JP4852996B2 - アクチュエータシステム - Google Patents

アクチュエータシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4852996B2
JP4852996B2 JP2005339758A JP2005339758A JP4852996B2 JP 4852996 B2 JP4852996 B2 JP 4852996B2 JP 2005339758 A JP2005339758 A JP 2005339758A JP 2005339758 A JP2005339758 A JP 2005339758A JP 4852996 B2 JP4852996 B2 JP 4852996B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer actuator
polymer
fixed
ion conductive
actuator elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005339758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007151249A (ja
Inventor
信之 永井
業 須藤
浩一 田中
康博 渡辺
立 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2005339758A priority Critical patent/JP4852996B2/ja
Publication of JP2007151249A publication Critical patent/JP2007151249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4852996B2 publication Critical patent/JP4852996B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、高分子アクチュエータ素子からなるアクチュエータシステムに関するものである。
医療機器や産業用ロボット、マイクロマシン等の分野において、小型、軽量で柔軟性に富むアクチュエータが求められており、それに対応すべくそのアクチュエータの作動原理として静電引力型、圧電型、超音波型、形状記憶合金式、高分子伸縮式等が提案されている。
このうち、高分子伸縮式としてイオン導電性高分子を用いた高分子アクチュエータは軽量で発生力が大きいこと等から、新しいアクチュエータとして検討されてきている。この高分子アクチュエータは、イオン導電性高分子膜(イオン交換樹脂膜)とその表面に相互に絶縁状態で接合した金属電極とからなり、該イオン導電性高分子膜を含水状態として金属電極間に電圧を印加することによりイオン導電性高分子膜に湾曲または変形を生じさせることを特徴とするものである。
しかし、その動作は基本的に湾曲であり、そのままでは用途が限られていた。そこで、特許文献1では、高分子アクチュエータ素子の板を複数枚使用することによるダイヤフラムポンプが提案されている。また、特許文献2では、アクチュエータ素子の組み合わせにより湾曲の動作を伸縮動作に変換したものが提案されている。
特開2002−332956号公報 特開2004−314219号公報
しかしながら、これらの用途は限定されており、高分子アクチュエータ素子の特徴を生かしながら様々な用途で使用するにはまだ十分とは言えず、更なる動作機構の開発が求められていた。
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、簡便な構造で直線運動または回転運動し様々な用途に使用できるアクチュエータシステムを提供することを目的とする。
本発明の第1のアクチュエータシステムは、短冊形状で陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜の両主面それぞれに設けられる電極膜とを有し、平坦面に長手方向の一方の端部が固定されて該平坦面から直立した状態とされ、前記電極膜間に電圧が印加されることにより前記イオン導電性高分子膜が湾曲する高分子アクチュエータ素子と、主面上にそれぞれの先端が向く方向が前記高分子アクチュエータ素子の湾曲方向のうち一方向に揃えられた複数の爪部を有し、前記高分子アクチュエータ素子上で前記爪部が該高分子アクチュエータ素子の前記平坦面に固定された端部とは反対側の端部と接するように配置された平板とを備えると共に、前記爪部は、短冊形状で前記平板の主面に対して一定の傾斜角度をもって該主面に一端が固定された複数の可撓性フィルムが襞を成すように連なったものであり、前記高分子アクチュエータ素子が電圧印加で湾曲することにより、該高分子アクチュエータ素子の前記平坦面に固定された端部とは反対側の端部が前記平板の爪部を押し、該平板が一方向に直線移動するものである
ここで、複数の前記高分子アクチュエータ素子が該高分子アクチュエータ素子の湾曲する方向に一列に配置されていることが好ましく、さらに隣接する前記高分子アクチュエータ素子は、交互に、またはお互いの湾曲方向が逆となるように動作することが好適である。
本発明の第2のアクチュエータシステムは、棒形状の固定軸と、短冊形状で陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜の両主面それぞれに設けられる電極膜とを有し、短冊幅方向が前記固定軸の長手方向と平行で長手方向の一方の端部が該固定軸の外周面に固定されて該外周面から直立した状態とされ、前記電極膜間に電圧が印加されることにより前記イオン導電性高分子膜が湾曲する高分子アクチュエータ素子と、中空の円筒形状で、円筒内周面にそれぞれの先端が向く方向が該円筒の円周方向のうち一方向に揃えられた複数の爪部を有し、前記固定軸を円筒の中心として内包し前記爪部が前記高分子アクチュエータ素子の前記固定軸の外周面に固定された端部とは反対側の端部と接するように配置された回転体とを備えると共に、前記爪部は、短冊形状で前記回転体の内周面に対して一定の傾斜角度をもって該内周面に一端が固定された複数の可撓性フィルムが襞を成すように連なったものであり、前記高分子アクチュエータ素子が電圧印加で湾曲することにより、該高分子アクチュエータ素子の前記固定軸の外周面に固定された端部とは反対側の端部が前記回転体の爪部を押し、該回転体が一方向に回転するものである
ここで、複数の前記高分子アクチュエータ素子が前記固定軸の外周面上で直立して放射状に配置されていることが好ましく、さらに隣接する前記高分子アクチュエータ素子は、交互に、またはお互いの湾曲方向が逆となるように動作することが好適である。
本発明の第1のアクチュエータシステムによれば、小型化が容易で、軽量ながら発生力が大きく変形量が大きいという高分子アクチュエータ素子の特長を生かしながら、直線移動するアクチュエータシステムを提供することができる。
また、本発明の第2のアクチュエータシステムによれば、高分子アクチュエータ素子の特長を生かしながら、回転運動するアクチュエータシステムを提供することができる。
またこのとき、複数個の高分子アクチュエータ素子を並列に使用するようにした場合には、全体として大きな発生力を得ることができる。また、隣り合う高分子アクチュエータ素子を逆方向に変形させるようにした場合には、効率良く移動、または回転させることができる。
さらに、このような高分子アクチュエータ素子を使用したアクチュエータシステムは、小型化や薄型化が容易で軽量であり、サイズを小さくしても比較的大きな発生力を得ることができる。
以下に、本発明に係るアクチュエータシステムの第1の実施の形態における構成について説明する。
図1は、本発明に係るアクチュエータシステムの構成を示す概略図である。
図1に示すように、アクチュエータシステム100は、短冊形状で陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜の両主面それぞれに設けられる電極膜とを有し、基準面である平坦面11に長手方向の一方の端部が固定されて平坦面11から直立した状態とされ、前記電極膜間に電圧が印加されることにより前記イオン導電性高分子膜が湾曲する高分子アクチュエータ素子10a,10b,10c,10dと、高分子アクチュエータ素子10a〜10d上に主面が平坦面11と平行になるように配置された平板12と、平板12の高分子アクチュエータ素子10a〜10dに面する主面上にそれぞれの先端が向く方向が高分子アクチュエータ素子10a〜10dの湾曲方向のうち一方向(図1では左方向)に揃えられた複数の爪部13とを有しており、爪部13は高分子アクチュエータ素子10a〜10dの平坦面11に固定された端部とは反対側の端部と接している。
ここで、高分子アクチュエータ素子10a〜10dはそれぞれの高分子アクチュエータ素子10a〜10dの湾曲する方向に一列に配置されていることが好ましい。また、高分子アクチュエータ素子10a〜10dは平坦面11に対してある角度をもって固定されていてもよい。さらに、図中高分子アクチュエータ素子10a〜10dは4つであるが、高分子アクチュエータ素子の個数は特に限定されるものではなく、1つでもよい。また複数個の高分子アクチュエータ素子を並列に設置してもよい。
高分子アクチュエータ素子10a〜10dのうち、高分子アクチュエータ素子10a,10cは電源E1を共通の電源として、同じ方向を向いている電極膜に同じ極性の電位が印加されるように接続されている。また、高分子アクチュエータ素子10b,10dも電源E2を共通の電源として、同じ方向を向いている電極膜に同じ極性の電位が印加され、かつ高分子アクチュエータ素子10a,10cの同じ方向を向いている電極膜に対して逆の極性の電位が印加されるように接続されている。あるいは、後述するような電圧印加方法が可能であれば高分子アクチュエータ素子10a〜10dはそれぞれ独立した電源と接続されていてもよい。
平板12は、高分子アクチュエータ素子10a〜10dに面する主面について爪部13が形成できる程度に平坦な面であればよく、図のような一様な厚みの板に限定されない。例えば、高分子アクチュエータ素子10a〜10dに面する主面の反対面側は後述する直線移動に伴って該反対面上に搭載した物体を同様に移動させやすいように物体を固定したり保持したりする部位が形成されていてもよい。
爪部13は、短冊形状で平板12の主面に対して一定の傾斜角度をもって該主面に一端が固定された複数の可撓性フィルムが襞を成すように連なったものであることが好ましい。
なお、ここでいう高分子アクチュエータ素子10は、特許第2961125号公報、特開平11−206162号公報などで開示されている従来公知のものでもよいが、それ以外に例えばつぎのような構成のものを使うとよい。
図2は、本発明で使用する高分子アクチュエータ素子の基本的構成を示す断面図である。
高分子アクチュエータ素子10は、陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜(イオン導電性高分子フィルム)1と、該イオン導電性高分子膜1の両面それぞれに設けられる電極膜2と、該電極膜2それぞれに電気的に接続されたリード線4とを備え、1対のリード線4より電極膜2間に電圧が印加されることによりイオン導電性高分子膜1が湾曲または変形するものである。
イオン導電性高分子膜1は、フッ素樹脂、炭化水素系などを骨格としたイオン交換樹脂からなり、表裏2つの主面をもつ形状を呈している。例えば、短冊形状、円盤形状、円柱形状、円筒形状などが挙げられる。また、イオン交換樹脂としては、陰イオン交換樹脂、陽イオン交換樹脂、両イオン交換樹脂いずれでもよいが、このうち陽イオン交換樹脂が好適である。
陽イオン交換樹脂としては、ポリエチレン、ポリスチレン、フッ素樹脂などにスルホン酸基、カルボキシル基などの官能基が導入されたものが挙げられ、とくにフッ素樹脂にスルホン酸基、カルボキシル基などの官能基が導入された陽イオン交換樹脂が好ましい。
電極膜2は、カーボン粉末とイオン導電性樹脂とからなり、前記カーボン粉末同士がイオン導電性樹脂を介して結合していることを特徴とする。カーボン粉末は、導電性をもつカーボンブラックの微細粉末であり、比表面積が大きなものほど電極膜2としてイオン導電性高分子膜1と接する表面積が大きくなりより大きな変形量を得ることができる。例えばケッチェンブラックが好ましい。また、イオン導電性樹脂は、イオン導電性高分子膜1を構成する材料と同じものでよい。
また、電極膜2は、イオン導電性樹脂成分とカーボン粉末を含む塗料がイオン導電性高分子膜1に塗布されてなるものである。あるいは、電極膜2は、カーボン粉末とイオン導電性樹脂とからなる導電膜がイオン導電性高分子膜1に圧着されてなるものである。
いずれの方法によっても、簡便に短時間で電極膜2を形成することができる。
なお、少なくともイオン導電性高分子膜1に陽イオン物質が含浸されているが、該陽イオン物質とは、水及び金属イオン、水及び有機イオン、イオン液体のいずれかであることが好ましい。ここで、金属イオンとは例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、マグネシウムイオン等が挙げられる。また、有機イオンとは例えば、アルキルアンモニウムイオン等が挙げられる。これらのイオンはイオン導電性高分子膜1中において水和物として存在している。イオン導電性高分子膜1が水及び金属イオン、または水及び有機イオンを含み、含水状態となっている場合には、高分子アクチュエータ素子10は中からこの水が揮発しないように封止されていることが好ましい。
また、イオン液体とは、常温溶融塩とも言われる不燃性、不揮発性のイオンのみからなる溶媒であり、例えばイミダゾリウム環系化合物、ピリジニウム環系化合物、脂肪族系化合物のものを使用することができる。イオン導電性高分子膜1にイオン液体を含浸させている場合には、揮発する心配なく高温あるいは真空中でも高分子アクチュエータ素子10を使用することができようになる。
また、図3に、前記高分子アクチュエータ素子の変形例を示す。
図3は、本発明で使用する別の高分子アクチュエータの基本的構成を示す断面図である。
高分子アクチュエータ素子20は、上述した高分子アクチュエータ素子10の1対の電極膜2それぞれの上に金または白金からなる金属導電膜3を備え、該金属導電膜3にリード線4を電気的に接続した構成となっている。ここで、イオン導電性高分子膜1、電極膜2、イオン導電性高分子膜1に含浸させる陽イオン物質は、図2で示したものと同じである。
ここで、金属導電膜3は、1対の電極膜2それぞれの上に湿式めっき法、蒸着法、スパッタ法などの従来公知の成膜手法により、金または白金の薄膜が形成されてなるものである。この金属導電膜3の厚さにはとくに制限はないが、リード線4からの電位が電極膜2に均等に印加されるように連続した膜となる程度の厚さであることが好ましい。
図4に、これらの高分子アクチュエータ素子10,20の動作原理を示す。ここでは、イオン導電性高分子膜1中にナトリウムイオンが含浸されているものとして説明する。
図4(a)では、電源Eよりリード線4を通じて、図中左側の高分子アクチュエータ10の電極膜2にプラスの電位、図中右側の電極膜2にマイナスの電位を印加している。この電位差により、高分子アクチュエータ素子10(20)のイオン導電性高分子膜1中では、マイナスの電位が印加された側(図中右側)の電極膜2にナトリウムイオン水和物が引き寄せられて移動し、当該電極膜2の近傍に集中しこの領域は体積膨張するようになる。一方、プラスの電位が印加された側(図中左側)の電極膜2近傍におけるナトリウム水和物濃度は減少し、この領域は体積収縮するようになる。その結果、イオン導電性高分子膜1の2つの電極膜2近傍領域の間に体積差が生じることとなり、イオン導電性高分子膜1は図中左側に湾曲するようになる。
図4(b)では、2つの電極膜2がショートした状態でつながれることから2つの電極膜2近傍領域で蓄積された電荷に応じて放電が起こる。そして、その結果2つの電極膜2の間に電位差がなくなることから、イオン導電性高分子膜1の2つの電極膜2近傍領域の間に体積差はなくなり、イオン導電性高分子膜1は初期形状状態である真っ直ぐな状態となる。
図4(c)では、電源Eよりリード線4を通じて、図中左側の高分子アクチュエータ素子10(20)の電極膜2にマイナスの電位、図中右側の電極膜2にプラスの電位を印加しており、電圧印加方法が図4(a)の場合とは逆である。この電位差により、高分子アクチュエータ素子10(20)のイオン導電性高分子膜1中では、マイナスの電位が印加された側(図中左側)の電極膜2の近傍領域は体積膨張するようになり、プラスの電位が印加された側(図中右側)の電極膜2近傍領域は体積収縮するようになる。その結果、イオン導電性高分子膜1は図中右側に湾曲するようになる。
この高分子アクチュエータ素子10(20)の動作原理に基づいて、本発明のアクチュエータシステム100はつぎのように動作することになる。
図5に、本発明のアクチュエータシステム100の動作を示す。ここでは、使用する高分子アクチュエータ素子10(20)のイオン導電性高分子膜1中にナトリウムイオンが含浸されているものとして説明する。
図5(a)は、図1と同じ状態であり、電源E1,E2から高分子アクチュエータ素子10a〜10dへは電圧が印加されていない場合を示している。そのため、高分子アクチュエータ素子10a〜10dは図4(b)の場合と同様に、平坦面11上で直立した状態となっており、平板12も静止した状態である。
つぎに、図5(b)に示すように、電源E1,E2から高分子アクチュエータ素子10a〜10dへ電圧を印加する(電位差0.5〜2.0V程度)。具体的には、高分子アクチュエータ素子10a,10cの図中左側の電極膜にプラスの電位、図中右側の電極膜にマイナスの電位が印加されている。その結果、高分子アクチュエータ素子10a,10cは図4(a)と同様に図中左側に湾曲する。一方、高分子アクチュエータ素子10b,10dの図中左側の電極膜にマイナスの電位、図中右側の電極膜にプラスの電位が印加されている。その結果、高分子アクチュエータ素子10b,10dは図4(c)と同様に図中右側に湾曲する。すなわち、隣接する高分子アクチュエータ素子の間では同一方向に面する電極膜へ印加される電圧を逆極性とすることにより、隣接する該高分子アクチュエータ素子はお互いの湾曲方向が逆となるように動作する。
これにより、図中右側に湾曲した高分子アクチュエータ素子10b,10dの平坦面11に固定された端部とは反対側の端部は、湾曲変形の初期にそれぞれ爪部13の1つの先端に当接し、それからさらに湾曲することで該爪部13を図中右側方向に押すことになる。この押圧力が当該爪部13を経由して平板12に伝達され、その結果、平板12は図中右側方向に直線移動することになる。なお、この際に図中左側に湾曲した高分子アクチュエータ素子10a,10cは、爪部13が撓むことからその平坦面11に固定された端部とは反対側の端部が爪部13に引っ掛かることなく図中左方向に移動し、平板12の直線移動を阻害することはない。
ついで、図5(b)の状態による平板12の直線移動の後、図5(c)に示すように、電源E1,E2から高分子アクチュエータ素子10a〜10dへ図5(b)の場合とは各電極膜への電圧印加が逆極性となるように電圧を印加する(電位差0.5〜2.0V程度)。具体的には、高分子アクチュエータ素子10a,10cの図中左側の電極膜にマイナスの電位、図中右側の電極膜にプラスの電位が印加されている。その結果、高分子アクチュエータ素子10a,10cは図4(a)の状態(図中左側への湾曲状態)から図4(c)と同様に図中右側に湾曲する。一方、高分子アクチュエータ素子10b,10dの図中左側の電極膜にプラスの電位、図中右側の電極膜にマイナスの電位が印加されている。その結果、高分子アクチュエータ素子10b,10dは図4(c)の状態(図中右側への湾曲状態)から図4(a)と同様に図中左側に湾曲する。ここでも、隣接する高分子アクチュエータ素子の間では同一方向に面する電極膜へ印加される電圧を逆極性とすることにより、隣接する該高分子アクチュエータ素子はお互いの湾曲方向が逆となるように動作する。
これにより、図中右側に湾曲した高分子アクチュエータ素子10a,10cの平坦面11に固定された端部とは反対側の端部は、湾曲変形の初期にそれぞれ爪部13の1つの先端に当接し(図においては高分子アクチュエータ素子10cの端部のみが当接し)、それからさらに湾曲することで該爪部13を図中右側方向に押すことになる。この押圧力が当該爪部13を経由して平板12に伝達され、その結果、平板12は図中右側方向にさらに直線移動することになる。なお、この際に高分子アクチュエータ素子10b,10dは、爪部13が撓むことからその平坦面11に固定された端部とは反対側の端部が爪部13に引っ掛かることなく図中左方向に移動し、平板12の直線移動を阻害することはない。
以降、電源E1,E2から印加する電圧の極性を切り替えることにより(あるいは位相のずれた交流電圧の印加により)、図5(b),(c)の状態を交互に繰り返して、平板12を一方向(図中右方向)に連続して直線移動させることができる。
なお、図5では隣接する高分子アクチュエータ素子がお互いの湾曲方向が逆となるように動作する場合を示したが、隣接する高分子アクチュエータ素子が交互に動作するようにしてもよい。すなわち、図5(b)の場合に高分子アクチュエータ素子10a,10cは動作させず、高分子アクチュエータ素子10b,10dのみを動作させ、図5(c)の場合に高分子アクチュエータ素子10b,10dは動作させず、高分子アクチュエータ素子10a,10cのみを動作させるようにするとよい。
以上のように、いわゆるラチェット機構を応用したアクチュエータシステムにより、重量のある対象物を直線移動させる機構、例えばステージ装置を実現することができる。
次に、本発明に係るアクチュエータシステムの第2の実施の形態について説明する。
図6は、本発明に係るアクチュエータシステムの第2の実施の形態における構成を示す概略図である。
図6に示すように、アクチュエータシステム300は、棒形状の固定軸31と、短冊形状で陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜の両主面それぞれに設けられる電極膜とを有し、短冊幅方向が固定軸31の長手方向と平行で長手方向の一方の端部が固定軸31の外周面に固定されて該外周面から直立した状態とされ、前記電極膜間に電圧が印加されることにより前記イオン導電性高分子膜が湾曲する高分子アクチュエータ素子30a,30b、30c,30d,30e,30f,30g,30gと、中空の円筒形状で固定軸31を円筒の中心として高分子アクチュエータ素子30a〜30hとともに内包する回転体32と、回転体32の円筒内周面にそれぞれの先端が向く方向が該円筒の円周方向のうち一方向(図中左回り方向)に揃えられた複数の爪部33とを有しており、爪部33は高分子アクチュエータ素子30a〜30hの固定軸31の外周面に固定された端部とは反対側の端部と接している。
ここで、高分子アクチュエータ素子30a〜30hは、図2,図3で示したものと同じである。また、高分子アクチュエータ素子30a〜30hはそれぞれが固定軸31の外周面上で直立して放射状に配置されていることが好ましい。また、高分子アクチュエータ素子30a〜30hは外周面に対してある角度をもって固定されていてもよい。さらに、図中高分子アクチュエータ素子30a〜30hは8つの高分子アクチュエータ素子であるが、高分子アクチュエータ素子の個数は特に限定されるものではなく、1つでもよい。また複数個の高分子アクチュエータ素子を固定軸31の長手方向に並列に設置してもよい。
また、図6では表示を省略しているが、高分子アクチュエータ素子30a〜30hのうち、高分子アクチュエータ素子30a,30c,30e,30gは1つの電源(仮にE3とする)を共通の電源として、固定軸31内を経由して同じ方向を向いている電極膜に同じ極性の電位が印加されるように接続されている。また、高分子アクチュエータ素子30b,30d,30f,30hも別の1つの電源(仮にE4とする)を共通の電源として、同じ方向を向いている電極膜に同じ極性の電位が印加され、かつ高分子アクチュエータ素子30a,30c,30e,30gの同じ方向を向いている電極膜に対して逆極性の電位が印加されるように接続されている。あるいは、後述するような電圧印加方法が可能であれば高分子アクチュエータ素子30a〜30hはそれぞれ独立した電源と接続されていてもよい。
回転体32は、高分子アクチュエータ素子30a〜30hに面する内周面について爪部33が形成できる程度に滑らかな面であればよく、図のような一様な厚みの円筒に限定されない。例えば、回転体32の外周面側は後述する回転運動に伴って該外周面上に搭載あるいは接した物体を同様に移動させやすいように物体を固定したり保持したりする部位が形成されていてもよい。
爪部33は、短冊形状で回転体32の内周面に対して一定の傾斜角度をもって該内周面に一端が固定された複数の可撓性フィルムが襞を成すように連なったものであることが好ましい。
本発明のアクチュエータシステム300は前記高分子アクチュエータ素子10(20)の動作原理に基づいて、つぎのように動作することになる。
図7に、本発明のアクチュエータシステム300の動作を示す。ここでは、使用する高分子アクチュエータ素子30のイオン導電性高分子膜1中にナトリウムイオンが含浸されているものとして説明する。
図7(a)は、図6と同じ状態であり、電源E3,E4から高分子アクチュエータ素子30a〜30hへは電圧が印加されていない場合を示している。そのため、高分子アクチュエータ素子30a〜30hは図4(b)の場合と同様に、固定軸31の外周面上で直立した状態となっており、回転体32も静止した状態である。
つぎに、図7(b)に示すように、電源E3,E4から高分子アクチュエータ素子30a〜30hへ電圧を印加する(電位差0.5〜2.0V程度)。具体的には、高分子アクチュエータ素子30a,30c,30e,30gの該高分子アクチュエータ素子に対して図中左側の電極膜にプラスの電位、図中右側の電極膜にマイナスの電位が印加されている。その結果、高分子アクチュエータ素子30a,30c,30e,30gは図4(a)と同様に図中左側(左回り方向)に湾曲する。一方、高分子アクチュエータ素子30b,30d,30f,30hの該高分子アクチュエータ素子に対して図中左側の電極膜にマイナスの電位、図中右側の電極膜にプラスの電位が印加されている。その結果、高分子アクチュエータ素子30b,30d,30f,30hは図4(c)と同様に図中右側(右回り方向)に湾曲する。すなわち、隣接する高分子アクチュエータ素子の間では同一方向に面する電極膜へ印加される電圧を逆極性とすることにより、隣接する該高分子アクチュエータ素子はお互いの湾曲方向が逆となるように動作する。
これにより、図中右側に湾曲した高分子アクチュエータ素子30b,30d,30f,30hの固定軸31の外周面に固定された端部とは反対側の端部は、湾曲変形の初期にそれぞれ爪部33の1つの先端に当接し、それからさらに湾曲することで該爪部33を図中右側方向(右回り方向)に押すことになる。この押圧力が当該爪部33を経由して回転体32に伝達され、固定軸31を中心としたモーメント力として作用するため、回転体32は図中右回り方向に回転運動することになる。なお、この際に図中左側(左回り方向)に湾曲した高分子アクチュエータ素子30a,30c,30e,30gは、爪部33が撓むことからその固定軸31の外周面に固定された端部とは反対側の端部が爪部33に引っ掛かることなく図中左方向(左回り方向)に移動し、回転体32の回転運動を阻害することはない。
ついで、図7(b)の状態による回転体32の回転運動の後、図7(c)に示すように、電源E3,E4から高分子アクチュエータ素子30a〜30hへ図7(b)の場合とは各電極膜への電圧印加が逆極性となるように電圧を印加する(電位差0.5〜2.0V程度)。具体的には、高分子アクチュエータ素子30a,30c,30e,30gの該高分子アクチュエータ素子に対して図中左側の電極膜にマイナスの電位、図中右側の電極膜にプラスの電位が印加されている。その結果、高分子アクチュエータ素子30a,30c,30e,30gは図4(a)の状態(図中左側への湾曲状態)から図4(c)と同様に図中右側(右回り方向)に湾曲する。一方、高分子アクチュエータ素子30b,30d,30f,30hの該高分子アクチュエータ素子に対して図中左側の電極膜にプラスの電位、図中右側の電極膜にマイナスの電位が印加されている。その結果、高分子アクチュエータ素子30b,30d,30f,30hは図4(c)の状態(図中右側への湾曲状態)から図4(a)と同様に図中左側(左回り方向)に湾曲する。ここでも、隣接する高分子アクチュエータ素子の間では同一方向に面する電極膜へ印加される電圧を逆極性とすることにより、隣接する該高分子アクチュエータ素子はお互いの湾曲方向が逆となるように動作する。
これにより、図中右側(右回り方向)に湾曲した高分子アクチュエータ素子30a,30c,30e,30gの固定軸31の外周面に固定された端部とは反対側の端部は、湾曲変形の初期にそれぞれ爪部33の1つの先端に当接し、それからさらに湾曲することで該爪部33を図中右側方向(右回り方向)に押すことになる。この押圧力が当該爪部33を経由して回転体32に伝達され、固定軸31を中心としたモーメント力として作用するため、回転体32は図中右回り方向にさらに回転運動することになる。なお、この際に高分子アクチュエータ素子30b,30d,30f,30hは、爪部33が撓むことからその固定軸31の外周面に固定された端部とは反対側の端部が爪部33に引っ掛かることなく図中左方向(左回り方向)に移動し、回転体32の回転運動を阻害することはない。
以降、電源E3,E4から印加する電圧の極性を切り替えることにより(あるいは位相のずれた交流電圧の印加により)、図7(b),(c)の状態を交互に繰り返して、回転体32を一方向(図中右回り方向)に連続して回転運動させることができる。
なお、図7では隣接する高分子アクチュエータ素子がお互いの湾曲方向が逆となるように動作する場合を示したが、隣接する高分子アクチュエータ素子が交互に動作するようにしてもよい。すなわち、図7(b)の場合に高分子アクチュエータ素子30a,30c,30e,30gは動作させず、高分子アクチュエータ素子30b,30d,30f,30hのみを動作させ、図5(c)の場合に高分子アクチュエータ素子30b,30d,30f,30hは動作させず、高分子アクチュエータ素子30a,30c,30e,30gのみを動作させるようにするとよい。
以上のように、いわゆるラチェット機構を応用したアクチュエータシステムにより、大きなトルクで対象物を回転運動させる機構、例えば小型の回転式ジャイロ装置を実現することができる。
本発明に係るアクチュエータシステムの第1の実施の形態における構成を示す断面図である。 本発明で使用する高分子アクチュエータ素子の構成(1)を示す断面図である。 本発明で使用する高分子アクチュエータ素子の構成(2)を示す断面図である。 高分子アクチュエータ素子(1)の動作原理を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態であるアクチュエータシステムの動作原理を説明する図である。 本発明に係るアクチュエータシステムの第2の実施の形態における構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態であるアクチュエータシステムの動作原理を説明する図である。
符号の説明
1…イオン導電性高分子膜、2…電極膜、3…金属導電膜、4…リード線、10,10a〜10d,20,30a〜30h…高分子アクチュエータ素子、11…平坦面、12…平板、13,33…爪部、31…固定軸、32…回転体、100,300…アクチュエータシステム、E1,E2…電源

Claims (6)

  1. 短冊形状で陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜の両主面それぞれに設けられる電極膜とを有し、平坦面に長手方向の一方の端部が固定されて該平坦面から直立した状態とされ、前記電極膜間に電圧が印加されることにより前記イオン導電性高分子膜が湾曲する高分子アクチュエータ素子と、
    主面上にそれぞれの先端が向く方向が前記高分子アクチュエータ素子の湾曲方向のうち一方向に揃えられた複数の爪部を有し、前記高分子アクチュエータ素子上で前記爪部が該高分子アクチュエータ素子の前記平坦面に固定された端部とは反対側の端部と接するように配置された平板と
    を備え
    前記爪部は、短冊形状で前記平板の主面に対して一定の傾斜角度をもって該主面に一端が固定された複数の可撓性フィルムが襞を成すように連なったものであり、
    前記高分子アクチュエータ素子が電圧印加で湾曲することにより、該高分子アクチュエータ素子の前記平坦面に固定された端部とは反対側の端部が前記平板の爪部を押し、該平板が一方向に直線移動す
    クチュエータシステム。
  2. 複数の前記高分子アクチュエータ素子が該高分子アクチュエータ素子の湾曲する方向に一列に配置されてい
    求項1に記載のアクチュエータシステム。
  3. 隣接する前記高分子アクチュエータ素子は、交互に、またはお互いの湾曲方向が逆となるように動作す
    求項2に記載のアクチュエータシステム。
  4. 棒形状の固定軸と、
    短冊形状で陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、該イオン導電性高分子膜の両主面それぞれに設けられる電極膜とを有し、短冊幅方向が前記固定軸の長手方向と平行で長手方向の一方の端部が該固定軸の外周面に固定されて該外周面から直立した状態とされ、前記電極膜間に電圧が印加されることにより前記イオン導電性高分子膜が湾曲する高分子アクチュエータ素子と、
    中空の円筒形状で、円筒内周面にそれぞれの先端が向く方向が該円筒の円周方向のうち一方向に揃えられた複数の爪部を有し、前記固定軸を円筒の中心として内包し前記爪部が前記高分子アクチュエータ素子の前記固定軸の外周面に固定された端部とは反対側の端部と接するように配置された回転体と
    を備え
    前記爪部は、短冊形状で前記回転体の内周面に対して一定の傾斜角度をもって該内周面に一端が固定された複数の可撓性フィルムが襞を成すように連なったものであり、
    前記高分子アクチュエータ素子が電圧印加で湾曲することにより、該高分子アクチュエータ素子の前記固定軸の外周面に固定された端部とは反対側の端部が前記回転体の爪部を押し、該回転体が一方向に回転す
    クチュエータシステム。
  5. 複数の前記高分子アクチュエータ素子が前記固定軸の外周面上で直立して放射状に配置されてい
    求項に記載のアクチュエータシステム。
  6. 隣接する前記高分子アクチュエータ素子は、交互に、またはお互いの湾曲方向が逆となるように動作す
    求項に記載のアクチュエータシステム。
JP2005339758A 2005-11-25 2005-11-25 アクチュエータシステム Expired - Fee Related JP4852996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005339758A JP4852996B2 (ja) 2005-11-25 2005-11-25 アクチュエータシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005339758A JP4852996B2 (ja) 2005-11-25 2005-11-25 アクチュエータシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007151249A JP2007151249A (ja) 2007-06-14
JP4852996B2 true JP4852996B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=38211989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005339758A Expired - Fee Related JP4852996B2 (ja) 2005-11-25 2005-11-25 アクチュエータシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4852996B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4937585B2 (ja) * 2006-01-05 2012-05-23 三菱電機株式会社 高分子アクチュエータユニット

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03273873A (ja) * 1990-03-22 1991-12-05 Yoshikazu Matsui レーリーモード弾性表面波によるアクチュエータ
JPH04140074A (ja) * 1990-10-01 1992-05-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 直進送り装置
JPH05168257A (ja) * 1991-12-18 1993-07-02 Nkk Corp 超音波振動子を用いてアクチュエータを作動させる 方法および装置
JP4154474B2 (ja) * 1998-01-09 2008-09-24 独立行政法人産業技術総合研究所 アクチュエータ素子の製造方法
JP2003111456A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Rikogaku Shinkokai 圧電アクチュエータ及び能動点字装置並びにワーク支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007151249A (ja) 2007-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5098245B2 (ja) アクチュエータ及びその製造方法
Wax et al. Electroactive polymer actuators and devices
JP5679733B2 (ja) アクチュエータ
JP2005176428A (ja) アクチュエータ素子
JP3817259B2 (ja) 導電性高分子アクチュエータ
JP2007143300A (ja) アクチュエータ
JPH074075B2 (ja) アクチュエータ素子
US8294329B2 (en) Polymer actuator
JP4691703B2 (ja) アクチュエータ素子およびその製造方法
US8378551B2 (en) Actuator and method of manufacturing the same
JP2000133854A (ja) アクチュエータ
JP5252616B2 (ja) アクチュエータ駆動システムおよびアクチュエータの制御方法
JP5162664B2 (ja) 高分子アクチュエータ及び高分子アクチュエータ搭載デバイス
JP2008034810A (ja) アクチュエータ素子、及びアクチュエータ素子の製造方法
JPH066991A (ja) アクチュエータ素子
JP4852994B2 (ja) アクチュエータシステム、並びに光学レンズ位置調整装置
JP5045877B2 (ja) ポリマーアクチュエータ
JP4852996B2 (ja) アクチュエータシステム
JP4848681B2 (ja) 高分子アクチュエータ
JP2005224027A (ja) アクチュエータ素子
JP5474387B2 (ja) 高分子アクチュエータ
JP5098232B2 (ja) アクチュエータ素子、及びアクチュエータ素子の製造方法
JP5012284B2 (ja) アクチュエータシステム
JP2007159222A (ja) 高分子アクチュエータ及び高分子アクチュエータにより駆動されるロボットアーム及びロボットアームを有するロボット
JP4250536B2 (ja) 導電性高分子アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081023

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091002

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110927

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111010

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees