JP4855257B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、体液が排泄されたことを保護者または介護者に認識させるインジケータが取り付けられた使い捨ておむつなどの吸収性物品に関する。
透液性表面シートと、光透過性かつ不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから構成され、裏面シートとコアとの間に体液で濡れると顕在化するインジケータが取り付けられた使い捨ておむつがある(特許文献1参照)。インジケータは、横方向へ長い帯状を有し、前胴周り域の縦方向中央に位置して横方向へ延びている。
インジケータは、紙製の基材シートと、基材シートのコアに対向する内面に間欠的に塗布された第1塗料層と、基材シートの裏面シートに対向する外面に間欠的に塗布された白色または乳白色を呈する第2塗料層とから形成されている。第1塗料層は、裏面シートや基材シート、第2塗料層と異なる色調を有し、シリカやアルミナ等の光散乱性無機微細粒子を含有する。第2塗料層は、シリカやアルミナ等の光散乱性無機微細粒子を含有し、光の乱反射を利用して第1塗料層を隠蔽する。このおむつでは、その着用中に排泄された体液が第1および第2塗料層に滲入すると、第1および第2塗料層における光の散乱が減少し、第1塗料層に対する隠蔽効果が低下する。したがって、第1塗料層が基材シートと第2塗料層とを透して裏面シートの外側から視認可能となる。保護者や介護者は、おむつに体液が排泄されたか否かをインジケータを介して裏面シートの外側から視覚的に識別することができる。
特開平9−140742号公報
特許文献1に開示のおむつでは、コアに吸収された体液が第1塗料層と基材シートとに滲入した後、基材シートから第2塗料層に滲入するので、おむつに排泄された体液が第2塗料層に達するまでに所定の時間を要する。また、第2塗料層において毛細管現象が生じることはなく、第2塗料層が体液を素早く吸収することはないので、第2塗料層に体液が達したとしても、第2塗料層おいて光の散乱が減少するまでに所定の時間を要する。したがって、体液が排泄されてから第1塗料層が潜在化するまでに時間を要するので、保護者や介護者が体液の排泄を即座に認識することができない場合がある。
本発明の目的は、体液が排泄されると直ちに顕在化し、保護者や介護者が体液の排泄を即座に認識することができるインジケータを有する吸収性物品を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、透液性表面シートと、光透過性かつ不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから構成され、裏面シートとコアとの間に体液で濡れると顕在化して該裏面シートの外側から体液排泄の識別を可能にするインジケータが取り付けられた吸収性物品である。
前記前提における本発明の特徴は、インジケータが、親水性繊維不織布と、親水性繊維不織布に描かれた表示要素とから形成され、乾燥状態にある親水性繊維不織布が表示要素を隠蔽し、親水性繊維不織布が体液を吸収したときに表示要素が該親水性繊維不織布を透して裏面シートの外側から透視可能になり、親水性繊維不織布が、親水性のメルトブローン不織布層と、メルトブローン不織布層の少なくとも片面にラミネートされた親水性のスパンボンド不織布層とを含む複合不織布であり、表示要素が、複合不織布のコアに対向する第1対向面に描かれ、複合不織布の第1対向面が、表示要素とともにコアの表面に密着し、複合不織布の裏面シートに対向する第2対向面が、該裏面シートの内面に密着していることである。
前記特徴を有する本発明は、以下の実施態様を有する
水性繊維不織布の乾燥時における全光線透過率が、20〜40%の範囲にあり、親水性繊維不織布の吸液時における全光線透過率が、60〜95%の範囲にある。
親水性繊維不織布が、その単位重量当たり0.5〜5.0重量%の親水化剤を含有する。
親水性繊維不織布が、1〜90mmのクレム吸水度を有する。
親水性繊維不織布が、その単位重量当たり5〜600重量%の吸水率を有する
示要素が、親水性繊維不織布上に形成されたインク層と塗料層とのいずれか一方である。
本発明に係る吸収性物品に排泄された尿が、インジケータを形成する親水性繊維不織布の毛細管現象によって不織布に素早く吸収保持され、それによって、不織布における光の散乱が減少し、乾燥時の不織布に隠蔽された表示要素が顕在化する。このようにして、保護者や介護者がインジケータを介して体液が排泄されたか否かを裏面シートの外側から識別することができる。
インジケータを形成する親水性繊維不織布が極細繊維から作られたメルトブローン不織布層である吸収性物品は、不織布の密度が高く、不織布の表面が平滑できめが細かいので、不織布層が表示要素に対する優れた隠蔽効果を有するとともに、表示要素が不織布層の表面で滲むことがなく、表示要素を不織布層に明確に描くことができる。さらに、メルトブローン不織布層が、その毛細管現象によって体液を素早く吸収し、不織布層における光の散乱が減少して、乾燥時の不織布層に隠蔽された表示要素が顕在化する。このようにして、インジケータを介して保護者や介護者が、体液が排泄されたことを裏面シートの外側から即座に知ることができる。
インジケータを形成する親水性繊維不織布が連続繊維から作られたスパンボンド不織布層である吸収性物品は、不織布層が優れた体液拡散吸収性を有するので、体液が不織布層を素早く拡散するとともに、不織布が、その毛細管現象によって体液を素早く吸収し、不織布における光の散乱が速やかに減少して、乾燥時の不織布に隠蔽された表示要素が直ちに顕在化する。この吸収性物品では、インジケータを介して保護者や介護者が、体液が排泄されたことを裏面シートの外側から即座に知ることができる。
インジケータを形成する親水性繊維不織布が、メルトブローン不織布層とスパンボンド不織布層とをラミネートした複合不織布である吸収性物品は、メルトブローン不織布層の表示要素に対する優れた隠蔽効果とスパンボンド不織布層の優れた体液拡散吸収性とを利用することができ、表示要素を明確に描くことができ、インジケータに体液を素早く吸収させることができる。この吸収性物品では、インジケータを介して保護者や介護者が、体液が排泄されたことを裏面シートの外側から即座に知ることができる。
親水性繊維不織布の乾燥時における全光線透過率が20〜40%の範囲、親水性繊維不織布の吸液時における全光線透過率が60〜95%の範囲にある吸収性物品は、乾燥時の不織布によって表示要素が確実に隠蔽されるとともに、不織布が体液を吸収したときに表示要素が確実に顕在化する。
親水性繊維不織布がその単位重量当たり0.5〜5.0重量%の親水化剤を含有する吸収性物品は、不織布における体液の吸収速度を向上させることができ、不織布が体液を素早く吸収するので、体液の排泄後に表示要素を直ちに顕在化させることができる。
親水性繊維不織布が1〜90mmのクレム吸水度を有する吸収性物品は、不織布における体液の吸収速度が速く、かつ、不織布における体液の拡散性が高いので、体液が不織布を素早く拡散して不織布に吸収され、体液の排泄後に表示要素を直ちに顕在化させることができる。
親水性繊維不織布がその単位重量当たり5〜600重量%の吸水率を有する吸収性物品は、不織布に一定量の体液を確実に吸収させることができ、体液の排泄後に表示要素を直ちに顕在化させることができる。
親水性繊維不織布がその厚み方向へ凹む複数の熱エンボス部を有する吸収性物品は、不織布が体液を吸収したときに、熱エンボス部に描かれた表示要素が鮮明に顕在化するので、熱エンボス部と相俟って熱エンボス部を除く部位に描かれた表示要素全体を鮮明に顕在化させることができる。
本発明に係る吸収性物品の好ましい第1実施形態を示す部分破断斜視図。 図1の2−2線断面図。 図1の3−3線断面図。 図1の4−4線拡大端面図。 着用された状態の吸収性物品を示す斜視図。 本発明の好ましい第2実施形態を示す図4と同様の図。 本発明の好ましい第3実施形態を示す図4と同様の図。 本発明の好ましい第4実施形態を示す図4と同様の図。 本発明の好ましい第5実施形態を示す図4と同様の図。
符号の説明
12 前胴周り域
13 股下域
14 後胴周り域
15 透液性表面シート
16 不透液性裏面シート
18 吸液性コア
19A インジケータ
19B インジケータ
19C インジケータ
19D インジケータ
19E インジケータ
29 メルトブローン不織布層
30 スパンボンド不織布層
31A 複合不織布
31B 複合不織布
31C 複合不織布
32 第1対向面
33 表示要素
34 熱エンボス部
37 第2対向面
添付の図面を参照し、本発明に係る吸収性物品の一例である使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
本発明の第1実施形態を示す図1〜4を参照すると、おむつは、互いに並行して横方向へ延びる両端部10と、縦方向へ延びる両側部11とを有する。おむつは、両端部10間に縦方向へ並ぶ前胴周り域12および後胴周り域14と、それら胴周り域12,14の間に位置する股下域13とを有する。おむつは、肌当接側に位置する透液性表面シート15と、着衣当接側に位置する光透過性かつ不透液性裏面シート16と、一対の不透液性防漏カフ17と、表裏面シート15,16の間に介在する吸液性コア18とから構成されている。コア16は、両端部10と両側部11とを除く前後胴周り域12,14と股下域13とに配置されている。股下域13の両側部11は、おむつの横方向内方へ向かって弧を画いている。おむつは、その平面形状が砂時計型を有する。裏面シート16とコア18との間には、保護者や介護者が裏面シート16の外側から体液排泄の識別することを可能にするインジケータ19Aが取り付けられている。
表面シート15には、親水性繊維不織布20が使用されている。裏面シート16には、コア18に対向する通気不透液性プラスチックフィルム21とフィルム21の外側に位置する疎水性繊維不織布22とをラミネートした複合シートが使用されている。防漏カフ17には、撥水処理が施された疎水性繊維不織布23が使用されている。繊維不織布層20,22,23には、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンボンド、ケミカルボンドの各製法により製造された不織布を使用することができる。不織布層20,22,23の構成繊維には、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリスチレン系繊維を使用することができる。構成繊維には、芯鞘型複合繊維、並列型複合繊維、異型中空繊維、微多孔繊維、接合型複合繊維を使用することもできる。
フィルム21には、シリカやアルミナ等の無機物微細粒子を含有する延伸プラスチックフィルムが使用されている。フィルム21は、無機物微細粒子を含有する無色透明の熱可塑性合成樹脂をフィルム状に押出成形した後、所定の倍率に一軸または二軸延伸して製造される。フィルム21の表面には、粒子が浮き出して微細な多数の凹凸が形成されている(図示せず)。フィルム21は、白色または乳白色を呈し、光反射性および光吸収性とともに光透過性を有する。フィルム21は、乾燥時にその表面で光が乱反射するので、光反射性が高く光透過性は低いが、体液で濡れると光の散乱が減少して光反射性が低下し、それによって光透過性が増加する。フィルム21は、乾燥時における全光線透過率が55〜75%の範囲にあり、体液で濡れたときの全光線透過率が65〜99%の範囲にある。
不織布層22は、その構成繊維が光を乱反射することで白色または乳白色を呈するが、光が繊維を透過するとともに繊維間隙を通過するので、光反射性および光吸収性とともに光透過性を有する。不織布層22は、乾燥時における全光線透過率が20〜40%の範囲にあり、体液で濡れたときの全光線透過率が60〜95%の範囲にある。
裏面シート16は、それを形成するフィルム21が体液で濡れることでその光透過性が増加する。裏面シート16は、乾燥時における全光線透過率が50〜70%の範囲にあり、体液で濡れたときの全光線透過率が55〜90%の範囲にある。なお、裏面シート16は、フィルム21のみから形成されていてもよく、不織布層22のみから形成されていてもよい。フィルム21には、無機物微細粒子を含有せず、表面が平滑な無色透明の高い光透過性を有する延伸プラスチックフィルムを使用することもできる。
コア18は、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプとの混合物、または、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプと熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所定の厚みに圧縮されている。コア18は、その型崩れを防止するため、全体がティッシュペーパー24(図4参照)に包被されている。
防漏カフ17は、両側部11に固着されて縦方向へ延びる基部25と、縦方向へ延びていて表面シート15の上方へ起立性向を有する先端部26と、おむつの横方向内方へ倒伏した状態で両端部10に固着された両端部27とから形成されている。基部25と先端部26とは、両端部10間に延びている。
先端部26の頂部分には、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材28が収縮可能に取り付けられている。弾性部材28は、縦方向へ所定の倍率に伸長された状態で先端部26に固着されている。弾性部材28が収縮すると、おむつが表面シート15を内側にして縦方向へ湾曲するとともに、防漏カフ17の先端部26が縦方向へ縮んで表面シート15の上方へ起立し、排泄物に対する障壁を形成する。起立する先端部26によって排泄物の横漏れが防止される。
インジケータ19Aは、縦方向へ長い帯状を有し、おむつの横方向中央に位置して股下域13から前後胴周り域12,14に向かって縦方向へ延びている。インジケータ19Aは、親水性のメルトブローン不織布層29の片面に親水性のスパンボンド不織布層30をラミネートした複合不織布31Aと、複合不織布31Aのコア18に対向する第1対向面32に描かれた表示要素33とから形成されている(図4参照)。複合不織布31Aは、その構成繊維が光を乱反射することで白色または乳白色を呈するが、光が繊維を透過するとともに繊維間隙を通過するので、光反射性および光吸収性とともに光透過性を有する。複合不織布31Aは、乾燥時に光を強く乱反射するので、光反射性が高く光透過性は低いが、体液で濡れると光の散乱が減少して光反射性が低下し、光透過性が増加する。
複合不織布31Aでは、メルトブローン不織布層29が裏面シート16に対向し、スパンボンド不織布層30がコア18に対向している。複合不織布31Aには、その厚み方向へ凹む複数の熱エンボス部34が形成されている。熱エンボス部34では、複合不織布31Aがその厚み方向へ加熱加圧下に圧縮され、複合不織布31Aが実質的にフィルム化し、メルトブローン不織布層29とスパンボンド不織布層30とが一体化している。メルトブローン不織布層29は、それに断続的に塗布された接着剤35を介して裏面シート16(フィルム21)に固着され、裏面シート16に密着している。スパンボンド不織布層30は、それに断続的に塗布された接着剤36を介してコア18に固着され、コア18に密着している。複合不織布31Aは、第1対向面32が表示要素33とともにコア18の表面に密着し、裏面シート16に対向する第2対向面37がシート16の内面に密着している。
複合不織布31Aを製造するためには、メルトブローン不織布層29とスパンボンド不織布層30とのいずれか一方が製造され、その後、他方を、ネットコンベア上を移動する先に製造されたものの表面に堆積させる。複合不織布31Aでは、それら不織布層29,30を構成する繊維どうしが互いに交差し、交差部位で繊維どうしが熱融着している。図示はしていないが、不織布31Aを製造した後、不織布31Aは、互いに対向配置されて回転する2つのエンボスロールの間に挿入されて、それらロールで不織布31Aが加熱加圧下に圧縮され、それによって複合不織布31Aに熱エンボス部34が形成される。それらエンボスロールは、その周面に複数のエンボス突起が形成され、所定の温度に加熱されている。なお、不織布層29,30の構成繊維には、不織布層20,22,23と同様のそれを使用することができる。
メルトブローン不織布層29は、その坪量が1〜70g/mであり、その密度が0.01〜0.1g/cmである。スパンボンド不織布層30は、その坪量が4〜70g/mであり、その密度が0.001〜0.1g/cmである。複合不織布31Aは、その坪量が5〜140g/mであり、その密度が0.011〜0.2g/cmである。複合不織布31Aには、一定量の親水化剤が含まれている。
表示要素33は、縦方向へ所定寸法離間して並ぶ熊の顔の絵であり、スパンボンド不織布層30における熱エンボス部34と熱エンボス部34を除く部位とに描かれている。表示要素33には、裏面シート16や複合不織布31Aとは異なる色調の水性インク、または、裏面シート16や複合不織布31Aとは異なる色調の水性塗料のいずれか一方が使用されている。インクや塗料は、複合不織布31Aに印刷または塗布されるか、複合不織布31Aに熱エンボス部34を形成した後に印刷または塗布されてもよく、複合不織布31Aに熱エンボス部34を形成する以前に印刷または塗布されてもよい。
両端部10は、コア18の端縁38から縦方向外方へ延びる表裏面シート15,16の端部39,40と防漏カフ17の端部27とから形成されている。おむつの両端部10では、表裏面シート15,16の端部39,40と防漏カフ17の端部27とが重なり合い、表裏面シート15,16の内面どうしが固着され、防漏カフ17が表面シート15に固着されている。後胴周り域14の端部10には、横方向へ延びる帯状の胴周り用弾性部材41が収縮可能に取り付けられている。胴周り用弾性部材41は、表面シート15の端部39と裏面シート16の端部40と間に介在し、横方向へ所定の倍率に伸長させた状態でそれらシート15,16の内面に固着されている。
おむつの両側部11は、コア18の側縁42から横方向外方へ延びる表裏面シート15,16の側部43,44と防漏カフ17の基部25とから形成されている。両側部11では、表面シート15の側部43がコア18の側縁42から横方向外方へわずかに延び、側部43からさらに横方向外方へ裏面シート16の側部44と防漏カフ17の基部25とが延びている。両側部11では、表裏面シート15,16の側部43,44と防漏カフ17の基部25とが重なり合い、表裏面シート15,16の内面どうしが固着され、表裏面シート15,16の内外面と防漏カフ17の内面とが固着されている。両側部11には、縦方向へ延びる複数条の脚周り用弾性部材45が収縮可能に取り付けられている。脚周り用弾性部材45は、裏面シート16の側部44と防漏カフ17の基部25との間に介在し、横方向へ所定の倍率に伸長させた状態でそれらシート16およびカフ17の内面に固着されている。
後胴周り域14の両側部11には、プラスチックフィルムから形成されたテープファスナ46が取り付けられている。テープファスナ46は、横方向へ延びる固定端部47と自由端部48とを有する。固定端部47は、裏面シート16の側部44と防漏カフ17の基部25との間に介在し、それらシート16およびカフ17の内面に固着されている。自由端部48の内面には、複数のフックを有する雄型のメカニカルファスナ49が取り付けられている。なお、自由端部48には、メカニカルファスナ49ではなく、粘着剤が塗布されていてもよい。
前胴周り域12には、テープファスナ46の自由端部48を着脱可能に止着するターゲットテープ50が取り付けられている。ターゲットテープ50には、ベースとベースから突出する複数のループとから形成された雌型のメカニカルファスナが使用されている。ターゲットテープ50は、横長矩形を有し、裏面シート16の外面に固着されている。テープファスナ46の自由端部48に感圧性粘着剤を塗布する場合は、ターゲットテープ50にプラスチックフィルムが使用される。
図5は、尿が排泄され、一部の表示要素33が顕在化した状態を示している。おむつの着用中に排泄された尿は、表面シート15を透過してコア18に吸収され、さらに、インジケータ19Aを形成する複合不織布31Aに吸収される。
おむつに尿が排泄される以前では、インジケータ19Aが乾燥状態にあり、表示要素33が複合不織布31Aによって隠蔽されている。優れた隠蔽効果を有するメルトブローン不織布層29が表示要素33を隠蔽しているので、表示要素33を裏面シート16の外側から見たときに、表示要素33の輪郭を微かに認識することはできるが、表示要素33全体を明確に認識することはできない。
おむつに排泄された尿がコア18からスパンボンド不織布層30に移行し、尿がスパンボンド不織布層30全体に速やかに拡散するとともに、メルトブローン不織布層29とスパンボンド不織布層30とがその毛細管現象によって尿を素早く吸収し、それら不織布層29,30における光の散乱が速やかに減少する。それによって、不織布31Aの光透過性が増加して裏面シート16の外側から見たときの表示要素33の明度と彩度とが増すので、表示要素33が直ちに顕在化する。このようにして、表示要素33全体を裏面シート16の外側から明確に認識することができる。おむつに尿が排泄されると、表示要素33が直ちに顕在化するので、インジケータ19Aを介して保護者や介護者がおむつに尿が排泄されたことを裏面シート16の外側から即座に知ることができる。複合不織布31Aが尿で濡れることにともなって裏面シート16も尿で濡れるので、裏面シート16の光透過性が増加し、顕在化した表示要素33全体を裏面シート16の外側から確実に認識することができる。
おむつは、複合不織布31Aが複数の熱エンボス部34を有し、表示要素33が熱エンボス部34を除く部位のみならず、熱エンボス部34にも描かれているので、不織布31Aが体液を吸収したときに、熱エンボス部34に描かれた表示要素33が鮮明に顕在化し、熱エンボス部34とともに熱エンボス部34を除く部位に描かれた表示要素33全体を鮮明に顕在化させることができる。
複合不織布31Aは、その乾燥時における全光線透過率が20〜40%の範囲にあり、その吸液時における全光線透過率が60〜95%の範囲にある。複合不織布31Aの乾燥時における全光線透過率が40%を超過すると、不織布31Aにおける表示要素33の隠蔽効果が小さく、裏面シート16の外側から見たときの表示要素33の明度と彩度とが不織布31Aの乾燥時と吸液時とで大きく変わることはなく、インジケータ19Aにおいて尿が排泄される前と尿が排泄された後との区別が付かない場合がある。複合不織布31Aの吸液時における全光線透過率が60%未満では、不織布31Aが尿を吸収したとしても、不織布31Aの表示要素33に対する隠蔽効果が大きいままなので、裏面シート16の外側から表示要素33を明確に透視することができず、保護者や介護者がおむつに尿が排泄されたことを認識できない場合がある。なお、複合不織布31Aの乾燥時と吸液時とにおける全光線透過率は、以下の方法で測定した。
(1)複合不織布31Aと同一の全光線透過率測定用の不織布サンプル(縦寸法40mm×横寸法40mm)を用意した。全光線透過率を測定する測定器には、交照側光方式色差計(日本電色工業社製)を使用した。
(2)最初に、サンプルの乾燥時における全光線透過率を測定した。測定器のゼロ点調整を行った後(台に何も置かない状態で測定:透過100%、黒板で光を遮断した状態で測定:透過0%)、乾燥状態にあるサンプルを台に置き、サンプルのTT値(透過率%)を測った。このときのサンプルのTT値を不織布31Aの乾燥時における全光線透過率とした。TT値は、20〜40%であった。
(3)次に、サンプルの吸液時における全光線透過率測定した。水を入れたシャーレにサンプル全体を浸し(1分間)、水で濡らしたサンプルを台に置き、サンプルのTT値(透過率%)を測った。このときのサンプルのTT値を不織布31Aの吸液時における全光線透過率とした。TT値は、60〜95%であった。
複合不織布31A(メルトブローン不織布層29およびスパンボンド不織布層30)が含有する親水化剤の量は、不織布31Aの単位重量当たり0.5〜5.0重量%である。複合不織布31Aの単位重量当たりに対する親水化剤の量が0.5重量%未満では、不織布31Aの親水性が弱く、不織布31Aにおける尿の吸収速度が遅くなり、尿が不織布31Aに速やかに吸収されないので、尿の排泄後に直ちに表示要素33を顕在化させることができない。親水化剤は、複合不織布31A(メルトブローン不織布層29およびスパンボンド不織布層30)の構成繊維の周面に塗布される場合と、複合不織布31A(メルトブローン不織布層29およびスパンボンド不織布層30)の構成繊維に練り込まれる場合とがある。親水化剤は、陰イオン界面活性剤や陽イオン界面活性剤、非イオン系界面活性剤、両性界面活性剤から選択することができる。
インクや塗料には、シリカやアルミナ等の光散乱性無機微細粒子が含まれていてもよく、不織布31Aに含まれているのと同様の親水化剤が含まれていてもよい。また、インクや塗料には、親水性アクリルバインダーが含まれていてもよい。インクや塗料が無機微細粒子を含有する場合における粒子の量は、インクや塗料の単位重量当たり5〜40重量%であることが好ましい。インクや塗料が親水化剤を含有する場合における親水化剤の量は、インクや塗料の単位重量当たり0.5〜5.0重量%であることが好ましい。インクや塗料が親水性アクリルバインダーを含有する場合におけるバインダーの量は、インクや塗料の単位重量当たり5〜25重量%であることが好ましい。
複合不織布31Aは、1〜90mmのクレム吸水度を有する。複合不織布31Aのクレム吸水度が1mm未満では、不織布31Aにおける体液拡散吸収性が悪く、不織布31Aにおける尿の吸収速度が遅くなり、尿が不織布31Aに速やかに吸収されないので、尿の排泄後に直ちに表示要素33を顕在化させることができない。なお、複合不織布31Aのクレム吸水度は、以下の方法で測定した。
(1)複合不織布31Aと同一のクレム吸水度測定用の不織布サンプル(縦寸法150mm×横寸法25mm)を用意した。クレム吸水度の測定には、水を入れたシャーレと、垂直に延びる軸と軸の上部から水平に延びるアームとを有するスタンドと、定規とを使用した。
(2)スタンドのアームの下方にシャーレを置き、スタンドのアームの先端にサンプルの縦方向一端部を取り付け、サンプルをアームから下方に垂下させ、サンプルの縦方向他端部をシャーレ内の水に浸けた状態で10分間放置する。10分経過後にサンプルが水を吸い上げた距離(水面からの高さ)を定規で測定し、そのときの値をクレム吸水度とした。サンプルが水を吸い上げた距離は、1〜90mmであった。
複合不織布31Aは、その単位重量当たり5〜600重量%の吸水率を有する。複合不織布31Aの単位重量当たりの吸水率が5重量%未満では、不織布31Aが尿を吸収したとしても、不織布31Aが尿で十分に濡れることがなく、不織布31Aにおける光の乱反射を十分に低下させることができないので、尿の排泄後に表示要素33を顕在化させることができない場合がある。なお、複合不織布31Aの単位重量当たりの吸水率は、以下の方法で測定した。
(1)複合不織布31Aと同一の吸水率測定用の不織布サンプル(縦寸法150mm×横寸法25mm)を用意した。吸水率の測定には、水を入れたビーカと、重量計とを使用した。
(2)サンプルの乾燥時の重量Aを重量計で測定した。次に、サンプルをビーカに入れてサンプル全体を水に浸し、1分間放置した。1分経過後にサンプルをビーカから取り出し、30秒間空中で放置した後、吸水状態にあるサンプルの重量Bを重量計で測定した。サンプルの吸水率は{(B−A)/A}×100で算出し、その値を吸水率とした。サンプルの吸水率は、5〜600重量%であった。
複合不織布31Aの単位面積に対する熱エンボス部34の面積率は、5〜50%の範囲にある。面積率が5%未満では、熱エンボス部34を表示要素33の鮮明化に十分に利用することができない。面積率が50%を超過すると、裏面シート16の外側から見たときの表示要素33の明度と彩度とが不織布31Aの乾燥時と吸液時とで大きく変わることはなく、インジケータ19Aにおいて尿が排泄される前と尿が排泄された後との区別が付かない場合がある。
本発明の第2実施形態によるインジケータ19Bを示す図6に関しては、インジケータ19Bを除いたおむつのその他の構成は、図1〜図3に基づいて既に説明したとおりであるから、図1〜図3を援用することでその他の構成の説明は省略する。
インジケータ19Bは、複合不織布31Aにかえて複合不織布31Bを含む点以外、インジケータ19Aと同じである。
複合不織布31Bは、第1実施形態における複合不織布31Aと同様に、親水性メルトブローン不織布層29の片面に親水性スパンボンド不織布層30がラミネートされたものである。第2実施形態においては、スパンボンド不織布層30が裏面シート16に対向し、メルトブローン不織布層29がコア18に対向している。メルトブローン不織布層29とスパンボンド不織布層30との坪量および密度は、第1実施形態における不織布層29,30のそれらと同一である。複合不織布31Bの坪量および密度は、第1実施形態における不織布31Aのそれらと同一である。複合不織布31Bには、一定量の親水化剤が含まれている。表示要素33は、縦方向へ所定寸法離間して並ぶ熊の顔の絵であり、メルトブローン不織布層29における熱エンボス部34と熱エンボス部34を除く部位とに描かれている。
おむつの着用中に排泄された尿は、表面シート15を透過してコア18に吸収され、さらに、コア18からインジケータ19Bを形成する複合不織布31Bに吸収される。おむつに尿が排泄される以前では、インジケータ19Bが乾燥状態にあり、表示要素33が複合不織布31Bによって隠蔽されている。おむつは、優れた隠蔽効果を有するメルトブローン不織布層29が表示要素33を隠蔽しているので、表示要素33を裏面シート16の外側から見たときに、表示要素33の輪郭を微かに認識することはできるが、表示要素33全体を明確に認識することはできない。
おむつに尿が排泄されると、尿がコアからメルトブローン不織布層29に移行し、尿がメルトブローン不織布層29に吸収されるとともにメルトブローン不織布層29からスパンボンド不織布層30に移行して不織布層30全体に速やかに拡散しつつ不織布層30に吸収される。おむつでは、メルトブローン不織布層29とスパンボンド不織布層30とがその毛細管現象によって尿を素早く吸収し、それら不織布層29,30における光の散乱が速やかに減少する。それによって、不織布31Bの光透過性が増加して裏面シート16の外側から見たときの表示要素33の明度と彩度とが増すので、表示要素33が直ちに顕在化する。このようにして、表示要素33全体を裏面シート16の外側から明確に認識することができる。おむつに尿が排泄されると、表示要素33が直ちに顕在化するので、インジケータ19Bを介して保護者や介護者がおむつに尿が排泄されたことを裏面シート16の外側から即座に知ることができる。複合不織布31Bが尿で濡れることにともなって裏面シート16も尿で濡れるので、裏面シート16の光透過性が増加し、顕在化した表示要素33全体を裏面シート16の外側から確実に認識することができる。
複合不織布31Bの乾燥時と吸液時とにおける全光線透過率は、第1実施形態における不織布31Aのそれと同一であり、複合不織布31Bの単位重量当たりに対する親水化剤の含有量は、第1実施形態における不織布31Aのそれと同一である。また、複合不織布31Bのクレム吸水度は、第1実施形態における不織布31Aのそれと同一であり、複合不織布31Bの単位重量当たりの吸水率は、第1実施形態における不織布31Aのそれと同一である。複合不織布31Bの単位面積に対する熱エンボス部34の面積率は、第1実施形態における不織布31Aのそれと同一である。複合不織布31Bの全光線透過率、クレム吸水度、吸水率の測定方法は、第1実施形態における不織布31Aのそれらと同一である。
本発明の第3実施形態によるインジケータ19Cを示す図7に関しては、インジケータ19Cを除いたおむつのその他の構成は、図1〜図3に基づいて既に説明したとおりであるから、図1〜図3を援用することでその他の構成の説明は省略する。
インジケータ19Cは、複合不織布31Aにかえて複合不織布31Cを含む点以外、インジケータ19Aと同じである。複合不織布31Cは、親水性のメルトブローン不織布層29の両面に親水性のスパンボンド不織布層30をラミネートしたものであり、スパンボンド不織布層30が裏面シート16とコア18とに対向し、メルトブローン不織布層29がスパンボンド不織布層30に挟まれている。複合不織布31Cには、その厚み方向へ凹む複数の熱エンボス部34が形成されている。熱エンボス部34では、複合不織布31Cがその厚み方向へ加熱加圧下に圧縮され、複合不織布31Cが実質的にフィルム化し、メルトブローン不織布層29とスパンボンド不織布層30とが一体化している。スパンボンド不織布層30は、それに断続的に塗布された接着剤35,36を介して裏面シート16とコア18とに固着され、裏面シート16とコア18とに密着している。複合不織布31Cは、第1対向面32が表示要素33とともにコア18の表面に密着し、裏面シート16に対向する第2対向面37がシート16の内面に密着している。
複合不織布31Cを製造するためには、スパンボンド不織布層30を製造した後、ネットコンベア上を移動するスパンボンド不織布層30の上にメルトブローン不織布層29を堆積させ、さらに、メルトブローン不織布層29の上にスパンボンド不織布層30を堆積させる。それら不織布層29,30を構成する繊維どうしが互いに交差し、交差部位で繊維どうしが熱融着している。不織布層29,30の構成繊維には、不織布層20,22,23と同様のそれを使用することができる。複合不織布31Cに熱エンボス部34を形成する方法は、第1実施形態における複合不織布31Aのそれと同一である。複合不織布31Cのメルトブローン不織布層29とスパンボンド不織布層30との坪量および密度は、第1実施形態における複合不織布31Aのそれらと同一である。複合不織布31Cは、その坪量が9〜210g/mであり、その密度が0.012〜0.3g/cmである。複合不織布31Cには、一定量の親水化剤が含まれている。
おむつの着用中に排泄された尿は、表面シート15を透過してコア18に吸収され、さらに、コア18からインジケータ19Cを形成する複合不織布31Cに吸収される。おむつに尿が排泄される以前では、インジケータ19Cが乾燥状態にあり、表示要素33が複合不織布31Cによって隠蔽されている。優れた隠蔽効果を有するメルトブローン不織布層29が表示要素33を隠蔽しているので、表示要素33を裏面シート16の外側から見たときに、表示要素33の輪郭を微かに認識することはできるが、表示要素33全体を明確に認識することはできない。
おむつに尿が排泄されると、尿がコア18からスパンボンド不織布層30に移行して不織布層30全体に速やかに拡散しつつ不織布層30に吸収される。同時に、メルトブローン不織布層29とスパンボンド不織布層30とがその毛細管現象によって尿を素早く吸収し、それら不織布層29,30における光の散乱が速やかに減少する。その結果、不織布31Cの光透過性が増加して裏面シート16の外側から見たときの表示要素33の明度と彩度とが増すので、表示要素33が直ちに顕在化する。このようにして、おむつに尿が排泄されると、表示要素33が直ちに顕在化するので、インジケータ19Cを介して保護者や介護者がおむつに尿が排泄されたことを裏面シート16の外側から即座に知ることができる。このおむつでは、複合不織布31Cが尿で濡れることにともなって裏面シート16も尿で濡れるので、裏面シート16の光透過性が増加し、顕在化した表示要素33全体を裏面シート16の外側から確実に認識することができる。
乾燥時と吸液時とにおける全光線透過率,単位重量当たりに対する親水化剤の含有量,クレム吸水度,単位重量当たりの吸水率,および単位面積に対する熱エンボス部34の面積率に関しては、複合不織布31Cは、第1実施形態における不織布31Aと同一である。複合不織布31Cの全光線透過率、クレム吸水度、吸水率の測定方法は、第1実施形態における不織布31Aのそれらと同一である。
本発明の第4実施形態によるインジケータ19Dを示す図8に関しては、インジケータ19Dを除いたおむつのその他の構成は、図1〜図3に基づいて既に説明したとおりであるから、図1〜図3を援用することでその他の構成の説明は省略する。
インジケータ19Dは、それが、親水性のメルトブローン不織層29と、そのメルトブローン不織布層29のコア18に対向する第1対向面32に描かれた表示要素33とから形成されている点、および熱エンボス部34が形成されていない点以外、インジケータ19Aと同じである。
メルトブローン不織布層29は、それに断続的に塗布された接着剤35,36を介して裏面シート16とコア18とに固着されている。メルトブローン不織布層29は、第1対向面32が表示要素33とともにコア18の表面に密着し、裏面シート16に対向する第2対向面37が裏面シート16の内面に密着している。メルトブローン不織布層29の坪量と密度とは、第1実施形態における不織布層29のそれらと同一である。不織布層29には、一定量の親水化剤が含まれている。
おむつの着用中に排泄された尿は、表面シート15を透過してコア18に吸収され、さらに、コア18からインジケータ19Dを形成するメルトブローン不織布層29に吸収される。おむつに尿が排泄される以前では、インジケータ19Dが乾燥状態にあり、表示要素33がメルトブローン不織布層29によって隠蔽されている。優れた隠蔽効果を有するメルトブローン不織布層29が表示要素33を隠蔽しているので、表示要素33を裏面シート16の外側から見たときに、表示要素33の輪郭を微かに認識することはできるが、表示要素33全体を明確に認識することはできない。
おむつに尿が排泄されると、尿がコア18からメルトブローン不織布層29に移行し、不織布層29がその毛細管現象によって尿を素早く吸収し、不織布層29における光の散乱が速やかに減少して表示要素33が直ちに顕在化する。不織布層29における光の散乱が減少すると、不織布層29の光透過性が増加する。その結果、裏面シート16の外側から見たときの表示要素33の明度と彩度とが増す。このようにして、表示要素33全体を裏面シート16の外側から明確に認識することができる。おむつに尿が排泄されると、表示要素33が直ちに顕在化するので、インジケータ19Dを介して保護者や介護者がおむつに尿が排泄されたことを裏面シート16の外側から即座に知ることができる。メルトブローン不織布層29が尿で濡れることにともなって裏面シート16も尿で濡れるので、裏面シート16の光透過性が増加し、顕在化した表示要素33全体を裏面シート16の外側から確実に認識することができる。
メルトブローン不織布層29は、その乾燥時における全光線透過率が20〜40%の範囲にあり、その吸液時における全光線透過率が60〜95%の範囲にある。不織布層29の乾燥時における全光線透過率が40%を超過すると、不織布層29における表示要素33の隠蔽効果が小さく、裏面シート16の外側から見たときの表示要素33の明度と彩度とが不織布層29の乾燥時と吸液時とで大きく変わることはなく、インジケータ19Dにおいて尿が排泄される前と尿が排泄された後との区別が付かない場合がある。不織布層29の吸液時における全光線透過率が60%未満では、不織布層29が尿を吸収したとしても、不織布層29の表示要素33に対する隠蔽効果が大きいままなので、裏面シート16の外側から表示要素33を明確に透視することができず、保護者や介護者がおむつに尿が排泄されたことを認識できない場合がある。なお、不織布層29の乾燥時と吸液時とにおける全光線透過率の測定方法は、第1実施形態における不織布層29のそれと同一である。
メルトブローン不織布層29の単位重量当たりに対する親水化剤の含有量,クレム吸水度,および単位重量当たりの吸水率は、第1実施形態における不織布31Aのそれと同一である。メルトブローン不織布層29のクレム吸水度および吸水率の測定方法は、第1実施形態における不織布31Aのそれらと同一である。
本発明の第5実施形態によるインジケータ19Eを示す図9に関しては、インジケータ19Eを除いたおむつのその他の構成は、図1〜図3に基づいて既に説明したとおりであるから、図1〜図3を援用することでその他の構成の説明は省略する。
インジケータ19Eは、それが、親水性のスパンボンド不織布層30と、そのスパンボンド不織布層30のコア18に対向する第1対向面32に描かれた表示要素33とから形成されている点、および熱エンボス部34が形成されていない点以外、インジケータ19Aと同じである。
スパンボンド不織布層30は、それに断続的に塗布された接着剤35,36を介して裏面シート16とコア18とに固着されている。スパンボンド不織布層30は、第1対向面32が表示要素33とともにコア18の表面に密着し、裏面シート16に対向する第2対向面37が裏面シート16の内面に密着している。スパンボンド不織布層30の坪量と密度とは、第1実施形態における不織布層30のそれらと同一である。スパンボンド不織布層30には、一定量の親水化剤が含まれている。
おむつの着用中に排泄された尿は、表面シート15を透過してコア18に吸収され、さらに、コア18からインジケータ19Eを形成するスパンボンド不織布層30に吸収される。おむつに尿が排泄される以前では、インジケータ19Eが乾燥状態にあり、表示要素33がスパンボンド不織布層30によって隠蔽されている。スパンボンド不織布層30が表示要素33を隠蔽しているので、表示要素33を裏面シート16の外側から見たときに、表示要素33の輪郭を微かに認識することはできるが、表示要素33全体を明確に認識することはできない。
おむつに尿が排泄されると、尿がコア18からスパンボンド不織布層30に移行して不織布層30全体に素早く拡散し、不織布層30がその毛細管現象によって尿を素早く吸収するので、不織布層30における光の散乱が速やかに減少する。それによって、不織布層30の光透過性が増加して裏面シート16の外側から見たときの表示要素33の明度と彩度とが増すので、表示要素33が直ちに顕在化する。このようにして、表示要素33全体を裏面シート16の外側から明確に認識することができる。おむつに尿が排泄されると、表示要素33が直ちに顕在化するので、インジケータ19Eを介して保護者や介護者がおむつに尿が排泄されたことを裏面シート16の外側から即座に知ることができる。おむつは、スパンボンド不織布層30が尿で濡れることにともなって裏面シート16も尿で濡れるので、裏面シート16の光透過性が増加し、顕在化した表示要素33全体を裏面シート16の外側から確実に認識することができる。
スパンボンド不織布層30は、その乾燥時における全光線透過率が20〜40%の範囲にあり、その吸液時における全光線透過率が60〜95%の範囲にある。不織布層30の乾燥時における全光線透過率が40%を超過すると、不織布層30における表示要素33の隠蔽効果が小さく、裏面シート16の外側から見たときの表示要素33の明度と彩度とが不織布層30の乾燥時と吸液時とで大きく変わることはなく、インジケータ19Eにおいて尿が排泄される前と尿が排泄された後との区別が付かない場合がある。不織布層30の吸液時における全光線透過率が60%未満では、不織布層30が尿を吸収したとしても、不織布層30の表示要素33に対する隠蔽効果が大きいままなので、裏面シート16の外側から表示要素33を明確に透視することができず、保護者や介護者がおむつに尿が排泄されたことを認識できない場合がある。なお、不織布層30の乾燥時と吸液時とにおける全光線透過率の測定方法は、第1実施形態における不織布層30のそれと同一である。
スパンボンド不織布層30の単位重量当たりに対する親水化剤の含有量,クレム吸水度,および単位重量当たりの吸水率は、第1実施形態における不織布31Aのそれと同一である。
第1,第2,および第3実施形態におけるインジケータ19A,19B,および19Cでは、複合不織布31A,31B,31Cに熱エンボス部34が形成されていなくてもよい。第4および第5実施形態におけるインジケータ19D,19Eでは、不織布層29,30に熱エンボス部34が形成されていてもよい。なお、インジケータ19A,19B,19C,19D,19Eに描かれた表示要素33は、熊の顔に限定するものではなく、その他の図形や記号、模様であってもよい。また、インジケータ19A,19B,19C,19D,19Eは、股下域13から前後胴周り域12,14のいずれかに向かって縦方向へ延びていてもよく、前後胴周り域12,14の少なくとも一方に位置してそれら胴周り域12,14の縦方向中央を横方向へ延びていてもよい。
表面シート15には、親水性繊維不織布の他に、多数の開孔を有する疎水性繊維不織布、微細な多数の開孔を有するプラスチックフィルムのいずれかを使用することもできる。裏面シート16には、2枚以上の疎水性繊維不織布層をラミネートした複合不織布を使用することもできる。裏面シート16や防漏カフ17には、メルトブローン不織布層の両面または片面にスパンボンド不織布層をラミネートした複合不織布を使用することもできる。
表裏面シート15,16どうしの固着、表裏面シート15,16と防漏カフ17との固着、シート15,16に対するコア18の接合、シート15,16,およびカフ17に対する弾性部材28,41,45の固着には、接着剤、または、ヒートシールやソニックシール等の熱による溶着手段を利用することができる。接着剤には、ホットメルト型接着剤やアクリル系接着剤、ゴム系接着剤を使用することができる。
接着剤は、表面シート15や裏面シート16、防漏カフ17にスパイラル状や波状、ジグザグ状、ドット状、縞状のうちのいずれかの態様で塗布されていることが好ましい。接着剤をそれらの態様でシート15,16,およびカフ17に塗布すると、それらシート15,16,およびカフ17に接着剤が塗布された塗布域と接着剤が塗布されていない非塗布域とが形成され、それらシート15,16,およびカフ17どうしが断続的に固着され、コア18がシート15,16に断続的に接合されるとともに、弾性部材28,41,45がシート15,16,およびカフ17に断続的に固着される。

Claims (6)

  1. 透液性表面シートと、光透過性かつ不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから構成され、前記裏面シートと前記コアとの間に体液で濡れると顕在化して該裏面シートの外側から体液排泄の識別を可能にするインジケータが取り付けられた吸収性物品において、
    前記インジケータが、親水性繊維不織布と、前記親水性繊維不織布に描かれた表示要素とから形成され、乾燥状態にある前記親水性繊維不織布が前記表示要素を隠蔽し、前記親水性繊維不織布が体液を吸収したときに前記表示要素が該親水性繊維不織布を透して前記裏面シートの外側から透視可能になり、
    前記親水性繊維不織布が、親水性のメルトブローン不織布層と、前記メルトブローン不織布層の少なくとも片面にラミネートされた親水性のスパンボンド不織布層とを含む複合不織布であり、前記表示要素が、前記複合不織布の前記コアに対向する第1対向面に描かれ、前記複合不織布の第1対向面が、前記表示要素とともに前記コアの表面に密着し、前記複合不織布の前記裏面シートに対向する第2対向面が、該裏面シートの内面に密着していることを特徴とする前記吸収性物品。
  2. 前記親水性繊維不織布の乾燥時における全光線透過率が、20〜40%の範囲にあり、前記親水性繊維不織布の吸液時における全光線透過率が、60〜95%の範囲にある請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記親水性繊維不織布が、その単位重量当たり0.5〜5.0重量%の親水化剤を含有する請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記親水性繊維不織布が、1〜90mmのクレム吸水度を有する請求項1〜3のいずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記親水性繊維不織布が、その単位重量当たり5〜600重量%の吸水率を有する請求項1〜4のいずれかに記載の吸収性物品。
  6. 前記表示要素が、前記親水性繊維不織布上に形成されたインク層と塗料層とのいずれか一方である請求項1〜5のいずれかに記載の吸収性物品。
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