JP4857553B2 - 粘着性を有するテープと該テープを取り付けた包装材料 - Google Patents

粘着性を有するテープと該テープを取り付けた包装材料 Download PDF

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本発明は、再開封が可能な粘着性を有するテープと該テープを取り付けた包装容器又は包装袋などの包装材料に関するものである。
一度には消費しきれない量の食品や医薬品などを収納した包装容器や包装袋においては、内容物を取り出した後に残存する収納物を酸化や吸湿などによる内容物劣化から守るため、開封後に開口部を再び封止する手法が用いられている。
例えば、包装袋の開口部に再封止が可能なプラスチック性のジッパーを取り付けた包装袋がある。この手法は多数回の開封に耐えられるという利点はあるものの、ジッパー採用によるコストアップとジッパーを包装袋に取り付けるための特別の装置が必要になる。
また、包装袋の開口部近傍の内面に室温では粘着性が無く、一定の温度に加熱すると粘着性が発現するディレートタック型の粘着樹脂層を塗工することにより、再封止可能とした包装袋も知られている。しかし、この粘着樹脂層の塗工は、グラビアコーター等による塗工であり、加工工程が煩雑になる上、コーターや乾燥オーブン等の特別な設備が必要になるなど、加工コストが増加する等の問題がある。
さらにまた、表面樹脂層と粘着樹脂層とヒートシール樹脂層とが順に積層されてなる共押し出し多層フィルムからなるテープや蓋材を包装容器や包装袋に取り付ける手法も提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
上記先行技術文献を示す。
特開2004−75181号公報 特開2004−83094号公報 特開2004−122374号公報 特開2004−115040号公報。
これらの手法は、特別なコーターや乾燥オーブン等は必要としないが、例えば図6に示されているように、粘着性を有するテープ(110)を包装袋(20)の開口部に取り付けた場合、粘着樹脂層(111)が収納された内容物に直接曝されるため、芳香性を有する内容物を収納する場合などには粘着樹脂層が劣化する等の可能性がある。
本発明は、包装袋や包装容器などの包装材料の開口部の内面に取り付けて再封性を持たせるテープに関する以上のような問題に鑑みてなされたもので、芳香性を有する内容物を収納しても粘着樹脂層が劣化するおそれがなく、包装袋や包装容器の開口部内面に取り付け可能な粘着性を有するテープと、前記粘着性を有するテープを開口部の内面に取り付けた容器又は包装袋などの包装材料を提供することを課題とする。
本発明の請求項1の発明は、容器又は包装袋である包装材料の開口部に取り付けて再封性を持たせるテープであって、
粘着剤層にバリア層が積層されるとともに前記バリア層が前記粘着剤層の側端部を包み込むように回り込んで形成され、さらに接着層がバリア層上に積層されていることを特徴とする、粘着性を有するテープである。
このように請求項1記載の発明によればバリア層が粘着剤層の側端部を包み込むように回り込んで形成されているので、テープ使用時には粘着剤層が内容物側に曝されることがない。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の粘着性を有するテープ二本が粘着剤層を向き合わせて粘着されていることを特徴とする、粘着性を有するテープである。
このように請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の粘着性を有するテープ二本が粘着剤層を向き合わせて粘着されているので、互いの粘着剤層からテープを容易に引き剥がすことができるし、向き合わされた粘着剤層を密着させることで互いのテープを再接着させることができる。
また、請求項3の発明は、請求項1記載の粘着性を有するテープの粘着剤層面と、バリア層と接着層からなるテープのバリア層面とが向き合わせて粘着されていることを特徴とする、粘着性を有するテープである。
このように請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の粘着性を有するテープの粘着剤層面と、バリア層と接着層からなるテープのバリア層面とが向き合わせて粘着されているので、バリア層及び接着層の材料の選定により自由に接着強度を決めることができる。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の粘着性を有するテープが、包装材料の開口部において、包装材料の内面と前記粘着性を有するテープの接着層で接着されていることを特徴とする、包装材料である。
このように請求項4記載の発明によれば、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の粘着性を有するテープが、包装材料の開口部において、包装材料の内面と前記粘着性を有するテープの接着層で接着されているので、包装袋などの包装材料開口部の一方の面ともう一方の面を密着させることにより、互いの面に接着しているテープの粘着剤層同士が粘着して包装材料の開口部は密封させる。また、密封された包装材料の開口部の互いの面を外方に開けることにより、接着していた互いの粘着剤層が分離して包装材料の開口部を開封することができる。この動作は繰り返し行うことができる。
このように本発明の粘着性を有するテープは、バリア層が粘着剤層の側端部を包み込むように回り込んで形成されているので、芳香性を有するもの、脂性のもの、水分を多く含むもの等を収納しても、粘着剤層がバリア層で内容物から保護されており、粘着剤の劣化を防ぐことができる。また、容器又は包装袋などの包装材料の外側の側端部がバリア層で包み込まれていると、容器又は包装袋などの包装材料を開口する際のきっかけになり、包装材料を手早く開口することができる。
本発明を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。本発明の粘着性を有するテープは、例えば、図1に示すように、容器又は包装袋などの包装材料の開口部(21)に取り付けて再封性を持たせるテープ(10)であって、
バリア層(12)が粘着剤層(11)の側端部をに包み込むように回り込んで形成され、さらに接着層(13)がバリア層(12)上に積層されている。
また、別の実施形態に基づくと、例えば、図2に示すように、バリア層(12)が粘着剤層(11)の側端部をに包み込むように回り込んで形成され、さらに接着層(13)がバリア層(12)上に積層されている上記のテープ(10)二本が、粘着剤層(11)を向き合わせて粘着されているものである。
さらに別の実施形態に基づくと、例えば、図3に示すように、バリア層(12)が粘着剤層(11)の側端部をに包み込むように回り込んで形成され、さらに接着層(13)がバリア層(12)上に積層されているテープ(50)のバリア層(12)面とが向き合わせて粘着されているものである。
粘着剤層(11)はテープに粘着性を持たせる層で、例えば、完全非晶質ポリプロピレン樹脂のような非晶性ポリオレフィン系樹脂とかスチレン系エチレン/酢酸ビニル共重合体樹脂のようなゴム質熱可塑性樹脂に石油樹脂を混入した樹脂が好ましく使用できる。なお、必要に応じて、可塑剤、充填剤、老化防止剤等を加えても良い。
粘着剤層(11)は、押出しラミネート法により後記するバリア層(12)に貼り合わせることができる。粘着剤層(11)の厚みは、20μm程度が強度的にまた加工適性的に好適である。
バリア層(12)はテープに剛性とバリア性を付与する層で、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ナイロンフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム等の比較的ガスバリア性に優れたプラスチックフィルムが好適に使用できる。
バリア層(12)に粘着剤層(11)を押出し加工後は離型紙等を使用せずにそのまま巻き取ることができる。粘着剤層(11)とバリア層(12)が接するが、完全非晶質ポリプロピレン樹脂とポリエチレンテレフタレートフィルムのように相性の悪いものを選定することで離型紙等を使用する必要はなくなる。
バリア層(12)に粘着剤層(11)が積層された複合フィルムの先端縁を、バリア層(12)側から粘着剤層(11)側に力を加えて折り曲げると共に、折り曲げられた先端に押さえをおくことにより、複合フィルムを巻き取りながらバリア層(12)が粘着剤層(11)の側端部を包み込むように回り込むことができる。
バリア層(12)が粘着剤層(11)の側端部を包み込むように回り込んだ形式の先端縁とすることは、図1〜図3に示すようなテープの片側のみ加工しても良いし、テープの両側を加工しても良い。
接着層(13)は、テープを包装袋、包装容器等の内面側に接着させるための層で、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン等の熱封緘性を有するポリオレフィン系樹脂が好適に使用できる。
また、接着層(13)は、複合フィルムの粘着剤層(11)側に押出しラミネート法により容易に積層することができる。
例えば、図2に示すような粘着剤層を有する二本のテープ同士を粘着剤層同士を向き合
わせて接着させる方法は、二本のテープを向き合わせるようにして重ねて加熱加圧することにより一本の粘着性を有するテープとすることができる。
このようにして本発明の粘着性を有するテープを作製することができる。
粘着性を有するテープ(10)を包装袋又は包装容器の開口部(21)に取り付ける方法は、例えば、包装袋や包装容器を作製中に熱融着等の方法により開口部にあたる部分に取り付ける方法を採用すれば良い。この際、粘着剤層の側端部をバリア層で包み込むように覆った側が包装袋や包装容器の内面側に位置するように、粘着性を有するテープを包装袋又は包装容器などの包装材料の開口部(21)に取り付けることが肝要である。
本発明の粘着性を有するテープの一実施例を示す、断面説明図である。 本発明の粘着性を有するテープの別の実施例を示す、断面説明図である。 本発明の粘着性を有するテープの別の実施例を示す、断面説明図である。 図1の粘着性を有するテープを包装袋の開口部分に取り付けた状態の一実施例を示す、部分断面説明図である。 図2の粘着性を有するテープを包装袋の開口部分に取り付けた状態の一実施例を示す、部分断面説明図である。 従来の粘着性を有するテープを包装袋の開口部分に取り付けた状態の一例を示す、部分断面説明図である。
符号の説明
10‥‥粘着性を有するテープ
11‥‥粘着剤層
12‥‥バリア層
13‥‥接着層
20‥‥包装材料、包装袋
21‥‥開口部
50‥‥テープ
100‥‥粘着性を有するテープ
111‥‥粘着樹脂層
113‥‥接着層

Claims (4)

  1. 容器又は包装袋である包装材料の開口部に取り付けて再封性を持たせるテープであって、
    粘着剤層にバリア層が積層されるとともに前記バリア層が前記粘着剤層の側端部を包み込むように回り込んで形成され、さらに接着層がバリア層上に積層されていることを特徴とする、粘着性を有するテープ。
  2. 請求項1記載の粘着性を有するテープ二本が互いに粘着剤層を向き合わせて粘着されていることを特徴とする、粘着性を有するテープ。
  3. 請求項1記載の粘着性を有するテープの粘着剤層面と、バリア層と接着層からなるテープのバリア層面とが向き合わせて粘着されていることを特徴とする、粘着性を有するテープ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の粘着性を有するテープが、包装材料の開口部において、包装材料の内面と前記粘着性を有するテープの接着層で接着されていることを特徴とする、包装材料。
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