JP2006346140A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】塵埃室に堆積した塵埃が舞い上がり、旋回室を逆流してフィルタ室へと進入するのを防止し、塵埃の排出作業の頻度を減らせる、使用勝手の良い電気掃除機を提供する。
【解決手段】集塵ユニット1内部に構成される集塵室(塵埃室)2からフィルタ室3へと連通する略円筒状のバイパス通路5を、フィルタ室3または旋回室4から前記集塵室2の底面近傍へ突出して設けると共に、前記バイパス通路5の先端近くに集塵室2と連通するバイパスフィルタ部7を設けたため、集塵室2に蓄積される塵埃6中に綿などの軽量で体積のある塵埃が多く含まれる場合でも、塵埃室2に堆積した塵埃6が舞い上がって旋回室4を逆流しフィルタ室3へと進入するのを防止できる。また塵埃6を圧縮して、集塵室2の前記バイパス通路の先端近くから多くの塵埃6を順次堆積させることが可能となり、塵埃6の排出や集塵ユニット1の清掃作業の頻度を減らすことができる。
【選択図】図1
【解決手段】集塵ユニット1内部に構成される集塵室(塵埃室)2からフィルタ室3へと連通する略円筒状のバイパス通路5を、フィルタ室3または旋回室4から前記集塵室2の底面近傍へ突出して設けると共に、前記バイパス通路5の先端近くに集塵室2と連通するバイパスフィルタ部7を設けたため、集塵室2に蓄積される塵埃6中に綿などの軽量で体積のある塵埃が多く含まれる場合でも、塵埃室2に堆積した塵埃6が舞い上がって旋回室4を逆流しフィルタ室3へと進入するのを防止できる。また塵埃6を圧縮して、集塵室2の前記バイパス通路の先端近くから多くの塵埃6を順次堆積させることが可能となり、塵埃6の排出や集塵ユニット1の清掃作業の頻度を減らすことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、吸気を旋回して塵埃を分離する遠心分離式の集塵部を備えた電気掃除機に関するものである。
従来の遠心分離式集塵部を有した電気掃除機として、図5に示すように塵埃と吸引風を遠心力により分離する旋回室51の下部に略円筒形のフランジ部52を設け、塵埃室に堆積した塵埃が舞い上がり、旋回室を逆流してフィルタ室53へと進入するのを防止しているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−143052号公報
しかし、上記のような電気掃除機においては、塵埃室へ綿などの軽量で体積のある塵埃が蓄積された場合、使用時間が短期間で塵埃室が満杯となるため、塵埃の排出作業を頻繁に行う必要性が生じる。
本発明は、上記課題を解決するもので、塵埃室での塵埃の圧縮をおこない、塵埃室に堆積した塵埃が舞い上がり、旋回室を逆流してフィルタ室へと進入するのを防止しつつ、塵埃の排出作業の回数を減らし、使い勝手の良い電気掃除機を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、旋回室又はフィルタ室から塵埃室の底面近傍に延びる略円筒状のバイパス通路を備え、前記バイパス通路の先端近くに前記塵埃室と連通するバイパスフィルタ部を設け、塵埃室に負圧を発生させ、塵埃室に蓄積された塵埃を圧縮する効果を発生させると共に、前記バイパス通路の先端近くから塵埃が蓄積し、前記塵埃室に効率よく塵埃が蓄積でき、塵埃室へ綿などの軽量で体積のある塵埃が多く含まれる場合でも、集塵室に多くの塵埃を堆積させることが可能となる。これにより、塵埃室に堆積した塵埃が舞い上がり、旋回室を逆流してフィルタ室へと進入するのを防止しつつ、集塵室に多くの塵埃をバイパス通路の先端近くから堆積させることが可能で、塵埃の排出作業の間隔を長くすることが可能となり、使い勝手のより電気掃除機を提供することができる。
本発明の電気掃除機は、綿などの軽量で体積のある塵埃が多く含まれる場合でも、塵埃室に堆積した塵埃が舞い上がり、旋回室を逆流してフィルタ室へと進入するのを防止しつつ、集塵室に多くの塵埃をバイパス通路の先端近くから堆積させることが可能で、塵埃の排出作業の間隔を長くすることが可能となり、使い勝手のより電気掃除機を提供することができる。
第1の発明は、吸引風を生成する電動送風機と、塵埃を前記吸引風とともに吸引する開口部を有する吸込具と、前記電動送風機と前記吸込具との間に位置し、それぞれと連通する集塵ユニットとを備え、前記集塵ユニットは、前記吸込具を介して吸引される前記塵埃と前記吸引風とを遠心力により分離する旋回室と、前記旋回室と前記電動送風機の間に位置し前記旋回室通過後の吸引風をろ過するフィルタ室と、分離された前記塵埃を蓄積する塵埃室とを有し、前記フィルタ室または前記旋回室より前記塵埃室の底面近傍に延びる略円筒状のバイパス通路を備え、前記バイパス通路の先端近くに前記塵埃室と連通するバイパスフィルタ部を設けたもので、綿などの軽量で体積のある塵埃が多く含まれる場合でも、塵埃室に堆積した塵埃が舞い上がり、旋回室を逆流してフィルタ室へと進入するのを防止しつつ、集塵室に多くの塵埃を堆積させることが可能で、塵埃の排出作業の間隔を長くすることが可能となる。また、バイパス通路がフィルタ室または旋回室に構成されていることから、塵埃の排出作業において集塵ユニットからフィルタ室または旋回室を取り外す際にバイパス通路も同時に塵埃より分離されるため、塵埃の排出作業およびバイパス通路の掃除が容易となる。また、バイパス通路が塵埃室の底面近傍に延びて設けられ、塵埃室と連通するバイパスフィルタ部が前記バイパス通路の先端近くに設けられているため、前記バイパス通路の先端近くから塵埃が蓄積し、前記塵埃室に効率よく塵埃が蓄積される。これらにより、使い勝手のより電気掃除機を提供することができる。
第2の発明は、旋回室外周に、旋回径方向に延びる略円形のフランジ部を設けたもので、集塵室に堆積した塵埃が再度旋回室へと逆流しフィルタ室へと進入することで、フィルタ室内のフィルタ目詰まりによる吸い込み性能劣化や、塵埃のフィルタ通過による電気掃除機外部への塵埃排出を防止することが可能となる。
第3の発明は、旋回室下部に、旋回軸方向に延びる略円筒形のフランジ部を設けたもので、集塵室に堆積した塵埃が再度旋回室へと逆流しフィルタ室へと進入することで、フィルタ室内のフィルタ目詰まりによる吸い込み性能劣化や、塵埃のフィルタ通過による電気掃除機外部への塵埃排出を防止することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施の形態における電気掃除機を図1〜図3を用いて説明する。
以下、本発明の第1の実施の形態における電気掃除機を図1〜図3を用いて説明する。
図1において、吸込通路8と連通される旋回室4の中心軸にはフィルタ室3が設けられており、フィルタ室3と旋回室4の間にはナイロンメッシュからなるプレフィルタ12が取り付けられており、その内側には発泡スポンジを用いた底の閉じた円筒形のメインフィルタ11が構成されている。メインフィルタ11の内側は電動送風機14へと連通する送風機通路9となっており、吸込通路8より吸引された塵埃6aは、旋回室4へと進入し、フィルタ室3の周囲を旋回する旋回流13に乗り、ある程度の質量を持った塵埃は遠心力により旋回室4の外周部へと放り出され、旋回室4下部に構成されている集塵室(塵埃室)2へと落下する。軽い塵埃は、フィルタ室3外周のプレフィルタ12へ吸引される力に遠心力が負け、プレフィルタ12へと向かう。繊維などの軽く大きい塵埃はプレフィルタ12を通過することができず、プレフィルタ12表面に付着するが、この付着が進行し、ある程度の大きさになると旋回流13により吹き飛ばされ、再度旋回流13に乗り、遠心分離され旋回室4外部へと放出され、集塵室2へと落下する。プレフィルタ12を通過するような細塵などはメインフィルタ11で捕集され、送風機通路9には塵埃がほぼ除去された清浄な空気が流れることとなる。
旋回室4より遠心分離され、集塵室2へと落下した塵埃6bは、集塵室2の底に堆積するが、旋回室4より前記集塵室2の底面近傍に延びるバイパス通路5の先端近くに設けられた、不織布を用いたバイパスフィルタ部7へと流れる気流に押され、圧縮される。このバイパスフィルタ部7は旋回室4と一体成形されており、組み立ての際に接着などの工程は必要ないため、コストメリットがある。バイパスフィルタ部7を通過した細塵は、再度メインフィルタ11でろ過される。
バイパス通路5により、塵埃6bは集塵室2で圧縮され、旋回室4への逆流は塵埃が少ない間は起こらないが、塵埃6bが集塵室2に多く堆積してくると、バイパス通路5による圧縮効果が弱まり、また塵埃6b表面と旋回室4の出口との距離が縮まるため、塵埃6bの旋回室4への逆流が起こりやすくなるが、旋回室4の外周に設けられたフランジ部15の、旋回室4より放出された塵埃が通過する部分に開口が設けられているため、旋回室4より放出される塵埃の流れに妨げられ、一度堆積した塵埃6bが旋回室4へと逆流しにくい構成となっている。
図2は旋回室4のフランジ部15が下方に延びた構成を示しており、図1同様に一度堆積した塵埃6bの旋回室4への逆流を防止しているが、旋回室4から放出された塵埃が集塵室2へと落下する経路が広く取れるため、旋回室4での塵埃のつまりを防止できる効果があるが、逆流防止効果は図1の構成に比べ弱いため、求められる性能、仕様に応じて図1の方式と図2の方式を使い分けることで最適化が可能である。
図3は集塵室2に堆積した塵埃6bを廃棄するために集塵ユニット1を開けた状態を示している。集塵室2以外の構成部品、つまりフィルタ室3、旋回室4、バイパス通路5はすべて蓋10へと固定されており、蓋10を集塵ユニット1から外した状態では集塵室2の内部には塵埃6bだけが残っている状態となるため、塵埃6bの廃棄作業時に誤って必要な構成部品を廃棄してしまう恐れがない。集塵ユニット1を開けた際に、バイパスフィルタ部7表面に付着した塵埃は、集塵室2に残っている塵埃とこすれ、自動的に引き剥がされ、集塵室2内部へと残るため、集塵ユニット1を開けた際に不意に塵埃が集塵室2より外へこぼれてしまうこともない。
図4は図1の集塵ユニット1を電気掃除機に組み込んだ様子を示しており、集塵ユニット1の上方に電動送風機14が設けられ、送風機通路9の長さを最小限に抑えることで電動送風機14の吸引力ロスを減らし、掃除機本体16下部に構成されている吸込具17での吸込性能を上げている。
尚、本実施の形態における図1において、吸込通路8を介して内部に吸引された吸引風は、旋回室4の外壁の縦断面が閉じた形状になっており、旋回室4内部に入っていかない印象を与えるが、この縦断面は平面方向から見ると螺旋状をしているものであり、図示はしていないが、入口部、出口部をそれぞれ有するものである。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、塵埃を圧縮しながら集塵室に堆積させるため、集塵室の容積を有効に活用できる構成を有し、小型化が求められるアプライト型電気掃除機等として有用である。
1 集塵ユニット
2 集塵室(塵埃室)
3 フィルタ室
4 旋回室
5 バイパス通路
6 塵埃
7 バイパスフィルタ部
8 吸込通路
9 送風機通路
10 蓋
11 メインフィルタ
12 プレフィルタ
13 旋回流
14 電動送風機
15 フランジ部
16 掃除機本体
17 吸込具
2 集塵室(塵埃室)
3 フィルタ室
4 旋回室
5 バイパス通路
6 塵埃
7 バイパスフィルタ部
8 吸込通路
9 送風機通路
10 蓋
11 メインフィルタ
12 プレフィルタ
13 旋回流
14 電動送風機
15 フランジ部
16 掃除機本体
17 吸込具
Claims (3)
- 吸引風を生成する電動送風機と、塵埃を前記吸引風とともに吸引する開口部を有する吸込具と、前記電動送風機と前記吸込具との間に位置し、それぞれと連通する集塵ユニットとを備え、前記集塵ユニットは、前記吸込具を介して吸引される前記塵埃と前記吸引風とを遠心力により分離する旋回室と、前記旋回室と前記電動送風機の間に位置し前記旋回室通過後の吸引風をろ過するフィルタ室と、分離された前記塵埃を蓄積する塵埃室とを有し、前記フィルタ室または前記旋回室より前記塵埃室の底面近傍に延びる略円筒状のバイパス通路を備え、前記バイパス通路の先端近くに前記塵埃室と連通するバイパスフィルタ部を設けた電気掃除機。
- 旋回室外周に、旋回径方向に延びる略円形のフランジ部を設けた請求項1記載の電気掃除機。
- 旋回室下部に、旋回軸方向に延びる略円筒形のフランジ部を設けた請求項1記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005175945A JP2006346140A (ja) | 2005-06-16 | 2005-06-16 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005175945A JP2006346140A (ja) | 2005-06-16 | 2005-06-16 | 電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006346140A true JP2006346140A (ja) | 2006-12-28 |
Family
ID=37642596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005175945A Pending JP2006346140A (ja) | 2005-06-16 | 2005-06-16 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006346140A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011105562A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | 株式会社東芝 | 塵埃分離集塵容器および電気掃除機 |
JP2011177295A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Toshiba Corp | 塵埃分離集塵容器および電気掃除機 |
JP2011177294A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Toshiba Corp | 塵埃分離集塵容器および電気掃除機 |
-
2005
- 2005-06-16 JP JP2005175945A patent/JP2006346140A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011105562A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | 株式会社東芝 | 塵埃分離集塵容器および電気掃除機 |
JP2011177295A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Toshiba Corp | 塵埃分離集塵容器および電気掃除機 |
JP2011177294A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Toshiba Corp | 塵埃分離集塵容器および電気掃除機 |
CN102858218A (zh) * | 2010-02-26 | 2013-01-02 | 株式会社东芝 | 灰尘分离收集装置和电动真空吸尘器 |
KR101399752B1 (ko) * | 2010-02-26 | 2014-05-27 | 가부시끼가이샤 도시바 | 집진 장치 및 전기 진공 청소기 |
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