JP4858487B2 - 画像送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像データを受信し複数の配信先へ中継転送する画像送受信装置に関する。
インターネットファックスなどの電子メールシステムを利用したファックス中継システムでは、メールヘッダに転送先情報(宛先情報)を記載することが多い。また、メールアドレスをバーコード画情報に変換して送信文書に付加するようにした技術なども開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平10−56549号公報
しかしながら、メールヘッダに転送先情報を記載する場合には、中継側で転送先情報を容易に盗み見できてしまうなどセキュリティやファイアウォールの問題があり、導入が望ましくないケースがある。また特許文献1の技術では、メールアドレスをバーコード画情報に変換してはいるものの、中継側でプリントされたりそのまま配信されたりすると、バーコード化されたメールアドレスが外部に流出し容易に解読されるおそれがあるため、セキュリティ上好ましくない。特に複数の配信先を指定して同報送信を行う場合には、それぞれの配信先に他の配信先のメールアドレスを送りつけてしまうことになり、情報漏洩の観点で好ましくない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、転送先情報が付加された画像データを中継転送して同報送信する場合の配信先や中継先からの転送先情報の漏洩を防止することができる画像送受信装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]画像データを送受信する送受信部と、
前記送受信部で受信した画像データが表す画像に転送先情報が付加されているか否かを識別し、付加されている場合は該転送先情報が前記画像上で解読不能となるように前記画像データを加工して前記転送先情報が示す転送先に前記送受信部を通じて転送する制御部と、
を備える
ことを特徴とする画像送受信装置。
上記発明では、受信した画像データが表す画像に転送先情報が付加されている場合には、その転送先情報が画像上で解読不能となるように画像データを加工して転送先情報が示す転送先に転送する。画像データの転送先(配信先)では、画像データに基づく画像を形成して出力したり表示部に表示したりした際に、画像上では転送先情報が解読不能であるため、転送先情報を認識することは不可能となる。
[2]画像データに基づく画像を記録紙に形成して出力する画像形成部を備え、
前記制御部は、前記送受信部で受信した画像データが表す画像に前記転送先情報の他に当該画像送受信装置の宛先情報が付加されているか否かを識別し、付加されている場合は前記画像形成部に前記加工した画像データに基づく画像の形成を行わせる
ことを特徴とする[1]に記載の画像送受信装置。
上記発明では、受信した画像データが表す画像に転送先情報の他に当該画像送受信装置の宛先情報が付加されている場合、すなわち、画像データの中継先も配信先の一つに含まれている場合には、転送先情報が画像上で解読不能となるように画像データを加工し、その画像データに基づく画像を形成して出力する。このような中継先(配信先の一つ)で出力される画像上でも転送先情報は解読不能であるため、転送先情報を認識することは不可能となる。
[3]前記制御部は、前記転送先情報に対応するデータを異なるデータに置き換えることで前記転送先情報を前記解読不能にする
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像送受信装置。
上記発明では、転送先情報を解読不能にするには、転送先情報に対応するデータを異なるデータに置き換えることにより行う。異なるデータへの置き換えは、たとえば、転送先情報を白塗りや黒塗り、中身の情報自体を潰した(破壊した)画像のデータなどに置き換えることにより行う。このようなデータの置き換え(変換)によって転送先情報を簡単かつ確実に解読不能にすることができる。
[4]前記制御部は、前記画像データを複数の中継先を経て前記転送先に転送することを示す転送経路情報が前記画像に付加されているか否かを識別し、付加されている場合は該転送経路情報が示す転送経路の最後の前記転送先に前記画像データを転送するときに前記加工を行う
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の画像送受信装置。
上記発明では、画像データを複数の中継先を経て転送先に転送する場合には、その転送経路情報が示す転送経路の最後の転送先に画像データを転送する画像送受信装置が上記の加工を行って、すなわち、転送先情報が画像上で解読不能となるように画像データを加工して、転送先情報が示す転送先に画像データを転送する。これにより、複数の中継先を介して行う画像データの配信が可能になると共に、画像データの転送先(配信先)における転送先情報の認識を不可能にすることができる。
本発明の画像送受信装置によれば、転送先情報が付加された画像データを中継転送して同報送信する場合の配信先や中継先からの転送先情報の漏洩を防止できるようになる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像送受信装置としての複合機(MFP;Multi Function Peripheral/Multi Function Printer)10を備えたファックス中継システム(ファックス中継同報システム)5のシステム構成例を示している。
ファックス中継システム5は、画像をファックスで同報送信する送信機としての複合機11(図中では「MFP1」と表記)と、同報送信される画像の配信先となる複合機12(図中では「MFP3」と表記)、ファックス機13(図中では「FAX機」と表記)、パーソナルコンピュータ(Personal Computer;PC)などの端末14(図中では「PC1」と表記)および端末15(図中では「PC2」と表記)と、画像の中継転送(中継同報送信)を行う中継機としての上記の複合機10とを備えている。
複合機10と複合機11は、原稿のコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファックス機能、電子メール機能などを備えている。これらは同一構成としてもよく、あるいは実質的に同じ構成としてもよい。またファックス機能としては、電話回線上の相手機のファックス番号を指定してファックス送信する機能(G3ファックス機能など)の他に、インターネット上の相手機のメールアドレスを指定してファックス送信するインターネットファックス機能や、イントラネット上の相手機のIPアドレスを指定してファックス送信するイントラネットファックス機能(IPファックス機能)などを備えている。ここでは、送信機の複合機11は「コニカ(株)」に設置されていてファックス番号が「042−111−1111」に設定されている。中継機の複合機10は「ミノルタ(株)」に設置されていてファックス番号が「042−111−2222」に設定されている。
配信先1の複合機12は、複合機10、11と同様に、原稿のコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファックス機能、電子メール機能などを備えており、ここではIP(Internet Protocol)アドレスが「10.11.12.13」に設定されている。配信先2のファックス機13は、ファックス機能やプリンタ機能などを備えており、ここではファックス番号が「03−1111−1111」に設定されている。配信先3の端末14は、電子メール機能などを備えており、ここではメールアドレスが「aaa@mnlt.ne.jp」に設定されている。配信先4の端末15は、電子メール機能などを備えており、ここではメールアドレスが「bbb@mnlt.ne.jp」に設定されている。
また複合機10と複合機11は、LAN(Local Area Network)などのネットワークおよび電話回線を含む通信回線16で接続されている。複合機10と複合機13も同様に、LANなどのネットワークおよび電話回線を含む通信回線17で接続されている。複合機10とファックス機13は、電話回線18で接続されている。複合機10と端末14は、LANなどのネットワーク19で接続されている。複合機10と端末15も同様に、LANなどのネットワーク20で接続されている。
図2は、複合機10、11の概略構成を示している。複合機10、11は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory)23と、入出力バッファ24と、ハードディスク装置25(図中では「HDD(Hard Disk Drive)」と表記)と、操作表示部26と、スキャナ部27と、プリンタ部28と、ファックス通信部29と、ネットワークインターフェース部30と、QRコード(Quick Response code(登録商標))生成部31と、QRコード解析部32と、画像解析部33と、画像加工部34とがバス35を介して接続されて構成される。
CPU21は、ROM22に格納されているプログラムに基づいて複合機10の動作を制御する。RAM23はCPU21がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリとして使用されるほか、画像データを一時的に保存するための画像メモリなどにも使用される。
入出力バッファ24は、複合機10、11内の各部でデータがやり取りされるときの処理速度や転送速度の差を補うために、入力されたデータや出力するデータを一時的に記憶するバッファ機能を果たす。ハードディスク装置25は、各種の保存データなどを格納するほか、原稿のコピーや端末などの外部装置から依頼された印刷における画像データなども保存する。
操作表示部26は、ユーザに各種の操作画面や案内画面を表示する表示部としての機能と、ユーザが複合機10、11に対して行う各種の操作を受け付ける操作部としての機能とを果たす。ここでは、操作表示部26は液晶ディスプレイとその画面上に設けられたタッチパネルと、各種のスイッチ類とで構成される。
スキャナ部27は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。スキャナ部27は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光を受光して原稿を幅方向に1ライン分読み取るイメージセンサと、イメージセンサによるライン単位の読み取り位置を原稿の長さ方向に移動させるスキャン機構と、原稿からの反射光をイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路などで構成される。
プリンタ部28は、入力された画像データに対応する画像を記録紙に印刷して出力する機能を果たす。たとえば、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置などを備え、電子写真プロセスによって記録紙上に画像を形成するレーザープリンタなどとして構成される。
ファックス通信部29は、ファックス機能を備えた外部装置と電話回線を通じてファックス送受信する機能を果たす。ネットワークインターフェース部30は、E‐mailサーバ40とネットワークを通じて電子メールを送受信したり、図示しない外部装置とネットワークを通じて通信したりする機能を果たす。
QRコード生成部31は、入力されたデータをQRコードに変換する機能を果たす。QRコード解析部32は、QRコードを解読(解析)する機能を果たす。画像解析部33は、入力された画像データが表す画像に含まれているQRコードを検索する機能を果たす。画像加工部34は、入力された画像データが表す画像にQRコードを付加したり、画像に付加されているQRコードを削除したりする機能を果たす。
次に、ファックス中継システム5における送信機としての複合機11と中継機としての複合機10の動作について説明する。
図3は、複合機11によるファックス送信時の処理の流れを示している。複合機11のCPU21は、操作表示部26を通してファックスモードが選択されると本処理を開始し(Start)、スキャナ部27で読み取られた原稿の画像データをRAM23に一旦保存する(ステップS101)。続いて、操作表示部26を通して入力された相手機の宛先情報をRAM23に記憶する(ステップS102)。
本例では、相手機は複合機10であり、電話回線を使用したファックス送信を行うため、宛先情報として複合機10のファックス番号が入力される。なお、インターネットファックスで送信する場合は複合機10のメールアドレスが入力され、イントラネットファックスで送信する場合は複合機10のIPアドレスが入力されることになる。また、これらの宛先情報を予め登録しておき、操作表示部26を通して選択することで宛先情報の入力を行うようにしてもよい。
続いてCPU21は、操作表示部26を通して配信先の宛先情報(転送先情報)が入力されたか否かを判断する(ステップS103)。この配信先の宛先情報についても予め登録しておき、操作表示部26を通して選択されることで入力されるようにしてもよい。配信先の宛先情報が入力されない場合には(ステップS103;No)、CPU21は、操作表示部26を通してファックス送信の開始操作を受け付けると、RAM23に保存した原稿の画像データを読み出して指定された相手機の宛先に送信し(ステップS106)、本処理を終了する(End)。
本例の場合は、原稿の画像データがファックス通信部29から電話回線(図1の通信回線16)を通じて複合機10に送信される。なお、インターネットファックスやイントラネットファックスの場合は、原稿の画像データがネットワークインターフェース部30からネットワークを通じて複合機10に送信されることになる。
配信先の宛先情報が入力された場合には(ステップS103;Yes)、CPU21は、その宛先情報をQRコード生成部31に入力し、QRコードに変換する(ステップS31)。続いてCPU21は、QRコード生成部31から出力されたQRコードとRAM23に保存されている原稿の画像データとを画像加工部34に入力し、画像データが表す画像上(原稿上)にQRコードを付加する。
本例では、配信先が複合機12、ファックス機13、端末14、端末15の4箇所となっており、その配信先1〜4の宛先情報が入力され、それぞれの宛先情報を示すQRコードが生成されて原稿上に付加される。宛先情報の詳細は、複合機12ではIPアドレス、ファックス機13ではファックス番号、端末14と端末15ではメールアドレスである。
そしてCPU21は、操作表示部26を通してファックス送信の開始操作を受け付けると、配信先の宛先情報をQRコード化して付加した原稿の画像データを、指定された相手機の宛先に送信し(ステップS106)、本処理を終了する(End)。
図4は、複合機11から複合機10へ送信されるファックス画像50の一例を示している。ファックス画像50では、ヘッダ部などに送信元(発信元)情報が記載され、送信日時やページ番号を記載する設定の場合はそれらの情報も記載される。たとえば、ヘッダ部の左側に送信元を識別するための送信元名51と送信元ファックス番号52を記載し、ヘッダ部の右側に送信日時53と送信ページ番号54を記載する。またQRコードは、ヘッダ部の中央部などに設けられた空白部に記載する。
本例のような同報送信では送信先(配信先)が複数存在する。たとえば、1つの配信先の宛先情報を1つのQRコードに変換して生成した複数のQRコード55、56、57、58、59を横一列(一行)に並べて上記の空白部に記載するなどが可能である。また、QRコードの数が多くなる場合は、複数行にして記載してもよい。また、複数の宛先情報を1つのQRコードにまとめて、QRコードの生成数および記載数を減らすようにしてもよい。
図5は、複合機10によるファックス受信および中継転送時の処理の流れを示している。複合機10のCPU21は、ファックス通信部29またはネットワークインターフェース部30にて画像データ(ファックス画像)を受信すると(ステップS111)、画像データをRAM23に一旦保存する。続いて、その画像データを画像解析部33に入力し、画像データが表す画像の所定位置(ヘッダ部など)に付加されているQRコードを検索し、QRコードの有無を判別(識別)する(ステップS112)。
QRコードがない場合には(ステップS112;No)、CPU21は、画像データをプリンタ部28に入力して印刷を実行し(ステップS118)、本処理を終了する(End)。これは送信先が自機に指定されていて転送先(配信先)の指定がない場合である。この場合には、複合機10は画像データの中継転送は行わず、複合機11から自機に向けて送られた画像データに基づくファックス画像を印刷出力するように動作する。
QRコードがある場合には(ステップS112;Yes)、CPU21は、画像解析部33で検索されたQRコードをQRコード解析部32に入力し、QRコードから配信先の宛先情報を取得してRAM23に記憶する(ステップS114)。続いてCPU21は、画像データを画像加工部34に入力して画像データが表す画像上からQRコードを削除し(ステップS115)、RAM23に記憶した宛先情報が示す宛先にその画像データを転送する(ステップS116)。そして、QRコードから取得した配信先の宛先情報に自機(複合機10)の宛先情報が含まれていない場合には(ステップS117;No)、本処理を終了する(End)。
本例の場合は、複合機10が複合機11から受信した画像データが表す画像上には、配信先となる複合機12、ファックス機13、端末14、端末15の各宛先情報を示すQRコードが付加されている。複合機11は、そのQRコードを画像上から削除した画像データを各配信先に中継転送するように動作する。
また、QRコードから取得した配信先の宛先情報に自機の宛先情報が含まれている場合には(ステップS117;Yes)、CPU21は、画像加工部34にて加工した画像データをプリンタ部28に入力して印刷を実行し(ステップS118)、本処理を終了する(End)。これは配信先に自機も指定されている場合である。この場合には、複合機10は受信した画像データに上記の加工を施して配信先へ中継転送すると共に、その加工した画像データに基づくファックス画像を印刷出力するように動作する。
図6は、複合機11から上述のファックス画像50(図4参照)を受信した複合機10が配信先へ中継転送する際のファックス画像60の一例を示している。ファックス画像60は、ファックス画像50のヘッダ部に記載されていた送信元名51、送信元ファックス番号52、送信日時53、送信ページ番号54がそのまま残され、複数のQRコード(複数の配信先の各宛先情報)が全て削除されて各配信先へ転送される。
図7は、複合機10から上記のファックス画像60を受信した複合機12により印刷出力されたプリント70の一例を示している。プリント70は、ファックス画像60(ファックス画像50)のヘッダ部に記載されていた複合機11の送信元名51や送信元ファックス番号52、送信日時53、送信ページ番号54がそのままヘッダ部に記載される。送信元の複合機11でヘッダ部に記載されたQRコードは存在しない状態となる。また、中継経路を明確に示す必要があるなどの理由で、中継機となる複合機10も送信元情報を記載するように設定されている場合にはその情報も記載される。たとえば、図示のように、プリント70のヘッダ部における複合機11(送信機)の送信元情報の上側に、複合機10(中継機)の送信元情報として、複合機10の送信元名71や送信元ファックス番号72、複合機11による送信日時73や送信ページ番号74が記載される。
このように、本実施の形態に係るファックス中継システム5では、画像をファックスで同報送信し中継転送して配信する場合に、送信元の複合機11は、配信先の宛先情報(転送先情報)をQRコードに変換してファックス送信する画像データに付加し、その画像データを中継先の複合機10に送信する。複合機10は、受信した画像データが表すファックス画像にQRコードが付加されている場合には、QRコードから取得した配信先の宛先情報を記憶し、ファックス画像上からQRコードを削除した画像データをその宛先情報が示す宛先に中継転送する。画像データの転送先(配信先)では、画像データに基づくファックス画像を印刷出力したり表示部に表示したりした際にファックス画像上にQRコードが存在しないため、配信先の宛先情報を認識することは不可能となる。
また、中継先の複合機10は、受信した画像データが表すファックス画像に配信先として自機の宛先情報を示すQRコードが付加されている場合には、中継転送する画像データと同様に、QRコードを削除した画像データに基づくファックス画像を印刷出力する。このような中継先で出力されるファックス画像上にもQRコードが存在しないことで、配信先の宛先情報を認識することは不可能となる。
したがって、宛先情報(転送先情報)が付加された画像データを中継転送して同報送信する場合の配信先や中継先からの配信先の宛先情報の漏洩を防止できるようになる。
[第2の実施の形態]
図8は、本発明の第2の実施の形態に係るファックス中継システム7のシステム構成例を示している。本実施の形態は、第1の実施の形態で説明した複合機10を含む複数の中継先を経て画像をファックスで配信(同報送信)する場合の例である。
ファックス中継システム7では、第1の実施の形態と同じく複合機11(図中では「MFP1」と表記)が送信機となっている。複合機11からファックスで同報送信される画像の配信先は、端末81(図中では「PC3」と表記)と、ファックス機82(図中では「FAX機1」と表記)と、複合機83(図中では「MFP5」と表記)と、複合機84(図中では「MFP6」と表記)と、ファックス機85(図中では「FAX機2」と表記)と、端末86(図中では「PC4」と表記)となっている。
上記の配信先のうち、端末81と、ファックス機82と、複合機83とは、第1の実施の形態では「配信先3」として説明した複合機12(図中では「MFP3」と表記)の配下に接続されている。複合機12は、第1の実施の形態と同様に複合機10の配下に接続されている。複合機84と、ファックス機85と、端末86とは、複合機80(図中では「MFP4」と表記)の配下に接続されており、複合機80は、複合機10の配下に接続されている。
このファックス中継システム7では、第1の実施の形態で説明した複合機10の他に、複合機12と複合機80も中継機として機能を果たす。詳細には、中継機2の複合機12と中継機3の複合機80は、中継機1の複合機10から1次転送された画像データを各配信先に2次転送する役割を担っている。
また複合機80や複合機83、84は、複合機10、11、12と同様に、原稿のコピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファックス機能、電子メール機能などを備えている。端末81、86は電子メール機能などを備えており、ファックス機82、85はファックス機能やプリンタ機能などを備えている。
複合機12は「ミノルタ(株)」に設置されており、第1の実施の形態で説明したようにIPアドレスが「10.11.12.13」に設定されている。複合機80も「ミノルタ(株)」に設置されていて、複合機10とはLANなどのネットワークおよび電話回線を含む通信回線90で接続されており、IPアドレスが「10.11.12.14」に設定されている。
配信先1の端末81は、複合機12とはLANなどのネットワーク91で接続されており、メールアドレスが「ccc@mnlt.ne.jp」に設定されている。配信先2のファックス機82は、複合機12とは電話回線92で接続されており、ファックス番号が「03−1111−2222」に設定されている。配信先3の複合機83は、複合機12とはLANなどのネットワークおよび電話回線を含む通信回線93で接続されており、IPアドレスが「10.11.12.15」に設定されている。
配信先4の複合機84は、複合機80とはLANなどのネットワークおよび電話回線を含む通信回線94で接続されており、IPアドレスが「10.11.12.16」に設定されている。配信先5のファックス機85は、複合機80とは電話回線95で接続されており、ファックス番号が「03−2222−2222」に設定されている。配信先6の端末86は、複合機80とはLANなどのネットワーク96で接続されており、メールアドレスが「ddd@mnlt.ne.jp」に設定されている。
このファックス中継システム7のように、ファックスで同報送信する画像を複数の中継先を経て配信する場合には、送信機となる複合機11にて、配信先の他に転送経路も指定するようにする。たとえば、配信先1(端末81)と、配信先2(ファックス機82)と、配信先3(複合機83)へは、中継機1(複合機10)から中継機2(複合機12)を経由して転送し、配信先4(複合機84)と、配信先5(ファックス機85)と、配信先6(端末86)へは、中継機1(複合機10)から中継機3(複合機80)を経由して転送する、といった指定を操作表示部26を通して行うようにする。
複合機11では、相手機を含む複数の中継先および配信先の宛先情報の入力と、上記のような転送経路情報の入力とが行われると、CPU21は、相手機以外の中継先および配信先の宛先情報をQRコード生成部31に入力してQRコードに変換し、転送経路情報もQRコード生成部31に入力してQRコードに変換する。そして、QRコード化した宛先情報と転送経路情報とをスキャナ部27で読み取った画像上(原稿上)の所定位置に付加し、その画像データを相手機である中継機1の複合機10に送信する。
複合機10は、受信した画像データに付加されているQRコードから自機以外の中継先の宛先情報と、配信先の宛先情報と、転送経路情報とを取得し、次の転送先(中継先または配信先)や転送経路を認識する。そして、受信した画像データを次の転送先、ここでは、中継機2の複合機12と中継機3の複合機80にそれぞれ中継転送する。
また、このように複数の転送先に転送する場合には、その転送先に関係の有る情報のみを残し、関係の無い情報は削除するようにしてもよい。たとえば、中継機2に転送する画像データでは、中継機3の配下に存在する配信先4、5、6の各宛先情報を示すQRコードを画像上から削除して転送するようにしてもよい。また、1つのQRコードに複数の宛先情報がまとめられている場合などには、配信先4、5、6の各宛先情報を削除し、配信先1、2、3の各宛先情報を含むQRコードを作り直して、元のQRコードに置き換えるようにしてもよい。
また、中継機3側の転送経路を示す情報を削除するようにしてもよい。この場合も、1つのQRコードに全ての転送経路情報がまとめられている場合などには、中継機3側の転送経路を示す情報を削除し、中継機2側の転送経路を示す情報を含むQRコードを作り直して、元のQRコードに置き換えるようにしてもよい。
また、中継機3に転送する画像データに対しては、中継機3側では不要となる中継機2側の各配信先の宛先情報や転送経路を示す情報を削除するようにすればよい。
複合機12は、受信した画像データに付加されているQRコードから宛先情報と転送経路情報を取得し、自身が配信先1、2、3に画像データを中継転送することを認識する。そして、QRコードを画像上から削除した画像データを配信先1、2、3に中継転送する。同様に、複合機80は、受信した画像データに付加されているQRコードから宛先情報と転送経路情報を取得し、自身が配信先4、5、6に画像データを中継転送することを認識する。そして、QRコードを画像上から削除した画像データを配信先4、5、6に中継転送する。
また、上記のように中継先が複数となる場合も、中継機の役割を担う複合機10、12、80が配信先に指定されている場合には、QRコードを削除したファックス画像を印刷出力するようになる。
このように、画像をファックスで同報送信し複数の中継先を経て配信する場合には、その転送経路情報が示す転送経路の最後の転送先(配信先)に画像データを転送する機器(複合機12、80)がファックス画像上からQRコードを削除した画像データをその最後の転送先に転送する。これにより、複数の中継先を介して行う画像データの配信が可能になると共に、画像データの転送先(配信先)における配信先の宛先情報の認識を不可能にすることができる。
また、各中継機が受信した画像データを印刷出力する場合には、QRコードを削除した画像データに基づくファックス画像を印刷出力する。これにより、各中継先で印刷出力されたファックス画像からも配信先や中継先の宛先情報を認識することは不可能となる。
したがって、宛先情報が付加された画像データの中継転送を複数回行って同報送信する場合に、配信先や中継先からそれらの宛先情報が漏洩することを防止できるようになる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態では配信先の宛先情報(転送先情報)をQRコードに変換してファックス送信する画像上に付加するようにしているが、QRコード以外の二次元コードや一次元コード(バーコード)などでもかまわない。
一般にQRコードなどの二次元コードは、一次元コードや生の文字情報などに比べて、小さい面積により多くの情報を記載することができる利点がある。実施の形態で説明したように、ファックス中継システムにて複数の宛先(ファックス番号やメールアドレスなど)を指定する同報送信や、中継転送を複数回行うために転送経路などを指定するような場合は、情報量が多くなることから、その情報を画像上の余白などの狭いスペースに収めるためには、情報の密度が高いQRコードなどの二次元コードの使用が好適である。
また、実施の形態では画像上からQRコードを削除することで宛先情報(転送先情報)を解読不能にするようにしているが、コード部分を黒色や白色の画像で上書きしたり(塗り潰したり)、中身の情報自体を破壊したコード画像に変換したりするなど、コード部分に対応するデータを異なるデータに置き換えることで宛先情報を解読不能にするようにしてもよい。
また、本発明は実施の形態で説明した複合機に限らず、ファクシミリ機やファックス機能を備えた複写機など画像送受信装置にも適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るファックス中継システムのシステム構成を示す図である。 ファックス中継システムが備える画像送受信装置(中継機)としての複合機の概略構成を示すブロック図である。 ファックス中継システムにおける送信機によるファックス送信時の処理を示す流れ図である。 ファックス中継システムにおける送信機から中継機へ送信されるファックス画像の一例を示す図である。 ファックス中継システムにおける中継機によるファックス受信時および中継転送時の処理を示す流れ図である。 ファックス中継システムにおける中継機から転送先(配信先)へ中継転送されるファックス画像の一例を示す図である。 ファックス中継システムにおけるファックス画像の配信先で印刷出力されたプリントの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るファックス中継システムのシステム構成を示す図である。
符号の説明
5…ファックス中継システム
7…ファックス中継システム
10…複合機
11…複合機
12…複合機
13…ファックス機
14…端末
15…端末
16…通信回線
17…通信回線
18…電話回線
19…ネットワーク
20…ネットワーク
21…CPU
22…ROM
23…RAM
24…入出力バッファ
25…ハードディスク装置
26…操作表示部
27…スキャナ部
28…プリンタ部
29…ファックス通信部
30…ネットワークインターフェース部
31…QRコード生成部
32…QRコード解析部
33…画像解析部
34…画像加工部
35…バス
40…E‐mailサーバ
50…ファックス画像
51…送信元名
52…送信元ファックス番号
53…送信日時
54…送信ページ番号
55…QRコード
60…ファックス画像
70…プリント
71…送信元名
72…送信元ファックス番号
73…送信日時
74…送信ページ番号
80…複合機
81…端末
82…ファックス機
83…複合機
84…複合機
85…ファックス機
86…端末
90…通信回線
91…ネットワーク
92…電話回線
93…通信回線
94…通信回線
95…電話回線
96…ネットワーク

Claims (4)

  1. 画像データを送受信する送受信部と、
    前記送受信部で受信した画像データが表す画像に転送先情報が付加されているか否かを識別し、付加されている場合は該転送先情報が前記画像上で解読不能となるように前記画像データを加工して前記転送先情報が示す転送先に前記送受信部を通じて転送する制御部と、
    を備える
    ことを特徴とする画像送受信装置。
  2. 画像データに基づく画像を記録紙に形成して出力する画像形成部を備え、
    前記制御部は、前記送受信部で受信した画像データが表す画像に前記転送先情報の他に当該画像送受信装置の宛先情報が付加されているか否かを識別し、付加されている場合は前記画像形成部に前記加工した画像データに基づく画像の形成を行わせる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像送受信装置。
  3. 前記制御部は、前記転送先情報に対応するデータを異なるデータに置き換えることで前記転送先情報を前記解読不能にする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像送受信装置。
  4. 前記制御部は、前記画像データを複数の中継先を経て前記転送先に転送することを示す転送経路情報が前記画像に付加されているか否かを識別し、付加されている場合は該転送経路情報が示す転送経路の最後の前記転送先に前記画像データを転送するときに前記加工を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像送受信装置。
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