JP4851654B2 - 研削盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、砥石車をツルイングするための砥石車用ツルイング装置を有する研削盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のツルイング装置は、例えば、特開平8−112760号公報に示されるように、ツルアとして一軸線を中心に積極回転されるカップ状の砥石を使用するの一般的である。そして、ツルイング時には、前記カップ砥石がモータにより回転されながら別のモータにより砥石車の研削面の周りを旋回され、この旋回により砥石車が所定形状(円弧状)の研削面を現出するように成形される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述した従来の構成においては、カップ状のツルアの回転軸線が砥石車の円弧状をなす外周面の法線上に位置する。このため、ツルアと砥石車との接触がほとんど点接触になる。このため、研削範囲がきわめて狭く、高精度のツルイング加工を期待し得なかった。
【0004】
この発明の目的は、簡単な構成をもって、高精度なツルイング加工を行い得るツルイング装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、この発明においては、研削盤のフレーム(11)に砥石車(13)がX軸方向及びZ軸方向に往復移動可能に支持され、同じくフレーム(11)にはツルイング装置(21)が砥石車(13)に対してY軸方向に相対的に往復移動可能に支持されて、ツルア(36A)が砥石車(13)の下端部をツルイングする位置に配置されるようにした研削盤において、前記ツルイング装置(21)は、Y軸に沿って水に延びる旋回軸(23)を中心に回転する旋回部材(24)と、その旋回部材(24)に支持され、先端部にツルア(36A)を搭載した旋回アーム(35)とを備え、前記ツルア(36A)としてモータ(39)により積極回転されるカップ砥石を用いるとともに、ツルア(36A)の軸線の周りであってツルア(36A)の上面に位置する研削面は軸心側が凹んだ逆円錐面(36a)を形成し、前記旋回アーム(35)は、その旋回範囲の下端部に位置した状態で、先端側が下方に位置するように傾斜され、この傾斜により、ツルア(36A)と砥石車(13)との接触状態においてツルア(36A)の軸線が、その軸線と砥石車(13)の外周円弧面との交点を通る法線に対して傾斜されて、この状態でツルイングが行われるように構成したことを特徴としたしたものである。
【0006】
従って、ツルアが円弧面をもって砥石車に接触するため、その接触が面接触になる。このため、両者の接触面積が広くなり、高精度のツルイングを行うことができる。
【0007】
また、モータによって回転されるツルアを単独で傾斜させる必要がなく、構成が簡単である。
また、ツルアの回転により効率的にツルイングを行うことができる。
【0008】
さらに、ツルアを傾斜させることにより、ツルアと砥石車との接触面積を確実に拡大できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した研削盤の一実施形態を図面に従って説明する。
図6に示すように、研削盤のフレーム11には、コラム12がX軸方向(図4において図示)に移動可能に配置され、その前面には、図示しないモータにより回転される砥石車13がZ方向(上下方向)に往復移動可能に支持されている。前記研削盤のフレーム11には、テーブル14がY軸方向に往復移動可能に支持されている。これらのコラム12、砥石車13及びテーブル14のX軸,Y軸,Z軸方向への移動は、それぞれ図示しないモータの駆動により行われる。
【0010】
前記テーブル14の一端部には、ツルイング装置21が搭載されている。そこで、以下にツルイング装置21の構成を説明する。
図1に示すように、ツルイング装置フレーム22には、Y軸方向に沿って水平に延びる旋回軸23がボールベアリングを介して回転可能に支持され、その前端には旋回部材としての旋回板24が固定されている。この旋回板24の前面には、ガイドレール25が固着され、そのガイドレール25の延長方向に沿って昇降体26が図1の上下方向に移動可能に支持されている。
【0011】
前記旋回板24の一端部には、ブラケット45を介して正逆回転可能な第1のモータ33が搭載されている。また、ブラケット45には昇降ネジ29が回転可能に支持され、その昇降ネジ29は前記昇降体26に固定したナット30に螺入されている。そして、前記第1のモータ33のモータ軸上のウォーム34が前記昇降ネジ29の上端のウォームホイール42に噛合し、第1のモータ33の駆動により、昇降ネジ29が回転されて、昇降体26がガイドレール25に沿って昇降動作される。
【0012】
図2及び図3に示すように、前記ツルイング装置フレーム22にはブラケット27を介して正逆回転可能な第2のモータ28が支持され、そのモータ軸上のウォーム31が前記旋回軸23上のウォームホイール32に噛合されている。従って、第2のモータ28の駆動により、旋回軸23を介して旋回板24が垂直面内で回転される。この場合、実施形態においては、旋回板24の旋回範囲は、旋回軸23の軸線を通って、Y軸に平行で、かつZ軸方向に延びる垂直な面に対して左右に45度に設定されている。
【0013】
前記昇降体26の砥石車13に面する下端部には、旋回アームとしての支持アーム35がその基端においてボルト38により固定されている。この支持アーム35は砥石車13の下方に向かって突出され、先端側が下降するように傾斜している。支持アーム35の先端上面にはモータ39により積極回転されるツルア36Aが支持されている。このツルア36Aはカップ砥石よりなり、その上面の研削面が緩やかな逆円錐面36aを形成している。
【0014】
そして、前記支持アーム35の傾斜により、ツルア36Aは、砥石車13の外周面の円弧面13a(図4及び図5において図示)に対する法線から外れて法線に対して傾斜する軸線を有し、ツルア36Aの研削面36aが砥石車13に接触する。
【0015】
以上のように構成されたツルイング装置21は、以下のように作用する
まず、ツルイング装置21が砥石車13に近接するように、テーブル14がY軸方向に移動される。この状態で、旋回軸23の軸線の延長線上に砥石車13の円弧面13aの成形中心Cを通る平面(図5において図示)が位置されるように、砥石車13の位置をX軸方向において調節する。そして、第2のモータ33によりツルア36Aの上下位置を調節して、ツルア36をツルイング位置に配置させる。そして、砥石車13を回転させながら、第1のモータ28により図4の円弧矢印Pに沿って前記成形中心Cを中心にしてツルア36Aを往復旋回させれば、砥石車13の切削部である外周円弧13aがツルイングされる。なお、このツルイング時においては、前記旋回軸23の軸線の延長線上に前記成形中心Cが位置し、ツルア36Aはこの成形中心Cを中心とした円弧軌跡上を移動する。
【0016】
この場合、カップ砥石からなるツルア36Aは、その軸線が砥石車13の外周円弧面13aの法線に対して傾斜している。このため、図5から明らかなように、砥石車13の円弧面13aとツルア36Aの逆円錐面36aの接触により、両者13,36の接触はほとんど面接触(理論上は線接触である)になる。いわば、ツルア36Aの逆円錐面36aが砥石車13の円弧面13aを包み込むような格好になる。つまり、ツルア36Aの切削面を逆円錐状にして、その逆円錐面36aを砥石車13の円弧面13aに1箇所において接触させれば、ツルア36Aの軸線が前記法線に対して傾斜する。なお、図5においては、理解を容易にするために、逆円錐面36aの円弧を誇張して描いてある。そして、以上のように、砥石車13に対するツルイングが面接触状態で行われるため、高精度ツルイングが可能になる。これに対し、ツルアの研削面が平面の場合は、そのツルアの軸線が砥石車13の円弧面13aの法線に対して傾斜しても、図5に2点鎖線で示すように、ツルアの研削面36bが円弧面13aに点接触状態となる。
【0017】
上記実施形態のツルイング装置によれば、以下のような特徴を得ることができる。
・ ツルア36Aが回転されるカップ砥石は、その研削面36aが逆円錐状をなしているため、ツルア36Aの軸線を砥石車13の外周の円弧面の法線に対して傾斜させることにより、砥石車13とツルア36Aとの接触面積が大きくなる。
このため、高精度のツルイングを行うことができる。
【0018】
・ 支持アーム35が旋回軸23を中心に旋回するのにともない、ツルア36A,36Bが同様に旋回するため、ツルア36A,36Bにより、砥石車13を円弧状の研削面36aを有するようにツルイングすることができる。そして、支持アーム35は先端部側が下降傾斜しているため、ツルイング装置として上下寸法を小さくできる。
【0019】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい
すなわち、ツルイング装置21を研削盤のテーブル上ではなく、フレーム11等の固定位置に配置させるように構成してもよい。このように構成した場合には、砥石車13がY軸方向に移動してツルイング装置21の部分に位置されるようにする必要がある。
【0020】
【発明の効果】
以上、詳述したように、この発明においては、ツルアが砥石車に広い面積で接触するため、高精度のツルイングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カップ砥石よりなるツルアを備えたツルイング装置を示す断面図。
【図2】 同じく第1のモータの部分を示す断面図。
【図3】 同じく支持アームを示す平断面図。
【図4】 カップ砥石よりなるツルアの作用を示す断面図。
【図5】 カップ砥石よりなるツルアの作用を示す説明図。
【図6】 研削盤を示す正面図。
【符号の説明】
13…砥石車、21…ツルイング装置、23…旋回軸、24…旋回部材としての旋回板、35…旋回アームとしての支持アーム、36A…ツルア、36a…逆円錐面、39…モータ。

Claims (1)

  1. 研削盤のフレーム(11)に砥石車(13)がX軸方向及びZ軸方向に往復移動可能に支持され、同じくフレーム(11)にはツルイング装置(21)が砥石車(13)に対してY軸方向に相対的に往復移動可能に支持されて、ツルア(36A)が砥石車(13)の下端部をツルイングする位置に配置されるようにした研削盤において、
    前記ツルイング装置(21)は、Y軸に沿って水平に延びる旋回軸(23)を中心に回転する旋回部材(24)と、その旋回部材(24)に支持され、先端部にツルア(36A)を搭載した旋回アーム(35)とを備え、
    前記ツルア(36A)としてモータ(39)により積極回転されるカップ砥石を用いるとともに、ツルア(36A)の軸線の周りであってツルア(36A)の上面に位置する研削面は軸心側が凹んだ逆円錐面(36a)を形成し、
    前記旋回アーム(35)は、その旋回範囲の下端部に位置した状態で、先端側が下方に位置するように傾斜され、この傾斜によりツルア(36A)と砥石車(13)との接触状態においてツルア(36A)の軸線が、その軸線と砥石車(13)の外周円弧面との交点を通る法線に対して傾斜されて、この状態でツルイングが行われるように構成したことを特徴とした研削盤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103522190A (zh) * 2013-10-31 2014-01-22 哈尔滨工业大学 一种圆弧金刚石砂轮电火花与机械复合修整装置
CN104476400A (zh) * 2014-10-30 2015-04-01 内蒙古中环光伏材料有限公司 一种快速修整砂轮的方法

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