JP4855793B2 - スイッチングレギュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、小型電子機器に用いる高効率のスイッチングレギュレータに関し、特にPWM制御方式とPFM制御方式の各制御方式を選択的に使用して、軽負荷から重負荷まで電源変換効率が高いスイッチングレギュレータに関する。
近年、環境問題に対する配慮から、電子機器の省電力化が求められている。特に電池駆動による電子機器においてその傾向が顕著である。一般的に、省電力化を図るには電子機器で消費する電力を削減することと、電源回路自体の効率を向上させ無駄な電力消費を抑えることが重要である。
小型の電子機器に用いられる高効率の電源回路として、インダクタを用いた非絶縁型のスイッチングレギュレータが広く用いられている。スイッチングレギュレータの制御方式には、大きく2つの方式が知られている。1つは一定周波数のクロックパルスのデューティサイクルを変化させて出力電圧が一定になるように制御するPWM(pulse width modulation)制御方式であり、もう1つはパルス幅が一定でクロックの周期を変化させて出力電圧が一定になるように制御するPFM(pulse frequency modulation)制御方式である。なお、PFM制御方式には、周波数を無段階に変化させる方式と、PWM制御で用いている周波数のクロックを間引いて、擬似的に周波数を変化させる方式とがある。
PWM制御方式は、軽負荷でも一定周期でスイチングトランジスタのオン/オフ制御を行うため、軽負荷での効率は悪化する。これに対して、PFM制御方式は、負荷に応じて周波数が変動するため、機器に対してノイズやリプルの影響が大きいが、軽負荷に対してはPWM制御方式よりも効率を高めることができる。
そこで、従来においては、負荷の状態に応じてPWM制御方式とPFM制御方式とを切り換えて使用することで、軽負荷から重負荷まで電源効率を高めることができる電源回路があった。
負荷の状態を検出する方法としては、入力電源とスイッチングレギュレータの出力端子との間に出力電流検出用の抵抗を挿入して出力電流を検出する方法が一般的であった。しかしこのような方法では、出力電流が大きくなるほど出力電流検出用の抵抗による電力損失が増加し、電池を電源とした小型電子器には適さなかった。出力電流検出用の抵抗を使用しない方法としては、誤差増幅回路の電圧レベルを用いて間接的に負荷の状態を検出する方式があった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−219637号公報
しかし、誤差増幅回路の出力電圧を用いてPWM制御方式とPFM制御方式とを切り換える方法は、クロックのデューティサイクルを考慮していないことから、該切り換え時に出力電圧が変動しやすいという問題があった。例えば、PWM制御からPFM制御に切り換わる場合、PWM制御時のスイッチングトランジスタに対する駆動パルス幅が、PFM制御に切り換わると同時に、PFM制御用のパルス幅に変化する。PWM制御時のパルス幅がPFM制御時のパルス幅より大きい場合は、制御の切り換わり時にスイッチングレギュレータの出力電圧が一瞬低下し、逆にPWM制御時のパルス幅がPFM制御時のパルス幅より小さい場合は、制御の切り換わり時にスイッチングレギュレータの出力電圧が一瞬上昇する。このようなスイッチングレギュレータの出力電圧の変化は、制御の切り換わり前後におけるパルス幅の変化の大きさに比例していた。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、PWM制御とPFM制御の切り換わり時における出力電圧の変動を小さくすることができるスイッチングレギュレータを得ることを目的とする。
この発明に係るスイッチングレギュレータは、入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に変換して出力端子から出力するスイッチングレギュレータにおいて、
制御電極に入力された駆動パルス信号に応じてスイッチングし、前記入力端子に入力された入力電圧の出力制御を行うスイッチング素子と、
前記出力端子から出力される電圧が所定の電圧になるように、前記スイッチング素子に対してPWM制御又はPFM制御を切り換えて行う制御回路部と、
を備え、
前記制御回路部は、前記駆動パルス信号のデューティサイクルに比例した第1比例電圧を生成すると共に、前記スイッチング素子に対してPWM制御を行うために生成したパルス信号であるPWMパルス信号のデューティサイクルに比例した第2比例電圧を生成し、前記第1比例電圧及び第2比例電圧が所定の第1電圧以下になると、PWM制御からPFM制御に切り換え、前記第1比例電圧及び/又は第2比例電圧が第1電圧よりも大きい所定の第2電圧以上になるとPFM制御からPWM制御に切り換えるものである。
具体的には、前記制御回路部は、
前記PWMパルス信号を生成して出力するPWMパルス生成回路部と、
前記スイッチング素子に対してPFM制御を行うためのパルス信号であるPFMパルス信号を生成して出力するPFMパルス生成回路部と、
入力された制御信号に応じて、前記PWMパルス信号又はPFMパルス信号のいずれか一方を切り換えて前記スイッチング素子の制御電極に出力する制御切換回路部と、
前記駆動パルス信号のデューティサイクル及び前記PWMパルス信号のデューティサイクルに応じて、前記制御切換回路部の切り換え制御を行うデューティ比較回路部と、
を備え、
前記デューティ比較回路部は、前記第1比例電圧及び第2比例電圧をそれぞれ生成し、前記制御切換回路部に対して、前記第1比例電圧及び第2比例電圧が共に所定の第1電圧以下になると、前記PFMパルス信号を出力させ、前記第1比例電圧及び/又は第2比例電圧が第1電圧よりも大きい所定の第2電圧以上になると、前記PWMパルス信号を出力させるようにした。
また、前記PFMパルス生成回路部は、前記PWMパルス信号と同一周波数であるPFM制御を行うときに使用する所定の基準クロック信号を生成し、該基準クロック信号のパルスを間引いて前記PFMパルス信号を生成するようにした。
また、前記PFMパルス生成回路部は、前記PWMパルス信号と同一周波数であるPFM制御を行うときに使用する所定の基準クロック信号を生成し、該基準クロック信号のパルスを間引いて前記PFMパルス信号を生成するようにした。
具体的には、前記デューティ比較回路部は、
前記駆動パルス信号のデューティサイクルに比例した前記第1比例電圧を生成して出力する第1デューティ検出回路と、
前記PWMパルス信号のデューティサイクルに比例した前記第2比例電圧を生成して出力する第2デューティ検出回路と、
PFM制御に用いる前記基準クロック信号のデューティサイクルに比例した前記第1電圧又は前記第2電圧を排他的に生成して出力する第3デューティ検出回路と、
前記第1比例電圧と該第3デューティ検出回路の出力電圧を比較すると共に、前記第2比例電圧と該第3デューティ検出回路の出力電圧を比較し、該各比較結果に応じて、前記制御切換回路部に対して、前記PWMパルス信号又はPFMパルス信号のいずれか一方を排他的に前記スイッチング素子の制御電極に出力させる比較回路と、
を備え、
前記第3デューティ検出回路は、前記比較回路の比較結果から、前記第1比例電圧及び/又は第2比例電圧が、前記第3デューティ検出回路の出力電圧以上であると前記第1電圧を出力し、前記第1比例電圧及び第2比例電圧が、それぞれ前記第3デューティ検出回路の出力電圧未満であると前記第2電圧を出力するようにした。
また、前記第1デューティ検出回路、第2デューティ検出回路及び第3デューティ検出回路は、入力されたパルス信号のデューティサイクルに応じた電圧を生成するための抵抗とコンデンサからなる積分回路を備えるようにした。
また、前記第2デューティ検出回路の積分回路は、最も小さい時定数を有し、前記第3デューティ検出回路の積分回路は、最も大きい時定数を有するようにした。
また、前記PWMパルス生成回路部は、
前記出力端子の電圧を分圧した分圧電圧を生成して出力する出力電圧検出回路と、
所定の基準電圧を生成して出力する基準電圧発生回路と、
前記分圧電圧と該基準電圧との差電圧を増幅して出力する誤差増幅回路と、
所定の振幅の三角波信号を生成して出力する三角波生成回路と、
前記誤差増幅回路の出力信号と該三角波信号の電圧比較を行い、該比較結果を示す2値の信号である前記PWMパルス信号を生成して出力するPWMコンパレータと、
を備え、
前記三角波生成回路は、前記比較回路の比較結果から、前記第1比例電圧及び/又は第2比例電圧が、前記第3デューティ検出回路の出力電圧以上であるか否かに応じて、前記三角波信号の電圧レベルを変えるようにした。
具体的には、前記三角波生成回路は、前記第1比例電圧及び/又は第2比例電圧が、前記第3デューティ検出回路の出力電圧以上であるか否かに応じて、前記スイッチング素子の制御電極にPFMパルス信号に代わってPWMパルス信号が入力される切り換わり時点における、前記スイッチング素子の制御電極に入力されている前記駆動パルス信号のパルスが1つ抜けたときの前記誤差増幅回路の出力電圧変化相当分、前記三角波信号の電圧レベルを変えるようにした。
本発明のスイッチングレギュレータによれば、駆動パルス信号のデューティサイクルに比例した第1比例電圧を生成すると共に、スイッチング素子に対してPWM制御を行うために生成したパルス信号であるPWMパルス信号のデューティサイクルに比例した第2比例電圧を生成し、前記第1比例電圧及び第2比例電圧が所定の第1電圧以下になると、PWM制御からPFM制御に切り換え、前記第1比例電圧及び/又は第2比例電圧が第1電圧よりも大きい所定の第2電圧以上になるとPFM制御からPWM制御に切り換えるようにした。このことから、PWM制御とPFM制御の切り換わり時における出力電圧の変動を小さくすることができる。
また、PWMパルス信号及びPFMパルス信号の各デューティサイクルを電圧に変換し、PFM制御時に使用する基準クロック信号のデューティサイクルを電圧に変換して基準電圧にして、電圧比較を行うことでデューティサイクルの比較を行うようにしたことから、簡単な回路で高精度にPWM制御とPFM制御の切り換えを行うことができる。
また、PWM制御とPFM制御の切り換えを、PWM制御パルスの幅が、PFM制御時のパルス幅と等しくなった時点で切り換えるようにしたので、制御切り換え時における出力電圧の変動を小さくすることができる。
また、PFM制御時に使用する基準クロック信号のデューティサイクルを電圧に変換して基準電圧にヒステリシスを設けるようにしたことから、PWM制御とPFM制御の切り換えが緩慢になり、該切り換え時の出力電圧変動をより小さくすることができる。
また、PWM制御時とPFM制御時で、三角波信号の電圧レベルをシフトさせるようにしたことから、PFM制御からPWM制御に切り換わる際に、駆動パルス信号のパルス抜けがなくなり、更に、シフトさせた三角波信号の電圧レベルを、誤差増幅回路の出力電圧換算でパルス1つ分としたため、出力電圧の変動も最小限に抑えることができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの構成例を示した図であり、図2は、図1の各信号の波形例を示したタイミングチャートである。
図1において、スイッチングレギュレータ1は、入力電圧として入力端子INに入力された入力電圧Vinを所定の定電圧に変換し、出力電圧Voとして出力端子OUTから出力する降圧型のスイッチングレギュレータである。
スイッチングレギュレータ1は、主制御回路10、PFMパルス生成回路20、デューティ比較回路30、三角波生成回路40、PFMクロック生成回路50、ソフトスタート回路60及び所定の定電圧VAを生成して出力する定電圧電源回路70で構成されている。
主制御回路10は、誤差増幅回路11、PWMコンパレータ12、MAXデューティ検出回路13、NAND回路14〜17、インバータ18、所定の基準電圧Vrefを生成して出力する基準電圧発生回路19、PMOSトランジスタで構成されたスイッチングトランジスタM1、整流用のダイオードD1、インダクタL1、平滑用のコンデンサC1、及び出力電圧検出用の抵抗R1,R2で構成されている。
また、PFMパルス生成回路20は、3つのDフリップフロップ21〜23及び3つのNOR回路24〜26で構成され、デューティ比較回路30は、第1デューティ検出回路31、第2デューティ検出回路32、第3デューティ検出回路33、コンパレータ34,35、OR回路36、インバータ37、Dフリップフロップ38及びNAND回路39で構成されている。
なお、図1では、誤差増幅回路11、PWMコンパレータ12、MAXデューティ検出回路13、NAND回路14〜17、インバータ18、基準電圧発生回路19、スイッチングトランジスタM1、抵抗R1,R2、PFMパルス生成回路20、デューティ比較回路30、三角波生成回路40、PFMクロック生成回路50、ソフトスタート回路60及び定電圧電源回路70は1つのICに集積されている場合を例にして示しており、場合によっては、スイッチングトランジスタM1が該IC外に設けられたり、ダイオードD1が前記ICに集積されるようにしてもよい。また、NAND回路16のみ3入力であり、他の各NAND回路はすべて2入力である。
また、誤差増幅回路11、PWMコンパレータ12、基準電圧発生回路19、三角波生成回路40はPWMパルス生成回路部を、PFMパルス生成回路20及びPFMクロック生成回路50はPFMパルス生成回路部を、NAND回路16,17及びインバータ18は制御切換回路部を、デューティ比較回路30はデューティ比較回路部をそれぞれなす。また、スイッチングトランジスタM1はスイッチング素子を、抵抗R1及びR2は出力電圧検出回路を、コンパレータ34,35及びOR回路36は比較回路をそれぞれなす。
出力端子OUTと接地電圧との間に出力電圧検出用の抵抗R1及びR2が直列に接続され、抵抗R1,R2は、出力電圧Voを分圧して分圧電圧Vfbを生成し出力する。該分圧電圧Vfbは、誤差増幅回路11の非反転入力端に入力され、誤差増幅回路11の反転入力端には、基準電圧Vrefが入力されている。誤差増幅回路11は、基準電圧Vrefと分圧電圧Vfbとの電圧差を増幅して出力する。すなわち、誤差増幅回路11の出力信号SBの電圧は、出力電圧Voが上昇すると大きくなり、出力電圧Voが低下すると小さくなる。誤差増幅回路11の出力端は、PWMコンパレータ12の非反転入力端に接続され、PWMコンパレータ12の反転入力端には、三角波生成回路40から出力された三角波信号SAが入力されている。PWMコンパレータ12は、誤差増幅回路11の出力信号SBと該三角波信号SAの電圧比較を行い、出力信号SBの電圧に応じたパルス幅の、PWM制御を行うためのPWMパルス信号SCを生成して出力する。PWMコンパレータ12の出力端はNAND回路16の第1入力端に接続されている。
MAXデューティ検出回路13は、第1デューティ検出回路31の出力信号SJが入力され、スイッチングトランジスタM1の駆動パルス信号SDが所定の最大デューティサイクルに達すると、ローレベルのMAX信号を出力する。該MAX信号は、NAND回路15の一方の入力端に入力される。
NAND回路14及び15はラッチ回路を形成しており、NAND回路14の出力端は、NAND回路15の他方の入力端とNAND回路16の第3入力端にそれぞれ接続されている。NAND回路15の出力端は、NAND回路14の一方の入力端に接続され、NAND回路14の他方の入力端には、外部からのクロック信号OSCが入力されていることから、通常、NAND回路14の出力端はハイレベルになっている。
MAX信号がローレベルになると、NAND回路15の出力端がハイレベルになり、NAND回路14のゲートが開き、外部クロック信号OSCがNAND回路14の出力端から出力され、NAND回路14から出力された外部クロック信号OSCがスイッチングトランジスタM1の駆動パルスとなり、スイッチングトランジスタM1がオン状態に固定されるのを防止している。
また、NAND回路16の第2入力端には、デューティ比較回路30からのmode信号が入力され、該mode信号は、PWM制御を行う場合はハイレベルになり、PFM制御を行う場合はローレベルになる。このため、PWM制御を行う場合は、NAND回路16の第2入力端と第3入力端はそれぞれハイレベルになることから、NAND回路16は、PWMパルス信号SCを出力する。
NAND回路17の一方の入力端には、NAND回路16の出力信号が入力され、NAND回路17の他方の入力端には、PFMパルス生成回路20の出力信号SFが入力されている。NAND回路17は、PWM制御時にはPFMパルス生成回路20の出力信号であるPFMパルス信号SFがハイレベルになるため、NAND回路16を介してPWMコンパレータ12からのPWMパルス信号SCを通過させる。また、NAND回路17は、PFM制御時にはNAND回路16の出力信号がハイレベルになるため、PFMパルス生成回路20で生成されたPFM制御を行うためのパルス信号であるPFMパルス信号SFを通過させる。NAND回路17を通過したパルスは、インバータ18で反転されて駆動パルス信号SDとしてスイッチングトランジスタM1のゲートに入力される。
入力端子INと前記ICの端子LXとの間にスイッチングトランジスタM1が接続され、該端子LXと出力端子OUTとの間にインダクタL1が接続されている。また、端子LXにはダイオードD1のカソードが接続され、ダイオードD1のアノードは接地電圧に接続され、出力端子OUTと接地電圧との間にはコンデンサC1が接続されている。
Dフリップフロップ21のデータ入力端DにはPWMコンパレータ12からのPWMパルス信号SCが入力されており、クロック入力端Cには、PFM制御に用いる基準クロック信号SEがPFMクロック生成回路50から入力されている。また、Dフリップフロップ21の出力端Qから出力された信号SGは、Dフリップフロップ22のデータ入力端Dに入力されると共に、NOR回路26の一方の入力端にも入力されている。
更に、Dフリップフロップ21の出力端QBから出力されたPFMパルス信号SFは、NAND回路17の他方の入力端に入力されている。なお、Dフリップフロップ21の出力端QBが、PFMパルス生成回路20の出力端をなしている。Dフリップフロップ21のリセット入力端Rには、NOR回路24の出力端が接続されている。Dフリップフロップ22のクロック入力端Cには、PFM制御に用いる基準クロック信号SEの信号レベルを反転したクロック信号SEBがPFMクロック生成回路50から入力されている。
また、Dフリップフロップ22の出力端Qから出力された信号SHは、Dフリップフロップ23のデータ入力端Dに入力されると共に、NOR回路24の一方の入力端にも入力されている。Dフリップフロップ22のリセット入力端RにはNOR回路25の出力端が接続されている。Dフリップフロップ23のクロック入力端Cには、外部クロック信号OSCの信号レベルを反転したクロック信号OSCBが入力され、Dフリップフロップ23の出力端Qから出力された信号Siは、NOR回路25の一方の入力端に入力されている。Dフリップフロップ23のリセット入力端RにはNOR回路26の出力端が接続されている。
このような構成において、PFMパルス生成回路20は、PFM制御時には、図2に示すように、PFMクロック生成回路50で生成された基準クロック信号SEに対してPWMコンパレータ12からのPWMパルス信号SCに応じて間引いて生成したPFMパルス信号SFを出力する。また、NOR回路24〜26の各他方の入力端には、デューティ比較回路30のNAND回路39の出力端がそれぞれ接続されている。NAND回路39は、PWM制御時とソフトスタート実行時にはハイレベルの信号を出力するため、この期間はDフリップフロップ21〜23はそれぞれリセットされ、PFMパルス生成回路20からのPFMパルス信号SFはハイレベルになる。
第1デューティ検出回路31と第2デューティ検出回路32の回路構成は同じであり、図3は、第1デューティ検出回路31の回路構成を示した図である。なお、図3では、符号の後ろに括弧で示した符号は第2デューティ検出回路32の場合を示している。また、第2デューティ検出回路32の動作は、第1デューティ検出回路31と同様であることからその説明を省略する。
図3において、第1デューティ検出回路31は、電源として定電圧電源回路70からの定電圧VAが入力されたインバータ311,312、抵抗R31及びコンデンサC31で構成されている。第1デューティ検出回路31に入力された駆動パルス信号SDは2つのインバータ311,312で一定の電圧振幅のパルス信号に変換された後、抵抗R31とコンデンサC31の積分回路で、該パルス信号のデューティサイクルに応じた電圧に変換される。該積分回路の時定数は、第2デューティ検出回路32の方が第1デューティ検出回路31よりも小さくなるように設定されている。これは、PFM制御からPWM制御に切り換わる場合の切り換わり時間を短くするためである。
次に、図4は、図1の第3デューティ検出回路33の回路例を示した図である。
図4において、第3デューティ検出回路33は、電源として定電圧電源回路70からの定電圧VAが入力されたインバータ331,332、コンデンサC32、演算増幅回路333、PMOSトランジスタM31,M32、NMOSトランジスタM33,M34及び抵抗R32〜R35で構成されている。
インバータ331,332、並びに抵抗R32及びコンデンサC32で構成された積分回路部分は、図3で示した第1デューティ検出回路31及び第2デューティ検出回路32と同じ構成である。ただし、第3デューティ検出回路33の積分回路の時定数は、第1デューティ検出回路31の時定数よりも大きくなるように設定されている。これは、第3デューティ検出回路33の出力信号SLを、第1デューティ検出回路31及び第2デューティ検出回路32の各出力信号SJ及びSKと電圧比較するための基準電圧に使用するため、電圧の安定が求められると共に、入力される基準クロック信号SEが固定デューティサイクルの信号でありデューティサイクルの変動を検出する必要がないからである。
第3デューティ検出回路33の積分回路の出力電圧であるコンデンサC32の電圧は、演算増幅回路333の非反転入力端に入力されている。演算増幅回路333の反転入力端は、NMOSトランジスタM33のソースと抵抗R33との接続部に接続されており、抵抗R33の他端は接地電圧に接続されている。更に、演算増幅回路333の出力端は、NMOSトランジスタM33のゲートに接続され、NMOSトランジスタM33のドレイン電流は、コンデンサC32の電圧を抵抗R33の抵抗値で除した電流になる。
NMOSトランジスタM33のドレインはPMOSトランジスタM31のドレインに接続されている。PMOSトランジスタM31及びM32はカレントミラー回路を形成しており、PMOSトランジスタM31及びM32において、各ソースは入力電圧Vinにそれぞれ接続され、各ゲートは接続されてPMOSトランジスタM31のドレインに接続されている。
PMOSトランジスタM31のドレイン電流は、NMOSトランジスタM33のドレイン電流と同じであることから、PMOSトランジスタM32のドレイン電流は、NMOSトランジスタM33のドレイン電流に比例した電流になる。PMOSトランジスタM32のドレインは、抵抗R34と抵抗R35の直列回路を介して接地され、第3デューティ検出回路33の出力端をなしている。このことから、第3デューティ検出回路33の出力信号SLの電圧は、抵抗R34,R35の各抵抗値の和とPMOSトランジスタM32のドレイン電流との積になる。また、抵抗R35にはNMOSトランジスタM34が並列に接続され、NMOSトランジスタM34のゲートには、OR回路36の出力信号SMが入力されている。
OR回路36の出力信号SMは、後述するように、PWM制御の場合はハイレベルになり、PFM制御の場合はローレベルになることから、PWM制御の場合はNMOSトランジスタM34によって抵抗R35は短絡された状態になり、第3デューティ検出回路33の出力信号SLは、PFM制御の場合よりもやや小さい電圧になる。このように、ヒステリシスを持たせてPWM制御とPFM制御で第3デューティ検出回路33によるデューティ判定レベルを変えることにより、PWM制御とPFM制御の切り換わりが緩慢になり、制御の切り換えに伴う出力電圧Voの変動を小さく抑制することができる。
第1デューティ検出回路31の出力信号SJはコンパレータ34の非反転入力端に入力され、第2デューティ検出回路32の出力信号SKはコンパレータ35の非反転入力端に入力されている。また、第3デューティ検出回路33の出力信号SLはコンパレータ34とコンパレータ35の各反転入力端に入力されている。このため、第1デューティ検出回路31の出力信号SJ及び/又は第2デューティ検出回路32の出力信号SKが、第3デューティ検出回路33の出力信号SLよりも電圧が大きい場合、言い換えると、PFMクロック生成回路50からのクロック信号SEのデューティサイクルよりも、PWMコンパレータ12の出力信号SC及び/又は駆動パルス信号SDのデューティサイクルの方が大きい場合は、コンパレータ34及び/又は35がハイレベルの信号を出力する。
コンパレータ34とコンパレータ35の各出力端は、OR回路36の2つの入力端に対応して接続されていることから、PWMコンパレータ12のPWMパルス信号SC及び/又は駆動パルス信号SDのデューティサイクルが、PFMクロック生成回路50からの基準クロック信号SEのデューティサイクルよりも大きい場合は、OR回路36の出力端がハイレベルになる。この状態がPWM制御である。
OR回路36の出力信号SMは、インバータ37を介してDフリップフロップ38のデータ入力端Dに入力されている。Dフリップフロップ38のクロック入力端Cには外部クロック信号OSCが入力されている。
このため、Dフリップフロップ38の出力端Qからは、OR回路36の出力信号の信号レベルを反転した信号が外部クロック信号OSCに同期して出力される。該信号は、NAND回路39の一方の入力端に入力されている。また、Dフリップフロップ38の出力端QBからは、外部クロック信号OSCに同期してOR回路36の出力信号SMと同じ信号レベルのmode信号が出力される。mode信号は、NAND回路16の第2入力端に入力され、PFM制御時にはローレベルになるため、NAND回路16のゲートが閉じてPWMコンパレータ12からのPWMパルス信号SCを遮断すると共に、NAND回路17のゲートが開いてPFMパルス生成回路20からのPFMパルス信号SFを通過させる。
図5は、図1の三角波生成回路40の回路例を示した図である。
図5において、三角波生成回路40は、コンパレータ41、PMOSトランジスタM43、NMOSトランジスタM41,M42,M44〜M46、電流源i41,i42、コンデンサC41及び抵抗R41〜R43で構成されている。
定電圧VAと接地電圧との間には抵抗R41〜R43が直列に接続され、コンパレータ41の反転入力端は、抵抗R41と抵抗R42との接続部に接続され、コンパレータ41の非反転入力端と接地電圧との間にはコンデンサC41が接続され、コンパレータ41の非反転入力端とコンデンサC41との接続部は、三角波生成回路40の出力端をなしている。コンパレータ41の出力端は、NMOSトランジスタM42のゲートに接続され、NMOSトランジスタM42のドレインは電流源i41を介して入力電圧Vinに接続されている。また、NMOSトランジスタM42のソースは、NMOSトランジスタM45のドレインに接続されている。
NMOSトランジスタM45及びM46はカレントミラー回路を形成しており、NMOSトランジスタM45及びM46において、各ソースは接地電圧に接続され、各ゲートは接続されてNMOSトランジスタM45のドレインに接続されている。NMOSトランジスタM46のドレインは、NMOSトランジスタM44のソースに接続され、NMOSトランジスタM44のドレインは、コンパレータ41の非反転入力端とコンデンサC41との接続部に接続されると共に、PMOSトランジスタM43のドレインに接続されている。入力電圧VinとPMOSトランジスタM43のソースとの間には電流源i42が接続され、PMOSトランジスタM43及びNMOSトランジスタM44の各ゲートには、それぞれ外部クロック信号OSCが入力されている。
外部クロック信号OSCがローレベルの間は、PMOSトランジスタM43がオンすると共にNMOSトランジスタM44がオフすることから、コンデンサC41は電流源i42の電流で充電され、コンデンサC41の電圧は直線的に上昇する。外部クロック信号OSCがハイレベルになると、PMOSトランジスタM43はオフすると共にNMOSトランジスタM44がオンする。このとき、コンデンサC41の電圧が、抵抗R41と抵抗R42との接続部の電圧よりも大きい場合は、コンパレータ41の出力端はハイレベルになりNMOSトランジスタM42がオンする。このため、NMOSトランジスタM45及びM46のカレントミラー回路により、電流源i41の電流に比例した電流でNMOSトランジスタM44を介してコンデンサC41を放電することから、コンデンサC41の電圧は低下する。
コンデンサC41の電圧がコンパレータ41の反転入力端の電圧以下まで低下すると、コンパレータ41の出力端はローレベルになり、NMOSトランジスタM42がオフしてコンデンサC41の放電が停止する。外部クロック信号OSCのデューティサイクルが50%で、コンデンサC41を充放電する電流値が同じ値になるように設定すると、該充放電を何回か繰り返すうちに、下限電圧が抵抗R41と抵抗R42との接続部の電圧である三角波信号SAが生成される。また、抵抗R43にはNMOSトランジスタM41が並列に接続されており、NMOSトランジスタM41のゲートにはOR回路36の出力信号SMが入力されている。前記したように、OR回路36の出力信号SMは、PWM制御時にはハイレベルに、PFM制御時にはローレベルになることから、PWM制御時にはNMOSトランジスタM41はオンして抵抗R43をショートする。このため、PWM制御時は抵抗R41とR42との接続部の電圧は低下する。
このように、PFM制御からPWM制御に切り換わる際に、三角波信号SAの下限電圧を低下させるようにしたことから、PWM制御に切り換わった直後でも、確実に誤差増幅回路11の出力信号SBと三角波信号SAがクロスするようになり、スイッチングトランジスタM1に対する駆動パルス信号SDにおけるパルスの抜けを防止することができる。PWM制御時とPFM制御時との三角波信号SAの下限電圧の電圧差を、PFM制御からPWM制御に切り換わる時点における、駆動パルス信号SDのパルスが1つ抜けたときの誤差増幅回路11の出力電圧変化分とほぼ等しくすることで、PFM制御からPWM制御に切り換わる際に、出力電圧Voの変動が小さくスムースに切り換わるようにすることができる。
PFMクロック生成回路50は、PFM制御を行う場合の基準クロック信号SEを生成する回路である。PFM制御時には、基準クロック信号SEのパルスを間引いてスイッチングトランジスタM1のゲートに入力することにより、出力電圧Voの制御を行う。
図6は、図1のPFMクロック生成回路50の回路例を示した図である。
図6において、PFMクロック生成回路50は、Dフリップフロップ51、コンパレータ52、NOR回路53、電流源i51、PMOSトランジスタM51、NMOSトランジスタM52、コンデンサC51及び抵抗R51,R52で構成されている。
Dフリップフロップ51において、データ入力端Dには入力電圧Vinが入力され、クロック入力端Cには外部クロック信号OSCが入力されている。Dフリップフロップ51の出力端Qは、PFMクロック生成回路50の出力端をなし、外部クロック信号OSCに同期し、所定のデューティサイクルに変換された基準クロック信号SEを出力する。また、Dフリップフロップ51の出力端QBは、PMOSトランジスタM51とNMOSトランジスタM52の各ゲートにそれぞれ接続されている。定電圧VAとPMOSトランジスタM51のソースとの間には電流源i51が接続され、PMOSトランジスタM51のドレインと接地電圧との間にはNMOSトランジスタM52とコンデンサC51が並列に接続されている。
PMOSトランジスタM51とNMOSトランジスタM52とコンデンサC51との接続部は、コンパレータ52の非反転入力端に接続され、コンパレータ52の反転入力端には、定電圧VAを抵抗R51とR52で分圧した電圧が入力されている。コンパレータ52の出力端は、NOR回路53の一方の入力端に接続されている。NOR回路53の他方の入力端には、ソフトスタート回路60からの信号SS2が入力されており、NOR回路53の出力端は、Dフリップフロップ51のリセット入力端Rに接続されている。
外部クロック信号OSCがハイレベルになるごとに、Dフリップフロップ51の出力端Qからの基準クロック信号SEはハイレベルになる。この時、Dフリップフロップ51の出力端QBからの出力信号SEBはローレベルであることから、PMOSトランジスタM51はオンすると共にNMOSトランジスタM52はオフし、コンデンサC51は電流源i51からの電流で充電される。コンデンサC51の電圧が、抵抗R51とR52との接続部の電圧に達すると、コンパレータ52の出力信号がローレベルからハイレベルに反転し、Dフリップフロップ51のリセット入力端Rをローレベルにする。このため、Dフリップフロップ51の出力端Qはローレベルに戻り、Dフリップフロップ51の出力端QBはハイレベルになる。
Dフリップフロップ51の出力端QBがハイレベルになると、PMOSトランジスタM51はオフすると共にNMOSトランジスタM52がオンし、コンデンサC51は急速に放電される。このことから、コンパレータ52の出力端はローレベルに戻り、Dフリップフロップ51のリセットが解除される。コンデンサC51の電圧がコンパレータ52の反転入力端の電圧に達するまでの時間を、外部クロック信号OSCがハイレベルである時間よりも短くすることにより、デューティサイクルの小さいPFM制御用の基準クロック信号SEを生成することができる。
ソフトスタート回路60は、スイッチングレギュレータ1における起動時の過電流発生を防止すると共に、PFM制御を停止させて、PWM制御によって出力電圧Voが立ち上がるようにしている。
このように、本第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータは、スイッチングトランジスタM1への駆動パルス信号SDと、PWMコンパレータ12からのPWMパルス信号SCと、PFM用クロック生成回路50で生成されるPFM制御用の基準クロック信号SEの各デューティサイクルをそれぞれ電圧に変換して、駆動パルス信号SD及びPWMパルス信号SCの各デューティサイクルと、基準クロック信号SEのデューティサイクルとを比較し、該比較結果に応じてPWM制御とPFM制御を切り換えるようにした。このことから、PWM制御とPFM制御の切り換わり時における出力電圧の変動を小さくすることができる。
本発明の第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの構成例を示した図である。 図1の各信号の波形例を示したタイミングチャートである。 図1の第1デューティ検出回路31及び第2デューティ検出回路32の回路構成を示した図である。 図1の第3デューティ検出回路33の回路例を示した図である。 図1の三角波生成回路40の回路例を示した図である。 図1のPFMクロック生成回路50の回路例を示した図である。
符号の説明
1 スイッチングレギュレータ
10 主制御回路
11 誤差増幅回路
12 PWMコンパレータ
19 基準電圧発生回路
20 PFMパルス生成回路
30 デューティ比較回路
31 第1デューティ検出回路
32 第2デューティ検出回路
33 第3デューティ検出回路
34,35 コンパレータ
36 OR回路
40 三角波生成回路
50 PFMクロック生成回路
70 定電圧電源回路
M1 スイッチングトランジスタ
R1,R2 抵抗

Claims (8)

  1. 入力端子に入力された入力電圧を所定の電圧に変換して出力端子から出力するスイッチングレギュレータにおいて、
    制御電極に入力された駆動パルス信号に応じてスイッチングし、前記入力端子に入力された入力電圧の出力制御を行うスイッチング素子と、
    前記出力端子から出力される電圧が所定の電圧になるように、前記スイッチング素子に対してPWM制御又はPFM制御を切り換えて行う制御回路部と、
    を備え、
    前記制御回路部は、前記駆動パルス信号のデューティサイクルに比例した第1比例電圧を生成すると共に、前記スイッチング素子に対してPWM制御を行うために生成したパルス信号であるPWMパルス信号のデューティサイクルに比例した第2比例電圧を生成し、前記第1比例電圧及び第2比例電圧が所定の第1電圧以下になると、PWM制御からPFM制御に切り換え、前記第1比例電圧及び/又は第2比例電圧が第1電圧よりも大きい所定の第2電圧以上になるとPFM制御からPWM制御に切り換えることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  2. 前記制御回路部は、
    前記PWMパルス信号を生成して出力するPWMパルス生成回路部と、
    前記スイッチング素子に対してPFM制御を行うためのパルス信号であるPFMパルス信号を生成して出力するPFMパルス生成回路部と、
    入力された制御信号に応じて、前記PWMパルス信号又はPFMパルス信号のいずれか一方を切り換えて前記スイッチング素子の制御電極に出力する制御切換回路部と、
    前記駆動パルス信号のデューティサイクル及び前記PWMパルス信号のデューティサイクルに応じて、前記制御切換回路部の切り換え制御を行うデューティ比較回路部と、
    を備え、
    前記デューティ比較回路部は、前記第1比例電圧及び第2比例電圧をそれぞれ生成し、前記制御切換回路部に対して、前記第1比例電圧及び第2比例電圧が共に所定の第1電圧以下になると、前記PFMパルス信号を出力させ、前記第1比例電圧及び/又は第2比例電圧が第1電圧よりも大きい所定の第2電圧以上になると、前記PWMパルス信号を出力させることを特徴とする請求項1記載のスイッチングレギュレータ。
  3. 前記PFMパルス生成回路部は、前記PWMパルス信号と同一周波数であるPFM制御を行うときに使用する所定の基準クロック信号を生成し、該基準クロック信号のパルスを間引いて前記PFMパルス信号を生成することを特徴とする請求項2記載のスイッチングレギュレータ。
  4. 前記デューティ比較回路部は、
    前記駆動パルス信号のデューティサイクルに比例した前記第1比例電圧を生成して出力する第1デューティ検出回路と、
    前記PWMパルス信号のデューティサイクルに比例した前記第2比例電圧を生成して出力する第2デューティ検出回路と、
    PFM制御に用いる前記基準クロック信号のデューティサイクルに比例した前記第1電圧又は前記第2電圧を排他的に生成して出力する第3デューティ検出回路と、
    前記第1比例電圧と該第3デューティ検出回路の出力電圧を比較すると共に、前記第2比例電圧と該第3デューティ検出回路の出力電圧を比較し、該各比較結果に応じて、前記制御切換回路部に対して、前記PWMパルス信号又はPFMパルス信号のいずれか一方を排他的に前記スイッチング素子の制御電極に出力させる比較回路と、
    を備え、
    前記第3デューティ検出回路は、前記比較回路の比較結果から、前記第1比例電圧及び/又は第2比例電圧が、前記第3デューティ検出回路の出力電圧以上であると前記第1電圧を出力し、前記第1比例電圧及び第2比例電圧が、それぞれ前記第3デューティ検出回路の出力電圧未満であると前記第2電圧を出力することを特徴とする請求項3記載のスイッチングレギュレータ。
  5. 前記第1デューティ検出回路、第2デューティ検出回路及び第3デューティ検出回路は、入力されたパルス信号のデューティサイクルに応じた電圧を生成するための抵抗とコンデンサからなる積分回路を備えることを特徴とする請求項4記載のスイッチングレギュレータ。
  6. 前記第2デューティ検出回路の積分回路は、最も小さい時定数を有し、前記第3デューティ検出回路の積分回路は、最も大きい時定数を有することを特徴とする請求項5記載のスイッチングレギュレータ。
  7. 前記PWMパルス生成回路部は、
    前記出力端子の電圧を分圧した分圧電圧を生成して出力する出力電圧検出回路と、
    所定の基準電圧を生成して出力する基準電圧発生回路と、
    前記分圧電圧と該基準電圧との差電圧を増幅して出力する誤差増幅回路と、
    所定の振幅の三角波信号を生成して出力する三角波生成回路と、
    前記誤差増幅回路の出力信号と該三角波信号の電圧比較を行い、該比較結果を示す2値の信号である前記PWMパルス信号を生成して出力するPWMコンパレータと、
    を備え、
    前記三角波生成回路は、前記比較回路の比較結果から、前記第1比例電圧及び/又は第2比例電圧が、前記第3デューティ検出回路の出力電圧以上であるか否かに応じて、前記三角波信号の電圧レベルを変えることを特徴とする請求項4、5又は6記載のスイッチングレギュレータ。
  8. 前記三角波生成回路は、前記第1比例電圧及び/又は第2比例電圧が、前記第3デューティ検出回路の出力電圧以上であるか否かに応じて、前記スイッチング素子の制御電極にPFMパルス信号に代わってPWMパルス信号が入力される切り換わり時点における、前記スイッチング素子の制御電極に入力されている前記駆動パルス信号のパルスが1つ抜けたときの前記誤差増幅回路の出力電圧変化相当分、前記三角波信号の電圧レベルを変えることを特徴とする請求項7記載のスイッチングレギュレータ。
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