JP4862060B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は電気掃除機に係り、特にサイクロン方式の電気掃除機に関するものである。
従来、サイクロン集塵機構を備えた電気掃除機において、サイクロン集塵機構は吸口から吸込んだ含塵埃吸気をサイクロン分離筒による遠心分離によって除塵させ、除塵された塵埃は集塵ケースに堆積する。除塵された塵埃を集塵ケースに一定量堆積させようとすると、集塵ケースが大型化してしまう。集塵ケースを大型化しないためには、除塵された塵埃を圧縮する必要がある。また、除塵した塵埃を圧縮しないと、排出時に塵埃が舞い上がるという恐れもあった。しかし、含塵埃吸気の除塵のための旋回流だけでは圧縮力が弱いため、除塵され集塵ケースに堆積した塵埃を十分に圧縮することができない。
この解決方法として、サイクロン集塵室にて遠心分離し、集塵された塵埃を吸気の流れにより圧縮する方法がある。
特開2007−282929号公報(特許文献1)に記載された電気掃除機では、サイクロン集塵室の上部に第一の吸引部、下部に第二の吸引部が設けられている。第二の吸引部の吸引によって、下降して堆積する塵埃を圧縮する。
特許第4102642号公報(特許文献2)に記載された電気掃除機では、サイクロン分離筒に形成した連通口により、前記サイクロン分離筒と連通する集塵ケースが設けられている。掃除機本体内の吸気の流れが2つの経路に分かれているので、集塵ケースの塵埃には吸気の流れ方向に圧力差が生じ、集塵した塵埃はこの圧力差により常時圧縮される。また、集塵ケースの下部に第1の補助フィルターを配置しているので集塵ケース内の塵埃の自重により、塵埃はより圧縮される。
特開2007−282929号公報 特許第4102642号公報
しかしながら、特許文献1の機構では除塵した塵埃を圧縮する第二の吸引部は円筒の外周面や底面に配置されているため、堆積する塵埃が多くなるにつれ、塵埃圧縮のための気流が流れにくくなり除塵した塵埃を均一に圧縮することができない。さらに、第二の吸引部が底面に配置されている場合、集塵ケース内に堆積した塵埃が舞い上がり吸気口を遮る可能性が高くなる。
また特許文献2の機構では、第2の補助フィルターに付着した細塵をサイクロン分離筒で除塵した塵埃と同時に排出することが困難である。
本発明の目的は、安定した吸引力を保ち、除塵した塵埃の均一な圧縮が可能な電気掃除機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、集塵装置(例えば、集塵機構)の内筒(例えば、サイクロン分離筒)の外周面から集塵装置の外筒(例えば、集塵ケース)の内周面にわたってメッシュ部材(例えば、メッシュフィルター部)を設け、複数の貫通孔は、内筒の軸方向のうち、集塵装置吸気口が配置される側に設けられ、メッシュ部材は、内筒の軸方向の他端または内筒の軸方向の他端側の円周面の一部と、内筒の複数の貫通孔との間に配置されたことにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、分離後の塵埃の多い空気から塵埃を捕集するためのフィルター(例えば、メッシュフィルター部)を集塵装置内の下側に備え、集塵装置内に塵埃が堆積していない状態において、分離後の塵埃の少ない空気の流量よりも、分離後の塵埃の多い空気の流量の方が、多いことにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、集塵機構内のサイクロン室とフィルター室下端の開口を覆う開閉自在に設けた排出蓋にて、サイクロン室内を旋回し、メッシュフィルター部を通った吸気を前記メッシュフィルター部と排出蓋との間に構成した流路を通し、フィルター室側へ流入させたことにある。
そして、好ましくは、排出蓋の開閉軸をフィルター部のフィルター開閉軸上に設けたことにある。好ましくは、サイクロン分離筒の上部吸気口の開口方向が集塵ケースの内周に沿って設けられた入口管に対し、直線的に開口していないことにある。好ましくは、排出蓋とメッシュフィルター部との間の流路には、吸気の流れを整流させるための凸部が放射状に形成されていることにある。
本発明によると、除塵した塵埃が圧縮され外筒内で再び舞い上がり内筒の貫通孔を遮ることがないため、安定した吸引力を保つことができ、集塵した塵埃をメッシュ部材あるいはフィルター上で均一に圧縮することが可能である。
また、本発明によると、集塵機構内のサイクロン室とフィルター室下端の開口を覆う開閉自在に設けた排出蓋にて、サイクロン室内を旋回し、メッシュフィルター部を通った吸気を前記メッシュフィルター部と排出蓋間に構成した流路を通し、フィルター室側へ流入させたことにより、サイクロン分離筒内流路を流れる吸気の流れによって圧力が発生する。これにより、発生した圧力がメッシュフィルター部上に堆積する塵埃にかかり、集塵した塵埃は自重と圧力により常時圧縮されるため、集塵ケースが小型でも除塵された塵埃を一定量堆積させることができる。
また、サイクロン分離筒の入口管から笠部間の範囲に上部吸気口を設けたことにより、メッシュフィルター部上に堆積した塵埃により、排出蓋にてサイクロン分離筒内の流路に導かれる吸気が遮られても、サイクロン分離筒の上部に開口する吸気口から除塵された吸気を流入させ続けることができる。これにより、塵埃の圧縮力を持続させることができる。
また、本発明によると、排出蓋の開閉軸をフィルター部のフィルター開閉軸上に設けたことにより、外観の凹凸を減らし集塵機構を小型化することができる。
また、本発明によると、サイクロン分離筒の上部吸気口の開口方向が集塵ケースの内周に沿って設けられた入口管に対し、直線的に開口していない形状とすることにより、入口管から流入した含塵埃吸気が短絡して吸気口の開口からサイクロン分離筒内の流路に直接流入することを防止することができる。これにより、吸引力を安定して保つことができる。
また、本発明によると、排出蓋とメッシュフィルター部間の流路には、吸気の流れを整流させるための凸部が放射状に形成されていることにより、排出蓋とメッシュフィルター間の流れが整流される。これにより、集塵機構の損失を低減することができる。
本発明の実施例1に係る集塵機構の斜視図。 上記電気掃除機の全体側面図。 上記電気掃除機の本体部分の側面図。 集塵機構の空気の流れを示した縦断面図。 集塵機構の正面図。 集塵機構サイクロン分離筒の斜視図。 図4中のA−A断面図。 集塵装置の排出蓋を開放した状態の斜視図。 本発明の実施例2の一例に係るメッシュフィルター部を示した斜視図。 本発明の実施例2の一例に係るメッシュフィルター部を示した縦断面図。 本発明の実施例3の一例に係るメッシュフィルター部を示した縦断面図。 本発明の実施例3に係る集塵機構を示した縦断面図。 本発明の実施例4に係る集塵機構を示した縦断面図。
以下、本発明の代表的な実施例1〜4を説明する。尚、本発明の技術思想は、実施例1〜4に限定されるものではなく、他の実施例にも適用可能である。
図2は本発明の実施例の一例に係る電気掃除機の全体外観図である。
この実施例における電気掃除機は、吸気口(本体吸気口)7を有する掃除機本体1と吸気口7にその一端が接続され連通するホース2とホース2の他端にその一端が接続され連通する手元操作管3と手元操作管3の他端にその一端が接続され連通する伸縮延長管4と伸縮延長管4の他端に接続され連通する吸口5を備え、掃除機本体1と手元操作管3をホース2で接続し、この手元操作管3に伸縮延長管4を介して吸口5を接続して使用する。電気掃除機の使用状態では、掃除機本体1が横置きとなり、電気掃除機の収納状態では、掃除機本体1が縦置きとなるのが好ましい。掃除機本体1内の前側(ホース2が接続される側)には、吸気口7に連通する集塵室(図示せず)が配置され、さらに、その集塵室には、塵埃を捕集する集塵機構(集塵装置)100が着脱自在に配置される。掃除機本体1内の後側には、吸引力を発生する電動送風機6が配置される。そして、手元操作管3に設けられた電源ボタンが使用者によってONされると、電動送風機6が作動し、吸引力を発生する。吸口5から吸込まれた空気および空気と共に吸込まれた塵埃は、伸縮延長管4,手元操作管3,ホース2,掃除機本体1の順に導かれる。
図3は本発明の実施例の一例に係る掃除機本体の外観図である。
この掃除機本体1内には電動送風機6とコードリール(図示せず)とを内蔵する。また、掃除機本体1は、上ケース10と下ケース20によって覆われており、下ケース20は、この掃除機本体1を床面に走行させるための走行車輪21と案内車輪22を備えている。さらに、上ケース10の上部には本体ハンドル11が前後方向に回転可能に取り付けられており、使用者が掃除機本体1を持ち運ぶ事ができる。掃除機本体1に内蔵されるフィルター除塵ユニット12は、掃除機本体1内で電動送風機6と集塵機構100との間に位置し、集塵機構100の排気口(集塵装置排気口)に設けられたフィルター部122に付着した塵埃を振るい落とす。
図1、図4〜図8は本発明の実施例の一例に係る集塵機構の外観図である。
集塵機構100は、図1に示すように、含塵埃吸気から遠心分離作用(サイクロン方式)によって塵埃を分離するサイクロン室101と、吸気の下流側であってサイクロン室101の側方に隣接した位置に、塵埃を捕集するフィルター室102を有し、集塵機構100の上部に設けられたハンドル103により使用者が掃除機本体1の集塵室から着脱することができる。このハンドル103は回動軸(開閉軸)を備えており、通常図1に示すように上蓋(第一の蓋)104に収納されているが、集塵機構100を掃除機本体1の集塵室から取り外す場合や集塵機構100を持ち運ぶ場合、ハンドル103の前部を持ち上げると使用者がハンドル103が握れるようになる。ここで、ハンドル103は、集塵機構100の外観を損なわないため、或いは省スペース化のために回動するようにしているが、固定式になっていてもよい。サイクロン室101は、中空の外筒によって形成される集塵ケース112と、外筒と同心軸で形成され外筒に包含される中空の内筒によって形成されるサイクロン分離筒113によって構成される。集塵ケース112は、使用者から塵埃の堆積が見えるようにまたは集塵ケース112外に設けたセンサが塵埃の堆積を検出できるように、透明または半透明のプラスチックや樹脂で構成されるのが好ましい。サイクロン分離筒113は、菌の繁殖を抑制できるように、抗菌作用のある金属(例えば、銀)や抗菌物質(例えば、銀)を含有するあるいは塗布された金属(例えば、ステンレス)で構成されるのが好ましい。電気掃除機の使用状態において重力作用方向を下方向とした場合に、集塵機構100の外筒および内筒の軸方向は、略重力作用方向であるのが好ましい。ここで略重力作用方向とは、軸方向と重力作用方向とのなす角度が0°から45°までの範囲をいう。尚、フィルター室102は、サイクロン室101の側方に配置する代わりに、サイクロン室101の上部あるいは下部、または上蓋104あるいは排出蓋(第二の蓋)116内に配置してもよい。
図1に示すように、集塵ケース112の上部の円周面の一部には、集塵ケース112の円周面に沿うように開口しているつまり集塵ケース112の円周面の接線方向に接続されている入口管(集塵装置吸気口)111が形成される。ただし、入口管111の接続方向は、必ずしも接線方向である必要はなく、集塵ケース112の軸心からずれていれば、旋回流を発生させることができる。入口管111の開口方向とフィルター部122が配置される排気口の方向とは対向しているのが好ましい。そして、集塵ケース112が集塵室内に装着された場合に、入口管111は弾性シール部材を介して吸気口7に連通し、フィルター部122が配置される排気口は掃除機本体1の電動送風機6の吸気口に連通する。
図1および図6に示すように、サイクロン分離筒113の軸方向の両端は、開口している。サイクロン分離筒113の上端の開口は、上蓋104内の流路に連通する。サイクロン分離筒113の下端の開口は、集塵ケース112内に開口する。サイクロン分離筒113の軸方向の中間または中間よりもやや下側または下端から1/4程度の高さの位置に、サイクロン分離筒113の外周面から集塵ケース112の内周面へ向かって延びる円環状の笠部114を設ける。笠部114は、下から上方向への塵埃の巻き上げや空気の逆流を抑制するものである。笠部114の外周端と、集塵ケース112の内周面との間は空いており、上から下方向への空気の流路を形成している。笠部114を通過する際、空気の流速は速くなるため、流れの軸方向成分が大きくなる。入口管111は、笠部114よりも上側に配置される。サイクロン分離筒113の円周面のうち、笠部114よりも上側に、複数の貫通孔からなる吸気口117が形成される。図6に示すように、吸気口117は、サイクロン分離筒113の円周面の円周方向の一部を除いた部分に形成されるのが好ましい。その結果、吸気口117は、入口管111の開口方向に対し、直線上にない。サイクロン分離筒113の下端近傍(好ましくは下端)に、サイクロン分離筒113の外周面から集塵ケース112の内周面にわたって、サイクロン分離筒113および集塵ケース112の軸方向に対して垂直な方向に真っ直ぐに延びるメッシュフィルター部(メッシュ部材)115が形成される。メッシュフィルター部115も、菌の繁殖を抑制できるように、抗菌作用のある金属(例えば、銀)や抗菌物質(例えば、銀)を含有するあるいは塗布された金属(例えば、ステンレス)で構成されるのが好ましい。メッシュフィルター部115の目は、吸気口117に形成される貫通孔よりも、細かいのが好ましい。サイクロン分離筒113の内側は、遠心分離に寄与しないため、空気が旋回しないのが好ましい。そこで、空気が旋回しないように、サイクロン分離筒113の内周面のうち、吸気口117が形成されない部分(特にサイクロン分離筒113から吸気口117までの範囲)に、軸方向に延びるリブ(整流板)を設けてもよい。
図4に示すように、電動送風機6より発生した吸引力により、吸口5から吸込まれた含塵埃吸気は、伸縮延長管4,ホース2を通り、掃除機本体1,集塵機構100内に流入する。集塵機構100内に流入した含塵吸気は集塵ケース112の内周面に沿うように開口している入口管111より、集塵ケース112内に流入し、サイクロン分離筒113の外周を旋回することにより遠心分離作用で塵埃を分離する。遠心分離作用により外周側の空気は、塵埃が多く含まれ、逆に、内周側の空気は、塵埃が少ない。遠心分離後の塵埃を多く含んだ空気(サイクロン分離筒113外の空気)は、集塵ケース112の下部のメッシュフィルター部115上に導かれる。この集塵ケース112上部から下部へ旋回し向かう吸気は、メッシュフィルター部115を通り集塵ケース112下部の排出蓋116にて旋回して、サイクロン分離筒113の下端開口からサイクロン分離筒113内に形成される流路に導かれる。サイクロン分離筒113の外周を旋回し、遠心分離作用によって除塵された吸気の一部(遠心分離後の塵埃が少ない空気)は、サイクロン分離筒113の入口管111から笠部114の間の範囲で開口する吸気口117からサイクロン分離筒113内の流路に流入する。これにより、メッシュフィルター部115上に堆積した塵埃により、排出蓋116にてサイクロン分離筒113内の流路に導かれる吸気が遮られても、サイクロン分離筒113の上部に開口する吸気口117から除塵された吸気を流入させ続けることができるため、吸引力を持続させることができる。一方、メッシュフィルター部115上に堆積した塵埃は、サイクロン分離筒113の下端開口からの吸引力によって圧縮される。
図5に示すように、吸気口117は、入口管111から流入した含塵埃吸気が吸気口117からサイクロン分離筒113内へ直接流入しないよう、サイクロン分離筒113と入口管111の流路が交差する斜線部Bの範囲には吸気口117を設けないように配置した。これにより、入口管111から流入した含塵埃吸気が短絡して吸気口117の開口からサイクロン分離筒113内の流路に直接流入することを防止している。また、吸気口117が形成されない部分(斜線部B)は、含塵埃吸気が逆旋回しないように、案内板の役割も有している。ここで、吸気口117は、目詰まりしにくい小径の孔をサイクロン分離筒113の側面に形成しているが、より微細な塵埃を分離させるためメッシュ状のフィルターを配置してもよい。このメッシュ状のフィルターの目は、メッシュフィルター部115の目と同等であってもよいし、細かくてもよい。
集塵機構100内に塵埃が堆積していない状態、つまりメッシュフィルター部115上に塵埃が堆積していない状態で、遠心分離後の塵埃を多く含んだ空気(サイクロン分離筒113外の空気)の流量と遠心分離後の塵埃が少ない空気(サイクロン分離筒113内の空気)の流量との比率は等しくてもよいが、メッシュフィルター部115上での塵埃の圧縮力を強めるには、遠心分離後の塵埃が少ない空気の流量よりも遠心分離後の塵埃を多く含んだ空気の流量のほうが多いのが好ましい。ただし、メッシュフィルター部115上に塵埃が堆積するのに従って、サイクロン分離筒113の外周側の吸引力が低下するので、遠心分離後の塵埃を多く含んだ空気の流量が少なくなり、遠心分離後の塵埃が少ない空気の流量は多くなると考えられる。そして、遠心分離後の塵埃が少ない空気の流量と遠心分離後の塵埃を多く含んだ空気の流量の大小やその比率は、集塵機構100内に塵埃が堆積していない状態では、吸気口117の総開口面積やサイクロン分離筒113の下端の総開口面積,笠部114と集塵ケース112の内周面との間の開口面積,メッシュフィルター部115の総開口面積に依存する。例えば、吸気口117の総開口面積を小さくし、サイクロン分離筒113径を大きくすると、塵埃の圧縮力は弱まる傾向がある。また、吸気口117の総開口面積を大きくし、サイクロン分離筒113径を小さくすると、塵埃の圧縮力は強くなる傾向がある。また、入口管111の断面積(開口面積)を小さくすると、サイクロン室101内の旋回速度が高速になるため、吸気の流れにより塵埃が下方に押し付けられ、圧縮力が強くなる傾向がある。
また、サイクロン分離筒113の内側流路の断面積(サイクロン分離筒113の開口面積)と、サイクロン分離筒113と集塵ケース112との間の流路の断面積(集塵ケース112の開口面積からサイクロン分離筒113の開口面積を減算した面積)の比率は、等しくてもよいが、メッシュフィルター部115上で塵埃が堆積可能な容積を増やすためには、サイクロン分離筒113の内側流路の断面積よりも、サイクロン分離筒113と集塵ケース112との間の流路の断面積のほうが大きいのが好ましい。尚、サイクロン分離筒113の内側流路の断面積と、サイクロン分離筒113と集塵ケース112との間の流路の断面積の比率が等しい場合は、サイクロン分離筒113の半径と集塵ケース112の半径の比率は、1:√2となる。また、メッシュフィルター部115上で塵埃が堆積可能な容積を増やすためには、集塵ケース112の形状を中空の円錐台形としてもよいし、サイクロン分離筒113の形状を中空の逆円錐台形としてもよいし、サイクロン分離筒113の形状を笠部114の上側を半径の大きな円筒とし笠部114の下側を半径の小さな円筒の組み合わせとしてもよい。
そして、図4に示すように、排出蓋116でサイクロン分離筒113内の流路へ導かれた吸気は、サイクロン分離筒113の上部に形成された吸気口117からの吸気と合流し、サイクロン室101の上部開口(サイクロン分離筒113の上端開口)から上蓋104内の流路に流入し、吸気の下流側に設けられたフィルター室102を通り、電動送風機6に吸込まれる。サイクロン室101で遠心分離作用によって分離できなかった軽い塵埃やメッシュフィルター部115で捕集できなかった細かい塵埃が、このフィルター室102に設けられたフィルター部122によって捕集される。この電動送風機6からの排気はフィルター(図示せず)を介して、一部は排気流路(図示せず)を介し、一部はコードリールに流して冷却し、その後に機外に放出させる。
次に、サイクロン室101とフィルター室102の詳細について、図1および図4〜図8を参照し説明する。
サイクロン室101は、集塵ケース112とサイクロン分離筒113とサイクロン分離筒外周から集塵ケース内周方向へ突出した笠部114を備える。笠部114はメッシュフィルター部115上に堆積した塵埃が舞い上がるのを抑える働きを持つ。図6に示すように、サイクロン分離筒113は連結部118により上蓋104に連結することにより集塵ケース112から着脱自在になっている。これにより、集塵ケース112からサイクロン分離筒113を取り外して集塵ケース112内に手を入れて清掃することができるため、集塵ケース112のお手入れ性が向上する。ここで、上述したように、サイクロン分離筒113の軸方向は鉛直方向を向いているが、鉛直方向でなく傾いていてもよい。さらに、笠部114の縁は水平に突出しているが、図6に示すように、塵埃が舞い上がるのを抑えるために、集塵ケース112下端方向に傾斜・湾曲させてもよい。
図8に示すように、サイクロン室101とフィルター室102の下端の開口は、サイクロン分離筒113の内周全面とサイクロン分離筒113の外周から集塵ケース112の内周に掛けてメッシュフィルターが配置された開閉可能なメッシュフィルター部115と排出蓋116によって塞がれている。メッシュフィルター部115と排出蓋116は、フィルター室102側に設けられたフィルター回動軸(開閉軸)124によって回動する。フィルター回動軸124は、メッシュフィルター部115の回動軸と、排出蓋116の回動軸と、フィルター部122の回動軸とで共用されている。メッシュフィルター部115と排出蓋116は、集塵ケース112下部でかつフィルター室102の反対側に設けられたクランプ(係止部材)107により係止されている。具体的には、外側に配置された排出蓋116がクランプ107によって係止されることによって、内側に配置されたメッシュフィルター部115の外周端が集塵ケース112と排出蓋116とによって挟まれることによって係止される。また、メッシュフィルター部115の上面に、メッシュフィルター部115の目よりも細かい使い捨てフィルター素材(例えば、ティッシュペーパ)が係止されてもよい。具体的には、排出蓋116がクランプ107によって係止されることによって、メッシュフィルター部115の外周端が集塵ケース112と排出蓋116とによって挟まれ、さらに、使い捨てフィルター素材の外周端が集塵ケース112とメッシュフィルター部115とによって挟まれることによって係止される。ここで、メッシュフィルター部115はサイクロン分離筒113の内周側にメッシュ状のフィルターが配置されていなくてもよい。クランプ107により、メッシュフィルター部115と集塵ケース112,サイクロン分離筒113,フィルター部122を形成するフィルターケース121,排出蓋116が気密状態に当接するよう付勢している。各当接部間には弾性シール部材を介在させるとよい。ごみ捨て時に、使用者が集塵ケース112の上部外側に形成されたボタン105を押下すると、集塵ケース112の外側を上端から下端まで軸方向に延びかつ集塵ケース112の円周方向へ延びる突起を有する伝達棒106が軸方向へ移動して、クランプ107を解除位置まで移動させ、メッシュフィルター部115と排出蓋116が開放状態になり、使用者は、堆積した塵埃をボタン押下による1動作で排出することができる。ここで、メッシュフィルター部115のサイクロン分離筒113側の面に、円筒状の凸部125を設けてもよい。凸部125を設けることにより、メッシュフィルター部115上に堆積した塵埃が剥離しやすくなり、塵埃が排出しやすくなる。さらに、メッシュフィルター部115と排出蓋116間の流路には、吸気の流れを整流させるために、半径方向に延びる複数の凸部(リブ,整流板)119が形成されている。流路内の吸気の流れを整流化することにより、安定した吸引力を保つことができる。ここで、凸部119は排出蓋116のメッシュフィルター部115側またはメッシュフィルター部115の排出蓋116側の一方または双方に形成される。
サイクロン室101とフィルター室102の上部開口は、上蓋104によって塞がれており、上蓋104と集塵ケース112,フィルターケース121が気密状態に当接している。ここで、当接部間には弾性シール部材を介在させるとよい。上蓋104は、集塵ケース112とフィルターケース121より着脱自在となっている。本実施例では、上蓋の側面にネジ部があり、ネジを外すことで上蓋104が着脱可能となる。ここで、上蓋104は、部品点数を減らすため、集塵ケース112やフィルターケース121と一体型で設けてもよい。
フィルター室102のフィルターケース121後部には、波形のプリーツ加工されたフィルターを有するフィルター部122が備わる。フィルター部122のフィルターの目は、吸気口117の貫通孔やメッシュフィルター部115の目よりも、細かい。このフィルター部122は、フィルターケース121に対してフィルターケース下部に設けられたフィルター回動軸124を中心として開閉自在に設けられ、フィルタークランプ(係止手段)123により係止している。前記フィルター部122に付着した細塵を除塵機構により下部のメッシュフィルター部115側に剥離させ、フィルタークランプ123を解除することによりフィルター部122を開閉できるようにし、細塵を1動作で排出可能な機構とした。さらに、排出蓋116とフィルター部122の回転軸をフィルター回動軸124上に設けたことにより外観の凹凸を減らすことが可能となった。ここで、メッシュフィルター部115と排出蓋116の軸を同軸に設けてもよい。排出蓋116のうちサイクロン室101の下側開口に対向する部分とフィルター室102の下側開口に対向する部分とは、連通せずに隔離するが、一体型に形成されているのが好ましい。
以上の構成としたことで、除塵した塵埃が圧縮され集塵ケース内で再び舞い上がり吸気口を遮ることがないため、安定した吸引力を保つことができる。また、集塵した塵埃をメッシュフィルター部上で均一に圧縮することができるため、集塵ケースに堆積できる集塵量が増加し、ごみ捨て時の塵埃の舞い上がりを抑えられる。特に、塵埃を多く含んだ空気の流れ方向と重力作用方向が略一致する位置、または塵埃を多く含んだ空気の流れ方向のうち水平成分よりも垂直下方向成分(重力作用方向成分)が大きい位置において、その流れの方向に対向してメッシュフィルター部115を配置したことにより、塵埃の圧縮力または圧縮率を向上することができる。
尚、集塵機構100の上下は逆であってもよい。つまり、上蓋104,入口管111,吸気口117が下側に配置され、排出蓋116が上側に配置されてもよい。
図9,図10は実施例2に係わるメッシュフィルター部を示した斜視図である。なお、実施例1に記載の構成と同一または相当部分には同じ符号を付し、説明を省略する。なお、基本的な動作は実施例1と同様であるため説明は省略する。
実施例2のメッシュフィルター部115は、平坦形状ではなく立体形状にした。図9の例では、円錐形状とした。メッシュフィルター部115は、当該円錐形状の頂点部分(サイクロン分離筒113の内周側に対応する部分)をカットして開口した円錐台形状であってもよいし、当該円錐形状を逆さにした逆円錐形状であってもよい。メッシュフィルター部115は、上半球帯形状や下半球帯形状であってもよい。図10の例では、下部(サイクロン分離筒113の内周側に対応する部分)をカットして開口した下半球帯形状とその下端に円形状を組み合わせた形状とした。
そして、実施例2によれば、実施例1の有する効果に加え、メッシュフィルター部115の面積を大きくし、塵埃にかかる圧縮面積を増加することができるという効果を奏する。
図11,図12は実施例3に係わるメッシュフィルター部を示した斜視図と集塵機構を示す断面図である。なお、実施例1,2に記載の構成と同一または相当部分には同じ符号を付し、説明を省略する。なお、基本的な動作は実施例1,2と同様であるため説明は省略する。
実施例3では、サイクロン分離筒113の軸方向の下端開口を排出蓋116に当節させてサイクロン分離筒113の軸方向の下端自体は開口せずに、代わりに、サイクロン分離筒113の下部の円周面、具体的には下端からメッシュフィルター部115が形成された位置までの一部を開口した。図11に示すように、このサイクロン分離筒下部円周面の開口部分には、メッシュフィルター部115と同様のメッシュフィルター部131で形成してもよい。サイクロン分離筒下端の形状は、円筒の代わりに、円錐・角錐(テーパー形状)であってもよい。
実施例3によれば、実施例1の有する効果に加えて、メッシュフィルター部115のサイクロン分離筒下部円周部分を支持することにより、メッシュフィルター部115とサイクロン分離筒113の気密部の吸気による変形を抑えることができるという効果を奏する。そのため、メッシュフィルター部115とサイクロン分離筒113のすき間から塵埃がサイクロン分離筒113内の流路に短絡して流入することがないため、フィルター室のフィルター部の目詰まりを抑え、吸引力を持続させることができるという効果を奏する。
図13は実施例4に係わる集塵機構を示す断面図である。なお、実施例1,2,3に記載の構成と同一または相当部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
実施例4では、上蓋104内にサイクロン分離筒113の上端開口とフィルター室102とを連通する流路を形成する代わりに、排出蓋116内に、サイクロン分離筒113の下端開口および集塵ケース112の下端開口とフィルター室102とを連通する流路を形成した。つまり、排出蓋116のうちサイクロン室101の下側開口に対向する部分とフィルター室102の下側開口に対向する部分とを隔離せずに連通させる。これにより、サイクロン分離筒113の上部の吸気口117から流入した塵埃の少ない空気は、サイクロン分離筒113内を下方向へ流れ、サイクロン分離筒113の下端開口出口つまり排出蓋116内で、メッシュフィルター部115を通過した空気と合流し、フィルター室102へ導かれることになる。
実施例4によれば、実施例1の有する効果に加えて、上蓋104内の流路を省けるため、上蓋104の高さを低くすることができ、集塵機構100の高さを小さくすることができるという効果を奏する。さらに、メッシュフィルター部115を通過した空気は、サイクロン分離筒113内を通らなくてよいため、メッシュフィルター部115を通過した空気の圧力損失を低減できるという効果を奏する。
実施例4では、メッシュフィルター部115を通過した空気が、サイクロン分離筒113内を通らずに、フィルター室102へ導かれればよいため、サイクロン分離筒113の下端を排出蓋116に当接させて開口せずにまたはサイクロン分離筒113の下端を終端面として集塵ケース112内の所定の高さ(例えば、メッシュフィルター部115が形成される位置や笠部114が形成される位置)で閉じ、代わりに、実施例1のように、上蓋104内にサイクロン分離筒113の上端開口とフィルター室102とを連通する流路を形成してもよい。これにより、サイクロン分離筒113の上部の吸気口117から流入した塵埃の少ない空気は、実施例1と同様に、サイクロン分離筒113内を上方向へ流れ、サイクロン分離筒113の上端開口から上蓋104内の流路を流れ、上側からフィルター室102に導かれ、一方、メッシュフィルター部115を通過した空気は、排出蓋116内の流路を流れ、下側からフィルター室102に導かれる。よって、サイクロン分離筒113内に流入した塵埃の少ない空気と、サイクロン分離筒113外の塵埃の多い空気とは、合流することなく、それぞれの流路を通って、フィルター室102に導かれ、フィルター室102内で合流することとなる。なお、遠心分離後の塵埃の少ない空気の流量よりも遠心分離後の塵埃の多い空気の流量を大きくするために、上蓋104内の流路の断面積よりも、排出蓋116内の流路の断面積を大きくしてもよい。
1 掃除機本体
2 ホース
3 手元操作管
4 伸縮延長管
5 吸口
6 電動送風機
7,117 吸気口
10 上ケース
11 本体ハンドル
12 フィルター除塵ユニット
20 下ケース
21 走行車輪
22 案内車輪
100 集塵機構
101 サイクロン室
102 フィルター室
103 ハンドル
104 上蓋
105 ボタン
106 伝達棒
107 クランプ
111 入口管
112 集塵ケース
113 サイクロン分離筒
114 笠部
115,131 メッシュフィルター部
116 排出蓋
118 連結部
119,125 凸部
121 フィルターケース
122 フィルター部
123 フィルタークランプ
124 フィルター回動軸

Claims (5)

  1. 本体吸気口と前記本体吸気口に連通する集塵室と前記集塵室に着脱自在な集塵装置と前記集塵室に連通する電動送風機とを備えた掃除機本体を備えた電気掃除機において、
    前記集塵装置は、前記本体吸気口に連通可能な集塵装置吸気口と、その円周面に複数の貫通穴を有する中空の内筒と、前記集塵装置吸気口に連通し前記内筒を包含する中空の外筒と、前記電動送風機に連通可能な集塵装置排気口とを備え、
    前記内筒の軸方向の一端は前記集塵装置排気口に連通し、前記内筒の軸方向の他端または前記内筒の軸方向の他端側の円周面の一部は前記外筒内に開口し、
    前記内筒の外周面から前記外筒の内周面にわたってメッシュ部材を設け
    前記複数の貫通孔は、前記内筒の軸方向のうち、前記集塵装置吸気口が配置される側に設けられ、
    前記メッシュ部材は、前記内筒の軸方向の他端または前記内筒の軸方向の他端側の円周面の一部と、前記内筒の前記複数の貫通孔との間に配置されたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 本体吸気口と前記本体吸気口に連通する集塵室と前記集塵室に着脱自在な集塵装置と前記集塵室に連通する電動送風機とを備えた掃除機本体を備えた電気掃除機において、
    前記集塵装置は、電気掃除機の使用状態において重力作用方向を下方向とした場合に、当該集塵装置の上側で遠心分離作用によって、吸込んだ空気から塵埃を分離すると共に分離後の塵埃の少ない空気を前記電動送風機に連通する集塵装置排気口へ導き、当該集塵装置の下側で、分離後の塵埃の多い空気を前記集塵装置排気口へ導き、
    前記集塵装置は、前記分離後の塵埃の多い空気から塵埃を捕集するためのフィルターを当該集塵装置内の下側に備え、
    前記集塵装置内に塵埃が堆積していない状態において、前記分離後の塵埃の少ない空気の流量よりも、前記分離後の塵埃の多い空気の流量の方が、多いことを特徴とする電気掃除機。
  3. 電動送風機を内蔵する掃除機本体と、前記掃除機本体に着脱自在に設けられた集塵機構を備えた電気掃除機において、
    前記集塵機構内に、含塵埃吸気内の塵埃を遠心分離作用によって分離するサイクロン室と前記サイクロン室を通過した含塵埃吸気の塵埃を捕集するフィルター室を設け、
    前記サイクロン室には、集塵ケースと内部に流路を備えたサイクロン分離筒と前記サイクロン分離筒外周から前記集塵ケース内周方向へ突出し、前記集塵ケースの下方に集塵部を形成する笠部とを備え、
    前記サイクロン分離筒のうち、前記集塵ケースの内周に沿って設けられた入口管から前記笠部との間の範囲に、上部吸気口を設け、
    前記集塵ケースと前記フィルター室は、塵埃を排出するための開口部を下端に有し、
    前記開口部は、前記サイクロン分離筒外周から前記集塵ケース内周に掛けてメッシュ状のフィルターが配置された開閉可能なメッシュフィルター部と、前記メッシュフィルター部の外側にある排出蓋によって塞がれており、
    前記サイクロン室内を旋回し、前記メッシュフィルター部を通った吸気が、前記排出蓋によって、前記メッシュフィルター部と前記排出蓋との間に構成した流路を通り、前記フィルター室側へ流入することを特徴とする電気掃除機。
  4. 請求項3の電気掃除機において、
    前記排出蓋の開閉軸を、前記フィルター室後部に設けたフィルター部のフィルター開閉
    軸上に設けたことを特徴とする電気掃除機。
  5. 本体吸気口と前記本体吸気口に連通する集塵室と前記集塵室に着脱自在な集塵装置と前記集塵室に連通する電動送風機とを備えた掃除機本体を備えた電気掃除機において、
    前記集塵装置は、前記本体吸気口に連通可能な集塵装置吸気口と、その円周面に複数の貫通穴を有する中空の内筒と、前記集塵装置吸気口に連通し前記内筒を包含する中空の外筒と、前記電動送風機に連通可能な集塵装置排気口とを備え、
    前記内筒の軸方向の一端は、前記集塵装置排気口に連通し、
    前記内筒の軸方向の他端に対応する前記外筒の軸方向の一端または前記外筒の軸方向の一端側の円周面の一部は、前記集塵装置排気口に連通し、
    前記内筒の外周面から前記外筒の内周面にわたってメッシュ部材を設けたことを特徴とする電気掃除機。
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