JP4853424B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4853424B2
JP4853424B2 JP2007205290A JP2007205290A JP4853424B2 JP 4853424 B2 JP4853424 B2 JP 4853424B2 JP 2007205290 A JP2007205290 A JP 2007205290A JP 2007205290 A JP2007205290 A JP 2007205290A JP 4853424 B2 JP4853424 B2 JP 4853424B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
incident
optical
generation element
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007205290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009043311A (ja
Inventor
秀樹 吉中
雅春 深草
真由美 塚本
智 長田
栄三 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2007205290A priority Critical patent/JP4853424B2/ja
Priority to US12/187,167 priority patent/US8270265B2/en
Publication of JP2009043311A publication Critical patent/JP2009043311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4853424B2 publication Critical patent/JP4853424B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0908Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for focusing only
    • G11B7/0909Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for focusing only by astigmatic methods
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/13Optical detectors therefor
    • G11B7/131Arrangement of detectors in a multiple array
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • G11B7/1356Double or multiple prisms, i.e. having two or more prisms in cooperation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • G11B7/1362Mirrors
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B2007/0003Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier
    • G11B2007/0006Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier adapted for scanning different types of carrier, e.g. CD & DVD

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Description

本発明は、パーソナルコンピュータ、ノートブック型コンピュータ等の電子機器に搭載される光ピックアップ装置及び光ディスク装置に関するものである。
従来、パーソナルコンピュータ、ノートブック型コンピュータ等の電子機器は小型化が推し進められてきて、それらに搭載される光ピックアップ装置及び光ディスク装置も小型化が進められてきた。
図13は従来の光ピックアップ装置の光学系における主要部分の構成図である。光源101はDVD用の波長λ1=約650nmのレーザ光とCD用の波長λ2=約780nmのレーザ光を光ディスク104に向けて出射する。プリズム102は光学ガラス等で形成され、内部にビームスプリッタ103が形成された斜面を有する。ビームスプリッタ103は、偏光分離膜で構成され、光源101から出射され、光ディスク104に向かうレーザ光を透過するが、光ディスク104で反射されたレーザ光を反射する性質を有する。光ディスク104はDVDやCDである。検出レンズ105は非点収差生成素子である。検出レンズ105は、いわゆる円柱レンズ、円筒レンズの形状をしており、光軸を含んで直交する2つの断面で焦点距離が異なる。受光器106は光ディスク104からの反射光を検出する光検出部107を有する。
光源101からの出射光は、ビームスプリッタ103を透過し、光ディスク104に入射する。光ディスク104で反射された光は、ビームスプリッタ103で反射され、検出レンズ105に入射し、さらに受光器106に入射する。
図14(a)は従来の検出レンズの説明図、図14(b)は光ディスクが近い場合のスポットの状態を示す図、図14(c)は光ディスクが遠い場合のスポットの状態を示す図である。図14(a)において、検出レンズ105を通過した光108は受光器106近傍で焦点を結ぶ。上下方向の断面の光108の焦点109は受光器106の前側であり、左右方向の断面の光108の焦点110は受光器106の後側である。すなわち、受光器106は2つの焦点109、110の中間に配置される。受光器106上のスポット111の形状はほぼ円形である。
図14(b)に示すように、光ディスク104が光ピックアップ装置に近い場合、受光器106におけるレーザ光のスポット111は左右方向に長くなる。一方、図14(c)に示すように、光ディスク104が光ピックアップ装置から遠い場合、スポット111は上下に長い形状になる。A〜Dの光検出部107を十字に配置し、フォーカスエラー信号FES=(A+C)−(B+D)を演算させることにより、フォーカス制御用の信号を得ることができる。すなわち、光ディスク104が近い場合はフォーカスエラー信号FES>0となり、光ディスク104が遠い場合はフォーカスエラー信号FES<0となり、光ディスク104の位置がわかる。
(特許文献1)においては、1波長のみの例であるが、検出レンズをフレネルレンズとして受光器と一体化し、小型で精度が高い光ピックアップ装置とした。図15(a)は通常のレンズの断面図、図15(b)はフレネルレンズの断面図である。フレネルレンズ113は、通常のレンズ112を所定の高さd毎に分割し、分割した各部分を移動させて全体を薄くしたレンズである。フレネルレンズ113の段差113aの深さdはレンズ112を分割した所定の高さdに相当する。また、実際にレンズの屈折作用をする領域は輪帯状のレンズ部分であり、これを輪帯113aと呼ぶ。非点収差生成素子はレンズとして説明したが、ミラーでも構わない。
特開昭63−249101号公報
非点収差生成素子としてのフレネルレンズまたはフレネルミラーの段差は回折を起こさないようにするために、使用する波長に合わせることが好ましい。ところが、非点収差生成素子にはDVD用の光とCD用の光の異なる2つの波長の光が入射する。したがって、DVD用の光またはCD用の光の少なくとも一方は回折を起こしてしまう。回折光は受光器上で迷光となって現れ、本来の光検出部以外の光検出部に入射してしまう場合があり、トラッキング制御やフォーカス制御を不安定にする原因の1つとなっていた。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、小型で安定したトラッキング制御やフォーカス制御を実現できる光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、レーザ光を光ディスクに向けて出射する光源と、前記光ディスクからの反射光を検出する受光器と、前記光ディスクの反射光の光軸を含んで直交する2つの断面の一方における焦点位置を前記受光器の前側とし、他方における焦点位置を前記受光器の後側として、フォーカス制御に用いられる光を生成する非点収差生成素子と、前記光源からのレーザ光を入射させ前記光ディスクに向かって出射すると共に、前記光ディスクからの反射光を入射させ前記受光器に向かって出射するプリズムと、を備え、前記非点収差生成素子は、多数の輪帯状の反射鏡により構成されるフレネルミラーであって前記プリズムの中に位置すると共に、前記輪帯状の反射鏡の先端を結ぶ仮想面が入光側に対して凹形状に湾曲し、前記多数の輪帯状の反射鏡の中心に位置する反射鏡は入光側に対して凸形状であり、前記レーザ光は第1波長と第2波長のレーザ光であり、前記第1波長のレーザ光と前記第2波長のレーザ光は前記光ディスクからの反射光として前記非点収差生成素子に入光することを特徴とする光ピックアップ装置とした。
仮想面が入光側に対して凹形状に湾曲しているため、仮想面が完全な平面形状である場合に対して、入射する光は外周ほど先にフレネルミラーに入射する。そのため互いに隣接する輪帯状の反射鏡の段差における位相の状況が変化し、段差による回折光の成分が小さくなり、受光器上の迷光を抑制することができる。
本発明の光ピックアップ装置及び光ディスク装置は、フレネルミラーである非点収差生成素子が生成してしまう受光器上の迷光を抑制することができるため、トラッキング制御やフォーカス制御が安定する。また、非点収差生成素子としてフレネルミラーを用いているため、小型にできる。したがって、小型で安定した記録再生が可能である。
本発明の請求項1の発明は、レーザ光を光ディスクに向けて出射する光源と、光ディスクからの反射光を検出する受光器と、光ディスクの反射光の光軸を含んで直交する2つの断面の一方における焦点位置を受光器の前側とし、他方における焦点位置を受光器の後側として、フォーカス制御に用いられる光を生成する非点収差生成素子と、光源からのレーザ光を入射させ光ディスクに向かって出射すると共に、光ディスクからの反射光を入射させ受光器に向かって出射するプリズムと、を備え、非点収差生成素子は、多数の輪帯状の反射鏡により構成されるフレネルミラーであってプリズムの中に位置すると共に、輪帯状の反射鏡の先端を結ぶ仮想面が入光側に対して凹形状に湾曲し、多数の輪帯状の反射鏡の中心に位置する反射鏡は入光側に対して凸形状であり、レーザ光は第1波長と第2波長のレーザ光であり、第1波長のレーザ光と第2波長のレーザ光は光ディスクからの反射光として非点収差生成素子に入光する光ピックアップ装置である。
仮想面が入光側に対して凹形状に湾曲しているため、仮想面が完全な平面形状である場合に対して、入射する光は外周ほど先にフレネルミラーに入射する。そのため互いに隣接する輪帯状の反射鏡の段差における位相の状況が変化し、段差による回折光の成分が小さくなり、受光器上の迷光を抑制することができる。そのためトラッキング制御やフォーカス制御が安定する。また、非点収差生成素子としてフレネルミラーを用いているため、小型にできる。したがって、小型で安定した記録再生が可能である。
(実施の形態1)
本実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。図1は本実施の形態1の光ピックアップ装置の光学系の構成図である。
光源11は、DVD用の波長λ1=約650nmのレーザ光とCD用の波長λ2=約780nmのレーザ光を近接した位置から光ディスク25に向けて出射する。2つの波長のレーザ光の出射位置の間隔は約110μmである。本実施の形態1では、波長λ1のレーザ光の出射位置と波長λ2のレーザ光の出射位置とは、光ディスク25の面にほぼ平行に並ぶように配置した。また、出射するレーザ光は、Blu−ray DiscやHD−DVDに用いられる波長λ3=約405nmのレーザ光と組み合わせても構わない。
回折素子12は、第1回折格子12aと第2回折格子12bとを有し、第1回折格子12aと第2回折格子12bとは直列に配置される。第1回折格子12aは、波長λ1のレーザ光を0次光と±1次光とに回折し、波長λ2のレーザ光をそのまま通過させる。第2回折格子12bは、波長λ2のレーザ光を0次光と±1次光に回折し、波長λ1のレーザ光をそのまま通過させる。回折素子12で0次光と±1次光に回折された光は受光器18に入光して光ピックアップ装置のトラッキング制御に用いられる。
集積プリズム13は、内部に平行な斜面13d、13eを有する。斜面13dにはビームスプリッタ30が形成される。本実施の形態1において、ビームスプリッタ30は、往路光である光源11から出射された波長λ1及び波長λ2のレーザ光を光ディスク25に向けて透過し、復路光である光ディスク25で反射された波長λ1及び波長λ2のレーザ光を受光器18に向けて反射させる。ビームスプリッタ30は誘電体多層膜の偏光分離膜で構成される。
斜面13eには非点収差生成素子31が形成される。非点収差生成素子31は、非点収差生成素子31を通過する光の光軸を含んで直交する2つの断面における焦点位置を異ならせる光学素子である。一方の断面における出射光の焦点位置を受光器18の前側とし他方の断面における反射光の焦点位置を受光器18の後側となるように受光器18を配置する。非点収差生成素子31を通過した光は受光器18に入光して光ピックアップ装置のフォーカス制御に用いられる。非点収差生成素子31は、多数の輪帯状の反射鏡により構成されるフレネルミラー31aとした。
波長板14は、偏光の方向を変換する。直線偏光である光源11から出射された往路のレーザ光を円偏光に変換し、円偏光である光ディスク25で反射された復路のレーザ光を往路のレーザ光とは90度ずれた直線偏光に変換する。波長板14の働きにより、直線偏光の位相を変えることで、ビームスプリッタ30にて往路光を透過させ、復路光を反射させることができるようになる。
コリメートレンズ15は、発散光である往路光を略平行光に変換し、平行光である復路光を集束光に変換する。
立ち上げミラー16は、光ディスク25の面にほぼ平行だった往路光を光ディスク25の面にほぼ直角となるように方向を変える反射ミラーである。立ち上げミラー16の表面には偏光分離膜が形成されており、往路光の一部を透過させて第2受光器19に向かわせる。
対物レンズ17は、平行光であった往路光を光ディスク25の記録面25aに集束するように変換するレンズである。
受光器18は、光源11から出射され、光ディスク25で反射されたレーザ光を検出する。受光器18は、光検出部で検出した光量を電気信号に変換して出力する。出力された信号は、フォーカス制御やトラッキング制御、光ディスク25の記録面25aに記録された情報の再生等に用いられる。
第2受光器19は、光源11から出射され光ディスク25へ入射しないレーザ光を検出する。第2受光器19から出力された信号は、光源11から出射されるレーザ光の出力の制御に用いられる。
光ディスク25は、DVDやCD等である。波長λ3のレーザ光を出射する光源11を用いる場合は、Blu−ray DiscやHD−DVDを含んでも構わない。
光源11から出射されたレーザ光は、回折素子12で0次光±1次光に回折され、集積プリズム13のビームスプリッタ30を透過して波長板14に入射する。レーザ光は、波長板14で直線偏光から円偏光に変換され、コリメートレンズ15で発散光から平行光に変換され、立ち上げミラー16で反射して進行方向を変換されて対物レンズ17に入射する。一部の光は透過して第2受光器19に入射する。レーザ光は対物レンズ17で集束光に変換されて光ディスク25の記録面25aに集光する。
光ディスク25の記録面25aで反射したレーザ光は、対物レンズ17で発散光から平行光に変換され、立ち上げミラー16で方向を変換され、コリメートレンズ15で平行光から集束光に変換され、波長板14に入射する。波長板14で往路光とは位相が異なる直線偏光に変換され、集積プリズム13のビームスプリッタ30で反射して非点収差生成素子31に入射する。レーザ光は非点収差生成素子31でフォーカス制御に用いられる非点収差を与えられて反射し、受光器18に入射する。
図2は本実施の形態1のカバーを外した光ピックアップ装置の構成図である。光ピックアップ装置10は、基台20上に各種部品を配置して構成される。基台20は、光ピックアップ装置10の骨組みである。基台20は、Zn合金、Mg合金等の合金材料あるいは硬質樹脂材料で形成されるが、剛性を確保しやすい合金材料が望ましい。基台20には各種部品を配置するための取付部が所定の箇所に設けられている。
光源11、回折素子12、集積プリズム13、受光器18は、結合部材21に固定されてレーザモジュール22を構成し、結合部材21が基台20に固定される。対物レンズ17は、対物レンズ17を駆動するアクチュエータ23に搭載されてアクチュエータ23が基台20に固定される。波長板14、コリメートレンズ15、立ち上げミラー16、第2受光器19は、直接または他の取付部材を介して基台20に固定される。
図3(a)は本実施の形態1の非点収差生成素子に関連する光学系の構成図、図3(b)は本実施の形態1の非点収差生成素子の形状図である。集積プリズム13は3つのブロック13a、13b、13cで構成され、ブロック13aとブロック13bとの接着面が斜面13d、ブロック13bとブロック13cとの接着面が斜面13eである。ブロック13a、13b、13cはBK7等の光学ガラスで形成される。光学プラスチックなどで形成しても良い。斜面13dにはビームスプリッタ30の他に反射膜32が形成される。反射膜32は金属膜や誘電体多層膜で形成される。ビームスプリッタ30と共通の膜としても構わない。また、斜面13dと斜面13eとは平行であり、波長λ1、波長λ2のレーザ光が集積プリズム13に入出射する側面13f、13g、13hに対し、約45°傾いている。
光源11から集積プリズム13の側面13fに入射したレーザ光は、斜面13dを透過し、側面13gから出射して、光ディスク25に入射する。その際、ビームスプリッタ30に対し約45°の入出射角で透過する。光ディスク25で反射したレーザ光は、側面13gに入射し、斜面13dで反射し、斜面13eで反射し、さらに斜面13dで反射し、側面13hから出射して受光器18に入射する。その際、レーザ光はビームスプリッタ30に対し約45°の入出射角で反射する。また、レーザ光は非点収差生成素子31であるフレネルミラー31aに対しても約45°の入出射角で反射する。
フレネルミラー31aは、曲面鏡の大きさをコンパクトにするために、多数の輪帯状の反射鏡により構成される反射鏡である。この輪帯状の反射鏡を単に輪帯31cと呼び、互いに隣接する輪帯31cの境界に生じる段差を単に段差31bと呼ぶ。輪帯31cの先端を結ぶ仮想面dが入光側に対して凹形状に湾曲するようにした。この湾曲はごくわずかなもので、フレネルミラー31aに入射する光のうち、端部の光は中央部の光に対して、波長オーダーで先に入射する程度のものである。
仮想面31dが入光側に対して凹形状に湾曲しているため、仮想面31dが完全な平面形状である場合に対して、入射する光は外周ほど先にフレネルミラー31aに入射する。そのため段差31bにおける位相の状況が変化し、段差31bによる回折光の成分が小さくなり、受光器18上の迷光を抑制することができる。そのため、トラッキング制御やフォーカス制御が安定する。また、非点収差生成素子31としてフレネルミラー31aを用いているため、小型にできる。したがって、小型で安定した記録再生が可能である。
図4(a)は非点収差生成素子の説明図、図4(b)は光ディスクが近い場合のスポット形状の図、図4(c)は光ディスクが遠い場合のスポット形状の図である。非点収差生成素子33は、光軸36aを含んで直交する2つの断面36b、36cで焦点距離を異ならせる光学素子である。非点収差生成素子33には、いわゆる円柱レンズ、円筒レンズやその組み合わせ、及び円筒反射ミラー、円柱反射ミラーやその組み合わせ等がある。図4(a)において、非点収差生成素子33は、簡単のため円筒レンズとした。
光ディスク25で反射されたレーザ光はコリメートレンズ15で光源11に集束する光に変換されて戻ってくる。しかし、ビームスプリッタ30で受光器18に向かうように往路光とは分離されるので、非点収差生成素子31に入射するレーザ光は集束光である。レーザ光は受光器18の近傍に集光する。したがって、非点収差生成素子33に入射するレーザ光36も集束光であり、受光器34近傍に集光するものとして扱う。
図4(a)において、光軸36aを含む上下方向の断面36bにおいてレーザ光36は、非点収差生成素子33をそのまま透過し、焦点36dに集束する。一方、光軸36aを含む左右方向の断面36cにおいてレーザ光36は、非点収差生成素子33が凹レンズの働きをするため、焦点36dよりも奥側の焦点36eに集束しようとする。受光器34は焦点36dと焦点36eとの中間に配置される。つまり、焦点36dの位置は受光器34の前側であり、焦点36eの位置は受光器34の後側となるように受光器34が配置される。すなわち、断面36bの方向のレーザ光36は、焦点36dで一旦集束してから少し広がった状態で受光器34に入射する。断面36cの方向のレーザ光36は焦点36eで集束する前に少し広がった状態で受光器34に入射する。そのため、受光器34上のスポット37は、少し広がった状態のほぼ円形状となる。
図4(a)において、受光器34は、光ディスク25で反射された波長λ1及び波長λ2のレーザ光36を受光するA〜Dの光検出部35を田の字を45°寝かせたように配置する。AとCの光検出部35を左右方向に配置し、BとDの光検出部35を上下方向に配置した。A〜Dの光検出部35は受光した光量を電気信号に変換する。Aの光検出部35で変換された電気信号をA、Bの光検出部35で変換された電気信号をB、Cの光検出部35で変換された電気信号をC、Dの光検出部35で変換された電気信号をDとする。フォーカス制御用の信号であるフォーカスエラー信号FESは、FES=(A+C)−(B+D)を演算させることにより得ることができる。
図4(b)に示すように、光ディスク25が光ピックアップ装置に近い場合、焦点36d、36eは光ディスク25から離れるため、焦点36dは受光器34に近づき、焦点36eは受光器34から遠ざかる。そのため、スポット37の上下の寸法が短くなって左右の寸法が長くなる。したがって、フォーカスエラー信号FES>0となる。逆に図4(c)に示すように、光ディスク25が光ピックアップ装置10から遠い場合、焦点36d、36eは光ディスク25に近づくため、焦点36dは受光器34から遠ざかり、焦点36eは受光器34に近づく。そのため、スポット37の上下の寸法が長くなり、左右の寸法が短くなる。したがって、フォーカスエラー信号FES<0となる。このようにフォーカスエラー信号FESは光ディスク25のフォーカス方向の位置ずれを示すフォーカス制御用の信号である。フォーカス制御は、フォーカスエラー信号FES=0、あるいは所定の値となるように行われる。
図5は本実施の形態1の受光器における光検出部の配置図である。受光器18はA〜L、a〜hの光検出部18aを有する。A〜Lの光検出部18aにはDVD用の波長λ1のレーザ光が入射する。a〜hの光検出部18aにはCD用の波長λ2のレーザ光が入射する。A〜Dの光検出部18aには第1回折格子12aで生成された0次光が入射し、E〜G、I〜Lの光検出部18aには±1次光のいずれかが入射する。また、a〜dの光検出部18aには第2回折格子12bで生成された0次光が入射し、e・g、f・hの光検出部18aには±1次光のいずれかが入射する。図4のA〜Dの光検出部35に図5のA〜Dの光検出部18aとa〜dの光検出部18aとが対応する。
本実施の形態1において、非点収差生成素子31は、非点収差生成素子33に対し、光軸36aと直交する方向に45°回転させた状態とした。それに伴い、受光器18の光検出部18aは、受光器34の光検出部35の面内で45°回転させた状態とした。したがって、受光器18内でAからDの光検出部18aの境界は水平垂直となり、その他の光検出部18aを含めた光検出部18aの配置の設計が容易となる。
受光器18において、A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、Lの光検出部18aに入射し変換されたDVD用の電気信号をA、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、Lとする。a、b、c、d、e、f、g、hの光検出部18aに入射し変換されたCD用の電気信号をa、b、c、d、e、f、g、hとする。
DVD用のフォーカスエラー信号FESは、DVD−ROM、DVD±R/RW:FES=(A+C)−(B+D)、DVD−RAM:FES={(A+C)−(B+D)}+Kt×{(E+I+G+K)−(H+L+F+J)}である。ここでKtは動作設定に応じて定まる定数である。フォーカスエラー信号FESはスポットのフォーカスずれを示す信号である。
CD用のフォーカスエラー信号FESは、CD−R/RW/ROM:FES=(a+c)−(b+d)である。
DVD用のトラッキングエラー信号TESは、DVD−ROM:TES=ph(A,D)−ph(B,C)、DVD±R/RW、−RAM:TES={(A+B)−(C+D)}−Kt×{(E+I+F+J)−(G+K+H+L)}である。ここで、ph(X,Y)は検出したX,Yの位相差を変換した電圧である。トラッキングエラー信号TESはスポットのトラック位置ずれを示す信号である。
CD用のトラッキングエラー信号TESは、CD−R/RW/ROM:TES={(a+b)−(c+d)}−Kt×{(e+f)−(g+h)}、CD−ROM:TES=ph(a,d)−ph(b,c)である。通常はより安定してトラッキング制御することができる前者の方法が用いられる。しかし例えば、CD−ROMのピットの高さが規格に入っていないような粗悪ディスクを再生するような場合、前者の方法ではトラッキングエラー信号TESがうまく出力されない場合がある。そのような場合でも後者の方法ではトラッキングエラー信号TESがうまく出力できるため、予備のトラッキング制御法として用いることができる。このようにトラッキング制御しきれない規格から外れているような粗悪ディスクを再生するような場合でもトラッキング制御することができるので、光ディスク装置としてより幅広い光ディスク25に対応することができる。
なお、図5において、E〜H、A〜D、I〜Lの光検出部18a、e・g、a〜d、f・hの光検出部18aの配列が紙面上下方向からわずかにずれている。これは0次光が光ディスク25の記録面25aのトラック上に集束された場合に±1次光がトラックからずらされて集束されるためである。したがって、0次光と±1次光とが同じトラック上に集束される場合、E〜H、A〜D、I〜Lの光検出部18a、e・g、a〜d、f・hの光検出部18aは紙面上下方向に配列される。
図6(a)はフレネルミラーにする前の曲面鏡を示す図、図6(b)はフレネルミラーを示す図、図7は本実施の形態1のフレネルミラーの形状を示す図である。フレネルミラー40は、通常の立体的な曲面鏡39を所定の高さd毎に多数の輪帯状の反射鏡に分割し、分割した各輪帯40bを移動させて全体を薄くした反射鏡である。フレネルミラー40の段差40aの深さdは曲面鏡39を分割した所定の高さdに相当する。輪帯40bの先端を結ぶ仮想面40cはほぼ平面である。
非点収差生成素子31におけるフレネルミラー31aは、フレネルミラー40における仮想面40cが入光側に対して凹形状になるようにしたものである。各輪帯40bの形状はそのまま輪帯31cの形状とし、段差31bは外周に近づく程深くなるようにして形成した。段差31bが外周に近づく程深いために、フレネルミラー31aの外周に近い位置で発生させてしまう迷光成分ほど小さくすることができ、受光器18上の迷光の広がりを抑制することができる。また、輪帯31cの形状は、仮想面31dが完全な平面形状である場合と同じである。すなわち、各輪帯31cの深さは所定の高さdと等しい。従って、フレネルミラー31aとしての本来の性能を保つことができる。
本実施の形態1において、フレネルミラー31aの形状は、通常の立体的な曲面鏡39の形状からフレネルミラー40の形状を導出し、さらにフレネルミラー31aの形状を導出するという2つのステップで導出した。しかし、それに限るものではなく、曲面鏡39の形状から段差31bが外周ほど深くなるようにして、フレネルミラー31aの形状を導出しても構わない。
本実施の形態1において、仮想面31dは、球面状に湾曲した凹形状とした。球面状であれば、入射する光は外周ほど位相の状況がより大きく変化し、回折光の成分を小さくしやすい。しかし、球面状である必要はなく、長球状等であっても良いし、円筒形状等でも構わない。また、円錐形状等であっても構わない。
仮想面31dの球面の半径Rは300mm以上、500mm以下が望ましい。半径Rが小さいほど、凹形状に湾曲させた効果を出しやすいため、回折光を小さくすることができる。しかし、半径Rが小さすぎると、フレネルミラー31a全体の深さが大きくなり、輪帯31cの形状や段差31bの精度が劣化する。また、後述するように、フレネルミラー31aはリソグラフィ用の感光性樹脂を露光、現像したり、エッチングしたりして製造するために、フレネルミラー31a全体の深さが大きいと製造に要する時間も余計にかかる。半径Rが300mm以上、500mm以下であれば、回折光を十分に小さくでき、かつ輪帯31cの形状や段差31bの精度を十分に確保できるとともに製造時間も短くできる。本実施の形態1において、球面の半径Rは400mmとした。しかし、半径Rは600mm以下であれば凹形状にした効果は多少見られるし、半径200mm以上であれば輪帯31cの形状や段差31bの精度の劣化はするものの凹形状にした効果は得られ、使用できる。
本実施の形態1における段差31bの深さは、フレネルミラー31aに入射するレーザ光のいずれか一方の波長のほぼ自然数/2倍とほぼ等しい深さとすることが望ましい。段差31bの深さを波長のほぼ自然数/2倍とした方の光は位相が合うために回折光が小さく、他方の光は仮想面31dが入光側に対して凹形状に湾曲とすることで回折光を小さくできる。
段差31bの深さとレーザ光の波長とは以下のような関係にある。互いに隣接する輪帯31cの境界付近に入射し反射するレーザ光は、手前側の反射面に入射し反射するレーザ光の光路長と奥側の反射面に入射し反射するレーザ光の光路長との差が波長の自然数倍であると、ちょうど打ち消しあって回折光成分が0となる。つまり、往復分である段差31bの深さの2倍が波長の自然数倍であることが望ましい。ここで、「レーザ光の波長の自然数/2倍」は屈折率と入射角の効果を含むものである。したがって、段差31bの望ましい深さdは、レーザ光の波長をλ、屈折率をn、入射角をθi、自然数をmとすると、d=(m/2)・λ/(cos(θi)・n)となる。例えば、レーザ光の波長をλ=λ2=780nm、屈折率をBK7の屈折率としてn=1.51、入射角をθi=45°、m=1とすると、d=365nmとなる。
本実施の形態1において、フレネルミラー31aの中央部における段差31bは、CDからの反射光の1/2波長とほぼ等しい深さとした。CDからの反射光は段差31bと位相が合うために回折光が小さく、DVDからの反射光は仮想面31dが入光側に対して凹形状に湾曲とすることで回折光を小さくできる。そのため、DVDとCDに対して良好な記録再生を行うことができる。また、自然数は1であり、段差31bの深さが小さく、フレネルミラー31a全体の深さも小さい。そのため、輪帯31cの形状や段差31bの精度を十分に確保できるとともに製造時間も短くできる。
図8(a)は本実施の形態1の集積プリズムの構成図、図8(b)は本実施の形態1の非点収差生成素子の構成の例1を示す図、図8(c)は本実施の形態1の非点収差生成素子の構成の例2を示す図、図8(d)は本実施の形態1の非点収差生成素子の構成の例3を示す図、図8(e)は本実施の形態1の非点収差生成素子の構成の例4を示す図である。
本実施の形態1の非点収差生成素子31の作製するには、所定形状に露光できるグレースケールのマスクを用いることが望ましい。グレースケールのマスクは、露光に用いる波長の光に対する透過率が輪帯31cに相当する部分については場所によって連続的に変化しているマスクである。グレースケールのマスクを用いることにより、精度良い段差31bの深さとフレネルミラー31aの本来の形状である輪帯31cの連続した形状の曲面形状が実現できる。さらに輪帯31cの先端を結ぶ仮想面31dが入光側に対して凹形状に湾曲する形状も実現できる。グレースケールのマスクを用いることにより、輪帯31cには階段状の形状がほぼ見られず、滑らかなので、レーザ光の受光器18上における良好なスポット形状が得られる。しかも、複数回の露光を繰り返さなくても1回の露光で済ますことができるので、設計した形状に非常に近い形状のフレネルミラー31aの表面形状を得ることができる。逆に複数回の露光を繰り返すような工法では、仮想面31dの形状を実現するのは困難である。
図8(b)に示す非点収差生成素子31の作製方法は以下の通りである。まず、樹脂41を板状のブロック13cの表面に塗布し硬化する。樹脂41はリソグラフィ用の感光性樹脂であり、フォトレジスト、感光性ポリイミド等である。次に、輪帯31c、段差31bの所定の凹凸パターンを形成することができるグレースケールのマスクを介して紫外線照射・露光して現像することにより、所定形状の凹凸パターンを樹脂41に残す。この凹凸パターンがフレネルミラー31aの反射面形状となる。次に、吸収膜を形成し、さらにその表面に反射膜42を形成する。吸収膜、反射膜42の表面形状はほぼ樹脂41の形状に沿う。吸収膜は誘電体多層膜であり、反射膜42は金属膜や誘電体多層膜である。最後にブロック13bとブロック13cとを接着剤43で接着する。接着剤43は紫外線硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、嫌気性接着剤等である。接着剤43は波長λ1及び波長λ2のレーザ光に対して透明であるとともにブロック13bを構成する材料とほぼ同じ屈折率であることが望ましい。
さらに、図8(a)の集積プリズム13の作製は以下の通りである。板状のブロック13aの斜面13d側の表面または板状のブロック13bの斜面13d側の表面にビームスプリッタ30及び反射膜32を形成する。そして、ブロック13aとブロック13bとを接着剤で接着する。接着剤は紫外線硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、嫌気性接着剤等である。
このようにして、板状のブロック13aと板状のブロック13bと板状のブロック13cとが接着された1つの大きなブロックが形成される。そして、その大きなブロックを所定の形状に切り出し、研磨して集積プリズム13が作製される。集積プリズム13の表面のうち、レーザ光が入出射する面である側面13f、13g、13hには反射防止膜を形成しても良い。
図8(c)に示す非点収差生成素子31の作製方法は以下の通りである。まず、樹脂41を板状のブロック13bの表面に塗布し硬化する。次に、輪帯31c、段差31bの所定の凹凸パターンを形成することができるグレースケールのマスクを介して紫外線照射・露光して現像することにより、所定形状の凹凸パターンを樹脂41に残す。さらに、エッチングをして、ブロック13bの表面に所定形状の凹凸パターンを形成する。その際、樹脂41は完全にエッチングされるため残らない。この凹凸パターンがフレネルミラー31aの反射面形状となる。このようにして非点収差生成素子31の輪帯31c、段差31bの所定形状の凹凸パターンをブロック13bの表面に作製する。次に、反射膜42を形成し、さらにその表面に吸収膜を形成する。最後にブロック13bとブロック13cとを接着剤43で接着する。レーザ光は接着剤43を通らないので、接着剤43はレーザ光に対して透明であったりブロック13bを構成する材料とほぼ同じ屈折率であったりする必要はない。
図8(d)に示す非点収差生成素子31の作製方法は以下の通りである。まず、樹脂41を板状のブロック13cの表面に塗布し硬化する。次に、輪帯31c、段差31bの所定の凹凸パターンを形成することができるグレースケールのマスクを介して紫外線照射・露光して現像することにより、所定形状の凹凸パターンを樹脂41に残す。さらに、エッチングをして、ブロック13cの表面に所定形状の凹凸パターンを形成する。その際、樹脂41は完全にエッチングされるため残らない。この凹凸パターンがフレネルミラー31aの反射面形状となる。このようにして非点収差生成素子31の輪帯31c、段差31bの所定形状の凹凸パターンをブロック13cの表面に作製する。次に、吸収膜を形成し、さらにその表面に反射膜42を形成する。最後にブロック13bとブロック13cとを接着剤43で接着する。接着剤43は波長λ1及び波長λ2のレーザ光に対して透明であるとともにブロック13bを構成する材料とほぼ同じ屈折率であることが望ましい。
図8(e)に示す非点収差生成素子31の作製方法は以下の通りである。まず、樹脂41を板状のブロック13bの表面に塗布し硬化する。次に、輪帯31c、段差31bの所定の凹凸パターンを形成することができるグレースケールのマスクを介して紫外線照射・露光して現像することにより、所定形状の凹凸パターンを樹脂41に残す。この凹凸パターンがフレネルミラー31aの反射面形状となる。次に、反射膜42を形成し、さらにその表面に吸収膜を形成する。最後にブロック13bとブロック13cとを接着剤43で接着する。樹脂41は波長λ1及び波長λ2のレーザ光に対して透明であるとともにブロック13bを構成する材料とほぼ同じ屈折率であることが望ましい。しかし、レーザ光は接着剤43を通らないので、接着剤43はレーザ光に対して透明であったりブロック13bを構成する材料とほぼ同じ屈折率であったりする必要はない。
図8(b)、図8(e)の場合、図8(c)、図8(d)の場合に対し、樹脂41をエッチングしない分、輪帯31cの形状と段差31bの精度を良くすることができる。また、エッチング工程を省く分、非点収差生成素子31を安価に製造することができる。
また、リソグラフィ用の感光性樹脂である樹脂41は必ずしも水分に対して強くはない。たとえば、水分が浸入すると光学特性が変化して屈折率が変化したり、ブロック13bやブロック13cとの密着性が弱まって剥離しやすくなったりして、信頼性が低下する。本実施の形態1において、樹脂41を図8(b)、図8(e)のように集積プリズム13の外部に対して露出しないように配置した。さらに反射膜42で樹脂41を覆うようにした。したがって、外部から樹脂41に直接水分が浸入することを防ぐことができる。そのため樹脂41の高い信頼性を維持することができる。
図9(a)は本実施の形態1の非点収差生成素子の例1の段差パターン図、図9(b)は本実施の形態1の非点収差生成素子の例2の段差パターン図、図9(c)は本実施の形態1の非点収差生成素子の例3の段差パターン図である。非点収差生成素子31の長手方向が斜面13eに沿う方向である。また、段差パターンが斜めに傾いているように見えるのは、光軸を含んで直交する2つの断面が受光器18上で45°傾くようにするためである。図9(a)、図9(b)、図9(c)の線部が段差31b、線部と線部との間が輪帯31cである。
図9(a)に示す段差パターンは非点収差生成素子31が円筒形状または円柱形状の立体的な曲面鏡と同等なフレネルミラー31aであることを示す。図9(b)に示す段差パターンは非点収差生成素子31が直交する2つの軸で曲率半径が異なる長球状の凹面鏡または凸面鏡である曲面鏡と同等なフレネルミラー31aであることを示す。図9(c)に示す段差パターンは非点収差生成素子31が直交する2つの軸で一方が凹面鏡、他方が凸面鏡である曲面鏡と同等なフレネルミラー31aであることを示す。このように非点収差生成素子31の段差パターンは立体的な曲面鏡の形状により変化する。
以上のように、本実施の形態1の光ピックアップ装置10は、光源11と受光器18と非点収差生成素子31とを備えている。光源11は、レーザ光を光ディスク25に向けて出射する。受光器18は、光ディスク25の反射光を検出する。非点収差生成素子31は、光ディスク25の反射光の光軸を含んで直交する2つの断面の一方における焦点位置を受光器18の前側とし、他方における焦点位置を受光器18の後側として、フォーカス制御に用いられる光を生成する。光ピックアップ装置10は、非点収差生成素子31が多数の輪帯状の反射鏡により構成されるフレネルミラー31aであって、輪帯状の反射鏡の先端を結ぶ仮想面31dが入光側に対して凹形状に湾曲していることを特徴としている。
本実施の形態1における光ピックアップ装置10は、仮想面31dが入光側に対して凹形状に湾曲しているため、仮想面31dが完全な平面形状である場合に対して、入射する光は外周ほど先にフレネルミラー31aに入射する。そのため互いに隣接する輪帯状の反射鏡の段差31bにおける位相の状況が変化し、段差31bによる回折光の成分が小さくなり、受光器18上の迷光を抑制することができる。そのためトラッキング制御やフォーカス制御が安定する。また、非点収差生成素子31としてフレネルミラー31aを用いているため、小型にできる。したがって、小型で安定した記録再生が可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態2について図面を参照しながら説明する。図10は本実施の形態2の光ピックアップモジュールの構成図、図11は本実施の形態2の光ディスク装置の構成図である。
図10において、光ディスク25を回転駆動する回転駆動部及び光ピックアップ装置10を回転駆動部に対して近づけたり離したりする移動部を備える光ディスク装置60の駆動機構を光ピックアップモジュール50という。ベース51は光ピックアップモジュール50の骨組みを成すもので、光ピックアップモジュール50はベース51に直接または間接に各構成部品が配置されて構成される。
回転駆動部は光ディスク25を載置するターンテーブル52aを有するスピンドルモータ52を備えている。スピンドルモータ52はベース51に固定される。スピンドルモータ52は光ディスク25を回転させる回転駆動力を生成する。
移動部はフィードモータ53、スクリューシャフト54、メインシャフト55、サブシャフト56を備えている。フィードモータ53はベース51に固定される。フィードモータ53は光ピックアップ装置10が光ディスク25の内周と外周の間を移動するために必要な回転駆動力を生成する。フィードモータ53としてステッピングモータ、DCモータなどが使用される。スクリューシャフト54はらせん状に溝が掘られており、直接または数段のギアを介してフィードモータ53に接続される。本実施の形態2では直接フィードモータ53と接続される。メインシャフト55、サブシャフト56はそれぞれ両端で保持部材を介してベース51に固定される。メインシャフト55、サブシャフト56は光ピックアップ装置10を光ディスク25の半径方向に移動自在に支持する。光ピックアップ装置10はスクリューシャフト54の溝と噛み合うガイド歯を有するラック57を備える。ラック57がスクリューシャフト54に伝達されたフィードモータ53の回転駆動力を直線駆動力に変換するために光ピックアップ装置10は光ディスク25の内周と外周の間を移動することができる。
なお、回転駆動部は光ディスク25を所定の回転速度で回転させることができる構成であれば、本実施の形態2で説明した構成に限るものではない。また移動部は光ピックアップ装置10を光ディスク25の内周と外周の間の所定の位置に移動させることができる構成であれば、本実施の形態2で説明した構成に限るものではない。
光ピックアップ装置10は図2の構成にカバー44を取り付けたものである。光ピックアップ装置10は、光源11と受光器18と非点収差生成素子31とを備えている。光源11は、レーザ光を光ディスク25に向けて出射する。受光器18は、光ディスク25の反射光を検出する。非点収差生成素子31は、光ディスク25の反射光の光軸を含んで直交する2つの断面の一方における焦点位置を受光器18の前側とし、他方における焦点位置を受光器18の後側として、フォーカス制御に用いられる光を生成する。光ピックアップ装置10は、非点収差生成素子31が多数の輪帯状の反射鏡により構成されるフレネルミラー31aであって、輪帯状の反射鏡の先端を結ぶ仮想面31dが入光側に対して凹形状に湾曲していることを特徴としている。
本実施の形態2における光ピックアップ装置10は、仮想面31dが入光側に対して凹形状に湾曲しているため、仮想面31dが完全な平面形状である場合に対して、入射する光は外周ほど先にフレネルミラー31aに入射する。そのため互いに隣接する輪帯状の反射鏡の段差31bにおける位相の状況が変化し、段差31bによる回折光の成分が小さくなり、受光器18上の迷光を抑制することができる。そのためトラッキング制御やフォーカス制御が安定する。また、非点収差生成素子31としてフレネルミラー31aを用いているため、小型にできる。したがって、小型で安定した記録再生が可能である。
光ピックアップ装置10の対物レンズ17から出射されるレーザ光が光ディスク25に対し直角に入射するように、保持部材を構成する調整機構でメインシャフト55、サブシャフト56の傾きを調整する。
図11において、光ディスク装置60の筐体61は上部筐体61aと下部筐体61bとを組み合わせてネジなどを用いて互いに固定して構成されている。トレイ62は筐体61に出没自在に設けられている。トレイ62はカバー58を設けた光ピックアップモジュール50を下面側から配置する。カバー58は開口を有し、光ピックアップ装置10の対物レンズ17及びスピンドルモータ52のターンテーブル52aを露出させる。さらに本実施の形態2の場合、フィードモータ53も露出させて、光ピックアップモジュール50の厚さが薄くなるようにしている。トレイ62は開口を有し、対物レンズ17及びターンテーブル52a、カバー58の少なくとも一部を露出させる。ベゼル63はトレイ62の前端面に設けられて、トレイ62が筐体61内に収納された時にトレイ62の出没口を塞ぐように構成されている。ベゼル63にはイジェクトスイッチ64が設けられ、イジェクトスイッチ64を押すことで、筐体61とトレイ62との係合が解除され、トレイ62は筐体61に対し出没が可能な状態となる。レール65はそれぞれトレイ62の両側部及び筐体61の双方に摺動自在に取り付けられる。筐体61の内部やトレイ62の内部には図示していない回路基板があり、信号処理系のICや電源回路などが搭載されている。外部コネクタ66はコンピュータ等の電子機器に設けられた電源/信号ラインと接続される。そして、外部コネクタ66を介して光ディスク装置60内に電力を供給したり、あるいは外部からの電気信号を光ディスク装置60内に導いたり、あるいは光ディスク装置60で生成された電気信号を電子機器などに送出する。
図12は本実施の形態2の光ピックアップ装置のサーボ制御の流れを示す図である。光ピックアップ装置10のフォーカス制御とトラッキング制御の流れを説明する。光源11から出射されたDVD用の波長λ1のレーザ光及びCD用の波長λ2のレーザ光は、回折素子12の第1回折格子12aと第2回折格子12bでそれぞれトラッキング制御に用いられる光に分離され、光ディスク25に入射する。光ディスク25で反射されたレーザ光は集積プリズム13のビームスプリッタ30で分離され、非点収差生成素子31で光軸を含んで直交する2つの断面で焦点距離が異なる光とされて受光器18に入射する。非点収差生成素子31を通過したレーザ光はフォーカス制御に用いられる。受光器18に入射したレーザ光はDVD用フォーカス制御用、CD用フォーカス制御用、DVD用トラッキング制御用、CD用トラッキング制御用の電気信号に変換され、光ディスク装置60本体の前記図示していない回路基板にあるアナログ信号処理部60aに送られる。
アナログ信号処理部60aは入力された信号に演算・帯域処理を行い、サーボ処理部60bに出力する。サーボ処理部60bはアナログ信号処理部60aからの信号を基にフォーカスエラー信号FES及びトラッキングエラー信号TESを生成してモータ駆動部60cに出力する。モータ駆動部60cは入力されたフォーカスエラー信号FES及びトラッキングエラー信号TESを基に対物レンズ17を搭載するアクチュエータ23を駆動する電流を生成する。これにより光ディスク25に集光した光束の焦点のずれ及びトラックに対するずれが極小になるように制御される。
また、コントローラ60dにはアナログ信号処理部60a、サーボ処理部60b、モータ駆動部60cの各部から送られる信号が入力される。コントローラ60dはこれらの信号の演算処理等を行い、この演算処理の結果(信号)を各部に送出し、各部にて駆動、処理を実行させることで各部の制御を行う。
以上のように、本実施の形態2の光ディスク装置60は実施の形態1の光ピックアップ装置10を備えている。仮想面31dが入光側に対して凹形状に湾曲しているため、仮想面31dが完全な平面形状である場合に対して、入射する光は外周ほど先にフレネルミラー31aに入射する。そのため互いに隣接する輪帯状の反射鏡の段差31bにおける位相の状況が変化し、段差31bによる回折光の成分が小さくなり、受光器18上の迷光を抑制することができる。そのためトラッキング制御やフォーカス制御が安定する。また、非点収差生成素子31としてフレネルミラー31aを用いているため、小型にできる。したがって、小型で安定した記録再生が可能である。
以上のように、本発明の光ピックアップ装置及び光ディスク装置は、小型で安定したトラッキング制御やフォーカス制御を実現できる。そのため、好んでパーソナルコンピュータ、ノートブック型コンピュータ等の電子機器に搭載される。
本実施の形態1の光ピックアップ装置の光学系の構成図 本実施の形態1のカバーを外した光ピックアップ装置の構成図 (a)本実施の形態1の非点収差生成素子に関連する光学系の構成図、(b)本実施の形態1の非点収差生成素子の形状図 (a)非点収差生成素子の説明図、(b)光ディスクが近い場合のスポット形状の図、(c)光ディスクが遠い場合のスポット形状の図 本実施の形態1の受光器における光検出部の配置図 (a)フレネルミラーにする前の曲面鏡を示す図、(b)フレネルミラーを示す図 本実施の形態1のフレネルミラーの形状を示す図 (a)本実施の形態1の集積プリズムの構成図、(b)本実施の形態1の非点収差生成素子の構成の例1を示す図、(c)本実施の形態1の非点収差生成素子の構成の例2を示す図、(d)本実施の形態1の非点収差生成素子の構成の例3を示す図、(e)本実施の形態1の非点収差生成素子の構成の例4を示す図 (a)本実施の形態1の非点収差生成素子の例1の段差パターン図、(b)本実施の形態1の非点収差生成素子の例2の段差パターン図、(c)本実施の形態1の非点収差生成素子の例3の段差パターン図 本実施の形態2の光ピックアップモジュールの構成図 本実施の形態2の光ディスク装置の構成図 本実施の形態2の光ディスク装置のサーボ制御の流れを示す図 従来の光ピックアップ装置の光学系における主要部分の構成図 (a)従来の検出レンズの説明図、(b)光ディスクが近い場合のスポットの状態を示す図、(c)光ディスクが遠い場合のスポットの状態を示す図 (a)通常のレンズの断面図、(b)フレネルレンズの断面図
符号の説明
10 光ピックアップ装置
11 光源
12 回折素子
12a 第1回折格子
12b 第2回折格子
13 集積プリズム
13a、13b、13c ブロック
13d、13e 斜面
13f、13g、13h 側面
14 波長板
15 コリメートレンズ
16 立ち上げミラー
17 対物レンズ
18、34 受光器
18a、35 光検出部
19 第2受光器
20 基台
21 結合部材
22 レーザモジュール
23 アクチュエータ
25 光ディスク
25a 記録面
30 ビームスプリッタ
31、33 非点収差生成素子
31a フレネルミラー
31b 段差
31c 輪帯
31d 仮想面
32 反射膜
36 レーザ光
36a 光軸
36b、36c 断面
36d、36e 焦点
37 スポット
39 曲面鏡
40 フレネルミラー
40a 段差
40b 輪帯
40c 仮想面
41 樹脂
42 反射膜
43 接着剤
44 カバー
50 光ピックアップモジュール
51 ベース
52 スピンドルモータ
52a ターンテーブル
53 フィードモータ
54 スクリューシャフト
55 メインシャフト
56 サブシャフト
57 ラック
58 カバー
60 光ディスク装置
60a アナログ信号処理部
60b サーボ処理部
60c モータ駆動部
60d コントローラ
61 筐体
61a 上部筐体
61b 下部筐体
62 トレイ
63 ベゼル
64 イジェクトスイッチ
65 レール
66 外部コネクタ

Claims (1)

  1. レーザ光を光ディスクに向けて出射する光源と、
    前記光ディスクからの反射光を検出する受光器と、
    前記光ディスクの反射光の光軸を含んで直交する2つの断面の一方における焦点位置を前記受光器の前側とし、他方における焦点位置を前記受光器の後側として、フォーカス制御に用いられる光を生成する非点収差生成素子と、
    前記光源からのレーザ光を入射させ前記光ディスクに向かって出射すると共に、前記光ディスクからの反射光を入射させ前記受光器に向かって出射するプリズムと、を備え、
    前記非点収差生成素子は、多数の輪帯状の反射鏡により構成されるフレネルミラーであって前記プリズムの中に位置すると共に、前記輪帯状の反射鏡の先端を結ぶ仮想面が入光側に対して凹形状に湾曲し、前記多数の輪帯状の反射鏡の中心に位置する反射鏡は入光側に対して凸形状であり、
    前記レーザ光は第1波長と第2波長のレーザ光であり、前記第1波長のレーザ光と前記第2波長のレーザ光は前記光ディスクからの反射光として前記非点収差生成素子に入光することを特徴とする光ピックアップ装置。
JP2007205290A 2007-08-07 2007-08-07 光ピックアップ装置 Expired - Fee Related JP4853424B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007205290A JP4853424B2 (ja) 2007-08-07 2007-08-07 光ピックアップ装置
US12/187,167 US8270265B2 (en) 2007-08-07 2008-08-06 Optical pickup device and optical disk device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007205290A JP4853424B2 (ja) 2007-08-07 2007-08-07 光ピックアップ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009043311A JP2009043311A (ja) 2009-02-26
JP4853424B2 true JP4853424B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=40346399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007205290A Expired - Fee Related JP4853424B2 (ja) 2007-08-07 2007-08-07 光ピックアップ装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8270265B2 (ja)
JP (1) JP4853424B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4853424B2 (ja) 2007-08-07 2012-01-11 パナソニック株式会社 光ピックアップ装置
JP2009043326A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Panasonic Corp 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2010086620A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Panasonic Corp 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
KR20140072742A (ko) * 2012-12-05 2014-06-13 삼성전자주식회사 광 픽업장치

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0283002B1 (en) * 1987-03-17 1994-02-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical head
JPS63228428A (ja) * 1987-03-17 1988-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学ヘツド
JPS63249101A (ja) 1987-04-03 1988-10-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学装置
JP2865223B2 (ja) * 1990-12-28 1999-03-08 松下電子工業株式会社 光ピックアップ用偏光板および光ピックアップ装置
JPH10255307A (ja) * 1997-03-13 1998-09-25 Pioneer Electron Corp 多焦点光ビーム生成装置、多焦点ピックアップ及び情報再生装置
JP4254549B2 (ja) * 2004-01-16 2009-04-15 日本ビクター株式会社 光ピックアップ装置及び回折光学素子
US7315503B2 (en) * 2004-09-03 2008-01-01 Angstrom, Inc. Optical pick-up device using micromirror array lens
US7872952B2 (en) * 2004-10-07 2011-01-18 Panasonic Corporation Optical disc drive
JP4655025B2 (ja) * 2006-09-07 2011-03-23 パナソニック株式会社 光ピックアップ装置
JP4853424B2 (ja) 2007-08-07 2012-01-11 パナソニック株式会社 光ピックアップ装置
JP2009043326A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Panasonic Corp 光ピックアップ装置及び光ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009043311A (ja) 2009-02-26
US20090040893A1 (en) 2009-02-12
US8270265B2 (en) 2012-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7889620B2 (en) Optical pickup device and optical disk device
JP5356827B2 (ja) 対物レンズ、光学ヘッド、及び光ディスク装置
JP4853424B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP4655025B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2010039259A (ja) 回折素子、光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2002109778A (ja) 光ピックアップ装置
JP4646930B2 (ja) 回折素子の位置調整方法
JP2006209931A (ja) 集光光学装置、光ピックアップ及び光ディスク装置
US20050162995A1 (en) Optical pickup device, optical disk drive, optical device and composite optical element
JP2010086620A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2003272218A (ja) 光ピックアップ装置および光再生装置
JP2004039109A (ja) 光学素子及びその調整方法並びにそれを用いた光ピックアップ装置及び光再生装置
JP4170264B2 (ja) 光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置
JP2008257811A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP5018646B2 (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2007334999A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
WO2005088622A1 (en) Combined folding mirror and collimator lens for an optical pickup unit.
JP2006512715A (ja) 光走査デバイス用のディスク駆動装置
JP2003272217A (ja) 光ピックアップ装置および光再生装置
JP2004039171A (ja) 光ピックアップ装置の調整用ディスク、調整方法及び製造方法、並びにそれを用いた光再生装置の製造方法
JP2014175030A (ja) 光集積素子、光ヘッド装置、及び光ディスク装置
JP2004039108A (ja) 光ピックアップ装置及びそれを備えた光再生装置
JP2010054658A (ja) 回折素子、光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2007109280A (ja) 光ピックアップ装置
JP2006012320A (ja) 光学部品およびこれを備えた光ピックアップ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091117

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110406

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110720

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110927

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111010

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees