JP4851638B1 - 移動床式ストーカの火格子 - Google Patents

Abstract

【目的】
ゴミ焼却場の敷地の有効利用およびゴミの燃焼効率向上のため、移動床式ストーカの火格子を改良。

【発明の詳細な説明】
ハニカム形状をしたセラミック焼成物を組み合わせた上、炭素繊維で覆い、結合させた火格子を移動床式ストーカの火格子として利用する。炭素繊維で編んで覆う加工方法としては、ミシンの縫い合わせ原理を活用する。ハニカム形状の周囲を縫い合わせる要領で、別途に炭素繊維を編んで覆う装置開発が必要である。火格子を蛇腹状にしたストーカーのほか、火格子を平坦に接続してもよい。

【産業上の利用分野】
可燃ゴミの焼却処分。産業廃棄物処理。

【選択図】図３

Description

本発明は、ゴミ焼却施設における移動床式ストーカの火格子に関する。

従来、移動床式ストーカの火格子は、平坦なブロック構造で、鎖状につながれており、水平に移動しながら、火格子上のゴミを、時間の経過とともに焼却処分している。鎖状の火格子の延長距離は長く、火格子を旋廻させる時間が長い。火格子は平坦なブロック構造を有しているため、ゴミの燃焼に必要な、酸素の供給と、火炎の度合いおよび可燃物の着火状況は十分とはいえない。都市が排出する大量のゴミを、焼却処理する能力を向上する必要があり、過密する都市においては、土地の占有問題が浮上して、設備そのものをコンパクト化する必要がある。また、ゴミに点火する場合、平坦なブロック構造が所以で、容易に着火することができない課題がある。

ハニカム構造をなしているセラミックの焼成物を組み合わせて、炭素繊維で結合した上に、炭素繊維で編んで覆っている火格子は、耐熱性があり、衝撃に強く、軽量である。本願発明の火格子を蛇腹に結合させて、ゴミを焼却するストーカーとして利用すると、ゴミ燃焼時の酸素の供給が容易で、火炎が、隣接するゴミに延焼しやすく、かつ延焼面積も多くとれることから、効率の高いゴミの焼却処分が行われる。

ハニカム形状のセラミック焼成物を組み合わせた図 図１の火格子を炭素繊維で編んで覆った図 図１および図２の斜視図 蛇腹状の火格子（側面図） ストーカーの旋回部分（側面図） ストーカーの全容（側面図） 個々のハニカム形状のセラミック焼成物を炭素繊維で編んだ様子

特開平９−２２１３７２号公報 耐磨耗部材

ゴミ焼却場の移動床式ストーカによる。

１００ ハニカム形状のセラミック焼成物
１０１ 蝶番（セラミック焼成物）
１０２ 炭素繊維で包まれた火格子
１０３ 火格子（斜視図）
１０４ 蝶番（軸）
２００ ピニオンギア
２０１ 回転子（回転軸）
３００ 火炎（着火バーナ）
３０１ 火炎装置
４００ 炭素繊維
４０１ 個々のハニカム形状のセラミック焼成物

Claims (1)

1. ハニカム形状をした、セラミックの焼成物を集合させて、炭素繊維で結びつけ、セラミックを炭素繊維で編んで結合させたことを特徴とする移動床式ストーカの火格子。