JP4861450B2 - 車両用シート装置及びそれに使用されるヒータ・ユニット - Google Patents

車両用シート装置及びそれに使用されるヒータ・ユニット Download PDF

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Description

本発明は車両用のシート装置及びそれに使用されるヒータ・ユニットに関し、特に、車両用のシート装置に実装されるヒータの電熱線レイアウトに関する。
車両用シート装置は、乗員(着座者)が着席する座面を有するシート・クッションと、着座した状態の乗員がその背中をもたれかけるシート・バックとを有している。シート・クッションとシート・バックのそれぞれは、フレーム、フレームを囲む柔軟なパッド、そしてパッドの外側を覆うトリム・カバーを有している。乗員の快適性を向上するため、ヒータを装備した車両用シート装置が知られている。
ヒータは、シート・バックとシート・クッションの双方あるいはその一方に実装される。具体的には、シート・バックあるいはシート・クッションのトリム・カバーの内側にヒータは実装され、乗員の操作により発熱量がコントロールされる。典型的なヒータを有するシート装置において、基材とその基材上にレイアウトされた電熱線とからなるシート・ヒータ・ユニットが、トリム・カバーの内側に固定されている。
図8は、シート・バックに実装されるシート・ヒータ・ユニットの一例を模式的に示す平面図である。ヒータ・ユニット8は、シート状の柔軟な基材81と、その基材81上に固定されている電熱線82とを有している。ヒータ・ユニット8は、シート・バックにおいて、トリム・カバーとパッドとの間に固定されている。図8はヒータ・ユニット8の前側を図示しており、シート・バックを車両の前側から見たときのヒータ・ユニット8の形状を図示している。図8における上下は、シート装置の上下に相当する。
図8において破線で分割されている上側部分がシート・バックの前面にあり、発熱により乗員の体を温める。破線より下の部分は、シート・バックとシート・クションの間あるいはシート・バックの裏側に位置する。図8に示すように、破線より上の部分において、電熱線82は左右対称の形状を有しており、右側部分821と左部分822との間の中央部には、電熱線82がレイアウトされていない。
電熱線82が存在していない中央部の空隙G0は上下に延びており、その位置はシート・バックの左右方向における中央に一致している。他の構成例のヒータ・ユニットは、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されているヒータ・ユニットは、図8に示した電熱線レイアウトと同様に、電熱線の右側部分と左側部分との間に空隙(電熱線のない領域)を有している。
特開2007−35474号公報
ヒータ・ユニット8をシート装置に実装した場合、シート・バックのトリム・カバーにシワが発生することがあることがわかった。特定のシート・バックを有するシート装置において、特にその現象が顕著であった。発明者らが検討したところ、シート・バックの前面の湾曲が大きいと、シワが発生しやすいことがわかった。図9は、シート・バック・パッド91の断面形状を模式的に示す図であり、シート・バック・パッド9を上下方向に垂直に切断した断面を上側から見た図である。
図9に示すように、シート装置において。シート・バック・パッド9(シート・バック)は、乗員の背中をサポートする面91(前面)において、後方に凸となるように湾曲している。ヒータ・ユニットは、湾曲しているパッドの前面91に貼り付けられる。図8を参照して説明したように、ヒータ・ユニット8の空隙G0には、電熱線82が存在していない。空隙G0の部分は柔軟な基材81のみで構成されており、その部分の剛性は小さい。
湾曲しているパッドにヒータ・ユニット8を貼り付けるとき、ヒータ・ユニット8の中央部G0にシワが発生しやすい。特に、中央部G0の剛性が小さいため、その傾向はさらに強くなる。あるいは、シワなくヒータ・ユニット8をパッドに貼り付けることができた場合も、乗員の背中がシート・バックに接触した状態で動くと、電熱線82が中央によることでヒータ・ユニット8が変形し、剛性の小さい中央部G0にシワが発生しやすい。従って、ヒータを実装した車両シート装置において、シワの発生を抑制することができるヒータ構造が望まれる。
本発明の一態様の車両用シート装置に使用されるヒータ・ユニットは、基材と、1本の電熱線で構成されており、前記基材上において、屈曲を繰り返しながら縦方向に延在している、第1ヒータ部と、1本の電熱線で構成されており、前記基材の前記面において、屈曲を繰り返しながら前記縦方向に延在し、前記縦方向と垂直な左右方向において前記第1ヒータ部と対向する、第2ヒータ部と、を有し、前記第1ヒータ部は、複数の前記第2ヒータ部に向かって凸の部分と複数の前記第2ヒータ部から離れる方向に凸の部分とが前記縦方向における位置をずらしながら交互につながることで、形成されており、前記第2ヒータ部は、複数の前記第1ヒータ部に向かって凸の部分と複数の前記第1ヒータ部から離れる方向に凸の部分とが前記縦方向における位置をずらしながら交互につながることで、形成されており、前記複数の第2ヒータ部に向かって凸の部分の少なくとも一部は、前記左右方向における前記第1ヒータ部と前記第2ヒータ部との間の中央位置を越えており、前記複数の第1ヒータ部に向かって凸の部分の少なくとも一部は、前記第左右方向における前記第1ヒータ部と前記第2ヒータ部との間の中央位置を越えている。このような構成を有することで、ヒータ装置が実装される車両用シート装置において、シワの発生を抑制することができる。
好ましくは、前記縦方向において、前記中央位置を越える前記第2ヒータ部に向かって凸の部分と前記中央位置を越える前記第1ヒータ部に向かって凸の部分とは、交互に配列されている。これにより、より効果的にヒータ装置が実装される車両用シート装置において、シワの発生を抑制することができる。
好ましくは、前記中央位置を越える前記第2ヒータ部に向かって凸の部分は、前記縦方向において見たとき、前記中央位置を越えない前記第1ヒータ部に向かって凸の部分と重なっており、前記中央位置を越える前記第1ヒータ部に向かって凸の部分は、前記縦方向において見たとき、前記中央位置を越えない前記第2ヒータ部に向かって凸の部分と重なっている。これにより、より効果的にヒータ装置が実装される車両用シート装置において、シワの発生を抑制することができる。
前記第1ヒータ部と前記第2ヒータ部とは、1本の電熱線の一部を構成していることが好ましい。これにより、ヒータ装置を効率的な構成とすることができる。
好ましくは、前記複数の第2ヒータ部に向かって凸の部分の一部と、前記複数の第1ヒータ部に向かって凸の部分の一部とは、前記中央位置を越えず、それらの間に空隙が存在する。これにより、電熱線の総長を抑えつつ、ヒータ装置が実装される車両用シート装置においてシワの発生を抑制することができる。
好ましくは、前記第1ヒータ部において、前記第2ヒータ部に向かって凸の部分と前記第2ヒータ部から離れる方向に凸の部分とは、屈曲部を形成するようにつながっており、前記第2ヒータ部において、前記第1ヒータ部に向かって凸の部分と前記第1ヒータ部から離れる方向に凸の部分とは、屈曲部を形成するようにつながっており、前記中央位置を越えて前記第2ヒータ部に向かって凸の部分と前記第1ヒータ部に向かって凸の部分との間に空隙が存在し、当該空隙は前記第2ヒータ部における前記屈曲部と前記縦方向において見て重なる位置にあり、前記中央位置を越えて前記第1ヒータ部に向かって凸の部分と前記第2ヒータ部に向かって凸の部分との間に空隙が存在し、当該空隙は前記第1ヒータ部における前記屈曲部と前記縦方向において見て重なる位置にある。これにより、電熱線の断線の可能性を小さくすることができる。
本発明の他の態様の車両用シート装置は、シート・バック・トリム・カバーで覆われたシート・バックと、シート・クッション・トリム・カバーで覆われたシート・クッションと、前記シート・バック・トリム・カバーあるいは前記シート・クッション・トリム・カバーの内側に装備されているヒータ装置と、を有し、前記ヒータ装置は、1本の電熱線で構成されており、前記基材上において、屈曲を繰り返しながら、シート幅方向に垂直な縦方向に延在している、第1ヒータ部と、1本の電熱線で構成されており、前記基材上において屈曲を繰り返しながら前記縦方向に延在し、前記シート幅方向において前記第1ヒータ部と対向する、第2ヒータ部と、を有し、前記第1ヒータ部は、複数の前記第2ヒータ部に向かって凸の部分と複数の前記第2ヒータ部から離れる方向に凸の部分とが前記縦方向における位置をずらしながら交互につながることで、形成されており、前記第2ヒータ部は、複数の前記第1ヒータ部に向かって凸の部分と複数の前記第1ヒータ部から離れる方向に凸の部分とが前記縦方向における位置をずらしながら交互につながることで、形成されており、前記複数の第2ヒータ部に向かって凸の部分の少なくとも一部は、前記シート幅方向における前記第1ヒータ部と前記第2ヒータ部との間の中央位置を越えており、前記複数の第1ヒータ部に向かって凸の部分の少なくとも一部は、前記シート幅方向における前記第1ヒータ部と前記第2ヒータ部との間の中央位置を越えている。このような構成を有することで、ヒータ装置が実装される車両用シート装置において、シワの発生を抑制することができる。
本発明によれば、ヒータが実装されている車両用シート装置において、シワの発生を抑制することができる。
本実施形態に係る車両用シート装置の構成を模式的に示す斜視図である。 本実施形態において、シート・バックに装着するヒータ・ユニット(シート・ヒータ)の構造を模式的に示す平面図である。 本実施形態に係る第1ヒータ部の拡大図である。 本実施形態に係る第2ヒータ部の拡大図である。 本実施形態に係る第1ヒータ部と第2ヒータ部の拡大図である。 他の好ましい実施形態に係る電熱線レイアウトを有するヒータ・ユニットを模式的に示す平面図である。 図6におけるメイン・ヒータ部の拡大図である。 従来の技術におけるヒータ・ユニットの構成を模式的に示す斜視図である。 従来の技術におけるシート・バックの構造を模式的に示す断面図である。
以下に、本発明を適用した実施の形態を説明する。説明の明確化のため以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。本形態の車両用シート装置には、シート・ヒータが実装されている。シート・ヒータは、着座者(乗員)を暖めることで、着座時の快適性を向上する。本形態は、車両用シート装置に装備されるシート・ヒータの構造に特徴を有しており、特に、電熱線のレイアウトにその特徴を有する。本形態のシート・ヒータ構造は、シート・バックに装備されるヒータに特に有用であるが、シート・クッションに実装するシート・ヒータに適用することもできる。
本形態のシート・ヒータについて詳細な説明を行う前に、そのシート・ヒータを実装する車両用シート装置の構造について説明する。図1は、本発明のヒータを適用可能な車両用シート装置の全体構成を模式的に示す斜視図である。車両用シート装置1は、乗員(着座者)が着席する座面を有するシート・クッション12と、着座した状態の乗員がその背中をもたれかけるシート・バック11とを有している。シート・バック11の頂部にはヘッドレスト13が装着されている。
本明細書において、シート・バック11のシート・クッション12側を前側とし、その反対側を後側あるいは背面側とする。また、シート・クッション12側を下側としヘッドレスト13側を上側とする。これは、着座状態にある乗員の前後及び上下方向に対応し、また、車両の前後及び上下方向に対応する。図1は、一人用のシート装置を示しているが、本発明は、二人あるは三人用のシート装置に適用することができる。
シート・ヒータ2が、シート・バック11に装着されている。また、シート・ヒータ3は、シート・クッション12に装着されている。好ましい構成において、シート・ヒータ2及びシート・ヒータ3は、面状の基材とその基材に保持されている電熱線とで構成されたヒータ・ユニットである。シート・ヒータ2及びシート・ヒータ3は同一構造あるいは異なる構造を有することができる。なお、シート装置1は、二つのシート・ヒータ2、3の一方のみを有していてもよい。
シート・バック11、シート・クッション12及びヘッドレスト13は、骨組みとしての内部フレーム、内部フレームの周囲を囲みクッション性を有する柔軟な部材で形成されたパッド、そしてパッドの外側を覆うトリム・カバーとを有している。フレームは一般に鉄鋼材で構成されており、その前側を覆うようにパッドがフレームに固定される。パッドは一般に発泡ウレタン等の発泡樹脂素材で肉厚に形成されている。パッドの外側は、さらに、布や革で形成されているトリム・カバーで覆われる。
一般に、ヒータ・ユニット2、3は、パッドとトリム・カバーとの間に固定されている。上述のように、シート・ヒータ2、3は、トリム・カバーとパッドとは異なる部品としてのヒータ・ユニットとして構成されている。本形態は、シート・ヒータの電熱線のレイアウトに特徴を有している。電熱線は、トリム・カバーの裏側あるいはパッドに保持するようにシート・バック11あるいはシート・クッション12を構成することもできる。しかし、乗員への熱の伝導、着座時の快適性、製造の容易性の点から、ヒータ・ユニットをパッドの前面に固定することが好ましい。
以下においてシート・ヒータ2の構造について詳細に説明する。上述のように、シート・ヒータ2は、好ましいユニット構成である。図2は、シート・バック11に装着するヒータ・ユニット2(シート・ヒータ2)の構造を模式的に示す平面図である。図2は、シート・バック11に装着されているヒータ・ユニット2を車両の前側から見た図であり、図2における上下はシート装置1のそれと一致する。シート・ヒータ2は、面状の基材21と、基材21に保持されている電熱線22と、で構成されている。
基材21は薄い面状部材であって、面積の広い前面211と後面(不図示)とを有している。前面211と後面とは基材21の主面であって、略矩形である。基材21は、例えば、複数層のウレタン部材で構成されており、それらの間に電熱線22が保持されている。この場合に電熱線22は露出していないが、図においては説明のために電熱線22を明示する。複数層における一部の層は発泡ウレタンで構成してもよい。また、電熱線22を保持することができるのであれば、基材21は一層構造でもよく、また、ウレタン以外の材料で形成してもよい。典型的な基材21は矩形面状であるが、基材21は他の形状を有してもよい。
上述のように、ヒータ・ユニット2は、シート・バック・パッドの前面とシート・バック・トリム・カバーの裏面との間に保持されている。図2において破線DL1で分割した上側部分がシート・バック11の前面に位置し、下側部分はシート・バック11の下端部、シート・バック11とシート・クッション12との間、あるいは、シート・バック11の裏側に位置する。従って、破線より上の部分の電熱線22が、着座者の背部を暖めることができる。
電熱線22は、着座者の背部を暖める役割を担うメイン・ヒータ部221と、そのメイン・ヒータ部221へ電力を伝送する伝送部222とで構成されている。伝送部222は、シート・バック11の裏側において電源からの伝送線と接続される。伝送部222は電熱線で構成されているが、この部分は着座者の背部を暖める機能を実質的に有してはいない。着座者の背部を暖めるヒータ機能は、メイン・ヒータ部221が担っている。伝送部222は屈曲を繰り返して上下方向に延在しているが、メイン・ヒータ部221よりも幅(左右方向の寸法)がずっと狭く、上下方向における屈曲の間隔が大きい。
メイン・ヒータ部221は、複数の部分で構成されている。具体的には、メイン・ヒータ部221は、図2における右側に第1ヒータ部31を有し、左側に第2ヒータ部32を有している。このように、第1ヒータ部31と第2ヒータ部32とは、左右方向に配列されている。第1ヒータ部31の上端と第2ヒータ部32の上端とが相互連結部333で連結されている。第1ヒータ部31の下端と伝送部222の上端の一つは、第1連結部331で連結されている。第2ヒータ部32の下端と伝送部222の上端の他の一つは、第2連結部332で連結されている。相互連結部333は、破線DL2と破線DL3との間にある。第1連結部331は、破線DL1の右端と破線DL2の下端との間にある。第2連結部332は、破線DL1の左端と破線DL3の下端との間にある。
図2の好ましい構成において、メイン・ヒータ部221は1本の電熱線で構成されており、第1ヒータ部31、第2ヒータ部32、第1連結部331、第2連結部332そして相互連結部333は、電熱線22の一部を構成している。伝送部222は2本の電熱線部で構成されており、その一方の上端は第1ヒータ部31の下端と結合し、他方の上端は第2ヒータ部32の下端に結合している。
第1ヒータ部31は1本の電熱線で構成されており、屈曲を繰り返しながら上下方向(方向)において延在している。上下方向は、左右方向と垂直である。具体的には、第1ヒータ部31は、複数の第2ヒータ部32に向かって凸(図2において左側に凸)の部分を有している。さらに、第1ヒータ部31は、複数の第2ヒータ部32から離れる方向に凸(図2において右側に凸)の部分を有している。左側に凸の部分と右側に凸の部分とが上下方向における位置をずらしながら交互につながることで、第1ヒータ部31は形成されている。
第1ヒータ部31の構成についてより具体的に説明する。図3は、第1ヒータ部31の拡大図である。第1ヒータ部31は、12個の右側に凸の部分311a〜311lを有している。さらに、第1ヒータ部31は、11個の左側に凸の部分312a〜312kを有している。右側に凸の部分311a〜311lは、上下方向において、下から上に互いに離間して順に配列されている。また、左側に凸の部分312a〜312kは、上下方向において、下から上に互いに離間して順に配列されている。右側に凸の部分311a〜311lの左端と左側に凸の部分312a〜312kの右端とは、破線DL2上にある。
この好ましい構成において、右側に凸の部分311a〜311lのそれぞれはU字状であり、平行な直線の上下辺と、右側に形成された円弧状の屈曲部を有している。上辺と下辺とは、右下がりである。右側に凸の部分311a〜311lの上辺の長さは同一であり、下辺の長さも同一である。凸の部分311a〜311lの右側端の左右方向における位置は、同一である。部分311a〜311lの上辺は平行であり、部分311a〜311lの下辺も平行である。右側に凸の部分311a〜311lにおいて、上下辺の長さや右端位置は、設計により異なっていてもよい。
上下幅(一つをwで指示)は、下側の部分311a〜311d、上側の部分311k、311lにおいて同一である。同様に、隣接部分間の間隔(一つをdで指示)も、下側の部分311a〜311d、上側の部分311k、311lにおいて同一である。中央の部分311f〜311iにおいて、上下幅は同一であり、また、隣接部分間の間隔も同一である。この部分の上下幅及び隣接部分間の間隔は、それぞれ、上側の部分311k、311lと下側の部分311a〜311dのそれらよりも小さい。部分311e、311jの上下幅は、中央の部分311f〜311iのより大きく、上下の部分311a〜311d、311k、311lよりも小さい。上下幅や隣接部分間の間隔を変化させることで、着座者の背部に効率的かつ適切に熱を与えることができる。
同様に、左側に凸の部分312a〜312kのそれぞれはU字状であり、平行な直線の上下辺と、左側に形成された円弧状の屈曲部を有している。上辺と下辺とは、左下がりである。左側に凸の部分312a、312cの上辺の長さは同一であり、下辺の長さも同一である。凸の部分312a、312cの左側端の左右方向における位置は、同一である。左側に凸の部分312b、312dの上辺の長さは同一であり、下辺の長さも同一である。凸の部分312b、312dの左側端の左右方向における位置は、同一である。左側に凸の部分312e〜312kの上辺の長さは同一であり、下辺の長さも同一である。凸の部分312e〜312kの左側端の左右方向における位置は、同一である。
部分312a〜312kの上辺は平行であり、部分312a〜312kの下辺も平行である。上下辺の長さは、凸の部分312a、312cが最も大きく、凸の部分312b、312dが最も小さく、凸の部分312e〜312kはそれらの中間である。左端位置についても、凸の部分312a、312cが最中央に近い位置にあり、凸の部分312b、312dが最も中央から遠く、凸の部分312e〜312kはそれらの中間位置にある。
上下幅(一つをwで指示)は、下側の部分312a〜312c、上側の部分312kにおいて同一である。同様に、隣接部分間の間隔(一つをdで指示)も、下側の部分312a〜312c、上側の部分312kにおいて同一である。中央の部分312e〜312iにおいて、上下幅は同一であり、また、隣接部分間の間隔も同一である。この部分の上下幅及び隣接部分間の間隔は、それぞれ、上側の部分312kと下側の部分311a〜311cのそれらよりも小さい。
部分312d、312jの上下幅は、中央の部分312e〜312iのより大きく、上下の部分312a〜312c、312kよりも小さい。上下幅や隣接部分間の間隔を変化させることで、着座者の背部に効率的かつ適切に熱を与えることができることは、右側に凸の部分と同様である。本構成例において、第1ヒータ部31の全ての右側及び左側凸部は、左右方向の寸法が上下幅よりも大きい。
右側に凸の部分311a〜311lは、左側に凸の部分312a〜312kの右側に形成されている。右側に凸の部分311a〜311lと左側に凸の部分312a〜312kとは上下方向における位置がずれている。それらは、上下方向において、交互に配列されている。上下方向において隣接する右側に凸の部分と左側に凸の部分とは、それらの端部においてつながっている。具体的には、右側に凸の部分の上端と左側に凸の部分の下端とが、あるいは、右側に凸の部分の下端と左側に凸の部分の上端とがつながっている。例えば、右側に凸の部分311gの左上端は上側隣接の左側に凸の部分312gの右下端とつながり、左下端は下側隣接の左側に凸の部分312fの右上端とつながっている。
右側に凸の部分311a〜311lの上下辺が右下がりで、左側に凸の部分312a〜312kの上下辺が左下がりであるため、第1ヒータ部31は、それらの結合点において屈曲している。つまり、第1ヒータ部31は、破線DL2で示される中央部において上に凸となるように屈曲している。
次に、第2ヒータ部32について説明する。図2に示すように、第2ヒータ部32は、第1ヒータ部31と類似のレイアウト形状を有している。第2ヒータ部32は1本の電熱線で構成されており、屈曲を繰り返しながら上下方向において延在している。具体的には、第2ヒータ部32は、複数の第1ヒータ部31に向かって凸(図2において右側に凸)の部分を有している。さらに、第2ヒータ部32は、複数の第1ヒータ部31から離れる方向に凸(図2において左側に凸)の部分を有している。左側に凸の部分と右側に凸の部分とが上下方向における位置をずらしながら交互につながることで、第2ヒータ部32は形成されている。
第2ヒータ部32の構成についてより具体的に説明する。図4は、第2ヒータ部32の拡大図である。第2ヒータ部32は、12個の左側に凸の部分321a〜321lを有している。さらに、第2ヒータ部32は、11個の右側に凸の部分322a〜322kを有している。左側に凸の部分321a〜321lは、上下方向において、下から上に互いに離間して順に配列されている。また、右側に凸の部分322a〜322kは、上下方向において、下から上に互いに離間して順に配列されている。右側に凸の部分322a〜322kの左端と左側に凸の部分321a〜321lの右端とは、破線DL3上にある。
左側に凸の部分321a〜321lのそれぞれはU字状であり、平行な直線の上下辺と、左側に形成された円弧状の屈曲部を有している。上辺と下辺とは、左下がりである。左側に凸の部分321a〜321lの上辺の長さは同一であり、下辺の長さも同一である。凸の部分321a〜321lの右側端の左右方向における位置は、同一である。部分321a〜321lの上辺は平行であり、部分321a〜321lの下辺も平行である。左側に凸の部分321a〜321lにおいて、上下辺の長さや右端位置は、設計により異なっていてもよい。
右側に凸の部分322a〜322kのそれぞれはU字状であり、平行な直線の上下辺と、右側に形成された円弧状の屈曲部を有している。上辺と下辺とは、右下がりである。右側に凸の部分322a、322cの上辺の長さは同一であり、下辺の長さも同一である。凸の部分322a、322cの右側端の左右方向における位置は、同一である。右側に凸の部分322b、322dの上辺の長さは同一であり、下辺の長さも同一である。凸の部分322b、322dの右側端の左右方向における位置は、同一である。右側に凸の部分322e〜322kの上辺の長さは同一であり、下辺の長さも同一である。凸の部分322e〜322kの右側端の左右方向における位置は、同一である。
部分322a〜322kの上辺は平行であり、部分322a〜322kの下辺も平行である。上下辺の長さは、凸の部分322b、322dが最も大きく、凸の部分322a、322cが最も小さく、凸の部分322e〜322kはそれらの中間である。右端位置についても、凸の部分322b、322dが最中央に近い位置にあり、凸の部分322a、322cが最も中央から遠く、凸の部分322e〜322kはそれらの中間位置にある。本構成例において、第2ヒータ部32の全ての右側及び左側凸部は、左右方向の寸法が上下幅よりも大きい。
左側に凸の部分321a〜321lは、右側に凸の部分322a〜322kの左側に形成されている。左側に凸の部分321a〜321lと右側に凸の部分322a〜322kとは上下方向における位置がずれている。それらは、上下方向において、交互に配列されている。上下方向において隣接する左側に凸の部分と右側に凸の部分とは、それらの端部においてつながっている。具体的には、左側に凸の部分の上端と右側に凸の部分の下端とが、あるいは、左側に凸の部分の下端と右側に凸の部分の上端とがつながっている。
次に第1ヒータ部31と第2ヒータ部32との関係を説明する。図5は、第1ヒータ部31と第2ヒータ部32の拡大図である。図面内での符号は一部省略している。第2ヒータ部32の左側に凸の部分321a〜321lは、第1ヒータ部31における右側に凸の部分311a〜311lと、第1ヒータ部31と第2ヒータ部32との間の中央線CLについて、線対称である。また、第2ヒータ部32の右側に凸の部分322e〜322kは、第1ヒータ部31の左側に凸の部分312e〜312kと、中央線CLについて線対称である。
第2ヒータ部32の右側に凸の部分322e〜322kと第1ヒータ部31の左側に凸の部分312e〜312kとは、中央線CLを反対側に越えていない。中央線CLを含むそれらの間の中央部は、空隙(電熱線の存在しない領域)G1が形成されている。右側に凸の部分322e〜322kのそれぞれは、左側に凸の部分312e〜312kのそれぞれと、左右方向において対向している。上下方向において見た場合、右側に凸の部分322e〜322kと左側に凸の部分312e〜312kとは重なっておらず離間しており、それらの間に空隙G1が存在している。
これに対して、第1ヒータ部31の左側凸部312a、312cは、中央線CLを超えて左側に延びている。また、第2ヒータ部32の右側凸部322b、322dは、中央線CLを超えて右側に延びている。第1ヒータ部31の左側凸部312a、312cのそれぞれの一部は、第2ヒータ部32の右側凸部322b、322dのそれぞれの一部と、上下方向において見た場合に重なっている。本例において、第1ヒータ部31の左側凸部312a、312cは、第2ヒータ部32の他の凸部とは上下方向に見て重なっておらず(左右方向において離間している)、第2ヒータ部32の右側凸部322b、322dは、第1ヒータ部31の他の凸部とは上下方向に見て重なっていない(左右方向において離間している)。
第1ヒータ部31の左側凸部312aは、それよりも短い第2ヒータ32の右側凸部322aに向き合っている。これらの間には、空隙G5が存在している。第1ヒータ部31の左側凸部312cは、それよりも短い第2ヒータ32の右側凸部322cに向き合っている。これらの間には、空隙G4が存在している。第2ヒータ部31の右側凸部322bは、それよりも短い第1ヒータ31の左側凸部312bに向き合っている。これらの間には、空隙G3が存在している。第2ヒータ部32の右側凸部322dは、それよりも短い第1ヒータ31の左側凸部312dに向き合っている。これらの間には、空隙G2が存在している。
空隙G4、G5は央線CLよりも左側にあり、空隙G2、G3は央線CLよりも右側にある。空隙G2〜G5は、中央の空隙G1と左右方向における位置がずれており、ヒータ・ユニット2におけるシワの発生を抑制することができる。さらに、空隙G4、G5と空隙G2、G3はとは左右方向における位置がずれており、より効果的にシワの発生を抑制することができる。
図示する好ましい構成において、第1ヒータ部31の左側凸部312aから第2ヒータ部32の右側凸部322dまでの間において、第1ヒータ部31の左側凸部と第2ヒータ部32の右側凸部とが交互に配列されている。つまり、中央線CLにおいて、第1ヒータ部31の左側凸部312a、312cの間に第2ヒータ部の右側凸部322bが挿入されており、第2ヒータ部32の右側凸部322b、322dの間に第1ヒータ部の左側凸部312cが挿入されている。
このため、空隙G4、G5の間に挿入された第2ヒータ部の右側凸部322bがこれらを分離し、空隙G2、G3の間に挿入された第1ヒータ部の左側凸部312cが挿入され、これらを分離している。これにより、空隙G4、G5及び空隙G2、G3におけるシワの発生をさらに抑制することができる。
次に、他の好ましいヒータ・ユニット2の構成を説明する。図6は、他の好ましい電熱線レイアウトを有するヒータ・ユニット2を模式的に示す平面図である。また、図7は、図6におけるメイン・ヒータ部221の拡大図である。本構成は、第1ヒータ部31における右側に凸の部分311eより下側の構造と、第2ヒータ部32における右側に凸の部分322dより下側の構造とが、図2〜図5を参照して説明した構成と異なっている。以下においては、上記他の構成と異なる部分について説明を行う。また、一部符号は省略してる。
図7に示すように、本構成において、第1ヒータ部31の左側に凸の部分312a、312cは、図2〜図5を参照して説明した上記他の構成における部分312a、312cよりも長く、より左側に突出している。この形状に合わせて、これらと上下方向において同じ位置にあり左右方向において対向する第2ヒータ部32の右側に凸の部分322a、322cは、上記他の構成における部分322a、322cよりも短く、より手前で止まっている。左側に凸の部分312a、312cと右側に凸の部分322a、322cとの間には、空隙G4、G5が存在している。空隙G4、G5は、上記他の構成における空隙G4、G5よりも外側にある。
第1ヒータ部31の左側に凸の部分312a、312cは、空隙G1の左端位置を超えて、第2ヒータ部32における2つの右側に凸の部分322a、322c以外の右側に凸の部分と、上下方向において見た場合に部分的に重なっている。このように、左側に凸の部分312a、312cのそれぞれは、上下方向において異なる位置にある第2ヒータ部32の右側に凸の部分322b、322d〜322kと上下方向において見た場合に部分的に重なっている。これにより、シワ発生をより効果的に抑制する。左側に凸の部分312a、312cは、第2ヒータ部32の中央の屈曲部までは達していない。空隙G4、G5の間には第2ヒータ部32の一部が存在し、シワの発生を効果的に抑制する。
次に、図6、図7における第2ヒータ部32の右側に凸の部分322b、322dは、図2〜5に示した上記他の構成における部分322b、322dよりも長く、より右側に突出している。この形状に合わせて、これらと上下方向において同じ位置にあり左右方向において対向する第1ヒータ部31の左側に凸の部分312b、312dは、上記他の構成における部分312b、312dよりも短く、より手前で止まっている。右側に凸の部分322b、322dと左側に凸の部分312b、312dとの間には、空隙G2、G3が存在している。空隙G2、G3は、上記他の構成における空隙G2、G3よりも外側にある。
第2ヒータ部32の右側に凸の部分322b、322dは、空隙G1の右端位置を超えて、第1ヒータ部31における2つの左側に凸の部分312b、312d以外の左側に凸の部分と、上下方向において見た場合に部分的に重なっている。このように、右側に凸の部分322b、322dのそれぞれは、上下方向において異なる位置にある第1ヒータ部31の左側に凸の部分312a、312c、312e〜312kと上下方向において見た場合に部分的に重なっている。これにより、シワ発生をより効果的に抑制する。部分322b、322dは、第1ヒータ部31の中央の屈曲部までは達していない。空隙G2、G3の間には第1ヒータ部31の一部が存在し、シワの発生を効果的に抑制する。
空隙G4、G5は、上下方向において見た場合に第2ヒータ部32の中央の屈曲部と重なる位置にある。つまり、屈曲部の左右方向の位置は、空隙G4、G5の左右方向の域内にある。同様に、空隙G2、G3を上下方向において見た場合に第1ヒータ部31の中央の屈曲部と重なる位置にある。これにより、空隙G4、G5及び空隙G2、G3においてヒータ・ユニット2が収縮しても、電熱線22へのストレスを屈曲部で吸収することができ、電熱線の断線を抑制することができる。この点から、空隙G2〜G5の全てがこの位置に形成されていることが好ましいが、一部がこれらの位置にあっても上記効果を奏することができる。
第1ヒータ部31の左側に凸の部分312a、312cは、中央線CLより右側において第1ヒータ部31の他の左側に凸の部分と平行であり、中央線CLより左側において第2ヒータ部32の右側に凸の部分と平行である。凸の部分312a、312cは、中央線CL上において下へ凸の屈曲部を有している。このレイアウトにより、ヒータ・ユニット2の温度ムラを低減することができる。また、空隙G1においてシワが発生した場合に、電熱線22へのストレスを吸収することができる。
同様に、第2ヒータ部32の右側に凸の部分322b、322dは、中央線CLより左側において第2ヒータ部32の他の右側に凸の部分と平行であり、中央線CLより右側において第1ヒータ部31の左側に凸の部分と平行である。凸の部分322b、322dは、中央線CL上において下へ凸の屈曲部を有している。このレイアウトにより、ヒータ・ユニット2の温度ムラを低減することができる。また、空隙G1においてシワが発生した場合に、電熱線22へのストレスを吸収することができる。
上記二つの好ましい構成例において、第1ヒータ部31における左側に凸の部分312e〜312kの左端はそろっており(左右方向における同一位置)、中央線CLよりも右側にある。第2ヒータ部32における右側に凸の部分322e〜322kの右端はそろっており(左右方向における同一位置)、中央線CLよりも左側にある。このため、これらの間に上下に大きく広がる空隙G1が存在している。この部分においても、第1ヒータ部31における左側に凸の部分の一部と第2ヒータ部32における右側に凸の部分の一部が中央線CLを越えて延びていてもよい。これにより、空隙G1を分割し、シワの発生を抑制することができる。
第1ヒータ部31と第2ヒータ部32とが上下方向において部分的に重なるように凸部を延ばすと、その分、電熱線22の総長が長くなる。従って、シワの発生しやすい必要な部分において、第1ヒータ部31と第2ヒータ部32とが重なるようにレイアウト設計することが好ましい。その点において、上記二つの好ましい構成例は、電熱線22の総長が徒に長くなることを避けつつ、シワの発生を効果的に抑制することができる。
以上、本発明を好ましい実施形態を例として説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することができる。本発明は、図を参照して説明した電熱線レイアウトに限定されない。例えば、第1ヒータ部と第2ヒータ部とが別の電熱線で構成されていてもよい。
第1ヒータ部と第2ヒータ部とは屈曲しながら延在していればよく、右側に凸の部分の形状と左側に凸の部分の形状は、上記構成に限定されない。例えば、凸の部分が曲線で構成されていてもよい。第1ヒータ部における右側に凸の部分の右端位置がそろっていなくともよく、第2ヒータ部における左側に凸の部分の左端位置がそろっていなくともよい。この場合、中央線CLは、第1ヒータ部の最右端と第2ヒータ部の最左端との中心において上下方向に延びる。本発明は、トリム・カバーあるいはパッドに保持された電熱線に適用することができる。凸の部分312b、312d、322a、322cを省略してもよい。
1 シート装置、2、3 ヒータ・ユニット、8 ヒータ・ユニット
9 シート・バック・パッド、11 シート・バック、12 シート・クッション
13 ヘッドレスト、21 基材、22 電熱線、31 第1ヒータ部
32 第2ヒータ部、81 基材、82 電熱線、91 前面、211 前面
221 メイン・ヒータ部、222 伝送部
311a〜311l 第1ヒータ部における右側に凸の部分
312a〜312k 第1ヒータ部における左側に凸の部分
321a〜321l 第2ヒータ部における左側に凸の部分
322a〜322k 第2ヒータ部における右側に凸の部分
331 第1連結部、332 第2連結部、333 相互連結部

Claims (7)

  1. 車両用シート装置に使用されるヒータ・ユニットであって、
    基材と、
    1本の電熱線で構成されており、前記基材上において、屈曲を繰り返しながら縦方向に延在している、第1ヒータ部と、
    1本の電熱線で構成されており、前記基材の前記面において、屈曲を繰り返しながら前記縦方向に延在し、前記縦方向と垂直な左右方向において前記第1ヒータ部と対向する、第2ヒータ部と、
    を有し、
    前記第1ヒータ部は、複数の前記第2ヒータ部に向かって凸の部分と複数の前記第2ヒータ部から離れる方向に凸の部分とが前記方向における位置をずらしながら交互につながることで、形成されており、
    前記第2ヒータ部は、複数の前記第1ヒータ部に向かって凸の部分と複数の前記第1ヒータ部から離れる方向に凸の部分とが前記方向における位置をずらしながら交互につながることで、形成されており、
    前記複数の第2ヒータ部に向かって凸の部分の少なくとも一部は、前記左右方向における前記第1ヒータ部と前記第2ヒータ部との間の中央位置を越えており、
    前記複数の第1ヒータ部に向かって凸の部分の少なくとも一部は、前記第左右方向における前記第1ヒータ部と前記第2ヒータ部との間の中央位置を越えている、
    車両用シート装置に使用されるヒータ・ユニット。
  2. 前記縦方向において、前記中央位置を越える前記第2ヒータ部に向かって凸の部分と前記中央位置を越える前記第1ヒータ部に向かって凸の部分とは、交互に配列されている、
    請求項1に記載のヒータ・ユニット。
  3. 前記中央位置を越える前記第2ヒータ部に向かって凸の部分は、前記縦方向において見たとき、前記中央位置を越えない前記第1ヒータ部に向かって凸の部分と重なっており、
    前記中央位置を越える前記第1ヒータ部に向かって凸の部分は、前記方向において見たとき、前記中央位置を越えない前記第2ヒータ部に向かって凸の部分と重なっている、
    請求項1または2に記載のヒータ・ユニット。
  4. 前記第1ヒータ部と前記第2ヒータ部とは、1本の電熱線の一部を構成している、
    請求項1、2、または3に記載のヒータ・ユニット。
  5. 前記複数の第2ヒータ部に向かって凸の部分の一部と、前記複数の第1ヒータ部に向かって凸の部分の一部とは、前記中央位置を越えず、それらの間に空隙が存在する、
    請求項1〜4のいずれかに記載のヒータ・ユニット。
  6. 記第1ヒータ部において、前記第2ヒータ部に向かって凸の部分と前記第2ヒータ部から離れる方向に凸の部分とは屈曲部を形成するようにつながっており、
    記第2ヒータ部において、前記第1ヒータ部に向かって凸の部分と前記第1ヒータ部から離れる方向に凸の部分とは屈曲部を形成するようにつながっており、
    前記中央位置を越えて前記第2ヒータ部に向かって凸の部分と前記第1ヒータ部に向かって凸の部分との間に空隙が存在し、当該空隙は前記第2ヒータ部における前記屈曲部と前記方向において見て重なる位置にあり、
    前記中央位置を越えて前記第1ヒータ部に向かって凸の部分と前記第2ヒータ部に向かって凸の部分との間に空隙が存在し、当該空隙は前記第1ヒータ部における前記屈曲部と前記方向において見て重なる位置にある、
    請求項1〜5のいずれかに記載のヒータ・ユニット。
  7. シート・バック・トリム・カバーで覆われたシート・バックと、
    シート・クッション・トリム・カバーで覆われたシート・クッションと、
    前記シート・バック・トリム・カバーあるいは前記シート・クッション・トリム・カバーの内側に装備されているヒータ装置と、を有し、
    前記ヒータ装置は、
    1本の電熱線で構成されており、前記基材上において屈曲を繰り返しながら、シート幅方向に垂直な縦方向に延在している、第1ヒータ部と、
    1本の電熱線で構成されており、前記基材上において屈曲を繰り返しながら前記方向に延在し、前記シート幅方向において前記第1ヒータ部と対向する、第2ヒータ部と、
    を有し、
    前記第1ヒータ部は、複数の前記第2ヒータ部に向かって凸の部分と複数の前記第2ヒータ部から離れる方向に凸の部分とが前記方向における位置をずらしながら交互につながることで、形成されており、
    前記第2ヒータ部は、複数の前記第1ヒータ部に向かって凸の部分と複数の前記第1ヒータ部から離れる方向に凸の部分とが前記方向における位置をずらしながら交互につながることで、形成されており、
    前記複数の第2ヒータ部に向かって凸の部分の少なくとも一部は、前記シート幅方向における前記第1ヒータ部と前記第2ヒータ部との間の中央位置を越えており、
    前記複数の第1ヒータ部に向かって凸の部分の少なくとも一部は、前記シート幅方向における前記第1ヒータ部と前記第2ヒータ部との間の中央位置を越えている、
    車両用シート装置。
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