JP4862505B2 - 鍛造装置及び鍛造方法 - Google Patents
鍛造装置及び鍛造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4862505B2 JP4862505B2 JP2006160695A JP2006160695A JP4862505B2 JP 4862505 B2 JP4862505 B2 JP 4862505B2 JP 2006160695 A JP2006160695 A JP 2006160695A JP 2006160695 A JP2006160695 A JP 2006160695A JP 4862505 B2 JP4862505 B2 JP 4862505B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- state
- tool axis
- respect
- lower mold
- upper mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
特許文献としては、後述する特許文献1、2等がある。
上記下型に対向配置され、工具軸を中心に軸回転可能に設けられた上記上型と、
該上型の上記工具軸を圧縮加工方向の基準軸に対して傾斜揺動させる揺動手段と、
該揺動手段及び上記上型を上記基準軸を中心に旋回させる旋回手段と、
該旋回手段によって旋回する際の上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御可能な軸回転制御手段とを有し、
上記軸回転制御手段は、上記上型の上記工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるオン−オフ切換機能を有していることを特徴とする鍛造装置にある(請求項1)。
それ故、本発明によれば、従来よりも多様な加工を実現でき、より少量多品種生産に適した鍛造装置を提供することができる。
上記下型に対向配置され、工具軸を中心に軸回転可能に設けられた上記上型と、
圧縮加工方向の基準軸を中心に上記上型を旋回させる旋回手段と、
該旋回手段によって旋回する際の上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御可能な軸回転制御手段とを有し、
上記軸回転制御手段は、上記上型の上記工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるオン−オフ切換機能を有していることを特徴とする鍛造装置にある(請求項2)。
それ故、本発明によっても、従来よりも多様な加工を実現でき、より少量多品種生産に適した鍛造装置を提供することができる。
上記下型に対向配置され、工具軸に対する相対的な回転を停止したロック状態に設けられた上記上型と、
圧縮加工方向の基準軸を中心に上記上型を旋回させる旋回手段とを有し、
上記下型は、第2工具軸を中心に回転可能に設けられており、該下型の上記第2工具軸を上記基準軸に対して傾斜揺動させる第2揺動手段と、
該第2揺動手段及び上記下型を上記基準軸を中心に旋回させる第2旋回手段と、
該第2旋回手段によって旋回する際の上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御可能な第2軸回転制御手段とを有し、
上記第2軸回転制御手段は、上記下型の上記第2工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるオン−オフ切換機能を有していることを特徴とする鍛造装置にある(請求項9)。
それ故、本発明によっても、従来よりも多様な加工を実現でき、より少量多品種生産に適した鍛造装置を提供することができる。
上記下型に対向配置され工具軸を中心に軸回転可能に設けられた上記上型の上記工具軸を、圧縮加工方向の基準軸に対して傾斜揺動させながら、上記基準軸を中心に旋回させ、かつ、上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御し、
上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態は、上記工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるよう制御することを特徴とする鍛造方法にある(請求項12)。
それ故、本発明によれば、従来よりも多様な加工を実現でき、より少量多品種生産に適した鍛造方法を提供することができる。
上記下型に対向配置され工具軸を中心に軸回転可能に設けられた上記上型の上記工具軸を、圧縮加工方向の基準軸を中心に旋回させ、かつ、上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御し、
上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態は、上記工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるよう制御することを特徴とする鍛造方法にある(請求項13)。
それ故、本発明によっても、従来よりも多様な加工を実現でき、より少量多品種生産に適した鍛造方法を提供することができる。
上記下型に対向配置され工具軸に対する相対的な回転を停止したロック状態に設けられた上記上型を、圧縮加工方向の基準軸を中心に旋回させ、
さらに、第2工具軸を中心に回転可能に設けられた上記下型の上記第2工具軸を、上記基準軸に対して傾斜揺動させながら上記基準軸を中心に旋回させ、かつ、上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御し、
上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態は、上記第2工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるよう制御することを特徴とする鍛造方法にある(請求項19)。
それ故、本発明によっても、従来よりも多様な加工を実現でき、より少量多品種生産に適した鍛造方法を提供することができる。
上記トルク制御機能としては、公知の様々なトルク制御装置を適用することができ、例えば後述する摩擦板等を用いて構成することが可能である。
上記駆動手段としては、例えば電気モータ等の公知の様々な駆動手段を採用することができる。
該第2揺動手段及び上記下型を上記基準軸を中心に旋回させる第2旋回手段と、
該第2旋回手段によって旋回する際の上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御可能な第2軸回転制御手段とを有することも好ましい(請求項7)。
また、上記第2軸回転制御手段は、上記下型に付与されるトルクが基準値以上となった場合に上記ワークとの接触状態に応じた従動回転を可能とするトルク制御機能を有していることも好ましい(請求項10)。
また、上記第2軸回転制御手段は、駆動手段を用いて上記下型を上記第2工具軸に対して積極的に回転させる自己回転機能を有していることも好ましい(請求項11)。
また、上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態は、上記下型に付与されるトルクが基準値以上となった場合に上記ワークとの接触状態に応じた従動回転を可能とするよう制御することも好ましい(請求項20)。
また、上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態は、駆動手段を用いて上記下型を上記第2工具軸に対して積極的に回転させるよう制御することも好ましい(請求項21)。
本発明の実施例に係る鍛造装置及び鍛造方法につき、図1〜図5を用いて説明する。
本例の鍛造装置1は、図1〜図3に示すごとく、下型4と上型2に挟持したワーク9に対して、下型4と上型2の相対的な位置を揺動させながら両者の間隔を徐々に縮めて所望の圧縮加工を行うための鍛造装置である。
上記軸回転制御手段7は、上型2の工具軸Gに対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるオン−オフ切換機能を有している。
以下、さらに詳説する。
ガイドポスト11には、該ガイドポスト11を挿通させたガイドパイプ411を四隅に設けたホルダプレート41が昇降可能に配設されている。ホルダプレート41の上面には、下型4を保持するホルダ部42が配設されており、該ホルダ部42に円柱状の下型4が保持されている。
上記ホルダプレート41の下方には、送りシリンダ43によって昇降する送りロッド435が底板部103を貫通して連結されており、送りシリンダ43が駆動することによってホルダプレート41及びその上方に保持された下型4が昇降するよう構成されている。
すなわち、上記クラッチ板71を含む構成が本例における軸回転制御手段7であり、上型2の工具軸Gに対する相対的な回転を停止するロック状態と、フリー状態とを切り替えるオン−オフ切換機能を有したものである。
まず、上型2と下型4との間隔が十分に開くように送りシリンダ43を操作して、下型4を下降させておく。そして、ワーク9を下型4上に載置した後、下型4を上記送りシリンダ43の操作によって上昇させてワーク9と上型2とを当接させる。以降、送りシリンダ43によって、常時所定の圧縮力をワークに付与する。
ここで、本例では、上記軸回転制御手段7を備えており、上型2の工具軸Gに対する相対的な回転を停止するロック状態と、フリー状態とを切り替えるオン−オフ切換機能を有している。この軸回転制御手段7を利用することにより、ワーク9の特性、加工目的等に応じて、上記ロック状態かフリー状態を選択することができ、より適切な加工状態を得ることができる。
それ故、本例の鍛造装置1は、従来よりも多様な加工を実現でき、より少量多品種生産に適したものとなる。なお、上記軸回転制御手段7の利用による具体的な効果を示す実験結果については後述する。
本例の鍛造装置は、実施例1における鍛造装置1の軸回転制御手段7を変更したものである。
すなわち、本例における軸回転制御手段702は、図6、図7に示すごとく、上型2に付与されるトルクが基準値以上となった場合にワーク9との接触状態に応じた従動回転を可能とするトルク制御機能を有するものである。
本例の鍛造装置も、実施例1における鍛造装置1の軸回転制御手段7を変更したものである。
すなわち、本例における軸回転制御手段703は、図8、図9に示すごとく、上型2に付与されるトルクが基準値以上となった場合にワーク9との接触状態に応じた従動回転を可能とするトルク制御機能を有するものである。
本例の鍛造装置も、実施例1における鍛造装置1の軸回転制御手段7を変更したものである。
すなわち、本例における軸回転制御手段704は、図10、図11に示すごとく、駆動手段740を用いて上記上型2を工具軸Gに対して積極的に回転させる自己回転機能を有するものである。
本例の鍛造装置は、実施例1における鍛造装置1の軸回転制御手段7を変更したものである。
すなわち、本例における軸回転制御手段705は、図12〜図14に示すごとく、上型2の工具軸Gに対する相対的な回転を停止するロック状態と、フリー状態とを切り替えるオン−オフ切換機能を有するものである。
本例の鍛造装置106は、図15に示すごとく、実施例4の例を基本として、上型2だけでなく、下型4の回転制御も積極的に行うようにした例である。
すなわち、鍛造装置106は、同図に示すごとく、下型4は、第2工具軸G2を中心に回転可能に設けられており、下型4の上記第2工具軸G2を上記基準軸Cに対して傾斜揺動させる第2揺動手段56と、第2揺動手段56及び下型4を基準軸Cを中心に旋回させる第2旋回手段66と、第2旋回手段66によって旋回する際の下型4の第2工具軸G2に対する軸回転状態を、ワーク9との接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御可能な第2軸回転制御手段76とを有する。
すなわち、同図に示すごとく、上記のごとく第2揺動用ホルダ57に自由回転可能に配設された下型4には、その下端外周に従動ギア763が設けられている。
また、図15に示すごとく、上記上型2用の旋回ホルダ61及び揺動用ホルダ51に対して、下型4用の第2旋回ホルダ67及び第2揺動用ホルダ57の大きさを大きくしてあり、互いの揺動、旋回が干渉しないように構成してある。その他の構成は、実施例4と同様である。
本例では、実施例1の構成の鍛造装置1を用いて、鋼の熱間加工を模擬するといわれている粘土モデルよりなる円柱状のワークを実際に加工し、その成形状態を観察した。
ワーク(素材)は、上記のごとく円柱状であり、サイズは直径φ25mmとして、高さh0が37.5mmのもの(第1素材)と25mmのもの(第2素材)の2種類を準備した。全てのワークには、素材流動状態がわかるように、縦横に黒い筋目を均等に入れてある。
上型2は、その加工面22の先端角度αが180°、175°、160°の3種類を採用した。
また、上型2の揺動角度(工具軸Gと基準軸Cとがなす角度)は、上記先端角度αが180°及び175°の場合には±2.5°、上記先端角度αが160°の場合には±10°とした。
また、上型2の揺動速度は、上記先端角度αが180°及び175°の場合には5°/秒、上記先端角度αが160°の場合には10°/秒とした。
また、下型4の上昇速度、つまり、圧縮速度は、上記先端角度αが180°及び175°の場合には0.4mm/秒、上記先端角度αが160°の場合には0.2mm/秒とした。
また、上型2及び下型4の加工面と素材との間の潤滑材としては、炭酸カルシウム(摩擦係数μが約0.3となるもの)を用いた。
これらの条件は、まとめて表1に示す。
加工した結果を図18に示す。いずれも高さが50%減少するまで圧縮した。
同図の第2欄には、各条件における上型とワークとの接触域S及びその運動順を示す説明図を示した。説明図における接触域Sは、同図右側に上型2が傾斜した状態の第1番目のワークと上型との接触領域Sを示してある。この接触領域Sは、上述した条件の傾斜揺動と旋回とを行うことによって、番号1〜6の順に傾斜方向を移しながら移動することを示してある。
同図の第4欄には、上記第2素材を上記フリー状態で加工した結果の写真を示してある。
同図の第5欄には、上記第2素材を上記ロック状態で加工した結果の写真を示してある。
また、上記第4欄と第5欄との比較から知られるように、上記軸回転制御手段7を利用して、上型2の工具軸Gに対する軸回転状態をロック状態にすることが、より安定した成形に有効であることがわかる。
本例では、実施例7と同様に、さらに実施例1の構成の鍛造装置1を用いて、粘土モデルよりなる円柱状のワークを実際に加工し、その成形状態を観察した。
ワーク(素材)は、実施例7における第2素材と同じ直径φ25mm、高さ25mmの円柱状のものである。そして、本例では、揺動鍛造の場合だけでなく、通常のプレスを用いた圧縮加工を含む合計3種類の実験を実施して成形状態を比較した。
第2の実験(実験8−2)は、揺動鍛造において、上型の軸回転状態をフリー状態としたものである。
第3の実験(実験8−3)は、揺動鍛造において、上型の軸回転状態をロック状態としたものである。
揺動鍛造の実験(実験8−1、8−2)は、実施例7と同様に実施例1に記載の装置を用いて行い、下型4は、円板状とし、その加工面が平坦で回転しないものを採用し、上型2は、その加工面22の先端角度αが175°のものを採用した。
また、上型2の揺動角度(工具軸Gと基準軸Cとがなす角度)は、±2.5°、上型2の揺動速度は、5°/秒とした。
旋回ホルダ61の回転速度(旋回速度)は、0.0833回転/秒とした。
下型4の上昇速度、つまり、圧縮速度は、0.4mm/秒とした。
また、上型2及び下型4の加工面と素材との間の潤滑材としては、炭酸カルシウム(摩擦係数μが約0.3となるもの)を用いた。
同図(a)には、左から順に、素材、通常圧縮(実験8−1)、揺動鍛造の上型フリー状態(実験8−2)、揺動鍛造の上型ロック状態(実験8−3)という条件のものにつき、外観の写真を示した。
同図(b)には、上記と同様の順序で、縦断面の写真を示した。
また、図20には、図19(b)を基にして測定した、中心部の内部歪み測定結果を示す。図20は、横軸に上面からの距離、縦軸にひずみεyを示したものである。このひずみεyは、εy=ln(l/l0)、ここでln:自然対数、l0:圧縮前の高さ寸法、l:圧縮後の高さ寸法、という定義に基づいて求めたものである。
本例でも、実施例7と同様に、実施例1の構成の鍛造装置1を用いて、粘土モデルよりなる円柱状のワークを実際に加工し、その成形状態を観察した。
ワーク(素材)は、実施例7における第1素材と同じ直径φ25mm、高さ37.5mmの円柱状のものである。そして、本例では、揺動鍛造と通常のプレスを用いた通常圧縮加工も含め、表2に示すごとく、4種類の条件で加工を行った。素材の高さが18.75mmに半減するまで実施した。
第2加工条件(実験9−2)は、通常のプレスを用いた通常圧縮加工であって、型と素材との間の潤滑を、摩擦係数μが約0.03となるようワセリンを用いて行ったものである。圧縮速度は1mm/秒とした。
第4加工条件(実験9−4)は、上記第3の加工条件を基本として、上型2の揺動角度を±2.5°とし、その揺動速度を5°/秒とした揺動鍛造である。その他は第3の加工条件と同じである。
図21には、右側から順に、素材、第1加工条件(実験9−1)によるもの、第3加工条件(実験9−3)によるもの、第4加工条件(実験9−4)によるものにつき、外観の写真を示した。
図22には、横軸に圧縮ストローク(mm)、縦軸に荷重(N)およびトルク(N・cm)を取り、上記第1〜第4の加工条件(実験9−1〜4)における荷重(a1〜a4)と、上記第3、第4加工条件(実験9−3、4)におけるトルク(b3、b4)を示したものである。
また、図22から知られるように、通常圧縮の場合(実験9−1)よりも他の鍛造の場合(実験9−3、4)の方が、荷重が小さく、加工が容易であることがわかる。
2 上型
22 加工面
4 下型
5 揺動手段
6 旋回手段
7 軸回転制御手段
Claims (21)
- 下型と上型に挟持したワークに対して、上記下型と上記上型の相対的な位置を揺動させながら両者の間隔を徐々に縮めて所望の圧縮加工を行うための鍛造装置において、
上記下型に対向配置され、工具軸を中心に軸回転可能に設けられた上記上型と、
該上型の上記工具軸を圧縮加工方向の基準軸に対して傾斜揺動させる揺動手段と、
該揺動手段及び上記上型を上記基準軸を中心に旋回させる旋回手段と、
該旋回手段によって旋回する際の上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御可能な軸回転制御手段とを有し、
上記軸回転制御手段は、上記上型の上記工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるオン−オフ切換機能を有していることを特徴とする鍛造装置。 - 下型と上型に挟持したワークに対して、上記下型と上記上型の相対的な間隔を徐々に縮めて所望の圧縮加工を行うための鍛造装置において、
上記下型に対向配置され、工具軸を中心に軸回転可能に設けられた上記上型と、
圧縮加工方向の基準軸を中心に上記上型を旋回させる旋回手段と、
該旋回手段によって旋回する際の上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御可能な軸回転制御手段とを有し、
上記軸回転制御手段は、上記上型の上記工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるオン−オフ切換機能を有していることを特徴とする鍛造装置。 - 請求項1又は2において、上記軸回転制御手段は、上記上型に付与されるトルクが基準値以上となった場合に上記ワークとの接触状態に応じた従動回転を可能とするトルク制御機能を有していることを特徴とする鍛造装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、上記軸回転制御手段は、駆動手段を用いて上記上型を上記工具軸に対して積極的に回転させる自己回転機能を有していることを特徴とする鍛造装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記上型は、上記ワークに当接する加工面が、先端角度αが170°〜180°の範囲にある円錐状(α=180°の場合は平面状)であることを特徴とする鍛造装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項において、上記下型は、該下型の第2工具軸に対する相対的な回転を停止したロック状態に設けられていることを特徴とする鍛造装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項において、上記下型は、第2工具軸を中心に回転可能に設けられており、該下型の上記第2工具軸を上記基準軸に対して傾斜揺動させる第2揺動手段と、
該第2揺動手段及び上記下型を上記基準軸を中心に旋回させる第2旋回手段と、
該第2旋回手段によって旋回する際の上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御可能な第2軸回転制御手段とを有することを特徴とする鍛造装置。 - 請求項7において、上記第2軸回転制御手段は、上記下型の上記第2工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるオン−オフ切換機能を有していることを特徴とする鍛造装置。
- 下型と上型に挟持したワークに対して、上記下型と上記上型の相対的な間隔を徐々に縮めて所望の圧縮加工を行うための鍛造装置において、
上記下型に対向配置され、工具軸に対する相対的な回転を停止したロック状態に設けられた上記上型と、
圧縮加工方向の基準軸を中心に上記上型を旋回させる旋回手段とを有し、
上記下型は、第2工具軸を中心に回転可能に設けられており、該下型の上記第2工具軸を上記基準軸に対して傾斜揺動させる第2揺動手段と、
該第2揺動手段及び上記下型を上記基準軸を中心に旋回させる第2旋回手段と、
該第2旋回手段によって旋回する際の上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御可能な第2軸回転制御手段とを有し、
上記第2軸回転制御手段は、上記下型の上記第2工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるオン−オフ切換機能を有していることを特徴とする鍛造装置。 - 請求項7〜9のいずれか1項において、上記第2軸回転制御手段は、上記下型に付与されるトルクが基準値以上となった場合に上記ワークとの接触状態に応じた従動回転を可能とするトルク制御機能を有していることを特徴とする鍛造装置。
- 請求項7〜10のいずれか1項において、上記第2軸回転制御手段は、駆動手段を用いて上記下型を上記第2工具軸に対して積極的に回転させる自己回転機能を有していることを特徴とする鍛造装置。
- 下型と上型に挟持したワークに対して、上記下型と上記上型の相対的な位置を揺動させながら両者の間隔を徐々に縮めて所望の圧縮加工を行う鍛造方法において、
上記下型に対向配置され工具軸を中心に軸回転可能に設けられた上記上型の上記工具軸を、圧縮加工方向の基準軸に対して傾斜揺動させながら、上記基準軸を中心に旋回させ、かつ、上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御し、
上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態は、上記工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるよう制御することを特徴とする鍛造方法。 - 下型と上型に挟持したワークに対して、上記下型と上記上型の間隔を徐々に縮めて所望の圧縮加工を行う鍛造方法において、
上記下型に対向配置され工具軸を中心に軸回転可能に設けられた上記上型の上記工具軸を、圧縮加工方向の基準軸を中心に旋回させ、かつ、上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御し、
上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態は、上記工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるよう制御することを特徴とする鍛造方法。 - 請求項12又は13において、上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態は、上記上型に付与されるトルクが基準値以上となった場合に上記ワークとの接触状態に応じた従動回転を可能とするよう制御することを特徴とする鍛造方法。
- 請求項12〜14のいずれか1項において、上記上型の上記工具軸に対する軸回転状態は、駆動手段を用いて上記上型を上記工具軸に対して積極的に回転させるよう制御することを特徴とする鍛造方法。
- 請求項12〜15のいずれか1項において、上記下型は、該下型の第2工具軸に対する相対的な回転を停止したロック状態とすることを特徴とする鍛造方法。
- 請求項12〜15のいずれか1項において、さらに、第2工具軸を中心に回転可能に設けられた上記下型の上記第2工具軸を、上記基準軸に対して傾斜揺動させながら上記基準軸を中心に旋回させ、かつ、上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御することを特徴とする鍛造方法。
- 請求項17において、上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態は、上記第2工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるよう制御することを特徴とする鍛造方法。
- 下型と上型に挟持したワークに対して、上記下型と上記上型の間隔を徐々に縮めて所望の圧縮加工を行う鍛造方法において、
上記下型に対向配置され工具軸に対する相対的な回転を停止したロック状態に設けられた上記上型を、圧縮加工方向の基準軸を中心に旋回させ、
さらに、第2工具軸を中心に回転可能に設けられた上記下型の上記第2工具軸を、上記基準軸に対して傾斜揺動させながら上記基準軸を中心に旋回させ、かつ、上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態を、上記ワークとの接触状態に応じて従動するフリー状態と異なる状態に制御し、
上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態は、上記第2工具軸に対する相対的な回転を停止するロック状態と、上記フリー状態とを切り替えるよう制御することを特徴とする鍛造方法。 - 請求項17〜19のいずれか1項において、上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態は、上記下型に付与されるトルクが基準値以上となった場合に上記ワークとの接触状態に応じた従動回転を可能とするよう制御することを特徴とする鍛造方法。
- 請求項17〜20のいずれか1項において、上記下型の上記第2工具軸に対する軸回転状態は、駆動手段を用いて上記下型を上記第2工具軸に対して積極的に回転させるよう制御することを特徴とする鍛造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006160695A JP4862505B2 (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 鍛造装置及び鍛造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006160695A JP4862505B2 (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 鍛造装置及び鍛造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007326136A JP2007326136A (ja) | 2007-12-20 |
JP4862505B2 true JP4862505B2 (ja) | 2012-01-25 |
Family
ID=38926986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006160695A Expired - Fee Related JP4862505B2 (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 鍛造装置及び鍛造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4862505B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101889097B (zh) * | 2008-10-27 | 2013-03-13 | 塔塔钢铁有限公司 | 通过采用多轴加工无间隙原子(if)钢的方法 |
JP5545350B2 (ja) * | 2012-12-14 | 2014-07-09 | 日本精工株式会社 | 金属製部品の塑性加工装置 |
CN103331399A (zh) * | 2013-02-25 | 2013-10-02 | 袁正敏 | 双作用环缸式对压机 |
CN106345959A (zh) * | 2016-08-27 | 2017-01-25 | 上海科正模具有限公司 | 一种汽车模具脱模装置 |
CN111570699B (zh) * | 2020-05-25 | 2021-03-30 | 燕山大学 | 一种多向旋转成形液压机 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6277145A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-09 | Kobe Steel Ltd | 揺動鍛造装置 |
JPH03221234A (ja) * | 1989-02-14 | 1991-09-30 | Brother Ind Ltd | 旋回形塑性加工機械 |
JPH05285586A (ja) * | 1992-04-07 | 1993-11-02 | Daido Steel Co Ltd | フランジ製品の成形方法 |
JPH08108241A (ja) * | 1994-10-06 | 1996-04-30 | Seiko Instr Inc | 揺動鍛造成形機の回転規制位置出し機構 |
JP3039863B1 (ja) * | 1998-12-25 | 2000-05-08 | 不二精工株式会社 | ロッキングプレス装置 |
-
2006
- 2006-06-09 JP JP2006160695A patent/JP4862505B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007326136A (ja) | 2007-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4862505B2 (ja) | 鍛造装置及び鍛造方法 | |
JP2004017274A (ja) | 面取機 | |
JP5700604B1 (ja) | 加工ヘッド移動装置 | |
JP2017064841A (ja) | 研削装置 | |
CN103406814A (zh) | 一种宝石加工设备 | |
JP5064122B2 (ja) | 研削装置 | |
JP5400518B2 (ja) | 硬脆材料の研削方法 | |
JP2007260829A (ja) | ころ軸受軌道輪の超仕上げ加工方法 | |
JP6962686B2 (ja) | 研削装置 | |
JP2008188749A (ja) | 立軸型平面加工盤 | |
JP2011083842A (ja) | 溝加工方法及びその装置 | |
JP3405927B2 (ja) | 両頭研削盤 | |
CN219132219U (zh) | 一种机械电气定位装置 | |
JP3517679B2 (ja) | 球状物製造装置及び製造方法並びに該装置に用いる研削ホイール及び調整ホイール | |
JP2002355750A (ja) | 面加工装置及び面加工方法 | |
JPH07246548A (ja) | 極細段付軸の研削方法、および同研削装置 | |
CN220902889U (zh) | 一种内外圆抛光机 | |
CN220740421U (zh) | 一种轴承挡边磨床 | |
JP6900259B2 (ja) | 研削装置及び環状工作物の研削加工方法 | |
JP2010184270A (ja) | 回転型塑性加工装置 | |
JP2009090390A (ja) | 工作物外径面および平面のセンタレス研削方法およびセンタレス研削装置 | |
JP2002283169A (ja) | 回転加工装置 | |
JPH058048Y2 (ja) | ||
JP3145083U7 (ja) | ||
KR20140000700U (ko) | 개량된 평면연마기에 따른 상부 연마헤드 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110531 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110531 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110718 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111011 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111024 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |