JP4861276B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、コンピュータ装置を内蔵する電子遊技機に関し、特に、ノイズによるLEDランプの誤動作を解消した回胴遊技機や弾球遊技機などの遊技機に関する。
スロットマシンなどの回胴遊技機では、遊技者がメダル投入口にメダルを投入してスタートレバーを操作すると、これに応じて、回転リールの回転が開始される。そして、遊技者がストップボタンを押して回転リールを停止させたとき、停止ライン上の図柄が揃うと、その図柄に応じた配当メダルが払い出されるようになっている。但し、各ゲームの当否状態は、実際には、機器内部の抽選処理によって各ゲームの開始時に予め決まっており、この抽選処理によって当選した図柄を、遊技者が停止ライン上に揃えることで配当メダルが払出される。
抽選処理による当選図柄のうち特に価値が高いのが、ビッグボーナス(BB)図柄である。このBB図柄に当選して、遊技者がBB図柄を停止ライン上に揃えると、その後ビッグボーナスゲームが開始されて、連続的に当選高確率のゲーム状態が維持されることで、それまでより格段に多い配当メダル数が期待できるようになっている。
そして、運良くBB図柄を停止ライン上に揃えることができた場合には、その喜びに対応した、色彩豊かなランプ演出が実行されるのが望ましい。そこで、かかる要請を踏まえて、より色彩豊かなランプ演出を実現するべく、階調データを設定可能なLEDドライバICを使用する遊技機も提案されている(特許文献1)。
特開2007−44222公報
しかし、上記の発明では、ノイズ対策が全く考慮されていない。そのため、この発明のように、単純にLEDドライバを使用するだけでは、時として、LEDランプが意図しない色に発光してしまうことになる。
すなわち、LEDランプは、直列接続された多数のシフトレジスタによって駆動されるので、例えば、LEDのランプ演出の休止中にもLEDランプが意図しない態様で点灯されることがある。より具体的に説明すると、多数のシフトレジスタは、シフトクロックによって直列データが1ビットずつシフトされるので、例えば、ランプ演出の休止中などに、ノイズによるシフトクロックによってシフトレジスタの直列データが1ビットずれると、意図しない態様でLEDランプが点灯してしまう。そして、一旦、直列データがずれてしまうと、これを元に戻すことはできないので、その後に、全てのデータを書き直さない限りは、不自然なランプ演出が継続されることになる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、ノイズによる異常なランプ演出が発生しないよう改善された遊技機を提供することを課題とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、遊技操作に起因して実行される抽選処理に基づいて、遊技者に有利な遊技状態を発生させる遊技機において、複数系列に区分されたランプ系列毎にランプ演出を実行する複数のランプと、ランプ系列に属する全てのランプを所定の階調レベルで発光させる発光駆動部と、ランプ系列毎に確保されたバッファ領域に格納されている駆動データを発光駆動部に供給して、発光駆動部の動作を制御する点灯制御部とを設け、前記点灯制御部は、全てのランプ系列のバッファ領域に、各ランプを消灯させる消灯レベルの駆動データを格納した状態で、ランプ演出を実行すべきランプ系列のバッファ領域に、ランプ演出のシナリオ進行に対応する、新規の駆動データを格納する格納処理と、格納処理後のバッファ領域に格納されている全ての駆動データを、1ビット毎に発光駆動部に供給する転送処理と、転送処理を終えた後、発光駆動部に単一のラッチ信号を出力して、全てのランプを新たな点灯状態に変更する点灯処理と、を定時的に繰り返し実行することで、所定時間毎にランプ演出のシナリオを進行させると共に、前記点灯制御部は、点灯処理による新たな点灯状態への変更に対応して、個々のランプを点灯させるか否かを規定するON/OFFデータを、ランプ演出を実行しないランプを含め全てONレベルにして、毎回、発光駆動部に供給するよう構成している。
本発明では、最低レベルの駆動データを格納する処理と、必要なデータだけ更新する処理とを定時的に実行するので、ノイズによる異常なランプ演出の発生を未然に防止できる遊技機を実現できる。
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。図1〜図4は、実施形態に係るスロットマシンSLを図示したものである。本スロットマシンSLは、矩形箱状の本体ケース1と、各種の遊技部材を装着した前面パネル2とが、ヒンジ3を介して連結され、前面パネル2が本体ケース1に対して開閉可能に構成されている(図2)。そして、図1は前面パネル2の正面図、図2はスロットマシンSLの右側面図(a)と平面図(b)、図3は前面パネル2の背面図、図4は本体ケース1の内部正面図を示している。
図4に示す通り、本体ケース1の略中央には、3つの回転リール4a〜4cを備える図柄回転ユニット4が配置され、その下側に、メダル払出装置5が配置されている。各回転リール4a〜4cには、BB図柄、RB図柄、各種のフルーツ図柄、及びリプレイ図柄などが描かれている。メダル払出装置5には、メダルを貯留するメダルホッパー5aと、払出モータMと、メダル払出制御基板55と、払出中継基板63と、払出センサ(不図示)などが設けられている。ここで、メダルは、払出モータMの回転に基づいて、払出口5bから図面手前に向けて導出される。なお、限界量を越えて貯留されたメダルは、オーバーフロー部5cを通して、補助タンク6に落下するよう構成されている。
上記のメダル払出装置5に隣接して電源基板62が配置され、また、図柄回転ユニット4の上部に主制御基板50が配置され、主制御基板50に隣接して回胴設定基板54が配置されている。なお、図柄回転ユニット4の内部には、回胴LED中継基板58と回胴中継基板57とが設けられ、図柄回転ユニット4に隣接して外部集中端子板56が配置されている。
図1に示すように、前面パネル2の上部には液晶表示ユニット7が配置され、その下部には、回転リール4a〜4cに対応する3つの表示窓8a〜8cが配置されている。表示窓8a〜8cを通して、各回転リール4a〜4cの回転方向に、各々3個程度の図柄が見えるようになっており、合計9個の図柄の水平方向の三本と、対角線方向の二本が仮想的な停止ラインとなる。このような表示窓8aの左側には、遊技状態を示すLED群9が設けられ、その下方には、遊技成果として払出されるメダル数を表示する払出表示部10や、クレジット状態のメダル数を表示する貯留数表示部11が設けられている。
前面パネル2の垂直方向中央には、メダルを投入するメダル投入口12が設けられ、これに隣接して、メダル投入口12に詰まったメダルを返却させるための返却ボタン13が設けられている。また、クレジット状態のメダルを払出すクレジット精算ボタン14と、メダル投入口12へのメダル投入に代えてクレジット状態のメダルを擬似的に一枚投入する投入ボタン15と、クレジット状態のメダルを擬似的に三枚投入するマックス投入ボタン16とが設けられている。
これらの遊技部材の下方には、回転リール4a〜4cの回転を開始させるスタートレバー17と、回転中の回転リール4a〜4cを停止させるためのストップボタン18a〜18cが設けられている。その他、前面パネル2の下方には、メダルを蓄える横長の受け皿19と、払出装置5の払出口5bに連通するメダル導出口20とが設けられている。なお、メダル導出口20の左右にはスピーカSPが配置されている。
図3に示すように、前面パネル3の裏側には、メダル投入口12に投入されたメダルの選別を行うメダル選別装置21と、メダル選別装置21により不適正と判別されたメダルをメダル導出口20に案内する返却通路22とが設けられている。また、前面パネル3の裏側上部には、演出制御基板51、演出インタフェイス基板52、及び液晶制御基板61などを収容する基板ケース23が配置されている。そして、メダル選別装置21の上部には、図1に示す各種の遊技部材と主制御基板50との間の信号を中継する遊技中継基板53が設けられている。
図5は、実施例に係るスロットマシンSLの回路構成を示すブロック図である。図示の通り、このスロットマシンSLは、回転リール4a〜4cを含む各種の遊技部材の動作を制御する主制御基板50と、主制御基板50から受けた制御コマンドに基づいて演出動作を実現する演出制御基板51と、交流電圧(24V)を直流電圧(5V,12V,24V)に変換して装置各部に供給する電源基板62とを中心に構成されている。
主制御基板50は、遊技中継基板53を通して、スロットマシンの各種遊技部材に接続されている。具体的には、スタートレバー17の始動スイッチ、ストップボタン18a〜18cの停止スイッチ、投入ボタン15,16の投入スイッチ、清算ボタン14の清算スイッチ、投入枚数判定部21dを構成するフォトインタラプタPH1,PH2、投入メダル返却部21cを構成するブロッカーソレノイド31、及び、各種LED素子9〜11などに接続されている。
また、主制御基板50は、回胴中継基板57を経由して、回転リール4a〜4cを回転させる3つのステッピングモータ、及び、回転リール4a〜4cの基準位置を検出するためのインデックスセンサに接続されている。そして、ステッピングモータを駆動又は停止させることによって、回転リール4a〜4cの回転動作と、目的位置での停止動作を実現している。
主制御基板50は、払出中継基板63を通してメダル払出装置5にも接続されている。メダル払出装置5には、メダル払出制御基板55と、メダル払出センサと、払出モータMとが設けられており、メダル払出制御基板55は、主制御基板50からの制御コマンドに基づいて払出モータMを回転させて、所定量のメダルを払出している。
その他、主制御基板50は、外部集中端子板56と、回胴設定基板54にも接続されている。外部集中端子板56は、例えばホールコンピュータHCに接続されており、主制御基板50は、外部集中端子板56を通して、メダルの投入枚数やメダルの払出枚数などを出力している。また、回胴設定基板54は、係員が設定した確率的なメダル払出枚数のランク設定値を示す設定キー信号などを出力している。
主制御基板50は、演出制御基板51に対して、スピーカSPによる音声演出、三色LEDランプや冷陰極線管放電管によるランプ演出、及び、液晶表示ユニット7による図柄演出を実現するための制御コマンドを出力している。そして、演出制御基板51は、演出インタフェイス基板52を通して、液晶制御基板61に接続されており、液晶制御基板61は、液晶表示(LCD)ユニット7における図柄演出を実現している。
演出制御基板51は、演出インタフェイス基板52と、LED基板59やインバータ基板60や回胴LEDドライブ基板58とを経由して、各種のLEDランプや冷陰極線管放電管におけるランプ演出を実現している。また、演出制御基板51は、演出インタフェイス基板52を通してスピーカSPを駆動して音声演出を実現している。このように、演出制御基板51は、主制御基板50から受けた制御コマンドに基づいて、音声演出とランプ演出と図柄演出を実行するので、全ての演出動作を同期されることが容易である。
そこで、本スロットマシンでは、遊技者が席を離れた場合のように、一定時間以上遊技操作がされない場合には、静音モードによる音声演出と、消灯モードによるランプ演出とを同期して進行させている。ここで、静音モードとは、音声信号を出力しない動作状態であり、消灯モードとは、ランプ駆動信号を出力しない動作状態である。但し、これらの動作状態でも、遊技演出そのものは内部的に進行させており、遊技操作が再開された後は、液晶表示ユニット7において継続されていた図柄演出に同期する音声演出とランプ演出とが円滑に再開される。なお、5mS毎のタイマ割込みにより、定期的に実行されるポート入力処理(不図示)の入力値に基づいて、遊技操作がされていないことが検出される。
図6は、LED基板59の回路構成を示すブロック図である。図示の通り、LED基板59は、入力回路30Aを経由して各種の信号を受けるバスバッファ30Bと、合計12個のLEDドライバ31で実現される三系統のLEDドライバ群DG1〜DG3とを中心に構成されている。
入力回路30Aとバスバッファ30Bとで信号入力部30を構成しており、信号入力部30は、演出制御基板51から、シフトデータDATA1〜DATA3と、シフトクロックCLK1〜CLK3と、単一のイネーブル信号ENBと、単一のラッチ信号LATとを受けている。図5に示す通り、全ての信号は、演出インタフェイス基板52を経由して供給される。
図6の左下欄に示す通り、入力回路30Aは、各信号線をグランドに接続する8個のプルダウン抵抗Rdと、各信号線に設けられたフィルタ部とで構成されている。入力回路30Aに、プルアップ抵抗ではなくプルダウン抵抗Rdを設けるのは、LEDドライバ31に対するラッチ信号LATやシフトクロックCLKiが、その立上りエッジで機能するので、これらの信号LAT,CLKiがLレベルである待機状態を、より安定化させて耐ノイズ性を高めるためである。なお、入力回路にプルダウン抵抗Rdを設けると、上記の待機状態において、LED基板59に至る伝送ケーブルにON電流が流れないので、耐ノイズ性が高まることが実験的に確認されている。
入力回路30Aのフィルタ部は、シフトクロックCLK1〜CLK3を伝送する信号線については、抵抗RfとコンデンサCfによるRCローパスフィルタで構成されている。一方、その他の信号線については、抵抗Rf’と浮遊容量によるローパスフィルタで構成されている。本実施形態では、抵抗RfとコンデンサCfによるローパスフィルタは、シフトクロックCLKの周波数に対応したカットオフ周波数に設定されており、LEDドライバ31を誤動作させる高周波ノイズを確実に排除するよう構成されている。
ところで、LED基板59に接続されたLED群は、その配置位置に基づいて三系統に区分されている。そこで、この系統区分に対応して、LED基板59に搭載されたLEDドライバ群DG1〜DG3も、三系統に区分されており、各系統のLED群は、同一の4個のLEDドライバ31によって駆動されている。なお、図6には、第1系列のLEDドライバ群DG1だけが表示されているが、第2系列のLEDドライバ群DG2や、第3系列のLEDドライバ群DG3も全く同一の構成である。
各LEDドライバ31は、例えば、TLC5922(TEXAS INSTRUMENTS)によって実現される。この場合、LEDドライバ31(TLC5922)は、各々16個のLEDランプを駆動可能であるので、図示のLED基板59では、最大192個(=4×16×3)のLEDランプによるランプ演出が実現可能となる。但し、このスロットマシンでは、三原色(RGB)に点灯される3個のLEDを組み合わせた三色LEDを使用しているので、LED群によって表示可能な画素数は、最大64画素(=192/3)である。そして、LEDドライバ31は、128段階に階調制御された駆動信号を出力可能であるで、結局、各画素(三色LED)は、原理的には、128×128×128色の何れかの色彩に点灯可能となる。
先に説明した通り、信号入力部30には、3系列のシフトデータDATA1〜DATA3と、3系列のシフトクロックCLK1〜CLK3と、単一のイネーブル信号ENBと、単一のラッチ信号LATとで、合計8個の信号が供給される。合計8個の信号のうち、シフトデータDATA1とシフトクロックCLK1は、第1系統のLEDドライバ群DG1に供給され、シフトデータDATA2とシフトクロックCLK2は、第2系統のLEDドライバ群DG2に供給され、シフトデータDATA3とシフトクロックCLK3は、第3系統のLEDドライバ群DG3に供給される。
一方、イネーブル信号ENBとラッチ信号LATとは、12個(=3×4)全てのLEDドライバ31に一斉に供給される。イネーブル信号ENBは、各LEDドライバ31の動作状態を制御する信号であり、ラッチ信号LATは、各LEDドライバ31に、駆動データ(点灯データと階調データ)を書込むための信号である。したがって、イネーブル信号ENBの変化(立上り)に同期して、全てのLEDドライバ31の動作状態が、一気に変化することになる。同様に、ラッチ信号LATの変化(立上り)に同期して、全てのLEDドライバ31に駆動データが一気に書込まれる。
このように、このスロットマシンでは、三系統のLEDドライバ群DG1〜DG3について、各系統毎のイネーブル信号ENB1〜ENB3とラッチ信号LAT1〜LAT3とを設けるのではなく、単一のイネーブル信号ENBと単一のラッチ信号LATによって12個のLEDドライバ31を一斉に制御している。したがって、演出制御基板51において、ランプ演出についての制御負担が大幅に軽減できる上に、単一の命令によって、全てのLEDドライバ31と全てのLEDを一斉かつ簡単に制御することができる。先に説明した通り、演出制御基板51では、音声演出とランプ演出と図柄演出とを担当しているので、ランプ演出に要する制御負担が軽減されることの価値は高い。また、この実施形態の構成によれば、演出制御基板51から演出インタフェイス基板52を経由して、LED基板59に至る信号線の本数を抑制できるので、ハードウェア構成についても簡素化できる。
図7は、LEDドライバ31の内部構成を示すブロック図である。図示の通り、このLEDドライバ31は、16ビット長のON/OFFデータ(点灯データ)を入力端子SINから受けて記憶するシフトレジスタ32と、112ビット長の階調データ(輝度データ)を入力端子SINから受けて記憶するシフトレジスタ33と、シフトレジスタ32の16ビット長のON/OFF出力データを1ビット毎に受ける16個の点灯用レジスタ34と、シフトレジスタ33の112ビット長の階調データを7ビット毎に受ける16個の階調用レジスタ35と、点灯用レジスタ34と階調用レジスタ35のデータに基づいて出力端子OUT0〜OUT15のシンク電流を制御する16個の定電流ドライバ36と、シンク電流の最大値を制限する電流制限部37とで構成されている。
ここで、点灯データ用のシフトレジスタ32と、階調データ用のシフトレジスタ33とは選択的に動作するよう構成されている。そして、MODE端子に供給される制御信号がLレベルの場合には、LEDドライバ31がON/OFFモードとなり、データ入力端子SINに供給されたシフトデータDATAが、シフトレジスタ32に供給されるよう内部接続される。なお、ここでは、シフトデータDATAは、第1系列から第3系列のシフトデータDATA1〜DAT3の何れかである。
また、このON/OFFモードでは、ラッチ端子XLATに供給されたラッチ信号LATが、点灯用レジスタ34に供給されるよう内部接続される。そして、ラッチ信号LATの立上りタイミングで、シフトレジスタ32の16ビットデータが、16個の点灯用レジスタ34に1ビットずつ取得される。取得された合計16ビットのデータは、出力端子OUT0〜OUT15に、シンク電流を流すか否かを決定するON/OFFデータであり、言い換えると、LEDドライバ31に接続された16個のLEDランプを点灯させるか否かを決定する点灯データとなる。
一方、MODE端子に供給される制御信号がHレベルの場合には、LEDドライバ31が階調モードとなり、データ入力端子SINに供給されたシフトデータDATAが、シフトレジスタ33に供給されるよう内部接続される。この階調モードでは、ラッチ端子XLATに供給されたラッチ信号LATが、階調用レジスタ35に供給されるよう内部接続される。そして、ラッチ信号LATの立上りタイミングで、シフトレジスタ33の112ビットデータが、16個の階調用レジスタ35に、7ビットずつ分割して取得される。
取得された各7ビットのデータは、LEDドライバ31の出力端子OUT0〜OUT15のシンク電流を制御する階調データとなるので、このLEDドライバ31では、出力端子OUT0〜OUT15のシンク電流を、0000000B〜1111111Bの128段階に階調制御することが可能となる。なお、Bは2進数を意味する。
LEDドライバ31のクロック端子SCLKには、シフトデータDATAiに同期してシフトクロックCLKiが供給される必要がある。そして、MODE端子がLレベルであるON/OFFモードの場合には、シフトデータDATAiは、シフトクロックCLKiの立上りに同期して、点灯データ用のシフトレジスタ32に順次シフトされつつ取得される。したがって、16個のシフトクロックCLKiを受けることで、シフトレジスタ32へのデータ取得が完了する。なお、シフトデータDATAiは、DATA1〜DATA3の何れかであり、シフトクロックCLKiは、CLK1〜CLK3の何れかである。
そして、17個目以降のシフトクロックCLKiを受けると、シフトレジスタ32のデータが順次シフトされて、データ出力端子SOUTから出力される。図6の回路図から明らかなように、各系統のLEDドライバ群DG1〜DG3は、各々4個のLEDドライバ31が直列接続されて構成されているので、各系列毎に、16×4個のシフトクロックCLKiを受けると、全4個のLEDドライバ31に、点灯データが取得されることになる。
一方、MODE端子がHレベルである階調モードの場合には、シフトデータDATAiは、シフトクロックCLKiの立上りに同期して、階調用のシフトレジスタ33に順次シフトされつつ取得される。したがって、112個のシフトクロックCLKiを受けることで、シフトレジスタ33のデータ取得が完了する。この場合も、シフトデータDATAiは、DATA1〜DATA3の何れかであり、シフトクロックCLKiは、CLK1〜CLK3の何れかである。
そして、113個目以降のシフトクロックCLKiを受けると、シフトレジスタ33のデータが順次シフトされて、データ出力端子SOUTから出力される。図6の回路図から明らかなように、各系統のLEDドライバ群DG1〜DG3は、各々4個のLEDドライバ31が直列接続されて構成されているので、各系列毎に、112×4個のシフトクロックCLKiを受けることによって、全4個のLEDドライバ31に、階調データが取得されることになる。
ところで、LEDドライバ31には、定電流ドライバ36の動作を制御するBLANK端子が設けられている。そして、BLANK端子にHレベルの制御信号が供給されると、点灯用レジスタ34の点灯データ(ON/OFFデータ)のレベルに拘わらず、全ての定電流ドライバ36が非動作状態となる。一方、BLANK端子にLレベルの制御信号が供給されると、全ての定電流ドライバ36が動作状態となり、レジスタ34の点灯データ(ON/OFFデータ)がオン状態である出力端子OUTiには、レジスタ35の階調データに対応する階調レベルのシンク電流が流れることになる。
TLC5922(TEXAS INSTRUMENTS)の使用マニュアルによれば、(a)通常は、BLANK端子をLレベルとして、定電流ドライバ36を動作状態に制御する一方、(b)ON/OFFモードにおいて、シフトレジスタ32から点灯用レジスタ34にデータを取得する時には、BLANK端子をHレベルにして、定電流ドライバ36を非動作状態にすべきことが教示されている。つまり、BLANK端子は、ON/OFFモードにおける点灯データの取得時を除き、階調モードにおける階調データの取得時も含め、定常的にLレベルに維持することが教示されている。
しかし、BLANK端子とMODE端子とを独立して制御するのでは、制御信号の信号線が増加して配線が複雑化するだけでなく、演出制御部51の制御負担が増加してしまう。そこで、この実施形態では、LEDドライバ31のデータ更新周期を16mS程度の短い時間間隔に設定すると共に、BLANK端子とMODE端子とを同期して制御することで配線の複雑化と制御負担の増加を解消している。
すなわち、図6に示す通り、各LEDドライバ31のBLANK端子とMODE端子とは直結され、ここに演出制御部51が出力するイネーブル信号ENBが供給されている。しかも、このイネーブル信号ENBは、全12個のLEDドライバ31に共通的に供給されている。したがって、この実施形態によれば、イネーブル信号ENBがHレベルであるタイミングでは、全てのLEDドライバ31が階調モードとなると共に、全ての定電流ドライバ36が非動作状態となって、全てのLEDが消灯する。一方、イネーブル信号ENBがLレベルであるタイミングでは、全てのLEDドライバ31がON/OFFモードとなると共に、全ての定電流ドライバ36が動作状態となって、全てのLEDがON/OFFデータに基づいた点灯状態となる。
このように、ランプ演出としては、イネーブル信号ENBがLレベルである点灯期間の方が重要であるが、本実施形態では、演出制御基板51から伝送されるイネーブル信号ENBの信号線が、他の信号線と同様に、プルダウン抵抗Rdで終端されているので、耐ノイズ性が高まることが期待される。
一方、イネーブル信号ENBがHレベルである階調モードでは、各系統i(i=1〜3)のLEDドライバDGiが、それぞれ112×4個のシフトクロックCLKiを受けて階調データを取得する必要がある。したがって、階調モードにおける全ての作業を終えるのに、3系統×112×4個のシフトクロック分の時間を要することになり、このような消灯期間の長い用法は、このIC(TLC5922)の用法として全く予定されていない特異な構成である。但し、この実施形態では、シフトクロックCLKiの周波数を適度に上げると共に、入力部30の回路構成を工夫して耐ノイズ性を高めているので、消灯期間の長さは、事実上、全く問題にならない。
以上、LED基板59の回路構成を説明したので、続いて、演出制御基板51において実行されるLED基板59の制御プログラムを説明する。図8に示す通り、LED基板59は、16mS毎に起動されるタイマ割込み処理によって制御されている。ここで、LED基板59には、三系列のLEDドライバ31が搭載されており(合計12個)、各LEDドライバ31には、16ビット長のON/OFFデータ(点灯データ)と、112ビット長の階調データとを供給する必要がある。そのため、三系統の全体としては、16×12ビット長のON/OFFデータと、112×12ビット長の階調データとを16mS毎に出力する必要がある。
しかし、演出制御基板51における制御負担を軽減するために、本実施形態では、(a)ON/OFFデータについては、常に全てON状態のデータとし、(b)階調データとしては、各LEDランプの階調レベルを4ビット長(16階調)で規定する一方、出力時に7ビット長に伸張している。そして、LEDドライバ群DG1〜DG3に出力すべき112×12ビット長の階調データは、各系統毎に区分されたバッファ領域BUFに毎回準備される。したがって、本実施形態では、ON/OFFデータを用意する処理が不要となり、また、ON/OFFデータ用のバッファ領域も不要となる。
例えば、三色LEDを構成する3つのLEDランプに対して、3つの2進数(0000000,0000000,0000000)の階調データが送信された場合には、ON状態のON/OFFデータに拘わらず、その三色LEDは消灯状態となる。また、三色LEDを構成する3つのLEDランプに対して、3つの2進数(1111000,1111000,1111000)の階調データが送信された場合には、その三色LEDは白色となる。なお、階調データは0000000B→0001000B→0010000B→・・・→1111000Bの16階調であるが、遊技機のランプ演出を実現するには十分な色彩を表現可能である。
以上を踏まえて、図8にフローチャートについて説明する。タイマ割込みがあると、演出制御基板51のCPUは、先ず、バッファ領域BUFを全てゼロクリアする(ST30)。これは、第1系列から第3系列のLED群のうち、消灯状態に設定されている系列のLED群が存在した場合(点灯用の登録データが無い場合)にも、その系列のLEDドライバ群に、繰り返しゼロレベルの階調データを出力することで、ノイズによる誤点灯を防止するためである。
LEDドライバ31は、112ビット長のシフトレジスタ33が内蔵されているので、ノイズによるシフトクロックCLKiによって、意図しない階調データがシフトレジスタ33に入力される可能性を否定できないので、ステップST30の処理の意義は大きい。特に、本実施形態のように、N個のLEDドライバ31を直列接続する回路構成では、たった一個のノイズ(シフトクロック)で、全16×N個のLEDランプの全階調データがデタラメなレベルになるので、ステップST30の存在意義は極めて大きい。
ステップST30の処理が終われば、次に、このタイミングが静音モード中か否かが判定される(ST31)。静音モードとは、音声信号を出力しない動作状態であり、所定時間以上遊技操作がされない場合には、音声信号の出力を停止して音声演出を抑制する動作モードである。したがって、静音モード中は、全てのLEDランプを消灯してランプ演出も抑制するべく、ステップST44の処理に移行させる。
そして、ステップST44では、イネーブル信号ENBをHレベルに設定する。その結果、全てのLEDドライバ31のBLANK端子が一斉にHレベルとなり、LEDドライバ31の出力端子OUT0〜OUT15が高インピーダンス状態となるディスイネーブル状態となり、全てのLEDランプが消灯する。また、BLANK端子に合わせてMODE端子もHレベルとなるので、全てのLEDドライバ31は階調モードとなる。
そのため、万一、シフトクロックCLK1〜CLK3の信号線にノイズが乗ると、誤データがシフトレジスタ33に書込まれるおそれもある。しかし、本実施態様では、入力回路30Aにおいて、シフトクロックCLK1〜CLK3の信号線にローパスフィルタを設けることで耐ノイズ性を高めているので誤動作の可能性は低い。また、万一、シフトレジスタ33に誤データが書込まれても、静音モード中は、イネーブル信号ENBが繰り返しHレベルに維持されるので、誤データが顕在化されることはない。なお、静音モードの解消時には、シフトレジスタ33に正常なデータが、改めて書込まれるので(ST39)、誤データは、その段階で消滅する。
このように、静音モード中は、全てのLEDランプは消灯状態である。しかし、その後の静音モード解消時に、円滑に演出動作を再開して、液晶表示ユニット7における図柄演出などと整合をとるべく、各系列のランプ演出について内部的には遊技動作を進行させている(ST45〜ST50)。すなわち、第1系列について、ランプ演出を実行すべき動作状態であれば、経過時間に対応してランプ演出を進行させる(ST45〜ST46)。同様に、第2系列や第3系列についても、ランプ演出を実行すべき動作状態であれば、経過時間に対応してランプ演出を進行させる(ST47〜ST48,ST49〜ST50)。なお、ランプ演出を実行すべき動作状態であるか否かは、フラグ値(登録データ)に基づいて判定される。
以上、静音モード中の動作を説明した。しかし、もし静音モード中でなければ、ステップST31の判定後に、第1系列について、ランプ演出を実行すべき動作状態であるか否かが判定される(ST32)。そして、ランプ演出を実行すべき動作状態であれば、ステップST46の処理で進行されたシナリオに対応して、第1系列のLEDドライバ群DG1に対する階調データ(4×16×4ビット)を作成し、伸張された7×16×4ビットの階調データをバッファ領域BUFに書込む(ST33)。すなわち、作成される階調データは、1つのLEDランプに対して4ビット長(16階調)であるが、この階調データを3ビット左シフトすることで、数値を8倍に伸張した7ビット長の階調データをバッファ領域BUFに書込む。
第2系列や第3系列のLED群についても同様であり、ランプ演出を実行すべき動作状態であれば、ステップST48やステップST50の処理で進行されたシナリオに対応して、第2系列や第3系列のLEDドライバ群DG2,DG3に対する階調データを作成し、作成した後に伸張した各々112×4ビットの階調データをバッファ領域BUFに書込む(ST35,ST37)。
以上の処理の結果、バッファ領域BUFには、シナリオ進行に対応する最新の階調データが用意される。そこで、先ず、イネーブル信号ENBをHレベルに変更する(ST38)。その結果、全てのLEDドライバ31のMODE端子がHレベルになることから、LEDドライバ31は階調モードになる。また全てのLEDドライバ31のBLANK端子がHレベルになることから、全てのLEDランプが消灯する。
そして、バッファ領域BUFに用意された階調データを、第1系統から第3系統のLEDドライバ群DG1〜DG3に順番に出力する。具体的には、第1系列の112×4ビットの階調データを、1ビットずつシフトデータDATA1としてLED基板59に出力すると共に、その後、シフトクロックCLK1を立上げLレベルに戻す処理を112×4回繰り返す。その後、第2系列の112×4ビットの階調データを、1ビットずつシフトデータDATA2としてLED基板59に出力すると共に、その後、シフトクロックCLK2を立上げLレベルに戻す処理を112×4回繰り返す。第3系列についても同様の処理を112×4回繰り返す。
以上の処理によって、合計12個のLEDドライバ31に、112×4×3ビットの階調データが送信される。より詳細には、各LEDドライバ31のシフトレジスタ33に階調データが書込まれる。そこで、次に、ラッチ信号LATを立上げ、その後、Lレベルに戻す(ST40)。すると、ラッチ信号LATの立上りタイミングで、全ての階調データが、各LEDドライバ31のシフトレジスタ33から階調用レジスタ35に転送されて書込まれる。但し、このタイミングでは、イネーブル信号ENBがHレベルであるから、全てのLEDランプは消灯状態のままである。
次に、イネーブル信号ENBをLレベルに変更する(ST41)。その結果、全てのLEDドライバ31のMODE端子がLレベルになることから、LEDドライバ31はON/OFFモードになる。また全てのLEDドライバ31のBLANK端子がLレベルになることから、全てのLEDランプが、ステップST39の処理で伝送された階調データに基づいて点灯状態となる。
この時、全てのLEDドライバ31の全ての点灯用レジスタ34は、前回のタイマ割込み時のステップST42の処理に基づき、その出力がON状態の筈である。しかし、前回のタイマ割込み時のステップST43の処理が実行された後、ステップST45〜ST50の処理を経て、今回のタイマ割込みのステップST38の処理でイネーブル信号ENBがHレベルに設定されるまでは、イネーブル信号ENB=Lレベルであって、ON/OFFモードが維持される。そのため、シフトクロックCLK1〜〜CLK3の信号線にノイズが乗って、点灯データ用のシフトレジスタ32に、OFFレベルの誤データが転送されている可能性も否定し切れない。そして、このような場合には、ノイズによるOFFレベルの点灯データによって、本来、点灯されるべきLEDが消灯することになる。
そこで、このような可能性を考慮して、この実施形態では、イネーブル信号ENBがLレベルであるON/OFFモードにおいて、全てONレベルの点灯データ(ON/OFFデータ)を、全てのLEDドライバ31のレジスタ32に転送して点灯データを上書きしている。具体的には、第1系列の16×4ビットの点灯データ(ONデータ)を、1ビットずつシフトデータDATA1としてLED基板59に出力すると共に、その後、シフトクロックCLK1を立上げLレベルに戻す処理を16×4回繰り返す。その後、第2系列の16×4ビット点灯データ(ONデータ)を、1ビットずつシフトデータDATA2としてLED基板59に出力すると共に、その後、シフトクロックCLK2を立上げLレベルに戻す処理を16×4回繰り返す。第3系列についても同様の処理を16×4回繰り返す。
以上の処理によって、合計12個のLEDドライバ31に、16×4×3ビットのONデータが送信される。詳細には、各LEDドライバ31のシフトレジスタ32にONデータが書込まれる。そこで、次に、ラッチ信号LATを立上げ、その後、Lレベルに戻す(ST43)。すると、ラッチ信号LATの立上りタイミングで、全てのONデータが、各LEDドライバ31のシフトレジスタ32から点灯用レジスタ34に転送されて書込まれる。
このタイミングでは、イネーブル信号ENBがLレベルを維持しているので、万一、それまで誤動作していたLEDランプが存在しても、この段階で不備は解消される。したがって、万一、ON/OFFデータがビット化けしていても、不自然な点灯時間は、ステップST42の処理期間(シフトクロック16×4×3個の時間)だけとなり、事実上、遊技者が認識することは有り得ない。そして、その後は、ステップST45〜ST50の処理を実行して、予め決定されているシナリオ通りに、ランプ演出を進行させる。
以上の通り、この実施形態では、タイマ割込み処理において、毎回、LEDドライバ31の階調用レジスタ35の階調データを更新するので、ノイズの影響を確実に排除することができる。すなわち、人間の視覚に訴えるランプ演出は、せいぜい数100mS毎に変化させれば十分であるから、相当回数(=数100mS/16mS)のタイマ割込み処理では同一の階調データを繰り返し送信しているが、その重複送信が有効なノイズ対策となる。
同様に、この実施形態では、タイマ割込み処理において、毎回、LEDドライバ31の点灯用レジスタ34のON/OFFデータを更新するので、この意味でも、有効なノイズ対策となる。なお、ステップST38〜ST40の間は、全LEDランプが消灯するが、その時間の短さから遊技者が認識することはなく弊害とならない。
ところで、図8では、静音モード中の場合には、ステップST38〜ST43の処理をスキップさせたが、この構成に代えて、破線で示すようにステップ32〜ST37の処理だけをスキップするのも好適である。
すなわち、破線で示す処理を採用した場合には、各LEDドライバ31のBLANK端子を使用する必要が無いので、BLANK端子に対応する制御端子を有しないLEDドライバを使用できるという大きな利点がある。なお、BLANK端子を有するLEDドライバを採用した場合でも、このBLANK端子を非制御状態のままに放置できる利点もある。
また、LEDドライバにBLANK端子が存在するか否かに拘わらず、静音モードは、稀にしか発生しない動作状態であるから、その稀な静音モードに対処するために、ステップST44の処理を追加的に設けるよりは、ステップST44の命令を排除して、ステップST31からステップST38の処理にジャンプさせる方が合理的とも言える。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、具体的な記載内容は特に本発明を限定するものではない。例えば、上記の説明では、第1系列〜第3系列について、同一構成のLEDドライバを同一個数(4個)使用したが、第1系列を5個、第2系列を4個、第3系列を3個のように、遊技機全体のLEDの個数や配線の取りまわしなどを考慮して適宜に設定されるのは勿論である。
実施例に係るスロットマシンの正面図である。 図1のスロットマシンの右側面図(a)と平面図(b)である。 スロットマシンの前面パネルを背面から図示した図面である。 スロットマシンの本体ケースの内部正面図である。 図1のスロットマシンの回路構成を示すブロック図である。 LED基板の回路構成を示すブロック図である。 LEDドライバの内部構成を示すブロック図である。 演出制御基板におけるLEDランプの制御手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
59 発光駆動部
51 制御部
31 駆動IC
DG1〜DG3 駆動回路
ST30 初期処理
ST32〜ST37 更新処理
ST39 転送処理
ST40 点灯処理
SL 遊技機

Claims (8)

  1. 遊技操作に起因して実行される抽選処理に基づいて、遊技者に有利な遊技状態を発生させる遊技機において、複数系列に区分されたランプ系列毎にランプ演出を実行する複数のランプと、ランプ系列に属する全てのランプを所定の階調レベルで発光させる発光駆動部と、ランプ系列毎に確保されたバッファ領域に格納されている駆動データを発光駆動部に供給して、発光駆動部の動作を制御する点灯制御部とを設け、
    前記点灯制御部は、
    全てのランプ系列のバッファ領域に、各ランプを消灯させる消灯レベルの駆動データを格納した状態で、ランプ演出を実行すべきランプ系列のバッファ領域に、ランプ演出のシナリオ進行に対応する、新規の駆動データを格納する格納処理と、
    格納処理後のバッファ領域に格納されている全ての駆動データを、1ビット毎に発光駆動部に供給する転送処理と、
    転送処理を終えた後、発光駆動部に単一のラッチ信号を出力して、全てのランプを新たな点灯状態に変更する点灯処理と、を定時的に繰り返し実行することで、所定時間毎にランプ演出のシナリオを進行させると共に、
    前記点灯制御部は、点灯処理による新たな点灯状態への変更に対応して、
    個々のランプを点灯させるか否かを規定するON/OFFデータを、ランプ演出を実行しないランプを含め全てONレベルにして、毎回、発光駆動部に供給するよう構成していることを特徴とする遊技機。
  2. 全てのランプ系列のバッファ領域に、消灯レベルの駆動データを格納する初期処理を、前記格納処理に先行して実行するよう構成された請求項1に記載の遊技機。
  3. 音声演出を抑制することに対応して、全てのランプを消灯させる消灯モードを、通常モードとは別に設ける一方、
    前記点灯制御部は、消灯モードか通常モードかに拘わらず、前記初期処理を毎回実行するよう構成された請求項2に記載の遊技機。
  4. 消灯モードでは、前記格納処理と前記転送処理と前記点灯処理がスキップされる一方、前記発光駆動部を非動作状態に設定する単一の制御信号を出力するよう構成された請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記消灯モードでは、前記更新処理だけがスキップされ、
    前記転送処理と前記点灯処理とは、通常モードと同様に実行するよう構成された請求項3に記載の遊技機。
  6. 前記消灯モードでは、通常モードと同様の手順で、ランプ演出のシナリオを内部的に進行させている請求項3〜5の何れかに記載の遊技機。
  7. 前記点灯制御部では、前記ランプ演出と音声演出と図柄演出とを、同期して進行させている請求項1〜6の何れかに記載の遊技機。
  8. 前記点灯制御部は、遊技動作を統括的に制御する主制御部とは別に設けられ、主制御部から受ける制御コマンドに基づいて、各種の演出動作を制御している請求項7に記載の遊技機。
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