JP4857272B2 - 温室及び温室の軸組工法 - Google Patents

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Description

本発明は、温室及び温室の軸組工法に関するものである。
従来、水平に配置される矩形の枠体と、該枠体上に鉛直に配置される矩形の主梁と、該主梁を支持する合掌材とを具備して構成される構造体を組み立てる工程と、組み立てられた構造体を、温室の支承部を構成する柱材上に複数隣接させて設置する工程とを含む温室の軸組工法が知られている(国際公開第2005/058015号パンフレット参照)。
かかる工法によれば、揚重作業量及び高所での組立作業量を大幅に削減することが可能となる。
しかしながら、上記工法を単に適用しただけでは、各構造体の四隅を支持する柱材が必要となるため、図15に示したように、室内に配設される柱材2の、間口方向又は奥行方向のうちのいずれか一方の間隔P1が他方の間隔P2の約2分の1に設定されるのが通常である。一方、上記構造体を使用しない、従来の一般的な軸組工法においても、同様に、室内に配設される柱材の、間口方向又は奥行方向のうちのいずれか一方の間隔が他方の間隔の約2分の1に設定されるのが通常である(例えば、特開2002−291348号公報参照)。
つまり、従来の温室では、屋根に加えられる鉛直荷重及び水平荷重に耐えることができるよう、室内に配設される柱材の、間口方向の間隔と奥行方向の間隔の比が約2:1又は約1:2に設定されていた。
しかしながら、上記のように柱材の間隔が設定されることにより、畝を形成する方向に制約が生じるという問題がある。すなわち、従来の温室では、限られた栽培面積を有効利用するため、図16に示したように、畝8を、室内において柱材2の間隔が狭い方向(例えば、図16において奥行方向)に沿って形成せざるを得なかった。
もっとも、畝は、本来的に日照条件が良好な方向に沿って形成されることが望ましいので、温室の設計をする場合には、畝が形成される方向に合わせて、棟の方向や柱材の配置を設定しなければならないという制約があった。
国際公開第2005/058015号パンフレット 特開2002−291348号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであって、栽培面積を減少させることなく、栽培植物に合わせて畝の方向を自由に設定することができ、かつ屋根組を支える梁材の断面を小さくすることができる温室及び温室の軸組工法を提供することを課題とするものである。
本発明は上記課題を解決するため、以下の温室及び温室の軸組工法を提供する。
(1)それぞれ、水平に配置される矩形の枠体と、該枠体上に鉛直に配置される矩形の主梁と、該主梁を支持する合掌材とを具備して構成される2基の構造体が結合されてなり、直交する二辺の長さの比が約1:1となるよう設定された結合体の四隅を柱材に支持させるとともに、前記各構造体の主梁の両端を、前記枠体を介して、柱材間に架設される梁材に支持させることにより、室内に配設される柱材の間口方向の間隔と奥行方向の間隔とを略同一としたことを特徴とする温室。
(2)a.水平に配置される矩形の枠体と、該枠体上に鉛直に配置される矩形の主梁と、該主梁を支持する合掌材とを具備して構成され、直交する二辺の長さの比が約1:2となるよう設定された構造体を組み立てる工程と、
b.工程aにより組み立てられた一の構造体の一方の長辺側に存する2つの角部を、柱材に支持させるとともに、該構造体の主梁の両端を、該構造体の枠体を介して、柱材間に架設された梁材に支持させる工程と、
c.工程aにより組み立てられた他の構造体の一方の長辺側に存する2つの角部を、柱材に支持させるとともに、該構造体の主梁の両端を、該構造体の枠体を介して、柱材間に架設された梁材に支持させる工程と、
d.工程b及びcにより柱材上に設置された2基の構造体の他方の長辺側同士を結合させる工程と
を含むことを特徴とする温室の軸組工法。
前記(1)に記載の本発明によれば、室内に配設される柱材の間口方向の間隔と奥行方向の間隔とを略同一としたため、栽培面積を減少させることなく、栽培植物に合わせて畝の方向を自由に設定することが可能となる。また、屋根組として、2基の構造体が結合されてなる結合体を採用し、該結合体の四隅を柱材に支持させ、かつ各構造体の主梁の両端を、各構造体の枠体を介して、柱材間に架設される梁材に支持させる構成としたため、屋根組を支える梁材の断面を小さくすることが可能となる。
前記(2)に記載の本発明によれば、栽培面積を減少させることなく、栽培植物に合わせて畝の方向を自由に設定することができ、かつ屋根組を支える梁材の断面を小さくすることができる温室を構築することが可能となる。
本発明の一実施例において採用した構造体を示す斜視図である。 枠体を示す斜視図である。 主梁を示す斜視図である。 構造体の構成を示す図である。 結合体を示す平面図である。 二次部材を具備する構造体の一例を示す斜視図である。 構造体の設置方法を示す図である。 (a)は一の構造体の平面概略図であり、(b)は一の構造体が柱材上に設置された状態を示す正面概略図であり、(c)は一の構造体が柱材上に設置された状態を示す背面概略図であり、(d)は一の構造体が柱材上に設置された状態を示す左側面概略図である。 (a)は他の構造体の平面概略図であり、(b)は他の構造体が柱材上に設置された状態を示す正面概略図であり、(c)は他の構造体が柱材上に設置された状態を示す背面概略図であり、(d)は他の構造体が柱材上に設置された状態を示す右側面概略図である。 2基の構造体が結合されてなる結合体が柱材上に設置された状態を示す正面図である。 柱材の配置を示す平面図である。 柱材に対する構造体の接合方法を示す図である。 柱材に対する構造体の接合方法を示す平面図である。 畝の配置の一例を示す平面図である。 従来の温室における柱材の配置を示す平面図である。 従来の温室における畝の配置を示す平面図である。
符号の説明
1 構造体
11 枠体
11a,11b 端梁
11c,11d 側桁梁
11e,11f 中間梁
11g ブレース
12 主梁
12a,12b 弦材
12c,12d 端束材
12e 束材
12f 斜材
13 合掌材
14 支持材
2 柱材
3 梁材
4 接合材
5 プレート
6 ボルト
7 基礎
8 畝
9 クレーン
以下、本発明の実施の形態を図面に示した実施例に従って説明する。
図1は、本発明の一実施例において採用した構造体を示す斜視図である。この図に示したように、構造体1は、枠体11、主梁12及び合掌材13を有して構成される。
枠体11は、図2に示したように、互いに平行に配置される一対の端梁11a,11bと、各端梁11a,11bに対して直交するように配置される一対の側桁梁11c,11dとにより矩形に形成される。枠体11は、また、その内側に、側桁梁11c,11d間に掛け渡される中間梁11e,11fと、該中間梁11e,11f、端梁11a,11b及び側桁梁11c,11dによって囲まれた空間に配設されるブレース11gとを有して構成される。中間梁11e,11f及びブレース11gの配置は、種々の形態を想定することができ、強度保持の観点から適宜設定し得る。
主梁12は、図3に示したように、上下に平行に配置される弦材12a,12bと、各弦材12a,12bの両端部間に設けられる端束材12c,12dとにより矩形に形成される。主梁12は、また、各弦材12a,12b間に掛け渡される束材12eと、該束材12e、弦材12a,12b及び端束材12c,12dによって囲まれた空間に配設される斜材12fとを有して構成される。主梁12は、図1及び図4に示したように、水平に配置される枠体11上に鉛直に配置され、枠体11と共に逆T字状に立体化される。
合掌材13は、図1及び図4に示したように、主梁12の両側において、一端が主梁12に、他端が枠体11にそれぞれ連結され、主梁12を支持する。
上記のように構成される構造体1は、温室の支承部(屋根を支える部分)とは別個独立した単一の構造物として構築することができる。つまり、構造体1は、枠体11、主梁12及び合掌材13又はこれらを構成する部材を、それぞれ基礎上に立設された柱材の上に運んだ後、組み立てなければ構築できないというものではなく、地上において、或いは工場等のように建築現場でない場所で構築することができる。
また、枠体11を構成する端梁11a,11b、側桁梁11c,11d、中間梁11e,11f、主梁12を構成する弦材12a,12b、端束材12c,12d、束材12e、斜材12f及び合掌材13は、断面において同一形状、かつ同一寸法の鋼材(例えば、リップ付溝形鋼)から構成することが可能であり、これらの部材のモジュール化を容易に実現することができる。
また、枠体11、主梁12及び合掌材13を構成する鋼材は、すべてビス止めにより連結することができる。従って、構造体1を組み立てる際に、鋼材同士を溶接しなくても良いという利点がある。さらに、最大の利点は、溶接歪みによる組立精度の低下がないため、構造体1、該構造体1を用いた温室の屋根組、さらには温室の軸組の良好な組立精度を実現することが可能となる。
本実施例に係る温室の屋根組は、2基の構造体1,1が結合されてなる結合体を、温室の支承部を構成する柱材上に複数隣接させて設置することにより構成される。結合体は、図5に示したように、直交する二辺A,Bの長さの比が約1:1となるよう設定される。
次に、上記した結合体を用いた温室の軸組工法について説明する。
まず、構造体1は、以下のように組み立てられる。すなわち、枠体11、主梁12及び合掌材13を構成する部材(鋼材)が、工場等において、予め所定の長さに切断されるとともに、各鋼材の連結部にビス止めに用いられる孔部が加工された後、建築現場へ搬送される。建築現場では、これらの鋼材を用いて、まず、枠体11及び主梁12をビス止めにより組み立てる。次に、枠体11上に主梁12を配置すると共に、主梁12の両側に合掌材13を配置して、これらをビス止めにより連結して構造体1を組み立てる。従って、建築現場において、鋼材同士を溶接したり、鋼材の長さを調整する等の作業が不要であり、ビス等を用いて各鋼材同士を連結するだけで構造体1を組み立てることができる。なお、搬送条件が整えば、枠体11及び主梁12を予め工場等で組み立てた後、建築現場へ搬送することも可能である。
構造体1の組立作業は、地上において行うことができる。すなわち、構造体1は、上記したように、温室の支承部を構成する柱材を必要としないで、単独で構築し得る構造を有しているため、高所で組み立てる必要がなく、地上において組み立てることができる。従って、高所での組み立てと比較して、格段に効率的に組み立てることができる。
構造体1は、複数用意される。構造体1としては、温室の被覆材(例えば、プラスチックフィルムや硝子又は樹脂からなる板材等)や、該被覆材を支持する支持材(例えば、アーチパイプやフレーム材等)などの二次部材を具備して構成されるものであってもよい。かかる二次部材としては、被覆材、該被覆材の支持材、天窓、樋などが典型例として挙げられる。そして、かかる二次部材も、地上において組み立てることができるため、高所で組み立てる場合と比較して、非常に効率が良く、また、作業自体も容易なものとなる。また、二次部材を具備する構造体1を地上で組み立てた後、柱材の上に運ぶようにすることで、揚重作業量を非常に少なくすることが可能となる。図6は、二次部材としての支持材14(被覆材として利用されるプラスチックフィルムを支持するアーチパイプ)を備えた構造体1の例を示す。各構造体1は、図8及び図9に示したように、直交する二辺a,bの長さの比が約1:2となるよう設定される。
組み立てられた構造体1は、図7に示したように、クレーン9等を用いて基礎7上に立設された柱材2の上に運ばれる。このように、構造体1を構成する各部材を揚重するのではなく、地上において組み立てられた構造体1を揚重するため、揚重の回数は1回で足り、複数の構造体1を揚重する場合でも、各部材を揚重する場合と比較して揚重の回数を非常に少なくすることができる。
構造体1の設置は、次のようにして行われる。すなわち、まず、一の構造体1(1A)の一方の長辺1a側に存する2つの角部1b,1c(図8(a)参照)を、それぞれ柱材2(2a,2b)に支持させる(図8(d)参照)。また、一の構造体1(1A)の主梁12の両端12A,12Bを、該構造体1(1A)の枠体11を介して、柱材2a−2c,2b−2d間に架設された梁材3に支持させる(図8(b)及び(c)参照)。この際、構造体1(1A)と梁材3との間には、接合材4が設けられる(図8(b)、(c)及び図10参照)。接合材4は、構造材1自体に予め取り付けられたものであってもよいし、梁材3に予め取り付けられたものであってもよい。
次に、他の構造体1(1B)の一方の長辺1a側に存する2つの角部1b,1c(図9(a)参照)を、それぞれ柱材2(2c,2d)に支持させる(図9(d)参照)。また、他の構造体1(1B)の主梁12の両端12A,12Bを、該構造体1(1B)の枠体11を介して、柱材2a−2c,2b−2d間に架設された梁材3に支持させる(図9(b)及び(c)参照)。この際、構造体1(1B)と梁材3との間には、上記と同様に、接合材4が設けられる(図9(b)、(c)及び図10参照)。
次に、柱材2の上に設置された2基の構造体1,1の他方の長辺1d,1d側同士を結合させる(図10参照)。このように、2基の構造体1,1が結合されてなる結合体は、直交する二辺の長さの比が約1:1に設定されるため、該結合体の四隅をそれぞれ柱材2に支持させることにより、図11に示したように、室内に配設される柱材2の、間口方向の間隔P2と奥行方向の間隔P1とを略同一にすることが可能となり、例えば、間口方向の間隔P2を9mとし、同じく奥行方向の間隔P1を9mとすることも実現可能となる。また、間口方向の間隔P2と奥行方向の間隔P1とを略同一としたことにより、室内に配設される柱材2の本数も減少させることができるため、柱材2が太陽光を遮る量も減少させることが可能となる。
結合体は、上記した手順を繰り返すことにより、温室の支承部を構成する柱材2上に、複数隣接して設置される。ここで、各結合体は、図12及び図13に示したように、互いに隣接するもの同士をそれぞれ構成する各枠体11の角部が、各柱材2の頂部に設けられるプレート5上に集められてピン接合されることにより、支承部上に据え付けられる。これにより、プレート5を介して各結合体が一体化されるため、水平荷重を温室の外周部に立設された柱材2に伝達できる。外周部の柱材2間には、鉛直ブレースが適宜設けられ、これにより、水平荷重が基礎に伝達される。また、プレート5を介して1本の柱材2に複数の結合体の角部を集めてピン接合する構成を採用することにより、柱材2の本数を最小限に抑えることが可能となる。
本実施例に係る温室によれば、室内に配設される柱材2の間口方向の間隔P2と奥行方向の間隔P1とを略同一としたため、例えば、図14に示したように、栽培面積を減少させることなく、栽培植物に合わせて畝8の方向を自由に設定することが可能となる。また、このように畝8の方向を自由に設定できるため、棟の方向や柱材2の配置等について制約がなくなり、温室を自由に設計することが可能となる。
なお、「畝」とは、一般には、畑で、作物を栽培するために細長く直線状に土を盛り上げた所を意味するが、温室においては、その室内で、作物を栽培するために細長く直線状に土を盛り上げた所を意味する。また、本実施例に係る温室によれば、室内に、畝に代えて、栽培装置等を直線状に配置した場合でも、畝の場合と同様の効果を得ることができることは勿論である。
また、本実施例に係る温室によれば、屋根組として、個々に、鉛直荷重及び水平荷重に対して優れた強度を有する2基の構造体1,1が結合されてなる結合体を採用し、該結合体の四隅を柱材2に支持させ、かつ各構造体1,1の主梁12の両端12A,12Bを、各構造体1,1の枠体11を介して、柱材2a−2c,2b−2d間に架設される梁材3に支持させる構成としたため、屋根組を支える梁材3の断面を小さくすることが可能となる。
すなわち、元来、構造体1自体は、主梁12を有するため、鉛直荷重に対して優れた強度を有する。しかし、2基の構造体1,1を結合し、その結合部を梁材3に支持させる構成とした場合には、主梁12の効果は失われ、梁材3の中央部分に鉛直荷重が集中的に加えられることになるため、梁材3として、断面が大きく、剛性が高いものが必要となる。
これに対し、本実施例では、結合体の四隅を柱材2に支持させ、かつ各構造体1,1の主梁12の両端12A,12Bを、各構造体1,1の枠体11を介して、梁材3に支持させる構成であるため、主梁12の効果は失われることなく、結合体に加えられる鉛直荷重は、各柱材2と梁材3に適度に分散されることになる。従って、梁材3として、断面が小さいものを採用することが可能となる。また、それにより、梁材3が太陽光を遮る量を少なくすることができる。
本発明は、大規模栽培面積を有する大型温室に好適である。

Claims (2)

  1. それぞれ、水平に配置される矩形の枠体と、該枠体上に鉛直に配置される矩形の主梁と、該主梁を支持する合掌材とを具備して構成される2基の構造体が結合されてなり、直交する二辺の長さの比が約1:1となるよう設定された結合体の四隅を柱材に支持させるとともに、前記各構造体の主梁の両端を、前記枠体を介して、柱材間に架設される梁材に支持させることにより、室内に配設される柱材の間口方向の間隔と奥行方向の間隔とを略同一としたことを特徴とする温室。
  2. a.水平に配置される矩形の枠体と、該枠体上に鉛直に配置される矩形の主梁と、該主梁を支持する合掌材とを具備して構成され、直交する二辺の長さの比が約1:2となるよう設定された構造体を組み立てる工程と、
    b.工程aにより組み立てられた一の構造体の一方の長辺側に存する2つの角部を、柱材に支持させるとともに、該構造体の主梁の両端を、該構造体の枠体を介して、柱材間に架設された梁材に支持させる工程と、
    c.工程aにより組み立てられた他の構造体の一方の長辺側に存する2つの角部を、柱材に支持させるとともに、該構造体の主梁の両端を、該構造体の枠体を介して、柱材間に架設された梁材に支持させる工程と、
    d.工程b及びcにより柱材上に設置された2基の構造体の他方の長辺側同士を結合させる工程と
    を含むことを特徴とする温室の軸組工法。
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