JP4862657B2 - 復号方法および復号装置、並びにプログラム - Google Patents
復号方法および復号装置、並びにプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4862657B2 JP4862657B2 JP2007000536A JP2007000536A JP4862657B2 JP 4862657 B2 JP4862657 B2 JP 4862657B2 JP 2007000536 A JP2007000536 A JP 2007000536A JP 2007000536 A JP2007000536 A JP 2007000536A JP 4862657 B2 JP4862657 B2 JP 4862657B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diagonalization
- reliability
- column
- columns
- index
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Error Detection And Correction (AREA)
Description
このようにして行列Hのランク分対角化が行われた結果得られる新たなパリティ検査行列Hnewを用いて、信頼性伝播(BP)による信頼性の更新を行う。
信頼性伝播(BP)はタナーグラフのエッジに沿ってメッセージを行き来させることによって実現される。
行列の各列に対応するノードを可変(variable:バリアブル)ノード1、各行に対応するノードを検査(check:チェック)ノード2と呼ぶ。
この信頼性伝播(BP)によるLLRの更新は事前に用意された繰り返し停止条件を満たすまで、たとえば最大繰り返し数ItHに達成するまで繰り返される。
また、LLRを更新する列は、全ての列を対象とせずとも一部の列、たとえば対角化の対象となった列についてのみ行ってもよい。
これを内側繰り返し復号と呼ぶ。このLLRの更新は事前に用意された内側繰り返し復号停止条件SC1を満たすまで繰り返される。
これを外側繰り返し復号と呼ぶ。このLLR更新は事前に用意された外側繰り返し復号停止条件SC2を満たすまで繰り返される。
今、対象となる線形符号がReed−Solomon符号であった場合、繰り返し復号停止条件SC1、SC2として、たとえば以下のものが考えられる。
(B) 限界距離復号成功または繰り返し数t≧N、
(C) Koetter−Vardy軟判定リスト復号成功または繰り返し数t≧N。
また、復号方法として、たとえば以下のものが考えられる。
(b) 限界距離復号
(c) Koetter−Vardy軟判定リスト復号
変換した順序に応じてパリティ検査行列の対角化を行い(ST3)、このパリティ検査行列を用いて信頼性伝播(BP)を行う(ST4)。
次に、LLRを計算し(ST5)、計算したLLRの信頼性順を探索し(ST6)、復号を行い、復号語をリストへ追加する(ST7)。
そして、繰り返し復号停止条件N1,N2を満足するまで以上の処理を繰り返す(ST8、ST9)。
そして、復号語を1つ選択する(ST10)。
しかし、このソート装置をどうやって実現するかについては特に提案されていない。
さらにまた、ソートの方法には、選択整列法、挿入整列法、シェルソートなど様々な方法がある。
以上から、上記制約条件やABP復号特有の特徴に適したソート装置とその方法を決めることは簡単ではない。
このH1を利用して信頼性伝播(BP)を行う。この場合、対角化対象となった128列のみ信頼度を更新する。繰り返し二回目以降も同様に、更新信頼度をソートし直し、信頼度の小さい128列についてパリティ検査行列Hを対角化し、信頼性伝播(BP)を行うことを繰り返す。
たとえば、RS(240,188)を想定し、内側繰り返し復号を装置で実現することを想定した場合、内側繰り返し数を10回、LLRの更新を対角化対象となった列128列にのみ限定し、信頼性伝播(BP)の繰り返し数を1回にする条件において、ABP復号するための必要なクロックサイクル数は、次のようになる。
T1は、次式で示すようなクロックサイクル数が必要となる。
しかし、繰り返し二回目以降は、前繰り返しの信頼性伝播(BP)により、毎クロックサイクル1列ずつ更新された信頼度をソート装置に入力すれば、信頼性伝播(BP)とソートはほぼ同時に行うことが可能なためTsort2=0とすることができる。つまり、T2は次のようになる。
ABP復号は、リードソロモン(Read−Solomon:RS)符号やBCH符号、その他低密度でないパリティ検査行列を持つ線形符号に対する復号法であり、ある伝送路から符号語を受信すると、その受信語をより信頼できる値に更新する。
ここで言う畳み込み符号の軟出力復号とは、たとえばBCJRアルゴリズムやSOVAによる復号のことである。
ABP復号器16においては、ABPによる信頼性の更新後、硬判定後限界距離復号、リスト復号、もしくは、軟値をそのまま入力として軟判定リスト復号を行う。
この復号器20は、図5に示すように、ABP復号部21、限界距離(BD)復号部22、受信信頼度(LLR)保持部23、およびMAP復号部24を有している。
なお、ソート部32および対角化部33により、本実施形態に係る処理部が構成される。
列インデックスS31は、入力された受信LLRの符号語の始まりからカウンタで0、1、2、3、、とカウントアップされた値を生成し利用する。
ソート入力選択部31で、初回は、列インデックスS31と受信LLRS32を選択し、繰り返し二回目以降は信頼性伝播(BP)後、更新LLRS40とその列インデックスS39を選択する。
次に、信頼度の低いシンボルに対応する列より順に、対角化部33でパリティ検査行列の対角化を行う。
最後に、対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(BP)を行うことにより、値が更新される。
更新された値に対して、再びソート、対角化、信頼性伝播(BP)を行う。繰り返し数が予め決められており、その繰り返し数だけこれを繰り返す。
図7は、本発明の第1の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図である。
書込みデータ選択部325は、入力時に入力インデックスS43を、出力時にインデックスメモリ321の読出しインデックスS47を選択するように制御される。
ここでは、ソート部32において、符号長n=6、情報長k=3、符号化率r=1/2の符号で、3×6-行列Hをパリティ検査行列として持つような線形符号Cを復号する場合を考える。この場合、ソート部32では、入力をソートした後、対角化対象列3列のインデックスを出力する。
入力データS41と入力インデックスS43が入力完了すると、データの大きさ順に並びなおされた列インデックスが出力列インデックスとして読み出される。入力データS41は、LLRの絶対値どうしを比較するので、入力後絶対値に直されるものとする。
データS41、インデックスS43が入力された時は、これらをインデックスメモリ321、バケツメモリ322に書き込む作業を行う。
まず、バケツメモリ322の初期値として存在しないインデックスを保持しておく。この場合は、列インデックスが0〜5まで存在するとして、存在しないインデックスは6としておく。入力が開始されると、入力データS41を読出しアドレスS44としてバケツメモリ322から読み出したインデックスS45を、入力インデックスS43をアドレスS46としてインデックスメモリ321に書き込む。
また、入力データS41をアドレスS44として入力インデックスS43をバケツメモリ322に書込む。入力として、データS41={2,0,1,2,1,2}、インデックスS43={0,1,2,3,4,5}が入力されるとすると、入力完了後、データソート装置32Aは、図8に示すようになる。
まず、図9に示すように、データ0のインデックスの読出しを開始する。バケツメモリ322から1を読出し、これを出力する。出力データが存在しないインデックス6ではないので、データ0のインデックスの読出しを続ける。
次に、図10に示すように、まず、出力インデックスS48である1をアドレスとして、インデックスメモリ321から6を読み出す。さらに、読出した6をバケツメモリ3222のアドレス0に書き込む。これにより、既に出力されたインデックスについては、インデックス順の系列から外れることになる。また、出力インデックスS48に存在しないインデックス6が読み出されたので、次からデータ1のインデックスを読み出す。
次に、図11に示すように、読出しデータ1を指定する。出力インデックスS48に4が読み出される。
次に、図12に示すように、出力インデックスS48に2が読み出される。また、バケツメモリ322のアドレス1に読出したインデックスS47として2が書き込まれる。
既に3列読み出されたのでこの時点で出力は完了するが、最後に図13に示すように、バケツメモリ322のアドレス1に読出しインデックスS47として6を書き込んでおく。これによりメモリ内部のインデックス順の情報の更新も完了する。
以上の操作により、対角化部33に出力されたインデックスS48={1,4,2}のデータ情報は既にメモリ内のインデックス系列のリストから外れたことになる。
二回目の繰り返し入力の時点で、メモリに格納されている列インデックスは、図13と同様に図14に示すようになる。二回目の繰り返しの入力は、データS41={1,0,2}、インデックスS43={1,4,2}と入力された場合を考える。
繰り返しを重ねても、常にインデックスを出力するたびに上記の通りバケツメモリ112を更新すれば、LLRが更新された一部のインデックスのみ入力される場合に適応できる。
次に、さらに実用に即したABP復号を実現するための動作周波数を実現可能な構成について考察する。
この新しい対角化対象4列について、前繰り返しで対角化された後のパリティ検査行列に対して対角化を行う。
このとき、今回新しく対角化対象から外れた列に対応する要行は、既要行リストからは外す。そして、そのパリティ検査行列を用いて信頼性伝播(BP)を行う。以降の繰り返しではこれを繰り返す。
RS(204,188)を想定し、内側繰り返し復号を装置で実現することを想定した場合、内側繰り返し数を10回、LLRの更新を対角化対象となった列128列にのみ限定し信頼性伝播(BP)を1回にする条件において、ABP復号するための必要なクロックサイクル数は、次のようになる。
T1は、次式で示すようなクロックサイクル数が必要となる。
繰り返し二回目以降は、LLRが更新される列インデックスが128列である。まず、これをソートする。次にこの128列のうちLLRの大きい数列と、前繰り返しの際に対角化対象から外れた中でLLRが小さい数列、ここでは共に4列とし、この4列同士の入れ替えを行う。
この入れ替えは計8列のうちLLRの小さい4列を選び直してもよいし、強制的に入れ替え、つまり前繰り返しの際に対角化対象から外れた中でLLRが小さい4列を新たな対角化対象に加えてもよい。
今回は強制的に入れ替えるとし、Tsort2=0とする。また、後段のパリティ検査行列の対角化においては、前繰り返しで対角化されたパリティ検査行列を利用し、今回新たに対角化対象列になった4列に対してのみ基本変形を行う。このとき、今回新たに対角化対象列から外れた4列については、それに対応する要行は、過去要行になった行リストからは外し、今回新たに対角化対象列になった4列に対応する要行になることができる。
なお、ABP復号器を二つならべて一符号語毎に入力を入れ替えてABP復号器に挿入すれば、さらに320/2=160[MHz]まで動作周波数を抑えることができる。さらに、ソートのみ二つ並べれば、符号語が入力されてから初めの1632クロックサイクルのうちに、前入力符号語のABP復号が完了していればよいので、次のように、動作周波数を128[MHz]まで抑えることができる。
図19は、本発明の第2の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図である。
その後、後段の対角化部33で128列の対角化を行う必要があるので、対角化対象列を4列毎に図21、図22、図23に示すように出力する。
また、次の繰り返しのために、図24に示すように、129列〜132列も対角化4列メモリ329に前もって保持しておく。
図25に示すように、ソート部32に1列〜128列のインデックスが入力され、この中から今回新しく対角化対象から外れる4列を選ぶ。つまり、1列から順に入力されそのLLRを比較し、LLRの絶対値が最も大きい4つを常にメモリ327に保持する。
128列の入力が完了すれば、図26に示すように、今回新しく対角化対象から外れた4列メモリからLLRS53とその列インデックスS54をソートコア部32Aへ出力する。これにより、LLRの順に、今回対角化対象から外れた1504列がLLR順に並べ直され、ソートコア部32Aに保持される。
この際、後段の対角化部33におけるパリティ検査行列の対角化においては、前繰り返しで対角化されたパリティ検査行列を利用し、今回新たに対角化対象列になった4列に対してのみ基本変形を行う。このとき、今回新たに対角化対象列から外れた4列については、それに対応する要行は、過去要行になった行リストからは外し、今回新たに対角化対象列になった4列に対応する要行になることができる。
また、さらに、128列のうち何番目のデータが対角化回路から外れたのかについても、上書き位置として後段の対角化回路に出力してもよい。
また、図27示すように、次の繰り返しの時のために、123列〜132列を対角化4列メモリ329に前もって出力し保持させておく。
今回は簡単のため、以下の4×6-行列Hを、繰り返し一回目において第1、2、3、4列について対角化を行った後、繰り返し二回目において第5、6列について対角化する例を考える。
このとき、新しく対角化対象から外れる二列を第2、3列とすると、対応する要行は第3、4行なので、新しく第3、4行は要になることができる。
まず、第5列について次のように基本変形する。
以下、本第2の実施形態に係る対角化部の具体的な構成例および動作について、図28〜図40に関連付けて説明する。
図28〜図40は、繰り返し二回目以降の具体的な対角化部の構成および動作を示している。
図28〜図36は、パリティ検査行列の対角化フェーズを、図37〜図40は、信頼性伝播(BP)のための対角化対象列とそれに対応する要行を出力するフェーズである。
要列・行インデックスメモリ339には、対角化対象列とそれに対応する要行インデックスが保持されている。
行列Hを第1、2、3、4列について対角化し終わった後に、図28に示すように、行列メモリ332には対角化された行列、行インデックスメモリ331には、行インデックスが保持される。
行インデックスメモリ331の読出し行インデックス保持部3311のインデックスの並びは、要探索、掃き出し回路で要になった行のインデックスをアドレスの後ろに書き込み、そうでない行のインデックスは先頭アドレスから順にインデックスを書き込んだ結果、図のようになっている。
さらに、要列・行インデックスメモリ339には、対角化対象列とそれに対応する要行インデックスが保持される。
つまり、入力として、新しく要行になれる行インデックスS60={3,4}、新しい対角化対象列インデックスS72={5,6}、上書き位置S73={2,3}と入力される。上書き位置は、要列・行インデックスメモリ339のどのアドレスに新しい対角化対象列とそれに対応する要行を書き込めばよいかを表す。
また、第1要探索、掃き出し回路333に対角化対象列5が設定される。新しく要になれる行インデックスS60である3が入力されると、これが行列メモリ332に読み込まれ、パリティ検査行列第3行S63が出力される。
このパリティ検査行S63は、まず第1要探索、掃き出し回路333へ送られ、対象列が非零なら要とし、その行を内部に保持し、要が見つかった後は入力される行に対して掃き出しを行う。
また、第2要探索、掃き出し回路336に対角化対象列6が設定される。新しく要になれる行インデックスS60である4が入力されると、これが行列メモリ332に読み込まれ、パリティ検査行列第4行S63が出力される。
このパリティ検査行S63は、まず第1要探索、掃き出し回路333へ送られ、対象列が非零なら要とし、その行を内部に保持、要が見つかった後は入力される行に対して掃き出しを行う。第2要探索、掃き出し回路336においても、同様の動作が行われる。
それに加えて、図31に示すように、要列・行インデックスメモリ339には、今回第5列の要行として書込み行インデックス3と要フラグ1が到来するので、要列・行インデックスメモリ339には、要列5に対して要行3が書き込まれる。
図32に示すように、要列・行インデックスメモリ339には、今回第6列の要行として書込み行インデックス4と要フラグ1が到来するので、要列・行インデックスメモリ339には、要列6に対して要行4が書き込まれる。
以降、図33、図34、図35、図36のように、同様に要探索、掃き出しが行われ、これが完了する。
たとえば、図37に示すように、要列・行インデックスメモリ339の先頭アドレスから、列インデックスS74である1と、行インデックスS74である2が読み出され、出力としては、列インデックスS76と、行インデックスS74により読み出された行S75が出力される。
このシミュレーションモデル40は、図41に示すように、RS符号化器41、BPS変調器42、AWGNチャネル43、BPSK復調器44、およびABP復号器45を有する。
図42は、シミュレーション結果を示す図である。
図42は、RS(204,188)を想定した場合のフレームエラーレート(Frame Error Rate)を示す図であって、Aで示す曲線が既存手法の復号性能を示し、Bで示す曲線が本実施形態に手法における復号性能を示している。
また、このようなプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体、この記録媒体をセットしたコンピュータによりアクセスし上記プログラムを実行するように構成可能である。
Claims (15)
- 受信語の信頼度の大きさに従いソートし、その順番に行列のランク分対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(Belief propagation:BP)を行って信頼度を更新し、その更新された値に対して、再び上記動作を繰り返す復号方法であって、
受信値の信頼度(LLR)の小さいシンボルに対応する列順に対角化されたパリティ検査行列を用いて信頼性伝播を行い、更新された信頼度に基づきこの動作を繰り返す内側繰り返し復号処理ステップを有し、
前記内側繰り返し復号処理ステップにおいて、
内側繰り返し二回目以降において、更新された列のうち信頼度の大きい列を対角化対象から外し、残りの信頼性の小さい一部の列に限定してパリティ検査行列の対角化を行う
復号方法。 - 内側繰り返し二回目以降において、今回の繰り返しで対角化対象から外れた列に対応する対象列が非零の要行は過去の要行リストから外し、前回の対角化後の行列を用いて、今回の繰り返しで新たに対角化対象となった列インデックスについてのみ対角化を行う
請求項1記載の復号方法。 - 内側繰り返し二回目以降において、対角化の対象となる列インデックスと対角化の対象とはならない列インデックスの入れ替えを限られた列同士に限定して行う
請求項2記載の復号方法。 - 内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスの信頼度が更新されて、新たにソートする際、その更新された信頼度の大きい列と、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度が小さい列を比較し、その内信頼度の小さい列を対角化対象に加え、信頼度の大きい列を対角化対象から外す
請求項3記載の復号方法。 - 内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスのうち更新された信頼度が大きい列を強制的に対角化対象から外し、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度の小さい列を強制的に新しい対角化対象列とする
請求項3記載の復号方法。 - 受信語の信頼度の大きさに従いソートし、その順番に行列のランク分対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(Belief propagation:BP)を行って信頼度を更新し、その更新された値に対して、再び上記動作を繰り返す復号装置であって、
受信値の信頼度(LLR)の小さいシンボルに対応する列順に対角化されたパリティ検査行列を用いて信頼性伝播を行い、更新された信頼度に基づきこの動作を繰り返す内側繰り返し復号処理の際に、内側繰り返し二回目以降において、更新された列のうち信頼度の大きい列を対角化対象から外し、残りの信頼性の小さい一部の列に限定してパリティ検査行列の対角化を行う処理部を有する
復号装置。 - 前記処理部は、
内側繰り返し二回目以降において、今回の繰り返しで対角化対象から外れた列に対応する対象列が非零の要行は過去の要行リストから外し、前回の対角化後の行列を用いて、今回の繰り返しで新たに対角化対象となった列インデックスについてのみ対角化を行う
請求項6記載の復号装置。 - 前記処理部は、
内側繰り返し二回目以降において、対角化の対象となる列インデックスと対角化の対象とはならない列インデックスの入れ替えを限られた列同士に限定して行う
請求項7記載の復号装置。 - 前記処理部は、
内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスの信頼度が更新されて、新たにソートする際、その更新された信頼度の大きい列と、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度が小さい列を比較し、その内信頼度の小さい列を対角化対象に加え、信頼度の大きい列を対角化対象から外す
請求項8記載の復号装置。 - 前記処理部は、
内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスのうち更新された信頼度が大きい列を強制的に対角化対象から外し、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度の小さい列を強制的に新しい対角化対象列とする
請求項8記載の復号装置。 - 受信語の信頼度の大きさに従いソートし、その順番に行列のランク分対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(Belief propagation:BP)を行って信頼度を更新し、その更新された値に対して、再び上記動作を繰り返す復号処理において、
受信値の信頼度(LLR)の小さいシンボルに対応する列順に対角化されたパリティ検査行列を用いて信頼性伝播を行い、更新された信頼度に基づきこの動作を繰り返す内側繰り返し復号処理ステップで、
内側繰り返し二回目以降において、更新された列のうち信頼度の大きい列を対角化対象から外し、残りの信頼性の小さい一部の列に限定してパリティ検査行列の対角化を行う処理を
コンピュータに実行させるプログラム。 - 内側繰り返し二回目以降において、今回の繰り返しで対角化対象から外れた列に対応する対象列が非零の要行は過去の要行リストから外し、前回の対角化後の行列を用いて、今回の繰り返しで新たに対角化対象となった列インデックスについてのみ対角化を行う処理をコンピュータに実行させる
請求項11記載のプログラム。 - 内側繰り返し二回目以降において、対角化の対象となる列インデックスと対角化の対象とはならない列インデックスの入れ替えを限られた列同士に限定して行う処理をコンピュータに実行させる
請求項12記載のプログラム。 - 内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスの信頼度が更新されて、新たにソートする際、その更新された信頼度の大きい列と、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度が小さい列を比較し、その内信頼度の小さい列を対角化対象に加え、信頼度の大きい列を対角化対象から外す処理をコンピュータに実行させる
請求項13記載のプログラム。 - 内側繰り返し二回目以降において、前繰り返しの際に対角化対象となった列インデックスのうち更新された信頼度が大きい列を強制的に対角化対象から外し、前繰り返しの際の対角化対象から外れた列インデックスのうち信頼度の小さい列を強制的に新しい対角化対象列とする処理をコンピュータに実行させる
請求項13記載のプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007000536A JP4862657B2 (ja) | 2007-01-05 | 2007-01-05 | 復号方法および復号装置、並びにプログラム |
US11/959,551 US8103945B2 (en) | 2007-01-05 | 2007-12-19 | Decoding method and decoding apparatus as well as program |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007000536A JP4862657B2 (ja) | 2007-01-05 | 2007-01-05 | 復号方法および復号装置、並びにプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008167377A JP2008167377A (ja) | 2008-07-17 |
JP4862657B2 true JP4862657B2 (ja) | 2012-01-25 |
Family
ID=39696159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007000536A Expired - Fee Related JP4862657B2 (ja) | 2007-01-05 | 2007-01-05 | 復号方法および復号装置、並びにプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4862657B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103973315B (zh) * | 2013-01-25 | 2019-01-18 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种低密度奇偶校验码译码装置及其译码方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4138700B2 (ja) * | 2004-05-31 | 2008-08-27 | 株式会社東芝 | 復号装置および復号回路 |
JP4595574B2 (ja) * | 2005-02-07 | 2010-12-08 | ソニー株式会社 | 復号装置および方法、並びにプログラム |
JP2006238127A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Sony Corp | 復号装置および方法、並びにプログラム |
JP4519694B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2010-08-04 | 財団法人北九州産業学術推進機構 | Ldpc符号検出装置及びldpc符号検出方法 |
-
2007
- 2007-01-05 JP JP2007000536A patent/JP4862657B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008167377A (ja) | 2008-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101176433B1 (ko) | 복호 장치 및 방법, 및 프로그램 | |
USRE44421E1 (en) | Decoding apparatus for low-density parity-check codes using sequential decoding, and method thereof | |
TWI508460B (zh) | 用於解碼經編碼資料之方法及裝置 | |
US8103945B2 (en) | Decoding method and decoding apparatus as well as program | |
JP4412401B2 (ja) | 復号装置、復号方法、受信装置、および記憶媒体再生装置 | |
US8650451B2 (en) | Stochastic stream decoding of binary LDPC codes | |
JP2006238127A (ja) | 復号装置および方法、並びにプログラム | |
JP2009100222A (ja) | 低密度パリティ検査符号の復号装置およびその方法 | |
CN110233628B (zh) | 极化码的自适应置信传播列表译码方法 | |
Grinchenko et al. | Improving performance of multithreshold decoder over binary erasure channel | |
CN104052499A (zh) | 一种ldpc码的纠删译码方法及系统 | |
JP4862657B2 (ja) | 復号方法および復号装置、並びにプログラム | |
JP2009225325A (ja) | 復号方法および復号装置、並びにプログラム | |
Fayyaz et al. | A low-complexity soft-output decoder for polar codes | |
JP4910708B2 (ja) | 復号装置および復号方法 | |
JP5130715B2 (ja) | データソート装置およびデータソート方法 | |
KR101267756B1 (ko) | 가변 부호화율 불규칙 반복 다상 누산 부호화 및 복호화 방법과 이를 위한 장치 | |
TWI583141B (zh) | 低密度奇偶檢查碼的解碼方法與解碼器 | |
JP2008167378A (ja) | 復号装置および復号方法 | |
KR101268061B1 (ko) | 다상-누산 코드를 이용한 부호화 방법 및 복호화 방법 | |
JP2008205546A (ja) | 復号方法および復号装置、並びにプログラム | |
JP4862658B2 (ja) | 復号方法および復号装置、並びにプログラム | |
JP2008199149A (ja) | 復号装置および復号方法 | |
KR101267654B1 (ko) | 가변 부호어 길이를 지원하는 불규칙 반복 다상 누산 부호화 및 복호화 방법과 이를 위한 장치 | |
JP2008205547A (ja) | 復号方法および復号装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110719 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110912 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111011 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111024 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |