JP4856577B2 - 筆記具 - Google Patents

筆記具 Download PDF

Info

Publication number
JP4856577B2
JP4856577B2 JP2007113208A JP2007113208A JP4856577B2 JP 4856577 B2 JP4856577 B2 JP 4856577B2 JP 2007113208 A JP2007113208 A JP 2007113208A JP 2007113208 A JP2007113208 A JP 2007113208A JP 4856577 B2 JP4856577 B2 JP 4856577B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pen core
valve
stroke
pen
writing instrument
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007113208A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008265203A (ja
Inventor
小野  誠
嘉人 藤原
慶 大本
徹 中島
澤  幸儀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority to JP2007113208A priority Critical patent/JP4856577B2/ja
Publication of JP2008265203A publication Critical patent/JP2008265203A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4856577B2 publication Critical patent/JP4856577B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Description

本発明は、ペン芯のペン先を筆記対象物に押圧することによって収容部からインキをペン芯に向けて流通させて筆記可能にするバルブ式の筆記具に関する。
最近では、筆記時に同時に開弁することによって、インキ(インク)を筆記に合わせて補充する機構を有したバルブ式の筆記具がある(例えば、特開平6−286386号:特許文献1参照)。
特許文献1の筆記具では、図3に示すように、インキ1を導く筆記チップ4を、インキ1を収容した本体部2(インナーパイプ2a,アウターパイプ2b)先端の先端ケース5に装着した筆記具であって、筆記チップ4を紙面に押しつけて先端ケース5内に没入させてインキ流出機構のバルブ7を開き筆記チップ4に浸透させる。このインキ流出制御機構が、周面にインク導入孔13を備えたバルブ本体6と、このバルブ本体6に内装された棒状のバルブ7と、このバルブ7をバルブ本体6に嵌挿されたバルブ弁9方向に付勢するコイルバネ8とからなる。
通常、バルブ式の筆記具では、筆記時の問題点として、いわゆるポンピング感が生じることが挙げられる。すなわち、バルブ機構では、バルブを十分にシールするためにスプリングには、所要の弾発力が必要である。
ペン芯を筆記面に押圧して開弁操作時していくときには、シールを開放させるため上記のスプリングの弾発力に抗して押圧力を加える必要がある。その場合、開弁操作時に直ぐに強い押圧力が必要になるのではなく、筆記面にペン先を当ててからそのスプリングに抗する力を加えるまでの間、ほぼ無負荷で、使用者は圧力を感じることなく押し、その後、スプリングの反発力に抗して急激に強く押して行かなければ開弁しないので、あたかもポンプを使用したときの負荷感、つまりポンピング感が生じる。
また、上記の特許文献1では、筆記チップ4を紙面に押しつけると直ぐにコイルバネ8の抵抗力が生じて、結局ポンピング感を感じる。
上記特許文献1では、使用者の筆記圧に対応するコイルバネ8のバネ圧を設定するとしている。
しかしながら、これでは、スプリングによって弁を閉状態にする力が弱くなり易く、非使用時に落とすなどの衝撃が加わると意図に反して開弁してインキがペン芯に充填されて、インキの漏れや筆記時に紙面にボタオチが生じる等の不具合が生じる。
また、他の従来技術には、ペン芯を紙面に押しつけて後退させると軸筒内でポンプ作用が生じて内圧が上がってインキが流出する塗布具がある(特開2000−247090号:特許文献2参照)。
しかしながら、この塗布具では、単に小さい圧力でインキを吐出させる塗布具にすぎず、弁機構がないのでインキの漏れや筆記時に紙面にボタオチが生じる等の不具合がより一層生じ易く、採用が困難である。
特開平6−286386号公報 特開2000−247090号公報
本発明は、斯かる実情に鑑み、バルブ式の筆記具において、ポンピング感等の違和感を生じることなくスムーズな開弁操作を可能して、かつ、閉弁のためのスプリング力が十分でインキの漏れやボタオチを確実に防止できる筆記具を提供しようとするものである。
発明者は、バルブ式筆記具において、ポンピング感はどのような形状で感じるかを調査したところ、押し始めの荷重が0(N)に限りなく近く、ポンピングストローク長が0.5(mm)以下であると、感じないことが分かった。
しかしながら、従来のバルブ式筆記具、押し始めの荷重がバルブをシールするための荷重になっているので、押し始めの荷重が高くなってしまい、ポンピングに違和感があった。
このようなポンピング感による違和感を解消するため本発明を構成したものである。
本発明は、インキを内部に収容する軸筒と、この軸筒先端に突出して設けられたペン芯と、ペン芯のペン先を筆記対象面に押圧・開放することによってそのペン芯が後退・復帰動作することを可能にするペン芯摺動機構と、前記ペン芯が一定のストロ−ク以上後退動作しかつ特定の抵抗荷重以上の押圧力が加わったときに開弁して前記収容部内のインキをペン芯に向けて流通させる弁機構とを有するバルブ式の筆記具において、
バルブが開弁するまでのストロークの間、ペン芯の後退動作に応じてペン芯の押圧に対する抵抗荷重を増加させていく弾性部材からなるダミーポンピング部を軸筒先端部に設けると共に、ダミーポンピング部は、ペン芯押圧開始時に荷重は0(N)でありストローク終了時に開弁機構の特定の抵抗荷重にほぼ等しい抵抗荷重を生じるものであることを特徴とする筆記具である。
また、本発明において、軸筒の外径が12(mm)以下で、ペン先径が2.0(mm)以下において、ストロークが0.5(mm)以下であり、ストローク終了時の荷重が0.5(N)以下であることが好ましい。
また、本発明において、弁機構は、スプリングによって先方に向けて付勢され、ペン芯がストローク以上後退したときに、前記ペン芯の後端部が当接して後方に移動する弁棒と、弁棒先端部が密着・開放することによって収容部からペン芯へのインキ流路を閉鎖・開放する弾性樹脂からなる弁座とを有し、ダミーポンピング部は、前記弁座の前方部でペン芯の側面部に係止状態に設置されていて、ペン芯の後退動作に伴って弾性変形する部材からなることが好ましい。
また、本発明において、前記ダミーポンピング部は、前記ペン芯の側面部を取り巻いて係止する膜状部材からなり、記弁座の外周部と膜状部材の外周部が連接して一体成形され、弁座および膜状部材間の空間がペン芯に繋がるインキ流路を形成することがさらに好ましい。
本発明の筆記具によれば、バルブが開弁するまでのストロークの間、ペン芯の後退動作に応じてペン芯の押圧に対する抵抗荷重を増加させていく弾性部材からなるダミーポンピング部を軸筒先端部に設けたので、使用者はペン芯先端を筆記対象面に押圧するとダミーポンピング部によって徐徐に抵抗荷重が増加して、開弁動作に至る押圧荷重まで滑らかな押圧力を加えていくことができる。したがって、使用者は、開弁時の荷重の急激な増加によるポンピング感等の違和感を生じることなくスムーズな開弁操作を可能して、かつ、閉弁のためのスプリング力が十分でインキの漏れやボタオチを確実に防止できるという優れた効果を奏し得る。
また、ペン芯押圧開始時に荷重は0(N)でありストローク終了時に開弁機構の特定の抵抗荷重にほぼ等しい抵抗荷重を生じるものにして、初期荷重0(N)から開弁荷重近くまで滑らかな荷重増加を実現できる。
また、軸筒の外径が12(mm)以下で、ペン先径が2.0(mm)以下において、ストロークが0.5(mm)以下であり、ストローク終了時の荷重が0.5(N)以下であれば、使用者は筆記対象面にペン先を押し当ててから抵抗感無く開弁してペン芯にインキを補充して使用でき、好ましい。
また、前記ダミーポンピング部は、前記ペン芯の側面部を取り巻いて係止する膜状部材からなり、記弁座の外周部と膜状部材の外周部が連接して一体成形され、弁座および膜状部材間の空間がペン芯に繋がるインキ流路を形成すれば、別途に弁座及び膜状部材周辺のインキ流路を密閉する部材を設けることなく外部から密閉した流路を構成でき、部品点数が少なく、簡易にインキ流路の密閉性を高めることができる。
なお、ダミーポンピング部は、ゴムなどの軟質弾性部材からなるものが好適であり、これによって膜状部材が、ペン芯の後退動作によって倒れ変形によって抵抗荷重を漸増できる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら説明する。
図1〜図2は発明を実施する形態の一例であって、図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わす。
図1は、筆記具の一部断面図を含む全体側面視図、図2(a)〜(c)は筆記具の先端部の縦断説明図および、押圧動作説明図である。
実施形態に係る筆記具は、インキ20内蔵のリフィール54を内部に収容する軸筒22と、この軸筒22先端に突出して設けられたペン芯24と、ペン芯24の先端部のペン先24aを筆記対象面56に押圧・開放することによってそのペン芯24が後退・復帰動作することを可能にするペン芯摺動機構26と、前記ペン芯24が一定のストロ−ク以上後退動作しかつ特定の抵抗荷重以上の押圧力が加わったときに開弁して前記収容部内のインキ20をペン芯24に向けて流通させる弁機構28とを有するバルブ式の筆記具であって、バルブが開弁するまでのストロークの間、ペン芯24の後退動作に応じてペン芯24の押圧に対する抵抗荷重を増加させていく弾性部材からなるダミーポンピング部30を軸筒22先端部22aに、先軸46で覆って設けたものである。
前記ダミーポンピング部30は、ペン芯24押圧開始時に荷重は0(N)でありストローク終了時に開弁機構28の特定の抵抗荷重にほぼ等しい抵抗荷重を生じるものである。
また、軸筒22の外径が12(mm)以下で、ペン先径が2.0(mm)以下において、ストロークが0.5(mm)以下であり、ストローク終了時の荷重が0.5(N)以下である。
また、ペン芯24の後部(ペン芯後部)24bは、ペン先24aにインキ20を誘導する繊維束の構成であって、ペン先24aより太径に一体成形または別成形で一体に組み合わされている。
弁機構28は、コイルスプリング34によって先方に向けて付勢され、ペン芯24がストローク以上後退したときに、前記ペン芯24の後端部(後部24bの最後端)が当接して後方に移動する弁棒36と、弁棒先端部36aが密着・開放することによって収容部からペン芯後部24bへのインキ流路38を閉鎖・開放する弾性樹脂からなる弁座40とを有し、ダミーポンピング部30は、前記弁座40の前方部でペン芯後部24bの側面部に係止状態に設置されていて、ペン芯24の後退動作に伴って弾性変形する部材からなる。
実施形態の筆記具をより詳細に説明する。
ペン芯24は、繊維束または内部あるいは外部に連通孔の形成された樹脂成形材からなり所要の毛細管力が生じるインキ誘導芯であって互いに同一または異なる構造とすることができる。ペン芯24のペン先24aおよびペン芯後部24bはインキ流路38のインキをスムーズにペン先24aに誘導できる構造ならば他の構造でもよい。インキは色材や溶剤からなる粘度の低いサインペン用インキやその他のインキを用いることができる。
前記ペン芯摺動機構26において、ペン芯24は、その外周部が金属材または樹脂材の筒状のガイド部材42で覆われる。
ガイド部材42は中空筒状の保持部材(クチプラ)44の内部空間内に進退動可能挿入されており、このガイド部材42と保持部材44によって前記ペン芯摺動機構26を構成する。保持部材44は、全体が軸筒22先端部22aに外嵌固定される先軸46内に収容状態で固定される。この先軸46前部46aが上記ガイド部材42を摺動可能に保持し、一方、後部46bは段状に拡径して、内部にダミーポンピング部30と弁棒36とバネ受け48を収容している。
弁棒36はその先端部36aの周囲にインキ流路38を形成する切り欠き部が形成され、その先端部36aのすぐ後部には、傘状に開いて前記弁座40の後端に密着・離脱してバルブ機能を発揮するフランジ部36bが径方向に展開するように形成され、さらに、フランジ部36bから後方には棒状部36cが延び、その棒状部の周面に径外方向に板状に展開する複数のリブ36dが軸方向に平面を沿わせて形成される。
前記棒状部36cを内挿するバネ受け48は剛性のある樹脂材からなる異形の筒体であって、バネ受け48の先端部48aが大径で弁座40後面部周縁に密着する。バネ受け48の中部48bは、軸径外方に展開するフランジが形成され軸筒先端部22aの先端面に当接する。そして、バネ受け後端部48cが先端部48aより小径であって、段状に縮径して、インキ筒50先端部内側に嵌着される。バネ受け48は後端部内部が縮径してコイルスプリング34の後端部を受けて位置を固定している。コイルスプリング34の先端部は前記棒状部36cのリブ36d外周面に嵌り込んで弁棒36を先方に向けて弾発して、付勢力を与える。
前記ダミーポンピング部30は、前記ペン芯後部24bの側面部を取り巻いて係止する膜状部材30aからなり(ペン芯後部24bの側面部を段付きまたは溝付き形成してそこに膜状部内周部を装着して係止する)、前記弁座40の外周部と膜状部材30aの外周部が連接して一体成形され、弁座40および膜状部材30a間の空間がペン芯後部24bに繋がるインキ流路38を形成する。
具体的には、ゴムやシリコーンやエラストマー等の軟質樹脂材から一体成形されたダミーポンピング部30と弁座40は、全体に概略太鼓形状を呈しその軸周囲に孔が形成されており、先方の孔内にガイド部材42を挿通させて係止状態としてダミーポンピング部30の機能を発揮させるようにし、後方の弁座40の孔周縁に弁棒36の中部36bのフランジ部周縁部を密接させてバルブ機能を発揮させるようにしている。
また、保持部材44内に、ペン芯24、ガイド部材42とともに、ダミーポンピング部30、弁座40、スプリング34、弁棒36を内部に装着したバネ受け48を装着し、このバネ受け後端部48cに、インキ20を収容した(インキ20とともにその後部にフォロア(追従体)52を収容している)インキ筒50先端部を外嵌して、ペン芯24からインキ筒50までの構成を組み立てたリフィール54を構成し、先軸46および軸筒22と別途に取り扱い保存できるようにしている。先軸46を軸筒22から外せば、リフィールを脱着でき、交換できる。
実施形態に係る筆記具の作動を説明する。
まず、図2(a)に示すように、初期状態時には筆記対象面である紙面56にペン芯24先端を押しつける前であってペン芯24に押圧力を掛けていない。ペン芯24は後退せず、弁座40に弁棒36の中部のフランジ部が密着してインキ流路38は閉鎖している。
そして、図2(b)に示すように、紙面56にペン芯24先端を押しつける(ストローク開始時)。そして、押圧力を徐徐に加えていくとペン芯24が後退し、ペン芯24はダミーポンピング部30の弾発力に抗して後退する。この場合、ダミーポンピング部30はガイド部材42の周面に係止しているので、弾性変形で後方に向けて倒れて反発力を発生する。
図2(c)に示すように、更に押し込みストローク以上ペン芯24が後方に移動するとペン芯後部24bの後端面部が弁棒36に当接して弁棒36をスプリング34の弾発力に抗して後方に移動し開弁する(ストローク終了から開弁開始時)。
図2(a)に示すように、使用者がペン芯24を紙面に押しつけて開弁操作する際には、まず、ストローク開始時には0(N)であるが、図2(b)〜(c)に示すように、ストローク中に徐徐に荷重が増加していくと、ストロークの終わり頃には、開弁に必要な荷重をダミーポンピング部30の弾発力として感じる。
以上のことから、実施形態の筆記具では、図1〜図2に示すように、バルブが開弁するまでのストロークの間、ペン芯24の後退動作に応じてペン芯24の押圧に対する抵抗荷重を増加させていく弾性部材からなるダミーポンピング部30を軸筒先端部22aに設けたので、使用者はペン芯先端24aを筆記対象面に押圧するとダミーポンピング部30によって徐徐に抵抗荷重が増加して、開弁動作に至る押圧荷重まで滑らかな押圧力を加えていくことができる。したがって、使用者は、開弁時の荷重の急激な増加によるポンピング感等の違和感を生じることなくスムーズな開弁操作を可能して、かつ、閉弁のためのスプリング34力が十分でインキ20の漏れやボタオチを確実に防止できるという優れた効果を奏し得る。
なお、ペン芯24押圧開始時に荷重は0(N)でありストローク終了時に開弁機構28の特定の抵抗荷重にほぼ等しい抵抗荷重を生じるものにすれば、初期荷重0(N)から開弁荷重近くまで滑らかな荷重増加を実現できる。
また、軸筒22の外径が12(mm)以下で、ペン先径が2.0(mm)以下において、ストロークが0.5(mm)以下であり、ストローク終了時の荷重が0.5(N)以下であれば、使用者は筆記対象面にペン24aを押し当ててから抵抗感無く開弁してペン芯24にインキ20を補充して使用でき、好ましい。
また、前記ダミーポンピング部30は、前記ペン芯後部24bの側面部を取り巻いて係止する膜状部材30aからなり、記弁座40の外周部と膜状部材30aの外周部が連接して一体成形され、弁座40および膜状部材30a間の空間がペン芯後部24bに繋がるインキ流路38を形成すれば、別途に弁座及び膜状部材30a周辺のインキ流路を密閉する部材を設けることなく外部から密閉した流路を構成でき、部品点数が少なく、簡易にインキ流路の密閉性を高めることができる。
尚、本発明の筆記具は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
実施形態では、ダミーポンピング部と弁座を一体に樹脂成形して概略太鼓形状にしていたが、その他、これらを別体に形成して、バネ受け48内で縦列して装着してもよい。
また、実施形態では軸筒内にインキ内蔵のリフィールを収容したリフィールタイプの筆記具を説明したが、本発明では、リフィールを用いずに軸筒内にインキを直接収容するタイプの筆記具にも採用できる。
筆記具の一部断面図を含む全体側面視図である。 (a)〜(c)は筆記具の先端部の縦断説明図および、押圧動作説明図である。 従来のバルブ型筆記具の一部断面した説明図である。
符号の説明
20 インキ
22 軸筒
22a 軸筒の先端部
24 ペン芯
24a ペン先
24b ペン芯後部
26 ペン芯摺動機構
28 弁機構
30 ダミーポンピング部
30a 膜状部材
34 コイルスプリング
36 弁棒
36a 弁棒の先端部
36b 弁棒の中部
36c 弁棒の中部
36d 弁棒のリブ
38 インキ流路
40 弁座
42 ガイド部材
44 保持部材
46 先軸
46a 先軸の前部
46b 先軸の後部
48 バネ受
48a バネ受けの先端部
48b バネ受けの中部
48c バネ受けの後端部
50 インキ筒
52 フォロア
54 リフィール
56 紙面

Claims (4)

  1. インキを内部に収容する軸筒と、この軸筒先端に突出して設けられたペン芯と、ペン芯のペン先を筆記対象面に押圧・開放することによってそのペン芯が後退・復帰動作することを可能にするペン芯摺動機構と、前記ペン芯が一定のストロ−ク以上後退動作しかつ特定の抵抗荷重以上の押圧力が加わったときに開弁して前記収容部内のインキをペン芯に向けて流通させる弁機構とを有するバルブ式の筆記具において、
    バルブが開弁するまでのストロークの間、ペン芯の後退動作に応じてペン芯の押圧に対する抵抗荷重を増加させていく弾性部材からなるダミーポンピング部を軸筒先端部に設けると共に、ダミーポンピング部は、ペン芯押圧開始時に荷重は0(N)でありストローク終了時に開弁機構の特定の抵抗荷重にほぼ等しい抵抗荷重を生じるものであることを特徴とする筆記具。
  2. 軸筒の外径が12(mm)以下で、ペン先径が2.0(mm)以下において、ストロークが0.5(mm)以下であり、ストローク終了時の荷重が0.5(N)以下であることを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
  3. 弁機構は、スプリングによって先方に向けて付勢され、ペン芯がストローク以上後退したときに、前記ペン芯の後端部が当接して後方に移動する弁棒と、弁棒先端部が密着・開放することによって収容部からペン芯へのインキ流路を閉鎖・開放する弾性樹脂からなる弁座とを有し、
    ダミーポンピング部は、前記弁座の前方部でペン芯の側面部に係止状態に設置されていて、ペン芯の後退動作に伴って弾性変形する部材からなることを特徴とする請求項1または2に記載の筆記具。
  4. 前記ダミーポンピング部は、前記ペン芯の側面部を取り巻いて係止する膜状部材からなり、記弁座の外周部と膜状部材の外周部が連接して一体成形され、弁座および膜状部材間の空間がペン芯に繋がるインキ流路を形成することを特徴とする請求項に記載の筆記具。
JP2007113208A 2007-04-23 2007-04-23 筆記具 Expired - Fee Related JP4856577B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007113208A JP4856577B2 (ja) 2007-04-23 2007-04-23 筆記具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007113208A JP4856577B2 (ja) 2007-04-23 2007-04-23 筆記具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008265203A JP2008265203A (ja) 2008-11-06
JP4856577B2 true JP4856577B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=40045402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007113208A Expired - Fee Related JP4856577B2 (ja) 2007-04-23 2007-04-23 筆記具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4856577B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014087988A1 (ja) 2012-12-04 2014-06-12 三菱鉛筆株式会社 筆記具

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3322717B2 (ja) * 1993-03-30 2002-09-09 ゼブラ株式会社 筆記具
JP2880865B2 (ja) * 1992-11-25 1999-04-12 ゼブラ株式会社 筆記具
GB9525695D0 (en) * 1995-12-15 1996-02-14 Gillette Co Marking instruments
JPH10157378A (ja) * 1996-11-26 1998-06-16 Zebra Pen Corp 液式筆記具
JP2000247090A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Sakura Color Prod Corp 塗布具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008265203A (ja) 2008-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5558908B2 (ja) 加圧式筆記具
JP4856577B2 (ja) 筆記具
JP4395529B2 (ja) 塗布具の流動体供給装置
JP6069003B2 (ja) 液体塗布具
JP2001080269A (ja) 塗布具
JP2008265147A (ja) 筆記具
JP2003341276A (ja) 塗布具
JP2001080277A (ja) 塗布具、並びに、その塗布液供給弁
JP7441655B2 (ja) 塗布具
JP5328323B2 (ja) 塗布具
JP2008006660A (ja) 出没式筆記具
JP2001171286A (ja) ノック式筆記具
JP2005225086A (ja) 液体塗布具
JP2001080271A (ja) 塗布具
JP2001080276A (ja) 塗布具
JP2005066961A (ja) 加圧式のボールペン
JP2002356085A (ja) 筆記具
JP2002052886A (ja) ノック式筆記具
JP2004268567A (ja) 加圧式のボールペン
JP2006056051A (ja) 液体塗布具
JP2005035279A (ja) ボールペン
JP2003312184A (ja) ノック式筆記具
JP2004066834A (ja) 加圧式のボールペン
JP2004136538A (ja) 筆記具
JP2001219685A (ja) ボールペン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111028

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4856577

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees