JP4849920B2 - 移載装置、移載する方法、及びガラス成形品製造装置 - Google Patents

移載装置、移載する方法、及びガラス成形品製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、移載装置、移載する方法、及びガラス成形品製造装置に関する。特に、ガラス成形装置から搬送されてくるガラス成形品を次工程に移載する移載装置に関する。
例えば、レンズなどの光学ガラス素子は、プリフォームと呼ばれるガラス成形品が最終製品となっている。プリフォームは、溶融したガラスが成形型を用いて成形されている。
一般に、溶融ガラスをプレスするガラス成形装置は、量産性を向上させるために、溶融ガラスの連続プレスを可能とするターンテーブルを備えている。そして、成形型により成形されたガラス成形品(ガラスプリフォーム又は光学素子)は、ターンテーブルから搬出され、自然冷却を経て、次工程へと引き渡される。このようなガラス成形装置としては、熱による成形型の傾き及び位置ずれを最小限に抑えるプリフォームの製造装置が発明されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−255524号公報
近年では、コスト低減のために、研磨工程を不要とした精密ゴブと呼ばれるプリフォームを製造する工法が実用化されている。ガラス成形装置で溶融成形された精密ゴブの重量が、重量選別装置で精密に測定される。そして、適正重量の精密ゴブのみが選別される。ここで、移載装置は、ガラス成形装置のターンテーブルから搬送されてくる精密ゴブを、重量選別装置に逐次移載する。
特許文献1によるガラス成形装置は、ターンテーブル上のガラス成形品を片腕式の移載装置で逐次、次工程の自然冷却搬送路上に移載している。特許文献1による片腕式の移載装置は、ターンテーブルと自然冷却搬送路を往復している。しかし、片腕式の移載装置は、行きの行程ではガラス成形品を保持し、自然冷却搬送路上に解放する作用をしているが、帰りの行程では復帰するのみである。ガラス成形品の保持動作と、次工程でガラス成形品の解放動作を同時に実行することにより、無駄な動作を省略することができる。すなわち、搬送サイクルを短縮して生産性を向上することが可能になる。そして、このことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ガラス成形品の搬送サイクルを短縮する移載装置、移載する方法、及びガラス成形品製造装置を提供することを目的とする。
本発明者は、回転可能な一対の吸着ハンドを構成し、一方の吸着ハンドがガラス成形品を吸着しているときは、他方の吸着ハンドがガラス成形品を解放することにより、搬送サイクルを短縮可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たな移載装置、移載する方法、及びガラス成形品製造装置を発明するに至った。
(1) ガラス成形品を移載する移載装置であって、軸方向に昇降し、かつ回転自在な回転軸と、この回転軸を中心として伸縮し、かつ先端部に保持部を有する回転アームと、を備え、前記各保持部は、空気圧源及び負圧源に連通する吸着口を先端部に有し、前記一方の保持部が前記負圧源に接続して前記ガラス成形品を前記吸着口に吸着するときは、同時に前記他方の保持部が前記空気圧源に接続して前記ガラス成形品を前記吸着口から解放する移載装置。
(1)の発明による移載装置は、ガラス成形品を移載する。移載装置は、回転軸と回転アームを備えている。回転軸は、その軸方向に昇降し、回転自在となっている。回転アームは、回転軸を中心として伸縮し、かつ先端部に保持部を有している。又、各保持部は、空気圧源及び負圧源に連通する吸着口を先端部に有している。そして、一方の吸着ハンドが負圧源に接続してガラス成形品を吸着口に吸着するときは、同時に他方の吸着ハンドが空気圧源に接続してガラス成形品を吸着口から解放する。
例えば、(1)の発明による移載装置は、後述するようにガラス成形品製造装置に組み込まれ、ガラス成形装置からガラス成形品を搬送装置に移載する。ここで、搬送装置は、重量選別装置を含んでよく、特許文献1に開示された自然冷却搬送路を含んでもよい。(1)の発明による移載装置は、ガラス成形装置から次工程へガラス成形品を逐次移載する移載装置に適用できる。例えば、溶融ガラスが成形されたガラス成形品は、ターンテーブルで逐次、間欠送りされる。そして、ターンテーブルで所定位置に搬送されたガラス成形品が一方の保持部に吸着される。他方の保持部はガラス成形品を搬送装置の所定位置に解放する。そして、ガラス成形品は、例えばトレーに収容され、ベルトコンベアで搬送されて重量が測定される。
ガラス成形品は、曲面体のガラス成形品を含み、吸着口で吸着される面が凸状の曲面で形成されているプリフォームを含んでよく、球体のプリフォームを含み、縦断面が楕円状のプリフォームを含んでよい。球体のプリフォームは研磨ボールとも呼ばれ、縦断面が楕円状のプリフォームはファインゴブとも呼ばれている。
保持部の好適な態様としては、後述の吸着ハンドであってよく、先端部に吸着口を有している。回転軸はその軸方向に昇降するとは、回転軸の回転運動及び昇降運動のプロセスが適宜に制御されることであってよく、一対の吸着ハンドを旋回させたり、昇降させることであってよい。ここで、移載装置は、回転軸を円周方向に回転させる回転手段を備え、回転軸を軸方向に昇降させる昇降手段を備えている。
回転軸を回転させる回転手段としては、モータの回転を回転軸に伝動する回転機構が考えられてもよく、この伝動手段としては、歯車列による伝動機構であってもよく、タイミングベルトなどによる巻掛伝動機構であってもよい。回転手段としては、市販の旋回モジュールが使用されてもよく、例えば、旋回モジュールは、一対のピストンロッドの直線運動をラックとピニオンの組合せにより、旋回テーブルの回転運動に変換することができる。そして、旋回テーブルを回転軸に結合することにより、回転軸を回転させることができる。
回転軸を軸方向に昇降させる昇降手段としては、エアシリンダによる直動機構を考えることができる。又、モータの回転運動をボールねじとボールブッシュによる組合せにより直線運動に変換するねじ送り機構を考えることもできる。昇降手段としては、市販のシフトモジュールが使用されてもよく、例えば、シフトモジュールは、フレームに内蔵されるエアシリンダが駆動することにより予め定められた範囲に伸縮させることができる。
一対の回転アームの先端部に取り付けられる吸着ハンドは、一つずつでもよく、後述するように、複数配置されてもよい。一対の回転アームが回転軸を中心として伸縮するとは、一対の回転アームが回転軸を中心として相反する向きに伸縮可能であることを意味しており、一対の回転アームの先端部が円周方向に伸縮自在であることを意味している。これで、一対の回転アームが回転軸を中心として伸縮している態様を含むこともでき、各吸着ハンドの吸着口が同一円周を回転する。各吸着ハンドは回転軸を中心として、軸対称に配置される。回転アームは一対に限定されることなく、後述するように、複数の回転アームが回転軸に配置されてもよい。
例えば、吸着ハンドにエアチューブが接続され、このエアチューブの延端に電磁弁が接続される。この電磁弁は、空気圧源及び負圧源に接続されている。電磁弁を切り換えることにより、吸着口にガラス成形品を吸着し、又は、吸着口からガラス成形品を解放する。吸着口からガラス成形品を解放するときは、吸着口から圧縮空気を噴出させることが好ましい。
そして、(1)の発明による移載装置は次のように動作する。最初に、回転軸は上昇した状態である。次に、回転軸が下降して、一方の吸着口がターンテーブル上のガラス成形品に近接する。そして、このガラス成形品を吸着する。次に、回転軸が上昇した後に回転し、ガラス成形品を吸着した一方の保持部は搬送装置側に移動し、他方の保持部はガラス成形装置側に移動する。この間、ターンテーブルは回転し、次のガラス成形品が待機している。次に、回転軸が下降して、他方の吸着口がターンテーブル上のガラス成形品に近接して吸着口にガラス成形品を吸着すると同時に、一方の吸着口からガラス成形品が解放される。このような動作が繰り返されることにより、移載装置は、ガラス成形品をガラス成形装置から次工程に逐次移載する。
(1)の発明による移載装置は、ガラス成形品の吸着動作と、次工程でガラス成形品の解放動作を同時に実行することにより、無駄な動作を省略することができる。すなわち、搬送サイクルを短縮して生産性を向上することが可能になる。
(2) 前記各保持部の先端部は、前記ガラス成形品に当接して吸着可能な最小半径の接触面を形成する(1)記載の移載装置。
一般に、このような各保持部となる吸着ハンドの先端部は、ガラス成形品の吸着効率を高めるべく、ガラス成形品の曲率に略相当する凹部が形成されたフランジ(吸着チップとも呼ばれる)を有する。しかし、ターンテーブルで搬送されてくるガラス成形品は、まだ熱さが残っており、ガラス成形品との接触面積の大きい保持部は、ガラス成形品の表面を変形させることが判明した。
(2)の発明による移載装置は、各保持部の先端部がガラス成形品に当接して吸着可能な最小半径の接触面を形成することにより、ガラス成形品の表面の変形を防止している。
(3) 前記各保持部の先端部は、耐熱材料で形成する(1)又は(2)記載の移載装置。
例えば、ターンテーブルで搬送されてくるガラス成形品はまだ熱く、各保持部の先端部は耐熱材料で形成することが好ましい。耐熱材料としては、後述するように金属であってもよく、合成樹脂であってもよく、セラミックであってもよい。保持部の先端部を耐熱材料で形成することにより、この移載装置の長期の稼働が可能になる。例えば、耐熱合成樹脂としては、PBI(ポリベンゾイミダゾール:商品名、セラゾール)が、耐熱特性及び耐磨耗特性に優れており、好適に使用される。
(4) 前記各保持部の先端部の耐熱材料は、金属、合成樹脂、セラミックの中から選択される(3)記載の移載装置。
耐熱金属の内、耐熱鋼としては、モリブデン鋼(Mo鋼)、ニッケルモリブデン鋼(Cr−Mo鋼)、ステンレス系耐熱鋼などが挙げられる。又、耐熱金属の内、耐熱合金としては、ニッケル・クロム・鉄合金であるインコネル(登録商標)、超硬合金であるウィディア(登録商標)、高温強度の優れたアルミニウム(Al)合金であるY合金(Y alloy)、アルミニウム(Al)中にアルミナ(Al)を分散させたSAP、金属とセラミックスの粉末を焼結して作られるサーメットなどが挙げられる。耐熱合成樹脂としては、主鎖にイミド結合を持ち、耐熱性(連続使用温度250℃以上)に非常に優れた樹脂であるPI(ポリイミド)、非結晶性樹脂であり、優れた耐熱性と機械的強度を持つイミド結合と良好な加工性、強靭性を示すアミド結合が組合わされたPAI(ポリアミドイミド)、前述したPBIなどが挙げられる。
(5) 前記各保持部は、対向間隔が可変な複数の当該保持部で構成する(1)から(4)のいずれかに記載の移載装置。
(5)の発明による移載装置は、複数の保持部で複数個のガラス成形品を同時に搬送しているので、搬送効率を向上できる。例えば、既存のガラス成形装置から既存の搬送装置にガラス成形品を移載する場合に、各装置でのガラス成形品のピッチが異なることがある。例えば、ガラス成形装置におけるターンテーブル上のガラス成形品のピッチは広く、搬送装置側のガラス成形品の受け皿となるトレーのピッチは狭いということがある。(5)の発明による移載装置は、汎用性を高めるべく、複数の吸着ハンドがその対向間隔を可変できる構成とした。
例えば、一組の吸着ハンドがその対向間隔を可変できる開閉機構としては、市販のエアハンドを使用することができる。例えば、(株)コガネイ製のNHBシリーズ・パラレルタイプでは、往復するピストンロッドの直進動作がベルクランクの回動運動により一対のチャックの開閉動作に変換される。そして、このチャックに一組の吸着ハンドを取り付けることにより、一組の吸着ハンドの対向間隔を可変できる。
(6) 前記各保持部に複数の前記吸着口を備える(1)から(5)のいずれかに記載の移載装置。
例えば、一対の回転アームの各先端部には、対をなす保持部を備えており、各保持部から分岐する一対の吸着口を備える態様が考えられる。又、一対の回転アームの各先端部には、一つの各保持部を備えており、この保持部から分岐する四つの吸着口を備える態様が考えられる。前記態様では、四つのガラス成型品を一括して移載できるが、四つ以上のガラス成型品を一括して移載できる態様を考えることもできる。
(7) 前記回転アームを複数備える(1)から(6)のいずれかに記載の移載装置。
例えば、相反する向きに延出している一対一組の回転アームが互いに直交するように4つの回転アームを備える態様が考えられてもよく、回転軸を中心に複数の回転アームが放射状に配置される態様が考えられてもよい。例えば、移載される側の後工程が複数のラインであるときには、この態様が有効になる。
(8) 前記保持部が吸着ハンドである(1)から(7)のいずれかに記載の移載装置。
(9) (1)から(8)のいずれかに記載の移載装置を用いてガラス成形品を移載する方法。
(10) 原料を溶融して溶融ガラスにする溶融槽、及びこの溶融槽に接続されて前記溶融ガラスを当該溶融槽から抽出する誘導路を有する溶解装置と、前記誘導路を介して抽出された溶融ガラスを流下させる流下装置と、前記溶融ガラスを成形する複数の成形型を有するガラス成形装置と、前記成形型により成形されたガラス成形品を搬送する搬送装置と、を備えるガラス成形品製造装置であって、(1)から(8)のいずれかに記載の移載装置は、前記ガラス成形装置から前記搬送装置に前記ガラス成形品を移載するガラス成形品製造装置。
本発明による移載装置は、ガラス成形品の吸着動作と、次工程でガラス成形品の解放動作を同時に実行することにより、無駄な動作を省略することができる。すなわち、搬送サイクルを短縮して生産性を向上することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明による移載装置の一実施形態の構成を示す正面図である。図2は、前記実施形態による移載装置の平面図である。図3は、前記実施形態による移載装置に使用される吸着ハンドの構成を示す斜視分解組立図である。図4は、前記実施形態による移載装置を含むガラス成形品製造装置の一実施形態の構成を示す斜視外観図である。
最初に、本発明による移載装置の構成を説明する。図1において、移載装置10は、ガラス成形装置20から搬送されてくる成形された曲面体のガラス成形品(図示せず)を搬送装置(図示せず)に逐次移載する。移載装置10は、回転軸1と一対の回転アーム21・22及び一対一組の保持部となる吸着ハンド3a・3b・3c・3dを備えている(図2参照)。一対の回転アーム21・22は、回転軸1を中心として相反する向きに延出している。組を成す吸着ハンド3a・3bと組を成す吸着ハンド3c・3dは、一対の回転アーム21・22の各先端部に取り付けられている。又、各吸着ハンド3a・3b・3c・3dは、空気圧源及び負圧源に連通する吸着口31を先端部に有している。
図1及び図2において、ガラス成形装置20は、成形型2dとターンテーブル2tを備えている。本実施の形態において、球体のプリフォームとなるガラス成形品が成形型2dに載置されて、ターンテーブル2tで搬送される。溶融成形されたガラス成形品は、ターンテーブル2tで逐次、間欠送りされる。そして、ターンテーブル2tで所定位置に搬送されたガラス成形品が一方の吸着ハンド3a・3bで吸着される。他方の吸着ハンド3c・3dはガラス成形品を搬送装置の所定位置に解放する。そして、ガラス成形品は、例えばトレーに収容され、ベルトコンベアで搬送されて重量が測定される。
図1において、移載装置10は、回転軸1を円周方向に回転させる回転手段を備え、回転軸1を軸方向に昇降させる昇降手段を備えている。回転手段としては、市販の旋回モジュール4が使用されている。昇降手段としては、市販のシフトモジュール5が使用されている。更に、移載装置10は、回転軸1の中心位置を平面座標上に調整可能な手動式のX・Yステージ6を備えている。
図2において、各吸着ハンド3a・3b・3c・3dの吸着口31は同一円周を回転する。又、組を成す吸着ハンド3a・3bと組を成す吸着ハンド3c・3dは、回転軸1を中心として、線対称に配置されている。組を成す吸着ハンド3a・3bと組を成す吸着ハンド3c・3dは、各組の吸着ハンドの対向間隔が可変な開閉機構7a・7bを備えている。開閉機構7a・7bとしては、市販のエアハンドを使用した。
図1において、各吸着ハンド3a・3b・3c・3dは、エアチューブ3tが接続されている。そして、エアチューブ3tの延端に電磁弁(図示せず)が接続されている。この電磁弁は、図示されない空気圧源及び負圧源に接続されている。電磁弁を切り換えることにより、吸着口31にガラス成形品を吸着し、又は、吸着口31からガラス成形品を解放することができる。吸着口31からガラス成形品を解放するときは、吸着口31から圧縮空気を噴出させることが好ましい。
次に、各構成部品の構成と動作を説明する。図1及び図2において、開閉機構7aと開閉機構7bは同じものである。開閉機構7aは、(株)コガネイ製のNHBシリーズ・パラレルタイプのエアハンドを使用している。
図2において、往復するピストンロッドの直進動作が、一対のベルクランクの回動運動により、一対のチャック75a・75bの開閉動作に変換されている。そして、一対のチャック75a・75bにホルダ7c・7dを介して、組を成す吸着ハンド3a・3bと組を成す吸着ハンド3c・3dを取り付けることにより、組を成す吸着ハンド3a・3bと組を成す吸着ハンド3c・3dの各対向間隔を可変できる(図2参照)。例えば、図2において、広い間隔P1と狭い間隔P2に対向間隔を可変できる。
旋回モジュール4は、(株)コガネイ製のSHM21M−MA−ZC130Aの旋回モジュールを使用している。回転軸1は180度旋回できる(図1参照)。
シフトモジュール5は、(株)コガネイ製のSHM41M−LS−CS9HA2のシフトモジュールを使用している。旋回モジュール4と共に回転軸1を昇降できる(図1参照)。なお、シフトモジュール5は、基台51がX・Yステージ6に固定されている(図1参照)。
図2において、各吸着ハンド3a・3b・3c・3dは同じものである。したがって、図3では、吸着ハンド3aの構成を説明する。図3において、吸着ハンド3aの本体32は、日本ピスコ社製のPVCワンタッチ継手を使用している。本体32の基端部は、エアチューブ3tに接続され(図1参照)、本体32の先端部に吸着パッド33が固定されている。本体32の胴部は一対のナットでホルダ7cに固定される(図2参照)。
図3において、吸着パッド33は円錐体状に形成され、その先端面は、ガラス成形品に当接して吸着可能な最小半径の接触面を形成している。一般に、被吸着物に対して負圧による吸着効率を高めるために、吸着ハンドの先端部は、その接触面積を大きくしている。しかし、ターンテーブル2tで搬送されてくる溶融成形されたガラス成形品は、まだ熱さが残っており、ガラス成形品との接触面積の大きい吸着ハンドは、ガラス成形品の表面を変形させることが判明した。本発明は、吸着パッド33の先端部がガラス成形品に当接して吸着可能な最小半径の接触面を形成することにより、ガラス成形品の表面の変形を防止している。ここで、吸着可能な最小半径の接触面とは、吸着可能な最小の接触面積と同じことを意味している。
又、図3において、吸着パッド33には、耐熱特性及び耐磨耗特性に優れたPBI(ポリベンゾイミダゾール:商品名、セラゾール)が使用されている。吸着パッド33は、耐熱金属であってもよく、合成樹脂であってもよいが、ガラス成形品が吸着パッド33に付着することを防止するPAIを使用することが好ましい。
次に、本発明による移載装置の動作を説明する。最初に、回転軸1は上昇した状態(図1の二点鎖線で描かれた状態)であり、一方の吸着ハンド3a・3bはP1の対向間隔を維持し、一方の吸着ハンド3c・3dはP2の対向間隔を維持している(図2参照)。次に、回転軸1が下降して、吸着ハンド3a・3bの吸着口31がターンテーブル2t上の二つのガラス成形品に近接する(図1の実線で描かれた状態)。そして、この二つのガラス成形品を吸着ハンド3a・3bが吸着する。
次に、回転軸1が上昇した後に180度回転する。例えば、回転軸1は時計方向に回転する(図2参照)。そして、一方の吸着ハンド3a・3bは搬送装置側に移動し、他方の吸着ハンド3c・3dはガラス成形装置20側に移動する。この間、一方の吸着ハンド3a・3bはP2の対向間隔に変更され、他方の吸着ハンド3c・3dはP1の対向間隔に変更されている。又、この間、ターンテーブル2tは回転し、次のガラス成形品が待機している。
次に、回転軸1が下降して、他方の3c・3dの吸着口31がターンテーブル2t上の二つのガラス成形品に近接して、吸着口31にガラス成形品を吸着する同時に、一方の吸着ハンド3a・3bの吸着口31から二つのガラス成形品が解放される。次に、回転軸1が上昇した後に180度回転する。例えば、回転軸1は反時計方向に回転する(図2参照)。このような動作が繰り返されることにより、移載装置10は、ガラス成形品をガラス成形装置20から搬送装置に逐次移載している。
本発明による移載装置は、ガラス成形品の吸着動作と、次工程でガラス成形品の解放動作を同時に実行することにより、無駄な動作を省略することができる。すなわち、搬送サイクルを短縮して生産性を向上することが可能になる。
次に、本発明による移載装置を含むガラス成形品製造装置の一実施形態の構成を説明する。図4において、ガラス成形品製造装置100は、溶融槽111と誘導路112を有する溶解装置110を備えている。ガラス成形品製造装置100は、更に、流下装置113と、ガラス成形装置20と、移載装置10と、搬送装置120と、を備えている。
図4において、溶融槽111は、原料を溶融して溶融ガラスにする。誘導路112は、溶融槽111に接続されており、溶融ガラスを溶融槽111から抽出する。流下装置113は、誘導路112を介して抽出された溶融ガラスを流下させる。実体として、誘導路112及び流下装置113は、溶融ガラスを流下させる金属パイプであり、この金属パイプの傾斜部位を誘導路112とし、この金属パイプの略垂直部位を流下装置113としている。
図4において、ガラス成形装置20は、溶融ガラスを成形する複数の成形型2dを有している。搬送装置120は、成形型2dにより成形されたガラス成形品を搬送する。図4において、搬送装置120は、重量選別装置130を含むことができる。移載装置10は、ガラス成形装置20から搬送装置120にガラス成形品を移載する。
本発明による移載装置の一実施形態の構成を示す正面図である。 前記実施形態による移載装置の平面図である。 前記実施形態による移載装置に使用される吸着ハンドの構成を示す斜視分解組立図である。 前記実施形態による移載装置を含むガラス成形品製造装置の一実施形態の構成を示す斜視外観図である。
符号の説明
1 回転軸
3a・3b 一方の吸着ハンド
3c・3d 他方の吸着ハンド
10 移載装置
20 ガラス成形装置
21・22 一対の回転アーム
31 吸着口

Claims (9)

  1. ガラス成形品を移載する移載装置であって、
    軸方向に昇降し、かつ回転自在な回転軸と、この回転軸を中心として伸縮し、かつ先端部に保持部を有する回転アームと、を備え、
    前記各保持部は、空気圧源及び負圧源に連通する吸着口を先端部に有し、
    前記一方の保持部が前記負圧源に接続して前記ガラス成形品を前記吸着口に吸着するときは、同時に前記他方の保持部が前記空気圧源に接続して前記ガラス成形品を前記吸着口から解放し、
    前記各保持部の先端部は、前記ガラス成形品に当接して吸着可能な最小半径の接触面を形成する移載装置。
  2. 前記各保持部の先端部は、耐熱材料で形成する請求項1記載の移載装置。
  3. 前記各保持部の先端部の耐熱材料は、金属、合成樹脂、セラミックの中から選択される請求項記載の移載装置。
  4. 前記各保持部は、対向間隔が可変な複数の当該保持部で構成する請求項1からのいずれかに記載の移載装置。
  5. 前記各保持部に複数の前記吸着口を備える請求項1からのいずれかに記載の移載装置。
  6. 前記回転アームを複数備える請求項1からのいずれかに記載の移載装置。
  7. 前記保持部が吸着ハンドである請求項1からのいずれかに記載の移載装置。
  8. 請求項1からのいずれかに記載の移載装置を用いてガラス成形品を移載する方法。
  9. 原料を溶融して溶融ガラスにする溶融槽、及びこの溶融槽に接続されて前記溶融ガラスを当該溶融槽から抽出する誘導路を有する溶解装置と、
    前記誘導路を介して抽出された溶融ガラスを流下させる流下装置と、
    前記溶融ガラスを成形する複数の成形型を有するガラス成形装置と、
    前記成形型により成形されたガラス成形品を搬送する搬送装置と、を備えるガラス成形品製造装置であって、
    請求項1からのいずれかに記載の移載装置は、前記ガラス成形装置から前記搬送装置に前記ガラス成形品を移載するガラス成形品製造装置。
JP2006077346A 2006-03-20 2006-03-20 移載装置、移載する方法、及びガラス成形品製造装置 Expired - Fee Related JP4849920B2 (ja)

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