JP4947110B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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この発明は、電気掃除機に関するものであり、特にサイクロン方式を採用した電気掃除機に関するものである。
微粒子を含む流体の取入れ手段と清浄にされた流体の排出手段を有するハウジングを備えて、流入流体に一次の渦流を発生させる手段を有し、かつ前記ハウジングがそれぞれ微粒子の収集手段に連結した第一分離室と第二分離室を含む分離領域と前記第二分離室内に二次の渦流を発生させる連結手段を備えて、流体の流れから微粒子を分離する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特表2002−503541号公報
特許文献1で示される従来技術においては、慣性力により空気から分離したごみを旋回部の壁面に沿って重力により集塵する方式であったため、特に綿ごみなどはダストケース内で圧縮されず、ダストケース内への流入気流により、再飛散するという課題があった。また、綿ごみとは密度の大きく異なるフィルム状ごみや毛髪は綿ごみと共に遠心分離して捕集することは困難であるという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するために為されたものであり、ごみを効率良く遠心分離した後にダストケース内にごみを圧縮して収容し、且つ清掃性の良好な電気掃除機を得ることを目的としている。
本発明に係る電気掃除機は、外部から含塵空気を吸入する吸込口と、吸込口に一端が接続された連絡風路と、一端が連絡風路の他端側に接続され、第一サイクロンを有する本体と、を備え、第一サイクロンは連絡風路側からの含塵空気を取り込む第一入口と、第一入口から導入した含塵空気が旋回する第一旋回部と、第一旋回部の側壁面の一部を成し、先端に近づくほど径が小さくなる、ほぼ円錐形状を成し、先端を切り落とした形状の第一円錐部と、第一円錐部の下端に形成された一次開口部と、第一円錐部の下部に設けられた一次ダストケースと、第一旋回部内から空気を排出する第一出口とを備え、第一旋回部の側壁面の一部に0次開口部を形成し、0次開口部の半径方向外側に第一の塵埃を堆積する0次ダストケースを設け、一次ダストケースの上端を一次開口部よりも上方にまで延在させて、一次ダストケースの上方における第一円錐部の外周壁と一次ダストケースの内周壁との間に第一の塵埃よりも軽い第二の塵埃を一次ダストケースに流入する気流により堆積させて圧縮するための圧縮空間を形成し、一次ダストケースの内側底面と一次開口部の開口端との距離Z(mm)および前記第一サイクロンに流入する風量Q(m3/min)について、Z/Qを3以上11未満としたものである。
この発明によれば、ごみを効率良く遠心分離した後にダストケース内にごみを圧縮して収容し、且つ清掃性が良くなる。
本発明に係る電気掃除機の概略的な構成を示す図である。 図1に示す電気掃除機の本体5を上方から見た横断面を示す模式図である。 図2に示す本体5のa−a断面図である。 図2に示す本体5のb−b断面図である。 図1に示す電気掃除機の本体5の要部であるサイクロン集塵部540の外観を示す斜視図である。 本発明に係る電気掃除機のサイクロン集塵部540の前面図である。 本発明に係る電気掃除機のサイクロン集塵部540の背面図である。 本発明に係る電気掃除機のサイクロン集塵部540の平面図である。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態1における図7のA−A矢視断面図である(その1)。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態1における図7のB−B矢視断面図である。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態1における図8のC−C矢視断面図である。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態1における図7のD−D矢視断面図である。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態1における図7のE−E矢視断面図である。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態1における図7のF−F矢視断面図である。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態1におけるサイクロン集塵部540の分解斜視図である。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態1におけるごみ捨て時のサイクロン集塵部540の斜視図である。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態1を示すダストケースを円錐部からはずした時の斜視図である。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態1を示すダストケースを円錐部からはずした時のA−A矢視断面図である。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態1における図7のA−A矢視断面図である(その2)。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態1における図7のA−A矢視断面図である(その3)。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態1における図7のA−A矢視断面図である(その4)。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態2における第一サイクロン502の構成を示すA−A断面図である(その1)。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態2における第一サイクロン502の構成を示すA−A断面図である(その2)。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態2における第一サイクロン502の構成を示すA−A断面図である(その3)。 本発明に係る電気掃除機の実施の形態2における第一サイクロン502の構成を示すA−A断面図である(その4)。 距離Zと風量Qとの比Z/Qと綿ごみ捕集量との関係を示すグラフである。 一次開口部505の開口面積Adと風量Qとの比Ad/Qと綿ごみ捕集量との関係を示すグラフである。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電気掃除機の概略的な構成を示す図である。
図1に示すように、電気掃除機100は、吸込口1と、吸引パイプ2と、接続パイプ3と、伸縮自在なサクションホース4と、サイクロン式の掃除機本体5とから構成されている。吸込口1は床面上の塵埃及び含塵空気を吸い込む。吸込口1の出口側には真直な円筒状の吸引パイプ2の一端が接続されている。吸引パイプ2の他端には、取手が設けられており、中途にて若干折れ曲がった接続パイプ3の一端が接続されている。接続パイプ3の他端には、折り曲げ自在のサクションホース4の一端が接続されている。さらに、サクションホース4の他端には、本体5が接続されている。
吸込口1、吸引パイプ2、接続パイプ3およびサクションホース4は、含塵空気を本体5の外から内部に流入させるための流通路の一部を構成する。
なお、接続パイプ3は連絡風路を構成する。
また、図2は、図1に示す電気掃除機の本体5を上方から見た横断面を示す模式図である。また、図3は図2に示す本体5のa−a断面図であり、図4は図2に示す本体5のb−b断面図である。
図2〜図4に示すように、電気掃除機100の本体5には、吸入風路530と、サイクロン集塵部540と、排気風路550と、フィルター560と、モーター570と排気口580とが設けられている。その他、本体5の後部には車輪590、図示しないコードリール部などが設けられている。サイクロン部520は、第一サイクロン502と、この第一サイクロン502と並設された第二サイクロン508とから構成されている。
また、第一サイクロン502の端部には一次ダストケース506が接続され、第二サイクロン508の端部には二次ダストケース512が接続されている。なお、この一次ダストケース506と二次ダストケース512はダストケース501収納されている。
また、第二サイクロン508の上部には排気風路550が設けられており、この排気風路550、フィルター560、モーター570及び排気口580が順次接続されて排気経路が構成されている。
図5は、図1に示す電気掃除機の本体5の要部であるサイクロン集塵部540の外観を示す斜視図である。また、図6はサイクロン集塵部540の前面図、図7はサイクロン集塵部540の背面図、図8はサイクロン集塵部540の平面図である。また、図9は図7におけるA−A矢視断面図、図10は図7におけるB−B矢視断面図、図11は図8におけるC−C矢視断面図、図12は図7におけるD−D矢視断面図、図13は図7におけるE−E矢視断面図、図14は図7におけるF−F矢視断面図である。また、図15はサイクロン集塵部540の分解斜視図である。
次に、電気掃除機サイクロン集塵部540の構成について図5〜図15を用いて説明する。
電気掃除機100のサイクロン集塵部540は、第一サイクロン502と、この第一サイクロン502と並設された第二サイクロン508とから構成されている。また、第一サイクロン502の上部には排気風路が設けられており、この排気風路が第二サイクロン508の上部に設けられた吸入風路と連続的に接続されている。
なお、後述の0次開口部の面積を極力小さくして、一次ダストケース内の圧縮用気流が乱されないようにする。
第一サイクロン502は含塵空気を取り込む第一入口503と、第一入口503から風路を介して導入した含塵空気が旋回する第一旋回部504と、第一旋回部504の側壁面の一部を成し、先端に近づくほど径が小さくなる、ほぼ円錐形状を成し、先端を切り落とした形状の第一円錐部504aと、第一円錐部504aの下端に形成された一次開口部505と、第一円錐部504aの下部に設けられた一次ダストケース506と、第一旋回部504内から空気を排出する第一出口507とを備えている。
また、第一旋回部504の側壁面の一部には0次開口部514が形成され、0次開口部514の半径方向外側に0次ダストケース515が設けられている。また、一次ダストケース506の上方空間には塵埃を圧縮するために、一次ダストケース506の上端を一次開口部505よりも上方にまで延在させている。
この一次ダストケース506の上端部分に半径内側方向に延在する水平フランジ517aを設け、一次ダストケース506と第一円錐部504aを着脱可能に構成する。
図17及び図18に一次ダストケースと二次ダストケースを一体で第一円錐部504a及び第二円錐部510aから取り外した状態を示す。
これにより、一次ダストケース506の上方に圧縮されたごみの排出が容易になる。
また、第一出口507は、図9に示すように、ほぼ円筒形の中空円筒507aと、中空円筒507aの下部に設けられ、先端(図9では下方)に近づくほど径が小さくなる中空円錐507bと、を備え前記中空円筒507aと中空円錐507bに多数の開孔を設けた部材で構成される。
また、図19に示すように水平フランジ517aの半径方向外側端部と一次ダストケース506の内周壁面との間に角Rを設けるようにしてもよい。
これにより、一次ダストケース506の上方に圧縮されたごみの排出が容易になる。
また、図20に示すように一次ダストケース506の内周壁面の上部から半径方向内側に向かってリブA518を設けてもよい。
これにより、ごみを留まらせることにより圧縮の起点を作る。また、ごみを保持する効果により、ごみの再飛散(逆流)を抑制することが可能である。
また、図21に示すように第一円錐部504aの外周壁のうち一次ダストケース506に覆われる個所に、半径方向外側に向かってリブC520を設けてもよい。
これにより、ごみを留まらせることにより圧縮の起点を作る。また、ごみを保持する効果により、ごみの再飛散(逆流)を抑制することが可能である。
また、0次開口部の開口面積を一次開口部の開口面積Adよりも大きくしてもよい。
これにより、粗塵を確実に捕集することができる。
次に、電気掃除機の動作について図1〜図5を用いて概説する。
ユーザーによる操作部の操作により図示しない送風機に電源が供給されて電気掃除機が駆動を開始すると、送風機のモーター570吸引力により、吸込口1から含塵空気が吸引され、吸引パイプ2を通じて、矢印Qで示すように接続パイプ3、サクションホース4の順に吸引経路を流れた後、吸入風路530、サイクロン集塵部540、排気風路550、フィルター560、モーター570を順次通過して排気口580から排気される。
この過程で、含塵空気中の粗塵はサイクロン集塵部540を構成する第一サイクロン502と第二サイクロン508において集塵され、さらに微細塵がフィルター560によって捕集される。
第一サイクロン502の第一入口503へ流入する。第一入口503へ流入した含塵空気は、円筒形の第一円筒部の側壁に沿ってほぼ水平に流入するため旋回気流となり、中心軸近傍の強制渦領域とその外周側の準自由渦領域とを形成しながら、その経路構造と重力とにより下向きに流れていく。このとき、遠心力が塵埃に作用するため、例えば髪の毛・飴袋・砂(比較的大きな砂)等のサイズも比重も比較的大きなごみ(以下、ごみAと呼ぶ)が、この0次ダストケース515の内壁に押し付けられて吸気から分離され、捕捉されて0次ダストケース515内に堆積する。
また、残りの塵埃は下降する旋回流に乗って第一円筒部504bから第一円錐部504aに進む。第一円錐部504aに進んだ旋回流は下降するほど、風路の径が小さくなるため、旋回速度が増大する。これにより、ごみAよりも軽くて気流に乗りやすく且つ嵩の多い「綿ごみや細かい砂ごみ(以下、ごみBと呼ぶ)」は風圧により一次ダストケースの上方に追いやられ、そこで堆積し圧縮される。
ごみA及びごみBが除去された空気は、第一サイクロン502の円筒の中心軸に沿って上昇し、第一旋回部504を経由して第一出口507の第一円錐部507aの孔及び第一円筒部507bの孔を通過して排気される。排気された空気は、上部の風路を介して第二サイクロン508の第二入口509に導入され、その後下降して第二旋回部510の第二円錐部510a、二次ダストケース512を順次通過し、この後、上昇して第二出口513から外部へ排気される。
この場合、第二円錐部510aの径は第一円錐部504aの径よりも小さいため、第二サイクロン508の遠心力は第一サイクロン502の遠心力よりも大きくなる。これにより、第一サイクロン502で捕集できなかった微細塵を第二サイクロン508の二次ダストケース512に捕集することが可能となる。さらに、第二出口513の開口面積を第二入口509の開口面積より小さくする。これにより、第二出口513における排気流の速度が速くなるので、二次ダストケース512への気流流入が減少し、二次ダストケース512内に堆積した微細塵の再飛散を抑制することが可能となる。
また、一次ダストケースと二次ダストケースを一体パーツで備え、且つ、一次ダストケースの容量の方が大きい。
これにより、部品の簡素化が図れ、一次ダストケースで捕集するごみの方が覆いため、風量が低下することなく、長期使用できる。
また、図9に示すように一次ダストケース506の内側底面と一次開口部505の開口端との距離をZ(mm)とし、第一サイクロン502に流入する風量をQ(m3/min)とする。図26は距離Zと風量Qとの比Z/Qと綿ごみ捕集量との関係を示すグラフである。図26において、実線は風量Qが1.5m3/分のときの綿ごみの捕集量を示すグラフであり、破線は風量Qが0.75m3/分のときの綿ごみの捕集量を示すグラフである。双方のグラフから綿ごみ捕集量はZ/Qの値が3以上11未満であれば、ごみBは十分に捕集できることが分かる。
Z/Qの値が3よりも小さい場合には、一次ダストケース506に流入する気流の風量が減少するため、圧縮力が弱くなる。また、Z/Qの値が11以上の場合には、一次ダストケース506に流入する気流の風速が小さくなるため、圧縮力が弱くなる。
なお、図9に示すように第一出口507を、中空円筒507aの先端に近づくほど径が小さくなる中空円錐507bを設け、前記中空円筒507aと前記中空円錐507bに多数の開孔を設けた部材で構成する。
これにより、第一サイクロン502から第二サイクロン508へ抜ける塵埃をメッシュにより分級することで、第一サイクロン502と第二サイクロン508との間の風路および第二入口509でのごみ詰まりを回避することができるとともに、円錐メッシュにより上昇流をスムーズに排出し、圧損を抑制することができる。また非常に長い髪の毛が0次ダストケース515に捕集できなかった場合に、髪の毛は円錐形状の中空円錐507bに巻きつくため取り易い。
また、図9の一次開口部505の開口面積をAd(mm2)とし、第一サイクロン502に流入する風量をQ(m3/min)とする。図27は一次開口部505の開口面積Adと風量Qとの比Ad/Qと綿ごみ捕集量との関係を示すグラフである。図27において、実線は風量Qが1.5m3/分のときの綿ごみの捕集量を示すグラフであり、破線は風量Qが0.75m3/分のときの綿ごみの捕集量を示すグラフである。双方のグラフからごみBの捕集量はAd/Qが300以上650未満であれば、ごみBは十分に捕集できることが分かる。
Ad/Qの値が300よりも小さい場合には、一次ダストケース506に流入する気流の風量が減少するため、圧縮力が弱くなる。また、Ad/Qの値が650以上の場合には、一次ダストケース506に流入する気流の風速が小さくなるため、圧縮力が弱くなる。
以上より、「髪の毛・飴袋・砂(比較的大きな砂)等のサイズも比重も比較的大きなごみ(ごみA)」に働く大きな半径方向の力(遠心力と空気抵抗力と壁面抵抗力の連成)を利用してごみAを0次ダストケースで確実に捕集しつつ、ごみAよりも気流に乗りやすい「綿ごみや細かい砂ごみ(ごみB)」を一次ダストケースに捕集し、かつ嵩の多いごみBを一次ダストケースの上方に圧縮することができる。
なお、水平フランジ517aを弾性材料にて形成してもよい。
これにより、外部から振動を与えることで、振動により弾性体が動くことで、ごみが一次ダストケース506から離れ、簡単にごみが捨てられる。
実施の形態2.
実施の形態1では、一次ダストケース506の上端部分に半径内側方向に延在する水平フランジを設ける場合について、変形例を説明した。
本実施の形態2では、水平フランジをさらに斜め下方向へ延在させる場合について説明する。
図22は本発明に係る電気掃除機本体の第一サイクロン502の構成を示すA−A断面図である。
図22に示すように水平フランジ517aを半径方向内側端部から前記第一円錐部504aの形状に沿って斜め下方向へ延在させた形状の斜めフランジ517bを設ける。
これにより、ごみを留まらせることにより圧縮の起点を作る。また、ごみを保持する効果により、ごみの再飛散(逆流)を抑制することが可能となる。
また、図23に示すように斜めフランジ517bの外周壁面から半径方向外側に向かってリブB519を設けてもよい。
これにより、ごみを留まらせることにより圧縮の起点を作る。また、ごみを保持する効果により、ごみの再飛散(逆流)を抑制することが可能となる。
また、図24に示すように一端が水平フランジ517aの先端に接続され、他端が斜めフランジ517bの先端に接続される中空の布のように柔らかい材料で構成された袋部材521を設けてもよい。
これにより、電気掃除機を駆動しているときは旋回流により、袋部材521は斜めフランジ517b側に押し付けられるが、運転を停止しているときは、自重により垂れ下がる。これにより、袋部材521は一次ダストケース506の上部に体積したごみBを水平方向に挟み込む力が働く。従って、ごみBの下方への落下を抑制することが可能となる。
なお、図25に示すように水平フランジ517aと斜めフランジ517bの少なくとも一方を弾性材料にて形成してもよい。
これにより、ごみ捨て時の動作に伴う振動を外部から与えることで、振動により弾性体が動くことで、ごみが一次ダストケース506から離れ、簡単にごみが捨てられる。
なお、上記実施の形態では、第二サイクロンを設けたものを示したが、第一サイクロンだけでもよく、あるいは複数のサイクロン(第二サイクロン、第三サイクロン、…)を設けてもよい。
本実施の形態では、キャニスタータイプの電気掃除機について説明したが、これに限らないことはいうまでもない。
1 吸込口、2 吸引パイプ、3 接続パイプ、4 サクションホース、5 掃除機本体、100 電気掃除機、501 ダストケース、502 第一サイクロン、503 第一入口、504 第一旋回部、504a 第一円錐部、504b 第一円筒部、505 一次開口部、506 一次ダストケース、507 第一出口、507a 中空円筒、507b 中空円錐、508 第二サイクロン、509 第二入口、510 第二旋回部、510a 第二円錐部、511 二次開口部、512 二次ダストケース、513 第二出口、514 0次開口部、515 0次ダストケース、516 ダストケース蓋、517a 水平フランジ、517b 斜めフランジ、518 リブA、519 リブB、520 リブC、521 袋部材、530 吸入風路、540 サイクロン集塵部、550 排気風路、560 フィルター、570 モーター、580 排気口、590 車輪。

Claims (14)

  1. 外部から含塵空気を吸入する吸込口と、この吸込口に一端が接続された連絡風路と、一端がこの連絡風路の他端側に接続され、第一サイクロンを有する本体と、を備え、
    前記第一サイクロンは前記連絡風路側からの含塵空気を取り込む第一入口と、前記第一入口から導入した含塵空気が旋回する第一旋回部と、前記第一旋回部の側壁面の一部を成し、先端に近づくほど径が小さくなる、ほぼ円錐形状を成し、先端を切り落とした形状の第一円錐部と、前記第一円錐部の下端に形成された一次開口部と、前記第一円錐部の下部に設けられた一次ダストケースと、前記第一旋回部内から空気を排出する第一出口とを備え、
    前記第一旋回部の側壁面の一部に0次開口部を形成し、前記0次開口部の半径方向外側に第一の塵埃を堆積する0次ダストケースを設け、
    前記一次ダストケースの上端を前記一次開口部よりも上方にまで延在させて、前記一次ダストケースの上方における前記第一円錐部の外周壁と前記一次ダストケースの内周壁との間に前記第一の塵埃よりも軽い第二の塵埃を前記一次ダストケースに流入する気流により堆積させて圧縮するための圧縮空間を形成し、
    前記一次ダストケースの内側底面と前記一次開口部の開口端との距離Z(mm)および前記第一サイクロンに流入する風量Q(m3/min)について、Z/Qを3以上11未満としたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 外部から含塵空気を吸入する吸込口と、この吸込口に一端が接続された連絡風路と、一端がこの連絡風路の他端に接続されたサクションホースと、このサクションホースの他端に接続され、第一サイクロンを有する本体と、を備え、
    前記第一サイクロンは前記サクションホースからの含塵空気を取り込む第一入口と、前記第一入口から導入した含塵空気が旋回する第一旋回部と、前記第一旋回部の側壁面の一部を成し、先端に近づくほど径が小さくなる、ほぼ円錐形状を成し、先端を切り落とした形状の第一円錐部と、前記第一円錐部の下端に形成された一次開口部と、前記第一円錐部の下部に設けられた一次ダストケースと、前記第一旋回部内から空気を排出する第一出口とを備え、
    前記第一旋回部の側壁面の一部に0次開口部を形成し、前記0次開口部の半径方向外側に第一の塵埃を堆積する0次ダストケースを設け、
    前記一次ダストケースの上端を前記一次開口部よりも上方にまで延在させて、前記一次ダストケースの上方における前記第一円錐部の外周壁と前記一次ダストケースの内周壁との間に前記第一の塵埃よりも軽い第二の塵埃を前記一次ダストケースに流入する気流により堆積させて圧縮するための圧縮空間を形成し、
    前記一次開口部の開口面積Ad(mm2)および前記第一サイクロンに流入する風量Q(m3/min)について、Ad/Qを300以上650未満としたことを特徴とする電気掃除機。
  3. 前記一次ダストケースの上端部分に半径内側方向に延在する水平フランジを設け、前記一次ダストケースと前記第一円錐部を着脱可能に構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記水平フランジの半径方向外側端部と前記一次ダストケースの内周壁面との間に角Rを設けたことを特徴とする請求項3記載の電気掃除機。
  5. 前記一次ダストケースの内周壁面の上部から半径方向内側に向かってリブを設けたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電気掃除機。
  6. 前記第一円錐部の外周壁のうち前記一次ダストケースに覆われる箇所に、半径方向外側に向かってリブを設けたことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の電気掃除機。
  7. 前記水平フランジを半径方向内側端部から前記第一円錐部の形状に沿って斜め下方向へ延在させた形状の斜めフランジを設けたことを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の電気掃除機。
  8. 前記斜めフランジの外周壁面から半径方向外側に向かってリブを設けたことを特徴とする請求項7記載の電気掃除機。
  9. 一端が前記水平フランジの先端に接続され、他端が前記斜めフランジの先端に接続される中空の袋部材を備えたことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の電気掃除機。
  10. 前記水平フランジと前記斜めフランジのどちらか、または両方を弾性材料にて形成したことを特徴とする請求項3〜9のいずれかに記載の電気掃除機。
  11. 前記斜めフランジを弾性材料にて形成したことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の電気掃除機。
  12. 前記水平フランジと前記斜めフランジを弾性材料にて形成したことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の電気掃除機。
  13. 前記第一出口を、中空円筒の先端に近づくほど径が小さくなる中空円錐を備え前記中空円筒と前記中空円錐に多数の開孔を設けた部材で構成したことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の電気掃除機。
  14. 前記第一サイクロンの下流位置に、前記第一サイクロンよりも遠心力の高い第二サイクロンを備えたことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の電気掃除機。
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