JP4859579B2 - 装飾部品用セラミックス - Google Patents

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Description

本発明は、ブローチ、ネックレス、メダル、ボタン等の装身具用装飾部品、建材用装飾部品、キッチン用装飾部品等に用いられるセラミックスに関するものであり、特に、釣糸用の案内部材に好適に用いられて、美しい色調を醸し出すとともに、耐泥水性の高いセラミックスに関するものである。
釣具用部品、例えば釣糸用の案内部材には従来からプラスチックまたはステンレス等金属からなるものが一般的に用いられている。プラスチックまたは金属製の案内部材は、使用時に岩やコンクリートにぶつけても破損することはないが、硬度が低いために糸に付着した細かい砂等に擦られ、その表面に傷が付きやすく摩耗が大きいという問題があった。
そこで、最近ではこの問題を解決するために、特許文献1では周期表第4a族、第5a族金属元素から選ばれる少なくとも1種の炭化物、窒化物あるいは炭窒化物を容量比で50%以上含有するとともに、気孔率が5%以下である焼結体を用いた釣糸用の案内部材が提案されている。
また、特許文献2では、周期表第4a族、第5a族および第6a族金属の炭化物、窒化物および炭窒化物からなる60体積%以上の硬質相と、鉄族金属からなる40体積%以下の結合相とからなる釣糸用の案内部材が提案されている。
また、特許文献3では、チタンの窒化物を含む第1の硬質相と、アルミナまたはジルコニアの少なくとも1種を含む第2の硬質相と、ニッケルを含む結合相と、から構成される釣糸用の案内部材が提案されている。
特開平4−271739号公報 特開平4−281730号公報 WO2005/093110号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示された釣糸用の案内部材は、乾式下で釣糸と摺動させた場合、耐摩耗性に優れた良好な特性を示すものの、例えば、窒化チタン焼結体を用いた釣糸用の案内部材を湿式下で釣糸と摺動させた場合、摺動した部分の窒化チタンは酸化して酸化チタンとなってしまう。この酸化作用により、摺動した部分の窒化チタン粒子は1.5倍に体積膨張するため、酸化チタン粒子が脱離しやすい状態となり、釣糸用案内部材が短期間で摩耗するという問題があった。また、超硬焼結体を用いた釣糸用の案内部材では、魚が釣針に掛かったとしても、超硬焼結体自体の比重が大きくて感度が悪いため、釣り上げるタイミングを逸し、魚を逃がしてしまうという問題もあった。
また、特許文献3に開示された釣糸用の案内部材は、前述のような問題を解決するものであり、湿式下で釣糸と摺動させた場合でも第2の硬質相が第1の硬質相の脱離防止に寄与して良好な特性を示すものの、泥を含む海水が付着した釣糸との摺動では、第1の硬質相の脱離を完全に防げず、耐泥水性が十分ではないという問題を有していた。
本発明は、上記課題に鑑み、軽量であるとともに、装飾的価値が高く、しかも耐泥水性が良好な装飾部品用セラミックスを提供することを目的とする。
本発明の装飾部品用セラミックスは、平均結晶粒径が窒化チタン結晶より小さいジルコニア結晶を含み、窒化チタンを主成分とし、ジルコニア、ニッケルを含むセラミックスであって、前記ジルコニアから成るジルコニア結晶の少なくとも一部が前記窒化チタンから成る窒化チタン結晶内に分散されてなる硬質相と、前記ニッケルを主成分とし、前記硬質相を結合する結合相と、からなり、前記窒化チタン結晶の平均結晶粒径は1〜2.5μmであるとともに、前記ジルコニア結晶の平均結晶粒径が250nm以下であることを特徴とする。
また、前記ジルコニア結晶は、セラミックス100質量%に対する含有量が10質量%以上、18質量%以下であり、且つ、前記ジルコニア結晶100質量%に対する単斜晶ジルコニア結晶の割合が20質量%以上、50質量%以下であることを特徴とする。
さらに、前記セラミックスは、窒化チタンを67質量%以上、83質量%以下、前記ニッケルを4質量%以上、8質量%以下であることを特徴とする。
さらにまた、前記結合相は、クロムを有することを特徴とする。
またさらに、円環体の形状を成し、その圧環強度が750MPa以上であることを特徴とする。
さらにまた、本発明の装飾部品用セラミックスは、釣糸用の案内部材として用いられることを特徴とする。
本発明の装飾部品用セラミックスは、前記ジルコニアから成るジルコニア結晶の少なくとも一部が前記窒化チタンから成る窒化チタン結晶内に分散されてなる硬質相と、前記ニッケルを主成分とし、前記硬質相を結合する結合相と、からなることから、泥水中の摺動では窒化チタンからなる硬質相は、その表層が酸化して体積膨張するものの、窒化チタン結晶内に分散されてなるジルコニア結晶が窒化チタン結晶を保護するため、窒化チタン結晶の摩滅の進展が抑制されて、優れた耐泥水性を示すことができる。
また、前記ジルコニア結晶は、その含有量がセラミックス100質量%に対して含有量が10質量%以上、18質量%以下であり、且つ、前記ジルコニア結晶100質量%に対する単斜晶ジルコニア結晶の割合が20質量%以上、50質量%以下とすることにより、セラミックス全体の破壊靱性をより高め、セラミックス内のクラックの進展を食い止めることが可能となり、その結果、優れた耐泥水性を示すことができる。
さらに、前記窒化チタンを67質量%以上、83質量%以下、前記ニッケルを4質量%以上、8質量%以下とすることにより、耐泥水性と装飾的価値を兼ね備えた装飾部品用セラミックスとすることができる。
さらに、前記結合相がクロムを有することにより、より耐泥水性を高めることができる。
また、前記窒化チタン結晶の平均結晶粒径は1〜2.5μmであるとともに、前記窒化チタン結晶内に分散するジルコニア結晶の平均結晶粒径を250nm以下とすることにより、窒化チタン結晶内に分散するジルコニア結晶の分散性が向上し、窒化チタン結晶より優れた耐泥水性を示すことができる。
またさらに、装飾部品用セラミックスが円環体の形状を成す場合、その圧環強度を750MPa以上とすることで、例えば装飾部品用セラミックスを釣糸用の案内部材に用い、この案内部材を釣り場の岩礁や暗礁にぶつけても破損しないため、長期間使い続けることができる。
さらにまた、上記装飾部品用セラミックスは、優れた耐泥水性を有するので、釣糸用の案内部材として用いられるが好適である。
以下、本発明の最良の形態を説明する。
本発明の装飾部品用セラミックスは、平均結晶粒径が窒化チタン結晶より小さいジルコニア結晶を含み、窒化チタンを主成分とし、ジルコニア、ニッケルを含むセラミックスであって、窒化チタン結晶を主成分とする硬質層、この硬質層を結合するニッケルを主成分とする結合相とからなる。
前記硬質層は、主成分である窒化チタンからなる結晶が金色の色調の呈示に寄与し、装飾性を高めるものである。また、この窒化チタン結晶内には、前記ジルコニアから成るジルコニア結晶の少なくとも一部が分散されてなることが重要であり、汗や泥水等の水分が付着しやすい部材として用いられた際に、窒化チタン結晶の表層は酸化されて体積膨張するため、摩滅しやすい状態となるが、窒化チタン結晶内に分散されたジルコニア結晶は、窒化チタン結晶の体積膨張を抑制して摩滅の進展の抑制する作用を成す。
なお、硬質層以外に、結合相内に微量のジルコニア粒子として点在していても何等差し支えないが、セラミックス中に含有するジルコニアはその含有量を10質量%以上、18質量%以下であることが好ましく、さらにこれら含有されたジルコニアの大部分はジルコニア結晶として窒化チタン結晶内に分散されており、窒化チタン結晶内に分散されるジルコニア結晶は、セラミックス中のジルコニア結晶に対して90%以上であることが好ましい。
また、ジルコニア結晶の分散された割合(以下、分散割合という。)は耐泥水性や装飾的価値に影響を与える。ジルコニア結晶の分散割合が低くなると、泥水が付着したものを相手材として摺動させた場合、窒化チタン結晶の表層は酸化されて体積膨張し脱粒しやすくなるため、耐泥水性は低下する。一方、その割合が高くなると、ジルコニア結晶が呈する白色の影響が強くなるため、装飾部品用セラミックスが呈する金色の色調がくもり、装飾的価値が低くなる。
さらに、前記ジルコニア結晶が分散されてなる窒化チタン結晶における、前記ジルコニア結晶の分散割合は、10質量%以上、18質量%以下とすることが好ましい。この分散割合の範囲内であれば耐泥水性や装飾的価値を兼ね備えることができる。
なお、セラミックス100質量%に対するジルコニアの含有量は、蛍光X線分析法を用い、装飾部品用セラミックスを構成する各成分を半定量分析し、検出されたジルコニウムについては酸化物換算すればよい。また、硬質相と結合相とにまたがって存在するジルコニア結晶については、硬質相に50体積%以上存在するものを窒化チタン結晶内に分散するジルコニア結晶とみなし、その割合を求めた。
また、前記セラミックス100質量%に対してジルコニア結晶を10質量%以上、18質量%以下で含有してなり、且つ前記ジルコニアを成すジルコニア結晶100質量%に対する単斜晶ジルコニア結晶の割合が20質量%以上、50質量%以下とすることが好ましい。
ジルコニア結晶は高温において、立方晶となり、常温付近では立方晶から正方晶または単斜晶に変態する。特に単斜晶に変態した際、約7%程度の体積膨張をともない、ジルコニア結晶を主成分とするセラミックスを作製した場合、クラックが入る等の不具合が発生しやすい。そこで、ジルコニア結晶中に予め、Y、MgO、CaO、CeO等の安定化剤を固溶することで、単斜晶ジルコニア結晶の変態が抑制され、体積膨張を防止することが可能となる。本発明の装飾部品用セラミックスは、窒化チタン結晶内にジルコニア結晶の少なくとも一部が分散されてなることから、焼成工程において高温から常温へ温度低下する際にジルコニア結晶に単斜晶への変態が生じた場合、体積膨張により、窒化チタン結晶が圧縮された状態になりやすい。これにより、セラミックスの破壊靱性が高まり、セラミックス内のクラック進展を食い止めることが可能となり、その結果、優れた耐泥水性を示すことができる。前記単斜晶ジルコニア結晶の割合が20質量%未満においては、前述のようなジルコニア結晶の体積膨張が十分に生じることなく窒化チタン結晶の圧縮も大きくないため、クラックの進展効果を十分に発揮することができない。一方、単斜晶ジルコニア結晶の割合が50質量%を超えると、窒化チタン結晶内に分散するジルコニア結晶の体積膨張が大きくなるため、窒化チタン結晶の圧縮応力が大きすぎて、破壊靱性が低下し、耐泥水性が低下する。したがって、前記ジルコニア結晶100質量%に対する単斜晶ジルコニア結晶の割合は20質量%以上、50質量%以下とすることが好ましく、さらには25質量%以上、45質量%以下とすることにより、耐泥水性をより高めることができる。
なお、前記ジルコニア結晶中の単斜晶ジルコニア結晶の割合を調整するためには、安定化剤Yの固溶量が異なるジルコニア粉末を用いて、焼結体を作製することで得られる。安定化剤が多くなるにつれ、焼成後も立方晶、正方晶が安定して残留し、単斜晶ジルコニア結晶の割合は抑制される傾向がある。
なお、前記ジルコニア結晶中の単斜晶ジルコニア結晶の割合は、X線回折法を用いて単斜晶の(−111)及び(111)面のピーク強度と正方晶の(101)面のピーク強度を測定し、次式により算出したものをいう。
[Im(−111)+Im(111)]/[Im(−111)+Im(111)+It(101)]×100
ここで、Iは各ピーク強度、添え字m、tはそれぞれ単斜晶、正方晶を示す。
また、前記セラミックスは、窒化チタンを67質量%以上、83質量%以下、前記ニッケルを4質量%以上、8質量%以下の範囲で含有することが重要である。
前述したように、主成分である窒化チタンからなる結晶は金色の色調の呈示に寄与し、装飾性を高めるものであり、また硬質相として耐泥水性を保持するものであり、含有量が67質量%未満となると、金色に対し、黄色みが低下し、青みが強くなることで、金色の発色が薄くなり装飾性に劣り、かつ硬質相の割合が減少するため、耐泥水性も低く好ましくない。一方、含有量が83質量%を超えると、前記ニッケルを主成分とし、前記硬質相を結合する結合相の量が相対的に減少し、焼結性が著しく低下し、機械的強度等の機械的特性が低下する。
またニッケルを主成分とする結合相は、セラミックス100質量%に対して4質量%以上、8質量%以下で含有することが好ましく、結合相を4質量%未満とすると、装飾部品用セラミックスの緻密化が困難となり、一方、10質量%を越えると、装飾部品用セラミックスの色調がくもり、装飾的価値が低くなる傾向が強い。したがって、ニッケルの含有量は、4質量%以上、8質量%以下が好ましく、さらには、5質量%以上、7質量%以下がより好ましい。また、結合相にはニッケル以外に炭化クロム、炭酸マグネシウム、亜鉛等を含んでいてもよく、炭化クロムはセラミックス100質量%に対して6質量%以下、炭酸マグネシウム、亜鉛は装飾部品用セラミックスに対してそれぞれ1質量%以下であることが好適である。
なお、結合相においてニッケルを主成分とするとは、結合層を構成する成分に対してニッケルが50質量%以上を占めることをいい、特に52質量%以上であることが好適である。
特に、前記結合相にクロムを含有することが好ましく、クロムを含有することで結合相主成分のニッケルの酸化が抑制されて安定し、耐泥水性をより高めることができる。クロムの化合物形態としては、例えば炭化クロムがあり、セラミックス100質量%に対して5質量%以下で含有することがより好ましい。
ジルコニア結晶は、その粒径が耐泥水性や装飾的価値に影響し、粒径が大きいと耐泥水性は高くなるものの、その一方で、ジルコニア結晶が呈する白色の影響が強くなるため、装飾部品用セラミックスが呈する金色の色調がくもり、装飾的価値が低くなる。このような観点より、本発明の装飾部品用セラミックスでは、ジルコニア結晶の平均結晶粒径は、250nm以下とすることが好ましく、この範囲にすることで装飾的価値を維持しつつ、耐泥水性を高くすることができる。ジルコニア結晶の平均結晶粒径については、走査型電子顕微鏡(以下、SEMと言う。)を用い、倍率4000〜20000倍の画像より、サンプル数を5以上として測定、算出すればよく、ジルコニア結晶がチタン結晶内に分散されている状態は、前記画像とエネルギー分散型(EDS)X線マイクロアナライザーによって検出されるチタンおよびジルコニウムの分布状態を示す画像を照合することで確認することができる。
また、主成分を成す窒化チタン結晶の平均結晶粒径は、1〜2.5μmとすることが好ましく、ジルコニア結晶を窒化チタン結晶内に容易に分散することができるとともに、窒化チタン結晶の脱粒や摩滅の進展を抑制することができる。窒化チタン結晶の平均結晶粒径は、その大きさが大きいほどジルコニア結晶が窒化チタン結晶内に分散しやすくなるが、結晶粒径が大き過ぎると、水分が付着した際に窒化チタン結晶の表層は酸化されて体積膨張するため脱粒しやすくなる。一方、窒化チタン結晶の平均結晶粒径が小さ過ぎると、ジルコニアはジルコニア結晶として窒化チタン結晶内に分散しにくくなる。
なお、窒化チタンの平均結晶粒径は、SEMを用いて倍率4000〜6000倍の画像で表した装飾部品用セラミックスの断面をインターセプト法で測定するか、あるいはSEMで得られた倍率4000〜6000倍の画像を数値解析することで求めることができる。インターセプト法を用いる場合、具体的には、前記画像より一定長さの直線上にある結晶粒界の個数から粒径を測定して、その平均を算出する。ここで、直線の本数は、平均結晶粒径の測定値に片寄りがでないようにするため、5本以上にすることが好適である。なお、結合相は粒界相を形成するために非晶質となるので、平均結晶粒径の算出対象から必然的に除外される。
また、本発明の装飾部品用セラミックスでは、開気孔の直径の平均値、標準偏差および開気孔の占有面積率も耐泥水性や装飾性に影響する。これら特性値が大きいほど、泥水が付着したものを相手材として摺動させた場合、開気孔と摺動面とがなす稜線部より欠けが発生しやすくなり、特性値が小さいほど、欠けは発生しにくくなる。また、前記特性値が大きいと、摺動面における反射率が低下するため、装飾性が低下する。加えて、この装飾部品用セラミックスが釣糸用の案内部材として用いられた場合、前記特性値が大きいと、釣糸が稜線部で切れるおそれが高くなる。このような観点から、開気孔の直径の平均値および標準偏差がそれぞれ2μm以下および0.8μm以下であるとともに、開気孔の占有面積率を0.8%以下とすることが好適で、この範囲とすることで、耐泥水性、装飾性とも高くすることができ、また、釣糸が稜線部から受ける損傷が減少するので釣糸の寿命を伸ばすこともできる。
なお、開気孔の直径の平均値、標準偏差および開気孔の占有面積率は、金属顕微鏡を用いて、倍率を200倍にしてCCDカメラで表面の画像を取り込み、画像解析装置((株)ニレコ製(LUZEX―FS)等)により、画像内の1視野の測定面積を2.25×10−2mm、測定視野数を20、測定総面積を4.5×10−1mmとして測定すればよい。
なお、本発明の装飾部品用セラミックスは、不可避不純物として、珪素、リン、イオウ、マンガン、鉄、コバルト、ニオブ、モリブデンが挙げられ、装飾部品用セラミックスに対して各々1質量%以下とすることが好適である。
また、本発明の装飾部品用セラミックスは、釣糸用の案内部材として好適に用いることができ、特に、美しい色調に加えて、耐泥水性、圧環強度が高いため、円環状の案内部材として用いることにより、釣り場の岩礁や暗礁にぶつけても破損しないため、長期の使用に供することができる。円環状を成す案内部材は、その圧環強度を750MPa以上とすることが好ましく、案内部材へのマイクロクラックの発生を抑制し、装飾的価値も長期間維持することができる。
なお、圧環強度の測定については、被検体に荷重を与えるクロスヘッドを備えた精密荷重測定器を用いればよい。具体的には、精密荷重測定器の所定位置に装飾部品用セラミックスを配置し、クロスヘッドの移動速度を0.5mm/分として装飾部品用セラミックスに荷重を加え、この装飾部品用セラミックスが破壊したときの荷重を読み取り、次式にて
算出すればよい。σr=P(D−d)/(l・d)、
但しσr:圧環強度(Pa)、P:荷重(N)、D:装飾部品用セラミックスの外径(m)、d:装飾部品用セラミックスの((外径−内径)/2)(m)、l:装飾部品用セラミックスの厚み(m)とする。
また、本発明の装飾部品用セラミックスを前記釣糸用の案内部材として用いる場合の耐泥水性の評価方法としては、例えば、図1の概略構成図に示されるように、耐摩耗性評価装置を用いればよい。この耐摩耗性評価装置は、ナイロン製の糸6を駆動して走行させるモーター3と、所定位置で糸6に張力を与えるプーリー5と、糸6に泥水を付着させる水槽2とからなり、所定位置に治具(不図示)等で固定された円環体を成す装飾部品用セラミックス1にワイヤー7を介して糸6の張力を調整する荷重4が与えられ、泥水が付着した糸6が装飾部品用セラミックス1の内周面を摺動する構造となっている。
この摺動では、例えば、荷重4の質量を500g、糸6が装飾部品用セラミックス1の内周側を摺動する速度を60m/分、糸6の走行距離を3000m以上になるように設定すればよい。
また、前記釣糸用の案内部材として用いる場合、その破壊靱性K1Cを5MPa・m1/2以上とすることが好ましく、案内部材が岩礁にぶつかっても、マイクロクラックの発生を抑制でき、装飾的価値も長期間維持することができる。なお、破壊靱性K1Cについては、JIS R 1607−1995で規定するIF法に準拠して求めればよく、破壊靱性K1Cを5MPa・m1/2以上とするには、ジルコニアの粉末を10質量%以上、18質量%以下で含有することで得られ、特に、破壊靱性K1Cを6.0MPa・m1/2以上とすることが好ましい。
次に、本発明の装飾部品用セラミックスの製造方法について説明する。
本発明の装飾部品用セラミックスを得るには、先ず、硬質相を形成するための窒化チタンの粉末、窒化チタン結晶粒内に分散される、所定量のイットリア、マグネシア、カルシア、セリアのいずれかの安定化剤により、予め固溶安定化されたジルコニアの粉末、結合相を形成するためのニッケルの粉末を所定量秤量、混合して調合原料とする。より具体的には、平均粒径15μm以上、30μm以下の窒化チタンの粉末、平均粒径10nm以上、75nm以下の安定化ジルコニアの粉末、平均粒径5μm以上、20μm以下のニッケルの粉末を準備し、窒化チタンの粉末が65質量%以上、94質量%以下、ジルコニアの粉末が2質量%以上、25質量%以下、ニッケルの粉末が4質量%以上、10質量%以下となるように秤量、混合することが好適である。
特に、セラミックス100質量%に対するジルコニアの含有量を10質量%以上、18質量%以下とするには、平均粒径15μm以上、30μm以下の窒化チタンの粉末を67質量%以上、83質量%以下、平均粒径10nm以上、75nm以下の安定化ジルコニアの粉末を10質量%以上、18質量%以下、平均粒径5μm以上、20μm以下にニッケルの粉末を4質量%以上、8質量%以下とすればよい。
ここで、窒化チタンの粉末は化学量論的組成のTiNであっても、また非化学量論的組成のTiNであってもいいが、耐泥水性及び装飾性という観点から前記各粉末の純度は99%以上であることが好ましい。
次いで、調合原料にイソプロピルアルコール、メタノール等の有機溶媒を加え、ミルを用いて混合粉砕した後、バインダーとしてポリエチレングリコールを所定量添加、混合し、噴霧乾燥法により顆粒を得る。この顆粒を所定の成形型に充填し、所望の成形手段、例えば、乾式加圧、冷間静水圧加圧等により所望形状に成形し、成形体を得る。この成形体を必要に応じて、窒素雰囲気、アルゴン雰囲気等の非酸化性雰囲気中で脱脂し、窒素及び不活性ガスから選択される少なくとも1種のガス雰囲気中あるいは真空中で加熱焼結させて焼結体を得る。そして、焼結体をダイヤモンドペースト等の研磨砥粒でラップ加工したり、バレル研磨したりすることでより光沢のある金色の色調を得ることができる。
なお、成形体を窒素及び不活性ガスから選択される少なくとも1種のガス雰囲気中あるいは真空中で加熱焼結させたのは、酸化性雰囲気中で加熱焼結させると、窒化チタンが酸化して酸化チタンとなり、酸化チタンが本質的に備えている白色の色調の影響を受け、装飾部品用セラミックス全体の色調が白っぽくくすむからである。
また、成形手段として乾式加圧を選択した場合、装飾部品用セラミックスの開気孔は成形圧力の影響を受ける。成形圧力が低いと、焼成工程で緻密化が進行せず、成形圧力が高いと焼成工程で緻密化が容易に進行する。このような観点より、成形圧力を75MPa以上とすることが好適で、この範囲で成形することが、脱脂、焼成、研磨後に開気孔の直径の平均値および標準偏差がそれぞれ2μm以下および0.8μm以下であるとともに、開気孔の占有面積率を0.8%以下とするための前提条件となる。但し、成形圧力が高過ぎると、成形型の寿命が短くなるので、成形圧力は196MPa以下とすることが好適である。
焼成温度は、装飾部品用セラミックスの開気孔や圧環強度に影響を与える。焼成温度が低いと、緻密化が進行せず、開気孔が増えたり、機械的特性が低下したりするが、焼成温度が高くても、異常粒成長が発生し、機械的特性が低下するおそれが高くなる。このような観点より、焼成温度を1450℃以上、1600℃以下とすることが好適であり、この範囲で焼成することにより、研磨後に開気孔の直径の平均値および標準偏差がそれぞれ2μm以下および0.8μm以下であるとともに、開気孔の占有面積率が0.8%以下である装飾部品用セラミックスを得ることができる。特に、焼成温度を1500℃以上、1600℃以下とすることがさらに好ましく、この範囲で焼成すると、装飾部品用セラミックスが円環体の形状を成す場合、上述した圧環強度を750MPa以上とすることができる。
以上、詳述した装飾部品用セラミックスを釣糸用の案内部材に用いると、軽量であるとともに、装飾的価値が高く、しかも耐泥水性が向上するので、長期間使い続けることができる。
以下本発明の実施例を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
(実施例1)
先ず、窒化チタン粉末(純度99%以上、平均粒径22.3μm)、ニッケル粉末(純度99.5%以上、平均粒径12.8μm)およびジルコニア粉末(純度99.5%以上、平均粒径75nm)を秤量、混合して調合原料とした。また、平均粒径が上記窒化チタン粉末より小さい窒化チタン粉末(純度99%以上、平均粒径2μm)、平均粒径が上記ジルコニア粉末より大きいジルコニア粉末(純度99.5%以上、平均粒径2μm)およびニッケル粉末(純度99.5%以上、平均粒径12.8μm)を秤量、混合した調合原料を比較例とした。
次に、上記各調合原料に溶媒としてメタノールを加え、振動ミルを用いて72時間粉砕混合した後、ポリエチレングリコール等のバインダーを調合原料に対し、3質量%添加、混合し、噴霧乾燥法により顆粒とした。そして、得られた顆粒を圧力98MPaで加圧成形して、所望の円環状および円板状の成形体を作製した。これら成形体を窒素雰囲気中、600℃で脱脂した後、窒素雰囲気中、温度1450℃、保持時間2時間で焼成した。
円環状の焼結体については、回転バレル研磨機を用いて、バレル研磨し、円板状の焼結体については、主面である平面をダイヤモンドペーストを用いたラップ加工によりJIS B 0601−2000で規定する算術平均高さRa0.05〜0.23μmの表面に仕上げた。
窒化チタン結晶の平均結晶粒径については、SEMを用い、倍率6000倍の画像で表した円板状の装飾部品用セラミックスの断面をインターセプト法で測定した。具体的には、前記画像より一定長さの直線を5本引き、これら直線上にある結晶粒界の個数から粒径を測定して、その平均を算出した。ジルコニア結晶の平均結晶粒径については、SEMを用い、倍率20000倍の画像よりサンプル数を5として測定、算出した。
耐泥水性の評価については、概略構成を図1に示した耐摩耗性評価装置を用い、円環状の装飾部品用セラミックス1を所定位置に治具で固定した後、水0.001mに対して半磁器土10gを投入、混合して作製された泥水が付着したナイロン(東レ(製)銀鱗Σ3号)製の釣糸を糸6として、円環体状の装飾部品用セラミックス1の内周側で摺動させた。この摺動では、荷重4の質量を500g、糸6が装飾部品用セラミックス1の内周側を摺動する速度を60m/分、糸6の走行距離を3000m以上になるように設定し、糸6によって装飾部品用セラミックス1が摩耗した最大深さを摩耗深さとして測定した。
なお、この摩耗深さの測定は表面形状測定顕微鏡(測定部VF−7510/コントローラVF−7500、(株)キーエンス)を用いた。
また、JIS Z 8722−2000に準拠して、分光測色計(ミノルタ(製)CM−3700d)を用い、光源をCIE標準光源D65、視野角を10°に設定して、ラップ加工された円板状の装飾部品用セラミックス表面の色調を測定した。
そして、ジルコニア結晶が分散されてなる窒化チタン結晶における、ジルコニア結晶の分散された割合については、蛍光X線分析法により、円板状の装飾用セラミックスを構成する各成分を半定量分析し、検出されたジルコニウムを酸化物換算した。
但し、硬質相と結合相とにまたがって存在するジルコニア結晶については、硬質相に50体積%以上存在するものを窒化チタン結晶内に分散するジルコニア結晶とみなし、前記割合を求めた。
Figure 0004859579
表1から判るように、比較例である窒化チタン結晶の平均結晶粒径が1μm未満と小さく、ジルコニア粒子が窒化チタン結晶内に分散されていない試料No.1は、摩耗深さは2.3μmと大きいものとなった。
一方、本発明実施例であるジルコニア粒子が窒化チタン結晶内に分散された試料No.2〜12は、摩耗深さが0.95μm以下と小さくなり、機械的特性が優れ、また色調も美しい金色の色調を呈する範囲(明度指数L=61.0〜69.1,クロマティクネス指数a=6.8〜7.9,クロマティクネス指数b=13.7〜24.5)にあり、装飾的価値が高いことがわかった。
特に、窒化チタン結晶の平均結晶粒径は1〜2.5μmであるとともに、窒化チタン結晶内に分散するジルコニア結晶の平均結晶粒径が250nm以下の場合試料No.2〜6は、摩耗深さが0.85μm以下とさらに小さい上、鮮やかさを示すクロマティクネス指数a*,b*はそれぞれ7.3以上,17.8以上と高いものであった。
また、窒化チタン結晶の平均結晶粒径および窒化チタン結晶内に分散するジルコニア結晶の平均結晶粒径が略同じである試料No.8〜12を比べると、窒化チタン結晶におけるジルコニア結晶の分散された割合が低くなるほど、摩耗深さが大きくなり、耐泥水性は低くなっているが、明度指数L,クロマティクネス指数a,bは高くなることがわかった。一方、この割合が高くなるほど、明度指数L,クロマティクネス指数a,bは高くなっているが、摩耗深さが小さくなることがわかった。
(実施例2)
次に、表1の試料No.5において、純度99.5%以上のジルコニア粉末に代わり、予め安定化剤Yの固溶量を調整したジルコニア粉末をそれぞれ用いて、セラミックス中のジルコニアを成すジルコニア結晶100質量%に対する単斜相晶ジルコニア結晶の割合を種々変更し、上述と同様な製法にて円環状および円板状の焼結体を作製した。
なお、単斜晶ジルコニア結晶の割合は、実施形態に上述の通り、X線回折法を用いて単斜晶の(−111)及び(111)面のピーク強度と正方晶の(101)面のピーク強度を測定し、次式により算出した。
[Im(−111)+Im(111)]/[Im(−111)+Im(111)+It(101)]×100 ここで、Iは各ピーク強度、添え字m、tはそれぞれ単斜晶、正方晶を示す。
また、セラミックス100質量%に対するジルコニアの含有量は、蛍光X線分析法により求め、窒化チタン結晶、ジルコニアの各平均結晶粒径、摩耗深さおよび色調については実施例1で用いた方法と同じ方法で測定した。破壊靱性K1Cについては、JIS R 1607−1995で規定するIF法に準拠して求めた。
Figure 0004859579
表2から判るように、セラミックス中のジルコニア結晶100質量%に対する単斜晶ジルコニア結晶の割合が20質量%以上、50質量%以下である試料No.16〜21は、
破壊靱性が6.1MPa・m1/2以上であり、摩耗深さは1μm以下と機械的特性が優れ、色調も美しい金色の色調を呈する(明度指数L=61.0〜69.1,クロマティクネス指数a=6.8〜7.9,クロマティクネス指数b=13.7〜24.5)範囲となることがわかった。特に、単斜晶ジルコニア結晶の割合が25質量%以上、45質量%以下の試料No.17〜20は、破壊靱性が6.2MPa・m1/2以上であり、摩耗深さは0.9μm以下と機械的特性がより優れていることがわかった。
本発明の装飾部品用セラミックスは、装飾的価値、機械的特性および摺動性に優れるので、釣糸用の案内部材以外にも時計用ケース,時計用バンド駒等の時計用装飾部品を始め、ブローチ,ネックレス,イヤリング,リング,ネクタイピン,タイタック,メダル,ボタン等の装身具用装飾部品や、床,壁,天井を飾るタイルあるいはドアの取手等の建材用装飾部品や、スプーン,フォーク等のキッチン部品用装飾部品として好適に用いることができる。
本発明の装飾部品用セラミックスの耐泥水性を評価する装置を示す概略構成図である。
符号の説明
1:装飾部品用セラミックス
2:水槽
3:モーター
4:荷重
5:プーリー
6:糸
7:ワイヤー

Claims (8)

  1. 平均結晶粒径が窒化チタン結晶より小さいジルコニア結晶を含み、窒化チタンを主成分とし、ジルコニア、ニッケルを含むセラミックスであって、前記ジルコニアから成るジルコニア結晶の少なくとも一部が前記窒化チタンから成る窒化チタン結晶内に分散されてなる硬質相と、前記ニッケルを主成分とし、前記硬質相を結合する結合相と、からなり、前記窒化チタン結晶の平均結晶粒径は1〜2.5μmであるとともに、前記ジルコニア結晶の平均結晶粒径が250nm以下であることを特徴とする装飾部品用セラミックス。
  2. 前記ジルコニアは、セラミックス100質量%に対する含有量が10質量%以上、18質量%以下であり、且つ、前記ジルコニアを成すジルコニア結晶100質量%に対する単斜晶ジルコニア結晶の割合が20質量%以上、50質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の装飾部品用セラミックス。
  3. 前記窒化チタンを67質量%以上、83質量%以下、前記ニッケルを4質量%以上、8質量%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の装飾部品用セラミックス。
  4. 前記結合相は、クロムを有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の装飾部品用セラミックス。
  5. 前記ジルコニア結晶が分散されてなる窒化チタン結晶における、前記ジルコニア結晶の分散された割合は、10質量%以上、18質量%以下であることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の装飾部品用セラミックス。
  6. 前記セラミックスの破壊靱性K1Cを5MPa・m1/2以上であることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の装飾部品用セラミックス。
  7. 円環体の形状を成し、その圧環強度が750MPa以上であることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の装飾部品用セラミックス。
  8. 釣糸用の案内部材として用いられることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の装飾部品用セラミックス。
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