JP5130715B2 - データソート装置およびデータソート方法 - Google Patents

データソート装置およびデータソート方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5130715B2
JP5130715B2 JP2007000534A JP2007000534A JP5130715B2 JP 5130715 B2 JP5130715 B2 JP 5130715B2 JP 2007000534 A JP2007000534 A JP 2007000534A JP 2007000534 A JP2007000534 A JP 2007000534A JP 5130715 B2 JP5130715 B2 JP 5130715B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
index
data
address
read
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007000534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008165712A (ja
Inventor
真紀子 山本
諭志 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2007000534A priority Critical patent/JP5130715B2/ja
Priority to US11/959,551 priority patent/US8103945B2/en
Publication of JP2008165712A publication Critical patent/JP2008165712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5130715B2 publication Critical patent/JP5130715B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

本発明は、たとえば代数的手法を用いた誤り訂正符号技術を実現するための回路およびプログラム記憶媒体に関して適用されるデータソート装置およびデータソート方法に関するものである。
代数幾何符号、たとえばリードソロモン(Reed−Solomon)符号やその部分体部分符号としてのBCH符号には、その代数的性質を利用した、性能・計算コスト共に良い復号法が知られている。
たとえば、符号長n、情報長k、定義体GF(q)(q=p,p:素数)、最小距離d=n−kのReed−Solomon符号をRS(n,k)とすると、硬判定受信語をハミング(Hamming)距離が最小の符号語に復号する最小距離復号(通常復号)はt<d/2を満たすt個の誤りシンボルの訂正を保証するものとして良く知られている。
また、グルスワミ−スーダン(Guruswami−Sudan)によるリスト復号(以下G−Sリスト復号)は、t<√nkを満たすt個の誤りシンボルの訂正を保証している(非特許文献1参照)。
Guruswami−Sudanのリスト復号の拡張版として軟判定受信語を用いたコータ−バルディ(Koetter−Vardy)によるリスト復号(以下K−Vリスト復号)は、Guruswami−Sudan同様に(1)受信情報から各シンボルの信頼性を算出、(2)信頼性から2変数多項式補間条件の抽出、(3)2変数多項式の補間、(4)補間多項式の因数分解を行い復号語りスト作成、の4つの手順により構成され、硬判定復号時に比べてより高い性能を持つことが知られている(非特許文献2参照)。
また、リエンコード(Re−encode)により、その計算コストも現実的な範囲まで削減できることが知られている(非特許文献3参照)。
一方、線形符号としては、信頼性伝播(belief propagation:BP)を用いた繰り返し復号により限界性能に近い高性能を得られる低密度パリティ検査符号(Low density parity−check code,LDPC符号)が昨今注目されている(非特許文献4参照)。
LDPC符号に用いられる信頼性伝播(BP)は、一般に低密度なパリティ検査行列を持つ線形符号にしか有効でないことが理論的に知られており、また、Reed−Solomon符号やBCH符号のパリティ検査行列を低密度化することはNP−hardであることが知られている(非特許文献5参照)。
よって、Reed−Solomon符号やBCH符号に信頼性伝播(BP)を適用することは困難であるとされてきた。
しかし、2004年、受信語の信頼性に応じて対角化を行ったパリティ検査行列を用いてReed−Solomon符号やBCH符号、その他低密度でないパリティ検査行列を持つ線形符号への信頼性伝播(BP)の適用が効果的であることがナラヤナン(Narayanan)等によって紹介された(非特許文献6参照)。
この手法は、適応的信頼性伝播(ABP:Adaptive Belief Propagation)復号と呼ばれる。以下、このABP復号法について説明する。
たとえば、符号長n=6、情報長k=3、符号化率r=1/2の符号で、以下の3×6行列Hをパリティ検査行列として持つような線形符号Cを考える。
Figure 0005130715
符号空間Cは、次のように表される。
Figure 0005130715
ある符号語があるチャネル、たとえばBPSK変調+AWGNチャネル(Additive White Gaussian Noiseチャネル)を通った後、次のような受信語rとして受信機が受け取ったとする。
Figure 0005130715
このとき、受信値の各絶対値の大きさは受信語の信頼性の高さを表す。つまり、信頼性の低い順に番号をつけると以下のようになる。
Figure 0005130715
次に、信頼性の低いシンボルに対応する列より順にパリティ検査行列Hの対角化を行う。この例においては、信頼性の低いシンボルに対応する列は順に第3列、第5列、第1列、第4または第6列、第2列となるので、その優先順位に従ってHの対角化を行う。
Figure 0005130715
Figure 0005130715
Figure 0005130715
対角化を試みた列がそれ以前に対角化した列と線形従属であった場合は、その列はそのまま残し、次の順位の列で対角化を試みる。
このようにして行列Hのランク分対角化が行われた結果得られる新たなパリティ検査行列Hnewを用いて、信頼性伝播(BP)による信頼性の更新を行う。
図1はパリティ検査行列Hnewに対応するタナーグラフである。
信頼性伝播(BP)はタナーグラフのエッジに沿ってメッセージを行き来させることによって実現される。
行列の各列に対応するノードを可変(variable:バリアブル)ノード1、各行に対応するノードを検査(check:チェック)ノード2と呼ぶ。
i番目のバリアブルノードからj番目のチェックノードへのメッセージをQi,j、j番目のチェックノードからi番目のバリアブルノードへのメッセージをRi,j、さらにi番目のバリアブルノードに連接するチェックノードのインデックス集合をJ(i)、j番目のチェックノードに連接するバリアブルノードのインデックス集合をI(j)とした場合、それぞれの更新式は以下のようになる。
Figure 0005130715
ここで、θはバーティカルステップダンピングファクタ(vertical step damping factor)と呼ばれる係数を示し、0<θ≦1なる条件を満足する。Qi,jの初期値はrjが設定され、外部情報(extrinsic information)Λ 更新は次式により行われる。
Figure 0005130715
さらに、各符号ビットのLLRΛ の更新は、次式により行われる。
Figure 0005130715
ここで、α1は適応的信頼性伝播ダンピングファクタ(adaptive belief propagation damping factor)と呼ばれる係数を示し、0<α1≦1なる条件を満足する。
この信頼性伝播(BP)によるLLRの更新は事前に用意された繰り返し停止条件を満たすまで、たとえば最大繰り返し数Itに達成するまで繰り返される。
また、LLRを更新する列は、全ての列を対象とせずとも一部の列、たとえば対角化の対象となった列についてのみ行ってもよい。
信頼性伝播(BP)によって更新されたLLRの信頼性を用いて、つまり、LLRの絶対値の大きさを信頼性として、信頼性の低いシンボルに対応する列順に対角化を行うことにより、新たな信頼性伝播(BP)による繰り返し復号を行うことができる。
これを内側繰り返し復号と呼ぶ。このLLRの更新は事前に用意された内側繰り返し復号停止条件SC1を満たすまで繰り返される。
さらに、パリティ検査行列の列の対角化優先順位の初期値として、受信値の信頼性順以外の順位を複数用意する。複数の順位を用いて、シリアルもしくはパラレルに繰り返し内側繰り返し復号を行う。
これを外側繰り返し復号と呼ぶ。このLLR更新は事前に用意された外側繰り返し復号停止条件SC2を満たすまで繰り返される。
以上のABP(adaptive belief propagation)手順により繰り返し更新されたLLRを入カとして、復号器により復号を行う。
今、対象となる線形符号がReed−Solomon符号であった場合、繰り返し復号停止条件SC1、SC2として、たとえば以下のものが考えられる。
(A) H・d == 0または繰り返し数t≧N、
(B) 限界距離復号成功または繰り返し数t≧N、
(C) Koetter−Vardy軟判定リスト復号成功または繰り返し数t≧N。
ここで、d=(d,d,・・・,d)はΛの硬判定結果、d={Λ >0なら1,Λ ≦0なら0}であり、Nは事前に決めた最大繰り返し回数である。
また、復号方法として、たとえば以下のものが考えられる。
(a) 硬判定復号
(b) 限界距離復号
(c) Koetter−Vardy軟判定リスト復号
図2は、ABP復号法を用いた繰り返し復号のフローチャートである。
受信語の信頼性順の探索を行い(ST1)、順序変換を行う(ST2)。
変換した順序に応じてパリティ検査行列の対角化を行い(ST3)、このパリティ検査行列を用いて信頼性伝播(BP)を行う(ST4)。
次に、LLRを計算し(ST5)、計算したLLRの信頼性順を探索し(ST6)、復号を行い、復号語をリストへ追加する(ST7)。
そして、繰り返し復号停止条件N1,N2を満足するまで以上の処理を繰り返す(ST8、ST9)。
そして、復号語を1つ選択する(ST10)。
V.Guruswami,M.Sudan,Improve decoding of Reed−Solomon and Algebraic−Geometry codes,IEEE Transactions on Information Theory,vol.45,pp.1757−1767,1999 R.Koetter,A.Vardy,Algebraic soft−decision decoding of Reed−Solomon codes,IEEE Transactions on Information Theory,2001 R.Koetter,J.Ma,A.Vardy,A,Ahmed,Effcient Interpolation and Factorization in Algebraic Soft−Decision Decoding of Reed−Solomon codes,Proceedings of ISIT2003 D.MacKay,Good Error−Correcting Codes Based on Very Sparse Matrices,IEEE Transactions on Information Theory,1999 Berlekamp,R.McEliece,H.van Tilborg,On the inherent intractability of certain coding problems,IEEE Transactions on Information Theory,vol.24,pp.384−386,May,1978)。 Jing Jiang,K.R.Narayan,Soft Decision Decoding of RS Codes Using Adaptive Parity Check Matrices,Proceeding of IEEE International Symposium on Information Theory 2004
ところで、上述技術では、受信LLRの大きさ順に列インデックスをソートする作業、および信頼性伝播(BP)によって更新されたLLRを用いて再び列インデックスをソートしなおす作業を行うソート装置が必要となる。
しかし、このソート装置をどうやって実現するかについては特に提案されていない。
また、ソートを行った後に、後段の対角化装置が望むタイミングで列インデックスを出力する必要や、更新されたLLRをソートする際に、一部の列のみLLRが更新され、更新されたインデックスのみ入力される場合は、更新前のソートされたインデックス順の中にLLRが更新されたインデックスを反映していく必要があるなど、様々な制約条件がある。
さらに、インデックスをソートする場合、LLRが同じインデックスについてはその入力順は特に気にする必要がないといったABP復号特有の特徴がある。
さらにまた、ソートの方法には、選択整列法、挿入整列法、シェルソートなど様々な方法がある。
以上から、上記制約条件やABP復号特有の特徴に適したソート装置とその方法を決めることは簡単ではない。
本発明は、より少ない計算量で高速に、かつ小さい回路規模で受信値の信頼度等のソートを的確に行うことが可能なデータソート装置およびデータソート方法を提供することにある。
本発明の第1の観点は、複数のインデックスと当該インデックスと1対1対応するデータが入力され、インデックスをデータの種類、大きさに基づきソートするデータソート装置であって、アドレスが所定のデータに対応し、各アドレスに当該データに対応するインデックスを保持するバッファと、インデックスをアドレスとして指定すると、データが同じ大きさである別のインデックスを保持しているインデックスメモリと、を有し、複数のインデックスがデータと共に入力された後、所定データに対応する前記バッファのアドレスからインデックスを読出して取得し、当該バッファから読み出したインデックスをアドレスとして前記インデックスメモリから読み出されたインデックスを取得し、当該インデックスメモリから読み出したインデックスをアドレスとして利用することを繰り返して連続的に同じ種類、大きさのインデックスを取得する機能を有し、データの大きさの順に前記バッファのアドレスと対応付け、データに対応するインデックスの書き込みが終了した後に、前記バッファのアドレス順に同じ大きさのデータに対応するインデックスを読み出すことで、データの大きさ順にソーティングされたインデックス系列を取得する機能を有する
本発明の第2の観点は、複数のインデックスと当該インデックスと1対1対応するデータが入力され、インデックスをデータの種類、大きさに基づきソートするデータソート方法であって、アドレスが所定のデータに対応し、各アドレスに当該データに対応するインデックスを保持するバッファと、インデックスをアドレスとして指定すると、データが同じ大きさである別のインデックスを保持しているインデックスメモリと、を用い、複数のインデックスがデータと共に入力された後、所定データに対応する前記バッファのアドレスからインデックスを読出して取得し、当該バッファから読み出したインデックスをアドレスとして前記インデックスメモリから読み出されたインデックスを取得し、当該インデックスメモリから読み出したインデックスをアドレスとして利用することを繰り返して連続的に同じ種類、大きさのインデックスを取得し、上記インデックスを取得するに際し、データの大きさの順に前記バッファのアドレスと対応付け、データに対応するインデックスの書き込みが終了した後に、前記バッファのアドレス順に同じ大きさのデータに対応するインデックスを読み出すことで、データの大きさ順にソーティングされたインデックス系列を取得する
本発明によれば、たとえば入力データおよび入力インデックスをインデックスメモリに書きこむ際、その入力データを読出しアドレスとしてバッファから読み出したインデックスを、入力インデックスをアドレスとしてインデックスメモリに書き込む。
また、バッファの初期値として存在しないインデックスを保持しておく。ソートが完了すると、ある同じ大きさのデータ群を読み出す時は、バッファの対応するアドレスからインデックスを読出し、それをアドレスとしてインデックスメモリに与え、存在しないインデックスにたどりつくまで連続的に読み出したインデックスをアドレスとしてインデックスを読出すことを繰り返す。
データ順に全ての入力インデックスを読出す時は、たとえばバッファのアドレス0のインデックスをアドレスとしてインデックスメモリからインデックスを読出し、同様にインデックスを連続的に取得し、存在しないインデックスにたどり付けば、次のバッファのアドレスのインデックスに移って同様の操作をバッファの最後まで行えばよい。
以上でデータのソートは実現される。これにより、同じデータ群が既にバッファに格納されているかをその都度調べる必要がない。
本発明によれば、より少ない計算量で高速に、かつ小さい回路規模で受信値の信頼度等のソートを的確に行うことができる利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
本発明の実施形態に係るソート装置は、代数的手法を用いた誤り訂正符号技術を実現するための回路、たとえば適応的信頼性伝播(Adaptive Belief Propagation:ABP)復号器に応用できる。
ABP復号は、リードソロモン(Read−Solomon:RS)符号やBCH符号、その他低密度でないパリティ検査行列を持つ線形符号に対する復号法であり、ある伝送路から符号語を受信すると、その受信語をより信頼できる値に更新する。
以下、ABP復号におけるソート装置のシステム上の位置づけについて説明した後、本実施形態に係るソート装置の具体的な構成および機能について説明する。
図3は、デジタル信号受信機、たとえばデジタルテレビなどの誤り訂正システムにABP復号器を用いた通信システムの構成例を示す図である。
本通信システム10は、図3に示すように、RS符号化器11、インタリーバ12、畳み込み符号器13、畳み込み符号の軟出力復号器14、デインタリーバ15、RS符号の既知情報付きABP繰り返し復号器16、およびチャネル17を有する。
本通信システム10では、RS符号化、畳み込み符号化された送信語に対して、畳み込み符号の軟出力復号をした後にABP復号を行っている。
ここで言う畳み込み符号の軟出力復号とは、たとえばBCJRアルゴリズムやSOVAによる復号のことである。
ABP復号器16においては、ABPによる信頼性の更新後、硬判定後限界距離復号、リスト復号、もしくは、軟値をそのまま入力として軟判定リスト復号を行う。
図4は、MAP復号が後段についたABP復号器の構成例を示す図である。
この復号器20は、図4に示すように、ABP復号部21、限界距離(BD)復号部22、受信信頼度(LLR)保持部23、およびMAP復号部24を有している。
復号器20においては、ABP復号部21による信頼性(LLR)の更新後、硬判定してBD復号部22において、限界距離復号を行い、この結果をリストに集め、最終的にMAP復号部24において最大事後確率復号(Maximum a posteriori Probability:MAP)復号を行う。
図5は、ABP復号器の復号装置の構成例を示す図である。
図5のABP復号器30は、図3のABP復号器16や図4のABP復号部21に適用可能であり、ソート入力選択部31、ソート部32、パリティ検査行列の対角化部33、信頼度(LLR)保持部34、および信頼性伝播(BP)部35を有している。
ABP復号器30においては、入力として、受信LLRS32が入力される。
列インデックスS31は、入力された受信LLRの符号語の始まりからカウンタで0、1、2、3、、とカウントアップされた値を生成し利用する。
ソート入力選択部31で、初回は、列インデックスS31と受信LLRS32を選択し、繰り返し二回目以降は信頼性伝播(BP)後、更新LLRS40とその列インデックスS39を選択する。
図5に示すように、受信語が入力されたら、まず、ソート部32において、その信頼度(LLR)の大きさに応じて列インデックスのソートを行う。
次に、信頼度の低いシンボルに対応する列より順に、対角化部33でパリティ検査行列の対角化を行う。
最後に、対角化されたパリティ検査行列を用いて、信頼性伝播(BP)を行うことにより、値が更新される。
更新された値に対して、再びソート、対角化、信頼性伝播(BP)を行う。繰り返し数が予め決められており、その繰り返し数だけこれを繰り返す。
この復号器30のソート部32において、本発明の実施形態に係るデータソート装置を適用することが可能である。
<第1実施形態>
図6は、本発明の第1の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図である。
本第1の実施形態に係るデータソート装置32Aは、図6に示すように、データを保持するデータメモリ321と、アドレスがあるデータに対応し、各アドレスにそのデータの先頭となるインデックスを保持する第1のバッファとしての先頭バケツメモリ322と、アドレスがあるデータに対応し、各アドレスにそのデータの最後尾となるインデックスを保持する第2のバッファとしての最後尾バケツメモリ323と、あるインデックスをアドレスとして指定すると、同じデータの種類、大きさである別のインデックスが保持されているインデックスメモリ324とを有し、これに複数のインデックスとこれに1対1対応するデータが入力されると、これらインデックスをデータの種類、大きさに基づきソートする。
まず、初期状態として、データメモリ321にデータと、データに1対1に対応するインデックスが存在する。
次に、データに対応する先頭バケツメモリ322のアドレスを見る。アドレスに既にそのデータ群の先頭インデックスが確保されてないか調べる。
そのアドレスにまだその先頭インデックスが確保されていない場合、先頭バケツメモリ322のそのアドレスにデータメモリ321のインデックスを書き込む。
また、最後尾バケツメモリ323にも同様に書き込む。
そのアドレスに既に先頭インデックスが確保されている場合、入力データを読出しアドレスとして最後尾バケツメモリ323から読み出したインデックスを書き込みアドレスとして、入力インデックスをインデックスメモリ324に書き込む。
また、入力インデックスを最後尾バケツメモリ323に書き込む。
これを繰り返すことにより、インデックスがデータ順にソートされる。
以下、第1の実施形態に係るデータソート装置32Aの動作例を図6〜図21に関連付けて説明する。
なお、図6〜図21は、ソートする1サイクルごとの流れを表す。
まず、図6に示すように、初期状態として、データメモリ321にデータと、それに1対1に対応するインデックスが存在する。
次に、図7に示すように、まず、インデックスIDX0のデータDT2を見る。データが2であるので、これに対応する先頭バケツメモリ322のアドレスADR2を見る。アドレスADR2に既にデータ2群の先頭インデックスが確保されてないか調べる。
図8に示すように、アドレスADR2にはまだデータ2群の先頭インデックスは確保されていないため、先頭バケツメモリ322のアドレスADR2にインデックスIDX0を書き込む。また、最後尾バケツメモリ323のアドレスADR2にもインデックスIDX0を書き込む。
次に、図9に示すように、インデックスIDX1のデータDT0を見る。データが0であるので、これに対応する先頭バケツメモリ322のアドレスADR0を見る。アドレスADR0に既にデータ0群の先頭インデックスが確保されてないか調べる。
図10に示すように、アドレスADR0にはまだデータ0群の先頭インデックスは確保されていないため、先頭バケツメモリ322のアドレスADR0にインデックスIDX1を書き込む。また、最後尾バケツメモリ323のアドレスADR0にもインデックスIDX1を書き込む。
次に、図11に示すように、インデックスIDX2のデータDT1を見る。データが1であるので、これに対応する先頭バケツメモリ322のアドレスADR1を見る。アドレスADR1に既にデータ1群の先頭インデックスが確保されてないか調べる。
図12に示すように、アドレスADR1にはまだデータ1群の先頭インデックスは確保されていないため、先頭バケツメモリ322のアドレスADR1にインデックスIDX2を書き込む。また、最後尾バケツメモリ323のアドレスADR1にもインデックスIDX2を書き込む。
次に、図13に示すように、インデックスIDX3のデータDT2を見る。データが2であるので、これに対応する先頭バケツメモリ322のアドレスADR2を見る。アドレスADR2に既にデータ2群の先頭インデックスが確保されてないか調べる。
図14に示すように、アドレス2には既にデータ2群の先頭インデックス0が確保されているため、最後尾バケツメモリ323のアドレスADR2にインデックスIDX3を書き込む。また、最後尾バケツメモリ323のアドレスADR2に確保されたインデックスIDX0をアドレスとしてインデックスメモリ324のアドレスADR0にインデックスIDX3を書き込む。
次に、図15に示すように、インデックスIDX4のデータDT1を見る。データが1であるので、これに対応する先頭バケツメモリ322のアドレスADR1を見る。アドレスADR1に既にデータ1群の先頭インデックスが確保されてないか調べる。
図16に示すように、アドレスADR1には既にデータ1群の先頭インデックス2が確保されているため、最後尾バケツメモリ323のアドレスADR1にインデックスIDX4を書き込む。また、最後尾バケツメモリ323のアドレスADR1に確保されたインデックスIDX2をアドレスとしてインデックスメモリ324のアドレスADR2にインデックスIDX4を書き込む。
次に、図17に示すように、インデックスIDX5のデータDT2を見る。データが2であるので、これに対応する先頭バケツメモリ322のアドレスADR2を見る。アドレスADR2に既にデータ2群の先頭インデックスが確保されてないか調べる。
図18に示すように、アドレスADR2には既にデータ2群の先頭インデックス0が確保されているため、最後尾バケツメモリ323のアドレスADR2にインデックスIDX5を書き込む。また、最後尾バケツメモリ323のアドレスADR2に確保されたインデックスIDX3をアドレスとしてインデックスメモリ324のアドレスADR3にインデックスIDX5を書き込む。
最後に、インデックスメモリ324でデータの違いによってつながっていないインデックスをつなげる。
図19に示すように、インデックスメモリ324の頭に、データ0の先頭インデックス用のメモリを一つ用意しておき、そこに、先頭バケツメモリ322のアドレスADR0に確保されているインデックスIDX1を書き込む。
次に、図20に示すように、最後尾バケツメモリ323のアドレスADR0に確保されたインデックスIDX1を書き込みアドレスとして、先頭バケツメモリ322のアドレスADR1に確保されたインデックスIDX2をインデックスメモリ324に書き込む。
次に、図21に示すように、最後尾バケツメモリ323のアドレスADR1に確保されたインデックスIDX4を書き込みアドレスとして、先頭バケツメモリ322のアドレスADR2に確保されたインデックスIDX0をインデックスメモリ324に書き込む。
以上で、ソート操作は完了し、インデックスメモリ324から順にインデックスを読出し、読出したインデックスをアドレスとしてまたインデックスを読出しことを繰り返すと、1→2→4→0→3→5とデータ順にインデックスが読み出される。また、これを読出しアドレスとしてデータメモリ321からデータを読み出すと、そのデータが順に読み出される。
なお、この装置は、データの昇順、降順どちらにも適用できる。
第1の実施形態のデータソート装置によれば、ABP復号特有の特徴に適した受信値の信頼度のソートを的確に行うことが可能となる。
<第2実施形態>
図22は、本発明の第2の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図である。
本第2の実施形態に係るデータソート装置32Bと第1の実施形態に係るデータソート装置32Aと異なる点は、バケツメモリを1つにしたことある。
第1の実施形態に係るデータソート装置32Aにおいては、データメモリ321から、データとインデックスを読出す毎に、先頭バケツメモリ322に既にそのデータ群の先頭インデックスが確保されているかを1サイクルかけて調べる必要がある。また、先頭バケツメモリ322や最後尾バケツメモリ323といった複数のメモリが必要なため、装置の規模が大きくなる懸念がある。
そこで、本第2の実施形態に係るデータソート装置32Bにおいては、バッファとしてのバケツメモリ325を1つ設け、次のような処理を行う。
本第2の実施形態のデータソート装置32Bにおいては、入力データおよび入力インデックスをインデックスメモリ324に書きこむ際、その入力データを読出しアドレスとしてバケツメモリ325から読み出したインデックスを、入力インデックスをアドレスとしてインデックスメモリ324に書き込む。
また、バケツメモリ325の初期値として存在しないインデックスを保持しておく。ソートが完了すると、ある同じ大きさのデータ群を読み出す時は、バケツメモリ325の対応するアドレスからインデックスを読出し、それをアドレスとしてインデックスメモリ324に与え、存在しないインデックスにたどりつくまで連続的(芋づる式)に読み出したインデックスをアドレスとしてインデックスを読出すことを繰り返せばよい。
データ順に全ての入力インデックスを読出す時は、バケツメモリ325のアドレスADR0のインデックスをアドレスとしてインデックスメモリ324からインデックスを読出し、同様にインデックスを連続的(芋づる式)に取得し、存在しないインデックスにたどり付けば、次のバケツメモリ325のアドレスのインデックスに移って同様の操作をバケツメモリ325の最後まで行う。
以上でデータのソートは実現される。これにより、同じデータ群が既にバケツメモリに格納されているかを調べる必要がない。また、バケツメモリは、先頭バケツメモリと最後尾バケツメモリの二つは必要なく、一つで十分となる。
すなわち、本第2の実施形態のデータソート装置32Bによれば、データをソートする処理が高速化され、ソート装置の規模が縮小される。
以下、第2の実施形態に係るデータソート装置32Bの具体的な動作例を図22〜図29に関連付けて説明する。
まず、最初に、図22に示すように、データメモリ321にデータDTとそれに1対1に対応するインデックスIDXが存在する。さらに、バケツメモリ325に存在しないインデックス、この場合は6が入力されている。
次に、図23に示すように、まず、入力インデックスIDX0を書き込みアドレスとして、インデックスメモリ324のアドレスADR0に、入力データDT2が対応するバケツメモリ325のアドレスADR2のインデックスIDX6を書き込む。また、バケツメモリ325のアドレスADR2に入力インデックスIDX0を書き込む。
次に、図24に示すように、入力インデックスIDX1を書き込みアドレスとして、インデックスメモリ324のアドレスADR1に、入力データDT0が対応するバケツメモリ325のアドレスADR0のインデックスIDX6を書き込む。また、バケツメモリ325のアドレスADR0に入力インデックスIDX1を書き込む。
次に、図25に示すように、入力インデックスIDX2を書き込みアドレスとして、インデックスメモリ324のアドレスADR2に、入力データDT1が対応するバケツメモリ325のアドレスADR1のインデックスIDX6を書き込む。また、バケツメモリ325のアドレスADR1に入力インデックスIDX2を書き込む。
次に、図26に示すように、入力インデックスIDX3を書き込みアドレスとして、インデックスメモリ324のアドレスADR3に、入力データDT2が対応するバケツメモリ325のアドレスADR2のインデックスIDX0を書き込む。また、バケツメモリ325のアドレスADR2に入力インデックスIDX3を書き込む。
次に、図27に示すように、入力インデックスIDX4を書き込みアドレスとして、インデックスメモリ324のアドレスADR4に、入力データDT1が対応するバケツメモリ325のアドレスADR1のインデックスIDX2を書き込む。また、バケツメモリ325のアドレスADR1に入力インデックスIDX4を書き込む。
最後に、図28に示すように、入力インデックスIDX5を書き込みアドレスとして、インデックスメモリ324のアドレスADR5に、入力データDT2が対応するバケツメモリ325のアドレスADR2のインデックスIDX3を書き込む。また、バケツメモリ325のアドレスADR2に入力インデックスIDX5を書き込む。
これで、ソートは完了である。ソートされたインデックスを読出す時は、図29に示すようになる。
まず、バケツメモリ325のアドレスADR0から1を読出し、その1が指すインデックスメモリ324のインデックスIDXは6であるので、バケツメモリ325の次のアドレスADR1へ移り、インデックスIDX4を読出し、インデックスメモリ324のアドレスADR4からインデックスIDX2を読出す。これを繰り返せば、データ順に並びかえられたインデックスが読み出される。
なお、あるデータのインデックスのみ読み出す時は、そのデータの対応するバケツメモリ325のアドレスからインデックスを取り出し、存在しないインデックスにたどりつくまで、連続的(芋ずる式)にインデックスメモリ324からインデックスを取得すればよい。
また、存在しないインデックスを同じデータのインデックス群の終端の目印とするかわりに、バケツメモリ325とアドレスと1対1対応するバケツカウンタを持ち、バケツカウンタで、各々のデータに蓄積したインデックス数を数えることにより、インデックスを読み出す時に、そのデータの蓄積数分だけインデックスを連続的(芋づる式)に読み出してもよい。
なお、ソート処理が完了後、インデックス読出しまでに待ち時間が存在した場合、所望のインデックス列を前もって読み出しておけばよい。
この操作は、バケツメモリ325のアドレスの数、つまりはデータの種類、大きさが多く、インデックスの種類が少ない際に起こりやすい、多くのバケツメモリ325の中身が空の場合、つまりは存在しないインデックスで占有されている場合に有効である。
<第3実施形態>
図30は、本発明の第3の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図である。
本第3の実施形態に係るデータソート装置30Cと第2の実施形態に係るデータソート装置30Bと異なる点は、データメモリを設けていない点にある。
以下、第3の実施形態に係るデータソート装置32Cの動作例を図30〜図37に関連付けて説明する。
本第3の実施形態のデータソート装置32Cにおいては、入力として、0から5までのインデックスIDXとそれに1対1対応するデータDTが入力される。
入力順に、第2の実施形態と同様にバケツメモリ325とインデックスメモリ324を図30、図31、図32、図33、図34、図35、および図36に示すように順次更新する。
図36に示すように更新されると、バケツメモリ325のアドレスADR0のインデックスをアドレスとしてインデックスメモリ324からインデックスを読出し、同様にそのインデックスをアドレスとしてインデックスを取得することを繰り返し、存在しないインデックスにたどり付けば、次のバケツメモリ325のアドレスのインデックスに移る。
これを繰り返せば、図37に示すように、0→5→1→2→3→4とデータ順にインデックスが読み出される。
なお、あるデータのインデックスのみ読み出す時は、そのデータの対応するバケツメモリ325のアドレスからインデックスを取り出し、存在しないインデックスにたどりつくまで、芋ずる式にインデックスメモリ324からインデックスを取得すればよい。
また、存在しないインデックスを同じデータのインデックス群の終端の目印とするかわりに、バケツメモリ325とアドレスと1対1対応するバケツカウンタを持ち、バケツカウンタで、各々のデータに蓄積したインデックス数を数えることにより、インデックスを読み出す時に、そのデータの蓄積数分だけインデックスを芋づる式に読み出してもよい。
なお、ソート処理が完了後、インデックス読出しまでに待ち時間が存在した場合、所望のインデックス列を前もって読み出しておけばよい。
この操作は、バケツメモリ325のアドレスの数、つまりはデータの種類、大きさが多く、インデックスの種類が少ない際におこりやすい、多くのバケツメモリ325の中身が空の場合、つまりは存在しないインデックスで占有されている場合に有効である。
<第4実施形態>
図38は、本発明の第4の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図である。
本第4の実施形態に係るデータソート装置32Dは、図38に示すように、アドレスがデータの大きさに対応し、インデックスメモリ324、バッファとしてのバケツメモリ325に加えて、第1書込み読出しアドレス選択部326、第2書込み読出しアドレス選択部327、および出力インデックス選択部328を有している。
バケツメモリ325は、アドレス入力ADに第1書込み読出しアドレス選択部326による第1書込み読出しアドレスS14を受け、入力IDATAに入力インデックスS13を受けて各アドレスにそのデータの代表となるインデックスを持ち、出力ODATAからバケツ先頭インデックスS15をインデックスメモリ324および出力インデックス選択部328に出力する。
インデックスメモリ324は、アドレス入力ADに第2書込み読出しアドレス選択部327による第2書込み読出しアドレスS16を受け、入力IDATAにバケツメモリ325からのバケツ先頭インデックスを受けて、あるインデックスをアドレスとして指定すると、データが同じ大きさである別のインデックスを保持し、出力ODATAから読出しインデックスS17を出力インデックス選択部328に出力する。
第1書込み読出し選択部326は、図示しない制御系の制御の下、入力データS11と読出しデータS12のいずれかを選択し、第1書込み読出しアドレスS14としてバケツメモリ325のアドレス入力ADに出力する。
第2書込み読出し選択部327は、図示しない制御系の制御の下、入力インデックスS13と出力インデックス選択部328から出力される出力インデックスS18のいずれかを選択し、第1書込み読出しアドレスS16としてインデックスメモリ324のアドレス入力ADに出力する。
出力インデックス選択部328は、図示しない制御系の制御の下、バケツメモリ325から出力されるバケツ先頭インデックスS15とインデックスメモリ324から出力される読出しインデックスS17のいずれかを選択し、出力インデックS18として次段の対角部33および第2書込み読出し選択部328に出力する。
データソート装置32Dは、入力として、入力データS11、入力インデックスS13、読出しデータS12を持ち、出力として、出力インデックスS18を持つ。データS11、インデックスS13の入力が完了したら読出しデータS12に読出したいデータを指定すると、出力インデックスS18からそのデータに対応するインデックスが読み出される。読出しデータS12をデータの大きさ順に指定すると、出力インデックスS18としてソートされたインデックスが出力される。
バケツメモリ325には、データに対応するインデックス群のうち先頭にあたるインデックスを保持しておく。書き込み時は、常に入力データを書込みアドレスS16として入力インデックスS13を書き込み、過去のバケツ先頭インデックスS15を出力する。読出し時は、常に読出しデータS12を読出しアドレスS14としてバケツ先頭インデックスS15を読み出す。
インデックスメモリ324はあるアドレスから読出したインデックスを読出しアドレスとして指定すると同じ値のデータの別のインデックスが読み出されるメモリである。書き込み時は、常に入力インデックスS13を書込みアドレスS16としてバケツ先頭インデックスS15を書き込む。
読出し時は、バケツ先頭インデックスS15または読み出された読出しインデックスS18を再度読出しアドレスS16としてインデックスメモリ324に与えインデックスS17を得ることを繰り返す。
第2書込み読出しアドレス選択部327は、書込み時は入力インデックスS13を選択し、読出し時は読出しインデックスS18を選択する。第1書込み読出しアドレス選択部326は、書込み時は入力データS11を選択し、読み出し時は入力データS11または読出しデータS12を選択する。
以下、第4の実施形態に係るデータソート装置32Dの動作例を図39〜図54に関連付けて説明する。
なお、図39〜図45は、データとインデックスが入力された時の回路動作を、図46〜図54はソートされたインデックスを読み出すときの回路動作を示す。
まず、図39〜図45に関連付けて、書き込み時、つまりデータとインデックス入力時について説明する。
バケツメモリ325の初期値を存在しないインデックスに設定する。その後、データS11およびインデックスS13が入力されると、バケツメモリに入力データS11をアドレスS14として入力インデックスS13を書き込む。
また、インデックスメモリ324にバケツメモリ325から読み出されたバケツ先頭インデックスS15を、入力インデックスS13をアドレスS16としてインデックスメモリ324に書き込む。
この際、第2書込み読出しアドレス選択部327では、入力インデックスS13を書込みアドレスS16として選択する。また、第1書込み読出しアドレス選択部326では、入力データS11を読出しアドレスS14として選択する。
以上を繰り返し、入力が完了すると、図45〜図54に示すように読み出し処理に移る。
ある同じ大きさのデータ群を読み出す時は、バケツメモリ325の対応するアドレスからバケツ先頭インデックスS15を読出し、それを読出しアドレスS16としてインデックスメモリ324に与え、存在しないインデックスにたどりつくまで連続的(芋づる式)に読み出したインデックスS17を読出しアドレスS16としてインデックスS17を読出すことを繰り返せば出力インデックスS18を得る。
このとき、第2書込み読出しアドレス選択部327では、インデックスメモリ324の読出しインデックスS17、すなわち出力インデックス選択部328による出力インデックスS18を選択し、第1書込み読出しアドレス選択部326では、読出しデータS12を選択する。
また、バケツメモリ325からバケツ先頭インデックスS15を読出した時は、出力インデックス選択部328でこのバケツ先頭インデックスS15を選択し、それ以外の際は、インデックスメモリ324の読出しインデックスS17を選択し、出力インデックスS18として出力する。
データ順に全ての入力インデックスS13を読出す時は、まず読出しデータを0としてバケツ先頭インデックスS15を読出し、そのインデックスをアドレスS16としてインデックスメモリ324からインデックスS17を読出し、同様にインデックスS17を芋づる式に取得し、存在しないインデックスにたどり付けば、次の読出しデータS12に移って同様の操作を全てのデータについて行えば出力インデックスS18を得る。
この場合は、第2書込み読出しアドレス選択部327では、インデックスメモリ324の読出しインデックスS17を選択し、第1書込み読出しアドレス選択部326では、読出しデータS12を選択する。
また、バケツメモリ325からバケツ先頭インデックスS15を読出した時は、出力インデックス選択部328でこのバケツ先頭インデックスS15を選択し、それ以外の際は、インデックスメモリ324の読出しインデックスS17を選択し、出力インデックスS18として出力する。
以上でデータのソートは実現される。
なお、存在しないインデックスを同じデータのインデックス群の終端の目印とする代わりに、バケツメモリ325とアドレスと1対1対応するバケツカウンタを持ち、バケツカウンタで、各々のデータに蓄積したインデックス数を数えることにより、インデックスを読み出す時に、そのデータの蓄積数分だけインデックスを連続的(芋づる式)に読み出してもよい。
また、ソート処理が完了後、インデックス読み出しまでに待ち時間が存在した場合、所望のインデックス列を前もって読み出しておけばよい。
この操作は、バケツメモリ325のアドレスの数、つまりはデータの種類、大きさが多く、インデックスの種類が少ない際に起こりやすい、多くのバケツメモリ325の中身が空の場合、つまりは存在しないインデックスで占有されている場合に有効である。
なお、以上詳細に説明した方法は、上記手順に応じたプログラムとして形成し、CPU等のコンピュータで実行するように構成することも可能である。
また、このようなプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体、この記録媒体をセットしたコンピュータによりアクセスし上記プログラムを実行するように構成可能である。
パリティ検査行列Hnewに対応するタナーグラフである。 ABP復号法を用いた繰り返し復号のフローチャートである。 デジタル信号受信機、たとえばデジタルテレビなどの誤り訂正システムにABP復号器を用いた通信システムの構成例を示す図である。 MAP復号が後段についたABP復号器の構成例を示す図である。 ABP復号器の復号装置の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図であり、処理を説明するための第1図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第2図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第3図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第4図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第5図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第6図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第7図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第8図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第9図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第10図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第11図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第12図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第13図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第14図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第15図である。 第1の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第16図である。 本発明の第2の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図であり、処理を説明するための第1図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第2図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第3図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第4図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第5図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第6図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第7図である。 第2の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第8図である。 本発明の第3の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図であり、処理を説明するための第1図である。 第3の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第2図である。 第3の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第3図である。 第3の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第4図である。 第3の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第5図である。 第3の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第6図である。 第3の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第7図である。 第3の実施形態に係るソート装置の処理を説明するための第8図である。 本発明の第4の実施形態に係るABP復号器のデータソート装置の構成例を示す図である。 第4の実施形態に係るソート装置の書き込み処理を説明するための第1図である。 第4の実施形態に係るソート装置の書き込み処理を説明するための第2図である。 第4の実施形態に係るソート装置の書き込み処理を説明するための第3図である。 第4の実施形態に係るソート装置の書き込み処理を説明するための第4図である。 第4の実施形態に係るソート装置の書き込み処理を説明するための第5図である。 第4の実施形態に係るソート装置の書き込み処理を説明するための第6図である。 第4の実施形態に係るソート装置の書き込み処理を説明するための第7図である。 第4の実施形態に係るソート装置の読み出し処理を説明するための第1図である。 第4の実施形態に係るソート装置の読み出し処理を説明するための第2図である。 第4の実施形態に係るソート装置の読み出し処理を説明するための第3図である。 第4の実施形態に係るソート装置の読み出し処理を説明するための第4図である。 第4の実施形態に係るソート装置の読み出し処理を説明するための第5図である。 第4の実施形態に係るソート装置の読み出し処理を説明するための第6図である。 第4の実施形態に係るソート装置の読み出し処理を説明するための第7図である。 第4の実施形態に係るソート装置の読み出し処理を説明するための第8図である。 第4の実施形態に係るソート装置の読み出し処理を説明するための第9図である。
符号の説明
10・・・通信システム、11・・・RS符号化器、12・・・インタリーバ、13・・・畳み込み符号器、14・・・畳み込み符号の軟出力復号器、15・・・デインタリーバ、16・・・ABP繰り返し復号器、17・・・チャネル、20・・・復号器、21・・・ABP復号部、22・・・限界距離(BD)復号部、23・・・受信信頼度(LLR)保持部、24・・・MAP復号部、30・・・ABP復号器、31・・・ソート入力選択部、32,32A〜32D・・・ソート部、33・・・パリティ検査行列の対角化部、34・・・信頼度(LLR)保持部、35・・・信頼性伝播(BP)部、321・・・データメモリ、322・・・先頭バケツメモリ、323・・・最後尾バケツメモリ、324・・・インデックスメモリ、325・・・バケツメモリ、326・・・第1書込み読出しアドレス選択部、327・・・第2書込み読出しアドレス選択部、328・・・出力インデックス選択部。

Claims (12)

  1. 複数のインデックスと当該インデックスと1対1対応するデータが入力され、インデックスをデータの種類、大きさに基づきソートするデータソート装置であって、
    アドレスが所定のデータに対応し、各アドレスに当該データに対応するインデックスを保持するバッファと、
    インデックスをアドレスとして指定すると、データが同じ大きさである別のインデックスを保持しているインデックスメモリと、を有し、
    複数のインデックスがデータと共に入力された後、所定データに対応する前記バッファのアドレスからインデックスを読出して取得し、当該バッファから読み出したインデックスをアドレスとして前記インデックスメモリから読み出されたインデックスを取得し、当該インデックスメモリから読み出したインデックスをアドレスとして利用することを繰り返して連続的に同じ種類、大きさのインデックスを取得する機能を有し、
    データの大きさの順に前記バッファのアドレスと対応付け、データに対応するインデックスの書き込みが終了した後に、前記バッファのアドレス順に同じ大きさのデータに対応するインデックスを読み出すことで、データの大きさ順にソーティングされたインデックス系列を取得する機能を有する
    データソート装置。
  2. インデックスがデータと共に入力されると、入力されたインデックスを書き込みアドレスとして入力データに対応する前記バッファのアドレスに書き込まれ保持されたインデックスを前記インデックスメモリに書き込み、さらに入力データに対応する前記バッファのアドレスに入力インデックスを書き込む機能を有する
    請求項1記載のデータソート装置。
  3. データが同じ大きさのインデックスを連続的に取得した後、最後尾に当たるインデックスが指すインデックスを存在しないインデックスの値に設定しておくことで、同じ種類、大きさのデータに対応するインデックスが最後尾であることを識別する機能を有する
    請求項1または2記載のデータソート装置。
  4. 前記バッファの初期値を存在しないインデックスの値に設定する機能を有する
    請求項3記載のデータソート装置。
  5. ソート処理後ソートされたインデックスを読み出すまでに待ち時間が存在した場合、所望のインデックス系列を前もって読み出す機能を有する
    請求項1から4のいずれか一に記載のデータソート装置。
  6. 前記バッファとアドレスと1対1に対応するカウンタを含み、
    前記カウンタで、各々のデータに蓄積したインデックス数を数えることにより、インデックスを読み出す時に、そのデータの蓄積数分だけインデックスを連続的に読み出す機能を有する
    請求項1から5のいずれか一に記載のデータソート装置。
  7. 複数のインデックスと当該インデックスと1対1対応するデータが入力され、インデックスをデータの種類、大きさに基づきソートするデータソート方法であって、
    アドレスが所定のデータに対応し、各アドレスに当該データに対応するインデックスを保持するバッファと、
    インデックスをアドレスとして指定すると、データが同じ大きさである別のインデックスを保持しているインデックスメモリと、を用い、
    複数のインデックスがデータと共に入力された後、所定データに対応する前記バッファのアドレスからインデックスを読出して取得し、
    当該バッファから読み出したインデックスをアドレスとして前記インデックスメモリから読み出されたインデックスを取得し、
    当該インデックスメモリから読み出したインデックスをアドレスとして利用することを繰り返して連続的に同じ種類、大きさのインデックスを取得し、
    上記インデックスを取得するに際し、
    データの大きさの順に前記バッファのアドレスと対応付け、データに対応するインデックスの書き込みが終了した後に、前記バッファのアドレス順に同じ大きさのデータに対応するインデックスを読み出すことで、データの大きさ順にソーティングされたインデックス系列を取得する
    データソート方法。
  8. インデックスがデータと共に入力されると、入力されたインデックスを書き込みアドレスとして入力データに対応する前記バッファのアドレスに書き込まれ保持されたインデックスを前記インデックスメモリに書き込み、
    さらに入力データに対応する前記バッファのアドレスに入力インデックスを書き込む
    請求項7記載のデータソート方法。
  9. データが同じ大きさのインデックスを連続的に取得した後、最後尾に当たるインデックスが指すインデックスを存在しないインデックスの値に設定しておくことで、同じ種類、大きさのデータに対応するインデックスが最後尾であることを識別する
    請求項7または8記載のデータソート方法。
  10. 前記バッファの初期値を存在しないインデックスの値に設定する
    請求項記載のデータソート方法。
  11. ソート処理後ソートされたインデックスを読み出すまでに待ち時間が存在した場合、所望のインデックス系列を前もって読み出す
    請求項7から10のいずれか一に記載のデータソート方法。
  12. 前記バッファとアドレスと1対1に対応するカウンタを用い、
    前記カウンタで、各々のデータに蓄積したインデックス数を数えることにより、インデックスを読み出す時に、そのデータの蓄積数分だけインデックスを連続的に読み出す
    請求項7から11のいずれか一に記載のデータソート方法。
JP2007000534A 2007-01-05 2007-01-05 データソート装置およびデータソート方法 Expired - Fee Related JP5130715B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000534A JP5130715B2 (ja) 2007-01-05 2007-01-05 データソート装置およびデータソート方法
US11/959,551 US8103945B2 (en) 2007-01-05 2007-12-19 Decoding method and decoding apparatus as well as program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000534A JP5130715B2 (ja) 2007-01-05 2007-01-05 データソート装置およびデータソート方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008165712A JP2008165712A (ja) 2008-07-17
JP5130715B2 true JP5130715B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=39695075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007000534A Expired - Fee Related JP5130715B2 (ja) 2007-01-05 2007-01-05 データソート装置およびデータソート方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5130715B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4181723B2 (ja) * 2000-02-29 2008-11-19 株式会社リコー 索引作成装置、索引作成方法および記録媒体
JP2006244256A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Fuji Xerox Co Ltd 情報管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008165712A (ja) 2008-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101176433B1 (ko) 복호 장치 및 방법, 및 프로그램
JP5276173B2 (ja) ニア・コードワードのromリスト復号
US9214958B2 (en) Method and decoder for processing decoding
US8566666B2 (en) Min-sum based non-binary LDPC decoder
US8103945B2 (en) Decoding method and decoding apparatus as well as program
JP2006238127A (ja) 復号装置および方法、並びにプログラム
CN101656541B (zh) Rs码的译码方法和装置
JP4412401B2 (ja) 復号装置、復号方法、受信装置、および記憶媒体再生装置
US8650451B2 (en) Stochastic stream decoding of binary LDPC codes
KR20170020305A (ko) 체크 노드 계산유닛을 관리하는 방법, 장치, 및 상기 방법을 실행하기 위한 소프트웨어
JP2018019401A (ja) リード・ソロモン復号器及び復号方法
CN1656696A (zh) 线性分组码的软解码
Scholl et al. Hardware implementation of a Reed-Solomon soft decoder based on information set decoding
JP2009225325A (ja) 復号方法および復号装置、並びにプログラム
JP5130715B2 (ja) データソート装置およびデータソート方法
JP4910708B2 (ja) 復号装置および復号方法
JP4862657B2 (ja) 復号方法および復号装置、並びにプログラム
CN110708077B (zh) Ldpc码大数逻辑译码方法、装置和译码器
JP2008167378A (ja) 復号装置および復号方法
JP4862658B2 (ja) 復号方法および復号装置、並びにプログラム
JP2008199148A (ja) 復号装置、復号方法、およびプログラム
JP2008205546A (ja) 復号方法および復号装置、並びにプログラム
JP2008205547A (ja) 復号方法および復号装置
JP2008199308A (ja) 復号装置および復号方法
JP2008199149A (ja) 復号装置および復号方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121009

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121022

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151116

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees