JP4859838B2 - 圧縮袋用の脱気弁及び脱気弁を備えた圧縮袋 - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本願発明は、内部の空気を脱気して用いる圧縮袋用の脱気弁、及び脱気弁を備えた圧縮袋に関するものである。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】
日本国実開平5−44837号公報
【0003】
従来より、衣服や布団等の、空気を含むことにより嵩高となる収納物を収納し、内部の空気を排出することにより圧縮して、コンパクトに収納することができる圧縮袋が存在している。
【0004】
この圧縮袋は、上記収納物を出し入れするためのものであって、チャック等により、袋内を気密状態に閉鎖可能である開口部を備えるものである。これに加えて、多くの圧縮袋には、袋内部の空気を排出するための空気通路を有する脱気弁が取り付けられている。
【0005】
この圧縮袋の使用の際においては、脱気弁に電気掃除機の吸引口を当てがい、吸引することによって袋内部の空気を排出する。
【0006】
脱気弁の一例として、特許文献1に記載の「布団等収納袋用脱気弁」がある。これは、圧縮袋に一体に取り付けられ、空気通路を介して袋の内外を連通させた基体と、基体に対して螺合可能に配位した蓋体とを有するものである。
【0007】
基体には弁体が形成されている。この弁体は、ゴム等からなるパッキンを備え、基体に対して蓋体を緩めた際において、蓋体に形成された空気通路を開閉可能とするものである。
【0008】
具体的には、弁体を、ばね等の付勢手段により、空気通路を閉鎖するように付勢しておき、上記のように、電気掃除機で吸引した際にのみ空気通路が開放されて、袋内の空気が外部に排出されるようにしたものである。そして、最終的には、蓋体を基体に対してねじ込むことによって、弁体を閉鎖した状態で固定し、圧縮袋の内部を脱気した状態で維持することができる。
【0009】
この従来の脱気弁においては、弁体が付勢手段により付勢されたものであるため、電気掃除機で吸引した場合でも、弁体の動作に時間差が発生し、速やかな脱気ができないという問題があった。また、付勢手段やパッキンが必要であるなど、構成部材の点数が多いという問題があった。
【0010】
上記の問題に鑑み、本願発明は、比較的簡易な構成である、圧縮袋用の脱気弁及び脱気弁を備えた圧縮袋を提供することを課題とする。また、速やかな脱気が可能な、圧縮袋用の脱気弁及び脱気弁を備えた圧縮袋を提供することを課題とする。
【発明の開示】
【0011】
上記課題を解決するために、本願発明は、ねじ部24aを有し、かつ、圧縮袋Bに設けられた貫通孔へ装着されることによって、圧縮袋Bの脱気口となる基体2と、上記のねじ部24aにねじ込まれることにより、基体2の上側に取り付けられた蓋体3と、基体2及び蓋体3とは別体に形成された弁体4とを備えたものであり、上記の基体2は、圧縮袋Bの内部と外部とを遮断する隔壁21が形成され、かつ、この隔壁21に圧縮袋Bの内部と外部とを連絡する脱気口22が設けられており、上記の蓋体3の上面31には、電気掃除機の吸引口Nに当接する対応部31aを有し、かつ、この対応部31aは、電気掃除機の吸引口Nが当接された際に当該吸引口Nの周縁に囲まれる領域に、蓋体3の内部へ通じる蓋体側貫通孔32を備えたものであり、上記弁体4は、少なくとも一部分が、基体2の上記隔壁21と上記蓋体3とに囲まれた弁体収容室Sに配位されたものであり、この弁体4は、圧縮袋Bの内部の負圧により脱気口22へ吸い寄せられて脱気口22を上側から塞ぐことが可能であるもので、かつ、蓋体3が緩められ、上方に移動した際に、電気掃除機の吸引によって蓋体3の側へ引き寄せられて、上記脱気口22から離反可能なものであり、蓋体3が締め付けられ、下方に移動した際に、脱気口22を封じた状態に維持するものである脱気弁において、上記のねじ部24aは、基体2において上方へと突出するように設けられた側壁24に形成されたものであり、蓋体3の下面には、蓋体3の上記ねじ込みに伴い、弁体4を押圧するための押圧部33を備え、上記の弁体収容室Sは、上記の側壁24と、隔壁21と、蓋体3の押圧部33の下端とにより規定されており、上記のように蓋体3が緩められた際に、弁体4の上記一部分が、弁体収容室S内を上下方向に移動可能であり、上記押圧部33が押圧リング33aを有し、この押圧リング33aの上端面33a1は、蓋体3の上面31よりも下方に位置するものとされており、上記蓋体側貫通孔32が、押圧リング33aに設けられた中央側貫通孔32aと、押圧リング33aの平面視における外側に設けられた周辺側貫通孔32bとを備え、上記中央側貫通孔32aと上記周辺側貫通孔32bとが連続空間32cで連続しており、上記連続空間32cは、蓋体3の上面31よりも下方であって、かつ、押圧リング33aの上方において、上記中央側貫通孔32aと上記周辺側貫通孔32bとを連続させるものであることを特徴とする圧縮袋用の脱気弁を提供する。
【0012】
本願の脱気弁に係る発明は、上記弁体4が、上記基体2あるいは上記蓋体3に固定されたものではなく、弾性体による付勢を受けたものでもない自由状態で、上記一部分が弁体収容室S内に配位され、上記のように蓋体3が緩められた際に、上記弁体4が水平方向に移動しても、上記脱気口22の全体を覆うことが可能であるものとして実施することができる。
【0013】
本願の脱気弁に係る発明は、蓋体3が緩められた際における、上記の弁体収容室Sの上下方向の寸法が、少なくとも、弁体4の水平方向寸法のうち、弁体4の中心を通る最小寸法よりも小さいものとして実施することができる。
【0014】
本願の脱気弁に係る発明は、上記の基体2と蓋体3と弁体4とのみから構成されたものとして実施することができる。
【0015】
本願の脱気弁に係る発明は、基体2の脱気口22及び蓋体3の蓋体側貫通孔32の径方向外側であって、かつ、蓋体3が基体2に取り付けられた状態における、基体2の側壁24の径方向外側に、通気妨害用壁37が設けられたものとして実施することができる。
【0016】
本願の脱気弁に係る発明は、上記の通気妨害用壁37が、蓋体3の下面から下方に突出して設けられたものであって、蓋体3の下面からの高さが、基体2に対して蓋体3をねじ込んで脱気弁1を閉鎖することが阻害されない高さとされており、少なくとも、蓋体3において蓋体側貫通孔32の設けられた部分が径方向外側へと延長された領域を周方向に横切るようにして設けられたものとして実施することができる。
【0017】
本願の脱気弁に係る発明は、弁体4が、上方に突出した突出部41を備え、上記蓋体3の押圧リング33aに弁体支持部33bが設けられ、この弁体支持部33bには、上記の突出部41が上下動可能に配位されたものとして実施することができる。
【0018】
本願発明は、柔軟性を有する樹脂製の袋シートB1が貼り合わせられたことにより、内部に密封可能な空間が形成された圧縮袋Bであって、上記の脱気弁が、袋シートB1に取り付けられたことにより、上記空間に存在する空気を、脱気弁の脱気口22を通じて脱気可能であり、その脱気した状態を保持することができることを特徴とする圧縮袋を提供する。
【0019】
本願の圧縮袋に係る発明は、脱気弁1における蓋体3の表面に開度指示部39が設けられたものであり、袋シートB1の、脱気弁1の開放状態における開度指示部39に一致する位置に、開放位置表示部B4が設けられ、脱気弁1の閉鎖状態における開度指示部39に一致する位置に、閉鎖位置表示部B5が設けられたものとして実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本例の脱気弁を取り付けた圧縮袋を示す平面図である。
【図2】(A)は本例の脱気弁の基体を示す平面図であり、(B)は同A−A組合せ断面図、(C)は同底面図である。
【図3】(A)は本例の脱気弁の基体における側壁を示す要部拡大平面図であり、(B)は同要部拡大側面図である。
【図4】(A)は他の実施の形態に係る脱気弁の基体を示す平面図であり、(B)は同B−B組合せ断面図、(C)は同底面図である。
【図5】(A)は本例の脱気弁の蓋体を示す平面図であり、(B)は同C−C組合せ断面図、(C)は同底面図である。
【図6】(A)は他の実施の形態に係る脱気弁の蓋体を示す平面図であり、(B)は同D−D組合せ断面図、(C)は同底面図である。
【図7】(A)は他の実施の形態に係る脱気弁の蓋体を示す平面図であり、(B)は同E−E組合せ断面図、(C)は同底面図である。
【図8】(A)は他の実施の形態に係る脱気弁の蓋体を示す平面図であり、(B)は同G−G組合せ断面図、(C)は同底面図である。
【図9】他の実施の形態に係る脱気弁の蓋体を示す平面側の斜視図である。
【図10】他の実施の形態に係る脱気弁の蓋体を示す底面側の斜視図である。
【図11】(A)(B)共、他の実施の形態に係る脱気弁の弁体を示す平面側の斜視図である。
【図12】(A)は他の実施の形態に係る脱気弁の基体を示す平面図であり、(B)は同H−H組合せ断面図である。
【図13】(A)は他の実施の形態に係る脱気弁の蓋体を示す平面図であり、(B)は同I−I組合せ断面図である。
【図14】(A)は本例の脱気弁の閉鎖状態における平面図であり、(B)は同J−J組合せ断面図であり、(C)は同K−K断面の要部拡大図である。
【図15】(A)は本例の脱気弁の開放状態における平面図であり、(B)は同L−L組合せ断面図である。
【図16】(A)は他の実施の形態に係る脱気弁の閉鎖状態における平面図であり、(B)は同M−M組合せ断面図である。
【図17】(A)は他の実施の形態に係る脱気弁の開放状態における平面図であり、(B)は同O−O組合せ断面図であり、(C)は(B)の要部拡大図であって、脱気時における気流を示す。
【図18】本例の脱気弁を取り付けた圧縮袋であって、袋に開閉表示を付加したものを示す平面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態の一例をとりあげて説明する。図1は本例の脱気弁を取り付けた圧縮袋を示し、図2は本例の脱気弁の基体を示し、図5は本例の脱気弁の蓋体を示し、図14及び図15は本例の脱気弁の開放及び閉鎖状態を示す。
【0022】
本例に係る圧縮袋用の脱気弁1は、図2、図5などに示すように、各々別体に形成された基体2と蓋体3と、そして弁体4から構成されたものである。従来の脱気弁よりも構成部材の点数が少なく、比較的簡易な構成とされている。図1に示すように、この脱気弁1は、柔軟性を有する樹脂製の袋シートB1が貼り合わせられたことにより、内部に密封可能な空間が形成された圧縮袋Bに取り付けられて使用される。なお、以下の記述において、脱気弁1の位置関係に関する表現は、脱気弁1を水平方向に配位したものとして(図14(B)参照)、圧縮袋Bの外部方向を「上側」、同内部方向を「下側」とする。
【0023】
基体2は、図2に示すものであって、あらじかじめ圧縮袋Bに設けられた貫通孔(図示しない)へ装着されることによって、図1に示すように、圧縮袋Bの脱気口となるものである。
【0024】
この基体2は平板状の取付板23を備えている。本例では、この取付板23が円盤状の形態とされているが、これに限られるものではなく、楕円形や多角形など、種々の形態にて実施し得る。
【0025】
この取付板23は、脱気弁1が圧縮袋Bを構成する袋シートB1に取り付けられた状態において、図14(B)及び図15(B)に示すように、上側面が袋シートB1の内面に対して当接し、その一部が袋シートB1と接着される。
【0026】
取付板23には、図2(A)(B)に示すように、上方へと突出する筒状の側壁24が設けられている。本例では略円筒状とされている。上記のように、基体2を圧縮袋Bへ装着するに当たり、この側壁24は、上記のように袋シートB1に設けられた貫通孔を貫通する。そして、袋シートB1の貫通孔の周囲と取付板23とが気密に接着される。
【0027】
本例の側壁24は、図2(B)及び図3に示すように、外周面にねじ部24aを有する。なお、これに限られず、内周面にねじ部24aを有するもの、あるいは外周面と内周面とに共にねじ部24aを有するものであっても良い。本例におけるねじ部24aは、水平方向に対して傾斜した係合溝24aとして形成されている。この係合溝24aに、図5(B)に示す、蓋体3の引掛部34の先端爪部34aが係合されることで、図14及び図15に示すように、基体2と蓋体3とが一体とされる。
【0028】
本例における係合溝24aは、図2(A)に示すように、平面視上、取付板23の中心に対して180°ごとに2つ設けられている。そして、個々の係合溝24aは、平面視上、90°の範囲の両端に引掛部34の先端爪部34aの大きさ分を加えた範囲、つまり、蓋体3が90°の範囲で回動可能なように形成されている。また、図3に示すように、側壁24の外周面には、係合溝24aを挟むようにしてクリック用突起24bが設けられている。このクリック用突起24bは、基体2に対して、蓋体3を最も緩めた位置(開放位置)と最も締め込んだ位置(閉鎖位置)とに対応して設けられている。このクリック用突起24bは、蓋体3における引掛部34の内面が乗り越えることにより、蓋体3を、上記の開放位置と閉鎖位置とで固定することができる。なお、係合溝24aの内部にクリック用突起24bが設けられたものとしても良い。またその場合においては、蓋体3の先端爪部34aの内面に、クリック用突起24bに嵌まる凹部を形成しておき、この凹部とクリック用突起24bとが嵌合することによって、蓋体3を固定するものとしても良い。
【0029】
なお、本例では、基体2の側に凹部としてのねじ部24aが、蓋体3の側に凸部としての引掛部34が形成されているが、これとは逆に、基体2の側に凸部が、蓋体3の側に凹部が形成されたものであっても良く、適宜変更し得る。
【0030】
ここで、上記のように側壁24の内周面にねじ部24aを有する基体2の例を図12に示す。このねじ部24aは、図12(B)に示すように、断面形状が三角形とされたねじ山が、螺旋状に側壁24の内周面に360°以上周回するように設けられたものとされている。
【0031】
そして、上記の基体2に対応する蓋体3の例を図13に示す。この例においては、図13(B)に示すように、引掛部34の外周面のうち先端側において、360°以上周回するようにしてねじ山34bが設けられている。このねじ山34bは、図5に示した例における先端爪部34aに相当し、この例における基体2のねじ部24aに対してねじ込みが可能とされたものである。
【0032】
ここで説明した例は、基体2の側に内ねじが設けられ、蓋体3の側に外ねじが設けられた構造であるが、これとは逆に、基体2の側に外ねじが設けられており、蓋体3の側に内ねじが設けられたものとし、基体2の側壁24の径方向外側に蓋体3の引掛部34が配位された構造であっても良い。
【0033】
図2に示した例に戻って説明を続ける。取付板23のうち、上記の側壁24に囲まれた内側部分が隔壁21である。この隔壁21は、弁体4と組み合わされることにより、圧縮袋Bの内部と外部とを遮断可能とするものである。本例では、隔壁21の上側の面が平面とされているが、例えば、すり鉢状の湾曲面であっても良い。そして、この隔壁21に圧縮袋Bの内部と外部とを通気可能に連絡する脱気口22が設けられている。上記のように、基体2の取付板23は、袋シートB1に対して気密に接着されるため、脱気弁1においては、この脱気口22のみにおいて空気が通過することとなる。
【0034】
本例における脱気口22の形状は、図2(A)(C)に示すように、取付板23及び隔壁21の中心に設けられた、平面視が円形状の孔とされている。そして、この孔には、取付板23の下側に放射状に形成された整流板25のうち一部の延長線上に位置する、直線状の弁支持部27が横断して設けられており、この弁支持部27により、円の中心を基準に、平面視上、180°ごとに2分割されている。なお、この弁支持部27は、弁体4を下方から支持するためのものである。脱気口22の形状は本例のものに限られるものではなく、例えば、図4(A)(C)に示すように、弁支持部27により、平面視上90°ごとに4分割したものであっても良い。また、小径の孔を多数配置したものとしたり、径方向あるいは周方向に延びるスリット状の孔としても良く、種々の形状で実施が可能である。
【0035】
また、図2(B)に示すように、隔壁21の上面には、脱気口22を取り囲むようにして上方に突出した凸条であるリブ26が形成されている。本例では、このリブ26は幅が1mm、高さが0.3mmの突起とされており、脱気口22の径方向のすぐ外側において、連続した環状に設けられている。このリブ26が設けられたことにより、図14(B)に示すように、押圧部33が弁体4を上方から押圧した際において、下方からはこのリブ26が弁体4を圧迫するものとでき、これにより、弁体4による脱気口22の閉鎖がより確実になされる。なお、図4に示すように、リブ26を設けないものとしても良い。
【0036】
次に、取付板23の下面には、下方へと立ち上げられ、図2(C)に示すように、取付板23の中心を基準として放射状に延びるものであって、かつ、上記中心から遠ざかるにつれて、周方向の一方に湾曲した形状の整流版25が備えられている。本例においては、図示のように、径方向で外側へ向かう途中までは取付板23の径方向に沿って延びるものであって、途中からは周方向へと徐々に湾曲した板状のものである。
【0037】
このような形態の整流版25を取付板23の下面に設けることにより、圧縮袋1の内部から排出される気流のうち、図2(B)に示すように、取付板23に沿う方向の気流F1は、図2(C)に示すように、整流板25に沿って、旋回しながら脱気口22へと導かれるため、比較的小さな抵抗で脱気することが可能である。また、整流版25が存在することにより、脱気弁1の裏側に位置する袋シートB1、あるいは袋内の収納物が吸い寄せられて、脱気口22が袋の内側から塞がれ、途中で脱気不能となるような事態を防止することができる。
【0038】
次に、図5を参照しつつ、蓋体3について説明する。この蓋体3の上面31は、平面か、あるいはわずかに湾曲した面とされており、この上面31の少なくとも一部が対応部31aとされており、この対応部31aが、電気掃除機のノズル先端における吸引口Nに当接する。そして、この対応部31aにおいて、電気掃除機の吸引口Nが当接した際に当該吸引口Nの周縁に囲まれる領域に、上下方向に貫通した蓋体側貫通孔32を備える。この蓋体側貫通孔32は、基体2の脱気口22とほぼ同寸法に対応部31aの中央に形成された中央側貫通孔32aと、中央側貫通孔32aを取り巻くように、4箇所設けられた周辺側貫通孔32bとからなる。上記基部2の脱気口22を通過した気流は、この蓋体側貫通孔32を通過して、脱気弁1の外部に排出される。具体的な脱気方法については後述する。
【0039】
一方、蓋体3の下面には、図5(B)(C)に示すように、引掛部34が突出している。ここで、引掛部34は、図5(C)に示すように、底面視上、蓋体3の上面31の中心に対して180°ごとに2つ設けられている。
【0040】
この引掛部34の先端には、先端爪部34aが内側を向くように形成されている。この先端爪部34aは、上記のように、基体2の側壁24における外周面に形成された係合溝24aに係合されるものであり、これにより、係合溝24a内における先端爪部34aの移動可能な範囲に対応して、基体2に対して蓋体3が緩む方向及び締まる方向に回動可能となっている。ここで、係合溝24aは、図3(B)に示すように、水平方向に対して傾斜しているため、上記回動に伴い、蓋体3は基体2に対して上下動する。なお、上記のように、基体2の係合溝24aが側壁24における内周面に形成された場合などにあっては、係合溝24aに係合可能なように、この引掛部34の形態も変更がなされる。
【0041】
ここで、本例の蓋体3の基体2に対する回動範囲は、90°とされている。つまり、蓋体3を基体2に対してねじ込む角度は90°のみである。よって、本例の脱気弁1は、特許文献1に記載の考案のように、蓋体をねじ込むために蓋体を基体に対して何回転もさせる必要がないため、従来よりも操作が容易である。
【0042】
なお、この蓋体3の回動範囲は、30°〜180°の範囲とすることが適当であるが、これに限られるものではなく、例えば、図12に示したように、側壁24の内周面に360°以上周回するねじ部24aを有する基体2と、図13に示したように、引掛部34の外周面のうち先端側において、360°以上周回するようにして設けられたねじ山34bを有する蓋体3とを組み合わせた場合にあっては、蓋体3の基体2に対する回動範囲を上記以上の角度とし、蓋体3を一回転以上させるものであっても良い。
【0043】
また、図5(C)に示すように、蓋体3の下面であって、上記の引掛部34に対して90°ずれた位置には、回動支持突起36が突出して設けられている。本例では、押圧部33の外周側に隣接して設けられている。この回動支持突起36は、図14(C)に示すように、基体2に蓋体3が取り付けられた場合にあって、基体2の側壁24の内面よりも内側に配位されるものであり、これにより、蓋体3を基体2に対してぐらつかせずに回動させることができる。
【0044】
次に、図5(B)(C)に示すように、同じく蓋体3における、引掛部34よりも中心寄りの下面には、押圧部33が下方に突出して形成されている。この押圧部33は、蓋体3を係合溝24aに沿ってねじ込み、下方に移動させるに伴い、図14(B)(C)に示すように、弁体4の周縁部の少なくとも一部を押圧することができる。本例では、図5(C)に示すように、環状のものとされている。なお、本例では押圧部33の内側に、図5(C)に示すように、蓋体3の上面31の中心に対して90°ごとに4つ設けられた、十字形の連結部35が設けられているが、この連結部35は必ずしも形成しなくても良い。
【0045】
なお、押圧部33の形態は、本例のものに限られるものではなく、例えば、図6(C)に示すように、底面視上、蓋体3の上面31の中心に対して90°ごとに4つが設けられたものとし、この4つの押圧部33を連結するように、底面視上、十字形の連結部35が設けられたものとしても良い。なお、この場合では、各押圧部33の間に隙間が存在するため、弁体4の周縁部をすべて押圧するものとはならない。しかし、脱気後の状態においては、圧縮袋Bの内部が負圧となり、かつ、後述のように、弁体4が軟質材料から形成されたものであるため、この負圧により弁体4が脱気口22に吸い付けられる。よって、本例の押圧部33のように、弁体4の周縁部の一部のみを押圧するものであっても、機能上何ら問題はない。また、この場合、押圧部33が弁体4を押圧する際の、押圧部33と基体2との位置関係は、整流板27によって分割された、脱気口22の4つの領域の外周側に、押圧部33が位置することとなる。つまり、脱気口22の上記領域のすぐ外側において、押圧部33が弁体4を押圧するため、弁体4を閉鎖状態で確実に固定することができる。
【0046】
また、図7に示すように、弁体4の周囲の全周を覆うように、円柱状の押圧部33を形成しても良い。また、図8に示すように、中央側貫通孔32aのうち、蓋体3の中央を挟む2つが開口するようにした形態(亜鈴状)の押圧部33としても良い。なお、これらの場合において、図7に示した蓋体3では中央側貫通孔32aが全く存在せず、図8に示した蓋体3では中央側貫通孔32aが、図5に示した蓋体3の中央側貫通孔32aの半分の開口面積となるため、周辺側貫通孔32bを連続して設けることにより、脱気時の開口を確保している。
【0047】
また、押圧部33の形態としては、上記に説明したものの他に、図9や図10に示すように、蓋体3の上面31よりも、押圧部33の上端面33a1が下方に位置するような押圧リング33aを有したものとしても良い。これはつまり、図9に示すように、蓋体3の中央部が窪んだ形態とされたものである。あるいは、図5に示した蓋体3における押圧部33の下端面の位置を変えず、上端面の位置を下方に移動したものであるとも言える。この場合は、押圧リング33aが弁体4の周縁部の少なくとも一部を押圧する。
【0048】
また、この場合、蓋体側貫通孔32のうち中央側貫通孔32aは押圧リング33aに設けられる。一方、周辺側貫通孔32bは、上記の例と同じく、中央側貫通孔32aの周囲、つまり、押圧リング33aの平面視における外側に設けられている。
【0049】
上記のように、押圧リング33aの上端面33a1が蓋体3の上面31よりも一段下方寄りに位置しているため、上記の中央側貫通孔32aと周辺側貫通孔32bとが、蓋体3の上面31よりも下方であって、かつ、押圧リング33aの上方において連続する、連続空間32cを有する。このように連続空間32cが形成されたことにより、図17(C)に示すように、脱気時において、基体2の脱気口22を通過した気流を、中央側貫通孔32aと周辺側貫通孔32bとに加えて、連続空間32cにも通過させることができるため、蓋体3における通気面積を拡大することができ、より速やかな脱気が可能となる。
【0050】
また、この例では、後述するように、押圧リング33aが弁体4の突出部41を配位可能な形状とされている。具体的には、押圧リング33aの中心側における連結部35が図示したようにリング状に形成されており、この部分が弁体支持部33bとされる。この弁体支持部33bと弁体4との関係については後述する。
【0051】
ここで、図13に示した例においても、図13(B)に破線で示したように、後述の突出部41を備えた弁体4を用いるものとしているため、押圧部33の図示下端部分に、弁体4の突出部41が通る穴を備えた弁体支持部33bが設けられている。
【0052】
また、図9及び図10に示した例では、蓋部3の下面から突出するようにして通気妨害用壁37が設けられている。この通気妨害用壁37は、蓋部3の下面のうち引掛部34の設けられていない部分であって、引掛部34と同径の位置に、引掛部34と略同一高さに設けられた板状の突起である。なお、この通気妨害用壁37の高さに関しては、基体2に対して蓋体3をねじ込んで脱気弁1を閉鎖した際において、通気妨害用壁37の下端部が基体2の取付板23の上面(圧縮袋Bに取り付けられた状態の脱気弁1では、取付板23上に取り付けられた袋シートB1の表面)に干渉することで、脱気弁1を閉鎖することが阻害されない高さであれば、自由に決定できる。
【0053】
これにより、蓋体側貫通孔32(中央側貫通孔32a、周辺側貫通孔32b)及び押圧部33が、図17(A)に示すように、引掛部34及び通気妨害用壁37によって径方向外側を取り囲まれた状態とされる。なお、この例においては、引掛部34と通気妨害用壁37との間に隙間が設けられているが(図10参照)、引掛部34と通気妨害用壁37の両者が隙間なく、一体に形成されたものであっても良い。また、通気妨害用壁37が、引掛部34よりも径方向外側に形成されたものであっても良い。
【0054】
次に、この通気妨害用壁37の効果について述べる。図17(B)に示すように、基体2に対して蓋体3を緩め、蓋体3を最も上方に移動させた上で、蓋体3の対応部31aに電気掃除機の吸引口Nを押し当てて、袋内の空気を脱気口22を通じて脱気しようとする際には、本来の脱気口22を通り抜ける気流の他に、蓋体3の周囲から入り込んで、蓋体3と袋シートB1の間を通過し、側壁24を乗り越えて蓋体側貫通孔32に至る、好ましくない気流F2が発生する。この好ましくない気流F2は、本来なされるべき脱気口22からの脱気を阻害する要因となる。ここで、この通気妨害用壁37は、基体2における側壁24の径方向外側において、蓋体3の下面から下方に突出するように形成されたものであるため、この好ましくない気流F2をある程度遮断することができる。よって、この通気妨害用壁37が存在することにより、本来の脱気口22から集中して脱気ができ、迅速な脱気作業を可能とすることができる。
【0055】
上記のように好ましくない気流F2を有効に遮断するために、通気妨害用壁37の内面の径寸法は、基体2の側壁24の外面の径寸法よりも大きいものであって、かつ、通気妨害用壁37の内面と基体2の側壁24の外面とが干渉し合わない程度に接近した寸法とすることが望ましい。
【0056】
そして、この通気妨害用壁37は、少なくとも、蓋体3において蓋体側貫通孔32の設けられた部分が径方向外側へと延長された領域を周方向に横切るようにして設けられたものとすることが望ましい。
【0057】
ただし、上記のように通気妨害用壁37が形成された場合であっても、完全に上記の気流F2が遮断されると、袋内の脱気が終了した後も電気掃除機が引き続き吸引を続けようとすることにより、モーターが過負荷状態となって損傷する可能性があり、最悪の場合、発火事故を引き起こす可能性もある。よって、通気妨害用壁37は、蓋体3を緩めた場合において、通気妨害用壁37と取付板23との間に隙間が発生する形状としておき、気流F2が完全には遮断されず、袋内の脱気が終了した後に気流F2が通過できるようにすることが望ましい。
【0058】
なお、この図9及び図10に示した例では、通気妨害用壁37が蓋体3の下面から下方に突出して設けられたものであるが、上記のように、好ましくない気流F2を遮断することができるものであれば、これとは逆に、通気妨害用壁37が基体2の取付板23から上方に突出して設けられたものであっても良い。
【0059】
また、蓋体3の外周の形状についても種々に変更して実施し得る。例えば、図9及び図10に示すように、滑り止めとしての細かい凸条38を複数設けたものとしても良い。
【0060】
弁体4は、少なくとも一部分が、基体2の隔壁21と蓋体3とに囲まれた弁体収容室Sに配位されたものである。図14及び図15に示した例では、弁体4の全体が弁体収容室Sに配位されている。この弁体収容室Sは、詳しくは、側壁24と、隔壁21と、蓋体3の押圧部33の下端とにより規定されたものである。この例における弁体4は、基体2あるいは蓋体3に固定されたものではなく、あるいは特許文献1(日本国実開平5−44837号公報)に記載の考案のように、弾性体による付勢を受けたものでもない自由状態で弁体収容室S内に配位されている。よって、上記のように蓋体3が緩められた際に、弁体4が、弁体収容室S内を上下方向に移動可能である。また、脱気弁1を圧縮袋Bに取り付けた際でも、弾性体などの存在によって圧縮袋Bから突出してしまう部分を少なくできる。
【0061】
弁体4の平面視の形態については、蓋体3が緩められた際において、上記のように弁体収容室S内の上下動が可能であれば、円形や多角形など、種々の形態での実施が可能である。また、基体2における側壁24の内周面の寸法に略一致するものとし、水平方向には実質的な移動がなされないものとしても良いし、弁体収容室S内において水平方向に移動可能な形態としても良い。ただし、弁体4が水平方向にずれた場合であっても、脱気口22の全体を覆うことが可能であり、脱気口22の閉鎖について支障がないことを条件とする。なお、図14に示した例における弁体4の形態は長円形である。寸法は、長径が24mm、短径が20mmとされている。
【0062】
また、弁体収容室Sの上下方向の寸法は、少なくとも、弁体4の水平方向寸法のうち、弁体4の中心を通る最小寸法(本例では長円形の短径寸法)よりも小さく形成されており、この例のように弁体4が平板状であっても、弁体収容室S内で弁体4が裏返ってしまうことがなく、弁体4が確実に動作するものとされている。本例では、弁体収容室Sの上下方向の寸法が6mm以下となるようにされており、弁体4の厚みに比べて大きいため、電気掃除機による吸引時においても、電気掃除機のモーターが過負荷状態とならず、安全性が高い。
【0063】
この弁体4は、ゴムなどの軟質の樹脂からなるものであり、電気掃除機の吸引口Nを蓋体3の対応部31aに当接させ、吸引することによって蓋体3の側へ引き寄せられ、脱気口22から離反が可能である。図14に示した例における弁体4には、厚み0.6mmのゴムシートが用いられている。上記のように、弁体4が自由状態で弁体収容室S内に配位されており、弁体収容室S内を自由に移動可能なものとされているため、上記の吸引に対する弁体4の動作に時間差が発生することがなく、速やかな脱気が可能となっている。そして、上記の吸引終了後は、圧縮袋Bの内部の負圧と外部の正圧との圧力差によって、速やかに脱気口22に密着する。よって、図15(B)に示すように蓋体3を基体2に締め込まない状態であっても、圧縮袋B内の脱気状態は保たれる。そして更に、蓋体3が締め付けられた際には、図14(B)に示すように、蓋体3の押圧部33によって弁体4が下方に押え付けられるので、脱気口22を封じた状態に維持、固定することができる。
【0064】
ここで基体2について、図4(A)(B)に示すように、側壁24の内周面の少なくとも一部に沿って、ガイド部28が形成されたものとすることもできる。このガイド部28は、隔壁21から上方へと立ち上げられたものであり、その内周面が弁体4の水平方向の移動を規制する。つまりこの場合における弁体収容室Sは、上記の側壁24、隔壁21、押圧部33の下端に加え、ガイド部28によっても規定されたものとなる。
【0065】
図4(A)(B)に示したガイド部28は、平面視上で、取付板23の中心に対して180°ごとに2つ設けられている。そして、ガイド部28同士の間が、上記側壁24の内周面に沿う空間である隙間部29となる。この隙間部29の設けられた部分においては、例えば図15(B)に示すように、脱気口22から弁体4が離反した際に、脱気口22を通過した気流が、蓋体3の蓋体側貫通孔32のうちの周辺側貫通孔32bに至る流れとなり得るものであって、隙間部29を設けない場合よりもスムーズな脱気が可能となる。
【0066】
なお、図4(A)(B)に示したガイド部28の上面は水平面とされているが、傾斜した面としても良い。更に、このガイド部28の上面と当接する部材を蓋体3の側に設けても良い。また、このガイド部28の上面や内面に、上記のクリック用突起24bを設けても良い。また、3つ以上の複数のガイド部28を設け、それに対応して隙間部29の数量を増加させたものとしても良く、種々の形態で実施が可能である。
【0067】
ここで、上記に説明した弁体4は平板状のものであるが、図11に示すように、平板状とされた本体部42の上方に突出した突出部41を備えたものとすることもできる。この突出部41は、上記に説明したように、蓋体3の押圧リング33aに設けられた弁体支持部33bに、上下動可能に配位される。なお弁体4をこのような形状とした場合は、上記の本体部42が自由状態で弁体収容室S内に配位される。
【0068】
より具体的に、上記の突出部41は、図11(A)に示すように、弁体4における本体部42の中央に設けられたものであって、この突出部41の中間部41aが円形断面を有するものであり、断面の直径が、同じく円形に形成された弁体支持部33bの内径よりもやや小さいものである。また、この中間部41aの上下方向の寸法は、弁体支持部33bの上下方向の寸法よりも大きく形成されている。そして、突出部41の先端部41bは、弁体支持部33bの内径よりも大きく形成されている。よって、弁体支持部33bに取り付けられた弁体4は、抜け落ちることなく、中間部41aの上下方向の寸法の範囲内で上下動可能となる。
【0069】
このようにして、弁体4を蓋体3の一部に配位した場合には、弁体4を、ほとんど左右方向にずれないものとでき、弁体4(特に本体部42)を安定して作動させることができる。
【0070】
なお、このように弁体4に突出部41を設けた場合であっても、図11(B)に示すように、直径の拡大された先端部41bを設けず、一定の直径を有する突出部41としても良い。この場合であっても、弁体4(特に本体部42)の上下動は、弁体収容室Sの上下方向の寸法、つまり、隔壁21と押圧部33の下端との距離により規定される。
【0071】
また、この突出部41を設けた形態の弁体4は、図9及び図10に示したような、リング状に形成された弁体支持部33bを備えた蓋体3と組み合わせて用いられるが、この弁体支持部33bを備えた蓋体3と、突出部41を設けない平板状の弁体4とを組み合わせて用いても良い。
【0072】
上記の構成に係る脱気弁1は、図1に示すように、柔軟性を有する樹脂製の袋シートB1が、ヒートシールなどの手段によって周囲が貼り合わせられたことにより、内部に密封可能な空間が形成された圧縮袋Bに取り付けられて使用される。この圧縮袋Bには、収納物を出し入れするための開口部B2が設けられ、この開口部B2には、気密状態で閉鎖が可能なチャックB3が設けられる。
【0073】
この圧縮袋Bの使用にあっては、収納物を収納した後にチャックB3を閉鎖し、この状態で脱気弁1の基体2に対して蓋体3を緩め、図15(B)に示すように、蓋体3の対応部31aに電気掃除機の吸引口Nを押し当てて、袋内の空気を脱気口22を通じて脱気する。この脱気後の状態においても、弁体4と脱気口22とは、袋内外の圧力差により密着しているため、脱気状態を保持可能であるが、より確実に脱気状態を保持するためには、基体2に対して蓋体3をねじ込み、図14(B)に示すように、蓋体3の押圧部33により、弁体4を脱気口22に対して強制的に押さえつける。これにより、長期にわたって、その脱気した状態を保持することができる。
【0074】
なお、図18に示すように、圧縮袋Bの表面に脱気弁1の開閉状態を示す表示が印刷などにより設けられたものとしても良い。具体的には、脱気弁1における蓋体3の上面31に、矢印などの開度指示部39が設けられており、脱気弁1の開放状態における開度指示部39の位置に一致する袋シートB1の表面に開放位置表示部B4が設けられ、同じく閉鎖状態における開度指示部39の位置に一致する袋シートB1の表面に、閉鎖位置表示部B5が設けられたものである。なお、この開度指示部39は、図示した例のように蓋体3の上面31に限られず、蓋体3の表面であって、圧縮袋Bの使用者が視認容易な位置であれば、側面など他の位置に設けても良い。また、開度指示部39は蓋体3の成型時に同時に形成されたものであっても良いし、シールの貼り付けや、塗装などにより別個に形成されたものであっても良く、種々の手段で実施し得る。開放位置表示部B4及び閉鎖位置表示部B5についても同様に、シールの貼り付けなど種々の手段で実施し得る。
【0075】
上記のように開度指示部39及び表示手段B4,B5が設けられた場合にあっては、圧縮袋Bの使用者が脱気弁1の開閉状態を一目で確認することができ、より使いやすい圧縮袋Bとすることができる。
【0076】
本願発明の効果
本願の請求項1に係る発明は、蓋体3の上面31よりも、上端面33a1が下方に位置する押圧リング33aを有し、中央側貫通孔32aと周辺側貫通孔32bとが、蓋体3の上面31よりも下方であって、かつ、押圧リング33aの上方において連続する、連続空間32cを有することにより、脱気時において、中央側貫通孔32aと周辺側貫通孔32bとに加え、連続空間32cにも気流を通過させることができ、通気面積を拡大することができ、より速やかな脱気が可能な、圧縮袋用の脱気弁を提供できたものである。
【0077】
また、弁体収容室Sが、側壁24と、隔壁21と、蓋体3の押圧部33の下端とにより規定されており、弁体4が、基体2あるいは蓋体3に固定されたものではなく、弾性体による付勢を受けたものでもない自由状態で、少なくとも一部分が弁体収容室S内に配位されたものとして実施することにより、弾性体などの存在によって圧縮袋から突出してしまう部分を少なくでき、かつ、電気掃除機の吸引に対する弁体4の動作に時間差が発生することがなく、速やかな脱気が可能な、圧縮袋用の脱気弁を提供できたものである。
【0078】
また、弁体収容室Sの上下方向の寸法が、少なくとも、弁体4の水平方向寸法のうち、弁体4の中心を通る最小寸法よりも小さいものとすることにより、弁体4が裏返ってしまうことなく、確実に動作する、圧縮袋用の脱気弁を提供できたものである。
【0079】
また、基体2と蓋体3と弁体4とのみから構成されたものとして実施することにより、比較的簡易な構成である、圧縮袋用の脱気弁を提供できたものである。
【0079】
また、通気妨害用壁37が設けられたものとして実施することにより、蓋体3の周囲から入り込み、側壁24を乗り越えて蓋体側貫通孔32に至る、好ましくない気流F2をある程度遮断することができる。よって、この通気妨害用壁37が存在することにより、本来の脱気口22から集中して脱気ができ、迅速な脱気作業を可能とすることができたものである。
【0080】
また、上記の通気妨害用壁37が、蓋体3の下面から下方に突出して設けられたものであって、蓋体3の下面からの高さが、基体2に対して蓋体3をねじ込んで脱気弁1を閉鎖することが阻害されない高さとされており、少なくとも、蓋体3において蓋体側貫通孔32の設けられた部分が径方向外側へと延長された領域を周方向に横切るようにして設けられたものとして実施することにより、この通気妨害用壁37が脱気弁本来の機能を阻害せず、好ましくない気流F2をより効果的に遮断することができたものである。
【0081】
また、蓋体3の弁体支持部33bに、弁体4の突出部41が上下動可能に配位されたものとして実施することにより、弁体4を、ほとんど左右方向にずれないものとでき、弁体4を安定して作動させることができるものである。
【0083】
また、本願の請求項9の発明は、上記発明の効果を有する圧縮袋を提供できたものである。
【0084】
また、上記請求項8の発明の効果に加え、脱気弁1に開度指示部39が設けられ、袋シートB1に開放位置表示部B4及び閉鎖位置表示部B5が設けられたものとして実施することにより、圧縮袋Bの使用者が脱気弁1の開閉状態を一目で確認することができ、より使いやすい圧縮袋Bを提供することができたものである。

Claims (9)

  1. ねじ部(24a)を有し、かつ、圧縮袋(B)に設けられた貫通孔へ装着されることによって、圧縮袋(B)の脱気口となる基体(2)と、
    上記のねじ部(24a)にねじ込まれることにより、基体(2)の上側に取り付けられた蓋体(3)と、
    基体(2)及び蓋体(3)とは別体に形成された弁体(4)とを備えたものであり、
    上記の基体(2)は、圧縮袋(B)の内部と外部とを遮断する隔壁(21)が形成され、かつ、この隔壁(21)に圧縮袋(B)の内部と外部とを連絡する脱気口(22)が設けられており、
    上記の蓋体(3)の上面(31)には、電気掃除機の吸引口(N)に当接する対応部(31a)を有し、かつ、この対応部(31a)は、電気掃除機の吸引口(N)が当接された際に当該吸引口(N)の周縁に囲まれる領域に、蓋体(3)の内部へ通じる蓋体側貫通孔(32)を備えたものであり、
    上記弁体(4)は、少なくとも一部分が、基体(2)の上記隔壁(21)と上記蓋体(3)とに囲まれた弁体収容室(S)に配位されたものであり、
    この弁体(4)は、圧縮袋(B)の内部の負圧により脱気口(22)へ吸い寄せられて脱気口(22)を上側から塞ぐことが可能であるもので、かつ、蓋体(3)が緩められ、上方に移動した際に、電気掃除機の吸引によって蓋体(3)の側へ引き寄せられて、上記脱気口(22)から離反可能なものであり、蓋体(3)が締め付けられ、下方に移動した際に、脱気口(22)を封じた状態に維持するものである脱気弁において、
    上記のねじ部(24a)は、基体(2)において上方へと突出するように設けられた側壁(24)に形成されたものであり、
    蓋体(3)の下面には、蓋体(3)の上記ねじ込みに伴い、弁体(4)を押圧するための押圧部(33)を備え、
    上記の弁体収容室(S)は、上記の側壁(24)と、隔壁(21)と、蓋体(3)の押圧部(33)の下端とにより規定されており、
    上記のように蓋体(3)が緩められた際に、弁体(4)の上記一部分が、弁体収容室(S)内を上下方向に移動可能であり、
    上記押圧部(33)が押圧リング(33a)を有し、
    この押圧リング(33a)の上端面(33a1)は、蓋体(3)の上面(31)よりも下方に位置するものとされており、
    上記蓋体側貫通孔(32)が、押圧リング(33a)に設けられた中央側貫通孔(32a)と、押圧リング(33a)の平面視における外側に設けられた周辺側貫通孔(32b)とを備え、
    上記中央側貫通孔(32a)と上記周辺側貫通孔(32b)とが連続空間(32c)で連続しており、
    上記連続空間(32c)は、蓋体(3)の上面(31)よりも下方であって、かつ、押圧リング(33a)の上方において、上記中央側貫通孔(32a)と上記周辺側貫通孔(32b)とを連続させるものであることを特徴とする圧縮袋用の脱気弁。
  2. 上記弁体(4)が、上記基体(2)あるいは上記蓋体(3)に固定されたものではなく、弾性体による付勢を受けたものでもない自由状態で、上記一部分が弁体収容室(S)内に配位され、
    上記のように蓋体(3)が緩められた際に、上記弁体(4)が水平方向に移動しても、上記脱気口(22)の全体を覆うことが可能であることを特徴とする、請求項1に記載の、圧縮袋用の脱気弁。
  3. 蓋体(3)が緩められた際における、上記の弁体収容室(S)の上下方向の寸法が、少なくとも、弁体(4)の水平方向寸法のうち、弁体(4)の中心を通る最小寸法よりも小さいことを特徴とする、請求項2記載の、圧縮袋用の脱気弁。
  4. 上記の基体(2)と蓋体(3)と弁体(4)とのみから構成されたことを特徴とする、請求項1または2に記載の、圧縮袋用の脱気弁。
  5. 基体(2)の脱気口(22)及び蓋体(3)の蓋体側貫通孔(32)の径方向外側であって、かつ、蓋体(3)が基体(2)に取り付けられた状態における、基体(2)の側壁(24)の径方向外側に、通気妨害用壁(37)が設けられたことを特徴とする、請求項1または2に記載の、圧縮袋用の脱気弁。
  6. 上記の通気妨害用壁(37)が、蓋体(3)の下面から下方に突出して設けられたものであって、
    蓋体(3)の下面からの高さが、基体(2)に対して蓋体(3)をねじ込んで脱気弁(1)を閉鎖することが阻害されない高さとされており、
    少なくとも、蓋体(3)において蓋体側貫通孔(32)の設けられた部分が径方向外側へと延長された領域を周方向に横切るようにして設けられたことを特徴とする、請求項5に記載の、圧縮袋用の脱気弁。
  7. 弁体(4)が、上方に突出した突出部(41)を備え、
    上記蓋体(3)の押圧リング(33a)に弁体支持部(33b)が設けられ、
    この弁体支持部(33b)には、上記の突出部(41)が上下動可能に配位されたことを特徴とする、請求項6に記載の、圧縮袋用の脱気弁。
  8. 柔軟性を有する樹脂製の袋シート(B1)が貼り合わせられたことにより、内部に密封可能な空間が形成された圧縮袋(B)であって、
    上記の請求項1〜7のいずれかに記載の圧縮袋用の脱気弁(1)が、袋シート(B1)に取り付けられたことにより、上記空間に存在する空気を、脱気弁の脱気口(22)を通じて脱気可能であり、その脱気した状態を保持することができることを特徴とする圧縮袋。
  9. 脱気弁(1)における蓋体(3)の表面に開度指示部(39)が設けられたものであり、
    袋シート(B1)の、脱気弁(1)の開放状態における開度指示部(39)に一致する位置に、開放位置表示部(B4)が設けられ、
    脱気弁(1)の閉鎖状態における開度指示部(39)に一致する位置に、閉鎖位置表示部(B5)が設けられたことを特徴とする、請求項8に記載の圧縮袋。
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