JP4859977B2 - 適応等化回路 - Google Patents

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Description

本発明は、一般にデータ受信回路で用いる等化回路に関し、詳しくは伝送線路特性の変化に応じて適応的に動作する適応等化回路に関するものである。
LSI間のデータ送受信や、チップ内の複数の素子間或いは回路ブロック間のデータ送受信、ボード間或いは筐体間のデータ送受信等を、損失の大きい伝送線路やケーブルを介して行う場合、その損出を補うべく等化回路を用いる。図1は、従来の等化回路の構成の一例を示す図である。図1の等化回路12は、伝送線路10からのデータ波形を受信して、補正後のデータ波形をデータ判定回路11に供給する。等化回路12はAnalog Derivative Equalizerであり、受信信号をそのまま出力する要素13、1回微分要素14、2回微分要素15、ゲインA0のアンプ16、ゲインA1のアンプ17、ゲインA2アンプ18、加算器19を含む。等化回路12は、要素13乃至15の出力をそれぞれのゲインで増幅し加算することで、入力信号の変化を強調して補正するように構成される。
図2は、等化回路12のユニットパルス応答を示した図である。横軸は時間、縦軸は信号振幅を示す。1ユニット長の時間幅で振幅が1のパルスを伝送線路10に入力した場合の伝送線路出力及び等化回路12の出力を示してある。伝送線路出力の波形の立ち上がりはなだらかであり、また1ユニットを超える長さを有するために符合間干渉成分も大きい。それに対して等化回路出力は、信号の変化が強調され、立ち上がりが急峻となるとともに符合間干渉成分も小さくなる。
図1の構成において、伝送線路10の特性に応じて等化回路12を構成する各等化係数A0、A1、A2を調整すれば、伝送線路10の特性が変化しても十分受信可能なデータ振幅を確保することができる。適応等化は、伝送線路10の特性変化に応じて等化係数を変化させる技術である。
図3は、従来の等化回路の構成の別の一例を示す図である。図3の等化回路は、トランジスタ21乃至28、可変抵抗素子29、抵抗素子30乃至32、及び容量素子33を含む。等化係数EQの設定に応じて可変抵抗素子29の抵抗値を調整することにより、トランジスタ21及び22、可変抵抗素子29、容量素子33、及び抵抗素子31及び32からなる差動増幅器の直流成分の利得を制御する。高周波成分の特性については容量素子33の容量結合により維持しながら、可変抵抗素子29の抵抗値を上げることにより直流成分の利得を下げることができる。
図4は、図3の等化回路の周波数特性の一例を示す図である。横軸は信号周波数、縦軸は等化回路の利得を示す。等化係数EQを0(16進表示で0x0)から7(16進表示で0x7)に8段階で変化させると、高周波成分の利得を保持しながら直流成分を含む低周波成分の利得を低下させることができる。即ち、図3の等化回路は相対的に高周波数成分を増幅する機能を有する。伝送線路等を介したデータは高周波数成分が弱められるので、図4のような周波数特性を有する等化回路により、伝送線路による損失(高周波成分の減衰)を補償して受信波形を補正する。
図3の構成において、伝送線路の特性に応じて等化回路に入力する等化係数EQを調整すれば、伝送線路の特性が変化しても十分受信可能なデータ振幅を確保することができる。適応等化は、伝送線路の特性変化に応じて等化係数EQを変化させる技術である。
図5は、適応等化の概念について説明するための図である。図5に示すように、送信回路20から送信され伝送線路10を伝搬したデータ波形は、アイパターン40Aに示すような波形となる。アイパターンとは、ランダムに0と1とが現れる1つのデータ信号を所定の複数周期毎に重ね合わせて示したものである。データ信号は伝送線路伝搬等の影響によるジッタを含み、0/1の信号レベルの変化タイミングが所定のタイミング(クロック信号に同期したタイミング)に合致していない。そのために、データ信号を所定の複数周期毎に重ね合わせると、タイミングにばらつきのある信号変化波形が重なることにより、アイパターン40Aに示すように信号レベル変化部分が多重の線となって現れる。
アイパターン40Aは例えば伝送線路10の温度が−20℃の場合のデータ信号波形であり、伝送線路10の温度が例えば85℃に上昇すると、伝送線路特性の変化によりデータ信号波形がアイパターン40Bのように変化する。このように伝送線路10の温度が変化し伝送線路特性が変化しても、適応等化技術を用いれば、等化回路12(或いは図3の等化回路)の等化係数を変化させることにより適切な等化回路12の出力を得ることができる。即ち、等化回路12の入力側でのデータ信号波形がアイパターン40Aからアイパターン40Bのように大きく変化しても、自動的な適応制御を実行すれば、等化回路12の出力側でのデータ信号波形については、アイパターン41Aからアイパターン41Bのように殆ど変化を無くすことができる。これにより等化回路12に対して、十分受信可能なデータ振幅を自動的に確保することができる。
図6は、図1の等化回路12を用いた適応等化回路の構成の一例を示す図である。図6において、図1と同一の構成要素は同一の符号で参照する。
図6の適応等化回路は、受信回路50、適応等化ロジック51、及びマトリクス52を含む。送信回路20から送信され伝送線路10を伝搬したデータ波形を受信回路50が受信する。適応等化ロジック51は、最小2乗法を利用したアルゴリズムにより等化係数を導出する。
受信回路50は、等化回路12、アナログ・デジタル変換器(ADC)61、データ判定回路62、デマルチプレクサ63を含む。適応等化ロジック51は、コンボリューション演算回路64、相関及び誤差計算回路65、掛け算器66、バッファ67、積分器68を含む。
最小2乗法によれば、受信回路50の出力振幅yと期待振幅dの差分を相関及び誤差計算回路65により求め誤差振幅eとし、この誤差eの2乗平均値が小さくなるようにフィードバック制御を行えばよい。誤差振幅eの2乗平均値をゼロに近づけるには、調整対象となる各等化係数に対する入力振幅F0,F1,F2と誤差振幅eとを無相関の関係にする必要がある。このように、適応等化の原理は明確である。一方、これをLSI化する際には、LSIとの親和性が高いデジタル領域にて実現することが一般的である。
図6に示す構成では、デジタル領域にて適応等化処理を実現するために、等化回路12の出力振幅をアナログ・デジタル変換器(ADC)61にてデジタル・コードに変換している。このADC出力のデジタル・コードに対する誤差振幅eを求めるためには、データ判定回路62の出力論理(+1/−1)に期待振幅dを掛けて、その結果とデジタル・コードとの差を求めればよい。この際、アナログ・デジタル変換器61の入出力レイテンシを考慮して、デマルチプレクサデータ(デマルチプレクサ63の出力)に含まれる複数のビットのうちで、上記ADC出力デジタル・コードに対応するビットを特定する必要がある。相関及び誤差計算回路65は、相関演算により、NビットのデマルチプレクサデータからADC出力デジタル・コードに対応する1ビットデータを選択する。即ち、デマルチプレクサデータの各ビットとADC出力デジタル・コードとの相関を取り、最も相関のある1ビットデータを選択する。
適応等化回路をLSI化するにあたっては、上記のようなタイミング合わせは回路規模の増大及び消費電力の増大をもたらす。例えば、タイミング合わせを行う相関及び誤差計算回路65は、図6に示す適応等化ロジック51全体の約半分の面積を占める程のサイズになってしまう。このように図6に示すような適応等化回路では、回路規模及び消費電力が大きいという問題がある。
また図6の適応等化回路では、コンボリューション演算回路64の演算により入力振幅F0,F1,F2を導出している。マトリクス52は対象とする伝送線路特性を反映した行列であり、マトリクス52とデマルチプレクサデータとの畳み込み演算を実行することにより、入力振幅F0,F1,F2を予測している。マトリクス52は、対象とする伝送線路10と等化回路12の各要素13乃至15のそれぞれに対するユニットパルス応答波形を取得し、それを量子化することにより得ることができる。マトリクス52の大きさは、対象とする伝送線路10の符合間干渉成分の長さによって決まる。
このように図6に示すような適応等化回路では、対象となる伝送線路の特性に応じたマトリクス52を予め用意しておく必要がある。従って、等化回路を使用する対象となる各伝送線路毎に異なるマトリクス52を用意することになり、多大な時間と手間がかかるという問題がある。
図7は、図2の等化回路を用いた適応等化回路の構成の一例を示す図である。図7に示す回路は、特許文献1に開示されたものである。
図7の適応等化回路100は、等化回路70、データ判定回路71、バウンダリ判定回路72、デマルチプレクサ73、クロックリカバリユニット(CRU)74、位相内挿回路(PI)75、モニタユニット76、及び制御ユニット77を含む。等化回路70は図3に示す構成を有する。位相内挿回路75は、所定の参照クロック信号に基づいて、互いに位相が所定量(例えば90度)ずれた2つのクロック信号を生成する。一方のクロック信号はデータ判定回路71に供給され、他方のクロック信号はバウンダリ判定回路72に供給される。
データ判定回路71及びバウンダリ判定回路72は、供給されたクロック信号のエッジのタイミングで等化回路70の出力信号のHIGH/LOWを判定する。HIGH判定なら例えば+1を出力し、LOW判定なら例えば−1を出力する。データ判定回路71がデータの中心で信号判定し、且つバウンダリ判定回路72がデータとデータとの境界で信号判定するように、位相内挿回路75が供給するクロック信号の位相が制御される。
クロックリカバリユニット74は、データ判定回路71の出力とバウンダリ判定回路72の出力との位相を検出する位相検出器PDと、位相検出器PDの位相検出結果を時間的に積分するローパスフィルタLPFを含む。ローパスフィルタLPFの出力は、位相内挿回路75が出力するクロック信号を制御する信号として位相内挿回路75に供給される。
正しいタイミングでデータ判定/バウンダリ判定している場合、データが0と1との間で変化する点においては、その直前の判定回路71のデータ判定値に関わらずに、バウンダリ判定回路72の出力は同確率で+1又は−1になる筈である。正しいタイミングでデータ判定/バウンダリ判定している場合、バウンダリ判定回路72の出力の積分値は略一定になる。
正しいタイミングでデータ判定/バウンダリ判定していない場合には、データが0と1との間で変化する点におけるバウンダリ判定回路72の出力は、その直前のデータ判定回路71の出力と相関を有する。例えば、クロック信号のタイミングが早すぎる場合、データが0と1との間で変化する点におけるバウンダリ判定回路72の出力は、その直前のデータ判定回路71によるデータ判定出力が+1(又は−1)となるときに常に同位相の+1(又は−1)となる。またクロック信号のタイミングが遅すぎる場合、データが0と1との間で変化する点におけるバウンダリ判定回路72の出力は、その直前のデータ判定回路71によるデータ判定出力が+1(又は−1)となるときには、常に逆位相の−1(又は+1)となる。従って、位相検出器PDが検出するデータ判定回路71の出力とバウンダリ判定回路72の出力との位相に応じて、クロック信号のタイミングが早すぎるか遅すぎるかを判定し、判定結果に応じてクロック信号の位相や周波数を調整すれば、受信信号に同期した適正なクロック信号を生成することが可能になる。
図7の適応等化回路100では、モニタユニット76と制御ユニット77とが適応等化の中心的な機能を果たしている。等化回路70に供給する等化係数を導出するために、バウンダリ判定回路72の出力論理の分布を解析する。データ判定回路71の出力が1101,1001,0101等の特定パターンのとき、モニタユニット76のトリガ信号発生器81がトリガ信号を生成する。このトリガ信号に応答して、上記の複数のパターン別に積分器82がバウンダリ判定回路72の出力論理を積分する。
データ判定回路71への入力データの位相変動量は、過去データに応じて変化する。即ち、先の1101,1001,0101といったパターンの場合、過去データである前半分の11,10,01に応じて、後半分のデータ01の位相変動量が変化する。位相変動量のヒストグラムが正規分布にて表現できる場合、積分器82の積分結果において、データ判定のためのサンプルタイミングと出力値との関係は直線関係として表される。この関係に基づいて、制御ユニット77が位相変動量を予測し、予測された位相変動量が最小となるように等化回路70の等化係数を調整する。
図7に示す構成では、既存のデータ受信回路の主機能の一つであるクロック・データ・リカバリ(CDR)を実現するために必要であるバウンダリ情報の分布を解析することにより、等化係数が最適となるように調整している。CDR用の既存の回路を流用できるというメリットがあるが、モニタユニット76と制御ユニット77における処理が複雑であり、複雑な回路が必要になる。また位相変動量は必ずしも正規分布にて表されるものではないので、伝送線路特性によっては最適な等化係数を導出できない可能性がある。
特開2005−303607号公報
以上を鑑みて、本発明は、回路規模及び消費電力が比較的小さく且つ比較的単純な回路構成により等化係数を調整できる適応等化回路を提供することを目的とする。
適応等化回路は、各ユニット時間毎に入力データ信号波形を等化係数に応じて補正して出力データ信号を生成する等化回路と、該出力データ信号に同期したクロック信号が示す該ユニット時間の所定のタイミングで該出力データ信号の信号レベルを判定して第1の判定結果を出力するデータ判定回路と、該クロック信号が示す該所定のタイミングから該ユニット時間の1/2ずれたタイミングで該出力データ信号の信号レベルを判定するバウンダリ判定回路と、第1の論理値の複数の連続したデータに続いて第2の論理値のデータが現れ、該第2の論理値のデータの後に再び第1の論理値が現れる所定のデータパターンを連続して複数回検出し、該第2の論理値のデータに対応する該データ判定回路の判定結果と該バウンダリ判定回路の判定結果とが、互いに同一値になる割合と互いに異なる値になる割合とが略等しくなるように該等化係数を調整する制御回路を含み、該バウンダリ判定回路は、該クロック信号が示す該所定のタイミングから該ユニット時間の+1/2ずれたタイミングで該出力データ信号の信号レベルを判定して第2の判定結果を生成するとともに、該クロック信号が示す該所定のタイミングから該ユニット時間の−1/2ずれたタイミングで該出力データ信号の信号レベルを判定して第3の判定結果を生成し、該第2の判定結果と該第3の判定結果とを該制御回路に判定結果として供給し、前記制御回路は該第1の判定結果と該第2の判定結果とを比較した比較結果と該第1の判定結果と該第3の判定結果とを比較した比較結果に基づいて該等化係数を調整することを特徴とする。
本発明の少なくとも一つの実施例によれば、0又は1の何れか一方の一つのデータ値が十分に長い間連続した後に反転データ値が現れるデータパターンが出力データ信号波形の時間軸におけるデータ幅及びデータ振幅を決めることに着目し、第1の論理値の複数の連続したデータに続いて第2の論理値のデータが現れる所定のデータパターンを複数回検出し、データ判定結果とバウンダリ判定結果とが互いに同一値になる割合と互いに異なる値になる割合とが略等しくなるように等化係数を調整する。従って、相関及び誤差計算回路を用いる構成と比較して回路規模及び消費電力が比較的小さく、また比較器及びカウンタ等から構成される比較的単純な回路構成により、等化係数を調整する適応等化回路を提供することができる。
従来の等化回路の構成の一例を示す図である。 等化回路のユニットパルス応答を示した図である。 従来の等化回路の構成の別の一例を示す図である。 図3の等化回路の周波数特性の一例を示す図である。 適応等化の概念について説明するための図である。 図1の等化回路を用いた適応等化回路の構成の一例を示す図である。 図2の等化回路を用いた適応等化回路の構成の一例を示す図である。 本発明による適応等化回路の構成の一例を示す図である。 伝送線路モデルと図3に示す等化回路モデルとを縦続接続した系における出力アイパターンのシミュレーション結果を示す図である。 伝送線路モデルと図3に示す等化回路モデルとを縦続接続した系における出力アイパターンのシミュレーション結果を示す図である。 伝送線路モデルと図3に示す等化回路モデルとを縦続接続した系における出力アイパターンのシミュレーション結果を示す図である。 データ幅の評価方法について説明する図である。 等化係数を変化させた場合の累積加算結果の絶対値の変化を示す図である。 等化係数を変化させた場合の出力データ信号のデータ幅の変化を示す図である。 制御ユニットの構成の一例を示す図である。 図13に示す制御ユニットの動作の一例を示す図である。 図13の制御ユニットを用いた適応等化のシミュレーション結果を示す図である。 図13の制御ユニットを用いた適応等化のシミュレーション結果を示す図である。 各等化係数値におけるシミュレーション結果であるアイパターンを示す図である。 各等化係数値におけるシミュレーション結果であるアイパターンを示す図である。 各等化係数値におけるシミュレーション結果であるアイパターンを示す図である。 各等化係数値におけるシミュレーション結果であるアイパターンを示す図である。 各等化係数値におけるシミュレーション結果であるアイパターンを示す図である。 各等化係数値におけるシミュレーション結果であるアイパターンを示す図である。 各等化係数値におけるシミュレーション結果であるアイパターンを示す図である。 各等化係数値におけるシミュレーション結果であるアイパターンを示す図である。
符号の説明
110 等化回路
111 データ判定回路
112 バウンダリ判定回路
113 デマルチプレクサ
114 クロックリカバリ回路
115 制御ユニット
200 適応等化回路
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。
図8は、本発明による適応等化回路の構成の一例を示す図である。図8の適応等化回路200は、等化回路110、データ判定回路111、バウンダリ判定回路112、デマルチプレクサ113、クロックリカバリ回路114、及び制御ユニット115を含む。等化回路110は例えば図3に示す構成を有する。
等化回路110は、各ユニット時間毎に一つのデータ値を有する入力データ信号波形を受信し、等化係数に応じて入力データ信号を補正することにより出力データ信号を生成する。クロックリカバリ回路114は、等化回路110が出力する出力データ信号に同期する互いに位相が所定量(例えば90度)ずれた2つのクロック信号を生成する。一方のクロック信号はデータ判定回路111に供給され、他方のクロック信号はバウンダリ判定回路112に供給される。
データ判定回路111及びバウンダリ判定回路112は、供給されたクロック信号のエッジのタイミングで等化回路110の出力データ信号のHIGH/LOWを判定する。HIGH判定なら例えば+1を出力し、LOW判定なら例えば−1を出力する。データ判定回路111が各ユニット時間の中心タイミングで信号判定し、且つバウンダリ判定回路72が各ユニット時間の中心タイミングから1/2ユニット時間ずれたタイミング、即ちユニット時間とユニット時間との境界(データとデータとの境界)で信号判定するように、クロックリカバリ回路114が供給するクロック信号の位相が制御される。
クロックリカバリ回路114は、データ判定回路111の出力とバウンダリ判定回路112の出力との位相を検出することにより、等化回路110の出力データ信号に同期するクロック信号を生成する。クロックリカバリ回路114は、図7のクロックリカバリユニット74及び位相内挿回路75等に相当し、データ判定回路71の出力とバウンダリ判定回路72の出力とに応じて、生成するクロック信号の位相及び周波数を適宜調整する。
データ判定回路111の判定結果データは、デマルチプレクサ113によりデマルチプレクスされ、低周波数で多ビットの信号として次段に供給される。制御ユニット115は、データ判定回路111の判定結果RDTにおいて第1の論理値の複数の連続したデータに続いて第2の論理値のデータが現れる所定のデータパターンを複数回検出し、第2の論理値のデータに対応するデータ判定回路111の判定結果RDTとバウンダリ判定回路112の判定結果BDTとが、互いに同一値になる割合と互いに異なる値になる割合とが略等しくなるように等化回路110の等化係数を調整する。この制御ユニット115の動作について、以下に詳細に説明する。
図9A乃至9Cは、伝送線路モデルと図3に示す等化回路モデルとを縦続接続した系における出力アイパターンのシミュレーション結果を示す図である。ここでは、生成多項式X23+X18+1にて表されるPRBS23パターンと様々な0/1ランレングスのパターンを入力として用いている。横軸は時間であり、縦軸は振幅である。
図9Aにおいて、黒線で示すアイパターンはランレングス2("001001・・・"及び"110110・・・")が入力の場合のアイパターンであり、その他はPRBS23パターン入力に対するアイパターンである。また図9Bにおいて、黒線で示すアイパターンはランレングス4("0000100001・・・"及び"1111011110・・・")が入力の場合のアイパターンであり、その他はPRBS23パターン入力に対するアイパターンである。また図9Cにおいて、黒線で示すアイパターンはランレングス8("000000001000000001・・・"及び"111111110111111110・・・")が入力の場合のアイパターンであり、その他はPRBS23パターン入力に対するアイパターンである。
図9A乃至9Cから分かるように、ランレングスが長くなるほど、そのアイパターン(黒線で示すアイパターン)は、PRBS23パターン入力に対するアイパターンの分布の端の位置に近くなる。即ち、ランレングスが十分に長い入力パターンに対する出力波形が、全ての出力波形のデータ幅の分布のうちで、最もずれが大きな出力波形となる。言葉を換えて言えば、0又は1の何れか一方の一つのデータ値が十分に長い間連続した後に反転データ値が現れる入力パターンが、出力波形の時間軸におけるデータ幅を決めることになる。データ振幅についても同様であり、0又は1の何れか一方の一つのデータ値が十分に長い間連続した後に反転データ値が現れる入力パターンが、出力波形のデータ振幅を決めることになる。
本発明では、上記の特徴を利用して、ランレングスが十分に長いパターンを検出して、そのパターンにおけるデータ幅が所望のデータ幅となるように等化係数を調整する。即ち、0又は1の何れか一方の一つのデータ値が十分に長い間連続した後に反転データ値が現れるパターンを検出して、そのパターンにおけるデータ幅がユニット時間となるように等化係数を調整する。
図10は、データ幅の評価方法について説明する図である。図10の横軸は時間であり、縦軸は信号振幅を示す。図10に示す波形は、データ値"0"が連続した後に反転データ値"1"が現れるパターンに対する等化回路110の出力データ信号である。
データ判定回路111(図8参照)は、ユニット時間(1[UI])の中心タイミングにおいて出力データ信号をサンプリングし、その信号レベルを判定することにより判定結果RDT[i]を得る。バウンダリ判定回路112(図8参照)は、中心タイミングから+1/2ユニット時間ずれた位置及び/又は−1/2ユニット時間ずれた位置において出力データ信号をサンプリングし、その信号レベルを判定することにより判定結果BDT[i]及び/又はBDT[i−1]を得る。判定結果RDT[i]、BDT[i]、及びBDT[i−1]は、出力データ信号の第1の論理(例えばHIGH論理)に対して+1であり、第2の論理(例えばLOW論理)に対して−1となる。
制御ユニット115(図8参照)は、判定結果RDT[i]と判定結果BDT[i]とを比較して、互いに同一値であれば例えば+1の値、互いに異なる値であれば−1の値(+1と相殺するような値)を比較結果として求める。制御ユニット115は、0又は1の何れか一方の一つのデータ値が連続した後に反転データ値となる所定のパターンが現れるたびに、この比較結果を累積加算していく。出力データ信号のデータ幅が1ユニット時間に近ければ、+1の比較結果と−1の比較結果とは略同一確率にて存在するはずである。即ち、データ幅が1ユニット時間に近い程、累積加算結果の絶対値は小さな値を取る。同様のことが、判定結果RDT[i]と判定結果BDT[i−1]との比較結果に対しても言える。
図11は、等化係数を変化させた場合の累積加算結果の絶対値の変化を示す図である。横軸は等化係数値であり、縦軸は累積加算値の絶対値である。
図11に示すように、等化係数値とともに累積加算結果の絶対値が変化し、ある等化係数値において累積加算値の絶対値が最小となる。この等化係数値に等化回路110の等化係数を設定することにより、等化回路110の出力データ信号のデータ幅が1ユニット時間に近い状態を実現することができる。
図12は、等化係数を変化させた場合の出力データ信号のデータ幅の変化を示す図である。横軸が時間であり、縦軸が振幅である。図12では、3.2[Gb/s]の0010繰り返しパターンに対するデータ受信を想定している。ナイキスト周波数(=1.6[GHz])における伝送線路のロスは約21[dB]である。等化係数値を大きくするほど、矢印で示すように出力データ信号の波形が上方に移動していく。
図12から分かるように、等化係数値とともにデータ幅が変化し、ある等化係数値においてデータ幅が1ユニット時間(1[UI])に最も近くなる。この等化係数値に等化回路110の等化係数を設定することにより、等化回路110の出力データ信号のデータ幅が1ユニット時間に近い状態を実現することができる。
図13は、制御ユニット115の構成の一例を示す図である。図13に示す制御ユニット115は、コンパレータ(CMP)121乃至125、カウンタ(CNTR)126乃至128、レジスタ129及び130、掛け算器131、及びセレクタ(SEL)132を含む。図13の制御ユニット115は、データ判定回路111の判定結果RDTとバウンダリ判定回路112の判定結果BDTとが、それぞれ32ビットのパラレルデータRDT[31:0]及びBDT[31:0]である場合のものである。
制御ユニット115が検出する検出対象のデータパターンを、検出データパターンDET_PTN[7:0]により定義する。また、この検出データパターン中の何ビットを実際の検出対象のデータパターンとするかを、有効パターン長PTN_LENG[3:0]により定義する。更に、検出回数最大値MAX_DET_NUM[15:0]及び等化係数の初期変位符号INIT_EQ_SIGN[1:0]をそれぞれ設定する。
図14は、図13に示す制御ユニット115の動作の一例を示す図である。図14の動作例においては、検出データパターンDET_PTN[7:0]が"00000010"、有効パターン長PTN_LENG[3:0]が"110"、MAX_DET_NUM[15:0]が十進数で65535である。この場合、有効パターン長PTN_LENG[3:0]が十進数で6であるので、検出データパターンDET_PTN[7:0]の下位6ビット"000010"が検出対象のデータパターンとなる。また更にその反転データ"111101"も検出対象のデータパターンとなる。
以下に、図13及び図14を参照して、制御ユニット115の動作について説明する。
コンパレータ121は、DET_PTN[7:0]のうちの有効パターン長PTN_LENG[3:0]により示されるビット数の部分ビットパターンに一致するデータパターンが、32ビットパラレル受信データRDT[31:0]の中に検出された場合、検出信号HITをHIGH("1")にする。コンパレータ121は、同時に、検出された場所を示す信号POS[31:0]を生成する。図14の例では、RDT[31:0]中に"000010"又は"111101"が検出され、信号HITがHIGHになる。またそのときに、POS[31:0]は、RDT[31:0]中で検出された"000010"の"1"のビット位置に対応するビット位置及びRDT[31:0]中で検出された"111101"の"0"のビット位置に対応するビット位置において"1"となり、それ以外のビット位置で"0"となる。
コンパレータ122は、POS[31:0]の"1"に対応する位置のRDT[31:0]の値と、その前後のタイミング(±0.5ユニット時間のタイミング)に対応する位置のBDT[31:0]の値とを比較する。コンパレータ122は2個のコンパレータを備えており、第1のコンパレータでRDTの値と−0.5ユニット時間ずれたタイミングでのBDTの値とを比較し、第2のコンパレータでRDTの値と+0.5ユニット時間ずれたタイミングでのBDTの値とを比較する。第1のコンパレータの比較結果CMP_B_X[1:0](X=0−31)は、例えば一致の場合+1であり不一致の場合−1である。第2のコンパレータの比較結果CMP_A_X[1:0](X=0−31)は、例えば一致の場合+1であり不一致の場合−1である。なおPOS[31:0]が全て"0"の場合、比較結果は全てゼロである。
コンパレータ122に供給されるCAL_PTN[1:0]は、第1のコンパレータと第2のコンパレータとの何れを有効にし、何れを無効にするかを制御する信号である。CAL_PTN[1:0]が例えば"00"の場合、両方のコンパレータが有効となり、両方の比較動作を実行する。CAL_PTN[1:0]が例えば"01"の場合、第1のコンパレータのみが有効となり、対応する一方の比較動作のみを実行する。またCAL_PTN[1:0]が例えば"10"の場合、第2のコンパレータのみが有効となり、対応する一方の比較動作のみを実行する。無効な方のコンパレータの出力は常時ゼロとなる。
HITがHIGHになりその後LOWに戻ると、その立ち下りエッジに応答してカウンタ126が一ずつカウントアップする。コンパレータ123は、カウンタ126のカウント値DET_NUM[15:0]と検出回数最大値MAX_DET_NUM[15:0]とを比較して、両者が一致すると信号DETを"1"にする。図14の例では、カウント値DET_NUM[15:0]が65535になりMAX_DET_NUM[15:0]と等しくなると、DETが"1"になっている。
カウンタ126のカウントアップ動作と並行して、カウンタ127は、CMP_B_XとCMP_A_Xとをそれぞれ別々に累積加算していく。カウンタ127の出力CURT_NUM[15:0]は、CMP_B_Xの累積加算値の絶対値とCMP_A_Xの累積加算値の絶対値との和である。
DETが"1"になると、そのときにカウンタ127から出力されているCURT_NUM[15:0]とレジスタ129に格納されているPAST_NUM[15:0]とを、コンパレータ124により比較する。ここでPAST_NUM[15:0]は、前回DETが"1"になったときのCURT_NUM[15:0]である。
コンパレータ124は、比較の結果CURT_NUM[15:0]がPAST_NUM[15:0]より大きい場合、出力UP_DN[1:0]として−1を出力する。CURT_NUM[15:0]がPAST_NUM[15:0]より大きいということは、前回よりもデータ幅とユニット時間との差が大きくなったということであり、前回等化係数を変化させた方向が誤りであったことを意味する。従って、コンパレータ124の出力"−1"により、等化係数の変化方向を前回の方向から反転させる。
コンパレータ124は、比較の結果CURT_NUM[15:0]がPAST_NUM[15:0]より小さい場合、出力UP_DN[1:0]として+1を出力する。CURT_NUM[15:0]がPAST_NUM[15:0]より小さいということは、前回よりもデータ幅とユニット時間との差が小さくなったということであり、前回等化係数を変化させた方向が正しかったことを意味する。従って、コンパレータ124の出力"+1"により、等化係数の変化方向を前回の方向と同一に保つ。
掛け算器131は、コンパレータ124の出力UP_DN[1:0]と、レジスタ130に格納されているPAST_SIGN[1:0]と、DETとを掛け算することにより、今回の変化方向を求める。ここでPAST_SIGN[1:0]は前回の変化方向を−1/+1の符号により示すデータであり、コンパレータ124の出力UP_DN[1:0]が−1の場合には、このPAST_SIGN[1:0]の示す変化方向を示す符号を反転させる。コンパレータ124の出力UP_DN[1:0]が+1の場合には、このPAST_SIGN[1:0]の示す変化方向を示す符号をそのまま維持する。
なおCURT_NUM[15:0]がPAST_NUM[15:0]と等しくなる場合があり、この場合には変化方向の判断ができないことになる。従って、コンパレータ125がCURT_NUM[15:0]=PAST_NUM[15:0]の状態を検出した場合には、セレクタ132が、変化方向を示すデータとしてINIT_EQ_SIGN[1:0]を選択する。それ以外の場合には、セレクタ132は掛け算器131の演算結果を選択する。セレクタ132の選択結果が、今回の変化方向を示す最終的なデータCURT_SIGN[1:0]となる。
基本的に、等化係数の初期値をその最大値に設定した場合にはINIT_EQ_SIGN[1:0]="11"(=−1)とし、逆に最小値に設定した場合にはIGN[1:0]="01"(=+1)としておく。なおCURT_NUM=PAST_NUMとなる状態は、等化係数が妥当な値から大きく外れた状態にて起こる可能性が高い。
DETが"1"になると、カウンタ126及び127がリセットされDET_NUM[15:0]及びCURT_NUM[15:0]がゼロに初期化される。またセレクタ132から出力される今回の変化方向を示すデータCURT_SIGN[1:0]に応じて、カウンタ128のカウント値が1だけ増減される。このカウンタ128の出力が等化係数として等化回路110に供給される。
図15A及び15Bは、図13の制御ユニット115を用いた適応等化のシミュレーション結果を示す図である。図16A乃至16Hは、各等化係数値におけるシミュレーション結果であるアイパターンを示す図である。
ここでは3.2[Gb/s]のデータ受信を想定している。ナイキスト周波数(=1.6[GHz])における伝送線路モデルのロスは約21[dB]である。入力データパターンはPRBS23に8B10Bコーディングを掛けたものであり、入力データパターンに含まれる最大0/1ランレングスは5である。但し、ランレングスが5であるパターンの頻度は極めて低いので、シミュレーションでは、DET_PTN[7:0]="00000010"且つPTN_LENG[3:0]="0110"として、0/1ランレングスが4のパターンを検出対象としている。
図15A及び15Bに示されるように、0或いは7の初期値から開始し、等化係数が時間の経過とともに変化していく。十分な時間がたつと、等化係数の初期値に無関係に、等化係数が3に収束している。
図16A乃至16Hのアイパターンはそれぞれ等化係数が0乃至7に対応している。図16A乃至16Hから分かるように、等化係数が3のときに、データ幅が最もユニット時間の幅に近くなり、波形のジッタが小さくなっている。このように、等化回路110の出力データ信号の位相変動幅を最小にするような等化係数の調整が可能となる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。

Claims (9)

  1. 各ユニット時間毎に入力データ信号波形を等化係数に応じて補正して出力データ信号を生成する等化回路と、
    該出力データ信号に同期したクロック信号が示す該ユニット時間の所定のタイミングで該出力データ信号の信号レベルを判定して第1の判定結果を出力するデータ判定回路と、
    該クロック信号が示す該所定のタイミングから該ユニット時間の1/2ずれたタイミングで該出力データ信号の信号レベルを判定するバウンダリ判定回路と、
    第1の論理値の複数の連続したデータに続いて第2の論理値のデータが現れ、該第2の論理値のデータの後に再び第1の論理値が現れる所定のデータパターンを連続して複数回検出し、該第2の論理値のデータに対応する該データ判定回路の判定結果と該バウンダリ判定回路の判定結果とが、互いに同一値になる割合と互いに異なる値になる割合とが略等しくなるように該等化係数を調整する制御回路
    を含み、
    該バウンダリ判定回路は、該クロック信号が示す該所定のタイミングから該ユニット時間の+1/2ずれたタイミングで該出力データ信号の信号レベルを判定して第2の判定結果を生成するとともに、該クロック信号が示す該所定のタイミングから該ユニット時間の−1/2ずれたタイミングで該出力データ信号の信号レベルを判定して第3の判定結果を生成し、該第2の判定結果と該第3の判定結果とを該制御回路に判定結果として供給し、
    前記制御回路は該第1の判定結果と該第2の判定結果とを比較した比較結果と該第1の判定結果と該第3の判定結果とを比較した比較結果に基づいて該等化係数を調整すること
    を特徴とする適応等化回路。
  2. 該制御回路は、検出対象を規定するパターンとの一致を検出することにより該所定のデータパターンを検出する検出回路を含み、該検出対象を規定するパターンにおける第1の論理値の複数の連続したデータの数が可変であることを特徴とする請求項1記載の適応等化回路。
  3. 該制御回路は、該同一値となる場合に対して第1の値を割り当てるとともに、該異なる値となる場合に対して該第1の値に応じて第2の値を割り当て、該第1の値と該第2の値とを該複数回の検出に関して累積加算し、該累積加算の値に応じて該等化係数を調整するよう構成されることを特徴とする請求項1記載の適応等化回路。
  4. 該制御回路は、該累積加算の値を繰り返し求め該累積加算の値の絶対値に応じて該等化係数を繰り返し調整するように構成され、該絶対値が続けて同一の値となる場合に該等化係数を変化させる方向が設定可能に構成されることを特徴とする請求項3記載の適応等化回路。
  5. 該制御回路は、該所定のデータパターンを所定の回数検出する毎に該等化係数を調整し、該所定の回数は可変に設定可能であるよう構成されることを特徴とする請求項1記載の適応等化回路。
  6. 該データ判定回路の判定結果と該バウンダリ判定回路の判定結果とに応じて該クロック信号を生成するクロックリカバリ回路を更に含むことを特徴とする請求項1記載の適応等化回路。
  7. 該制御回路は、該第2の論理値のデータに対応する該データ判定回路の第1の判定結果と該バウンダリ判定回路の第2の判定結果とが、互いに同一値になる割合と互いに異なる値になる割合とが略等しくなるとともに、該第2の論理値のデータに対応する該データ判定回路の第1の判定結果と該バウンダリ判定回路の第3の判定結果とが、互いに同一値になる割合と互いに異なる値になる割合とが略等しくなるように該等化係数を調整するよう構成されることを特徴とする請求項1記載の適応等化回路。
  8. 該制御回路は、該第2の判定結果及び該第3の判定結果の何れを該等化係数の調整に使用するかを選択可能なように構成されることを特徴とする請求項記載の適応等化回路。
  9. 該等化係数は該等化回路の利得を制御する係数であることを特徴とする請求項1記載の適応等化回路。
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