをソートする。次にこの128列のうちLLRの大きい数列と、前繰り返しの際に対角化対象から外れた中でLLRが小さい数列、ここでは共に4列とし、この4列同士の入れ替えを行う。
この入れ替えは計8列のうちLLRの小さい4列を選び直してもよいし、強制的に入れ替え、つまり前繰り返しの際に対角化対象から外れた中でLLRが小さい4列を新たな対角化対象に加えてもよい。
今回は強制的に入れ替えるとし、Tsort2=0とする。また、後段のパリティ検査行列の対角化においては、前繰り返しで対角化されたパリティ検査行列を利用し、今回新たに対角化対象列になった4列に対してのみ基本変形を行う。このとき、今回新たに対角化対象列から外れた4列については、それに対応する要行は、過去要行になった行リストからは外し、今回新たに対角化対象列になった4列に対応する要行になることができる。
以上より本装置では、4列並列に対角化を行っているので、Tdiag2=128となる。また、信頼性伝播(BP)、繰り返し一回目と同様に行う。つまり、T2は次のようになる。
Figure 0004862657
以上より、Tは次式で与えられる。
Figure 0004862657
ここで、64[Mbps]のデータをABP復号する場合を考えると、動作周波数は次のようになる。
Figure 0004862657
このように、320[MHz]の動作周波数が必要となり、かなり現実的な動作周波数となる。
なお、ABP復号器を二つならべて一符号語毎に入力を入れ替えてABP復号器に挿入すれば、さらに320/2=160[MHz]まで動作周波数を抑えることができる。さらに、ソートのみ二つ並べれば、符号語が入力されてから初めの1632クロックサイクルのうちに、前入力符号語のABP復号が完了していればよいので、次のように、動作周波数を128[MHz]まで抑えることができる。
Figure 0004862657
以下に、図18の動作フローを実現するような処理部を構成するソート装置(図6のソート部)および対角化装置(図6の対角化部)を第2の実施形態として説明する。
<第2実施形態>
図19は、本発明の第2の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図である。
本第2の実施形態に係るデータソート装置32Bは、アドレスがデータの大きさに対応し、インデックスメモリ321、バッファとしてのバケツメモリ322に加えて、第1書込み読出しアドレス選択部323、第2書込み読出しアドレス選択部324、書込みデータ選択部325、および出力インデックス選択部326を有する図7のデータソート装置をソートコア部32Aとして有し、さらにソートコア部32Aに加えて、4列メモリ327、ソートコア入力選択部328、および対角化4列メモリ329を有している。
メモリ327は、本繰り返しで新しく対角化対象から外れた4列を保持する。
ソートコア部入力選択部328は、繰り返し一回目は、入力LLRS51(図6のS31)と、列インデックスS52(図6のS32)を選択し、繰り返し二回目以降は、今回新しく対角化対象から外れた4列のLLRS53と列インデックスS54を選択する。
対角化4列メモリ329は、次に後段の対角化部33に送り出す4列のインデックスを前もって保持しておく。
次に、第2の実施形態に係るデータソート装置の処理を、図20〜図27に関連付けて説明する。
まず、図20に示すように、繰り返し復号一回目は、入力LLRS51と列インデックスS52が1632個入力される。これをソートコア部32Aでソートする。
その後、後段の対角化部33で128列の対角化を行う必要があるので、対角化対象列を4列毎に図21、図22、図23に示すように出力する。
また、次の繰り返しのために、図24に示すように、129列〜132列も対角化4列メモリ329に前もって保持しておく。
繰り返し二回目は、図6において、信頼性伝播(BP)部35から、LLRが更新された列128列のインデックスとそのLLRがソート部32に入力される。
図25に示すように、ソート部32に1列〜128列のインデックスが入力され、この中から今回新しく対角化対象から外れる4列を選ぶ。つまり、1列から順に入力されそのLLRを比較し、LLRの絶対値が最も大きい4つを常にメモリ327に保持する。
128列の入力が完了すれば、図26に示すように、今回新しく対角化対象から外れた4列メモリからLLRS53とその列インデックスS54をソートコア部32Aへ出力する。これにより、LLRの順に、今回対角化対象から外れた1504列がLLR順に並べ直され、ソートコア部32Aに保持される。
また、今回対角化を行う4列を対角化4列メモリ329から出力インデックスS58に読み出す。
この際、後段の対角化部33におけるパリティ検査行列の対角化においては、前繰り返しで対角化されたパリティ検査行列を利用し、今回新たに対角化対象列になった4列に対してのみ基本変形を行う。このとき、今回新たに対角化対象列から外れた4列については、それに対応する要行は、過去要行になった行リストからは外し、今回新たに対角化対象列になった4列に対応する要行になることができる。
この今回新たに対角化対象列から外れた4列に対応する要行は、列インデックスと一緒に束ねられ、今回新しく対角化対象から外れた4列メモリ327に一緒に記憶され、出力列インデックスS58を出力する際にこの今回新しく外れる要行を後段の対角化部33に出力してもよい。
また、さらに、128列のうち何番目のデータが対角化回路から外れたのかについても、上書き位置として後段の対角化回路に出力してもよい。
また、図27示すように、次の繰り返しの時のために、123列〜132列を対角化4列メモリ329に前もって出力し保持させておく。
ここで、新しく対角化対象となった列についてのみ対角化するフロー例を、行列を使って説明する。
今回は簡単のため、以下の4×6-行列Hを、繰り返し一回目において第1、2、3、4列について対角化を行った後、繰り返し二回目において第5、6列について対角化する例を考える。
このとき、新しく対角化対象から外れる二列を第2、3列とすると、対応する要行は第3、4行なので、新しく第3、4行は要になることができる。
Figure 0004862657
行列Hを第1、2、3、4列について対角化すると、以下のHnewのようになる。
Figure 0004862657
二回目で第3、4列が新しく対角化対象から外れ、第5、6列が新しく対角化対象となる。この時、第2、3列の元要行である第3、4は新しく要行になることができる。
まず、第5列について次のように基本変形する。
Figure 0004862657
次に、第6列について次のように基本変形する。
Figure 0004862657
以上で、新たに第5、6列についての対角化が完了する。
ABP復号器30における対角化部33は、行列の対角化を行った後に、後段の信頼性伝播(BP)部35における信頼性伝播用に対角化対象列とそれに対応する要行を出力することを繰り返す。
以下、本第2の実施形態に係る対角化部の具体的な構成例および動作について、図28〜図40に関連付けて説明する。
図28〜図40は、繰り返し二回目以降の具体的な対角化部の構成および動作を示している。
図28〜図36は、パリティ検査行列の対角化フェーズを、図37〜図40は、信頼性伝播(BP)のための対角化対象列とそれに対応する要行を出力するフェーズである。
この対角化部33Aは、図28に示すように、行のインデックスを記憶する行インデックスメモリ331、行列を記憶する行列メモリ332、第1要探索、掃き出し回路333、第1行保持部334、第1要フラグ保持部335、第2要探索、掃き出し回路336、第2行保持部337、第2要フラグ保持部328、および要列・行インデックスメモリ339を有している。
対角化部33A内部の要探索、掃き出し回路に送るパリティ検査行の読出し順番は、過去要になっていない行を先に読み出す必要がある。つまり、繰り返し二回目以降の対角化においては、新しく要になれる行を先に読み出すことになる。また、本対角化部33Aは、一度の行読出しで複数の列の対角化を行う。
本対角化部33Aは、図28に示すように、行インデックスメモリ331、行列メモリ332、要探索、掃き出し回路が存在する。
要列・行インデックスメモリ339には、対角化対象列とそれに対応する要行インデックスが保持されている。
行列Hを第1、2、3、4列について対角化し終わった後に、図28に示すように、行列メモリ332には対角化された行列、行インデックスメモリ331には、行インデックスが保持される。
行インデックスメモリ331の読出し行インデックス保持部3311のインデックスの並びは、要探索、掃き出し回路で要になった行のインデックスをアドレスの後ろに書き込み、そうでない行のインデックスは先頭アドレスから順にインデックスを書き込んだ結果、図のようになっている。
さらに、要列・行インデックスメモリ339には、対角化対象列とそれに対応する要行インデックスが保持される。
次に、次の繰り返し二回目で新しく要になれる行インデックスS60と新しい対角化列インデックスS72が入力される場合を考える。今回は、上記例と同様、第2、3列が対角化対象から外れ、つまり対応する第3、4行が新しく要になることができ、第5、6列が新しく対角化対象になる場合を考える。
つまり、入力として、新しく要行になれる行インデックスS60={3,4}、新しい対角化対象列インデックスS72={5,6}、上書き位置S73={2,3}と入力される。上書き位置は、要列・行インデックスメモリ339のどのアドレスに新しい対角化対象列とそれに対応する要行を書き込めばよいかを表す。
図29に示すように、まず、上書き位置S73として2が入力される。これにより、要列・行インデックスメモリ339のアドレス2番目の要列は、新しい対角化対象列インデックス5が入力され5と上書きされる。
また、第1要探索、掃き出し回路333に対角化対象列5が設定される。新しく要になれる行インデックスS60である3が入力されると、これが行列メモリ332に読み込まれ、パリティ検査行列第3行S63が出力される。
このパリティ検査行S63は、まず第1要探索、掃き出し回路333へ送られ、対象列が非零なら要とし、その行を内部に保持し、要が見つかった後は入力される行に対して掃き出しを行う。
図30に示すように、上書き位置S73として4が入力される。これにより、要列・行インデックスメモリ339のアドレス4番目の要列は、新しい対角化対象列インデックス6が入力され6と上書きされる。
また、第2要探索、掃き出し回路336に対角化対象列6が設定される。新しく要になれる行インデックスS60である4が入力されると、これが行列メモリ332に読み込まれ、パリティ検査行列第4行S63が出力される。
このパリティ検査行S63は、まず第1要探索、掃き出し回路333へ送られ、対象列が非零なら要とし、その行を内部に保持、要が見つかった後は入力される行に対して掃き出しを行う。第2要探索、掃き出し回路336においても、同様の動作が行われる。
図31〜図36に示す処理においても同様の要探索、掃き出し動作が行われる。
それに加えて、図31に示すように、要列・行インデックスメモリ339には、今回第5列の要行として書込み行インデックス3と要フラグ1が到来するので、要列・行インデックスメモリ339には、要列5に対して要行3が書き込まれる。
図32に示すように、要列・行インデックスメモリ339には、今回第6列の要行として書込み行インデックス4と要フラグ1が到来するので、要列・行インデックスメモリ339には、要列6に対して要行4が書き込まれる。
以降、図33、図34、図35、図36のように、同様に要探索、掃き出しが行われ、これが完了する。
要探索、掃き出しが完了すると、それ以降、後段の信頼性伝播(BP)用に対角化対象列インデックスと、それに対応する要行が出力される。
図37〜図40の処理においては、順に要列・行インデックスメモリ339から対角化対象列とそれに対応する要行が順に読み出される。
たとえば、図37に示すように、要列・行インデックスメモリ339の先頭アドレスから、列インデックスS74である1と、行インデックスS74である2が読み出され、出力としては、列インデックスS76と、行インデックスS74により読み出された行S75が出力される。
以上の対角化と信頼性伝播(BP)を繰り返すことによって、ABP復号器における対角化部は成り立つ。
図41は、シミュレーションモデルを示す図である。
このシミュレーションモデル40は、図41に示すように、RS符号化器41、BPS変調器42、AWGNチャネル43、BPSK復調器44、およびABP復号器45を有する。
図42は、シミュレーション結果を示す図である。
図42は、RS(204,188)を想定した場合のフレームエラーレート(Frame Error Rate)を示す図であって、Aで示す曲線が既存手法の復号性能を示し、Bで示す曲線が本実施形態に手法における復号性能を示している。
以上の内側繰り返し二回目以降は4列のみ対角化対象列集合と非対象列集合の入れ替えを行い、4列のみ対角化し直すABP復号を用いても、既存技術と比較して、図41に示すようなシミュレーションモデルにおいて、図42に示すように性能劣化はほとんど発生しないことがシミュレーションにより確認されている。
なお、以上詳細に説明した方法は、上記手順に応じたプログラムとして形成し、CPU等のコンピュータで実行するように構成することも可能である。
また、このようなプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体、この記録媒体をセットしたコンピュータによりアクセスし上記プログラムを実行するように構成可能である。
パリティ検査行列Hnewに対応するタナーグラフである。 ABP復号法を用いた繰り返し復号のフローチャートである。 ABP復号装置の繰り返し毎のフローの一列を示す図である。 デジタル信号受信機、たとえばデジタルテレビなどの誤り訂正システムにABP復号器を用いた通信システムの構成例を示す図である。 MAP復号が後段についたABP復号器の構成例を示す図である。 ABP復号器の復号装置の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図であり、処理を説明するための第1図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第2図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第3図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第4図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第5図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第6図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第7図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第8図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第9図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第10図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第11図である。 実用に即した動作周波数で動作可能なABP復号器の動作フローを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図であり、処理を説明するための第1図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第2図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第3図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第4図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第5図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第6図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第7図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第8図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第9図である。 本発明の第2の実施形態に係る対角化部の構成例を示す図であり、処理を説明するための第1図である。 第2の実施形態に係る対角化部の処理を説明するための第2図である。 第2の実施形態に係る対角化部の処理を説明するための第3図である。 第2の実施形態に係る対角化部の処理を説明するための第4図である。 第2の実施形態に係る対角化部の処理を説明するための第5図である。 第2の実施形態に係る対角化部の処理を説明するための第6図である。 第2の実施形態に係る対角化部の処理を説明するための第7図である。 第2の実施形態に係る対角化部の処理を説明するための第8図である。 第2の実施形態に係る対角化部の処理を説明するための第9図である。 第2の実施形態に係る対角化部の処理を説明するための第10図である。 第2の実施形態に係る対角化部の処理を説明するための第11図である。 第2の実施形態に係る対角化部の処理を説明するための第12図である。 第2の実施形態に係る対角化部の処理を説明するための第13図である。 シミュレーションモデルを示す図である。 シミュレーション結果を示す図である。
符号の説明
10・・・通信システム、11・・・RS符号化器、12・・・インタリーバ、13・・・畳み込み符号器、14・・・畳み込み符号の軟出力復号器、15・・・デインタリーバ、16・・・ABP繰り返し復号器、17・・・チャネル、20・・・復号器、21・・・ABP復号部、22・・・限界距離(BD)復号部、23・・・受信信頼度(LLR)保持部、24・・・MAP復号部、30・・・ABP復号器、31・・・ソート入力選択部、32・・・ソート部、32A,32B・・・データソート装置、33,33A・・・パリティ検査行列の対角化部、34・・・信頼度(LLR)保持部、35・・・信頼性伝播(BP)部、321・・・インデックスメモリ、322・・・バケツメモリ、323・・・第1書込み読出しアドレス選択部、324・・・第2書込み読出しアドレス選択部、325・・・書込みデータ選択部、326・・・出力インデックス選択部、327・・・4列メモリ、328・・・ソートコア部入力選択部、329・・・対角化4列メモリ、331・・・行インデックスメモリ、332・・・行列メモリ、333・・・第1要探索、掃き出し回路、334・・・第1行保持部、335・・・第1要フラグ保持部、336・・・第2要探索、掃き出し回路、335・・・第2行保持部、338・・・第2要フラグ保持部、329・・・要列・行インデックスメモリ。

Claims (15)

  1. 受信語の信頼度の大きさに従いソートし、その順番に行列のランク分対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(Belief propagation:BP)を行って信頼度を更新し、その更新された値に対して、再び上記動作を繰り返す復号方法であって、
    受信値の信頼度(LLR)の小さいシンボルに対応する列順に対角化されたパリティ検査行列を用いて信頼性伝播を行い、更新された信頼度に基づきこの動作を繰り返す内側繰り返し復号処理ステップを有し、
    前記内側繰り返し復号処理ステップにおいて、
    内側繰り返し二回目以降において、更新された列のうち信頼度の大きい列を対角化対象から外し、残りの信頼性の小さい一部の列に限定してパリティ検査行列の対角化を行う
    復号方法。
  2. 内側繰り返し二回目以降において、今回の繰り返しで対角化対象から外れた列に対応する対象列が非零の要行は過去の要行リストから外し、前回の対角化後の行列を用いて、今回の繰り返しで新たに対角化対象となった列インデックスについてのみ対角化を行う
    請求項1記載の復号方法。
  3. 内側繰り返し二回目以降において、対角化の対象となる列インデックスと対角化の対象とはならない列インデックスの入れ替えを限られた列同士に限定して行う
    請求項2記載の復号方法。
  4. 内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスの信頼度が更新されて、新たにソートする際、その更新された信頼度の大きい列と、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度が小さい列を比較し、その内信頼度の小さい列を対角化対象に加え、信頼度の大きい列を対角化対象から外す
    請求項3記載の復号方法。
  5. 内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスのうち更新された信頼度が大きい列を強制的に対角化対象から外し、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度の小さい列を強制的に新しい対角化対象列とする
    請求項3記載の復号方法。
  6. 受信語の信頼度の大きさに従いソートし、その順番に行列のランク分対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(Belief propagation:BP)を行って信頼度を更新し、その更新された値に対して、再び上記動作を繰り返す復号装置であって、
    受信値の信頼度(LLR)の小さいシンボルに対応する列順に対角化されたパリティ検査行列を用いて信頼性伝播を行い、更新された信頼度に基づきこの動作を繰り返す内側繰り返し復号処理の際に、内側繰り返し二回目以降において、更新された列のうち信頼度の大きい列を対角化対象から外し、残りの信頼性の小さい一部の列に限定してパリティ検査行列の対角化を行う処理部を有する
    復号装置。
  7. 前記処理部は、
    内側繰り返し二回目以降において、今回の繰り返しで対角化対象から外れた列に対応する対象列が非零の要行は過去の要行リストから外し、前回の対角化後の行列を用いて、今回の繰り返しで新たに対角化対象となった列インデックスについてのみ対角化を行う
    請求項6記載の復号装置。
  8. 前記処理部は、
    内側繰り返し二回目以降において、対角化の対象となる列インデックスと対角化の対象とはならない列インデックスの入れ替えを限られた列同士に限定して行う
    請求項7記載の復号装置。
  9. 前記処理部は、
    内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスの信頼度が更新されて、新たにソートする際、その更新された信頼度の大きい列と、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度が小さい列を比較し、その内信頼度の小さい列を対角化対象に加え、信頼度の大きい列を対角化対象から外す
    請求項8記載の復号装置。
  10. 前記処理部は、
    内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスのうち更新された信頼度が大きい列を強制的に対角化対象から外し、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度の小さい列を強制的に新しい対角化対象列とする
    請求項8記載の復号装置。
  11. 受信語の信頼度の大きさに従いソートし、その順番に行列のランク分対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(Belief propagation:BP)を行って信頼度を更新し、その更新された値に対して、再び上記動作を繰り返す復号処理において、
    受信値の信頼度(LLR)の小さいシンボルに対応する列順に対角化されたパリティ検査行列を用いて信頼性伝播を行い、更新された信頼度に基づきこの動作を繰り返す内側繰り返し復号処理ステップで、
    内側繰り返し二回目以降において、更新された列のうち信頼度の大きい列を対角化対象から外し、残りの信頼性の小さい一部の列に限定してパリティ検査行列の対角化を行う処理を
    コンピュータに実行させるプログラム。
  12. 内側繰り返し二回目以降において、今回の繰り返しで対角化対象から外れた列に対応する対象列が非零の要行は過去の要行リストから外し、前回の対角化後の行列を用いて、今回の繰り返しで新たに対角化対象となった列インデックスについてのみ対角化を行う処理をコンピュータに実行させる
    請求項11記載のプログラム。
  13. 内側繰り返し二回目以降において、対角化の対象となる列インデックスと対角化の対象とはならない列インデックスの入れ替えを限られた列同士に限定して行う処理をコンピュータに実行させる
    請求項12記載のプログラム。
  14. 内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスの信頼度が更新されて、新たにソートする際、その更新された信頼度の大きい列と、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度が小さい列を比較し、その内信頼度の小さい列を対角化対象に加え、信頼度の大きい列を対角化対象から外す処理をコンピュータに実行させる
    請求項13記載のプログラム。
  15. 内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスのうち更新された信頼度が大きい列を強制的に対角化対象から外し、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度の小さい列を強制的に新しい対角化対象列とする処理をコンピュータに実行させる
    請求項13記載のプログラム。
JP2007000536A 2007-01-05 2007-01-05 復号方法および復号装置、並びにプログラム Expired - Fee Related JP4862657B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000536A JP4862657B2 (ja) 2007-01-05 2007-01-05 復号方法および復号装置、並びにプログラム
US11/959,551 US8103945B2 (en) 2007-01-05 2007-12-19 Decoding method and decoding apparatus as well as program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000536A JP4862657B2 (ja) 2007-01-05 2007-01-05 復号方法および復号装置、並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008167377A JP2008167377A (ja) 2008-07-17
JP4862657B2 true JP4862657B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=39696159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007000536A Expired - Fee Related JP4862657B2 (ja) 2007-01-05 2007-01-05 復号方法および復号装置、並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4862657B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103973315B (zh) * 2013-01-25 2019-01-18 中兴通讯股份有限公司 一种低密度奇偶校验码译码装置及其译码方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4138700B2 (ja) * 2004-05-31 2008-08-27 株式会社東芝 復号装置および復号回路
JP4595574B2 (ja) * 2005-02-07 2010-12-08 ソニー株式会社 復号装置および方法、並びにプログラム
JP2006238127A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Sony Corp 復号装置および方法、並びにプログラム
JP4519694B2 (ja) * 2005-03-29 2010-08-04 財団法人北九州産業学術推進機構 Ldpc符号検出装置及びldpc符号検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008167377A (ja) 2008-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101176433B1 (ko) 복호 장치 및 방법, 및 프로그램
USRE44421E1 (en) Decoding apparatus for low-density parity-check codes using sequential decoding, and method thereof
TWI508460B (zh) 用於解碼經編碼資料之方法及裝置
US8103945B2 (en) Decoding method and decoding apparatus as well as program
JP4412401B2 (ja) 復号装置、復号方法、受信装置、および記憶媒体再生装置
US8650451B2 (en) Stochastic stream decoding of binary LDPC codes
JP2006238127A (ja) 復号装置および方法、並びにプログラム
JP2009100222A (ja) 低密度パリティ検査符号の復号装置およびその方法
CN110233628B (zh) 极化码的自适应置信传播列表译码方法
Grinchenko et al. Improving performance of multithreshold decoder over binary erasure channel
CN104052499A (zh) 一种ldpc码的纠删译码方法及系统
JP4862657B2 (ja) 復号方法および復号装置、並びにプログラム
JP2009225325A (ja) 復号方法および復号装置、並びにプログラム
Fayyaz et al. A low-complexity soft-output decoder for polar codes
JP4910708B2 (ja) 復号装置および復号方法
JP5130715B2 (ja) データソート装置およびデータソート方法
KR101267756B1 (ko) 가변 부호화율 불규칙 반복 다상 누산 부호화 및 복호화 방법과 이를 위한 장치
TWI583141B (zh) 低密度奇偶檢查碼的解碼方法與解碼器
JP2008167378A (ja) 復号装置および復号方法
KR101268061B1 (ko) 다상-누산 코드를 이용한 부호화 방법 및 복호화 방법
JP2008205546A (ja) 復号方法および復号装置、並びにプログラム
JP4862658B2 (ja) 復号方法および復号装置、並びにプログラム
JP2008199149A (ja) 復号装置および復号方法
KR101267654B1 (ko) 가변 부호어 길이를 지원하는 불규칙 반복 다상 누산 부호화 및 복호화 방법과 이를 위한 장치
JP2008205547A (ja) 復号方法および復号装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111011

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111024

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees