JP4855129B2 - デジタル放送受信装置およびデジタル放送システム - Google Patents

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Description

この発明は、デジタル放送受信装置およびデジタル放送システムに係る発明である。
従来、家庭用のデジタル放送受信装置(以下、単に受信装置と称する)は、基地局(放送局) の基準クロックと、家庭内の当該受信装置の基準クロックとを精度良く同期させ、基地局と受信装置とが共通のクロック、および時間情報で動作するように構成されていた。当該方法は、非特許文献1に詳細に記載されている。
このように、基地局の基準クロックと受信装置の基準クロックとを精度良く同期させるために、当該受信装置では、高価な可変周波数の水晶発振器(以下、VCXOと称する)を用いて構成されていた。当該VCXOを備える受信装置の動作を、以下簡単に説明する。
基地局から送信されるタイムスタンプ情報(PCR:Program Clock Reference、またはSCR:System Clock Reference)と、受信装置側の基準クロック(たとえば27MHzであり、これはVCXOで生成される)でカウントされる時間情報(STC:System Time Clock)との差分を検出する。そして、その差分を用いてVCXOの周波数を制御する。ここで、受信装置は、時間情報誤差のフィードバック系を構成しており、位相同期ループが実現されている。
基地局からタイムスタンプ情報が放送される頻度は少なく、かつ、不定期の場合がある。また、悪受信状況下では、タイムスタンプ情報が失われることもある。たとえば、タイムスタンプ情報が放送される頻度は、100ミリ秒に一回程度である。受信装置側基準クロックの周波数を27MHzと仮定すると、約2,700,000クロックサイクルに1回だけタイムスタンプ情報が放送され、このときの差分情報により、受信装置側基準クロックを基地局の基準クロックと同期させる必要がある。タイムスタンプ情報が失われた場合の差分情報検出頻度はさらに低くなる。
一方で、受信装置側クロックの周波数変動が大きいと、映像の色ずれ、ノイズ、音声のノイズなどが容易に発生してしまうことから、受信装置側クロックの周波数変動はできるだけ小さく保つ必要がある。以上の理由により、受信装置側の基準クロックを生成するためには、周波数が制御可能であること、高い周波数精度、と高い安定性を持つクロック発振回路が必要となる。従来、このようなクロック発振回路にVCXOが用いられていた。
なお、基地局の基準クロックおよび、同期後の受信装置側の基準クロック(上述の通りVCXOで生成される)は、たとえば27MHzである。
ISOのMPEG2規格(ISO_IEC_13818−1、Appendix D)
上記したように、従来の受信装置では、高価なVCXOが必須の構成要素となり、受信装置の価格上昇の原因となっていた。
また、物理的構成の理由から、VCXOはデコーダLSIの中に内蔵することが困難であるばかりでなく、ローパスフィルタ等の外付けの部品も欠かせない。そのため、部品コストが高くなるばかりでなく、故障の原因にもなっている。
そこで、本発明は、可変周波数の水晶発器(VCXO)を用いること無く、かつ故障の発生を抑制することができ、基地局と受信装置間の時間情報および基準クロックの同期を実現することができる、デジタル放送受信装置およびデジタル放送システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のデジタル放送受信装置は、基地局から送信されるデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置であって、所定の固定周波数のクロックを発振する固定周波数発振部と、前記固定周波数のクロックの周波数を逓倍して出力する第1のPLL回路と、前記第1のPLL回路から出力されたクロックの周波数を分周比によりデジタル分周し、前記分周比を変更することができる可変デジタル分周部と、前記基地局において基準となる基地局側基準クロックに関する情報であり、前記基地局から送信される基準時間情報を検出する基準時間情報検出部と、前記デジタル放送受信装置における基準となる受信装置側基準クロックに関する情報である、時間情報を生成する時間情報生成部と、前記基準時間情報と前記時間情報とから、前記基地局側基準クロックの周波数と前記受信装置側基準クロックの周波数との差分を検出する差分検出部と、前記差分に基づいて前記分周比の変更を制御する分周比制御部とを、備えており、前記時間情報生成部は、前記可変デジタル分周部によりデジタル分周された周波数を有するクロックに基づいて前記時間情報の生成を行い、前記時間情報を前記差分検出部にフィードバックさせている。
また、本発明に係る請求項6に記載のデジタル放送システムは、デジタル放送の送信を行う基地局と、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のデジタル放送受信装置とを、備えている。
本発明の請求項1に記載のデジタル放送受信装置は、基地局から送信されるデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置であって、所定の固定周波数のクロックを発振する固定周波数発振部と、前記固定周波数のクロックの周波数を逓倍して出力する第1のPLL回路と、前記第1のPLL回路から出力されたクロックの周波数を分周比によりデジタル分周し、前記分周比を変更することができる可変デジタル分周部と、前記基地局において基準となる基地局側基準クロックに関する情報であり、前記基地局から送信される基準時間情報を検出する基準時間情報検出部と、前記デジタル放送受信装置における基準となる受信装置側基準クロックに関する情報である、時間情報を生成する時間情報生成部と、前記基準時間情報と前記時間情報とから、前記基地局側基準クロックの周波数と前記受信装置側基準クロックの周波数との差分を検出する差分検出部と、前記差分に基づいて前記分周比の変更を制御する分周比制御部とを、備えており、前記時間情報生成部は、前記可変デジタル分周部によりデジタル分周された周波数を有するクロックに基づいて前記時間情報の生成を行い、前記時間情報を前記差分検出部にフィードバックさせている。
また、請求項6に記載のデジタル放送システムは、当該デジタル放送受信装置を備えている。
したがって、VCXOを用いず、デジタル回路のみで周波数可変のクロックを、高い周波数精度で、かつ、高い安定性にて生成することが可能となるので、高価なVCXOおよびアナログ回路部品を削減可能となる。よって、受信装置のコスト低減を図ることができる。さらに、アナログ回路が必要でなくなるので、故障率を向上することができる。
既に述べたように、デジタル放送システムは、デジタル放送を送信する基地局(放送局)と、家庭用のデジタル放送受信装置(以下、単に受信装置と称する)とから構成されている。ここで、受信装置は、少なくとも1台以上であり、基地局から送信されるデジタル放送を受信し、当該デジタル放送の出力等を行う。
以下、この発明(特に、受信装置)をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態に係わる受信装置20の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、受信装置20は、アンテナ2、チューナ3、復調器4、DA(Digtal Analog)変換器7、スピーカ8、表示回路10、表示素子11(たとえば液晶表示パネル)、デコーダLSI(Large Scale Integration)21、および水晶発振子(固定周波数発振部と把握できる)22により構成されている。
また、デコーダLSI21は、システムデコーダ(基準時間情報検出部と把握できる)5、オーディオデコーダ6、ビデオデコーダ9、制御CPU(Central Processing Unit)12、位相比較器(差分検出部と把握できる)13、基準カウンタ(時間情報生成部と把握できる)18、逓倍器23、可変デジタル分周回路(可変デジタル分周部と把握できる)24、分周比制御回路(分周比制御部と把握できる)25、および分周回路26により構成されている。
図1に示す受信装置20において、アンテナ2より、基地局(図示せず)から送信されるデジタル放送(たとえば地上波放送)の電波を受信する。当該受信した電波は、チューナ3により所望のチャンネルが選択される。復調器4は、当該選択した受信信号をデジタルのビットストリーム(TS(トランスポートストリーム)信号と称する)に変換し、当該TS信号をデコーダLSI21に入力させる。
ここで、復調器4は、所定の固定周波数を有するクロック発振する水晶発振子22から、復調に必要なたとえば25MHzのクロックを入力している。
デコーダLSI21では、システムデコーダ5は、TS信号を、オーディオ用のストリーム信号、ビデオ用のストリーム信号、および各種制御用の信号(SI:Service Information)に分離する。そして、当該システムデコーダ5は、上記各信号をそれぞれ、オーディオデコーダ6、ビデオデコーダ9、制御CPU12へと送信する。
オーディオデコーダ6は、音声信号のデコード処理を行い、デコードされたオーディオ信号は、DA変換器7を介して、スピーカ8へ出力される。ビデオデコーダ9は、ビデオ信号のデコード処理を行い、デコードされたビデオ信号は、表示回路10を介して表示素子11(たとえば液晶表示パネル)で表示される。
制御CPU12は、ビデオ信号、オーディオ信号以外の各種制御用の信号を収集し、デジタル放送受信装置20全体の制御を司る。タイムスタンプ情報(PCR:Program Clock Reference、またはSCR:System Clock Reference等であり、基準時間情報と把握できる)は、制御用の信号の中に埋め込まれている。
なお、当該タイムスタンプ情報(基準時間情報)は、基地局における基準となる基地局側基準クロックに関する情報である。
基地局から送信されたタイムスタンプ情報をシステムデコーダ5が検出すると、当該システムデコーダ5は、当該タイムスタンプ情報を位相比較器13の一方の入力部に送信する。そして、位相比較器13の他方の入力部において、受信装置20側の時間情報(STC:System Time Clock)を受信する。
ここで、当該時間情報は、デジタル放送受信装置20における基準となる受信装置側基準クロックに関する情報である。
位相比較器13は、タイムスタンプ情報を受信した時点で、当該タイムスタンプ情報と時間情報とから、基地局側基準クロックの周波数と受信装置側基準クロックの周波数との差分(位相誤差)を検出する。その後、位相比較器13は、当該差分に関する情報を分周比制御回路25に送信する。
ところで、上述したように水晶発振子22は、たとえば25MHzの固定周波数のクロックを発振しており、当該固定周波数は、変調器4の処理の基準クロックとして用いられている。さらに、水晶発振子22からの25MHzのクロックは、逓倍器(PLL(Phase Locked Loop)回路を採用できる)23にも入力される。
逓倍器23は、当該入力された25MHzのクロックを52逓倍して、1.3GHzのクロックを生成する。当該逓倍後のクロックの周波数が高ければ高いほど、デジタル分周の刻みが細かくなり、可変デジタル分周回路24における分周処理の際に発生し得る誤差を小さくすることができる。したがって、当該逓倍後のクロックの周波数は、できるだけ高い方が望ましいが、本説明ではデコーダLSI21内での処理速度を考慮して、1.3GHzを用いている。
逓倍器23から逓倍後の1.3GHzのクロックを受信した可変デジタル分周回路24は、当該1.3GHzのクロックを可変分周して、216MHzを基準に微小に変化したクロックを生成する(当該デジタル分周回路24から出力する周波数を微小に変化させる)。つまり、可変デジタル分周回路24は、固定周波数に基づいた周波数を、可変される(変更可能な)分周比により分周することができる。なお、可変デジタル分周回路24から出力される周波数の変動幅は、たとえば±100PPM程度である。
ここで、当該可変デジタル分周回路24での分周比は、分周比制御回路25による制御により変更される。当該分周比制御回路25は、位相比較器13から受信した上記差分に関する情報に基づいて、当該分周比の変更を制御する。
上記において可変分周された216MHzのクロックは、分周回路26に送信される。当該分周回路26は、216MHzのクロックを8分周して、27MHzの受信装置側基準クロック(デコーダLSI21に基準クロック)を生成する。そして、当該27MHzの受信装置側基準クロックは、基準カウンタ18に送信される。
当該基準カウンタ18は、受信装置20における上記時間情報を生成する回路である。より具体的に基準カウンタ18は、入力される27MHzの受信装置側基準クロックを用いてカウントを進め、受信装置20の基準となる時間情報を計算(生成)する。
上記構成から分かるように、基準カウンタ18は、可変デジタル分周回路24により可変分周された周波数を有するクロックに基づいて、上記時間情報の生成を行っている。そして、当該生成した時間情報を、位相比較器13にフィードバックさせている。
また上記構成において、分周比制御回路25は、基地局側基準クロックの周波数に比べて受信装置側基準クロックの周波数が大きい(早い)場合には、可変デジタル分周回路24から出力されるクロックの周波数が小さくなるように(クロックを遅くするように)上記分周比の変更を制御し、基地局側基準クロックの周波数に比べて受信装置側基準クロックの周波数が小さい(遅い)場合には、可変デジタル分周回路24から出力されるクロックの周波数が大きくなるように(クロックを早くするように)上記分周比の変更を制御している(当該制御を、ネガティブフィードバックと称する)。
次に、可変デジタル分周回路24の詳細な構成図(図2)を参照しながら、分周比の可変動作について説明する。
図2に示すように、可変デジタル分周回路24は、レジスタ30,32、セレクタ31、加算器33、減算器34、および可変分周器(以下、単に分周器と称する)35を備えている。
また、Num値(第一の数と把握できる)は、可変値であり、分周比制御回路25から当該可変デジタル分周回路24へ入力されてくる信号である。当該Num値は、分周比制御回路25において、前記差分情報に基づいてその値の変更が制御されている。
また、可変デジタル分周回路24は、Den値(第三の数と把握できる)を有している。ここで、当該Den値は、固定値である。また、当該Den値は、可変デジタル分周回路24外から入力されても良い。
また、可変デジタル分周回路24には、逓倍器23で逓倍された、1.3GHzのクロック(以下、clk1300と称する)が入力されている。
なお、図2に示すように、可変デジタル分周回路24からは、可変の分周比により分周された出力クロックCLKaが出力される。当該出力クロックCLKaは、レジスタ30の一方の入力部およびレジスタ32の一方の入力部に入力されている。
図2において、レジスタ30の他方の入力部にNum値が入力される。すると、出力クロックCLKaに同期して、当該Num値は、加算器33の「A」入力部に向けて送信される。また、レジスタ32は、出力クロックCLKaに同期して、当該レジスタ32が保持していたレジスタ値(第二の数と把握できる)v1を加算器33の「B」入力部に向けて出力する。
Num値とレジスタ値v1とを受信した加算器33は、Num値とレジスタ値v1とを加算する。そして、加算器33は、「S」出力部から当該加算した信号(加算信号と称する)を出力する。そして、当該加算信号は、減算器34の「A」入力部およびセレクタ31の「0」入力部へと各々送信される。
減算器34の「B」入力部には、Den値が入力される。減算器34では、上記加算信号とDen値との比較、および差分の計算を行う。その後、減算器34は、「S」出力部から加算信号とDen値との差分結果である差分信号を出力する。なお、当該差分信号は、セレクタ31の「1」入力部へと入力される。
さらに、加算信号の値がDen値以下である場合には、減算器34は、「C」出力部から「0」信号をセレクタ31に向けて送信する。これに対して、加算信号の値がDen値を超える場合には、減算器34は、「C」出力部から「1」信号をセレクタ31に向けて送信する。当該「0」信号、「1」信号は、キャリー信号(carry)と把握することができる。
さて、セレクタ31では、上記キャリー信号に基づいて、加算信号または減算信号を出力する。キャリー信号が「0」信号である場合には、セレクタ31は、加算信号をレジスタ32に向けて出力する。また、キャリー信号が「1」信号である場合には、セレクタ31は、減算信号をレジスタ32に向けて出力する。
レジスタ32は、セレクタ31から送信された信号を、次のレジスタ値(第二の数と把握できる)v2として保持する。そして、レジスタ32は、出力クロックCLKaに同期して、次のレジスタ値v2を加算器33の「B」入力部に向けて送信する。なお、各回路30〜34の動作は、上記と同様の動作が繰り返される。
さて、減算器34の「C」出力部から送信されるキャリー信号は、分周期35へも入力される。また分周期35は、他の入力部において、逓倍器23で逓倍されたclk1300も受信する。
当該キャリー信号およびclk1300を受信した分周器35は、キャリー信号が「0」信号である場合(加算信号がDen値以下である場合)には、所定の正数によりclk1300の分周処理を行う。これに対して、キャリー信号が「1」信号である場合(加算信号がDen値を超える場合)には、所定の正数を整数分だけ変化させた数によりclk1300の分周処理を行う。そして、分周器35は、当該分周後のクロックを出力クロックCLKaとして出力する。
以下、具体的な数値を上げて当該分周器35の動作について説明する。逓倍器23で逓倍されたclk1300(1.3GHz)であり、可変デジタル分周回路24における分周後の周波数は216MHzであるとする。
分周比は、分周比=6+Num値/Den値、で表される。したがって、1.3GHzと216MHzの分周比は、6+1/54(=6.0185185…)である。ここで、内部処理の精度をバイナリー21桁にとってあるとする。すると、具体的には、Num値=32768、 Den値=1769472の演算処理を行う。
なお、上述の通り、Den値は固定値であるが、Num値は、分周比制御回路25の指示により値が増減する、可変の値である。Num値が−1変化すると、出力周波数は、約216000020Hzとなり、約0.1PPMだけ周波数が高くなる。
分周器35は、通常(キャリー信号が「0」信号の場合)は、1.3GHzの入力信号(同図のclk1300)を6分周する。しかし、減算器34から「1」信号のキャリー信号が出力された場合にのみ、7分周する。図3は、そのときの動作の一例を示すタイミングチャートである。
T1のタイミングでは、まだ加算信号の値はDen値以下であり、キャリー信号は「0」信号である。T2のタイミングでは、加算信号の値はDen値よりも大きくなり、キャリー信号は「1」信号となる。当該「1」信号であるキャリー信号をうけて、分周器35は、分周比を7に変える。すなわち、T2とT3間の周期が、clk1300の7周期分になる。T3のタイミングでは、加算信号の値はDen値だけ減算されて小さくなり、キャリー信号は再び「0」信号に戻り、分周比も6となる。以上により、分周器35からは、216MHzの出力クロックCLKaが出力される。
ここで、図3においてキャリー信号が滑らかに変化しているが、これは、信号の遅延を示している。
このようにして、入力周波数(1.3GHz)と出力周波数(216MHz)の比率を、誤差を含めて算出する。したがって、時間軸上のクロックの刻みが1.3GHzの逆数である0.77ナノ秒単位ではあるが、正確に指定された周波数のクロックを生成することができる。
Num値を−1000から+1000まで増減することにより、0.1PPM単位で、−100PPMから+100PPMまで、出力クロックCLKa(結果として受信装置側基準クロック)の微細な調整を実現することができる。
タイムスタンプ情報を受信しない場合、Num値は変更なく保持される。Num値が変更されない場合、受信装置側クロックの周波数精度と安定性は水晶発振子22と同程度であり、高い周波数精度と高い安定性を有している。これは受信装置側クロックが、水晶発振子22の出力クロックをデジタル分周して生成することによる。
上記の如く、本実施の形態に係わるデジタル放送受信装置20は、水晶発振子22から発振される固定周波数を有するクロックをデジタル分周することにより、受信装置側基準クロック27MHzを生成するとともに、高価なVCXOを用いず、その分周比を基地局のタイムスタンプ情報(基準時間情報)と受信装置20の時間情報との比較に応じて微小に調整している。そして、当該微小な調整を通じて、受信装置20の受信装置側基準クロックを基地局側基準クロックに同期させている(このようにして、基地局から送られてくる各種データから、受信装置20において映像や音声などの情報を、正しいタイミングで再生することが可能になる)。
したがって、VCXOを用いず、デジタル回路のみで可変分周が可能となるので、高価なVCXOおよびアナログ回路部品(デコーダLSI21の外付け部品やピン数も含む)を削減可能となる。よって、基板なども含めて受信装置20のコスト低減を図ることができる。さらに、アナログ回路がなくなるので、故障率を向上することができる。また、受信装置20の小型化にも効果があるので、デジタル放送の普及に寄与することができる。
なお、逓倍器23をPLL回路で構成した場合には、一部にアナログ回路が含まれることになる。しかし、当該PLL回路は、デコーダLSI21内に通常少なくとも1個は含まれている。したがって、上記の部品の削減および受信装置20の小型化等の効果には、影響を及ぼさない。ここで、PLL回路は、周知の技術であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
また、上記デコーダLSI21の外付け部品やピン数低減の効果は、たとえば復調器4を、デコーダLSI21の中に内蔵した場合に、特に顕著となる。
分周比制御部25は、位相比較器13の出力を入力し、位相誤差の大きさに比例して、制御量を基準の値(上記例では、32768)から増減して出力する。増減する方向は、受信装置側基準クロックの周波数が基地局側基準クロックの周波数と比べて早い場合には分周比を大きく(クロックを遅く)、遅い場合には分周比を小さく(クロックを速く)制御する(ネガティブフィードバック)。
したがって、増減する方向を、受信装置側基準クロックの周波数が基地局側基準クロックの周波数に比べて早い場合には分周比を小さく(クロックを速く)、遅い場合には分周比を大きく(クロックを遅く)制御するポジティブフィードバックとする場合と比較して、安定な回路系を構成することができる。
また、本実施の形態では、水晶発振子22から発振され、復調器4に入力されるクロックの固定周波数として、25MHzを採用する場合に言及した。しかし、当該固定周波数は、25MHzに限定されることはなく、他の値であっても良い。ただし、当該固定周波数は、基地局側基準クロックの周波数の整数倍(1倍も含む)では無い方が望ましい。
たとえば、基地局側基準クロックの周波数が27MHzである場合には、水晶発振子22から発振されるクロックの固定周波数は、27MHzあるいはその整数倍で無い方が好ましい。
これは、ごく微細な周波数の調整を行うので、分周器35が、ごくまれに分周比を変えることになり、低い周波数の外乱が発生するからである。当該低周波の外乱(ジッタ)は、ローパスフィルタ等では除去できない。
たとえば、基地局側基準クロックが27MHzである場合に、27MHzの固定周波数のクロックを発振する水晶発振子22を用い、逓倍器23において48逓倍の1.296GHzのクロックを発生させ、これを可変デジタル分周回路24で分周することにより216MHzのクロックを生成する場合を考える。
このとき、±1PPMの調整を行うと、1.296GHzのクロックに対して、分周比は、分周比=6±1/1000000となる。したがって、分周比を5ないし7へ変える必要があるばかりでなく、216MHzのクロックに対して、100万回に1回の分周比の調整が発生する。これは、216Hzの低周波のジッタを発生させることになる。
一方、固定周波数として25MHzのクロックを用いた場合には、1.3GHzのクロックに対し、216MHzのクロックの分周比が6+(1/54)となり、216MHzのクロックに対し54回に一回ジッタが発生する。これは、4MHzと高周波数のジッタの発生となり、ローパスフィルタなどで容易に音声信号や映像信号から除外することができる。
また、可変デジタル分周回路24の回路を図2の如く構成することにより、簡素的な回路デジタル回路構成により、分周比を変化させることができる分周回路を構築することができる。
<実施の形態2>
図4は、本実施の形態に係わるデジタル放送受信装置(以下、受信装置と称する)40の構成を示すブロック図である。実施の形態1に係わる受信装置20と本実施の形態に係わる受信装置40とは、以下の点において構成が相違する。
つまり、図1のデコーダLSI21と図4のデコーダLSI41の構成に着目すると、本実施の形態では、可変デジタル分周回路24と分周回路26との間に、PLL回路42が挿入されている。その他の構成は、両受信装置20,40間において同じである。
PLL回路42は、可変デジタル分周回路(可変デジタル分周部と把握できる)24から出力されたクロックに同期したクロック(同期周波数を有する)を出力している。そして、当該同期周波数を有するクロックは、分集回路26を介して基準カウンタ(時間情報生成部と把握できる)18に入力される。
PLL回路42は、ローパスフィルタやVCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発振器)等から成る。なおPLL回路42は、周知の回路であるので、ここでの詳細な回路構成の説明は省略する。
PLL回路42は、たとえば216MHzのクロックを入力し、内蔵するVCOを制御して、1:1の周波数比の発振クロック216MHzを出力する。
ここで、PLL回路42から出力されるクロックは、上述したように入力クロックに同期している。また、周波数比は、1:1に限定されることは無く、受信装置40に必要な、(微小に変化する)受信装置側基準クロックの任意倍数の周波数を選ぶことができる。しかし、説明の都合上、実施の形態1との差異が分かり易いように、1:1の周波数比に設定されている。
たとえば、後段の分周回路26とPLL回路42とを一体化して、8:1の周波数比とし、たとえば216MHzの入力クロックから27MHz出力クロックを生成しても良い。あるいは逆に、たとえば216MHzの入力クロックから、432MHzや864MHzのクロックを生成することも可能である。
以上のように、本実施の形態に係わる受信装置40は、PLL回路42を備えている。したがって、可変デジタル分周回路24における分周比の変化の結果、低周波のジッタが発生したとしても、当該PLL回路42において当該ジッタを除去できると共に、入力クロックに同期した出力クロックを送出することができる。
たとえば、PLL回路42では、可変デジタル分周回路24から出力された216MHzクロックに同期された別のクロック(たとえば発振周波数は同じ)に切り替えられる。したがって、可変デジタル分周回路24から出力された216MHzクロックに含まれる、離散的に発生する0.77ナノ秒のジッタが分散されて、PLL回路42からは、より滑らかな216MHzのクロックが出力される。これにより、受信装置40に供給されるたとえば27MHzの受信装置側基準クロックの離散的なジッタが低減され、映像や音声信号に与えるノイズが低減される。
<実施の形態3>
図5は、本実施の形態に係わるデジタル放送受信装置(以下、受信装置と称する)50の構成を示すブロック図である。実施の形態1に係わる受信装置20と本実施の形態に係わる受信装置50とは、以下の点において構成が相違する。
図1のデコーダLSI21と図4のデコーダLSI51の構成に着目する。すると、まず、可変デジタル分周回路24と可変デジタル分周回路52とで、内部構成が相違している。なお、当該可変デジタル分周回路52の内部構成は、図6を用いて後述する。
さらに、実施の形態1では、可変デジタル分周回路24と基準カウンタ(時間情報生成部と把握できる)18との間に、分周回路26が配設されていた。これに対して、本実施の形態では、可変デジタル分周回路52と基準カウンタ(時間情報生成部と把握できる)18との間に、PLL回路53が配設されている(本実施の形態では、分周回路26は配設されていない)。なお、PLL回路53の説明は、PLL回路42の説明と同様であるので、ここでのPLL回路53の説明は省略する。
その他の構成は、両受信装置20,50間において同じである。
次に、本実施の形態に係わる可変デジタル分周回路52の構成および動作について、説明する。図6は、本実施の形態に係わる可変デジタル分周回路52の内部概略構成を示す、ブロック図である。
なお、本実施の形態では、可変デジタル分周回路52は、入力されてくる1.3GHz(下記の図6,7ではclk1300と示す)のクロックを分周し、27MHzのクロックを生成・出力する場合について説明する。この場合の分周比は、分周比=49+Num値/Den値、となる。ここで、内部処理の精度をバイナリー21桁にとると、Num値は262144、Den値は1769472となる。
また、可変デジタル分周回路52は、下記で記載するように、乱数による外乱を発生させて、出力される27MHzのクロックにジッタを重畳させている。
さて、図6に可変デジタル分周回路52の内部概略構成を示すが、下記の点において、図2に示した可変デジタル分周回路24の内部構成と異なる。
つまり、本実施の形態に係わる可変デジタル分周回路52では、図6に示すように、減算器34の「C」出力部とセレクタ31との間に存する接続点N1において、乱数発生器(外乱発生器と把握できる)54が接続されている。
さらに、減算器34の「C」出力部と可変分周器(以下、単に分周器と称する)55との間には、セレクタ56およびレジスタ57,58が接続されている。
なお、セレクタ56の一方の入力部は、減算器34の「C」出力部と接続されており、セレクタ56の他方の入力部は、乱数発生器54の出力部と接続されている。また、セレクタ56の出力部は、レジスタ57,58の入力部と並列的に接続されており、レジスタ57.58の各出力部は、各々分周器55の入力部に接続されている。
次に、各回路54ないし58の概略動作について説明する。
図6において、乱数発生器54は、指定されたレンジ(1.3GHzのクロック周期のたとえば±4周期)内の外乱を発生する。また、セレクタ56はであり、減算器34の「C」出力部からの出力信号と、乱数発生器54からの出力信号とを切り替えることができる。
減算器34からのキャリー信号が「1」信号の場合には、乱数発生器54は、乱数発生を中断し(正確には27MHzクロック1周期分遅延させて)、セレクタ56では減算器34の出力が優先的に選択されるように構成されている。
レジスタ57は、セレクタ56の出力から、分周器55の周期を増やすのか、あるいは減らすのかを示す極性信号(V_DIR)を抽出して、分周器55へ出力する。また、レジスタ58は、セレクタ56の出力から、分周器55の周期の変動幅を示す信号(V_)VAL)を抽出して出力する。なお分周器55は、通常は1.3GHzの入力クロックを48分周し、約27MHzのクロックを出力する。
なお、図6の構成において、図2と同じ回路の動作は、実施の形態1と同じである。ただし、Num値やDen値が実施の形態1に記載した値と異なり、また出力クロックCLKaが27MHzとなっている点が異なる。
しかし、乱数発生器54の動きを無視すれば、今の場合、1.3GHzのクロックから、正確に27MHzのクロックが生成される。また、外乱は、時間平均をとれば、直流値は0であり、外乱により出力の周波数が変わることはない。周波数ジッタが発生するだけである。
図7は、可変デジタル分周回路52(または分周器55)の動作を示すタイミングチャートである。より具体的には、図7は、1.3GHzのクロックを分周器55において分周し、27MHzの出力クロックCLKaを生成する様子を示すタイミングチャートである。
図7において、上から順に、逓倍器23から入力される1.3GHzクロック信号、レジスタ57から出力されるV_DIR信号、レジスタ58から出力される27MHz信号、および分周器55から出力される出力クロックCLKa(27MHz)信号が、示されている。
レジスタ58からの出力が「0」の場合には、分周器55は、入力クロック1.3GHzを48分周して、約27MHzの出力クロックCLKaを出力する(図7において、出力クロックCLKaの最初の出力サイクルがこれに相当する)。
分周器55が48分周している間に、V_DIRおよびV_VALが変化し、結果として、カウント値を「48」から「3」減らす指示が入力される。したがって、次のサイクルでは分周器55は、入力クロック1.3GHzを45分周して、約27MHzの出力クロックCLKaを出力する(図7において、出力クロックCLKaの2番目の出力サイクルがこれに相当する)。
分周器55が45分周している間に、V_DIRおよびV_VALが変化し、結果として、カウント値を「48」から「4」増やす指示が入力される。したがって、次のサイクルでは分周器55は、入力クロック1.3GHzを52分周して、約27MHzの出力クロックCLKaを出力する(図7において、出力クロックCLKaの3番目の出力サイクルがこれに相当する)。
上記において、乱数発生器54からの信号により、カウント値が変化させられている。つまり、乱数発生器54は、出力クロックCLKaに外乱を発生させている。なお、当該外乱の大きさは、乱数発生器54の設定により決められる。
上記一連の外乱発生処理により、所定の期間における出力クロックCLKaの振動数は、27MHzとなる。
可変デジタル分周回路52の出力は、後段のPLL回路53に入力され、内蔵されているVCOを制御して、周波数比1:1の27MHzのクロックを生成し、当該生成したクロックを、デコーダLSI51の基準クロック(受信装置側基準クロック)として用いられるとともに、基準カウンタ18に入力される。PLL回路53の周波数比は、実際には任意に選ぶことができる。
このように、PLL回路53を設けることにより、受信装置側基準クロックは、周波数は同一であるが、離散的なジッタがない、分散されたジッタを持つクロックに変換される。したがって、特定の周期を持つノイズが低減され、音声や映像信号の品質向上を実現できる。
上記の動作をまとめると、可変デジタル分周回路52では、所定の分周比で分周されたクロックに、乱数発生器54による外乱を発生させ、ジッタの周波数成分を分散させている。これにより、乱数発生器54による上記外乱がなければたとえば低周波で発生したジッタを、高周波のジッタとして発生させることができる。そして、PLL回路53内のローパスフィルタにて、当該高周波のジッタを除去し、当該ジッタが除去されたクロックを基準クロックとしてPLL回路53は出力している。
可変デジタル分周回路52の分周比は、必ずしも本実施の形態に示した値をとる必要はない。たとえば、Num値=38836、Den値=262144の値でも、同様な効果を得ることができる。この場合には、0.0000038のずれが生じる。しかし、受信装置50のフィードバック系全体で基地局の基準時間情報(基地局側基準クロック)に同期しているので、最終的にはこのずれは補償される。
上記Num値=38836、Den値=262144を用いると、同様に27MHzから生成されるオーディオのサンプリング周波数の基準クロックと、同じ比率でクロックを調整することができ、受信装置50全体の受信装置側基準クロックとオーディオクロックのずれを防ぐことができ、望ましい。
上記各実施の形態に係わる発明は、家庭用のデジタル放送受信装置(たとえば、STB(セットトップボックス)装置や、デジタル放送機能内蔵のデジタルTV装置)、および当該各装置を備えるデジタル放送システムに適用できる。また、同様にデジタル放送受信機能を内蔵したテレビ放送記録装置(いわゆるレコーダ)等の、デジタル放送応用機器にも適用可能である。
実施の形態1に係わるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係わる可変デジタル分周回路の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1における可変デジタル分周の動作を説明するためのタイミングチャートである。 実施の形態2に係わるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係わるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係わる可変デジタル分周回路の内部概略構成を示すブロック図である。 実施の形態3における可変デジタル分周の動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
2 アンテナ、3 チューナ、4 復調器、5 システムデコーダ(基準時間情報検出部)、6 オーディオデコーダ、7 DA変換器、8 スピーカ、9 ビデオデコーダ、10 表示回路、11 表示素子、12 制御CPU、13 位相比較器(差分検出部)、18 基準カウンタ(時間情報生成部)、20,40,50 デジタル放送受信装置、21,41,51 デコーダLSI、22 水晶発振子(固定周波数発振部)、23 逓倍器、24,52 可変デジタル分周回路(可変デジタル分周部)、25 分周比制御回路(分周比制御部)、26 分周回路、30,32,57,58 レジスタ、31,56 セレクタ、33 加算器、34 減算器、35,55 可変分周器(分周器)、42,53 PLL回路、54 乱数発生器(外乱発生器)。

Claims (6)

  1. 基地局から送信されるデジタル放送を受信するデジタル放送受信装置において、
    所定の固定周波数のクロックを発振する固定周波数発振部と、
    前記固定周波数のクロックの周波数を逓倍して出力する第1のPLL回路と、
    前記第1のPLL回路から出力されたクロックの周波数を分周比によりデジタル分周し、前記分周比を変更することができる可変デジタル分周部と、
    前記基地局において基準となる基地局側基準クロックに関する情報であり、前記基地局から送信される基準時間情報を検出する基準時間情報検出部と、
    前記デジタル放送受信装置における基準となる受信装置側基準クロックに関する情報である、時間情報を生成する時間情報生成部と、
    前記基準時間情報と前記時間情報とから、前記基地局側基準クロックの周波数と前記受信装置側基準クロックの周波数との差分を検出する差分検出部と、
    前記差分に基づいて前記分周比の変更を制御する分周比制御部とを、備えており、
    前記時間情報生成部は、
    前記可変デジタル分周部によりデジタル分周された周波数を有するクロックに基づいて前記時間情報の生成を行い、前記時間情報を前記差分検出部にフィードバックさせている、
    ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 前記分周比制御部は、
    前記基地局側基準クロックの周波数に比べて前記受信装置側基準クロックの周波数が大きい場合には、前記可変デジタル分周部から出力されるクロックの周波数が小さくなるように前記分周比の変更を制御し、前記基地局側基準クロックの周波数に比べて前記受信装置側基準クロックの周波数が小さい場合には、前記可変デジタル分周部から出力されるクロックの周波数が大きくなるように、前記分周比の変更を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記可変デジタル分周部は、
    前記分周比制御部から送信される可変である第一の数と、第二の数との加算を行う加算器と、
    前記加算器の加算結果と、固定である第三の数との減算を行う減算器と、
    前記加算結果が前記第三の数以下である場合には、所定の正数により分周を行い、前記加算結果が前記第三の数を超える場合には、前記所定の正数を整数分だけ変化させた数により分周を行う分周器と、
    前記加算結果が前記第三の数以下である場合には、前記加算結果を前記第二の数として保持し、前記加算結果が前記第三の数を超える場合には、前記減算器の減算結果を前記第二の数として保持するレジスタとを、備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記所定の固定周波数は、
    前記基地局側基準クロックの周波数の整数倍では無い、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記可変デジタル分周部からの出力クロックに同期した同期周波数を有するクロック出力し、前記同期周波数を有するクロックを前記時間情報生成部に入力させる第2のPLL回路を、さらに備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  6. デジタル放送の送信を行う基地局と、
    前記請求項1ないし前記請求項5のいずれかに記載のデジタル放送受信装置とを、備えている、
    ことを特徴とするデジタル放送システム。
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