JP4860379B2 - ブラシレスモータ駆動回路及びこれを備えるモータ - Google Patents

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Description

本発明はブラシレスモータ駆動回路に係り、特にモータの回転数制御の指令信号として外部からPWM信号を制御回路に入力する方式に関するものである。
ブラシレスモータ駆動回路において、モータの回転数制御の指示信号として外部からPWM信号を制御回路に入力する方式がある。ブラシレスモータを搭載するセット側に備えられたマイコンにより、制御指令信号としてPWM信号を生成することが容易であり、DAコンバータ等の付加回路が不要であるので、近年急速な普及を見せている。この場合には、周期が変化するPWM入力信号のデューティを検出するために、数1に示すように、演算回路でPWM入力信号のハイレベル区間のパルス数H1を前記PWM入力信号の1周期のパルス数W1で割算していた。
Figure 0004860379
そのため、演算回路に割算回路が必要となり回路が複雑で規模が大きくなった。そこで割算演算することなくPWMデューティを算出する回路が考案された。(例えば特許文献1参照)。
図7にその1例を示す。図7において、16ビットの第1カウンタ60でカウントされたデューティ比を検出するデジタル信号のn周期間に加えられた第1のクロック信号のパルスをカウントしてデータ信号を発生し、8ビットシフト回路61で前記第1カウンタ60のデータ信号を8ビットにシフトし上位8ビットのデータ信号を検出し、第1アダー回路62で前記データ信号の下位8ビット信号を積算し、上位8ビット数のデータ信号になったときキャリーを発生し、前記上位8ビットのデータ信号に第1アダー回路62からのキャリーを積算した補正データ信号と、第2カウンタ66のデータ信号を比較し得た第2のクロック信号で、前記デジタル信号のn周期のうちLレベル(ローレベル)期間に第3カウンタ68に加えられたパルス数をカウントしデューテイ比を得るものである。
これにより、下位8ビットの信号も有効となり、面倒な割算回路を使用せずに誤差が少なくデジタル信号のデューティ比を検出できる。
特開2002−238280号公報
しかしながら、上記従来の構成をブラシレスモータの回転数をコントロールする回転数制御回路に用いる場合には、更に以下のように変換する回路が必要となる。
すなわち、PWM入力信号のデューティに応じてブラシレスモータの回転数をコントロールするPWM制御回路においては、PWM入力信号のデューティが50%を中心に加速領域と減速領域に分けられるため、デューティが50%以上か以下かを判断し、かつ50%に対して何%の偏差があるかを検出して、ブラシレスモータを駆動する駆動信号(PWM駆動信号)に変換する必要がある。
以下に図8を参照しながらPWM入力信号とPWM駆動信号との関係について説明する

図8のPWM入力信号のデューティが50%以上の領域は加速領域であり、この領域においてPWM駆動信号を0%から100%のデューティとなる様に変換する必要がある。逆にデューティが50%未満の場合は減速領域であり、速やかな減速を要する場合は逆転ブレーキ動作を行う通電順序に従ってPWM駆動信号を0%から100%のデューティとなる様に変換する必要がある。
そのため、検出したPWMデューティデータを用いてブラシレスモータの回転数制御を行う場合、さらに50%に対して以上か以下かの判断を行う回路と、50%に対する差分データを得るための減算回路とが必要であり、構成が複雑になるという課題があった。
また、図7では、入力のデジタル信号に対して、デューティ比データは、第3カウンタ68のビット数だけ後に得られるため、時間遅れが生じる。
従って、入力のデジタル信号の周波数が低く、第3カウンタ68のビット数が大きくなるほど、上記の遅れ時間が長くなり、ブラシレスモータの回転数のコントロールに大きく影響するという課題があった。
また、PWM入力信号の周波数とブラシレスモータを駆動するPWM駆動信号のPWM周波数が同じ場合、例えば、PWM入力信号が500Hzであれば、ブラシレスモータのPWM駆動信号も500Hzとなり、ブラシレスモータからこのPWM周波数の音が発生し、可聴域であるので耳障りな音として感じられる。そのためにブラシレスモータのPWM駆動信号として、PWM周波数を可聴域より高い、例えば20kHzに変換してPWM駆動信号として出力する必要がある。
本発明は、上記課題を解決し、優れたブラシレスモータのPWM制御回路及びこれを備えるブラシレスモータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、回転数制御の指示を行うPWM入力信号のデューティ比が50%からの偏差を検出する偏差検出手段と、デューティ比が50%を閾値とする比較結果を検出する判定手段を備え、この比較結果に応じて、デューティ比が50%以上のときは、前記PWM入力信号とは別に入力されるデューティ比が50%のデジタル信号に前記偏差を付加し、デューティ比が50%未満のときは前記デューティ比が50%のデジタル信号から前記偏差を減じることにより生成した信号を、ブラシレスモータのPWM駆動信号として出力するPWM駆動手段を有するブラシレスモータ駆動回路である。
また、偏差検出手段は少なくとも第1のクロック信号生成回路と前記PWM入力信号のデューティ比が50%からの偏差を前記第1のクロック信号をカウントして偏差カウント値として出力する第1のカウンタとを備える構成であり、PWM駆動手段は少なくとも第2のクロック信号生成回路と前記第2のクロック信号をカウントする第2のカウンタとを備え、この第2のカウンタは前記PWM入力信号のデューティ比が50%以上の時はPWM入力信号がハイレベルからローレベルへ立ち下がるタイミングからカウントを開始してカウント値が前記偏差検出手段から出力された偏差カウント値と一致した時にカウントを終了し、カウント開始から終了するまでの時間を前記デューティ比が50%のデジタル信号のハイレベル区間に付加し、前記PWM入力信号のデューティ比が50%未満の時はPWM入力信号がローレベルからハイレベルへ立ち上がるタイミングからカウントを開始してカウント値が前記偏差検出手段から出力された偏差カウント値と一致した時にカウントを終了し、カウント開始から終了するまでの時間を前記デューティ比が50%のデジタル信号のハイレベル区間から減じる様に構成された請求項1に記載のブラシレスモータ駆動
回路である。
そして、より具体的には、PWM入力信号の立ち上りエッジを検出する第1のエッジ検出回路と前記PWM入力信号がハイレベルのとき第1のクロック信号をアップカウントし、前記PWM入力信号がローレベルのとき前記第1のクロック信号をダウンカウントし、カウント値がアンダーフローしたときにアンダーフロー信号を出力し、前記第1のエッジ検出回路の出力によりリセットされるNビットアップダウンカウンタと、前記PWM入力信号の立ち上りエッジにおいて、前記NビットアップダウンカウンタのNビットデータを取り込むデータレジスタと、前記アンダーフロー信号を保持する第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路の出力をD入力に接続し、前記PWM入力信号の立ち上りエッジにおいてD入力を取り込みQ出力信号を出力するDフリップフロップと、前記データレジスタの出力と前記DフリップフロップのQ出力信号を入力するエクスクルーシブNORゲートと、このエクスクルーシブNORゲートの出力を入力し前記DフリップフロップのQ出力信号がハイレベルの時には入力から1を減じる処理を行いQ出力信号がローレベルの時には入力をそのまま出力する減算器と、この減算器の出力を入力し右に1ビットシフトするシフトレジスタとにより偏差検出手段と判定手段の機能を有するPWM制御検出回路を構成し、前記シフトレジスタから前記PWM入力信号のデューティ比50%からの偏差に対応するデータを出力し、前記Dフリップフロップから前記PWM入力信号のデューティ比50%を閾値とする判定信号としてQ出力信号を出力し、このQ出力信号とデューティ50%のPWM信号とを入力する第1のエクスクルーシブORゲートと、この第1のエクスクルーシブORゲートの出力の立ち上りエッジを検出する第2のエッジ検出回路と、この第2のエッジ検出回路の出力によりリセットされ、前記PWM制御検出回路のシフトレジスタから出力されるデータの値と一致するまで第2のクロック信号をアップカウントし、一致すると一致出力を出力してアップカウントを停止するNビットカウンタと、前記一致出力によりリセットし前記第2のエッジ検出回路の出力をラッチする第2のラッチ回路と、この第2のラッチ回路の出力と前記PWM信号とを入力する第2のエクスクルーシブORゲートとを備え、この第2のエクスクルーシブORゲートの出力により、ブラシレスモータのPWM駆動信号を出力するPWM駆動手段を構成する請求項2に記載のブラシレスモータ駆動回路である。
また、上記とは別に本発明は、回転数制御の指示を行うPWM入力信号の立ち上りエッジを検出する第1のエッジ検出回路と前記PWM入力信号がハイレベルのとき第1のクロック信号をアップカウントし、前記PWM入力信号がローレベルのとき前記第1のクロック信号をダウンカウントし、カウント値がアンダーフローしたときにアンダーフロー信号を出力すると同時に再度アップカウントを開始し、前記第1のエッジ検出回路の出力によりリセットされるNビットアップダウンカウンタと、前記PWM入力信号の立ち上りエッジにおいて、前記NビットアップダウンカウンタのNビットデータを取り込むデータレジスタと、前記アンダーフロー信号を保持する第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路の出力をD入力に接続し、前記PWM入力信号の立ち上りエッジにおいてD入力を取り込みQ出力信号を出力するDフリップフロップと、前記データレジスタの出力を右に1ビットシフトするシフトレジスタとにより偏差検出手段と判定手段の機能を有するPWM制御検出回路を構成し、前記シフトレジスタから前記PWM入力信号のデューティ比50%からの偏差に対応するデータを出力し、前記Dフリップフロップから前記PWM入力信号のデューティ比50%を閾値とする判定信号としてQ出力信号を出力し、このQ出力信号とデューティ50%のPWM信号とを入力する第1のエクスクルーシブORゲートと、この第1のエクスクルーシブORゲートの出力の立ち上りエッジを検出する第2のエッジ検出回路と、この第2のエッジ検出回路の出力によりリセットされ、前記PWM制御検出回路のシフトレジスタから出力されるデータの値と一致するまで第2のクロック信号をアップカウントし、一致すると一致出力を出力してアップカウントを停止するNビットカウンタと、前記一致出力によりリセットし前記第2のエッジ検出回路の出力をラッチする第2の
ラッチ回路と、この第2のラッチ回路の出力と前記PWM信号とを入力する第2のエクスクルーシブORゲートとを備え、この第2のエクスクルーシブORゲートの出力により、ブラシレスモータのPWM駆動信号を出力する請求項2に記載のブラシレスモータ駆動回路である。
そして、上記のブラシレスモータ駆動回路を備えたブラシレスモータである。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、演算回路として割算回路を必要とせず、さらにPWM入力信号の周期が変化しても、PWM入力信号のデューティを50%に対して、以上又は以下に応じて、加速指令又は減速指令の制御指令データとして、毎回検出することができるため、ブラシレスモータの回転数をコントロールする回路においても、時間遅れがなく得られた制御指令データの値にて、ブラシレスモータの回転数をコントロールが可能となる。
そして請求項2ないし請求項3に記載の発明によれば、回転数制御指令として入力されるPWM入力信号の周波数とブラシレスモータのPWM駆動信号の周波数を異ならせてPWM駆動信号の周波数を可聴域より高い周波数に設定する場合でも、偏差検出手段のカウンタがカウントする第1のクロック周波数に対するPWM入力信号の周波数の比と、ブラシレスモータのPWM駆動信号を出力するPWM駆動手段のカウンタがカウントする第2のクロック周波数に対するPWM入力信号の周波数の比とを同一にすることにより、PWM入力信号のデューティとブラシレスモータのPWM駆動信号のデューティを同じにすることができるので、PWM入力信号のデューティによる回転数の制御を行うことができる。
加えて、偏差検出手段のカウンタに入力する第1のクロック周波数と、ブラシレスモータのPWM駆動信号を生成するPWM駆動手段のカウンタに入力する第2のクロック周波数とを変えることによりブラシレスモータの駆動ゲインを変えることができるので、多様なPWM駆動信号を生成することが可能となる。
以上により、優れたブラシレスモータ駆動回路を実現することができるという効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の効果に加えて、エクスクルーシブNORゲート及び減算器が不要となるため、より簡単な構成で優れたブラシレスモータ駆動回路を実現することができるという効果を奏する。
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるブラシレスモータ駆動回路のPWM制御検出回路とPWM出力回路のブロック図である。
図3は、本発明の実施の形態1における動作タイミング図である。
図1において1はNビットアップダウンカウンタで、PWM入力信号21がハイレベルのとき、基準クロック信号22を可変分周器3により分周して生成された第1のクロック信号(以下Aクロック信号26と称す)をアップカウントし、前記PWM入力信号21がローレベルのとき前記Aクロック信号26をダウンカウントし、カウント値がアンダーフ
ローしたときにアンダーフロー信号24を出力し、PWM入力信号21の立ち上りエッジを検出する第1のエッジ検出回路2の出力であるリセット信号23によりリセットされる。
Nビットアップダウンカウンタ1の出力であるNビットデータ25は、PWM入力信号21の立ち上りエッジにおいて、データレジスタ4に取り込まれる。
アンダーフロー信号24は、エッジ検出回路2の出力により第1のラッチ回路6に保持される。
第1のラッチ回路6の出力30はDフリップフロップ7のD入力に接続され、PWM入力信号21の立ち上りエッジにおいて取り込まれる。そしてDフリップフロップ7からQ出力信号32が出力される。データレジスタ4の出力31とDフリップフロップ7のQ出力信号32はエクスクルーシブNORゲート5に入力され、さらにエクスクルーシブNORゲート5の出力は、入力から1を減じる減算器38に入力される。この減算器38は、Dフリップフロップ7のQ出力信号32により減算処理を制御される。減算処理を行わない場合は、減算器38は入力をそのまま出力する様に構成されている。そして、減算器38の出力はシフトレジスタ13に入力され、右に1ビットシフトされて制御指令データ33として出力される。以上によりPWM制御検出回路40が構成される。
図3の動作タイミング図に示すように、PWM入力信号21のデューティが50%以上の場合は、アップカウント数がダウンカウント数より多い。アップカウント数からダウンカウント数を減じたカウント数b1がカウント値として残る。またデューティが50%未満の場合は、アンダーフローを起こし、Nビットのフルビットよりb2少ないカウント数(b2の補数b2n)となる。
Nビットアップダウンカウンタ1からアンダーフロー信号24が出ない場合、即ちPWM入力21のデューティが50%以上の場合には、第1のラッチ回路6はセット状態のままであり、Dフリップフロップ7の出力Q出力信号32はハイレベルとなる。従って、PWM入力21のデューティが50%以上の時には、データレジスタ4の出力31とDフリップフロップ7のQ出力信号32が入力されたエクスクルーシブNORゲート5の出力には、データレジスタ4に取り込まれたダウンカウント時のカウント値b1がそのまま出力される。そして、減算器38はDフリップフロップ7のQ出力信号32がハイレベルの時には減算処理を行わず入力をそのまま出力する様に構成されている。従って減算器38からエクスクルーシブNORゲート5の出力がそのままシフトレジスタ13に入力され、右に1ビットシフトすることにより、シフトレジスタ13の出力からカウント値b1の1/2である制御指令データ33が得られる。
次に、アンダーフロー信号24が出る場合、即ちPWM入力21のデューティが50%未満の場合は、カウント数はNビットのフルビットよりb2少ない値、即ちb2の補数(b2n)となる。
そして、第1のラッチ回路6はリセット状態となり、Dフリップフロップ7の出力Q出力信号32はローレベルとなる。従って、PWM入力21のデューティが50%未満の時には、データレジスタ4の出力31とQ出力信号32が入力されたエクスクルーシブNORゲート5の出力には、データレジスタ4に取り込まれたダウンカウント時のカウント値b2nを反転した値が出力され減算器38に入力される。減算器38はDフリップフロップ7の出力Q出力信号32がローレベルの時には、入力から1を減じる減算処理を行うように構成されているので、カウント数b2nの反転値から1を減じた値、即ちb2が減算器38から出力される。
減算器38の出力をさらにシフトレジスタ13に入力して右に1ビットシフトすることにより、シフトレジスタ13の出力からカウント値b2nの補数b2の1/2である制御指令データ33が得られる。
以下に上記の構成によるPWM制御検出回路の動作の詳細を説明する。
Nビットアップダウンカウンタ1はPWM入力信号21がハイレベルのときにアップカウントし、ローレベルのときにダウンカウントをする。
図3に示すようにデューティが50%以上の場合は、アップカウントがダウンカウントよりカウント数が多い。このカウント数の差をb1とする。このカウント数の差b1は、ダウンカウント時のNビットアップダウンカウンタ1の出力である。
またデューティが50%未満の場合は、アンダーフローを起こし、Nビットのフルビットよりb2少ないカウント数であるb2の補数(b2n)となる。
その結果、
[アンダーフローが出ない場合]
デューティは50%以上である。
デューティ=50(%)の時のカウント数はPWM入力信号21の1/2の周期に相当するカウント数で有り、このカウント数をdHalfとする。
数2に示すように、アップカウント時のカウント数a1はPWM入力信号21の1/2の周期に相当するカウント数dHalfよりαだけ大きい値となる。
そして、ダウンカウント時はこのa1から(dHalf−α)だけダウンカウントして最終のカウント数b1となる。
従って、数3に示す関係式が成り立つ。
Figure 0004860379
Figure 0004860379
数2から数3の両辺をそれぞれ減算してαを消去、整理すると数4が成り立つ。
Figure 0004860379
以上より、アップカウント時のカウント数a1からダウンカウント時のb1の1/2を減算することにより、PWM入力信号21の1/2の周期に相当するカウント数dHalfが得られる。
また、数2と数4より、PWM入力信号21のデューティpwmdtyは、数5に示す
計算式により算出できる。
Figure 0004860379
即ち、ダウンカウント値b1の1/2が、デューティ50%との差分に相当する値を示す。
次に、
[アンダーフローが出る場合]
デューティは50%未満である。
数6、数7に示すように、アップカウント時のカウント数a2と、ダウンカウント時のカウント数b2nを反転した値から1を減じて得られたb2nの補数b2の1/2を加算することにより、PWM入力信号21の1/2の周期に相当するカウント数dHalfが得られる。
Figure 0004860379
Figure 0004860379
よって、前記PWM入力信号21のデューティpwmdtyは、数8に示す計算式により算出できる。
Figure 0004860379
即ち、ダウンカウント値b2nの補数b2の1/2が、デューティ50%との差分に相当する値を示す。
ここで、本願発明のブラシレスモータの構成について説明する。
図2は、ブラシレスモータの駆動回路のブロック図である。
図2において、ブラシレスモータのモータ部50は、位置検出素子51、52、53と巻線コイル47、48、49とを備えている。位置検出素子51、52、53によりロータ位置を検出し、その出力をホールアンプ波形変換回路44により波形処理を行って出力回路45に入力し、出力回路45により巻線コイル47、48、49に通電するタイミング切り換えを指示する駆動信号を生成する。そして、PWM駆動回路46により巻線コイル47、48、49を駆動する電流のデューティ比を制御することにより回転数をコントロールする構成である。
そして、上記のPWM制御検出回路40の制御指令データ33及びQ出力信号32により、PWM出力回路43を介してPWM駆動回路46を動作させるPWM駆動信号42を生成している。
以下に、図2に示すPWM制御検出回路40からPWM出力回路43を介してPWM駆動信号42を生成する構成の詳細を再び図1を参照しながら説明する。
図1において、PWM制御検出回路40から出力されるDフリップフロップ7のQ出力信号32と、ブラシレスモータ駆動用のデューティ50%のPWM信号28とをエクスクルーシブORゲート8に入力し、その出力信号34を第2のエッジ検出回路9に入力して立ち上りエッジを検出する。
そして、PWM制御検出回路40から出力される制御指令データ33をNビットカウンタ10に入力する。Nビットカウンタ10は第2のエッジ検出回路9の出力である信号35にてリセットされ、基準クロック信号22を可変分周器3により分周して生成された第2のクロック信号(以下Bクロック信号27と称す)を制御指令データ33の値と一致するまでアップカウントする。
そして、カウント値が制御指令データ33の値と一致すると、Nビットカウンタ10から一致出力36を出力し、アップカウントを停止する。このNビットカウンタ10の一致出力36は第2のラッチ回路11のリセット側に入力され、第2のラッチ回路11のセット側に入力された第2のエッジ検出回路9の出力信号35によりラッチされる。この第2のラッチ回路11の出力37とPWM信号28をエクスクルーシブORゲート12に入力し、ブラシレスモータの回転数をコントロールする信号であるPWM駆動信号42としてエクスクルーシブORゲート12から出力する。
以上の構成により、デューティ50%のPWM信号28を、PWM制御検出回路40から出力される制御指令データ33とDフリップフロップ7のQ出力信号32とにより変調してブラシレスモータ駆動用のPWM駆動信号42を生成することができる。
以下に図3を参照して、より詳細にPWM駆動信号42を生成する動作を説明する。PWM入力信号21のデューティが50%以上の時、Dフリップフロップ7のQ出力信号32はハイレベルであるので、PWM信号28がローレベルに転じるタイミングでエクスクルーシブORゲート8の出力34はハイレベルとなる。そして、エクスクルーシブORゲート8の出力34は第2のエッジ検出回路9で立ち上がりエッジを検出され、このエッジ検出回路9の出力35によりNビットカウンタ10はリセットされ、Bクロック信号27のカウントアップ動作を開始し、予めNビットカウンタ10にセットされた制御指令データ33と一致した時点で一致出力36を出力してカウントアップ動作を停止する。一方、エッジ検出回路9の出力35はこの一致出力36により第2のラッチ回路11にラッチされる。即ち、Nビットカウンタ10のカウントアップが制御指令データ33と一致した時点で第2のラッチ回路11の出力37はラッチされ、ローレベルに転じる。これにより、
PWM信号28と第2のラッチ回路11の出力37が入力されたエクスクルーシブORゲート12の出力は、第2のラッチ回路11の出力37がハイレベルの間維持していたハイレベルからローレベルに転じる。即ち、PWM信号28のハイレベル区間に、Nビットカウンタ10がカウント開始から制御指令データ33と一致するまでの間の区間分延長してハイレベルを継続し、50%以上のデューティを有するPWM駆動信号42が生成される。
次に、PWM入力信号21のデューティが50%未満の時、Dフリップフロップ7のQ出力信号32はローレベルであるので、エクスクルーシブORゲート8の出力34はPWM信号28がそのまま出力される。そして、PWM信号28がハイレベルに転じた時点で第2のエッジ検出回路9により立ち上がりエッジを検出され、このエッジ検出回路9の出力35によりNビットカウンタ10はリセットされ、Bクロック信号27のカウントアップ動作を開始し、予めNビットカウンタ10にセットされた制御指令データ33と一致した時点で一致出力36を出力してカウントアップ動作を停止する。
一方、エッジ検出回路9の出力35はこの一致出力36により第2のラッチ回路11にラッチされる。即ち、Nビットカウンタ10のカウントアップが制御指令データ33と一致した時点で第2のラッチ回路11の出力37はラッチされ、ローレベルに転じる。これにより、PWM信号28と第2のラッチ回路11の出力37が入力されたエクスクルーシブORゲート12の出力は、第2のラッチ回路11の出力37がハイレベルの間維持していたローレベルからハイレベルに転じる。即ち、PWM信号28のローレベル区間に、Nビットカウンタ10がカウント開始から制御指令データ33と一致するまでの間の区間分延長してローレベルを継続し、(ハイレベル)50%未満のデューティを有するPWM駆動信号42が生成される。
以上のように、本実施の形態の構成によれば、PWM(デジタル)入力信号のデューティを直接検出せず、デューティ50%からの偏差値と、50%以上か未満かの判定信号を生成するので、割算回路を必要とせず、そして、PWM入力信号のデューティを毎回検出することができる。
従って、ブラシレスモータの回転数制御を行う回路においても時間遅れがなく制御することが可能である。
また、PWM入力信号のデューティ50%からの偏差値と、50%以上か未満かの判定信号を生成し、PWM入力信号とは独立して設けられるデューティ50%のPWM信号に判定信号に応じて偏差値を加減演算してブラシレスモータを駆動するPWM駆動信号を生成するので、PWM駆動信号の設定の自由度が大きくなるという効果を有する。
本実施の形態においては、PWM制御検出回路40のAクロック信号26とPWM駆動信号作成用のBクロック信号27は、基準クロック信号22を可変分周器3によりそれぞれ任意な分周比で分周できる。従って、同時にPWM信号28を適宜設定することにより、PWM入力信号21のデューティを保ったままPWM入力信号21の周期とPWM駆動信号42の周期を異ならせることが可能である。
例えば、PWM入力信号21が1kHz、Aクロック信号26が100kHzである場合、ブラシレスモータ駆動用のPWM駆動信号42の周波数にPWM入力信号21の周波数1kHzをそのまま用いると、可聴域の周波数となるため騒音の問題が生じる。
この回避のためPWM駆動信号42の周波数を上げる場合、PWM入力信号21のデューティによりPWM制御を行うので、PWM入力信号21のデューティを保ったままPW
M駆動信号42の周波数を上げる必要が有る。
PWM駆動信号42の周波数を10kHz(PWM入力信号21の周波数の10倍)まで上げる場合を考える。
この時、PWM入力信号21のデューティが60%であるとすると、デューティが50%の状態からの偏差値(カウント数)を出力する制御指令データ33は、PWM入力信号21の周波数とAクロック信号26の周波数の比が1:100であるから、10カウント(10進数)となる。
そして、Bクロック信号10カウント分がデューティ50%のPWM信号28に付加されてPWM駆動信号42となるので、PWM駆動信号42のデューティをPWM入力信号21のデューティと同じく60%とするには、Bクロック信号10カウントが、PWM駆動信号42のデューティ50%からの偏差である10%に相当する様にすれば良い。
即ち、PWM入力信号21と同一のデューティを維持したまま、ブラシレスモータの駆動用のPWM駆動信号42の周波数を10kHzまであげるには、PWM入力信号21の周波数とAクロック信号26の周波数の比と、PWM駆動信号42の周波数とBクロック信号の周波数との比を等しくすれば良い。
従って、Bクロック信号の周波数をAクロック信号26の10倍の1000kHzに上げれば良い。
また本実施の形態では、ブラシレスモータの回転数の駆動ゲインを変化させることが可能である。
図4はX軸をPWM入力信号のデューティ、Y軸をPWM駆動信号のデューティとした場合のPWM入力信号とPWM駆動信号の関係を示すグラフである。
図4において、G1はPWM駆動信号の周波数fPWM駆動信号と、Bクロックの周波数fBクロックとカウンタのbit数Nとが数9の関係である場合のグラフを示す。
Figure 0004860379
傾斜が大きい程PWM駆動信号のデューティの50%からの偏差がPWM入力信号の偏差より大きい。即ち駆動ゲインが大きくなる。
図4にG2で示す様に、PWM駆動信号の周波数fPWM駆動信号と、Bクロックの周波数fBクロックとカウンタのbit数Nとが数10の関係である様に設定すれば、ブラシレスモータの回転数の駆動ゲインをアップすることが可能である。
Figure 0004860379
上記の例において、PWM駆動用の周波数をPWM入力信号21の周波数の10倍の10kHzまであげる際に、Bクロック信号の周波数を前記1000kHzより低い周波数とすることにより、Bクロック周期が長くなる。PWM入力信号21のデューティ比で定
まる制御指令データ33の数値(上記の例ではデューティ比60%の時に10)とBクロックをカウントするNbitカウンタのカウント値が一致するまでの時間が長くなるので、PWM駆動信号のデューティ比が60%より大きくなる。
デューティ比50%からの偏差が制御量となるので、駆動ゲインが大きくなることになる。
逆に、Bクロック信号の周波数を1000kHzより高い周波数とすれば、駆動ゲインは小さくなる。
即ち、PWM制御検出回路40のNビットアップダウンカウンタ1に入力する第1のクロック(Aクロック信号)周波数と、ブラシレスモータのPWM駆動信号42を生成するNビットカウンタ10に入力する第2のクロック(Bクロック信号)周波数とを変えることによりブラシレスモータの駆動ゲインを変えることができる。
本実施例においては、データレジスタ4の出力をエクスクルーシブNORゲート5の後に1/2とするために、右1ビットシフトするシフトレジスタ13を設けているが、Aクロック信号に対して、Bクロック信号の周波数を2倍とすることにより、前記データレジスタ4の出力が、そのままPWM制御指令データ33として使用することができるため、本発明のシフトレジスタ13を削除することも可能である。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2におけるブラシレスモータ駆動回路のPWM制御検出回路とPWM出力回路のブロック図である。
以下に上記の構成によるPWM制御検出回路の動作の詳細を説明する。
PWM入力信号21がハイレベルのときに、Nビットアップダウンカウンタ1はアップカウントし、ローレベルのときにダウンカウントをする。図4に示すようにデューティが50%以上(ハイレベル区間がローレベル区間より長い)の場合は、アップカウントがダウンカウントよりカウント数が多い。このカウント数の差をb1とする。またデューティが50%未満の場合は、アンダーフローを起こすと同時に、Nビットアップダウンカウンタは再度アップカウントに切り替わる。
その結果、アンダーフローが出ない場合は、上記第1の実施の形態の場合と同様に、数4によりPWM入力信号21の1/2の周期に相当するカウント数dHalfが、数5によりPWM入力信号21のデューティpwmdtyが得られる。
その結果、アンダーフローが出ない場合は、上記第1の実施の形態の場合と同様に、デューティ50%以上であり、ダウンカウント値b1の1/2が、デューティ50%との差分に相当する値を示し、ブラシレスモータの駆動回路から見ると、加速指令として働く値に相当する。
次に、アンダーフローが出る場合は、デューティが50%未満であるので、Nビットアップダウンカウンタは再度アップカウントに切り替わる。従って、ダウンカウント時のカウント数b2を直接得ることができる点が上記第1の実施の形態と異なる。即ち、上記数6で示される演算が不要となる。
以下、数7によりPWM入力信号21の1/2の周期に相当するカウント数dHalfが、数8により前記PWM入力信号21のデューティpwmdtyを得ることができる点
は上記第1の実施の形態と同様である
その結果、アンダーフローが出ない場合は、前記第1の実施の形態の場合と同様に、ダウンカウント値b2nの補数b2の1/2が、デューティ50%との差分に相当する値を示し、ブラシレスモータの駆動回路から見ると、減速指令として働く値に相当する。
図6は、本発明の実施の形態2における動作タイミング図である。
図6において、PWM入力信号21がローレベルのときAクロック信号26をダウンカウントし、カウント値がアンダーフローしたときにアンダーフロー信号24を出力すると同時にアップカウントに切り替わるNビットアップダウンカウンタ1を用いることにより、アンダーフローが出る場合にダウンカウント時のカウント数b2を直接得られるので、データレジスタ4の出力31を反転する必要が無い。従って回路構成が簡素化できる。
なお、以上の説明では、Nビットアップダウンカウンタ1及びNビットカウンタ10は、PWM入力信号21のハイレベルのときアップカウンタとして、動作するが、ローレベルのときアップカウンタとして動作させると、デューティ50%以上と以下のタイミングが逆になるのみで、上記と同様に制御指令データ33及びQ出力信号32を検出することができる。
本発明に係るブラシレスモータ駆動回路は、PWM信号のデューティに応じてブラシレスモータの回転数をコントロールする制御回路に掛算回路及び割算回路を必要とせず、またPWM駆動制御ゲインを変更することが可能であり、PWM方式でブラシレスモータを駆動できるブラシレスモータ駆動回路として有用である。
本発明の実施の形態1によるブラシレスモータ駆動回路のPWM制御検出回路及びPWM出力回路を示すブロック図 本発明の実施の形態1によるブラシレスモータ駆動回路を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるPWM制御検出回路及びPWM出力回路の動作説明のための動作タイミング図 本発明のPWM制御検出回路を用いて、PWM駆動信号を出力する、入力と出力の関係を示すグラフ 本発明の実施の形態2によるブラシレスモータ駆動回路のPWM制御検出回路及びPWM出力回路を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるPWM制御検出回路及びPWM出力回路の動作説明のための動作タイミング図 従来のPWM制御検出回路のブロック図 ブラシレスモータの回転数コントロールの、PWM駆動信号の、入力と出力の関係を示すグラフ
符号の説明
1 Nビットアップダウンカウンタ
2 第1のエッジ検出回路
3 可変分周器
4 データレジスタ
5 エクスクルーシブNORゲート
6 第1のラッチ回路
7 Dフリップフロップ
8、12 エクスクルーシブORゲート
9 第2のエッジ検出回路
10 Nビットカウンタ
11 第2のラッチ回路
13 シフトレジスタ
21 PWM入力信号
22 基準クロック
23 リセット信号
24 アンダーフロー信号
25 Nビットデータ
26 Aクロック信号
27 Bクロック信号
28 PWM信号
30 ラッチ回路出力
31 データレジスタ出力
32 Q出力信号
33 制御指令データ
34、35、37 出力信号
36 一致出力
38 減算器
40 PWM制御検出回路
42 PWM駆動信号
43 PWM出力回路
44 ホールアンプ波形変換回路
45 出力回路
46 PWM駆動回路
47、48、49 巻線コイル
50 モータ部
51、52、53 位置検出素子
60 第1カウンタ
61 Nビットシフト回路
62 第1アダー回路
63 ラッチ回路
64 第2アダー回路
66 第2カウンタ
67 コンパレータ
68 第3カウンタ

Claims (5)

  1. 回転数制御の指示を行うPWM入力信号のデューティ比が50%からの偏差を検出する偏差検出手段と、デューティ比が50%を閾値とする比較結果を検出する判定手段を備え、この比較結果に応じて、デューティ比が50%以上のときは、前記PWM入力信号とは別に入力されるデューティ比が50%のデジタル信号に前記偏差を付加し、デューティ比が50%未満のときは前記デューティ比が50%のデジタル信号から前記偏差を減じることにより生成した信号を、ブラシレスモータのPWM駆動信号として出力するPWM駆動手段を有するブラシレスモータ駆動回路。
  2. 偏差検出手段は少なくとも第1のクロック信号生成回路と前記PWM入力信号のデューティ比が50%からの偏差を前記第1のクロック信号をカウントして偏差カウント値として出力する第1のカウンタとを備える構成であり、PWM駆動手段は少なくとも第2のクロック信号生成回路と前記第2のクロック信号をカウントする第2のカウンタとを備え、この第2のカウンタは前記PWM入力信号のデューティ比が50%以上の時はPWM入力信号がハイレベルからローレベルへ立ち下がるタイミングからカウントを開始してカウント値が前記偏差検出手段から出力された偏差カウント値と一致した時にカウントを終了し、カウント開始から終了するまでの時間を前記デューティ比が50%のデジタル信号のハイレベル区間に付加し、前記PWM入力信号のデューティ比が50%未満の時はPWM入力信号がローレベルからハイレベルへ立ち上がるタイミングからカウントを開始してカウント値が前記偏差検出手段から出力された偏差カウント値と一致した時にカウントを終了し、カウント開始から終了するまでの時間を前記デューティ比が50%のデジタル信号のハイレベル区間から減じる様に構成された請求項1に記載のブラシレスモータ駆動回路。
  3. PWM入力信号の立ち上りエッジを検出する第1のエッジ検出回路と前記PWM入力信号がハイレベルのとき第1のクロック信号をアップカウントし、前記PWM入力信号がローレベルのとき前記第1のクロック信号をダウンカウントし、カウント値がアンダーフローしたときにアンダーフロー信号を出力し、前記第1のエッジ検出回路の出力によりリセットされるNビットアップダウンカウンタと、前記PWM入力信号の立ち上りエッジにおいて、前記NビットアップダウンカウンタのNビットデータを取り込むデータレジスタと、前記アンダーフロー信号を保持する第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路の出力をD入力に接続し、前記PWM入力信号の立ち上りエッジにおいてD入力を取り込みQ出力信号を出力するDフリップフロップと、前記データレジスタの出力と前記DフリップフロップのQ出力信号を入力するエクスクルーシブNORゲートと、このエクスクルーシブNORゲートの出力を入力し前記DフリップフロップのQ出力信号がハイレベルの時には入力から1を減じる処理を行いQ出力信号がローレベルの時には入力をそのまま出力する減算器と、この減算器の出力を入力し右に1ビットシフトするシフトレジスタとにより偏差検出手段と判定手段の機能を有するPWM制御検出回路を構成し、前記シフトレジスタから前記PWM入力信号のデューティ比50%からの偏差に対応するデータを出力し、前記Dフリップフロップから前記PWM入力信号のデューティ比50%を閾値とする判定信号としてQ出力信号を出力し、このQ出力信号とデューティ50%のPWM信号とを入力する第1のエクスクルーシブORゲートと、この第1のエクスクルーシブORゲートの出力の立ち上りエッジを検出する第2のエッジ検出回路と、この第2のエッジ検出回路の出力によりリセットされ、前記PWM制御検出回路のシフトレジスタから出力されるデータの値と一致するまで第2のクロック信号をアップカウントし、一致すると一致出力を出力してアップカウントを停止するNビットカウンタと、前記一致出力によりリセットし前記第2のエッジ検出回路の出力をラッチする第2のラッチ回路と、この第2のラッチ回路の出力と前記PWM信号とを入力する第2のエクスクルーシブORゲートとを備え、この第2のエクスクルーシブORゲートの出力により、ブラシレスモータのPWM駆動信号を出力するPWM駆動手段を構成する請求項2に記載のブラシレスモータ駆動回路。
  4. 回転数制御の指示を行うPWM入力信号の立ち上りエッジを検出する第1のエッジ検出回路と前記PWM入力信号がハイレベルのとき第1のクロック信号をアップカウントし、前記PWM入力信号がローレベルのとき前記第1のクロック信号をダウンカウントし、カウント値がアンダーフローしたときにアンダーフロー信号を出力すると同時に再度アップカウントを開始し、前記第1のエッジ検出回路の出力によりリセットされるNビットアップダウンカウンタと、前記PWM入力信号の立ち上りエッジにおいて、前記NビットアップダウンカウンタのNビットデータを取り込むデータレジスタと、前記アンダーフロー信号を保持する第1のラッチ回路と、前記第1のラッチ回路の出力をD入力に接続し、前記PWM入力信号の立ち上りエッジにおいてD入力を取り込みQ出力信号を出力するDフリップフロップと、前記データレジスタの出力を右に1ビットシフトするシフトレジスタとにより偏差検出手段と判定手段の機能を有するPWM制御検出回路を構成し、前記シフトレジスタから前記PWM入力信号のデューティ比50%からの偏差に対応するデータを出力し、前記Dフリップフロップから前記PWM入力信号のデューティ比50%を閾値とする判定信号としてQ出力信号を出力し、このQ出力信号とデューティ50%のPWM信号とを入力する第1のエクスクルーシブORゲートと、この第1のエクスクルーシブORゲートの出力の立ち上りエッジを検出する第2のエッジ検出回路と、この第2のエッジ検出回路の出力によりリセットされ、前記PWM制御検出回路のシフトレジスタから出力されるデータの値と一致するまで第2のクロック信号をアップカウントし、一致すると一致出力を出力してアップカウントを停止するNビットカウンタと、前記一致出力によりリセットし前記第2のエッジ検出回路の出力をラッチする第2のラッチ回路と、この第2のラッチ回路の出力と前記PWM信号とを入力する第2のエクスクルーシブORゲートとを備え、この第2のエクスクルーシブORゲートの出力により、ブラシレスモータのPWM駆動信号を出力する請求項2に記載のブラシレスモータ駆動回路。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のブラシレスモータ駆動回路を備えるブラシレスモータ。
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